説明

移動指示装置、入力方法、入力プログラム

【課題】 本発明は、従来技術で両立が困難であった、移動指示装置の小型化と移動指示の操作性の改善を実現することを目的とする。
【解決手段】 本実施例に係る移動指示装置は、操作物体の移動を検出する移動検出器と、該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出器と、対象物に対して移動を指示する制御部とを備え、該制御部は該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物の移動を指示する移動指示装置、及び移動指示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
対象物の移動を指示する技術は、対象物である自走移動体を遠隔操縦する装置や、表示装置における表示対象物を表示画面内で移動させ情報処理を行う装置で利用されている。表示画面での移動指示を行う入力装置は、PC、携帯電話機、PDA、携帯型のゲーム機などで常用されており、カーソルまたはポインタ、或いはドラッグ・アンド・ドロップのような操作対象(オブジェクト)の像等を操作者が表示画面内で移動指示するのに用いられる。この種の入力装置では、小型化と柔軟で自在な操作性の両立が求められる。
【0003】
従来から様々な形態の移動指示装置が知られているが、いずれも小型化と優れた操作性の両立の要求に対しては、満足できる水準ではない。PCで一般的なマウスは、操作性に優れるが、小型化の要求に応えるのは難しい。マウスの代わりに使用されることの多い静電パッド、ジョイスティック、トラックボール、カーソルキーなどは、操作性に難点がある。特に、対象物の移動方向、距離、移動速度を微妙に指示したり、逆に高速に長距離の移動を指示したりするなど、様々な状況すべてにおいて、操作者の意のままに移動を指示するのが容易ではない点で、操作性や操作感に問題がある。
【0004】
移動指示装置の新たな提案として、下記の特許文献に開示された発明がある。
【特許文献1】特開2002−318661号公報 特許文献1に記載の移動指示装置では、操作物体である操作者の指先が操作面上で滑走移動するのを光学的に検出し、その移動方向と移動距離に応じて、表示画面内のカーソル移動方向と距離を指示する。この装置では、対象物(カーソル)の微小な移動を指示できるように、指先と対象物の移動距離の関係を定めると、対象物の大きな移動指示には指先の大きな移動滑走が必要になり、操作面サイズを大きくする必要が生じる。操作面サイズを抑えて、大きな距離の移動の指示を可能にするのは、操作ストロークを繰り返すようにするか操作感度を下げるしかなく、いずれも操作性が犠牲になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術で両立が困難であった、移動指示装置の小型化と移動指示の操作性の改善を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施例に係る移動指示装置は、操作物体の移動を検出する移動検出器と、該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出器と、対象物に対して移動を指示する制御部とを備え、該制御部は該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする。
【0007】
また本実施例に係る入力方法は、操作物体の移動を検出する移動検出手順と、該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出手順と、対象物に対して移動を指示する制御手順とからなる入力方法であって、該制御手順において、該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする。
【0008】
また本実施例に係る入力プログラムは、操作物体の移動を検出する移動検出ステップと、該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出ステップと、対象物に対して移動を指示する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする入力プログラムであって、該制御手順において、該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0009】
また本実施例に係る移動指示装置は、該移動検出器と該圧力検出器が重なって配置されていることを特徴とする。
【0010】
さらに本実施例に係る移動指示装置は、該操作物体に光を照射する発光部を有し、該移動検出器が該操作物体に反射した反射光を検出して、該操作物体の移動方向を検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、対象物体の移動方向を検出すると共に、該対象物体の操作圧力を検出することによって、移動指示装置の小型化を保ちなおかつ対象物の移動を自在に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態を示す。
【実施例1】
【0013】
第1の実施例は、光学入力部116と感圧入力部117を用いて入力する場合の実施例である。
【0014】
図1は、本実施例に係る情報処理装置100のハードブロック図である。
【0015】
情報処理装置100は、制御部101、送受信部102、通信制御部103、テンキー104、電源制御部105、スピーカ106、マイクロフォン(以下、単にマイクと略す。)107、音声処理部108、表示部109、開閉センサ110、発光部111、受光部112、DSP(Digital Signal Processor)113、A/Dコンバータ114、圧力センサ115から構成される。
【0016】
本実施例では、情報処理装置100の例として携帯電話機を例にとる(以下、情報処理装置100は携帯電話機100と呼ぶ)。さらに携帯電話機100は、折り畳み式携帯電話機100である。
