説明

移動式リフターにおける上渡り板の支持構造

【課題】トラック等の荷台に荷物を載せる為の移動式リフターであって、リフター荷台を昇降動することが出来るように構成し、リフター荷台とトラックなどの荷台を繋ぐ上渡り板をリフター荷台と共に持ち上げる支持構造であって、持ち上げる際にトラック荷台後端に引っ掛かった場合であっても、支持構造が破損しないようにした上渡り板の支持構造の提供。
【解決手段】リフター荷台1の後方支柱に沿って起立したガイドレール24,24にはスライダー25,25を上下動可能に取付け、該スライダー25,25に上渡り板23を回転可能に軸支し、リフター荷台側板上縁の後方端には上記スライダー25,25に係止する為のバネ材で構成したツメ27,27を外方向に向きを変えることが出来るように回転可能に取付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトラックなどの荷台に荷物を載せたり、又は該荷台から荷物を降ろす際に使用する移動式リフターであって、該移動式リフターのリフター荷台とトラックなどの荷台を繋ぐ上渡り板の支持構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
トラックの荷台に荷物を載せたり降ろす場合、比較的軽いものであれば手で持ち上げて行うことが出来るが、重い荷物ともなれば持ち上げることが出来ず、リフターが使用されている。従来のリフターとは車両の正面にフォークを備え、該フォークが昇降動するように成っていて、パレット上に載せた重い荷物をフォークで支えて持ち上げ、車両を移動させてトラックの荷台に載せることが出来る。
【0003】
しかし、この種のリフターを使用するには特殊運転免許が必要であり、作業者が誰でも使えるものではない。そして、リフターは定位置に止まってフォークだけを昇降動するだけで荷物の積み降ろしは出来ず、その都度移動しなくてはならず効率的ではない。勿論、非常に重い荷物の場合にはリフターでなくてはならないが、一般的な荷物の積み降ろしには時間がかかり不便である。そして比較的軽い荷物であっても、その積み降ろしは重労働であり、腰を痛める場合が多い。
【0004】
そこで出願人は平成14年5月10日付けで「移動式リフター」に関する特許出願を行っている(特開2003−327393号)。この移動式リフターとは
「トラック等の荷台に荷物を載せる為の移動式リフターにおいて、該リフターの基台はコ型を成して両コーナと両先端に合計4本の支柱を垂直に起立すると共に支柱内にはスライド棒をスライド可能に嵌め、さらに基台に軸支したスクリューシャフトをスライド棒の中心軸部に設けると共に該スクリューシャフトにはスライド棒の下端部に取着したナットを螺合し、そしてスライド棒の下端には支持金具を介してリフター荷台を取着し、4本のスクリューシャフトを連動してモータで回転することによりリフター荷台を昇降動することが出来、又基台には車輪を出没可能に取着している。そして、上記リフター荷台の底板入口側には下渡り板を揺動可能に軸支し、又上記荷台の後方支柱に沿って起立したガイドレールにはスライダーを上下動可能に取付け、該スライダーに上渡り板を回転可能に軸支し、荷台側板上縁の後方端には上記スライダーに係止するツメを回転可能に取付けた構造としている。」
ところで、トラックに荷物を載せる場合には、リフターの荷台を下死点まで降ろし、床面との間に僅か傾斜した下渡り板を通過して荷物を載せた台車がリフター荷台に載り、そして該リフター荷台を上昇させる。リフター荷台の上昇はスクリューシャフトをモータが回転することで行われ、所定の高さに達したところで停止する。リフター荷台とトラック荷台間には上渡り板を掛架し、台車は上渡り板を通過してトラック荷台へ移動することが出来る。
【0005】
図8はリフター荷台(イ)を表しているが、入口側には降下して下死点に達した状態で床面との間に介在する段差を繋ぐための下渡り板(ロ)を揺動可能に取付けている。従って、荷物を積んだ台車は該下渡り板(ロ)通過してリフター荷台(イ)に乗ることが出来る。一方、リフター荷台(イ)の後方には上渡り板(ハ)が設けられているが、該上渡り板(ハ)はリフター荷台(イ)に備わっておらず、後方に起立するガイドレール(ニ)、(ニ)に取付けられている。
