説明

発光装置

【課題】発光装置において、発光素子の配置を容易とすることで製造コストの低減を図り、建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置された場合においても、発光表示する文字等が夜にその下方から明確に視認されるのに必要な発光量を確保することで、上述の文字等の視認性の向上を図る。
【解決手段】正面から見て所定の形状を有する筐体2内に、その前面部21と直交するように帯状のフレキシブル基板31が配置され、それにLEDパッケージ32aが並設されている。従って、フレキシブル基板31を変形させるだけでLEDパッケージ32aを所望の位置に配置することができるので、その配置が容易となり、組み立て作業の効率が高まる。また、LEDパッケージ32aは、従来のようにフレキシブル基板の側面の長さ方向に1列だけ設けられているのではなく、その実装面31a、31bの長さ方向と幅方向に複数個並設されているので、上述の発光量を確保できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告等のため所定の文字等の形状を発光表示する発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、図8及び図9に示されるように、正面から見て文字等の所定の形状を、例えば図示されるようにアルファベットの“C”を発光表示するため、装置前面に複数個の発光ダイオード50を配置し、これらの側方をカバー体51で覆った発光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この発光装置において、発光ダイオード50は、装置前面と略直交するように配置され且つ上記の所定の形状に合わせて曲げられた帯状のフレキシブル基板52に取り付けられている。具体的には、発光ダイオード50は、フレキシブル基板52において装置前面に臨む面に、すなわちフレキシブル基板52の側面に、その長さ方向に1列に配置固定されている。
【0003】
上記発光装置では、例えばカバー体が曲線を有する文字状に成形されている場合、発光ダイオード50が配置されたフレキシブル基板52を曲げるだけで、カバー体51の形状に合わせて発光ダイオード50を配置することができるので、その配置が容易となる。しかしながら、一般にフレキシブル基板の厚さは薄く、発光ダイオードが配置されるフレキシブル基板の側面の幅は狭いので、発光ダイオードを複数列並べることは困難である。従って、例えば上記発光装置を建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置した場合、夜にその下方から文字等が明確に視認されるのに必要な発光量でもって文字等を発光表示させることが難しく、文字等の視認性が低下する虞がある。
【特許文献1】特開2005―222903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、発光素子の配置を容易とすることで製造コストの低減を図りつつ、建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置された場合においても、発光表示する文字等が夜にその下方から明確に視認されるのに必要な発光量を確保することができ、従って、発光表示する文字等の視認性の向上を図ることができる発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、正面から見て所定の形状を有し、光出射のため前面部が開口した筐体と、前記筐体の所定の形状に沿うように該筐体内に設けられた発光体と、を備えた発光装置において、前記発光体は、実装面が前記筐体の前面部と略直交するように配置された帯状のフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の実装面に取り付けられた発光素子と、で構成され、前記発光素子は、前記フレキシブル基板の実装面の長さ方向及びその幅方向に複数個並設された発光ダイオードパッケージで構成されるものである。
【0006】
