説明

発光装置

【課題】封止材の熱膨張によるケースの変形を抑制する。
【解決手段】発光素子2と、発光素子2が配置される底部41と互いに対向し第1方向へ延びる一対の第1壁部42,43と第1壁部42,43よりも厚く形成され互いに対向し第2方向へ延びる一対の第2壁部44,45とにより凹部3が形成されるケース4と、凹部の底部に設けられ一対の第1壁部42,43を接続する板状の接続壁部8と、凹部3に充填され発光素子2を封止する封止材7と、を備え、封止材7の熱膨張による第1壁部42,43の変形が抑制されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケース内に収容された発光素子が樹脂により封止される発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、発光ダイオード(LED)チップ等の発光素子をケースの内部に収容し、発光素子をシリコーン、エポキシ系等の樹脂で封止した発光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発光装置は、上壁にて外方へ開口するように収容部を凹状に形成してなる電気絶縁樹脂製ケーシング(ケース)と、このケーシングにその周壁の一側部から挿入されて収容部内にその底面に沿い内端部を延出してなる金属材料からなる一側リードフレームと、ケーシングにその周壁の他側部から挿入されて収容部内にその底面に沿い一側リードフレームの内端部に対向するように延出する内端部を有してなる金属材料からなる他側リードフレームと、収容部内に収容されて両リードフレームの一方の内端部上に導電性接着層を介し装着したLEDチップとを備える、とされている。また、収容部は、その底面全体に少なくとも対向する開口部をケーシングの上壁にて有するように形成されており、収容部内には、ケーシングよりも熱膨張係数の大きい透光樹脂製被覆部材がLEDチップを被覆するように設けられている、とされている。さらに、ケーシングは、被覆部材が熱膨張してもこの被覆部材側へは浮き上がり不能に一方のリードフレームの内端部を保持する保持部を備えている、とされている。
【0003】
これにより、ケーシングの収容部内にて一方のリードフレームの内端部上のLEDチップを被覆する被覆部材がリフロー処理によるリードフレームのはんだ付けの際にケーシングよりも大きく熱膨張しても、リードフレームの内端部を動かないように保持し、導電性接着層において剥離が生ずることがなく、LEDチップと一方のリードフレームとの間の導電性接着層を介する電気的接続は良好に確保される、と特許文献1には記載されている。
【特許文献1】特開2001−177160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ケースの凹部が対向する一対の第1壁部と対向する一対の第2壁部を用いて形成される発光装置では、仕様上の要求から、第1壁部と第2壁部とが異なる厚さに形成されることが多い。このような場合、封止樹脂の熱膨張により、第1壁部と第2壁部のうち厚さが薄い方が変形しやすい。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、封止材の熱膨張によるケースの変形を抑制することのできる発光装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明では、発光素子と、前記発光素子が配置される底部と、互いに対向し第1方向へ延びる一対の第1壁部と、前記第1壁部よりも厚く形成され互いに対向し第2方向へ延びる一対の第2壁部と、により凹部が形成される樹脂材からなるケースと、前記凹部の底部に設けられ、前記一対の前記第1壁部を接続する前記底部に対して垂直な板状の接続壁部と、前記凹部に充填され、前記発光素子を封止し、前記ケースより熱膨張係数が大きい封止材と、を備えた発光装置が提供される。
【0007】
上記発光装置において、前記第1壁部の前記第1方向の寸法は、前記第2壁部の前記第2方向の寸法よりも大きい構成としてもよい。
【0008】
上記発光装置において、前記接続壁部は、前記ケースと一体に成形されることが好ましい。
【0009】
上記発光装置において、前記接続壁部は、前記第1壁部の両端側に一対に設けられることが好ましい。
【0010】
