説明

皮膚修復のための組成物および方法

SIRT1、Gadd45b、およびSOD2の調節を向上することによる、ほ乳類の皮膚中のDNAの損傷からの保護とその修復に効果的な組成物および該組成物を使用する方法。該組成物はキャンドルブッシュ抽出物、ノニ葉抽出物、およびメロン抽出物を含み、それぞれが組成物がSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の調節を向上するのに十分な量で存在する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2009年9月2日に出願された米国特許出願第61/239,240の優先権を主張し、その全体の内容は本明細書中に参考として援用する。
【0002】
本発明は、少なくとも2種の植物抽出物を含む組成物に関し、ある特定の実施態様では、細胞、ミトコンドリア、および細胞外DNA遺伝子の酸化ストレス応答に対しての保護および/または修復を向上させるに十分な量で個別および/または集合的に存在する3種の植物抽出物を含む組成物に関する。本発明の組成物は、相乗的にSIRT1、GADD45B、およびSOD2のそれぞれを調節する植物抽出物の組み合わせを含む。ある特定の実施態様では、組成物は化粧品または皮膚用製剤として配合される。
【背景技術】
【0003】
いくつかの反応性酸素種(Reactive Oxygen Species(ROS))による酸化ストレスなどのストレスをもたらす様々な薬剤に反応して皮膚は老化する。ROSは代謝過程の結果である場合があるが、また、DNA損傷を引き起こす場合があるROSを発生させる持続的な低レベルUV放射で引き起こされる場合がある。そのようなDNA損傷の結果、皮膚はそれ自体が再生できなくなる。その効果は、しばしば目に見え、望まれないものである。
【0004】
化粧品および皮膚科学的配合物が、ROSの原因に対する取り組みのために開発された。いくつかの配合物は、酸化ストレスから皮膚を保護しようとするものである。他のものは、皮膚の中で一度形成されたROSを排除しようとするか、または減少させようとするものである。例えば、日焼け止め剤は皮膚に入る紫外線の量を減少させるために化粧品に組み入れられる。日焼け止め剤は有効であるが、それらはすべての紫外線から守ることはできないない。また、残念ながら、日焼け止め剤はビタミンDの生成を抑制する。日焼け止め剤組成物を含む化粧品配合物は、さらに汗または水によりしばしば洗い落とされ、しばしばグリース状または油状であり、不満足な感覚を与える。
【0005】
別法として、酸化防止剤が、発生したROSと反応するか、または中和するために化粧品に組み入れられる。酸化防止剤またはROSに反対作用する他の成分を含む生成物は、一般にそれらがROSに接触しているときだけ活性である。その結果、酸化防止剤または反対作用物質がROSと接触するまで、皮膚の中に存在しているROSは損傷を与える。
【0006】
別のアプローチは、傷ついた皮膚からの湿り気の損失を抑えて、乾燥した、または薄い皮膚に柔軟性を加えるために、保湿剤とエモリエント剤を組み入れることである。化粧品配合物へのエモリエント剤と保湿剤の組み込みは、皮膚からの経表皮水分蒸散量を減少させるが、それらの存在は傷ついた皮膚の状態を変えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願第2003/0180231
【特許文献2】米国特許第5,747,043
【特許文献3】米国特許第5,616,323
【特許文献4】米国特許出願2005/0025737
【特許文献5】米国特許第7,132,118
【特許文献6】米国特許第6,184,247
【特許文献7】米国特許第6,579,516
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のそれぞれのアプローチには長所があるが、本発明者はある特定のDNA素を調節することにより、ROSによってもたらされた損傷を修復でき、ROSによりもたらされることがある損傷(または、更なる損傷)からDNAを保護できることを見いだした。例えば、SIRT1は細胞寿命とDNA修復に関係する。さらに、Gadd45b(生育停止とDNA損傷)は、ある特定の修復酵素の活性とアクセシビリティを調節することが示された多機能たんぱく質である。同様に、SOD2遺伝子はミトコンドリアDNA保護に関係する。
【0009】
これらの遺伝子のそれぞれは、DNAの保護または修理を助け、永久的な皮膚損傷を低減し、皮膚の修復プロセスが続くのを許容するはずである。驚くべきことに、本発明者は、本発明による組成物が相乗的にSIRT1、Gadd45bおよびSOD2遺伝子のそれぞれの調節を向上することをみいだした。
【課題を解決するための手段】
【0010】
概要