【0006】
すなわち、互いに平行に起立している2本のガイドレール(ニ)、(ニ)にはスライダー(ホ)、(ホ)がスライド可能に取付けられ、この両スライダー(ホ)、(ホ)に上渡り板(ハ)の底に取着した支軸(ヘ)の両端が軸支さている。そして、リフター荷台(イ)の後方端にはツメ(ト)、(ト)が水平面内で揺動可能に設けられ、後方側へ向いたツメ(ト)、(ト)の先端に上記スライダー(ホ)、(ホ)が係止することが出来る。従って、リフター荷台(イ)が上昇すると共に、ツメ(ト)、(ト)に係止したスライダー(ホ)、(ホ)、及び上渡り板(ハ)は持ち上げられる。
【0007】
図9は上渡り板(ハ)がトラック荷台(チ)に掛け渡しされている状態を示している。前記図8に示すようにリフター荷台(イ)と共に所定の高さに持ち上げられた上渡り板(ハ)は水平に回動した状態でツメ(ト)、(ト)を回転して向きを外方向へ変えるならば、該ツメ(ト)、(ト)からスライダー(ホ)、(ホ)が外れて落下し、トラック荷台(チ)に載ることが出来る。従って、リフター荷台(イ)とトラック荷台(チ)は水平な上渡り板(ハ)を介して繋がれることに成り、荷物を積んだ台車は上渡り板(ハ)を通過してトラック荷台(チ)へ移動することが出来る。逆に、トラック荷台(チ)の荷物を下ろす場合には、荷物を積んだ台車がトラック荷台(ト)から上渡り板(ハ)を通過してリフター荷台(イ)へ移動することが出来る。
【0008】
ところで、前記図8に示すようにスライダー(ホ)、(ホ)にツメ(ト)、(ト)が係止して上渡り板(ハ)を持ち上げる際に該上渡り板(ハ)がトラック後端部に引っ掛かった場合、該ツメ(ト)、(ト)及びスライダー(ホ)、(ホ)は破損してしまう。
【特許文献1】特開2001−335290号に係る「移動式リフター」
【特許文献2】特開2003−327393号に係る「移動式リフター」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、従来の移動式リフターに取付けられている上渡り板の支持構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、上渡り板をリフター荷台と共に持ち上げる際にトラック後端に引っ掛かっても、ツメやスライダーが破損しないようにした上渡り板の支持構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る移動式リフターにおける上渡り板の支持構造は、基本的には前記図8,図9に示した従来構造と同じであり、垂直に起立する2本のガイドレールに沿ってスライダーが取付けられ、このスライダーに上渡り板の底に取着した支持軸が軸支されている。従って、上渡り板は水平な支持軸を中心として回動可能と成っている。一方、ツメはバネ材にて構成し、上方から大きな負荷が作用した際には該負荷に応じて撓み変形するように成っている。また、下方から作用する負荷に対しては、必要に応じて該ツメが所定の範囲内で上下面内で揺動することが出来るように軸支されている。そして、リフター荷台の両後方端に取着されるツメは水平面内で回転することが出来るように軸支されているが、両ツメがハンドル操作にて連動して回転するように連結している。
【発明の効果】
【0011】
本発明の移動式リフターの上渡り板はリフター荷台の上昇と共に持ち上げられるが、その為にリフター荷台後方端にはバネ材で構成されるツメが取着されている。そこで、ツメ先端がスライダーに係止してリフター荷台と共に上昇する際に,上渡り板がトラック後端部に引っ掛かっても、バネ材で構成されるツメは撓み変形してスライダーから離脱することが出来る。
【0012】