上記発光装置において、前記凹部の底部に設けられ、前記接続壁部と前記第2壁部を接続する板状の第3壁部を備えることが好ましい。
【0011】
上記発光装置において、前記第3壁部は、前記接続壁部から前記発光素子側へ延びる延長部を有することが好ましい。
【0012】
上記発光装置において、前記延長部は、前記接続壁部から前記発光素子側へ向かって前記底部側へ傾斜することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、封止材の熱膨張によるケースの変形を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1から図3は本発明の一実施形態を示すもので、図1は発光装置の外観斜視図である。
【0015】
図1に示すように、発光装置1は、サイドビュータイプのLED装置であり、発光素子としてのLEDチップ2を収容する凹部3が形成されたケース4と、ケース4の下面及び側面に沿って形成された一対のリード5を備えている。この発光装置1は、例えば、液晶バックライト、パネルメータ、表示灯、面発光スイッチ等に利用される面状発光装置に用いられる。面状発光装置は、発光装置1からの光が端面に入射される導光板を有し、導光板の発光面から光を面状に放射する。発光装置1は、導光板の厚さ寸法に対応して上下に薄型となるよう構成され、基板実装時に凹部3の開口6から基板とほぼ平行に光が取り出される。開口6は、正面視にて水平方向に長尺な略四角形状を呈する。凹部3には封止材として封止樹脂7が充填され、この封止樹脂7によりLEDチップ2が封止されている。
【0016】
図2は発光装置の正面図である。
図2に示すように、ケース4は、例えばポリアミド、6Tナイロン、9Tナイロン等の樹脂材からなり、リード5を介してLEDチップ2が配置される底部41と、互いに対向し水平方向へ延びる第1壁部としての上壁42及び下壁43と、上壁42及び下壁43よりも厚く形成され互いに対向し上下方向へ延びる第2壁部としての左側壁44及び右側壁45と、を有する。上壁42及び下壁43の水平方向寸法は、左側壁44及び右側壁45の上下方向寸法よりも長くなっている。凹部3は、底部41、上壁42、下壁43、左側壁44及び右側壁45の表面である底面31、上面32、下面33、左側面34及び右側面35により形成される。凹部3は底面31側から開口6へ向かって拡がるように形成され、上面32、下面33、左側面34及び右側面35が底面31に対して傾斜している。
【0017】
発光装置1は、上壁42と下壁43とを接続し、凹部3の底面31に左側面34及び右側面35と間隔をおいて形成される一対の接続壁部としての縦壁部8を備えている。縦壁部8は、凹部3の底面31側の空間を長手方向に仕切るよう形成される。また、発光装置1は、各縦壁部8と左側壁44及び右側壁45とを接続し、凹部3の底面31に形成される一対の第3壁部としての横壁部9を備えている。横壁部9は、凹部3における底面31側の長手方向端部側の空間を上下方向に仕切るよう形成される。底面31には間隔をおいて一対のリード5が配置され、一方のリード5にLEDチップ2が搭載されている。
【0018】
LEDチップ2は、青色光を発するGaN系の発光層を有するフェイスアップ型である。LEDチップ2の電極と各リード5とは、それぞれ例えばAuからなるワイヤ21により電気的に接続される。尚、LEDチップ2の発光色、材質、型式等は特に限定されるものでなく、例えば赤色光を発しAlGaInP系の発光層を有するものとしたり、フリップチップ型としてもよく、発光装置1の仕様等に応じて適宜変更することができる。
【0019】
封止樹脂7は、蛍光体を含有する透明樹脂であり、ケース4の樹脂材よりも熱膨張係数が大きい。本実施形態においては、透明樹脂としてシリコーンが用いられる。蛍光体としては、例えば、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)系、BOS(Barium ortho-Silicate)系等の黄色蛍光体が用いられる。蛍光体は、LEDチップ2から発せられた青色光を受けて励起されると、黄色の波長変換光を発する。この結果、青色光と黄色光とが混ざった白色の状態で、開口6から光が取り出される。
【0020】
図3は、発光装置の横断面図である。
