説明

監視システム及び監視方法

【課題】容易な操作で、カメラにより撮影された監視対象の映像を指定の位置および方向から確認できるように画面上に表示できる監視システムを提供することにある。
【解決手段】カメラ20-1〜20-nを使用して監視対象の映像を画面上に表示する監視システムにおいて、入出力インターフェース12〜14の入力操作に応じて指定されたマップ座標情報及びカメラの撮影方向を指示する軌跡傾き情報に基づいて、各カメラから該当するカメラを選択する処理を実行するITV制御部110を有する中央制御部11とを備えた構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特にカメラを使用する監視システムに関し、カメラにより撮影された映像の画面表示制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、監視対象をカメラにより撮影し、当該カメラから得られる映像を画面上に表示して監視する監視装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、カメラにより撮影された映像を表示する画面上において、任意の位置を指定すれば該当する被写体画像を画面上に表示する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3365182号公報
【特許文献2】特開平10−257375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばビルのフロア単位で、照明機器や空調機器などの状況をカメラを使用して監視する監視システムにおいて、先行技術文献で提示された監視装置や撮像装置を応用することにより、画面上で監視対象をマウスでクリックすると、そのポイントを映す画像を画面上に提示する監視システムの構築が考えられる。
【0005】
このような監視システムであれば、例えばビル内の中央監視室の画面上にフロア内の任意に指定した位置を映す画像を表示することで、例えば照明機器や空調機器などの状況を詳細に確認することが可能なる。しかしながら、単にカメラにより撮影された映像を画面上に表示するだけでは、カメラの取り付け位置によっては照明機器や空調機器などの一部しか表示できないなどの不都合がある。また、中央監視室からカメラを遠隔に操作して、所望の角度からの映像を取得することは、通常では、複雑かつ煩雑な遠隔操作が要求される。
【0006】
そこで、本発明の目的は、容易な操作で、カメラにより撮影された監視対象の映像を指定の位置および方向から確認できるように画面上に表示できる監視システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の観点は、カメラを使用して監視対象の映像を画面上に表示する監視システムにおいて、画面上で指定した位置及び方向からの映像を表示できる構成の監視システムである。
【0008】
本発明の観点に従った監視システムは、監視対象エリアの指定の位置に設けられた複数のカメラと、画面上に情報を表示し、当該画面上で入力操作を行なう入出力インターフェース手段と、前記入出力インターフェース手段により入力された情報で前記監視対象エリアの指定位置に対応する座標情報及びカメラの撮影方向を指示する情報に基づいて、前記各カメラから該当するカメラを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたカメラを制御するための制御情報を出力し、当該カメラにより撮影された映像を前記画面上に表示する中央制御手段とを備えた構成である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の監視システムによれば、容易な操作で、カメラにより撮影された監視対象の映像を指定の位置および方向から確認できるように画面上に表示できる。これにより、監視業務ストレスの軽減化と共に、高い要求の監視映像を取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に関する監視システムの要部を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関する画面表示操作の方法を説明するための図。
【図3】本実施形態に関する画面表示操作の方法を説明するための図。
【図4】本実施形態に関するカメラ/マップ対応情報テーブルの一例を示す図。
【図5】本実施形態に関する画面表示制御の方法を説明するための図。
【図6】本実施形態に関する画面表示制御の方法を説明するためのフローチャート。
【図7】本実施形態に関する画面表示制御の方法を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0012】
(システムの構成)
図1に示すように、本実施形態の監視システムは、大別して中央監視装置10及び複数の監視用カメラ(ITVカメラ、以下単にカメラと表記する)20-1〜20-nを有する。各カメラ20-1〜20-nは、例えばビルのフロアでそれぞれ異なる位置に分散配置されている。後述するように、各カメラ20-1〜20-nの設置場所は、カメラ座標情報により特定されている。中央監視装置10は、各カメラ20-1〜20-nとは遠隔の場所である例えばビルの管理室に設置されており、各カメラ20-1〜20-nにより撮影された映像に基づいてフロアの監視を行なうことができる構成である。