本発明は、キャンドルブッシュ(cassia alata)抽出物、ノニ葉(morinda citrifolia)抽出物、およびメロン(cucumis melo)抽出物から選択された少なくとも2つの抽出物を含む組成物であって、該組成物中に含まれるそれぞれの抽出物が、組成物がSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の調節を向上するに十分な量で含まれている組成物を提供する。1つの実施態様では、組成物はキャンドルブッシュ(cassia alata)抽出物、ノニ葉(morinda citrifolia)抽出物、およびメロン(cucumis melo)抽出物を含み、それぞれの抽出物が、組成物がSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の制御を向上するに十分な量で含まれている。
【0011】
本発明のもう一つの態様は、キャンドルブッシュ(cassia alata)抽出物、ノニ葉(morinda citrifolia)抽出物、およびメロン (cucumis melo)抽出物から選択された少なくとも2つの抽出物を含む組成物であって、該組成物中に含まれるそれぞれの抽出物が、組成物がSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の制御を向上するに十分な量で含まれている組成物を投与することを含む、酸化損傷からの保護またはその修復方法に関する。またこの方法は、SIRT1、Gadd45b、およびSOD2のそれぞれの調節に有効な量で、哺乳動物の皮膚上に上記の組成物を局所的に投与することを含む。
【0012】
本明細書において使用される時、「安全で有効な量」は、記述される化合物、組成物または他の物質の量が、処理される条件で顕著な肯定的な変化を引き起こすに十分であり、かつ当業者の論理的に正しい判断の範囲の中で不都合な副作用(例えば、顕著な皮膚刺激または増感)を避けることができるに十分に少ない量をいう。化合物、組成物または他の物質の安全で有効な量は、処理される具体的な皮膚、処理される生物学的物質の老化および物理的状態、条件の厳しさ、処理の期間、併用療法、使用される具体的な化合物、組成物、または他の物質、使用される具体的な化粧品的に許容できる局所剤のキャリヤーの種類、および当業者の知識と専門的技術中の要因により変化することがある。
【0013】
特記の無い限り、すべての割合は重量基準である。
【0014】
本明細書および特許請求の範囲において使用される時、「キャンドルブッシュ抽出物」と「Cassia alata」は同じ意味で使用され、科名がCassia alataとして定義される植物、および以下に示されるような関連する名称を有する植物から得られる抽出物をいう。本明細書および特許請求の範囲において使用される時、「ノニ葉抽出物」と「Morinda citrofolia」は同じ意味で使用され、属名Morinda L.に由来するMorinda citrofoliaとして定義される植物、および以下に示されるような関連する植物から得られる抽出物をいう。用語「メロン抽出物」と「cucumis melo」は同じ意味で使用され、属名Cucumis Lに由来するcucumis meloとして定義される植物、および以下に示されるような関連する植物から得られる抽出物をいう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、SIRT1、GADD45B、およびSOD2遺伝子の調節を示し、(1)は、0.3%だけのDN−AGE LS9653(約0.5%から約1.5%のキャンドルブッシュ抽出物を含んでいる)を含む組成物、(2)は、0.1%だけのCITROFOLINE(約1.5%から約3.5%のノニ葉抽出物を含んでいる)を含む組成物、(3)は、0.5%だけのEXTRAMEL C(約20%のメロン抽出物を含んでいる)を含む組成物、および(4)は、0.3%のDN−AGE LS9653、0.1%のCITROFOLINE、および0.5%のEXTRAMEL Cを含む組成物である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
詳細な説明
本発明の1態様は、キャンドルブッシュ(cassia alata)抽出物、ノニ葉(morinda citrifolia)抽出物、およびメロン(cucumis melo)抽出物から選択された少なくとも2つの抽出物を含む組成物であって、該組成物中に含まれるそれぞれの抽出物が、組成物がSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の調節を向上するに十分な量で含まれている組成物を提供する。
【0017】
キャンドルブッシュ抽出物