図3に示すように、各リード5は、凹部3の底面31からケース4の内部を通じてケース4の外部まで延び、基板実装時に基板の配線部に接続される。一方のリード5にダイボンドペースト22を介してLEDチップ2が搭載されている。各リード5は、例えば表面が銀(Ag)で被覆された銅(Cu)合金からなる。各リード5は、正面視にて各縦壁部8の少なくとも一部と重なる孔部51を有する。
【0021】
各縦壁部8は、上下へ延び、凹部3の底面31に対して垂直に形成され、ケース4と一体に成形される。一対の縦壁部8は、LEDチップ2について対称の位置に形成される。各縦壁部8の底面31からの高さは、左側面34及び右側面35よりも低くなっている。
各横壁部9は、左右へ延び、凹部3の底面31に対して垂直に形成され、各縦壁部8と一体に成形される。各横壁部9の底面31からの高さは、各縦壁部8と同じである。また、各横壁部9は、縦壁部8よりも左右中央側(LEDチップ2側)に形成される延長部91を有している。延長部91は、左右中央側へ向かって、底面31からの高さが低くなるように形成される。本実施形態においては、延長部91の端面は、断面にて直線状に傾斜している。
【0022】
この発光装置1は、次の手順で製造される。まず、孔部51が形成された各リード5を挿入した状態で、所定の型を用いてケース4、縦壁部8及び横壁部9を一体的に成形する。このとき、各リード5に孔部51が形成されていることから、縦壁部8の成形部位に樹脂を的確に流し込むことができる。そして、ダイボンドペーストを用いてLEDチップ2を一方のリード5に搭載した後、ワイヤ21によりLEDチップ2と各リード5とを接続する。次いで、封止樹脂7をポッティング等によりケース4の凹部3内に充填し、封止樹脂7を硬化させて発光装置1が完成する。
【0023】
以上のように構成された発光装置1は、各電極リード5を通じてLEDチップ2に電圧を印加すると、LEDチップ2から青色光が発せられ、青色光の一部が蛍光体により黄色光に波長変換される。封止樹脂7の蛍光体は、波長変換機能の他、光の拡散機能を有しており、開口6から全体的に均一な白色光が外部へ放射される。
【0024】
この発光装置1では、基板実装時にリフロー等により加熱された際に、シリコーンからなる封止樹脂7が膨張し、封止樹脂7からケース4に凹部3を拡開する方向の力が加わる。本実施形態においては、上壁42及び下壁43が左側壁44及び右側壁45に比して薄いことから、上壁42及び下壁43が外方向へ変形しやすい。これに加えて、上壁42及び下壁43が左側壁44及び右側壁45よりも長尺であることから、これによっても上壁42及び下壁43が変形しやすくなっている。本実施形態の発光装置1では、各縦壁部8により上壁42及び下壁43が接続されていることから、ケース4の剛性が高く、ケース4の上壁42及び下壁43の変形量を小さくすることができる。本実施形態の発光装置1によれば、上下に薄型するために開口が横長に形成されるとともに上下の壁部が左右の壁部よりも薄く形成されるサイドビュータイプの発光装置に固有の課題を解決することができる。
【0025】
また、各縦壁部8が凹部3の底面31側の空間を長手方向に仕切っていることから、加熱時又は冷却時に封止樹脂7が膨張又は収縮した際に、縦壁部8により底面31付近の封止樹脂7の移動が抑制される。これにより、封止樹脂7の凹部3の底面31からの剥離、封止樹脂7の移動に伴うワイヤ21の断線等を抑制することができる。
【0026】
また、各横壁部9により各縦壁部8と左側壁44及び右側壁45とが接続されていることから、ケース4の剛性が飛躍的に向上し、ケース4の変形がより抑制される。さらに、各横壁部9が凹部3の底面31側の空間を上下方向に仕切っていることから、縦壁9によっても底面31付近の封止樹脂7の移動が抑制されており、封止樹脂7の剥離、ワイヤ21の断線等の抑制をより的確に行うことができる。本実施形態においては、各横壁部9の延長部91がLEDチップ2側に延びており、LEDチップ2の近傍における封止樹脂7の移動が抑制され、封止樹脂7の剥離、ワイヤ21の断線等の抑制が効果的である。
【0027】
また、各横壁部9の延長部91の端面が傾斜しているので、LEDチップ2から発せられた光のうち、当該端面へ入射するものについては、発光装置1の開口6の方向へ反射させることができる。従って、縦壁部8からLEDチップ2側へ延びる延長部91により、LEDチップ2により近い位置で光を反射させることができ、光取り出し効率を向上させることができる。
【0028】
