説明

直流電流の化学的極性化装置

【課題】 静電磁場を貫通した光、電磁波は静電磁場の状態に対応して化学的に極性化される。同じように直流電流を化学的に極性化できれば用途は大幅に拡大できる。
【解決手段】 直流電流の進行方向、電場の方向、磁場の方向の3ベクトルにおいて電場から磁場への回転ベクトルの方向に直流電流ベクトルの方向を一致させるとき、その回転方向が時計回りか、反時計回りに、言い換えれば右手系直流電流とするか、左手系直流電流とするかにより直流電流は互いに化学的に反対の極性を持つようになる。化学的極性の方向は電極板、マッチング板の磁性に依存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光源に供給される電流を潜在的に化学的に極性化された状態にする。アーク放電装置、直流放電灯、LED、白熱電灯、電熱ヒータ、アンテナなど様々な光、電磁波、熱放射源から放射される電磁波、赤外線、光、熱線、紫外線、X線を化学的に極性化された状態にできる。水を含めた液体、空気を含めた気体、固体は照射された光の化学的極性に対応した状態になり微弱なエネルギーを再放射する。
【背景技術】
【0002】
直交静電磁場を光、電磁波が通過するとき、電場ベクトルから磁場ベクトルへの回転ベクトルの方向を光の方向ベクトルと一致させる。その時、回転方向が左となる光を左手系の光、右回転となる光を右手系の光とする。右手系の光は酸化的に極性化されている。左手系の光は還元的に極性化されている。電気エネルギーの移動形態としては電磁波が一般的な形態である。電流は受電端に有限負荷が接続されている導線の送電端に電圧が印加されたときの特殊な形態である。導線の誘電率は無限大と考えてよく、結果、電磁波は電流の形となる。
【0003】
電流についても同様に化学的極性化された状態が存在しえることを実験的に確認した。直交静電磁場を電流が通過する。このとき電流の方向を電場から磁場への回転ベクトルの方向と一致させることにより光と同様に電流は右手系の電流、左手系の電流と化学的に極性化される。この2つの電流が光となるとき、その光は化学的極性を有する。また、極性は反転している。
【0004】
水の化学的極性は極低周波の電磁波にも敏感に反応する、例えば7.8Hzに代表される極低周波のシューマン波の影響を受ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】 特開2002−052392
【特許文献2】 特開2003−62450
【特許文献3】 特開2010−058105
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
電流を潜在的に化学的に極性化する。この極性化された電流を光源、例えば、赤外線灯、白熱電灯、LED、蛍光灯、キセノンランプ、各種放電灯等に供給すると放射された光は化学的に極性化された状態になる。熱源として使われるニクロム線ヒータ、炭素ヒータ、炭素アーク放電、IHヒータに供給すると放射される熱線は化学的に極性化されている。アンテナから放射される電磁波を発振する電磁波源に供給することによりアンテナから放射される電磁波は化学的に極性化されている。化学的に極性化された紫外線、X線を容易に利用できるようにする。
【0007】
地上とイオン層間のキャビティに存在する極低周波のシューマン共振波は動植物に生化学的に影響を与えていることが明らかになってきている。水は7.8Hzの超低周波数にも共振する。強い光を放射する炭素アーク放電を利用した水処理にシューマン共振波を利用することの必要性をしめしている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
直交静電磁場を通過した電流を潜在的に化学的に極性化された状態するためには、電流として導体を流れる電子のスピン、電場をつくる電子のスピン、磁場をつくる電子(マグネトン)のスピンの全てを量子的に統合させる必要がある。その方法として板状磁石の磁極面に電極板と同一材質の薄板を密着させる。その薄板をマッチング板と名づける。電極板とマッチング板が強磁性体を含む常磁性体か、反磁性体であるかにより電流の化学的極性が反転する。この実験結果がスピン統合の必要性を証明している。電極板とマッチング板の材質が異なる場合、あるいはマッチング板が使われない場合、電流の極性化の度合いは弱められる。化学的極性化の方向が偏る。