【0013】
中央監視装置10は、中央制御部11と、入力装置12と、液晶表示装置(LCD)13と、表示制御部14と、記憶装置15と、情報入出力部16と、伝送制御部17とを有する。中央制御部11はコンピュータから構成されており、ソフトウェアにより実現するITV制御部110及び監視制御部111の各機能を有する。
【0014】
入力装置12、LCD13、及び表示制御部14は、入出力インターフェース(マン・マシンインターフェース)を構成する機器である。入力装置12は、キーボード及びマウスなどの入力操作機器を有する。また、入力装置12は、LCD13と表示制御部14との組み合わせによるタッチスクリーン機器でもよい。LCD13は、情報を表示する画面(液晶画面)を有する。表示制御部14は、中央制御部11から出力される情報に基づいて、LCD13の画面表示を制御する。
【0015】
記憶装置15は、中央制御部11の制御動作に必要な各種の情報を保存する。情報入出力部16は、伝送制御部17を介して伝送される各カメラ20-1〜20-nからの映像を入力し、中央制御部11に伝送する。また、情報入出力部16は、中央制御部11から出力される制御情報を伝送制御部17を介して情報収集機器制御部(以下、情報収集制御部と略す)19に出力する。
【0016】
一方、情報収集制御部19は、カメラ20-1〜20-nの近傍で、中央監視装置10から遠隔の場所に設置されており、伝送制御部18を介して中央監視装置10に接続されている。情報収集制御部19は、中央制御部11から出力される制御情報に基づいて、カメラ20-1〜20-nを制御し、選択したカメラにより撮影された映像を収集する。情報収集制御部19は、カメラ20-1〜20-nからの映像を伝送制御部18を介して、中央監視装置10に伝送する。伝送制御部18は、通信回線(有線又は無線)21により中央監視装置10に含まれる伝送制御部17に接続されている。通信回線21は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)を構成している。
【0017】
(システムの動作)
以下、図2から図7を参照して、本実施形態の監視システムの動作を説明する。
【0018】
まず、本実施形態の監視システムでは、例えばビル内の管理室に設置された中央監視装置10は、当該ビルの各フロアに設置されたカメラ20-1〜20-nにより撮影される映像(監視映像)を通信回線21からなるLANなどを介して収集し、入出力インターフェースのLCD13の画面上に表示する。ビル内の管理室にいる管理者は、LCD13の画面をモニタとして、各フロア内の状況を監視することができる。ここで、管理者は、入力装置12の入力操作機器を操作して、ビル内のフロアを選択する。
【0019】
中央制御部11は、入力装置12からの入力操作に応じて、図6のフローチャートに示すような処理を実行する。即ち、中央制御部11は、例えば入力装置12からITVモードが設定されると、ITV制御部110が起動する。ITV制御部110は、後述するように、選択されたカメラにより撮影された映像を、LCD13の画面上に表示する動作である。
【0020】
まず、ITV制御部110は、図2(A)に示すように、指定されたフロアのマップ情報200を、LCD13の画面130上に表示する(ステップS1)。マップ情報200は、例えば当該フロアのレイアウト(配置関係)に対応するグラフィック画像情報であり、設置されているカメラ(ここでは4台とする)を意味するアイコン210a〜210dなども含む所定の態様で表示される。マップ情報200は、フロアの位置を特定するための座標情報にリンクしている。
【0021】
管理者は、図2(B)に示す入力装置12のマウス(入力操作機器)120を操作して、図2(A)に示すようにカーソル220を任意のポイント230をクリックすると、ITV制御部110はマップ座標固定点設定処理を実行する(ステップS2)。このマップ座標固定点設定処理は、フロア内で任意の監視対象(例えば空調機)を指定するための座標情報(便宜的にマップ座標情報とする)を算出する処理である。
【0022】
次に、管理者は、図3(B)に示すように、マウス120を操作して、カーソル220aをその座標(ポイント230)から目標の方向に移動させると、ITV制御部110は傾き方向設定処理を実行する(ステップS3)。この傾き方向設定処理は、図3(A)に示すように、マウス移動による軌跡240から傾き方向(便宜的に軌跡傾き情報とする)を算出する処理である。
【0023】
ITV制御部110は、図7のフローチャートを参照して後述するように、マップ座標固定点設定処理及び傾き方向設定処理を実行することにより、フロア内で指定した監視対象(例えば空調器)を撮影可能なカメラを選択する処理を実行する。即ち、図3(A)に示すように、フロア内に設置された複数台のカメラ(アイコン210a〜210d)の中で、指定した監視対象(例えば空調器)を撮影可能なカメラ(210c)を選択し、カーソル220bで示す。ITV制御部110は、選択されたカメラ(210c)を特定するカメラ番号及びその座標情報(便宜的にカメラ座標情報とする)を求める。
【0024】
さらに、中央制御部11及びITV制御部110の処理について、図4、図5及び図7のフローチャートを参照して説明する。
【0025】
