説明

研削形成方法及び回転切削工具

【課題】先端逃げ面の工具中心側を回転砥石により研削形成する際、他の底刃を研削せず、切削加工面粗さを低減することが可能な極めて実用性に秀れた回転切削工具を提供する。
【解決手段】工具本体1の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝が多数形成され、この切り屑排出溝のすくい面3と工具本体の先端逃げ面4との交差稜線部には夫々底刃5が設けられる3枚刃以上の回転切削工具の工具本体の先端面に回転砥石を用いて先端逃げ面を研削形成する該先端逃げ面の研削形成方法であって、一の先端逃げ面の工具中心側の所定範囲を研削形成する際、回転砥石が研削形成する前記一の先端逃げ面に係る一の底刃以外の他の底刃に干渉しないように該回転砥石の回転方向Aを前記一の底刃に対して90°より小さい交差角度αとして研削する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、研削形成方法及び回転切削工具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されるような一般的な3つ以上の底刃を有する多刃ボールエンドミルは、工具本体の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝が複数形成され、この切り屑排出溝のすくい面と前記工具本体の先端逃げ面との交差稜線部には夫々底刃が設けられた構成であり、この先端逃げ面は、高速で回転している回転砥石を接触させ、前記回転砥石の移動軌跡を転写することで研削形成される。
【0003】
具体的には、回転砥石を、先端逃げ面と切り屑排出溝のすくい面との交差稜線部に設けられる底刃に対して直角に交差させるようにして(底刃と回転砥石の回転軸を略平行とした状態)、工具本体と回転砥石とを相対的に移動させることで研削形成される。
【0004】
【特許文献1】特開2005−224898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば4枚刃以上のボールエンドミル若しくは切削抵抗を低減させるため、底刃を工具本体の円周方向に等分割でなく不等分割に配置した3枚刃ボールエンドミルにおいては、回転砥石を底刃に対して直角に交差させるようにして先端逃げ面を研削形成する場合、一の先端逃げ面の工具中心側を研削形成する際、該一の先端逃げ面に係る底刃以外の他の底刃にも回転砥石が接触してしまい、底刃の工具中心側における切削作用が低下するという問題点が生じる。
【0006】
本発明は、上述のような問題点を解決すると共に、切削加工面粗さを改善したもので、一の先端逃げ面の工具中心側を回転砥石により研削形成する際、回転砥石の回転方向を底刃に対して90°より小さい角度で交差させることにより、他の底刃を研削することがないだけでなく、切削加工面粗さを低減することが可能な極めて実用性に秀れた研削形成方法及び回転切削工具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
工具本体1の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝2が多数形成され、この切り屑排出溝2のすくい面3と前記工具本体1の先端逃げ面4との交差稜線部には夫々底刃5が設けられる3枚刃以上の回転切削工具の前記工具本体1の先端面に回転砥石6を用いて先端逃げ面4を研削形成する該先端逃げ面4の研削形成方法であって、一の先端逃げ面4の工具中心側の所定範囲を研削形成する際、前記回転砥石6が研削形成する前記一の先端逃げ面4に係る一の底刃5以外の他の底刃5に干渉しないように該回転砥石6の回転方向Aを前記一の底刃5に対して90°より小さい交差角度αとして研削することを特徴とする研削形成方法に係るものである。
【0009】
また、請求項1記載の研削形成方法であって、前記交差角度αを30°〜65°に設定したことを特徴とする研削形成方法に係るものである。
【0010】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の研削形成方法であって、前記一の先端逃げ面4にして工具中心Oから少なくとも工具外径の0.5%以下の領域を、前記交差角度αとして研削形成することを特徴とする研削形成方法に係るものである。
【0011】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の研削形成方法であって、前記交差角度αは、研削に際し、工具中心側ほど小さくなるように変化せしめられていることを特徴とする研削形成方法に係るものである。
【0012】