【0009】
磁場の強度については流れる電流密度により決定されると考える。実験によれば磁束密度は実用的である100−150mTもあれば直流電流は充分に化学的に極性化される。電場の強度については地球電場の平均的な強度である100V/mの影響が無視できるレベルであればよいと考えられる。1000V/m以上であれば十分である。平等電界と平等磁界が直交することが必要である。そのために板状電極と板状磁石を使用する。電流が通過する直交静電磁場の距離は短くてよく、実験的には2mmもあれば十分である。
【0010】
電子スピンのランダム性は温度に依存している。したがって静電磁場を構成する電極板、板状磁石、電流がながれる2芯導線の温度は低い方が好ましい。絶対温度に近いほど熱擾乱の影響は小さくなる。実用的には直流電流静電磁場処理装置を液体窒素に浸漬して温度を窒素点にする。電場をつくる電子のスピン、磁場をつくる電子(マグネトン)のスピン、電流電子の各スピンにたいする熱の影響が小さくなる。絶対温度にちかい液体ヘリウムに浸漬すればスピンはそろう。
【0011】
2芯導線については平行2芯導線、ツイストペア導線、単線導線、より線導線などがある。被覆導線の被覆材が常磁性体であるか、反磁性体であるかについては考慮する必要がある。銅が反磁性体であるため、被覆材も反磁性体であることが好ましい。同軸ケーブルは中心線の外周にある外部導線間の絶縁材に注意する必要がある。一般的に言って、化学合成された絶縁被覆材は反磁性である。
【0012】
棒状炭素電極を使用したアーク放電は電磁波を放射している。したがって、アーク放電をパルス状,矩形波状にすることによりその周波数の電磁波が放射される。その周波数は4Hzから120Hzの範囲とする。例えば、シューマン共振波の中心周波数である7.8Hzの矩形波状、パルス状電流を棒状炭素電極に供給して間欠的に放電させる。高温アークの光は7.8Hzの周波数で点滅し、放射される電磁波もシューマン共振波となる。照射された水はその周波数を記憶する。
【0013】
全ての物質は固有の振動数、波形を持った物質波を出していると考えられる。この物質波の作用と考えられる現象がある。したがって光源として何を使用するかが、化学的に極性化された直流電流を供給された光源から放射される光に影響をあたえる。白熱電球の場合とLEDの場合では放射される光の極性化のレベルに違いがある。白熱電球の光は極性化レベルが高い。この違いは発光原理に違いによると考えられる。照射対象を水、水を大量に含む動植物とした場合、炭素原子から放射される光が適している。この炭素原子からの放射を利用するには、炭素原子からの2次放射を利用するのが便利である。例えば、超微粉末状の炭素で保護ガラス外面をコーティングする。発光、発熱体自体を炭素とする。
【発明の効果】
【0014】
化学的に極性化された直流電流を受けた光源 熱源、電磁波装置は直流電流の化学的極性に対応する電磁波、あるいは赤外線、あるいは光、あるいは紫外線、あるいはX線を放射する。したがって多くの分野で利用できる。例えば、還元的極性化された直流電流の光の照射を受けた空気中の酸素は水によく溶ける。実験により12ppm以上となることを確認している。還元的直流光の照射をうけた植物は成長速度が早い。乾燥に強い。還元的電流の光の照射を受けた牛乳は腐敗しにくく、容易にチーズ化する。電磁波、光、紫外線、X線を利用して気体、液体が関与する化学反応を制御できる可能性がある。電流が化学的に極性化されることは2つの電子の相互スピンに関係していると解釈できる。クーパーペアが液体窒素温度で出来る可能性を示唆し、超伝導が容易に実現できる可能性がある。化学的極性化された光の照射により放射性廃棄物の半減期を極めて短く出来る可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】 請求項1に関する直流電流の化学的極性化の原理図
