説明

破砕機

【課題】破砕機に関し、被破砕物を破砕する際に破砕片や粉塵が周囲に飛散することを抑制するとともに騒音を抑制する。
【解決手段】破砕装置の上部に配置されたホッパの投入口を開閉自在に覆う蓋70を備え、蓋70が、その骨格として形成された格子状の金属骨71と、金属骨71上に配置され少なくとも一部に透明部72aが形成された第1蓋72と、第1蓋72よりもホッパ側に配置され少なくとも一部が金属網からなる第2蓋73とを有するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホッパの投入口を開閉自在に覆う蓋を備えた破砕機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば特許文献1に開示されているように、廃プラスチック,廃タイヤ等の産業廃棄物や冷蔵庫,洗濯機等の廃電化製品等を破砕処理する作業機械として、剪断式破砕装置(シュレッダ。以下単に破砕装置ともいう)を搭載した自走式破砕機が開発されている。
この自走式破砕機について図4及び図5を用いて説明すると、自走式破砕機1は、図4に示すように、クローラ式の走行装置10と、走行装置10上に架台フレームを介して配設され産業廃棄物や廃電化製品等(以下、被破砕物という)を破砕するシュレッダ20と、シュレッダ20の真上に配置され被破砕物をシュレッダ20の内部へ供給するホッパ(供給装置)30と、シュレッダ20により破砕された被破砕物を機外に排出する排出装置40と、ホッパ30の後方に隣接して配置されオペレータが搭乗可能な搭乗スペース50とを備えている。
【0003】
シュレッダ20は、図4及び図5に示すように、ハウジング21と、ハウジング21内に回転可能且つ略水平で相互が平行に延在して設けられた一対のロール(回転軸)22と、ロール22の外周部に所定の間隔をおいて取り付けられた複数の破砕刃23とを有している。そして、ロール22がロール22間に被破砕物を引き込むように互いに逆転し、破砕刃23の剪断で引き込まれた被破砕物を細片に切り刻むことができるようになっている。
【0004】
ホッパ30は、略逆四角錐状に形成され、その下部がシュレッダ20のハウジング21に固定されている。そして、上面を開口して形成された投入口31に対して油圧ショベル等により被破砕物が投入されることで、被破砕物をシュレッダ20へ供給できるようになっている。
このホッパ30の投入口31は、常時開口しており、ホッパ30に順次被破砕物を投入し、自走式破砕機1は連続して破砕作業ができるようになっている。
【特許文献1】特開2003−205253号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の自走式破砕機1は、上述のようにホッパ30の直下にシュレッダ20が位置するので、被破砕物が破砕される際に、破砕片や破砕に伴う粉塵がホッパ30を介して周囲に飛散しやすく、また騒音が拡散しやすいという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、被破砕物を破砕する際に破砕片や粉塵が周囲に飛散することを抑制することができるとともに騒音を抑制することができる、破砕機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明の破砕機は、被破砕物を破砕する破砕装置と、前記破砕装置の上部に配置されるとともに、上面を開口して形成された投入口を有し前記投入口から前記被破砕物が投入されるホッパと、前記投入口を開閉自在に覆う蓋とを備え、前記蓋は、その骨格として形成された格子状の金属骨と、前記金属骨上に配置され少なくとも一部に透明部が形成された第1蓋と、前記第1蓋よりも前記ホッパ側に配置され少なくとも一部が金属網からなる第2蓋とを有していることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の本発明の破砕機は、請求項1記載の破砕機において、前記ホッパに隣接して配置され、オペレータが搭乗可能な搭乗スペースを備え、前記蓋は、開状態では、前記搭乗スペースと前記ホッパとを仕切るように配置されていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