請求項2の発明は、正面から見て所定の形状を有し、光出射のため前面部が開口した筐体と、前記筐体の所定の形状に沿うように該筐体内に設けられた発光体と、を備えた発光装置において、前記発光体は、実装面が前記筐体の前面部と略直交するように配置された帯状のフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の実装面に取り付けられた発光素子と、で構成され、前記発光素子は、帯状で、かつフレキシブルなEL(Electro Luminescence)ランプで構成されるものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発光装置において、前記筐体の前面部と略直交し、かつ前記フレキシブル基板の実装面と対向する該筐体の側面部と発光素子との間に、該発光素子からの光を該筐体の前面部方向に反射するための反射板を設けたものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発光装置において、前記筐体の前面部と略直交し、かつ前記フレキシブル基板の実装面と対向する該筐体の側面部の一部を、前記発光素子からの光を該筐体の前面部方向に反射するように該筐体の内側に略45度傾斜させたものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、発光素子である発光ダイオードパッケージが取り付けられたフレキシブル基板を変形させるだけで、筐体の形状に合わせて発光ダイオードパッケージを配置することができるので、その配置が容易となり、従って、組み立て作業の効率が高まり、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、発光ダイオードパッケージは、従来のように、フレキシブル基板の側面に、その長さ方向に沿って1列だけ設けられているのではなく、フレキシブル基板の実装面に、その長さ方向とその幅方向に複数個並設されており、これらの発光ダイオードパッケージから出射された光は、直接又は筐体内で反射された後、筐体前面部の開口を通って装置外部に放射されるので、筐体の形状を例えば所定の文字等とした場合、建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置されたときにおいても、上述の文字等が夜にその下方から明確に視認されるのに必要な発光量を確保することができる。従って、発光表示する文字等の視認性の向上を図ることができる。
【0010】
請求項2の発明によれば、発光素子であるフレキシブルなELランプが取り付けられたフレキシブル基板を変形させるだけで、筐体の形状に合わせてELランプを配置することができるので、その配置が容易となり、従って、組み立て作業の効率が高まり、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、従来のように、発光ダイオードパッケージがフレキシブル基板の側面に、その長さ方向に沿って1列だけ設けられているのではなく、帯状のELランプがフレキシブル基板の実装面に取り付けられており、このELランプから出射された光は、直接又は筐体内で反射された後、筐体前面部の開口を通って装置外部に放射されるので、筐体の形状を例えば所定の文字等とした場合、建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置されたときにおいても、上述の文字等が夜にその下方から明確に視認されるのに必要な発光量を確保することができる。従って、発光表示する文字等の視認性の向上を図ることができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、発光素子は、フレキシブル基板の実装面にその長さ方向及びその幅方向に複数個並設された発光ダイオードパッケージ、又はフレキシブル基板の実装面に設けられた帯状のELランプで構成されており、発光素子から出射される光の殆んどは、上記実装面と対向する筐体の側面部方向へ向かい、反射板により、筐体の開口した前面部方向に反射されて装置外部に放射されるので、発光素子を装置に取り付けて点灯したときに装置外部に放射される光束と、発光素子を装置に取り付けずに点灯したときにその発光素子から放射される全光束との比率、いわゆる器具効率の向上を図ることができる。
【0012】
請求項4の発明によれば、発光素子は、フレキシブル基板の実装面にその長さ方向及びその幅方向に複数個並設された発光ダイオードパッケージ、又はフレキシブル基板の実装面に設けられた帯状のELランプで構成されており、発光素子から出射される光の殆んどは、上記実装面と対向する筐体の側面部方向へ向かい、略45度傾斜したその側面部により、筐体の開口した前面部方向に反射されて装置外部に放射されるので、器具効率の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の各種実施形態に係る発光装置について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)(b)及び図2は、本発明の第1の実施形態に係る発光装置の構成及びその発光装置の発光体の構成を示す。この発光装置1は、建物の外壁又は屋上等に取り付けられ、広告等のため文字、数字、記号、図形又は模様等(以下、文字等という)を発光表示する装置である。発光装置1は、正面から見て文字等を表すように所定の形状に成形された筐体2と、上記文字等を発光表示するため筐体2の所定の形状に沿うように筐体2内に設けられた長尺状の発光体3と、発光体3を点灯させるための点灯回路及び電源回路(不図示)とを備える。