説明

磁気インク文字読取装置および小切手処理装置

【課題】磁気インク文字を磁気インク文字認識と光学文字認識により精度良く認識可能な小切手処理装置において、その処理の高速化を図ること。
【解決手段】小切手処理装置1は、小切手6の磁気インク文字列6Aを読み取る磁気ヘッド23と、磁気インク文字列6Aを含む小切手の表面画像を読み取るライン型のCMOSイメージセンサ22からなるコンタクトイメージスキャナ21と、このスキャナ21による1ドットライン分のドットデータのうち、磁気インク文字列6Aの画像データが含まれている幅Wのドットデータ部分のみを当該スキャナ21から読み出す制御部30と、磁気ヘッド23による読み取りデータ、および、スキャナ21から読み出されたドットデータ部分をそれぞれ記憶するバッファメモリ35,37とを有している。1ドットラインデータの読取時間を短くでき、読取時間によって媒体の搬送速度が制約されるなどの弊害を回避できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気インク文字が印刷されている小切手類などの媒体から磁気インク文字を読み取り、読み取り結果に基づき仕分けなどの処理を行う小切手処理装置に用いられる磁気インク文字読取装置に関する。さらに詳しくは、磁気インク文字を、磁気ヘッドの読み取りデータおよびイメージセンサによる読み取りデータの双方に基づき認識する磁気インク文字読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
銀行窓口のテラーターミナルなどにおいては小切手類の電子決済を行うための小切手処理装置が利用されている。小切手処理装置では、小切手類を搬送路に沿って搬送し、搬送路の途中に配置されている磁気ヘッドにより磁気インク文字を読み取り、イメージセンサにより小切手類の表裏の画像を読み取り、これらの読み取り情報に基づき小切手類の仕分け処理などを行っている。
【0003】
特許文献1には、磁気インク文字を磁気インク文字読取装置で読み取ると共に、光学文字認識装置によって光学的に読み取り、磁気読取データと光学読取データを比較検証して、より正確に磁気インク文字を読み取る技術が提案されている。また、特許文献2には、証券処理装置において、読み取り対象の証券の搬送方向に直交する方向に離れた位置に2台のライン型の文字読取センサ部を配置し、読み取りが必要な部分(証券の金額欄およびMICRエンコード領域)のみの画像を読み取ることにより、不要な画像データの読み込みを省略できるようにしている。
【特許文献1】特開2003−6713号公報
【特許文献2】特開2001−143106号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の小切手処理装置、証券処理装置などにおいては、磁気インク文字の光学文字認識装置として一般にライン型のCCDイメージセンサが使用されている。CCDイメージセンサは、その構造上、一列に配列された各光電変換素子で読み込まれた1ドットラインデータを先頭ドットから最後のドットまで順次に転送出力する必要があり、1ドットライン分のドットデータの転送時間によって定まる読取速度により、小切手類の搬送速度などが制約を受けることがある。この場合には、読取速度が小切手類の処理のスループットの向上の制約になる可能性ある。
【0005】
また、複数台のCCDイメージセンサを配置して、必要部分のみのドットデータを読み込むようにした場合には、小切手類の読み取り可能領域が制限されてしまい、汎用性に欠ける。これに加えて、複数台のCCDイメージセンサを配置することは費用効率が低いなどの問題点がある。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ライン型のイメージセンサによる磁気インク文字を含む画像データの読取速度によって、小切手類などの媒体の処理速度が制約をうけないようにした磁気インク文字読取装置、および、小切手処理装置を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の磁気インク文字読取装置は、
媒体の表面に印刷されている磁気インク文字を読み取るための磁気ヘッドと、
前記磁気インク文字を含む前記媒体の表面画像を読み取るためのライン型のCMOSイメージセンサと、
前記CMOSイメージセンサによる1ドットライン分のドットデータのうち、前記磁気インク文字の画像データが含まれている領域のドットデータ部分のみを当該CMOSイメージセンサから読み出す読み出し制御手段と、
前記磁気ヘッドによる読み取りデータ、および、前記CMOSイメージセンサから読み出された前記ドットデータ部分を記憶する記憶部とを有していることを特徴としている。
【0008】
本発明の磁気インク文字読取装置では、媒体の表面画像がライン型のCMOSイメージセンサを用いて読み取られる。CMOSイメージセンサは、構造上、CCDイメージセンサとは異なり、1ドットライン分のドットデータのうち、必要とされる領域のドットデータのみを順次に、対応する光電変換素子から読み出して転送して出力することができる。したがって、1ドットラインの全ドットデータを転送して出力する必要がなく、1ドットライン分のドットのデータ転送時間として、必要領域に含まれている数のドットデータを転送して出力する時間のみが必要とされる。したがって、CCDイメージセンサの場合とは異なり、1ドットラインのドットデータの読取時間を短くでき、読取時間によって媒体の搬送速度が制約されるなどの弊害を回避できる。よって、磁気インク文字を高速で読取可能な磁気インク文字読取装置を得ることができる。