明の破砕機は、被破砕物を破砕する破砕装置と、前記破砕装置の上部に配置されるとともに、上面を開口して形成された投入口を有し前記投入口から前記被破砕物が投入されるホッパと、前記投入口を開閉自在に覆う蓋と、前記ホッパに隣接して配置され、オペレータが搭乗可能な搭乗スペースとを備え、前記蓋は、開状態では、前記搭乗スペースと前記ホッパとを仕切るように配置されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の本発明の破砕機は、請求項1〜3の何れか1項に記載の破砕機において、前記破砕装置は、一対の回転軸と前記回転軸の外周部に設けられた破砕刃を有し、前記一対の回転軸は両者間に前記被破砕物を引き込むように互いに逆転し、前記破砕刃の剪断で前記被破砕物が破砕されるように構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の破砕機のホッパによれば、破砕時において蓋を閉状態としホッパの投入口を覆うことができるので、破砕片や粉塵が周囲に飛散することを抑制することができるとともに、破砕に係る騒音を抑制することができる(請求項1,3)。
また、蓋は、透明部が形成された第1蓋と、第1蓋よりもホッパ側に配置された金属網からなる第2蓋とを有しているので、透明部により下方の破砕装置の破砕・詰まり状況を視認することが可能でありながら、金属網により破砕片や粉塵の飛散を効果的に抑制することができる(請求項1)。
【0010】
また、蓋は、開状態では、オペレータが搭乗する搭乗スペースとホッパとを仕切るように構成されているので、蓋の開時にホッパを越えて破砕片が飛散したとしても、搭乗スペースは破砕片の飛散しない空間とすることができる。(請求項2,3)。
さらに、破砕装置が回転軸と破砕刃とからなるいわゆるシュレッダである破砕機のホッパに本蓋を適用すれば、従来、常時開口していたシュレッダのホッパにおいて、破砕片や粉塵が周囲に飛散することを抑制することができるとともに、破砕に係る騒音を抑制することができる(請求項4)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[一実施形態]
図1〜図3は本発明の一実施形態にかかる破砕機を説明するものであり、図1はその破砕機のホッパの蓋の断面を示す分解図、図2(a)〜(c)はそれぞれ図1の蓋の各部を示す平面図、図3はその破砕機の全体を示す側面図である。
なお、従来技術と同様の部材には同一の符号を付して説明するとともに、図5を適宜流用して説明する。
【0012】
<構成>
破砕機1は、図3に示すように、自走式の破砕機であって、クローラ式の走行装置10と、走行装置10上に架台フレーム(図示略)を介して配設され被破砕物を細かく破砕するシュレッダ20と、シュレッダ20の内部に被破砕物を供給するホッパ30と、シュレッダ20により破砕された被破砕物を機外に排出する排出装置40と、ホッパ30に隣接して配置されオペレータが搭乗可能な搭乗スペース50と、上記走行装置10,シュレッダ20及び排出装置40を駆動する原動機を内部に収納した動力室60とを備えている。
【0013】
シュレッダ20は、ホッパ30の直下に配置されており、図5に示すように、ハウジング21と、ハウジング21内に回転可能に設けられた一対のロール22と、ロール22の外周部に取り付けられた複数の破砕刃23とを有している。そして、ロール22がロール22間に被破砕物を引き込むように互いに逆転し、破砕刃23の剪断で引き込まれた被破砕物を細片に切り刻むことができるようになっている。
【0014】
また、シュレッダ20は、下方に設けられた排出口から排出装置40へと被破砕物を落下させることができるようになっている。
ホッパ30は、略逆四角錐状に形成され、その下部がシュレッダ20のハウジング21に固定されている。つまり、ホッパ30は、シュレッダ20の上面から上方へ向けてさらに拡大するような漏斗形状をなしている。そして、上面を開口して形成された投入口31に対して油圧ショベル等により被破砕物が投入されることで、被破砕物をシュレッダ20へ供給できるようになっている。
【0015】
また、ホッパ30には、投入口31を開閉自在に覆う蓋70が備えられている。