筐体2の前面部21には、光出射のための開口21aが設けられている。発光体3は、実装面31a、31bが筐体2の前面部21と略直交するように配置された、可撓性を有する帯状のフレキシブル基板31と、フレキシブル基板31の実装面31a、31bに取り付けられた発光素子32と、で構成される。発光素子32は、発光ダイオードパッケージ32aで構成され、発光ダイオードパッケージ32aは、フレキシブル基板31の実装面31a、31bの長さ方向及びそれらの幅方向に複数個並設されている。なお、上述の図1(a)においては、一例として、アルファベット「C」を表すように形成された筐体2及び発光体3を図示する。
【0014】
筐体2は、文字等を表すように成形されており、前面部21と、前面部21と略直交し互いに略平行な側面部22、23と、側面部22、23の各々と略直交する背面部24とを有する。側面部22、23と、フレキシブル基板31の実装面31a、31bとは対向している。前面部21に設けられた開口21aには、防水及び防塵等のため、開口21aを塞ぐように透光板21bが配設されている。筐体2の材料は樹脂、金属等のいずれであっても構わない。透光板21bの材料はガラス又はアクリル樹脂等である。
【0015】
発光ダイオードパッケージ32aは、発光ダイオード及びそれを封止したレンズ等で構成される。また、発光ダイオードパッケージ32aは、フレキシブル基板31の実装面31a、31bの各々に、それらの長さ方向に所定の間隔で列状に配置固定され、さらに、これらの列が、フレキシブル基板31の幅方向、すなわち筐体2の前面部21の方向から背面部24の方向(図1(b)では図中上下方向)に所定の間隔で複数設けられている。すなわち、発光ダイオードパッケージ32aは、フレキシブル基板31の実装面31a、31bの略全体に拡がって、マトリクス状に配置固定されている。
【0016】
フレキシブル基板31の幅方向の一端部には、その実装面31aと略直交する複数の突出片31cが、フレキシブル基板31の長さ方向に互いに間隔を空けて設けられている。フレキシブル基板31は、突出片31cが筐体2の背面部24にネジ又はボルト及びナット等を用いて固定されることで、筐体2の背面部24と略直交するように、すなわち前面部21と略直交するように配置されている。フレキシブル基板31は、筐体2に沿うように曲げられたりした状態で筐体2に固定されている。
【0017】
上記のように構成された発光装置1においては、発光ダイオードパッケージ32aに通電されたとき、それらから発せられた光(破線矢印で示す)は、筐体2の側面部22、23の方向へ向かって側面部22、23で又はさらに背面部24で反射された後、若しくは直接、筐体2の開口21aから、透光板21bを通って、装置外部に出射される。発光ダイオードパッケージ32aの一部は、直接、装置外部に出射される。
【0018】
本実施形態においては、発光素子32である発光ダイオードパッケージ32aが取り付けられたフレキシブル基板31を変形させるだけで、筐体2の形状に合わせて発光ダイオードパッケージ32aを配置することができるので、その配置が容易となる。従って、組み立て作業の効率が高まるので、製造コストの低減を図ることができる。
【0019】
さらに、発光ダイオードパッケージ32aは、従来のように、フレキシブル基板の側面に、その長さ方向に沿って1列だけ、かつ横向きに設けられているのではなく、フレキシブル基板31の実装面31a、31bに、その長さ方向とその幅方向に複数個並設されている。このため、筐体2の形状を例えば所定の文字等とした場合、建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置されたときにおいても、上述の文字等が夜にその下方から明確に視認されるのに必要な発光量を確保することができる。従って、発光表示する文字等の視認性の向上を図ることができる。
【0020】
なお、筐体2の内側には、反射材が塗布され、又は反射部材が取り付けられていることが望ましい。この場合、発光素子32を発光装置1に取り付けて点灯したときに装置外部に放射される光束と、発光素子32を発光装置1に取り付けずに点灯したときにその発光素子32から放射される全光束との比率、いわゆる器具効率を高くすることができる。
【0021】
また、突出片31cは、例えば、フレキシブル基板31の幅方向の一端部の複数箇所を切欠形成し、その残った部分を略直角に折曲形成して成ることが望ましい。この場合、突出片31c形成のための部材を別途設ける必要がないので、製造コストの低減を図ることができる。
【0022】
(第2の実施形態)