また、各縦壁部8及び各横壁部9を板状に形成したので、各縦壁部8及び各横壁部9を設けたことによる凹部3内の封止樹脂7の体積減少を最小限に抑えることができる。これにより、充填時の封止樹脂7の流入体積のばらつきによって、製品ごとに封止樹脂7の表面位置がばらつくことを抑制することができる。また、装置の発光面積を大きく確保することができる。さらに、青色光と黄色光が封止樹脂7内で混色されるため、十分な混色作用を得るには封止樹脂7の体積を確保する必要があるところ、封止樹脂7の体積減少が抑制されるので青色光と黄色光の十分な混色が可能となる。
【0029】
尚、前記実施形態においては、基板実装時に開口6が基板と平行な方向を指向する発光装置1を示したが、例えば、発光装置1が基板実装時に開口6が基板に対して垂直な方向を指向するものであってもよい。すなわち、発光装置1が、互いに対向し第1方向へ延びる一対の第1壁部と、第1壁部よりも厚く形成され互いに対向し第2方向へ延びる一対の第2壁部と、により凹部が形成されるケースを備え、各第1壁部を接続する板状の接続壁部が設けられたものであれば、サイドビュータイプでなくともケース4の変形抑制作用等を得ることができる。
また、前記実施形態においては、各横壁部9を設けたものを示したが、例えば図4に示すように、各横壁部9を設けない構成としてもよい。
【0030】
図5及び図6は本発明の第2の実施形態を示すものであり、図5は発光装置の正面図、図6は発光装置の横断面図である。図5に示すように、この発光装置101は、各横壁部9の延長部191が第1の実施形態の延長部91よりもLEDチップ2側に長く延びるよう形成されている。
【0031】
図6に示すように、各延長部191は、左右中央側へ向かって底面31からの高さが低くなるように形成される。本実施形態においては、延長部191の端面は、凹部3の内側に対して凹となるよう湾曲して形成されている。具体的に、延長部191は、横断面にて、LEDチップ2を焦点とした放物線形状を呈している。また、各リード5は、正面視にて各延長部191の全部と重なる孔部151を有する。第2の実施形態の発光装置101は、延長部191及び孔部151を除いては第1の実施形態の発光装置1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0032】
以上のように構成された発光装置101によれば、延長部191の端面を湾曲して形成したので、延長部191をLEDチップ2側に延ばしても、凹部3内に占める延長部191の体積を小さくすることができ、封止樹脂7の体積減少を小さくすることができる。また、延長部191の端面がLEDチップ2を焦点とした放物線形状であることから、LEDチップ2から出射された光のうち延長部191の端面へ入射するものについては、平行な光として開口6から取り出すことができる。さらに、各延長部191は、各リード5の孔部151を通じて底部41と一体に成形されるので、延長部191の成形性が良好であるし、延長部191の剛性を高くすることができ、実用に際して極めて有利である。
【0033】
図7及び図8は本発明の第3の実施形態を示すものであり、図7は発光装置の正面図、図8は発光装置の横断面図である。
図7に示すように、この発光装置201は、凹部3内の左右方向(長手方向)両端側に複数の縦壁部8,208と複数の横壁部9とを有し、これらが正面視にて格子形状を呈している。凹部3は、左右方向外側にて上下方向(幅方向)寸法が変化しており、寸法変化箇所の左右方向外側及び左右方向内側にそれぞれ縦壁部8,208が設けられる。また、正面視にて各縦壁部8,208と交差するように、2つの横壁部9が凹部3の左右方向両端側にそれぞれ設けられている。
【0034】
図8に示すように、左右方向内側の縦壁部208は、左右方向外側の縦壁部8よりも底面31からの高さが低く形成される。横壁部9は、左側壁44又は右側壁45と外側の縦壁部8とを接続し、外側の縦壁部8と内側の縦壁部208とを接続する中間部292と、内側の縦壁部208から左右中央側(LEDチップ2側)に形成される延長部291を有している。中間部292及び延長部291の端面は、左右中央へ向かって下るよう傾斜して形成されている。
【0035】