【図2】 請求項2に関する実施例図
【図3】 請求項8に関する固体状絶縁物(誘電体)が媒質の直交電磁場。
【図4】 請求項14かかる炭素電極放電による水の化学的極性化の例示
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下本発明実施の形態を図1〜4図に基づいて説明する。図の寸法、数値はあくまでも例示のためであり、限定するものではない。
【実施例1】
【0017】
図1は請求項1に関する。電場と磁場と電場から磁場への回転ベクトルの方向に流れる電流の3者の関係を示す。鏡像関係にある左手系の電流と右手系の電流が考えられる。
【実施例2】
【0018】
図2は請求項2に関する。図2には数値は記入していない。実験に使用した数値を説明のために、実施例として入れた。数値はあくまで例示であり特許の範囲を限定するものではない。厚さ1mm、幅12mm、高さ12、長さ20mmの中空4角柱10(反磁性体)がある。この外側上下面にはプラス24Vの電圧を印加された0.1mm×10mm×15mmの矩形状銅電極板2と矩形状接地銅電極板3が密着されている。上から下に向う静電場をつくる。磁束密度100mT、5mm×10mm×15mmの矩形状板状磁石N極面4、とS極面5が両側面に密着されている。水平方向に異磁極間静磁場がつくられる。4N極面,5S極面には厚さ0.1mm×10mm×15mmの銅マッチング板6が密着されている。電極板と同じ銅板であることが重要である。なお、マッチング板6の厚みは極端に言えば、原子一層でもよいと考えられる。磁場の強さに影響がない範囲で厚くできる。この直交静電磁場1の中心軸に沿って電流が流れる2芯銅導線7がある。2芯銅導線7の両端は直流電源(24V)8と白熱電球光源9に接続されている。中空4角柱10の内部を占める物質は空気に限定されない。気体以外の液体状、粉体状、固体状などの絶縁物を充填することができる。充填される絶縁物が常磁性体か反磁性体かにより電流の化学的極性が反転する。白熱電球9の光を純水に照射した実験により右手系電流の光を照射された水はBTBがアルカリ性を示す青、普通の静電磁場処理されない電流の光の水は中性を示す緑、左手系電流の光の水は酸性を示す黄色となることを確認している。矩形状銅電極板と銅マッチング板をニッケル板に変更した場合、左手系電流の光の水が青、右手系電流の光の水が黄色となる。この反転現象はニッケルが強磁性体であることによる。静電磁場を流れる電流電子のスピンは静電磁場に支配される度合いが強いため、あえて導線7の芯線をニッケルとする必要はないと考えられる。なお、常磁性体であるアルミニウム等を使用した場合も同様なpH傾向をしめす。それは磁場の方向にスピンが揃う点で同じであるからと解釈できる。電流が通過する静電磁場の長さは短くてよく、3mmもあれば十分であることを確認している。なお矩形状接地電極板3は接地されていなくても電流は化学的極性化される。したがって2枚の電極板のどちらに24Vの電圧を印加するかにより簡単に電流の化学的極性化の方向を決定することができる。2枚の電極間の電場の強さが大気中の電場より10倍以上大きくする。たとえば、1000V/mにする。大気中電場の影響を無視できる。磁場の強さについても4mTもあれば地球磁場の影響を無視できる。
【実施例3】
【0019】
図3は請求項8に関連する。断面が12mm×12mm、長さが20mmの絶縁体の固体状4角柱31の両側面にマッチング板6によりカバーされた矩形状板状磁石N極面4,S極面5.上下面に矩形状銅電極板2,接地矩形状電極板3が密着されている。2芯導線7は中心軸に沿ってあけられた孔32の中を通る。矩形状銅電極板2,3、矩形状板状磁石4、5の長さは20mm以上である必要はない。10mm以下でも、例えば3mmでも電流を化学的に極性化できることが確認できている。固体状誘電体直交静電磁場30の断面、即ち、固体状4角柱31の断面は電流を流す2芯電線7の電流容量と大きさにより決定される。
【実施例4】
【0020】