図3及び図4は、本発明の第2の実施形態に係る発光装置の構成及びその発光装置の発光体の構成を示す。本実施形態に係る発光体3の発光素子32は、発光ダイオードパッケージ32aの代わりに、帯状で、かつフレキシブルなEL(Electro Luminescence)ランプ32bで構成される。ELランプ32bは、フレキシブル基板31の実装面31a、31bに、その長さ方向をフレキシブル基板31の長さ方向と略同じにして、取付具33により取り付けられている。取付具33の個数及び位置は、図示されたその個数及び位置に限定されない。ELランプ32bの発光面の大きさは、例えばフレキシブル基板31の実装面31a、31bと略同じ又はそれより僅かに小さい程度である。
【0023】
本実施形態においては、発光素子32であるフレキシブルなELランプ32bが取り付けられたフレキシブル基板31を図5に示されるように変形させるだけで、筐体2の形状に合わせてELランプ32bを配置することができるので、その配置が容易となる。従って、組み立て作業の効率が高まるので、製造コストの低減を図ることができる。
【0024】
また、従来のように、発光ダイオードパッケージがフレキシブル基板の側面に、その長さ方向に沿って1列だけ、かつ横向きに設けられているのではなく、帯状のELランプ32bがフレキシブル基板の実装面31a、31bに取り付けられており、このELランプ32bから出射された光は、直接又は筐体2内で反射された後、筐体2の前面部21の開口21aを通って装置外部に放射される。このため、筐体2の形状を例えば所定の文字等とした場合、建物の屋上又は外壁の上部等の高所に設置されたときにおいても、その文字等が夜にその下方から明確に視認されるのに必要な発光量を確保することができる。従って、発光表示する文字等の視認性の向上を図ることができる。
【0025】
さらに、ELランプ32bは帯状であり、発光ダイオードパッケージの場合のようにフレキシブル基板に多数個取り付ける必要がなく、またELランプ32bを取付具33により部分的に固定するだけでよいので、上記の場合よりも組み立て作業が容易となる。従って、組み立て作業の効率が高まるので、製造コストの低減を図ることができる。
【0026】
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る発光装置の構成を示す。本実施形態の発光装置1は、第1又は第2の実施形態と比べ、筐体2の側面部22、23と発光素子32との間に、それぞれ、発光素子32からの光を筐体2の前面部21方向に反射するための反射板4をさらに有する。これらの反射板4は、それぞれ、フレキシブル基板31に対して断面視で略45度の角度を有しており、筐体2の背面部24方向から前面部21方向に向かうに連れて、互いの距離が遠くなるように傾斜している。また、反射板4は、正面視で、筐体2に沿うように成形されている。同図には、発光素子32の構成として第2の実施形態の構成(発光素子32をELランプ32bで構成)を図示するが、本実施形態の発光素子32は第1の実施形態に係る構成(発光素子32を発光ダイオードパッケージ32aで構成)を有していてもよい。
【0027】
本実施形態においては、発光素子32は、フレキシブル基板31の実装面31a、31bに設けられたELランプ32bで構成されており、発光素子32から出射される光の殆んど(破線矢印で示す)は、実装面31a、31bと対向する筐体2の側面部22、23方向へ向かい、反射板4により筐体2の前面部21の開口21a方向に反射され、装置外部に放射される。このため、発光素子32を発光装置1に取り付けて点灯したときに装置外部に放射される光束と、発光素子32を発光装置1に取り付けずに点灯したときにその発光素子32から放射される全光束との比率、いわゆる器具効率の向上を図ることができる。
【0028】
なお、発光素子32が、フレキシブル基板31の実装面31a、31bにそれらの長さ方向及びその幅方向に複数個並設された発光ダイオードパッケージ32aで構成される場合であっても、上記と同様に、器具効率向上の効果を奏することができる。
【0029】
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係る発光装置の構成を示す。本実施形態の発光装置1は、第1又は第2の実施形態と比べ、筐体2の側面部22、23の一部が、発光素子32からの光を筐体2の前面部21方向に反射するように、筐体2の内側に略45度傾斜している。それらの傾斜部分は、筐体2の背面部24方向から前面部21方向に向かうに連れて、互いの距離が遠くなるように傾いている。側面部22、23の内側には、不図示であるが、発光素子32からの光を反射する反射材が塗布され、又は反射部材が取り付けられている。なお、同図には、発光体3の構成として第2の実施形態の構成(発光素子32をELランプ32bで構成)を図示するが、本実施形態の発光体3は第1の実施形態に係る構成(発光素子32を発光ダイオードパッケージ32aで構成)を有していてもよい。