従って、ツメやスライダーが破損することはない。一方、所定の位置に降りている上渡り板のスライダーに係止する場合にリフター荷台が降下するならば、下方からの力によってツメ先端が該スライダーに当って揺動すると共に撓み変形して係止することが出来る。ハンドル操作にて両ツメに向きを変えた状態でスライダーに係止するのが一般的であるが、ツメを上下面内で揺動可能に取付けるならば、スライダーに係止する為にツメの向きを変える操作を特別に行う必要はない。
【実施例】
【0013】
図1、図2は本発明に係る移動式リフターを示す実施例であり、図1はリフター荷台1が下死点にある場合、図2はリフター荷台1が上死点又は上死点付近にある場合を示している。基台2は前方を開口したコ型を成して4本の支柱3,3…が垂直に起立し、この支柱3,3…にはスライド棒4,4…が嵌っている。さらに、このスライド棒4,4…は中空と成っていて、中心軸部には基台2に軸支したスクリューシャフトが起立している。スライド棒4,4…の下端部には支持金具5,5…が取着され、この支持金具5,5…はリフター荷台1に固定されている。すなわち、リフター荷台1はスライド棒4,4…の下端部に支持金具5,5…を介して取付けられている。
【0014】
そして、スライド棒4,4…の下端には上記スクリューシャフトに螺合しているナットが固定されていて、スクリューシャフトが回転するならば、スライド棒4,4…と共にリフター荷台1が昇降動することが出来る。図3、図4は移動式リフターの内部構造を示しているが、スクリューシャフト6は基台2の軸受け7に軸支され、下端にはスプロケットが取着されてモータ8の主軸に取付けているスプロケットとチェーン9を介して連動する。そして4本のスクリューシャフト6,6…が同時に、同速で回転することが出来るように下端に取着したスプロケットにはチェーンが巻き掛けられている。
【0015】
スクリューシャフト6の高さは図3、図4に示しているように、支柱3とほぼ同じであって、支柱3に嵌って上昇するスライド棒4は図4のように支柱3の上端付近まで上がることが出来る。リフター荷台1は支柱3,3…に嵌っているスライド棒4,4…の下端に取着されている為に該リフター荷台1が傾くことはなく、しかもスライド棒4,4…と共にスムーズに昇降動することが出来る。ここで、スライド棒4,4…の下端に取着されて荷台1を支える支持金具5,5…が支柱3,3…に沿って昇降動することが出来るように、支柱3,3…には支持金具5,5…が移動するスリット溝10,10…が沿設されている。
【0016】
左右のスライド棒4,4の上端は概略コ型の繋ぎ材11によって連結され、更に前後の繋ぎ材11,11の間には両側に桟12,12が掛架していて、荷台1を取付けている4本のスライド棒4,4…の捩れを防止して高い剛性を確保している。従って、スライド棒4,4…は支柱3,3…に沿ってスムーズに昇降動を行なうことが出来る。
【0017】
そしてリフター荷台1の両側板14,14の上縁から前桟13,13が垂直に起立し、前桟13,13の上端は湾曲して繋ぎ材11に固定されているが、一方の前桟13には所定の間隔をおいて2個の支持具15,15が取着され、この支持具15,15に扉16が開閉出来るように取付けられている。扉16の形態は中央部が前方へ湾曲して突出したもので、複数本の縦桟が設けられて作業者がリフター荷台1から落下しない形態を成している。
【0018】
又、リフター荷台1には補助台17が備わっていて、作業者は荷物を載せた台車をリフター荷台1に載せた場合に該補助台17に載って台車と共に上昇してトラックの荷台へ上がることが出来る。上記補助台17は荷台1の底より前方に張出しているが、扉16はこの補助台17に合わせて湾曲している為に、該扉16を閉じることで作業者はリフター荷台1から落下することなく該補助台17に載ることが出来る。
【0019】
図1に示している扉16は開いているが、荷台1に荷物を積んだ台車が載って上昇する場合には図2に示すように閉じられる。本発明の移動式リフターにはロック装置18が備わっていて、一旦扉16が閉じて荷台1が上昇するならば開かない構造となっている。従って、扉16が独りでに開いて作業者が補助台17から落下することはない。
【0020】