図4は請求項14にかかる。アーク放電を利用した水処理に化学的極性化された直流電流を供給し水を化学的に極性化された状態にする。2本の棒状炭素電極43と44間に直流アーク放電を生成し、その高温アークの光と熱を落下する粒子状の水滴45に照射する水処理方法である。この棒状炭素電極に流す直流電流を矩形波状とする。その周波数を、例えばシューマン共振の中心波である7.8Hzとして間欠的にアーク放電させる。このことによりアーク放電の光そのものが7.8Hzとなるとともに、放射される電磁波も7.8Hzの周波数を持つようになる。この光、電磁波に照射された水は7.8Hzのシューマン周波数に共鳴し記憶する。定電流装置40からの電流は周波数変換器41により7.8Hzの周波数の矩形波状の直流となる。さらに直流電流化学的極性化装置42により化学的に極性化された状態となる。最終的状炭素電極43,44間を流れるアーク放電電流49となる。アーク放電の光、電磁波は化学的に極性化されている。結果、水は化学的に極性化された状態となる。炭素原子から放射される光は生化学的効果がある。処理された水は健康増進、免疫力向上、化粧水に有効である
【実施例5】
【0021】
電流の化学的極性化を妨げる外乱要因は温度である。温度は電子スピンのランダム化をすすめる。極低温にすると、たとえば液体ヘリウム使って直流の化学的極性化装置を冷却する。電子のスピンは一定方向に揃う。そして揃ったスピンは持続する。スピン方向がそろった直流電流の供給を受けた光源の光は完全に化学的に極性化された状態となる。
【実施例6】
【0022】
4角柱状の直交静電磁場1の空間にはテフロン、塩化ビニール、発砲スチロール、ポリエチレン、アクリル樹脂等の化学合成物質、金属酸化物粉末、絶縁オイル、超純水を含む液体、酸素、窒素を含む気体などを充填することができる。その選択の基準は常磁性体か反磁性体かである。被覆絶縁導線の銅芯線と被覆厚みが静電磁場断面積の中で占める比率が小さく、充填材が静電磁場断面積の殆どを占めるときはそれらの影響は無視できる。原則として被覆材と同一の磁性材料とするのが好ましい。実験結果からは静電磁場に充填される絶縁物は照射対象と同じ物質であることがよいと考えられる。照射対象を水とする場合、超純水を封入するのがよい。
【実施例7】
【0023】
白熱電球、水銀灯、キセノンランプなどの光を利用して水を効率的に化学的に極性化するための方法である、水を照射対象とした場合、炭素原子が放射する光、赤外線が有効である。その方法として、例えば白熱電球のガラス外面をカーボンブラックで半透明にコーティングする。カーボンブラックが紫外線、可視光線を赤外線に変換、2次放射するため、遠赤外線をふくむ化学的に極性化された赤外線の量が増加する。LEDの場合も同様にカーボンブラックで放射面をコーティングすると赤外線の量を増加することができる。エジソン炭素電球に化学的に極性化された電流を供給する方法もある。極性化された赤外線、遠赤外線を効果的に利用するには炭素繊維を発熱源としたヒータがよい。
【産業上の利用可能性】
【0024】
化学的に極性化された電流を光源、電磁波源に供給することのより低周波電磁波から、X線までの光、電磁波を容易に化学的に極性化された状態、即ち還元的状態、酸化的状態できる。産業上の利用は農業、林業、漁業、工業、医療のあらゆる分野に広がる。例えば、医療の分野ではがんに対する光治療の可能性がひろがる。還元的光の照射を受けた水は還元的状態となり植物の成長を促進する。酸化的光の照射は反応容器内の化学反応を促進し反応温度圧力を下げる効果がある。放射性廃棄物の処理に利用できる。半減期を大幅に短縮できる可能性がある。
【符号の説明】
【0025】
1 直交静電磁場
2 矩形状銅電極板
3 接地矩形状銅電極板
4 矩形状板状磁石N極面
5 矩形状板状磁石S極面
6 マッチング板
7 2芯銅線
8 直流電源(24V)
9 白熱電球(7W)
10 中空4角柱(反磁性体)
30 固体状誘電体直交静電磁場
31 固体状4角柱
32 貫通孔
40 定電流装置(直流)
41 周波数変換器(7−8Hz)
42 直流電流化学的極性化装置
43 水滴
44 棒状炭素電極(プラス)
45 棒状炭素電極(マイナス)
46 スプレーノズル
47 排水バルブ
48 水処理塔
49 アーク放電