【0030】
本実施形態においては、発光素子32は、フレキシブル基板31の実装面31a、31bに設けられたELランプ32bで構成されており、発光素子32から出射される光の殆んど(破線矢印で示す)は、実装面31a、31bと対向する筐体2の側面部22、23方向へ向かい、略45度傾斜したそれらの側面部22、23により、筐体2の前面部21の開口21a方向に反射され、装置外部に放射される。このため、上記第3の実施形態と同様に、器具効率の向上を図ることができる。
【0031】
なお、発光素子32が、フレキシブル基板31の実装面31a、31bにそれらの長さ方向及びその幅方向に複数個並設された発光ダイオードパッケージ32aで構成される場合であっても、上記と同様に、器具効率向上の効果を奏することができる。
【0032】
本発明は、上記の各種実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、筐体2は、略角筒状ではなく、略円筒状に形成されていてもよいが、これらに限定されない。また、第4の実施形態においては、筐体2の側面部22、23に加えて、その背面部24にも、発光素子32からの光を反射する反射材が塗布され、又は反射部材が取り付けられていることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態に係る発光装置の正面図、(b)は(a)のA−A’線断面図。
【図2】上記発光装置の発光体の斜視図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る発光装置の発光体の斜視図。
【図4】上記発光装置の断面図。
【図5】上記発光体の形を変えたときの斜視図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る発光装置の断面図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る発光装置の断面図。
【図8】従来の発光装置の正面図。
【図9】上記発光装置の発光体の斜視図。
【符号の説明】
【0034】
1 発光装置
2 筐体
21 前面部
21a 開口
22、23 側面部
3 発光体
31 フレキシブル基板
31a、31b 実装面
32 発光素子
32a 発光ダイオードパッケージ
32b ELランプ
4 反射板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面から見て所定の形状を有し、光出射のため前面部が開口した筐体と、前記筐体の所定の形状に沿うように該筐体内に設けられた発光体と、を備えた発光装置において、
前記発光体は、実装面が前記筐体の前面部と略直交するように配置された帯状のフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の実装面に取り付けられた発光素子と、で構成され、
前記発光素子は、前記フレキシブル基板の実装面の長さ方向及びその幅方向に複数個並設された発光ダイオードパッケージで構成されることを特徴とする発光装置。
【請求項2】
正面から見て所定の形状を有し、光出射のため前面部が開口した筐体と、前記筐体の所定の形状に沿うように該筐体内に設けられた発光体と、を備えた発光装置において、
前記発光体は、実装面が前記筐体の前面部と略直交するように配置された帯状のフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の実装面に取り付けられた発光素子と、で構成され、
前記発光素子は、帯状で、かつフレキシブルなEL(Electro Luminescence)ランプで構成されることを特徴とする記載の発光装置。
【請求項3】
前記筐体の前面部と略直交し、かつ前記フレキシブル基板の実装面と対向する該筐体の側面部と発光素子との間に、該発光素子からの光を該筐体の前面部方向に反射するための反射板を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記筐体の前面部と略直交し、かつ前記フレキシブル基板の実装面と対向する該筐体の側面部の一部を、前記発光素子からの光を該筐体の前面部方向に反射するように該筐体の内側に略45度傾斜させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−175640(P2009−175640A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−16789(P2008−16789)
【出願日】平成20年1月28日(2008.1.28)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】