ところで、本発明の移動式リフターはリフター荷台1が降下した下死点では、荷物を積んだ台車が該リフター荷台1に乗り上げ易く成っている。その為に、下死点での荷台1は床面との間に大きく隙間を残さないように、基台2の形状はコ型を成している。図5はコ型をした基台2を示す実施例である。該基台2には4本の支柱3,3…が垂直に起立し、支柱3,3…の中心軸にはスクリューシャフト6,6…が収容されていて、基台2に設けている軸受けで回転自在に支えられている。
【0021】
スクリューシャフト6,6…の下端にはスプロケット19,19…が取着され、モータ8の軸に取着しているスプロケット19とチェーン9にて連動されている。そして、全てのスクリューシャフト6,6…のスプロケット19,19…がチェーン9,9…にて連動されることで、該モータ8によって4本のスクリューシャフト6,6…は同速で回転することが出来る。
【0022】
コ型の基台2は前方が開口し、空間20には基台2の強度を補強する為の補強材は存在せず、降下するリフター荷台1は該空間20に収容され、しかも床面に近接するまで降下することが出来る。前記図8に示したように、リフター荷台(イ)の入口側には下渡り板(ロ)が揺動可能に取付けられて床面との段差を無くしている。該リフター荷台(イ)には補助台17は備わっていないが、下死点に位置するリフター荷台を示した場合であり、底板21の両側には側板14,14が起立し、入口側には下渡し板22が揺動可能に軸支されている。
【0023】
下渡り板22は荷台1が下死点に降下した場合の床面との間の繋ぎ材であり、台車は該下渡り板22を通過してリフター荷台1に乗り上げる。従って、下渡り板22は僅かに傾斜しているが、リフター荷台1が降下して床面との間の大きな隙間が存在しないことで下渡り板22の傾斜角度は小さくなり、台車は緩やかな傾斜の下渡り板22を通過して簡単にリフター荷台1へ乗ることが出来る。下渡り板22は両側が側板14,14に軸支されていて、リフター荷台1が降下して下渡り板22の先端が床面に当るならば先端が持上げられて緩やかな傾斜と成り、逆にリフター荷台1が上昇する場合には自重によって先端が降下するようになる。
【0024】
一方、リフター荷台1の後方には上渡り板23が備わっている。この上渡り板23はリフター荷台1とトラック荷台との繋ぎ材であり、リフター荷台1が上昇してトラック荷台へ台車が移動する場合に用いられる。コ型基台2の後方には2本のガイドレール24,24が支柱3,3に沿って起立し、ガイドレール24,24にはスライダー25,25が上下動出来るように取付けられている。そして、このスライダー25,25に上渡り板23が回転可能に取着されている。
【0025】
上渡り板23の底には軸26が設けられ、該軸26の両端がスライダー25,25に軸支され、従って、上渡り板23は軸26を中心として回転することが出来る。図6に示す上渡り板23は後方端側を下方にして垂下した状態であり、ツメ27,27にて支持されている。荷台1の側板14,14の後方端にはバネで構成した上記ツメ27,27が回動可能に設けられている支軸28,28に取付けられ、このツメ27,27をスライダー25,25側へ向け、リフター荷台1が上昇するならばツメ27,27がスライダー25,25に係止して上渡り板23が持上げられる。上渡り板23の底には軸26が取着され、該軸26の両端は両スライダー25,25に軸支されている。
【0026】
ツメ27,27はバネ材で構成されている為に撓み変形することが出来、ツメ27,27に係止して上渡り板23が持ち上げられる途中でトラック荷台後端部に引っ掛かった場合には、該ツメ27,27の先端は下方へ撓み変形する。そして、ある程度変形したところでツメ27,27はスライダー25,25から離脱することが出来、従来のようなツメ及びスライダーの破損を招くことはない。
【0027】