蓋70は、図1及び図2(a)〜(c)に示すように、その骨格として形成された格子状の金属骨71と、金属骨71上に配置され少なくとも一部に下方を視認可能な透明部72aが形成された第1蓋72と、前記第1蓋72よりもホッパ30側に配置され網状に形成された金属網からなる第2蓋73とを有し、二重蓋構造となっている。
【0016】
各構成要素について詳述すると、金属骨71は、図2(b)に示すように、外枠となる略口字状の枠フレーム71aと、枠フレーム71aの対向する二辺に架け渡された少なくとも1本(ここでは5本)の縦フレーム71bと、枠フレーム71aの対向する他の二辺に架け渡された少なくとも1本(ここでは2本)の横フレーム71cとを有している。縦フレーム71b及び横フレーム71cは、枠フレーム71aに対して上方に緩やかに弧を描いて架け渡されている。そして、こうした金属骨71の構成により、蓋70全体が上方に膨らむ形状になっている。
【0017】
第1蓋72の透明部72aは、例えば透明のアクリル板や透明のビニール板等で形成され、窓として機能するようになっている。そして、透明部72aは、図2(a)に示すように、蓋70を閉状態とした際に、搭乗スペース50に搭乗したオペレータがシュレッダ20を視認するのに適正な所定の位置に配置されている。ここでは、縦フレーム71bと横フレーム71cの骨組みを利用して、縦フレーム71bと横フレーム71cとで区切られた所定の区画に透明部72aが配置されている。さらに、透明部72aを除く他の部分72bは、厚手の織物(例えば帆布等)により形成されている。
【0018】
つまり、第1蓋72は、透明部72aが配置される所定の位置以外の金属骨71の上部に厚手の織物を張り、所定の位置の金属骨71の上部に透明のアクリル板や透明のビニール板を張ることで構成されている。
第2蓋73の金属網は、図2(c)に示すように、金属骨71の格子目よりも格段に細かい格子目(網目)の網状に形成されており、また、弾力的にたわむことができるようになっている。そして、金属網によりシュレッダ20から飛散する破砕片を跳ね返すことができるようになっている。第2蓋73の金属網は、金属骨71の枠フレーム71aの下部に張られている。
【0019】
蓋70は、上述のように、金属骨71の上部に第1蓋72が取り付けられ、金属骨71の下部に第2蓋73が取り付けられるので、図1に示すように、第1蓋72と第2蓋73との間には、所定の間隙dが形成されている。間隙dは、蓋70端部から蓋70中央部に近づくに従いだんだん大きくなるように設定されている。また、間隙dは、蓋70の閉状態において破砕片がホッパ30内で飛散し第2蓋73に当たり、第2蓋73がたわんだとしても、第2蓋73が第1蓋72に干渉しないような大きさに設定されている。つまり、第2蓋73の破砕片衝突による膜振動を許容しうる大きさに設定されている。
【0020】
また、蓋70は、開状態とした際には、搭乗スペース50とホッパ30とを仕切るように構成されている。つまり、ここでは、搭乗スペース50とホッパ30との間に蓋70の開閉の揺動軸が固定され、蓋70はその揺動軸を中心に上下方向に揺動し、投入口31を開閉自在となっている。そして、蓋70は、図3に二点鎖線で示すように開状態となった際に、搭乗スペース50とホッパ30との仕切壁として機能するようになっている。
【0021】
さらに、蓋70は、特に図示しないが、ガススプリング等を備え、ガススプリングによりその開閉動作が補助されるようになっている。また、破砕機1の走行時又は搬送時において蓋70が機体振動等により勝手に開閉しないように、蓋70を閉状態に保持するロック構造を備えている。
排出装置40は、図3に示すように、シュレッダ20の排出口から排出された被破砕物を機外に搬送すべく、シュレッダ20の下方から動力室60の下方を通って機体後上方に向けて突出する状態で延在する搬送コンベア41と、搬送コンベア41上を運搬される被破砕物に含まれる磁性物を磁気的に吸引除去する磁選機42とを備えている。
【0022】
搭乗スペース50には、オペレータが操作可能な操縦パネル等が備えられている。そして、搭乗スペース50に搭乗したオペレータは、蓋70の透明部72aを介してホッパ30内を覗き込むことができるようになっている。