また、工具本体1の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝2が多数形成され、この切り屑排出溝2のすくい面3と前記工具本体1の先端逃げ面4との交差稜線部には夫々底刃5が設けられ、前記先端逃げ面4が回転砥石6によって研削形成された3枚刃以上の回転切削工具であって、一の前記先端逃げ面4の工具中心側の所定範囲は、前記回転砥石6の回転方向Aを前記一の先端逃げ面4に係る一の底刃5に対して90°より小さい交差角度αとして研削形成されていることを特徴とする特徴とする回転切削工具に係るものである。
【0013】
また、請求項5記載の回転切削工具であって、前記交差角度αは30°〜65°に設定されていることを特徴とする回転切削工具に係るものである。
【0014】
また、請求項5,6いずれか1項に記載の回転切削工具であって、前記一の先端逃げ面4にして工具中心Oから少なくとも工具外径の0.5%以下の領域が、前記交差角度αで研削形成されていることを特徴とする回転切削工具に係るものである。
【0015】
また、請求項5〜7いずれか1項に記載の回転切削工具であって、前記交差角度αは、研削に際し、工具中心側ほど小さくなるように変化せしめられていることを特徴とする回転切削工具に係るものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明は上述のようにしたから、一の先端逃げ面を研削形成する際、該一の先端逃げ面に係る一の底刃以外の他の底刃を研削することがないだけでなく、該一の底刃に対して研削方向を90°より小さい交差角度とすることで、切削加工面粗さを低減することが可能な極めて実用性に秀れた研削形成方法及び回転切削工具となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0018】
3枚刃以上の回転切削工具の一の先端逃げ面4の工具中心側の所定範囲を研削形成する際、回転砥石6を、該回転砥石6が前記一の先端逃げ面4に係る一の底刃5以外の他の底刃5に干渉しないように該回転砥石6の回転方向を該一の底刃5に対して90°より小さい交差角度αとし(回転砥石6の回転軸を前記一の底刃5と平行でなく該一の底刃5に対して傾斜せしめた状態で)、前記工具本体1と前記回転砥石6とを相対的に移動させて研削することで、回転砥石6を他の底刃5から逃がしながら一の先端逃げ面4の工具中心側を研削形成することが可能となり、よって、一の先端逃げ面4を研削形成する際に前記他の底刃5との干渉を工具中心近傍のみとすることができる(工具中心近傍は干渉が避けられない。)。
【0019】
また、先端逃げ面4の工具中心側を、回転砥石6の回転方向を底刃5に対し直角でなく所定角度傾斜させた状態で交差せしめて研削形成するから、当該工具を用いて切削加工したワークの切削加工面粗さを低減することが可能となる。即ち、先端逃げ面の研削面粗さが同一でも、ワークの切削加工面粗さが改善される。これは、ワークの切削加工仕上がり面が、工具中心近傍の最突出部の回転軌跡形状が転写される作用とワーク加工時のワークのスプリングバックがあるため、研削方向を90°より小さくすると逃げ面と加工面がこすれあって仕上がり面を改善するように作用するためである。
【実施例】
【0020】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施例は、工具本体1の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝2が多数形成され、この切り屑排出溝2のすくい面3と前記工具本体1の先端逃げ面4との交差稜線部には夫々底刃5が設けられる3枚刃以上のボールエンドミルの前記工具本体1の先端面に回転砥石6を用いて先端逃げ面4を研削形成する該先端逃げ面4の研削形成方法であって、一の先端逃げ面4の工具中心側の所定範囲を研削形成する際、前記回転砥石6が研削形成する前記一の先端逃げ面4により形成される一の底刃5以外の他の底刃5に干渉しないように該回転砥石6の回転方向Aを前記一の底刃5に対して90°より小さい交差角度αで交差せしめた状態で、前記工具本体1と前記回転砥石6とを相対的に移動させて研削形成するものである。
【0022】
具体的には、図1に図示したように、工具本体1の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の4つの切り屑排出溝2が形成され、この切り屑排出溝2のすくい面3と前記工具本体1の外周面との交差稜線部に外周刃7が形成され、この切り屑排出溝2のすくい面3と前記工具本体1の先端逃げ面4との交差稜線部には夫々1/4円弧状の底刃5(ボール刃)が設けられた超硬合金から成る4枚刃ボールエンドミルの先端逃げ面4を、回転砥石6(一般的なダイヤモンド研削砥石)を用いて研削形成する場合について説明する。図中、符号Xは工具の回転方向である。尚、4枚刃ボールエンドミルに限らず、3枚刃や5枚刃以上のボールエンドミルであっても同様である。
【0023】
また、本実施例においては、工具本体1には、上記切り屑排出溝2(及びギャッシュ)が形成された後、上記先端逃げ面4が形成され、更に上記外周刃7が形成される。
【0024】