【0017】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random−Access Memory)等を備えたコンピュータで構成され、携帯電話機100において行われる処理を統括的に制御する。この制御は、制御部101が有するROMに格納されている制御プログラムの実行等により処理される。ここで制御プログラムが格納されている場所はROMに限られることはなく、ROMに相当する他の記録媒体であっても構わない。
【0018】
送受信部102は、アンテナを通して無線信号電波の送信及び/又は受信を行い、通信制御部103は、通話信号やダイヤル信号等による搬送信号の変調や復調等を行う。
【0019】
テンキー104は、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機100が有する各機能の呼び出しおよびその機能の操作を行うものである。図1には図示しないが、テンキーの他にも通話キー、終話キー、ファンクションキー、十字キーなどが設けられている。
【0020】
電源制御部105は、携帯電話機100の電源をON/OFFすることを制御する。電源のON/OFFの制御は、後述する開閉センサ110がオープン状態/クローズ状態を検出することによって制御する。開閉センサ110がオープン状態を検出したときは、電源をONにし、開閉センサ110がクローズ状態を検出したときは、電源をOFFにする。さらに電源制御部105は、開閉センサ110がオープン状態を検出した場合には、圧力センサ115が圧力を検出するか否かも判断して電源の制御を行う。所定の時間経過しても、圧力センサ115が圧力を検出しない場合には、発光部111に電力を供給せず、圧力センサ115が圧力を検出した場合には、発光部111に電力を供給する。
【0021】
音声処理部108は、スピーカ106、マイク107と接続されており、マイク107から取り込んだアナログ音声信号をデジタル信号に変換し、制御部101から出力されるデジタル音声信号をアナログ信号に変換する。スピーカ106は、制御部101から出力される音声信号やマイク107を通して取り込まれた音声信号の再生に用いられる。
【0022】
表示部109は例えば、LCD(Liquid Crystal Display)素子等で構成され、制御部101に対する各種の入力情報や出力情報を表示する。
【0023】
開閉センサ110は、携帯電話機100がオープン状態かクローズ状態かを検出する。携帯電話機100は折り畳み式の携帯電話機であり、オープン状態のとき、ユーザは携帯電話機100を操作して、通話、メール、ゲームアプリケーションなどを使用することができる。携帯電話機100がクローズ状態のときは、携帯電話機100における使用可能な機能は制限され、ユーザは限られた機能のみ使用することができる。
【0024】
発光部111は、LED(Light Emitting Diode)などによって構成されており、光を発する。発光部111の発する光は、ユーザの指などに当たり反射する。受光部112は反射光を検出する。受光部112は、レンズを用いて反射光を集光した後に検出する構成であってもよい。DSP113は、受光部112が検出した光の動きに基づいてポインタを表示部109において移動させる指示を制御部101に送る。ここでポインタの移動指示は、以下のように算出する。
【0025】
受光部112は、図4に示すX軸方向、Y軸方向それぞれに対して、CCD素子からなるCCDラインセンサX、CCDラインセンサY(図示せず)が配置されている。ユーザの指に当たった反射光は、レンズを用いて、CCDラインセンサに結像される。CCDラインセンサX、CCDラインセンサYは、それぞれCCDドライバからのクロックに応じて、CCDラインセンサX、CCDラインセンサYを構成するCCD素子から画像信号を順次出力する。CCDラインセンサX、CCDラインセンサYから出力された画像信号は、例えば白/黒のデータに応じた2値化がなされる。2値化の画像データは、レジスタX、レジスタYに取り込まれていく(図示せず)。そして次のCCDラインセンサX、ラインセンサYの走査が行われるときに、レジスタX、レジスタYに取り込まれたデータは、他のレジスタXX、レジスタYYに送られる。レジスタX、レジスタYには新たな走査による画像データが取り込まれる。レジスタXX、レジスタYYに格納されている画像データとレジスタX、レジスタYに格納されている画像データをDSP113において比較し、指の移動方向、及び距離を算出する。CCDラインセンサX、CCDラインセンサYの走査は、所定のt秒毎に行われ、最も新しい走査によって得られた画像データは、レジスタX、レジスタYに取り込まれ、t秒前に行われた走査によって得られた画像データはレジスタXX、レジスタYYに格納される。そしてレジスタX、レジスタYに格納されているデータとレジスタXX、レジスタYYに格納されているデータをDSP113が比較して指の移動方向及び移動距離を算出する。
【0026】
DSP113は、算出した指の移動方向、移動距離は、ポインタを表示部109において移動させる指示であり、制御部101に送る。
【0027】
A/Dコンバータ114は、圧力センサ115が検出した圧力に関するアナログ信号をデジタル信号に変換する。ここでユーザは圧力センサ115に圧力を入力する。圧力センサ115が検出した圧力は、表示部109に表示されるポインタの動く速さに対応し、検出した圧力が大きいほど、ポインタの動く速さが速くなる。
【0028】
そして本実施例では、発光部111、受光部112及びDSP113から構成される入力部を光学入力部116と呼び、A/Dコンバータ114及び圧力センサ115から構成される入力部を第1の感圧入力部117と呼ぶ。したがってユーザは光学入力部116によって、表示部109に表示されるポインタの移動する方向を決定し、第1の感圧入力部117によってポインタの動く速さを決定する。
【0029】
また本実施例において、携帯電話機100が他の携帯電話機と送受信するデータなどを格納する格納部は図示していないが、携帯電話機100は格納部も有している構成である。