【0023】
<作用・効果>
本発明の一実施形態にかかる破砕機は上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
【0024】
破砕機1は、破砕作業時には、まず蓋70を開状態とし、油圧ショベル等によりホッパ30に被破砕物が投入される。
ホッパ30で受け入れられた被破砕物は、直下のシュレッダ20へと供給され、シュレッダ20により噛み切るように所定の大きさに剪断破砕される。このとき、蓋70は閉状態とされる。
【0025】
破砕された被破砕物は、シュレッダ20下方の排出口を介して搬送コンベア41上に落下し、途中磁選機42により磁性物を除去されながら機外に排出される。
ここで、ホッパ30には、投入口31を開閉自在に覆う蓋70が形成されているので、蓋70を閉状態とし、被破砕物を破砕する際に破砕片や粉塵が周囲に飛散することを抑制することができるとともに騒音を抑制することができる。
【0026】
また、蓋70は金属骨71を有する二重蓋構造に形成されているので、金属骨71及び第2蓋73の金属網により破砕片の飛散を抑制し第1蓋72により粉塵を抑制しながら、第1蓋72の透明部72aを通してシュレッダ20を視認することができ、シュレッダ20の破砕又は詰まり状況を監視することができる。
また、破砕片が第2蓋73の金属網や金属骨71により飛散することを抑制されるので、透明部72aに破砕片が当たることを防止でき、破砕片が当たることで透明部72aが損傷することを抑制することができる。
【0027】
また、第1蓋72と第2蓋73との間に間隙dが形成されているので、第2蓋73に破砕片が衝突し第2蓋73が膜振動したとしても、第2蓋73が第1蓋72に干渉することを防止することができる。
また、第1蓋72は主に帆布等の厚手の織物を用いて形成されているので、微小な粉塵が飛散することを良好に抑制することができる。
【0028】
また、蓋70を開状態とした際には、蓋70は、搭乗スペース50とホッパ30とを仕切る仕切壁として機能するので、蓋70を開状態として破砕作業を行ないホッパ30を超えて破砕片が飛散したとしても、搭乗スペース50は破砕片の飛散しない空間とすることができる。同時に、透明部72aを通してホッパ30やシュレッダ20を視認することができ、ホッパ30の投入状況やシュレッダ20の破砕・詰まり状況を監視することができる。
【0029】
[その他]
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、第1蓋72は、透明部72aと織物の部分(以下、織物部という)72bとで形成されているが、全面が透明部72aで形成されていても良いし、全面が織物部72bで形成されていても良い。また、第2蓋73は、全面が金属網で形成されているが、一部(例えば、透明部72aの直下の部分)が金属網で形成されるとともに他部が金属板等で形成されていても良い。
【0030】
また、上述の実施形態では、蓋70は所定の厚みを有する二重蓋に構成されているが、一重の蓋に構成されていても良い。なお、一重の蓋の場合は、蓋の開状態において、蓋が少なくとも搭乗スペース50とホッパ30とを仕切るように構成されていることが好ましい。そして、一重の蓋は、破砕片等の衝突で破損しないように強固に形成され、透明部を形成する場合には透明部には例えば防弾ガラスを用いたり、透明部以外の部分には厚手の金属板を用いたりすることが好ましい。
【0031】
また、上述の実施形態では、ホッパ30は逆四角錐形状に形成されたが、ホッパ30の形状・構成はこれに限らず、例えば逆円錐形状に形成されていても良い。
また、上述の実施形態では、ホッパ30はシュレッダ20の真上に配置されているが、完全に真上でなく大部分がシュレッダ20の真上に配置されていれば良い。つまり、シュレッダ20の上部に配置され、投入された被破砕物がまっすぐ落下してシュレッダ20に到達するホッパ30に、本蓋70を適用することが好ましい。
【0032】