【0009】
ここで、媒体に印刷されている磁気インク文字の読み取りは、媒体と、磁気ヘッドおよびCMOSイメージセンサとを相対的に移動すればよい。一般的には、媒体の搬送機構を設け、磁気ヘッドによる読み取り位置、および、CMOSイメージセンサによる読み取り位置を経由する搬送路に沿って媒体を搬送することが望ましい。
【0010】
また、媒体の種類、サイズによって磁気インク文字の印刷位置が変わることがある。この場合には、予め設定したCMOSイメージセンサから読み出されるドットデータ部分に磁気インク文字の画像の一部が含まれない可能性がある。このような事態に対処できるようにするためには、CMOSイメージセンサから読み出されるドットデータ部分の領域を設定する読み出し領域設定手段を設け、この領域を変更できるようにすることが望ましい。
【0011】
さらに、磁気インク文字読取装置に、記憶部に記憶された磁気ヘッドによる読み取りデータ、および、CMOSイメージセンサによる読み取りデータに基づき、磁気インク文字を認識する文字認識処理手段を設け、磁気インク文字を認識できるようにしてもよい。勿論、記憶部に記憶されたデータを、たとえば上位のコンピュータなどに転送して、そこで、磁気インク文字の認識を行ってもよい。
【0012】
次に、本発明は、磁気インク文字が印刷された小切手類を処理するための小切手処理装置であって、上記構成の磁気インク文字読取装置を有していることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明の磁気インク文字読取装置では、磁気インク文字が印刷されている媒体の表面画像をライン型のCMOSイメージセンサを用いて読み取るようにしている。したがって、CCDイメージセンサを用いる場合とは異なり、1ドットライン分のドットデータのうち磁気インク文字の画像データが含まれている一部分のドットデータのみを出力させることができる。
【0014】
よって、磁気インク文字認識のためには不要なドットデータを含む1ドットラインの全てのドットデータを常に出力して記憶保持する場合に比べて読取速度を高めることができる。また、記憶部の記憶容量を少なくでき、データ処理量も少なくて済むので、廉価な回路構造とすることもできる。
【0015】
また、本発明の小切手処理装置では、磁気インク文字の画像データの読取速度が速いので、小切手類の処理動作のスループットを高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した小切手処理装置の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は本実施の形態に係る小切手処理装置の斜視図であり、図2はその平面図である。小切手処理装置1は、装置本体側の本体ケース2と、本体ケース2の先端部に取り付けた垂直軸3を中心として左右に開閉可能な開閉カバー4、5とを備えている。本体ケース2と開閉カバー4、5の間には、小切手6を搬送するための小切手搬送路7が形成されている。小切手搬送路7は、上から見た場合に略U字状に湾曲して延びている細幅の垂直溝によって規定されている。小切手搬送路7の小切手搬送方向の上流端は、細幅の垂直溝からなる小切手送り出し通路8を介して広幅の垂直溝からなる小切手供給部9に繋がっている。小切手搬送路7の下流端は小切手収納部10に繋がっている。
【0018】
小切手収納部10は、小切手搬送路7の下流端に繋がっている細幅の垂直溝からなる送り込み通路11と、この送り込み通路11の上流端から分岐している分岐通路12と、送り込み通路11に繋がっている所定深さの長方形の垂直溝からなる第1収納ポケット13と、分岐通路12に繋がっている所定深さの長方形の垂直溝からなる第2収納ポケット14を備えている。
【0019】
小切手6は、図1に示すように、その表面6aの下端部分に、その長辺方向に磁気インク文字列6Aが印刷されている。また、表面6aには、所定の模様の背景に、金額、振出人、番号、サインなどが記載されており、裏面6bには裏書き欄などが設けられている。小切手6は、上下方向を揃え、表面6aがU形状の小切手搬送路7の外側を向くように、小切手供給部9に挿入される。
【0020】
小切手搬送路7には、図2において点線で示すように、小切手6の表面画像を読み取るためのコンタクトイメージスキャナ21、その磁気インク文字を読み取るための磁気ヘッド23、その表面に「電子決済済み」などの印刷を行う印刷機構24がこの順序に配置されている。小切手供給部9から小切手送り出し通路8を介して送り出された小切手6は、小切手搬送路7に沿って搬送されながら、その表面画像が読み取られ、しかる後に、その表面6aに印刷されている磁気インク文字列6Aが読み取られる。これらの情報が正常に読み取られた小切手6は、「電子決済済み」などの印刷が行われた後に、第1収納ポケット13に振り分けられて、そこに収納される。読取不能、読取異常などが発生した小切手6については、そのような印刷が行われることなく、第2収納ポケット14に振り分けられて、そこに収納されるようになっている。