以上のように構成された発光装置201によれば、複数の縦壁部8,208及び横壁部9を正面視にて格子状に設けたことにより、ケース4の剛性を飛躍的に向上させることができるし、熱負荷による封止樹脂7の移動をさらに効果的に抑制することができる。特に、凹部3の幅方向寸法が変化する箇所に複数の縦壁部8,208を設けたことで、上壁42及び下壁43の変位を効果的に低減することができる。
【0036】
図9は、第3の実施形態の変形例を示す発光装置の正面図である。
図9に示すように、縦壁部8,208及び横壁部9とは別個に、底面31と上面32または下面33との角部に補強用リブ381,382を設けると、上壁42及び下壁43の変位をさらに低減することができる。図9の発光装置301は、底面31と上面32の角部に左右一対の補強用リブ381が設けられるとともに、底面31と下面33の角部に左右一対の補強用リブ382が設けられている。
【0037】
尚、前記各実施形態においては、第1壁部としての上壁42及び下壁43と、第2壁部としての左側壁44及び右側壁45が直交するものを示したが、第1壁部と第2壁部とは必ずしも直交する必要はない。また、発光素子としてLEDチップ2を用いたものを示したが、LDチップ等のようなLED以外の発光素子を用いてもよい。また、封止材として樹脂を用いたものを示したが、ガラス等の無機材料を用いてもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態を示す発光装置の外観斜視図である。
【図2】図2は発光装置の正面図である。
【図3】図3は発光装置の横断面図である。
【図4】図4は第1の実施形態の変形例を示す発光装置の正面図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施形態を示す発光装置の正面図である。
【図6】図6は発光装置の横断面図である。
【図7】図7は本発明の第3の実施形態を示す発光装置の正面図である。
【図8】図8は発光装置の横断面図である。
【図9】図9は第3の実施形態の変形例を示す発光装置の正面図である。
【符号の説明】
【0039】
1…発光装置、2…LEDチップ、3…凹部、4…ケース、5…リード、6…開口、7…封止樹脂、8…縦壁部、9…横壁部、21…ワイヤ、22…ダイボンドペースト、31…底面、32…上面、33…下面、34…左側面、35…右側面、41…底部、42…上壁、43…下壁、44…左側壁、45…右側壁、51…孔部、91…延長部、101…発光装置、151…孔部、191…延長部、201…発光装置、208…縦壁部、291…延長部、292…中間部、301…発光装置、381…補強用リブ、382…補強用リブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子と、
前記発光素子が配置される底部と、互いに対向し第1方向へ延びる一対の第1壁部と、前記第1壁部よりも厚く形成され互いに対向し第2方向へ延びる一対の第2壁部と、により凹部が形成される樹脂材からなるケースと、
前記凹部の底部に設けられ、前記一対の前記第1壁部を接続する前記底部に対して垂直な板状の接続壁部と、
前記凹部に充填され、前記発光素子を封止し、前記ケースより熱膨張係数が大きい封止材と、を備えた発光装置。
【請求項2】
前記第1壁部の前記第1方向の寸法は、前記第2壁部の前記第2方向の寸法よりも大きい請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記接続壁部は、前記ケースと一体に成形される請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記接続壁部は、前記第1壁部の両端側に一対に設けられる請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記凹部の底部に設けられ、前記接続壁部と前記第2壁部を接続する板状の第3壁部を備える請求項4に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第3壁部は、前記接続壁部から前記発光素子側へ延びる延長部を有する請求項5に記載の発光装置。
【請求項7】
前記延長部は、前記接続壁部から前記発光素子側へ向かって前記底部側へ傾斜する請求項6に記載の発光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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