本実施例においては、図2に図示したように、一の先端逃げ面4にして工具中心Oから少なくとも工具外径(外周刃の回転軌跡の径)の0.5%以下の領域を、回転砥石6が前記一の先端逃げ面4により形成される一の底刃5以外の他の底刃5(一の先端逃げ面4の工具回転方向後方側の底刃5)に干渉しないように、該回転砥石6の回転方向Aを前記一の底刃5に対して30°〜65°の交差角度αで交差せしめた状態で、回転砥石6を一の底刃5の延設方向に沿って移動させることで研削形成する。
【0025】
発明者等は、交差角度αについて、実験の結果、30°未満では底刃5のバックアップ量が不足し、強度不足となるため、微小チッピングが生じ易くなり、また、65°以上では、この先端逃げ面4の工具中心側に転写される砥石の研削面粗さが低下することによる切削加工面粗さの改善作用が小さくなることを確認した。
【0026】
具体的には、図3,4に図示したように切刃近傍を微視的に見ると交差角度αが0°に近づく程、研削目の方向が底刃15と平行に近づくため、底刃15のバックアップ量が不足し、刃こぼれが生じ易くなる。特に、30°未満では刃こぼれによる切削加工面粗さの顕著な悪化が確認された。更に、交差角度αが0°に近づく程、砥石の平面度が先端逃げ面14に転写されるため、砥石にゆがみ・ダレ等の形状崩れがある場合、所定の狙った逃げ角が安定して形成できず(図4拡大部参照)、所定のクリアランスが確保できなくなったり、所望の底刃剛性を確保できなくなるデメリットが生じることが確認された。尚、図中、符号aは回転砥石16の回転方向、bは回転砥石16の移動方向、13はすくい面である。
【0027】
また、図5,6に図示したように交差角度αが90°の場合には、一の底刃15の延設方向に沿って回転砥石16のR形状が転写され、回転砥石16の最突出部で研削が行われるため、砥石形状のゆがみ・ダレ等の影響がなく、先端逃げ面14が安定したコンケーブ形状(図6拡大部参照)となる利点がある一方、切削した場合の加工面粗さが大きいことが確認された。
【0028】
この点、図7に図示したように、交差角度αを0°よりは大きく90°より小さい角度とすると、先端逃げ面の研削面粗さは同等だが、ワークの切削加工面粗さが改善される。これは、ワークの切削加工仕上がり面が、工具中心近傍の最突出部の回転軌跡形状が転写される作用とワーク加工時のワークのスプリングバックがあるため、研削方向を90°より小さくすると逃げ面と加工面がこすれあって仕上がり面を改善するように作用するためである。具体的には、30°〜45°の範囲で切削加工面粗さが大きく改善され、特に30°近傍では顕著に改善されることが確認された。
【0029】
以上の点を鑑み、本実施例においては、交差角度αを30°〜65°(好ましくは30°〜45°)に設定している。
【0030】
また、本実施例においては、工具中心Oから工具外径の0.5%以下の領域(工具中心側領域)を、上記交差角度αを90°以下にして研削し、残余の領域(工具外周側領域)を、上記交差角度を90°として研削している。それ以上の広い領域について交差角度αを90°より小さくしても良いが、最も多用される平面仕上げ加工には、切削作用をしない領域であるから、効果を発揮しないこととなる。
【0031】
また、工具中心側領域を研削する際、工具中心側ほど交差角度αが小さくなるようにこの回転砥石6の傾斜角度を変化させながら研削している。本実施例においては、最も工具中心側において交差角度αが45°となるように回転砥石6の傾斜角度を設定し、工具中心Oから工具外径の5%の位置まで交差角度αを徐々に大きくし、それより外側では交差角度αを90°としている。
【0032】
即ち、本実施例においては、工具中心側の交差角度αを45°とし、工具中心Oから工具外径の5%の位置まで回転砥石6を移動しながら交差角度が徐々に大きくなる方向に変化させて90°まで到達させ、より工具外周側では交差角度αを90°に保ちながら先端逃げ面4を形成している。
【0033】
従って、本実施例は、交差角度αを、先端側ほど小さくし、最先端部で45°とすることで、焼入れ鋼等の高硬度の難削材で仕上げ加工に使用すると、高精度の優れた切削加工面粗さを得ることが可能で、面粗さの品質寿命の長いボールエンドミルを得ることが可能となる。
【0034】
尚、本実施例においては、上述のように工具中心側領域を研削する際、交差角度αを徐々に変化させながら研削するようにしているが、一定の交差角度αで研削しても良い。
【0035】
また、本実施例においては、工具本体1を移動させながら研削を行っているが、回転砥石6を移動させながら研削しても、双方を移動させながら行っても良い。
【0036】
また、本実施例はボールエンドミルについて説明しているが、スクエアエンドミルやラジアスエンドミルの先端逃げ面に上記方法を用いて加工を施すことも可能であり、この場合も本実施例と略同等の効果を得ることが可能である。
【0037】