キャンドルブッシュ抽出物は植物種cassia alataのための一般名である。他の関連する種名としてはSenna alata(L.)Roxb.、Cassia alata L.、Cassia alata L. var. perennis Pamp.、Cassia alata L. var. rumphiana DC、Cassia bracteata L. f.、Cassia herpetica Jacq.、Cassia rumphiana (DC.) Bojer、Herpetica alata (L.)Raf.を含む。他の関連する一般名は、ダッドマーデン(Dadmurdan (Hi))、グァバ(Guajavo)、ダッドキャパット(Datkapat (Hi))、クォントレ エピングルズ(Quatre Epingles)、ダートレズ (Dartres)、ダートリエ(Dartrier)、キャリオンクローブッシュ(Carrion Crow Bush)、キャンドルブッシュ(Candle-bush)、キャッティピング(Cattiping)、エンペラーズキャンドルスティックス(emperor's candlesticks)、カテピン(Katepin)、エピス ディオール(Epis d'Or)、キャンドルスティックス(Candlesticks)、グアカマヤフランセサ(Guacamaya Francesa)、モコテ(Mocote)、フロル デル セクレト(Flor del Secreto)、キャンドルスティックプラント(Candlestick Plant)、カセデジャバ(Casse de Java)、ムラムラ(Mulamula)、カテペン(Catepen)、ゴールデン キャンデラブラ ツリー(Golden Candelabra Tree)、キャンドルブッシュ(Candle Bush)、キャンデラブラブッシュ(Candelabra Bush)、ローマンキャンドルツリー(Roman Candle Tree)、ヘルブ ア ダートレス(Herbe a Dartres)、フレル セント クリストフ(Fleur St. Christophe)、リングウォームブッシュ(Ringworm Bush)、リングウォームカッシア(Ringworm Cassia (En))、リングウォームプラント(Ringworm Plant)、リングウォームシュラブ(Ringworm Shrub (En))、アカプルコ(Acapulco)、フレル ア ダートレ(Fleur a Dartre)、セナムヒ(Senamukhi (Hi))、セブンゴールデンキャンドルスティックス(Seven Golden Candlesticks)、テペリバ グァズ(Taperiba Guazu)、タラタナ(Taratana)、ソロコンティル(Soroncontil)、タレントロ(Talentro)、ツリパン(Tulipan)、ビラヤチ−アグハティー(Vilayati-aghatea (Hi))、ウィングドセナ(Winged Senna (En))、ゾルベ セント クリストフ(Zerbe St. Christophe)を含む。特記の無い限り、cassia alataの参照は、上記の関連する種名のそれぞれを含むことを意味する。例えば、cassia alataの参照はSenna alata(L.)Roxbを含む。
【0018】
科名Fabaceaeの植物類からcassia alataを得る。植物またはそれの一部を抽出する公知の方法で抽出物を得ることができる。例えば、浸軟(maceration)、再浸軟、消化、動揺浸軟、流動床抽出、超音波抽出、向流抽出、パーコレーション、再パーコレーション、減圧下抽出(evacolation、減圧下での抽出)、減加圧下抽出(diacolation)、およびソックスレー抽出器での連続的な還流を伴う固体/液体抽出が当業者にはよく知られ、使用することができる。さらなる詳細は、 Hagers Handbuch der pharmazeutischen Praxis (5th Edition, Vol. 2, pp. 1026-1030, Springer Verlag, Berlin-Heidelberg-New York 1991)に示され、その内容は本明細書中に参考として援用する。
【0019】
新鮮であるかまたは乾燥している植物またはそれの一部が出発物質として適当であるが、機械的にサイズ縮小をして、任意に抽出の前に必要に応じて「脱脂」された植物および/または植物の一部が通常使用される。任意のサイズ低減法が使用できる。例えば、ブレードツールによる粉砕を使用できる。植物の葉は抽出に適している。
【0020】
抽出プロセスのための典型的な溶媒は、有機溶媒、水、および有機溶媒と水の混合物である。たとえば、低分子量アルコール、エステル、エーテル剤、ケトンまたはハロゲン化炭化水素の、低水分量または高水分量(蒸留されたかまたは蒸留されない)のものが挙げられ、好ましくは低水分量または高水分量の水性アルコール溶液を使用できる。水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、そのアイソマー、アセトン、プロピレングリコール類、ポリエチレングリコール類、酢酸エチル、ジクロロメタン、トリクロロメタン、およびそれらの混合物による抽出が適当である。
【0021】
抽出プロセスは、一般に、約20℃から約100℃の温度、または約80℃から約100℃の温度、または約80℃から約90℃の温度範囲で行われる。1つの可能な実施態様では、抽出成分の酸化を避けるために不活性ガス雰囲気下で抽出プロセスを行うことができる。抽出時間は選択され、出発物質、抽出プロセス、抽出温度、および溶媒対原料の比率等に依存できる。抽出プロセスの後に、必要に応じて他の典型的な工程、例えば、精製、濃縮および/または脱色などに、得られた粗抽出物を供することができる。所望であれば、このようにして調製された抽出物は、例えば、個々の望まれない成分の選択的除去に供することができる。抽出プロセスは任意の程度で行うことができるが、通常、抽出物がなくなるまで続けられる。乾燥植物または乾燥された植物の部分からの抽出の典型的な収率(=使用される原料の量に基づく乾燥抽出物)は、重量に基づいて10から20%、好ましくは12から19%、より好ましくは13から16%である。