まず、ITV制御部110は、前述したように、マップ座標固定点設定処理及び傾き方向設定処理を実行することにより、マップ座標情報と軌跡傾き情報を算出する(ステップS11)。ITV制御部110は、記憶装置15に格納されているカメラ/マップ対応情報テーブル112を参照し、マップ座標情報及び軌跡傾き情報に対応するカメラ番号とそのカメラ座標情報を求める(ステップS12)。
【0026】
カメラ/マップ対応情報テーブル112は、例えば図4に示すように、マップ座標情報(X1,Y1,X2,Y2)及び軌跡傾き情報(傾き1,傾き2)に対応するカメラ番号(NO)とそのカメラ座標情報(x,y,z)が設定されている。即ち、図5(A)に示すカメラ210の座標系(x,y,z)と、同図(B)に示すマップ情報の座標系(X,Y)とが対応している。要するに、ITV制御部110は、カメラ/マップ対応情報テーブル112を使用して、マップ情報200で指定された監視対象を撮影できるカメラ座標と撮影方向を有するカメラを、フロア内に設置された各カメラ210a〜210dから選択する。
【0027】
次に、中央制御部11は、ITV制御部110により算出されたカメラ番号とそのカメラ座標情報を含む制御情報を、情報入出力部16及び伝送制御部17を介して伝送する(ステップS13)。情報収集制御部19は、伝送制御部18を介して中央制御部11から伝送された制御情報を受信すると、フロア内のカメラ20-1〜20-nから該当するカメラ(ここではアイコン210cで示すカメラ)を選択して制御する(ステップS14)。
【0028】
情報収集制御部19は、選択されたカメラにより撮影された映像を収集し、伝送制御部18から通信回線21を介して中央監視装置10に伝送する(ステップS15)。中央監視装置10では、伝送された映像は、伝送制御部17及び情報入出力部16を介して中央制御部11に伝送される。
【0029】
ITV制御部110は、伝送された映像を処理し、表示制御部14を介してLCD13の画面上に表示する(ステップS16)。即ち、図3(A)に示すように、選択されたカメラ(アイコン210cで示すカメラ)により撮影された映像250が、LCD13の画面130上に表示される。なお、ここでは、監視対象である空調器の外観がそのまま表示された例を示すが、他の表示態様でも良い。具体的には、ITV制御部110は、伝送された映像を加工処理し、グラフィック画像などに変換して表示してもよい。
【0030】
以上のように本実施形態のシステムであれば、中央監視装置10の画面上に例えばビルのフロアである監視対象エリアのレイアウトに対応するマップ情報を表示し、このマップ情報の目標ポイントの座標及び指定の方向と、各カメラの座標と撮影方向を連携させる処理により、目標ポイントの監視対象を撮影できるカメラを選択して制御できる。即ち、例えばビル内の管理室にいる管理者は、入力装置12の入力操作機器であるマウスを操作し、LCD13の画面上で監視対象を特定するマップ座標情報及び軌跡傾き情報を入力するだけで、当該監視対象を撮影できるカメラを選択し、そのカメラからの映像を取得することができる。管理者は、LCD13の画面上で撮影された映像を確認することにより、当該監視対象で有る例えば空調器の状況をその操作パネルから確認することができる。
【0031】
要するに、画面上のマップ情報上のポイントをクリックし、撮影方向を指定するためにカーソルを移動させるだけの簡単な操作で、該当するカメラを選択し、当該カメラにより所望の方向からの映像を画面上に表示することができる。従って、管理者は、監視対象エリアに相当するフロアに設置されている空調器などの機器を、指定の角度から確認することができる。これにより、例えばビル内の管理室にいる管理者に対して、監視業務として必要な映像を簡単な操作で提示することができるため、監視業務におけるストレスを低減させ、業務効率向上を図ることが可能となる。
【0032】
なお、中央監視装置10では、中央制御部11は、入力装置12からの入力操作に応じて、監視制御部111を起動し、この監視制御部111からの制御情報に基づいて監視対象である例えば空調器の制御を行なうことができる。
【0033】
なお、本実施形態では、監視対象エリアとしてビルの各フロアを想定したが、これに限ることなく、例えば工場などの施設内の指定のエリアを想定してよい。また、本実施形態では、ITV制御部110は、図4に示す情報テーブル112を使用して、選択するカメラを特定するための情報を取得する構成であるが、これに限ることなく、予め用意された演算式により当該情報を算出する方式でもよい。さらに、本実施形態の入力装置12の入力操作機器として、マウス120を想定したが、ジョイスティックやタッチパネルなどの機器でもよい。
【0034】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0035】
10…中央監視装置、11…中央制御部、12…入力装置、
13…液晶表示装置(LCD)、14…表示制御部、15…記憶装置、
16…情報入出力部、17…伝送制御部、18…伝送制御部、
19…情報収集機器制御部、20-1〜20-n…監視用カメラ(ITV)、
21…通信回線(LAN)、120…マウス(入力操作機器)、130…画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視対象エリアの指定の位置に設けられた複数のカメラと、
画面上に情報を表示し、当該画面上で入力操作を行なう入出力インターフェース手段と、