【0021】
次に、図3(A)は小切手処理装置1における磁気インク文字列6Aの認識動作を示す説明図であり、図3(B)はコンタクトイメージスキャナ21による磁気インク文字列の読み取り動作を示す説明図である。これらの図を参照して説明すると、コンタクトイメージスキャナ21は、ライン型のCMOSイメージセンサ22と、LEDなどからなる不図示の発光部とを有している。CMOSイメージセンサ22は、小切手搬送路7における小切手搬送方向(矢印A)に直交する上下方向に一列に一定の密度で配列された光電変換素子を備えたピクセルYn(n=1,2,3・・・)からなる受光部31を有している。
【0022】
発光部からの照射光は、小切手搬送路7に沿って搬送される小切手6の表面で反射されて受光部31の各ピクセルYnに入射する。各ピクセルYnでは光エネルギが電荷に変換されチャージされ、電荷のチャージが終了してチャージ電荷が電圧信号(ドットデータ)に変換される。電圧信号が生成されたところで、小切手処理装置1の制御部30(読み出し制御手段)のスタートパルス発生部30aから所定周期のスタートパルスS1を各ピクセルYnに入力すると、アナログメモリ32に、各ピクセルYnに生成された1ドットライン分の電圧信号が転送される。
【0023】
アナログメモリ32に保持された各電圧信号のうち、制御部31からシフトレジスタ33に供給される読み出し位置指定信号S2によって指定された領域の電圧信号がアナログメモリ32から順次に出力される。読み出し位置指定信号S2はスタートパルスS1と同期してシフトレジスタ33に入力される。アナログメモリ32から出力された電圧信号は、A/D変換器34を介してデジタルデータに変換された後に制御部30に転送されて、当該制御部30のバッファメモリ35に蓄積される。
【0024】
ここで、読み出し位置指定信号S2によって指定される領域は、搬送される小切手6の磁気インク文字列6Aを包含する幅Wに含まれるピクセルYi(i=1,2,3・・・)からピクセルY(i+j)(j=1,2,3・・・)までとなっている。したがって、1ドットライン分の小切手6の画像データ、すなわちn個のドットデータを転送する場合とは異なり、磁気インク文字列6Aの画像認識に必要な(j+1)個分のドットデータのみを転送すればよい。よって、アナログメモリ32からのデータ転送に必要な転送時間を短くすることができ、それに応じて、1ドットラインのデータ読み取り間隔T(スタートパルスS1の周期)を短くできる。
【0025】
このようにして、小切手搬送路7に沿って搬送される小切手6における磁気インク文字列6Aが含まれる画像データが1ドットライン毎に順次に読み込まれてバッファメモリ35に順次に蓄積される。
【0026】
一方、磁気インク文字列6Aは、コンタクトイメージスキャナ21の下流側に配置されている磁気ヘッド23によって磁気的に読み取られる。磁気ヘッド23の読み取り信号はA/D変換器36でデジタル信号に変換された後に、制御部30のバッファメモリ37に蓄積される。
【0027】
各バッファメモリ35、37に1枚の小切手6の磁気インク文字6Aの画像データおよび磁気データが蓄積された後は、これらのデータが、ホスト側のコンピュータ40に転送される。ホスト側のコンピュータ40では、画像データに基づき光学文字認識(OCR)を行うと共に、磁気データに基づき磁気インク文字認識(MICR)を行う。そして、磁気インク文字認識による磁気インク文字の認識結果を、光学文字認識による磁気インク文字の認識結果と照合し、照合結果に基づき、磁気インク文字列6Aの各磁気インク文字を認識する。たとえば、磁気インク文字認識によって磁気インク文字を確定できない場合には、光学文字認識結果を参照して磁気インク文字を確定する。なお、このような磁気インク文字の認識処理機能を小切手処理装置1の制御部30に搭載し、小切手処理装置1で行うようにすることも可能である。
【0028】
次に、搬送される小切手6としては各種のサイズのものが想定される。サイズが異なると、コンタクトイメージスキャナ21における磁気インク文字6Aの画像が含まれる1ドットラインの範囲が上下にシフトする場合がある。この場合には、シフトレジスタ33によって指定されるアナログメモリ32の読み出し範囲を変更する必要がある。そこで、制御部30に、読み出し領域設定部38を設け、読み出し開始位置(ピクセルYi)および読み出し終了位置(ピクセルY(i+j)を変更できるようにすることが望ましい。たとえば、読み出し領域設定部38に初期設定値i、jを設定しておき、操作入力部39からの入力によって初期設定値i、jを変更できるようにすればよい。勿論、ホスト側のコンピュータ40から設定変更できるようにしてもよい。
【0029】
なお、小切手類には、磁気インク文字と共に金額などが印刷されているので、コンタクトイメージスキャナ21によって磁気インク文字が含まれる画像部分および金額が含まれる画像部分の双方を読み込むようにすることもできる。この場合においても、1ドットラインの全てピクセルYnのドットデータを読み込む場合に比べて、1ドットライン分の画像データの読み込み時間を短縮できる。また、このようにすれば、複数台のスキャナを配置してそれぞれの画像部分を読み込む場合に比べて廉価に構成できる。