【0022】
本発明による植物Cassia alataの抽出物は、一般にフラボン誘導体から成る物質を含む。より具体的には、ケンペロールおよびケンペロール誘導体、タンニン類、クマリン類、アントラキノン類、および遊離フェノール酸類、特にはp−ヒドロキシ安息香酸を含む。
【0023】
本発明の文脈においてフラボン誘導体は、植物Cassia alataから分離できるものであることが理解される。特には、それらは2−フェニル−4H−1−ベンゾピランの水素化物、酸化物または置換体である。水素添加は炭素鎖の2,3−位置で起こることができ、酸化は4−位置で起こることができ、置換体は水酸基またはメトキシ基により1つ以上の水素原子を置換したものであると理解される。従って、この定義は伝統的な意味で、フラバン類、フラバン−3−オール類(カテコール類)、フラバン−3,4−ジオール類(ロイコアントシアニジン類)、フラボン類、フラボノール類、およびフラボノン類を包含する。植物Cassia alataから分離された銘記されるべきフラボン誘導体は、ケンペロールであり、例えば、ケンペロール−3−O−ソフォロサイド(sophoroside)、ケンペロール−7−ラムノシド、ケンペロール−3,7−ジラムノシドである。
【0024】
本発明の文脈においてタンニン類は、植物Cassia alataから分離できるタンニン類である。特には、それらは没食子酸からの誘導によるガロタンニンと呼ぶことができるポリフェノール類である。また、タンニン類は、1,2,3,4,6−ペンタガロイル−D−グルコースおよびその誘導体のガロイル残基の酸化的カップリングにより形成される物質でもある。
【0025】
クマリン類は植物Cassia alataから分離できるクマリン類であることが理解される。クマリンの名称は、クロメン−2−オン、2H−1−ベンゾピラン−2−オン、o−クマル酸ラクトンおよびトンカビーンカンファーと同意語であり、等価である。
クマリンはクマル酸からの閉環生成物である。クマル酸はオルトヒドロキシけい皮酸である。また、本発明の文脈において、クマリンはクマル酸のグルコシドを含むと理解される。
【0026】
アントラキノン類は、植物Cassia alataから分離できるアントラキノン類である。特には、それらはアントラキノン、または9,10−アンスラセンジオンの酸化もしくは置換体である。置換体は水酸基またはメトキシ基により1つ以上の水素原子を置換したものであると理解される。アントラキノン類はアリザリン、キニザリン、クリサジン、ヒツサザリン(hytsazarin)、プルプリン、クリソファン酸、キナリザリンおよびフラボプルプリンであることができる。
【0027】
遊離フェノール酸類は植物cassina alataから分離できるものであることが理解される。好ましくはp−ヒドロキシ安息香酸およびo−ヒドロキシ安息香酸またはサリチル酸である。
【0028】
米国特許出願第2003/0180231に、cassia alataからの抽出物の詳細を見ることができる。その内容は本明細書中に参考として援用する。
【0029】
cassina alataの抽出を含む市販製品は、DN−AGE LS9653としてLaboratories Serobiologiquesから利用可能である(これはcassia alata(L.)Roxbの抽出物であると確認されている)。この生成物は、水、グリセリン、およびcassia alata葉抽出物を含んでいて、水で可溶性であって油脂には不溶である。cassia alata葉抽出物はこの生成物中に約0.5%から約1.5%の量で存在している。
【0030】
本発明の1つの態様では、キャンドルブッシュ抽出物は、組成物の約0.01%から約1%の範囲内で存在し、約0.05%から約0.5%の範囲内で存在することができる。異なる態様では、キャンドルブッシュ抽出物は、組成物の約0.1%から約0.3%の範囲内で存在する。
【0031】
ノニ木抽出
ノニ木抽出物は、Morinda L属からのMorinda citrofoliaのための一般名である。
従って、Morinda L属から得られた植物種から本発明で有用なノニ木抽出物を選択できる。
【0032】
植物の他の部分から抽出物を得ることができると想定されるが、葉からノニ木の抽出物を得ることができる。いくつかの実施態様では、以下のプロセスを使用することで抽出物を得ることができる。まず最初に、Morinda citrifolia L植物から比較的乾いた葉が集められ、小片に切断され、水圧プレスなどの破砕装置内におかれ、葉の小片が破砕される。いくつかの実施態様では、破砕された葉の小片は次に、エタノール、メタノール、酢酸エチル、または他のアルコールベースの誘導体などのアルコールを使用して、公知の方法で破砕された葉の小片をパーコレートすることができる。いくつかの実施態様では、次いで、アルコールおよびすべてのアルコール可溶性成分が破砕された葉の小片から抽出される。次に熱により実質的にすべての液体を取り除き、葉抽出物を減量する。得られた乾燥葉抽出物は、「一次的な葉抽出物」と呼ぶことができる。