図7は上渡り板23を水平にしてトラック荷台に掛け渡しされている状態を示している。前記図6に示すようにリフター荷台1と共に所定の高さに持ち上げられた上渡り板23は水平に回動した状態でツメ27,27を回転して向きを外方向へ変えるならば、該ツメ27,27からスライダー25,25が外れて落下し、トラック荷台後端に載ることが出来る。従って、リフター荷台1とトラック荷台は水平な上渡り板23を介して繋がれることに成り、荷物を積んだ台車は上渡り板23を通過してトラック荷台へ移動することが出来る。逆に、トラック荷台の荷物を下ろす場合には、荷物を積んだ台車がトラック荷台から上渡り板23を通過してリフター荷台1へ移動することが出来る。
【0028】
上渡り板23の側端にはハンドル29が取着され、該ハンドル操作にて上渡り板23を回転することが出来る。そして、ツメ27,27を取着している支軸28,28は回転してツメの向きを変えることが出来るが、両ツメ27,27が連動するように構成している。リフター荷台1の側板14の上縁にはハンドル30が設けられ、ハンドル30の回転を支軸28へ伝達する為の連結棒31を設けている。しかも、反対側のツメ27の向きを変える為に、ハンドル軸32の下端と連結して反対側軸を回転する連動手段を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】移動式リフターのリフター荷台が降下している場合。
【図2】移動式リフターのリフター荷台が上昇している場合。
【図3】移動式リフターの内部構造でリフター荷台が降下している場合。
【図4】移動式リフターの内部構造でリフター荷台が上昇している場合。
【図5】コ型の基台を示す実施例。
【図6】下死点でのリフター荷台及び上渡り板。
【図7】上死点でのリフター荷台及び上渡り板。
【図8】下死点での従来のリフター荷台及び上渡り板。
【図9】上死点での従来のリフター荷台及び上渡り板。
【符号の説明】
【0030】
1 リフター荷台
2 基台
3 支柱
4 スライド棒
5 支持金具
6 スクリューシャフト
7 軸受け
8 モータ
9 チェーン
10 スリット溝
11 繋ぎ材
12 桟
13 前桟
14 側板
15 支持具
16 扉
17 補助台
18 ロック装置
19 スプロケット
20 空間
21 底板
22 下渡り板
23 上渡り板
24 ガイドレール
25 スライダー
26 軸
27 ツメ
28 支軸
29 ハンドル
30 ハンドル
31 連結棒
32 ハンドル軸







【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラック等の荷台に荷物を載せる為の移動式リフターであって、該リフターの基台はコ型を成して両コーナと両先端に合計4本の支柱を垂直に起立すると共に支柱内にはスライド棒をスライド可能に嵌め、さらに基台に軸支したスクリューシャフトをスライド棒の中心軸部に設けると共に該スクリューシャフトにはスライド棒の下端部に取着したナットを螺合し、そしてスライド棒の下端には支持金具を介してリフター荷台を取着し、4本のスクリューシャフトを連動してモータで回転することでリフター荷台を昇降動することが出来るように構成し、リフター荷台とトラックなどの荷台を繋ぐ上渡り板をリフター荷台と共に持ち上げる支持構造において、リフター荷台の後方支柱に沿って起立したガイドレールにはスライダーを上下動可能に取付け、該スライダーに上渡り板を回転可能に軸支し、リフター荷台側板上縁の後方端には上記スライダーに係止するためのバネ材で構成したツメを外方向に向きを変えることが出来るように回転可能に取付けたことを特徴とする移動式リフターにおける上渡り板の支持構造。
【請求項2】
左右の上記両ツメの向きを同時に変えることが出来るように、ハンドル操作にて連動する連動手段を備えた請求項1記載の移動式リフターにおける上渡り板の支持構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−199430(P2006−199430A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−12643(P2005−12643)
【出願日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願人】(392036223)株式会社森山鉄工 (13)
【Fターム(参考)】