【0030】
また、小切手の表面画像と共に裏面画像を読み取るために2台のコンタクトイメージスキャナが配置される場合がある。この場合においても、双方のコンタクトイメージスキャナとしてCMOSイメージセンサを使用し、それぞれの画像データの読み取り領域を限定しておくことにより、画像読み取り速度を高めることができる。
【0031】
以上説明したように、小切手処理装置1では、コンタクトイメージスキャナ21としてライン型のCMOSイメージセンサを使用し、1ドットラインの画像データのうち、磁気インク文字の画像が含まれる部分のデータのみを読み出すようにしている。したがって、CCDイメージセンサを用いる場合などとは異なり、常に1ドットライン分の画像データを制御部30に読み込む必要がなく、1ドットラインの画像データの読み込み時間を短縮することができる。したがって、コンタクトイメージスキャナ21による1ドットライン分の読み取り時間によって小切手6の搬送速度が制限され、小切手処理動作のスループットが低下するという弊害を回避できる。
【0032】
特に、機種事情によって搬送される小切手の最大幅、あるいは、それ以上の長さをもつライン型のコンタクトイメージセンサの搭載が要求される場合などにおいては、スキャナ全体幅の画像データを制御部に取り込む必要がなくなるので、小切手処理の高速化に有利である。また、制御部内でのデータ転送負荷が軽減され、搭載すべきバッファ容量も少なくできるので、制御部を廉価な回路構成にすることができる。
【0033】
なお、以上の説明は、本発明を小切手処理装置に適用した場合のものであるが、本発明はそれ以外の磁気インク文字読取装置として用いることができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明を適用した小切手処理装置の斜視図である。
【図2】図1の小切手処理装置の平面図である。
【図3】磁気インク文字列の認識動作、磁気インク文字列の読み取り動作の説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1 小切手処理装置、2 本体ケース、3 垂直軸、4,5 開閉カバー、6 小切手、6A 磁気インク文字列、6a 表面、6b 裏面、7 小切手搬送路、8 小切手送り出し通路、9 小切手供給部、10 小切手収納部、11 送り込み通路、12 分岐通路、13 第1収納ポケット、14 第2収納ポケット、21 コンタクトイメージスキャナ、23 磁気ヘッド、24 印刷機構、22 CMOSイメージセンサ、30a スタートパルス発生部、31 受光部、32 アナログメモリ、33 シフトレジスタ、34,36 A/D変換器、35,37 バッファメモリ、38 読み出し領域設定部、39 操作入力部、40 コンピュータ、Yn ピクセル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体の表面に印刷されている磁気インク文字を読み取るための磁気ヘッドと、
前記磁気インク文字を含む前記媒体の表面画像を読み取るためのライン型のCMOSイメージセンサと、
前記CMOSイメージセンサによる1ドットライン分のドットデータのうち、前記磁気インク文字の画像データが含まれている領域のドットデータ部分のみを当該CMOSイメージセンサから読み出す読み出し制御手段と、
前記磁気ヘッドによる読み取りデータ、および、前記CMOSイメージセンサから読み出された前記ドットデータ部分を記憶する記憶部とを有していることを特徴とする磁気インク文字読取装置。
【請求項2】
請求項1に記載の磁気インク文字読取装置において、
前記媒体を、前記磁気ヘッドによる読み取り位置、および、前記CMOSイメージセンサによる読み取り位置を経由する搬送路に沿って搬送する搬送機構を有していることを特徴とする磁気インク文字読取装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の磁気インク文字読取装置において、
前記CMOSイメージセンサから読み出される前記ドットデータ部分の領域を設定する読み出し領域設定手段を有していることを特徴とする磁気インク文字読取装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちのいずかの項に記載の磁気インク文字読取装置において、
前記記憶部に記憶された前記磁気ヘッドによる読み取りデータ、および、前記CMOSイメージセンサによる読み取りデータに基づき、前記磁気インク文字を認識する文字認識手段を有していることを特徴とする磁気インク文字読取装置。
【請求項5】
磁気インク文字が印刷された小切手類を処理するための小切手処理装置であって、
請求項1ないし4のうちのいずれかの項に記載の磁気インク文字読取装置を有していることを特徴とする小切手処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−134579(P2010−134579A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−308257(P2008−308257)
【出願日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】