【0033】
本発明のいくつかの実施態様では、一次的な葉抽出物は、少なくとも抽出物を部分的に殺菌して、好ましくない生命体を破壊するために低温殺菌される。一次的な葉抽出物は好ましくは摂氏70〜80度で、抽出物の大きな化学変成を起こすこと無く、すべての好ましくない生命体を破壊するに十分な時間、低温殺菌される。また、様々な放射線技術または方法によっても、低温殺菌を達成できる。
【0034】
本発明のいくつかの実施態様では、低温殺菌された一次的な葉抽出物は遠心分離機デカンタの中に置かれ、遠心分離され、葉緑素をはじめとする他の成分から、残留している葉汁(leaf juice)を取り除くかまたは分離する。遠心分離サイクルがいったん完了すると、葉抽出物は比較的精製された状態となる。この精製された葉抽出物は、再び上記と同じような方法で低温殺菌され、精製された一次葉抽出物を得る。
【0035】
一次葉抽出物は、低温殺菌および/または精製されているか否かに関係なく、乾燥したヘキサン画分、および水性メタノール画分の2つのそれぞれの画分に分画することができる。これは、二酸化ケイ素とCHCl−MeOH成分を含むガスクロマトグラフを使用し、当技術分野で周知の方法を使用することで達成できる。本発明のいくつかの実施態様では、メタノール画分は、二次メタノール画分を得るためにさらに分画される。いくつかの実施態様では、ヘキサン画分は、二次ヘキサン画分を得るためにさらに分画される。
【0036】
一次的葉抽出物、ヘキサン画分、メタノール画分、または全ての二次ヘキサン画分もしくは二次メタノール画分を含む1以上の葉抽出物を組み合わせることができる。
【0037】
適当な市販製品は、CEPから商品名CITRIFOLINEとして得る事ができ、これはブチレングリコールと水の中に乾燥抽出物を約1.5%から約3.5%で含むものである。クエン酸で滴定されたMorinda citrifoliaの葉からのヒドログリコール抽出で乾燥抽出物を得る。市販製品は、水とプロピレングリコールに可溶性であって野菜油と鉱油に不溶性である。
【0038】
ノニ抽出物は、約0.01%から約1%の量で存在することができ、約0.03%から約0.5%の量で存在することができる。1つの態様では、ノニ抽出物は約0.05%から約0.25%の量で存在することができる。
【0039】
メロン抽出物
天然のメロンまたはcucumis meloは、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、ビタミン類、コエンザイムQ10、リポ酸、グルタチオン、並びにカリウム、マグネシウム、カルシウム、およびセレニウムなどのミネラル塩をはじめとする皮膚に有益な成分の混合物を含んでいる。これらに限定はされないが、SODおよびカタラーゼのような種々の酸化防止剤は、フリーラジカルの皮膚に対する損傷を最小限とし、それにより老化の徴候を減少するか、または減速させる。
【0040】
1つの実施態様では、cucumis meloの変種からメロン抽出物を得る。別の実施態様では、メロン抽出物は95LS444ラインのような遺伝子交叉により得られるcucumis melo、またはこのラインから得られた雑種の1つからメロン抽出物を得る(米国特許第5,747,043と5,616,323を参照、両方がここに参考として援用される)。このメロンの種類は14日間のオーダーの典型的な貯蔵期間を持つ。これは普通の種類より約3倍長い。酸化防止剤の存在(特にSODとカタラーゼ)は、これらのユニークなメロンの種類の例外的に長い貯蔵寿命について一部を説明する。
【0041】
溶媒を使用することなく、メロンパルプだけを使用することでメロン抽出物を製造できる。別の実施態様では、所望のメロン抽出物は、約5〜約9、典型的には約7.5のペーハーで、水性媒体中でプレスまたは粉砕し、次いで上澄みを、たとえば遠心分離法またはろ過で回収することに得る事ができる。回収した上澄みは、そのままで使用できるか、または乾燥して微粉末にすることができる。凍結乾燥または他の公知の方法で乾燥を達成できる。
【0042】
メロン抽出物の微粒子は配合物中でそのままで使用でき、ナノスフェアに組み入れることができ、水素化油脂のような物質中にカプセル封入されることかでき、またマイクロエマルションまたはマクロエマルション内にカプセル封入されることかできる。さらに、生のメロン抽出物は野菜油でコーティングされ、微粒子とすることができる。微粒子は、たとえば約50%の抽出物と約50%の油を含むことができ、容易に化粧品配合物に組み込むことができる。当業者が十分理解するように、抽出物と油の割合は、抽出物と野菜油が組み合わされる所望の組成物により変化させることができる。酸化防止剤とバイオアベイラビリティのための堅固なバリアが形成され、これはまた、湿り気、温度、酸性pHなどに対して酸化防止剤を保護して、安定させる。そのようなコーティングされたメロン抽出物の1つの説明は米国特許出願2005/0025737に提供される(2005/0025737は本明細書中に参考として援用する)。