本実施例は上述のようにしたから、3枚刃以上のボールエンドミルの一の先端逃げ面4の工具中心側の所定範囲を研削する際、回転砥石6を、該回転砥石6が前記一の先端逃げ面4により形成される一の底刃5以外の他の底刃5に干渉しないように該一の底刃5に対して30°〜65°で交差せしめた状態で、前記工具本体1と前記回転砥石6とを相対的に移動させて研削形成することで、回転砥石6を、研削対象である一の先端逃げ面4により形成される一の底刃5以外の他の底刃5から逃がしながら一の先端逃げ面4の工具中心側を研削形成することが可能となり、一の先端逃げ面4を研削加工する際に前記他の底刃5との干渉を先端(工具中心)近傍のみとすることができる。
【0038】
また、ボールエンドミルにおいて加工面を仕上げる先端逃げ面4の工具中心側を、回転砥石6の回転方向を底刃5に対し直角でなく所定角度傾斜させた状態で交差せしめ、工具本体1と回転砥石6とを相対的に移動させて研削することで、切削加工面粗さを低減することが可能となる。
【0039】
従って、本実施例は、一の先端逃げ面を研削形成する際、該一の先端逃げ面により形成される一の底刃以外の他の底刃を研削することがないだけでなく、切削加工面粗さを低減することが可能な極めて実用性に秀れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施例に係る4枚刃ボールエンドミルの概略説明正面図である。
【図2】本実施例に係る4枚刃ボールエンドミルの要部の概略説明斜視図である。
【図3】回転砥石と底刃との交差関係(平行)を説明する概略説明平面図である。
【図4】図3の交差関係で形成された逃げ面形状の概略説明側面図である。
【図5】回転砥石と底刃との交差関係(直角)を説明する概略説明平面図である。
【図6】図5の交差関係で形成された逃げ面形状の概略説明側面図である。
【図7】本実施例の回転砥石と底刃との交差関係を説明する概略説明平面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 工具本体
2 切り屑排出溝
3 すくい面
4 先端逃げ面
5 底刃
6 回転砥石
A 回転方向
α 交差角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工具本体の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝が多数形成され、この切り屑排出溝のすくい面と前記工具本体の先端逃げ面との交差稜線部には夫々底刃が設けられる3枚刃以上の回転切削工具の前記工具本体の先端面に回転砥石を用いて先端逃げ面を研削形成する該先端逃げ面の研削形成方法であって、一の先端逃げ面の工具中心側の所定範囲を研削形成する際、前記回転砥石が研削形成する前記一の先端逃げ面に係る一の底刃以外の他の底刃に干渉しないように該回転砥石の回転方向を前記一の底刃に対して90°より小さい交差角度として研削することを特徴とする研削形成方法。
【請求項2】
請求項1記載の研削形成方法であって、前記交差角度を30°〜65°に設定したことを特徴とする研削形成方法。
【請求項3】
請求項1,2いずれか1項に記載の研削形成方法であって、前記一の先端逃げ面にして工具中心から少なくとも工具外径の0.5%以下の領域を、前記交差角度として研削形成することを特徴とする研削形成方法。
【請求項4】
請求項1〜3いずれか1項に記載の研削形成方法であって、前記交差角度は、研削に際し、工具中心側ほど小さくなるように変化せしめられていることを特徴とする研削形成方法。
【請求項5】
工具本体1の外周に、工具先端から基端側に向かう螺旋状の切り屑排出溝が多数形成され、この切り屑排出溝のすくい面と前記工具本体の先端逃げ面との交差稜線部には夫々底刃が設けられ、前記先端逃げ面が回転砥石によって研削形成された3枚刃以上の回転切削工具であって、一の前記先端逃げ面の工具中心側の所定範囲は、前記回転砥石の回転方向を前記一の先端逃げ面に係る一の底刃に対して90°より小さい交差角度として研削形成されていることを特徴とする特徴とする回転切削工具。
【請求項6】
請求項5記載の回転切削工具であって、前記交差角度は30°〜65°に設定されていることを特徴とする回転切削工具。
【請求項7】
請求項5,6いずれか1項に記載の回転切削工具であって、前記一の先端逃げ面にして工具中心から少なくとも工具外径の0.5%以下の領域が、前記交差角度で研削形成されていることを特徴とする回転切削工具。
【請求項8】
請求項5〜7いずれか1項に記載の回転切削工具であって、前記交差角度は、研削に際し、工具中心側ほど小さくなるように変化せしめられていることを特徴とする回転切削工具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−264965(P2008−264965A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−113582(P2007−113582)
【出願日】平成19年4月23日(2007.4.23)
【出願人】(000115120)ユニオンツール株式会社 (44)
【Fターム(参考)】