説明

神経膠芽細胞腫(GBM)およびその他の癌の治療に用いる腫瘍関連ペプチド組成物と関連抗癌ワクチン

本発明は、免疫療法で用いられるペプチドと、免疫療法、特に癌の免疫療法におけるその使用法に関する。本発明では、単独で、または他の腫瘍関連ペプチドと共に、抗腫瘍免疫応答を刺激するワクチン組成物の薬剤有効成分として働く、腫瘍関連ヘルパーT細胞ペプチドのエピトープについて開示する。特に、本発明のペプチド組成物は、神経膠腫に対して抗腫瘍免疫応答を誘導するワクチン組成物に利用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号:1〜8からなる群から選択されるアミノ酸配列、および/または配列番号:1〜8と少なくとも80%同一の変異アミノ酸配列を含む少なくとも2つのペプチド、および/または配列番号:1〜8もしくは該変異アミノ酸配列をコードする核酸を含むポリヌクレオチド、ならびに薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項2】
配列番号:9〜20からなる群から選択されるアミノ酸配列、もしくは配列番号:9〜20と少なくとも80%同一の変異アミノ酸配列を含む少なくとも1つの付加的なペプチド、または配列番号:9〜20もしくは該変異アミノ酸配列をコードする核酸を含むポリヌクレオチドをさらに含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
ペプチドの全長は、8〜100アミノ酸長、好ましくは8〜30アミノ酸長、最も好ましくは8〜17アミノ酸長である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
少なくとも1つのペプチドは非ペプチド結合を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項5】
配列番号:1〜20に記載のアミノ酸配列からなる少なくとも2つのペプチドを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項6】
配列番号:1および17のアミノ酸配列、配列番号:2および17のアミノ酸配列、または配列番号:3および17のアミノ酸配列を含む少なくとも2つのペプチドを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項7】
医薬組成物に存在するペプチドの選択、数、および/または量が組織、癌、および/または患者特異的である、請求項1〜6のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項8】
1018 ISS、アルミニウム塩、Amplivax、AS15、BCG、CP-870,893、CpG7909、CyaA、dSLIM、GM-CSF、IC30、IC31、イミキモド、ImuFactIMP321、IS Patch、ISCOMATRIX、JuvImmune、LipoVac、MF59、モノホスホリルリピドA、モンタニドIMS 1312、モンタニドISA206、モンタニドISA 50V、モンタニドISA-51、OK-432、OM-174、OM-197-MP-EC、ONTAK、PepTelベクター系、PLG微粒子、レシキモド、SRL172、ビロソームおよび他のウイルス様粒子、YF-17DBCG、Aquila'sQS21 stimulon、Ribi's Detox. Quil、Superfos、フロイントアジュバント、GM-CSF、コレラ毒素、免疫学的アジュバント、MF59、およびサイトカインからなる群から選択される、少なくとも1つの適切なアジュバントをさらに含む、請求項1〜7いずれかに記載の医薬組成物。
【請求項9】
アジュバントが顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)などのコロニー刺激因子、またはイミキモドまたはレシミキモドからなる群から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項10】
さらに少なくとも1つの抗原提示細胞を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項11】
抗原提示細胞が樹状細胞である、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
少なくとも1つの抗原提示細胞が、
a)ペプチドでパルスされているか、もしくは前記ペプチドを載せている、または
b)ペプチドをコードする発現構成物を含む、
請求項10または11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
医薬組成物がワクチンとして、静脈内投与、動脈内投与、腹腔内投与、筋肉内投与、経皮投与、腫瘍内投与、経口投与、経皮投与、経鼻投与、頬側投与、直腸投与、経膣投与、吸入、または局所投与される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の医薬組成物の治療有効量を患者に投与することを含む、患者の癌を治療または予防する方法。
【請求項15】
医薬組成物が抗癌ワクチンである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
癌が、口腔および咽頭の癌、消化管の癌、結腸、直腸、肛門の癌、気道の癌、乳癌、子宮頸部、膣、外陰部の癌、子宮体部および卵巣の癌、男性生殖器の癌、尿路の癌、骨および軟組織の癌、カポジ肉腫、皮膚のメラノーマ、眼球メラノーマ、メラノーマ以外の眼球癌、脳および中枢神経系の癌、甲状腺および他の内分泌腺の癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、および骨髄腫であり、好ましくは、腎臓癌、大腸癌、肺癌、乳癌、膵臓癌、前立腺癌、胃癌、GISTまたは神経膠芽細胞腫である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
癌が大腸癌である、請求項16に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−504563(P2012−504563A)
【公表日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529471(P2011−529471)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【国際出願番号】PCT/EP2009/006979
【国際公開番号】WO2010/037513
【国際公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【出願人】(506258073)イマティクス バイオテクノロジーズ ゲーエムベーハー (24)
【Fターム(参考)】