【0043】
あるいはまた、抽出物は、ヒドロキシプロピルトリモニウムマルトデキストリン架橋ポリマーまたは類似物質を使用してカプセル化することができる。そのようなメロン抽出物のカプセル化の1つの説明は米国特許第7,132,118に提供される(7,132,118は本明細書中に参考として援用する)。適当な市販製品はBionovからのEXTRAMEL(登録商標)Cである。この生成物は約20%のメロン抽出物と約80%のヒドロキシプロピルトリモニウムマルトデキストリン架橋ポリマーを含んでいる。
【0044】
上記の適切な方法のいずれかで得られたメロン抽出物は、蛋白質類の1mgあたりのスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性に関して典型的に標準化される。本発明のある特定の実施態様では、メロン抽出物は、蛋白質類の1mgあたり少なくとも6単位のSOD活性を提供し、蛋白質類の1mgあたり少なくとも14単位のSOD活性を提供し、または蛋白質類の1mgあたり少なくとも18単位のSOD活性を提供できる。更なる実施態様では、メロン抽出物は、蛋白質類の1mgあたり約20から約100単位の範囲のSOD活性を提供し、蛋白質類の1mgあたり約30から約50単位の範囲のSOD活性を提供する。
【0045】
メロン抽出物は、約0.01%から約3%の量で存在することができ、約0.03%から約2%の量で存在することができる。1つの態様では、メロン抽出物は約0.05%から約1%の量で存在することができる。
【0046】
本発明の組成物はキャンドルブッシュ抽出物、ノニ木抽出物、およびメロン抽出物を上で説明した量で含む。組成物の残部は、当業者にとって周知の化粧品および局所用配合物の公知の配合成分を含み、米国特許第6,184,247および米国特許第6,579,516(その全体の内容は本明細書中に参考として援用する)に記載された成分の一つ以上を含むことができる。
【0047】
非限定的な例示の目的のために、ある特定の化粧品配合成分は以下を含むことができる。化粧品配合成分としては、水;ブチレングリコール;ヒマシ油;エチレングリコールモノエチルエーテル;ジエチレングリコールモノエチルエーテル;トウモロコシ油;ジメチルスルホン酸;エチレングリコール;イソプロパノール;大豆油;グリセリン;可溶性コラーゲン;酸化亜鉛;チタン酸化物;および、カオリンがあげられる。他の化粧品配合成分としては1種以上の湿潤剤を含むことができる。湿潤剤としては、フタル酸ジブチル;可溶性コラーゲン;ソルビトール;および、2−ピロリドン−5−カルボキシレートナトリウムがあげられる。本発明を実施する際に使用することができる湿潤剤の他の例は、CTFA(米国化粧品工業会:Cosmetic Toiletry and Fragrance Association)の化粧品成分ハンドブック(Cosmetic Ingredient Handbook)に見いだすことができ、その関連部分は本明細書中に参考として援用する。
【0048】
許容できる化粧品配合成分は必要に応じて1種以上の皮膚軟化剤を含むことができる。皮膚軟化剤としては、ブタン−1,3ジオール;パルミチン酸セチル;ジメチルポリシロキサン;グリセリル モノリシノレエート;グリセリルモノステアレート;イソブチルパルミテート;イソセチルステアレート;イソプロピルパルミテート;イソプロピルステアレート;ブチルステアレート;イソプロピルラウレート;ヘキシルラウレート;デシルオレエート;イソプロピルミリステート;ラウリルラクテート;オクタデカン−2−オール;カプリリックグリセライド;トリカプリックグリセライド;ポリエチレングリコール;プロパン−1,2−ジオール;トリエチレングリコール;胡麻油;ココナツ油;サフラワー油;イソアミルラウリレート;ノノキシノール−9;パンテノール;水添植物油;トコフェリル酢酸;トコフェリルリノレート;プロピレングリコール類;ラッカセイ油;ヒマシ油;イソステアリン酸;パルミチン酸;イソプロピルリノレエート;ラウリルラクテート;ミリスチルラクテート;デシルオレエート;および、ミリスチルミリスタート。本発明を実施する際に使用することができるエリモネントの他の例は、CTFAの化粧品成分ハンドブックに見いだすことができ、その関連部分は本明細書中に参考として援用する。
【0049】
化粧品配合成分は浸透向上剤を含むことができ、その非制限的な例としては以下が挙げられる:ピロリドン類、例えば、2−ピロリドン;エタノールなどのアルコール;デカノールなどのアルカノール;プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコールなどのグリコール類;界面活性剤;および、テルペン類。
【0050】