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正、又は負の電圧(電荷)を印加された電極板がつくる電場と板状磁石がつくる磁場が互いに直交する電磁場空間を直流電流が流れるとき、その方向が電場ベクトルから磁場ベクトルへの回転ベクトルの方向であること。
【請求項2】
正方形を含む2枚の矩形状電極板の片方の矩形状電極板に正、又は負の電圧(電荷)を印加するとともに、残りの矩形状電極板を接地して得られる静電場、2枚の矩形状板状磁石の異なる磁極面間の静磁場が該静電場に直交する4角柱状の直交静電磁場空間、および該直交静電磁場の長さ方向中心軸に沿って配線された2芯導線を基本構成とする直流電流の静電磁場処理装置において、該矩形状電極板間に印加される直流電圧が9−3000の範囲にあること、該矩形状板状磁石の磁極磁束密度が10−2000mTの範囲にあること、該矩形状板状磁石の互いに向かい合う磁極面に該矩形状電極板と同一材質の厚さが0.01−1mmの範囲にある薄板、(通称、マッチング板)が密着されていることを特長とする直流電流の静電磁場処理装置。
【請求項3】
請求項2において、該2枚の矩形状電極板うち1枚にのみ正、又は負の電圧(電荷)を印加すること。
【請求項4】
請求項2において強磁性体、常磁性体、反磁性体のいずれかに属する導電性物質、たとえば金、白金、銀、銅、ビスマス、アルミニウム、鉄、ニッケル、亜鉛、鉛、炭素の中から選ばれたひとつの導電性物質を矩形状電極板、およびマッチング板とすること。
【請求項5】
請求項2において該2芯導線の芯線を電極板、およびマッチング板と同一材質の芯線とすること。
【請求項6】
請求項2における該4角柱状の直交静電磁場空間が空気により占められていること。
【請求項7】
請求項2における該4角柱状の直交静電磁場空間が空気以外の単体気体、混合気体、単体液体、混合液体、粉体状、ゼリー状、固体状のいずれかの絶縁性誘電体により占有されていること。
【請求項8】
請求項2において該矩形状電極板と矩形状板状磁石を4角柱状の絶縁性の固体状誘電体の上下、両側面に密着させ固体状誘電体を媒質とする直交静電磁場とするとともに、該4角柱状固体を中心軸にそって貫通する孔を該2芯導線が配線されていること。
【請求項9】
矩形状電極板、マッチング板、誘電体媒質、2芯線の芯線、2芯線の被覆材の磁性が強磁性体を含む常磁性体、もしくは反磁性体に統一されていること。
【請求項10】
請求項2において、2芯導線を含めて該直交静電磁場が液体窒素点以下の極低温に保持されていること。
【請求項11】
請求項2において2芯導線を流れる直流電流を4 以上120 の範囲の矩形波状の
直流電流とすること。
【請求項12】
透明なガラスの内部に発光体が封入された光源において、該ガラス外面が微粉末状の炭素を主成分とするコーティング剤により薄膜コーティングされていることを特長とする光源に化学的極性化された直流電流を供給すること。
【請求項13】
炭素ヒータに供給する電流を化学的に極性化した直流電流とすること。
【請求項14】
直径が0,01−2mmの範囲の粒子状の水滴がほぼ円錐状、または円筒状に落下する空間の垂直軸方向中心部の水平断面にほぼ平行に直径の両端から中心にむかって挿入された2本の棒状炭素電極間に直流アーク放電を生成し、該直流アークから放射される光と熱に落下中の粒子状水滴が照射されることを特長とする光水処理方法において、該棒状炭素電極に供給される直流電流を請求項2の直流電流の静電磁場処理装置により化学的に極性化された直流電流とする水処理方法、および水処理装置。
【請求項15】
請求項2における該2芯導線を同軸ケーブルとすること。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−71292(P2012−71292A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−233043(P2010−233043)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(596098069)
【Fターム(参考)】