また、上述の実施形態では、蓋70は、ホッパ30の投入口31を全面的に覆うように構成されていても良いし、一部開放させ部分的に覆うように構成されていても良い。部分的に覆う蓋70は、例えば、長尺の被破砕物の投入のために昇降可能な公知のリフティングホッパをさらに備えた破砕機において有用である。つまり、上記一実施形態の略逆四角錐形状のホッパ(以下、固定ホッパという)30とホッパ一端から延びる横長形状のリフティングホッパとの連結部分における投入口は開放し、シュレッダ20の真上に位置する固定ホッパ30上面の投入口31のみを閉じる蓋に形成すれば、破砕時におけるホッパ30の開口が最小限に抑えられ破砕片及び粉塵の飛散や騒音を抑制することが可能でありながら、リフティングホッパから常時被破砕物が投入されることが可能となる。
【0033】
また、上述の実施形態では、破砕装置としてシュレッダを備えた自走式破砕機を例示したが、ホッパ30の直下に破砕装置が配置される破砕機であれば破砕装置の種類はシュレッダに限らず、また、自走式破砕機でなく定置式破砕機であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態にかかる破砕機のホッパの蓋の断面を示す分解図である 。
【図2】本発明の一実施形態にかかる破砕機のホッパの蓋を示す図であって、(a) 〜(c)ともに蓋の各部を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる破砕機の全体を示す側面図である。
【図4】従来の破砕機を示す側面図である。
【図5】一般的なシュレッダを示す断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 破砕機(自走式破砕機)
10 走行装置
20 シュレッダ(破砕装置)
21 ハウジング
22 ロール(回転軸)
23 破砕刃
30 ホッパ(供給装置)
31 投入口
40 排出装置
41 搬送コンベア
42 磁選機
50 搭乗スペース
60 動力室
70 蓋
71 金属骨
71a 枠フレーム
71b 縦フレーム
71c 横フレーム
72 第1蓋
72a 透明部
72b 他の部分(織物部)
73 第2蓋
d 間隙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被破砕物を破砕する破砕装置と、
前記破砕装置の上部に配置されるとともに、上面を開口して形成された投入口を有し前記投入口から前記被破砕物が投入されるホッパと、
前記投入口を開閉自在に覆う蓋とを備え、
前記蓋は、その骨格として形成された格子状の金属骨と、前記金属骨上に配置され少なくとも一部に透明部が形成された第1蓋と、前記第1蓋よりも前記ホッパ側に配置され少なくとも一部が金属網からなる第2蓋とを有している
ことを特徴とする、破砕機。
【請求項2】
前記ホッパに隣接して配置され、オペレータが搭乗可能な搭乗スペースを備え、
前記蓋は、開状態では、前記搭乗スペースと前記ホッパとを仕切るように配置されている
ことを特徴とする、請求項1記載の破砕機。
【請求項3】
被破砕物を破砕する破砕装置と、
前記破砕装置の上部に配置されるとともに、上面を開口して形成された投入口を有し前記投入口から前記被破砕物が投入されるホッパと、
前記投入口を開閉自在に覆う蓋と、
前記ホッパに隣接して配置され、オペレータが搭乗可能な搭乗スペースとを備え、
前記蓋は、開状態では、前記搭乗スペースと前記ホッパとを仕切るように配置されている
ことを特徴とする、破砕機。
【請求項4】
前記破砕装置は、一対の回転軸と前記回転軸の外周部に設けられた破砕刃を有し、前記一対の回転軸は両者間に前記被破砕物を引き込むように互いに逆転し、前記破砕刃の剪断で前記被破砕物が破砕されるように構成されている
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の破砕機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−289808(P2007−289808A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−117795(P2006−117795)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(000190297)新キャタピラー三菱株式会社 (1,189)
【Fターム(参考)】