核DNA、ミトコンドリアDNA、または両方の所望の保護と損傷の修復、および/または、たとえば反応性酸素分子種からのDNAの損傷の保護とその防止に有害に影響しない限り、他の種々の従来より公知の化粧品添加剤の使用が意図される。例えば、本発明の組成物はさらに、当技術分野で周知の1種以上の添加剤または他の任意の成分を含むことができる。非限定的な例としては、ビタミン、レチノイド類、およびレチノール類(例えば、ビタミンB3、ビタミンAなど);顔料;芳香剤;日焼け防止剤と日焼け止め剤;酸化防止剤とラジカルスカベンジャ;有機ヒドロキシ酸;エクスフォリアント;皮膚コンディショナ;保湿剤;セラミド、プセウドセラミド類、リン脂質、スフィンゴリピド類、コレステロール、グルコサミン、医薬的に許容される浸透剤(例えば、n−デシルメチルスルホキシド、レシチンオルガノゲル、チロシン、リシンなど);抗微生物剤;プロリンなどのアミノ酸類、ピロリドンカルボン酸、その誘導体および塩、異性化糖、パンテノール、たとえばトリエタノールアミンまたは水酸化ナトリウムなどの塩基を含む緩衝剤;ワックス、たとえばビーズワックス、オゾケライトワックス、パラフィンワックス;植物抽出物;たとえばアロエベラ、矢車草、アメリカマンサク、ニワトコ、またはきゅうりがあげられるが、これらに制限されない;乳濁剤;沈殿防止剤;結合剤;防腐剤;および、それらの組み合わせ。含まれることのできる保存薬の1つの例はPhenonip(登録商標)(クラリアント、シャーロット、N.C.)、2−フェノキシエタノールおよびグリコールエーテルを含む植物抽出物の抗微生物性混合物である。他の適当な添加剤、および/または、アジュバンドは米国特許第6,184,247に記載されている。その全体の内容は本明細書中に参考として援用する。
【0051】
組成物は追加の不活性な成分、非制限的な例としてたとえば界面活性剤、助溶剤、および付形剤を含むことができる。組成物は、親水性または疎水性界面活性剤などの界面活性剤を含むことができる。全体としての組成物と組成物の意図している送達先に基づいて、特定の界面活性剤を使用できる。有用な界面活性剤としては、ポリエトキシル化(PEG)脂肪酸、PEG脂肪酸ジエステル、PEG脂肪酸モノおよびジエステル混合物、ポリエチレングリコールグリセロール脂肪酸エステル、アルコール−油のエステル交換反応生成物、ポリグリセライズド脂肪酸、プロピレングリコール脂肪酸エステル、プロピレンのグリコールエステルとグリセロールエステルの混合物;モノおよびジグリセリド、ステロールおよびステロール誘導体、ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、多糖エステル、ポリエチレングリコールアルキルフェノール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ソルビタン脂肪酸エステル、低級アルコール脂肪酸エステル、イオン性界面活性剤、およびそれらの混合物があげられる。
【0052】
更なる無数の適当な成分の精密さは、本発明を理解するのに必要ではない。ある特定の実施態様では、組成物に存在している唯一の植物抽出物はキャンドルブッシュ抽出物、ノニ木抽出、およびメロン抽出物であることが意図される。
【0053】
更なる異なる実施態様では、本発明の組成物は本質的に、キャンドルブッシュ抽出物の約0.01%から約1%、ノニ木抽出物の約0.01%から約1%、およびメロン抽出物の約0.05%から約3%から成る抽出物の混合物から本質的に成り、残部は化粧品成分である。
【0054】
さらに別の実施態様では、本発明の組成物はキャンドルブッシュ抽出物の約0.01%から約1%、ノニ木抽出物の約0.01%から約1%、およびメロン抽出物の約0.05%から約3%から本質的に成る抽出物の混合物から成り、残部は化粧品成分である。この実施態様では、他の植物抽出物を除くことが望ましい。
【0055】
局所製剤の適当な形式としては、ローション、クリーム状、バター状、スティック、スプレー、および、皮膚の上に製品が残るように(leave-on)機能する方法で皮膚に適用することのできる他の製品形態があげられる。他の適当な局所製剤配合物としては、洗浄生成物があげられる。ただしそのような配合物は皮膚の上に製品が残る配合物ほどは望ましくないかもしれない。活性抽出物(キャンドルブッシュ、ノニ木、およびメロン)はカプセル化されるか、または製剤安定性、増加する皮膚堆積または透過を提供するために、リポソームまたは他の型で配合することができる。
【0056】
少なくとも毎日、本発明の組成物を投与できる。本発明の組成物の投与は、任意の適当な期間続けることができる。核DNA、ミトコンドリアDNA、または両方の損傷の修復程度、および/または、たとえば反応性酸素分子種からのDNAの損傷の保護とその防止の程度は、使用される組成物の合計量および期間により直接的に変化することが理解されるべきである。
【0057】
1つの実施例では、本発明の組成物を少なくとも1日に一度投与する。別の実施例では、本発明の組成物を毎日二度投与できる。更なる実施例では、本発明の組成物を毎日3〜5回投与できる。別の実施例では、毎日投与することができる本発明の組成物の量には制限はない。最も良い効果を得るため、少なくとも1週間から数週間、少なくとも毎日、本発明の組成物を投与する。少なくとも毎日、数週間から1カ月、数カ月、1年、ないし複数年、本発明の組成物を投与できる。本発明の組成物を投与する期間および頻度については制限がないことが理解されるべきである。