前記入出力インターフェース手段により入力された情報で前記監視対象エリアの指定位置に対応する座標情報及びカメラの撮影方向を指示する情報に基づいて、前記各カメラから該当するカメラを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたカメラを制御するための制御情報を出力し、当該カメラにより撮影された映像を前記画面上に表示する中央制御手段と
を具備したことを特徴とする監視システム。
【請求項2】
前記入出力インターフェース手段は、
前記監視対象エリアの位置座標に対応するマップ情報を前記画面上に表示し、前記画面上での入力操作に応じて前記座標情報及び前記撮影方向を指示する情報を入力する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記選択手段は、
前記監視対象エリア内の座標情報及び前記撮影方向の情報に対応するカメラを特定するためのカメラ特定情報を有する情報テーブルを含み、
前記入出力インターフェース手段により入力された情報に基づいて前記情報テーブルを参照し、前記各カメラから前記監視対象エリア内の指定位置の撮影可能なカメラに対応する前記カメラ特定情報を取得するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の監視システム。
【請求項4】
前記カメラ特定情報は、選択したカメラを識別するカメラ識別情報及び当該カメラの設置位置を示すカメラ座標情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記中央制御手段から出力される制御情報に基づいて前記各カメラを制御するカメラ制御手段と、
前記各カメラにより撮影された映像を伝送する伝送制御手段とを有し、
前記カメラ制御手段は、前記制御情報に基づいて選択されたカメラにより撮影された映像を前記伝送制御手段を介して前記中央制御手段に伝送するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の監視システム。
【請求項6】
前記入出力インターフェース手段は、
前記画面上で、前記監視対象エリア内の指定位置及び前記撮影方向を指示するためのカーソルを操作する入力操作手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の監視システム。
【請求項7】
前記入出力インターフェース手段は、前記監視対象エリアのレイアウトを示す情報を前記画面上に表示し、前記画面上での入力操作に応じて前記レイアウトにおける指定位置の座標情報及び前記撮影方向を指示する情報を入力する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項8】
前記選択手段は、選択したカメラを識別するカメラ識別情報及び当該カメラの座標情報を生成し、
前記中央制御手段は、前記カメラ識別情報及び前記カメラの座標情報を含む前記制御情報を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項5のいずれか1項に記載の監視システム。
【請求項9】
監視対象エリアの指定の位置に設けられた複数の監視用カメラと、
中央監視装置から伝送される制御情報に基づいて前記各監視用カメラを制御し、撮影された映像を前記中央監視装置に伝送するカメラ制御手段とを有し、
前記中央監視装置は、
情報を表示する画面及び当該画面上で入力操作を行なう入力操作手段を含む入出力インターフェース手段と、
前記画面上で前記入力操作手段により入力された情報で、前記監視対象エリアの指定位置に対応する座標情報及びカメラの撮影方向を指示する情報に基づいて、前記各カメラから該当するカメラを選択するためのカメラ識別情報及び当該カメラの座標情報を生成する選択手段と、
前記選択手段からの前記カメラ識別情報及び前記カメラの座標情報を含む前記制御情報を前記カメラ制御手段に伝送し、前記カメラ制御手段により選択制御されたカメラにより撮影された映像を前記画面上に表示する中央制御手段と
を具備したことを特徴とする監視システム。
【請求項10】
監視対象エリアの指定の位置に設けられた複数のカメラと、カメラにより撮影された映像を画面上に表示する手段を含む監視システムに適用する監視方法であって、
前記画面上で前記監視対象エリアの指定位置に対応する座標情報及びカメラの撮影方向を指示する情報を入力する処理と、
前記入力された情報に基づいて、前記各カメラから該当するカメラを選択する処理と、
前記選択されたカメラを制御するための制御情報を出力する処理と、
前記選択されたカメラにより撮影された映像を受信して前記画面上に表示する処理と
を実行する構成であることを特徴とする監視方法。
【請求項11】
前記監視対象エリア内の座標情報及び前記撮影方向の情報に対応するカメラを特定するためのカメラ特定情報を有する情報テーブルを含み、
前記選択する処理は、前記入力された情報に基づいて前記情報テーブルを参照し、前記各カメラから前記監視対象エリア内の指定位置の撮影可能なカメラに対応する前記カメラ特定情報を取得することを特徴とする請求項10に記載の監視方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−200167(P2010−200167A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−44766(P2009−44766)
【出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】