【0058】
上記の詳細な説明は、例示に過ぎず、何らかの制限を与えるものではない。本発明は以下の実施例によってさらに詳細に説明されるが、実施例は何らかの制限を与えるものではないことが理解されるべきである。この出願中でのすべての引用された参考文献、特許及び公開された特許出願の内容は、本明細書中に参考として援用される。
【0059】
実施例
この実施例では、t−ブチルパーオキシド(ROS発生物質)について、キャンドルブッシュ抽出物、ノニ木抽出物、メロン抽出物、または3つの全ての組み合わせの存在下および非存在下で検討された。抽出物で処理された細胞と未処置の細胞の間の遺伝子表現における変化が測定される。
【0060】
具体的には、Human Fibroblast細胞HS27細胞ラインが、0.3%のDN−AGE LS9653、0.1%のCITROFOLINE、0.5%のEXTRAMEL C、または3つの全ての組み合わせ(すなわち、0.3%のDN−AGE LS9653、0.1%のCITROFOLINE、0.5%のEXTRAMEL C)で24時間処理された。処理に続き、細胞は溶解され、全RNAが単離された。単離されたセルRNAは、最初に二本鎖相補的DNAを合成するのに使用された。そして次に、RNAはビオチンでラベルされ増幅された(aRNA)。cDNAからaRNA合成までのプロセスはEnzo Life SciencesからのBioarrayキットを使用して行われた。次に、合成されたaRNAは、アフィメトリクス ヒューマン ゲノミック 遺伝子チップ(Affymetrix human genomic gene chip)とハイブリダイズするために使用された。そして、遺伝子プロファイルおよび発現が定量化された。マイクロアレイハイブリダイゼーションはミシガン州立大学マイクロアレイ施設で行われた。
【0061】
図1は結果を示す。キャンドルブッシュ抽出物、ノニ木抽出物、およびメロン抽出物の組み合わせは相乗効果を示し、SIRT1、Gadd45B、およびSOD2 遺伝子のそれぞれの調節が向上された。
【0062】
上記の説明は例示のために行われ、請求項で定義される本発明の精神とより広い態様から逸脱せずに、本発明の様々な修正と変更を行うことができるとことを意図する。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
0.01%から1%のキャンドルブッシュ抽出物、0.01%から1%のノニ葉抽出物、および0.05%から3%のメロン抽出物を含む組成物であって、それぞれが組成物がSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の調節を向上するのに十分な量で存在する、局所用化粧品組成物。
【請求項2】
キャンドルブッシュ抽出物、ノニ葉抽出物、およびメロン抽出物を含む組成物であって、それぞれがSIRT1、Gadd45b、およびSOD2の制御を向上するのに十分な量で存在する局所用組成物を投与することを含む、酸化ダメージからの保護またはその修復方法。
【請求項3】
キャンドルブッシュ抽出物が約0.01%から約1%の範囲で存在する、請求項2記載の方法。
【請求項4】
ノニ木抽出物が約0.01%から約1%の範囲で存在する、請求項2または3記載の方法。
【請求項5】
メロン抽出物が約0.05%から約3%の範囲で存在する、請求項2、3または4記載の方法。
【請求項6】
キャンドルブッシュ抽出物が約0.01%から約1%の範囲で存在し、ノニ木抽出物が約0.01%から約1%の範囲で存在し、メロン抽出物が約0.05%から約3%の範囲で存在する、請求項2記載の方法。
【請求項7】
約0.01%から約1%のキャンドルブッシュ抽出物、約0.01%から約1%のノニ木抽出物、および約0.05%から約3%のメロン抽出物を含む抽出物混合物を含み、残部が化粧品成分である、局所用化粧品または皮膚科学的組成物。
【請求項8】
酸化ダメージを治療するための医薬の製造における、請求項7記載の組成物の使用。


【図1】
image rotate


【公表番号】特表2013−503866(P2013−503866A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−527913(P2012−527913)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【国際出願番号】PCT/US2010/046613
【国際公開番号】WO2011/028567
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(505416588)アクセス ビジネス グループ インターナショナル エルエルシー (14)
【氏名又は名称原語表記】ACCESS BUSINESS GROUP INTERNATIONAL LLC
【Fターム(参考)】