【0030】
図2は、本実施例に係る光学入力部116と感圧入力部117に係る模式的な断面図である。
【0031】
ユーザは圧力センサ115と窓202の上で指201を移動させ、押圧することによって入力操作を行う。窓202は、発光部111が発する光を通過させる材料で作られており、例えばガラス、プラスチック、アクリルなどである。圧力センサ115は、202の周りに配置されており、ユーザが指201を窓202の上に置くと指は圧力センサ115にも接触する構成となっている。
【0032】
発光部111が入射光を発すると、ユーザの指201に当たり、入射光は反射する。受光部112はレンズを用いて反射光を集光した後に反射光を検出する。
【0033】
DSP113は、受光部112が検出した反射光の動きに基づいてポインタを表示部109において移動させる指示を制御部101に送る。
【0034】
A/Dコンバータ114は、圧力センサ115が検出した圧力に関するアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御部101はA/Dコンバータ114より受信したデジタル信号に基づいて、表示部109におけるポインタの移動する速さを決定する。
【0035】
また図3も本実施例に係る光学入力部116と感圧入力部117に係る模式的な断面図である。
【0036】
図3に示すように、さらに窓が設けられていない圧力センサ303も携帯電話機100に設けられている構成であってもよく、ユーザは圧力センサ115による入力と異なる入力を圧力センサ303を用いて入力することができる構成であってもよい。
【0037】
図4は、圧力センサ115と窓202の外観図である。
【0038】
窓202は図に示すように十字状に形成されており、指201のX方向、Y方向の移動を検出できる形状となっている。また窓202の形状はこれに限定されることなく円形、楕円形など形状であってもよく、ユーザが指201を窓202上で移動させているときに、指201が圧力センサ115に接触可能な構成であればよい。
【0039】
また圧力センサ115は、窓202の周囲に配置されており、外枠は長方形状に形成されている。本実施例では、圧力センサ115のX方向の長さLaよりもY方向の長さLbのほうが長い構成となっている。これによりユーザは指201をY方向により長く移動させることができる。
【0040】
圧力センサ115の決定部分401、402、403、404の全てが、所定の圧力以上の圧力を同時に検出した場合には、制御部101は携帯電話機100における所定の操作の決定の入力を行う。
【0041】
例えば表示部109に選択可能なアイテムが表示されている場合、ユーザは光学入力部116と感圧入力部117を用いて所望のアイテムの場所にポインタを移動させ、圧力センサ115の決定部分401、402、403、404の全てを同時に所定の圧力以上の圧力で押圧して、所望のアイテムを選択する。
【0042】
また圧力センサ115の決定部分401、402、403、404の全てにおいて、所定の圧力以上の圧力を同時に検出した場合における決定の入力は、代替手段として圧力センサ303(図3に図示)によって圧力を検出した場合に決定する構成であってもよい。
【0043】
図9は本実施例に係る携帯電話機100の模式図である。
【0044】
携帯電話機100は、筐体部901、902をヒンジ部903で連結して開閉可能に構成されている。筐体部902には操作部904、マイクロフォン107、筐体部901には、表示部109、スピーカ106が配置されている。表示部109には、メニュー表示、メール本文、各種アプリケーション等が表示される。操作部904は、テンキー104、ファンクションキー905a、905b、905c、905d、終話キー906a、通話キー906b、光学入力部116、感圧入力部117などが設けられており、ユーザは該操作部904を用いて、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機100が有する各機能を呼び出しおよびその機能の操作をすることができる。ここで光学入力部116は、携帯電話機100に内蔵されているため、外観を示す図9には図示していない。また感圧入力部117を構成するA/Dコンバータ114も携帯電話機100に内蔵されているため、外観を示す図9には図示しておらず、圧力センサ115のみ図示している。
【0045】
そして、携帯電話機100は、無線により基地局に接続されており、基地局と接続されている交換機を介して他の携帯電話機と通信を行う。
【0046】
また図10は本実施例に係る携帯電話機1000の模式図である。
【0047】
携帯電話機1000は、筐体部1001、1002をヒンジ部1003で連結して開閉可能に構成されている。筐体部1002には操作部1004、マイクロフォン107、筐体部1001には、表示部109、スピーカ106が配置されている。表示部109には、メニュー表示、メール本文、各種アプリケーション等が表示される。操作部1004は、テンキー104、ファンクションキー1005a、1005b、1005c、1005d、終話キー1006a、通話キー1006b、光学入力部116、感圧入力部117などが設けられており、ユーザは該操作部1004を用いて、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機1000が有する各機能を呼び出しおよびその機能の操作をすることができる。ここで光学入力部116は、携帯電話機1000に内蔵されているため、外観を示す図10には図示していない。また感圧入力部117を構成するA/Dコンバータ114も携帯電話機1000に内蔵されているため、外観を示す図10には図示しておらず、圧力センサ1015のみ図示している。
【0048】
携帯電話機1000に搭載されている圧力センサ1015の形状は、圧力センサ115の形状をファンクションキー1005bと1005cの間、1005dと1005aの間まで拡張した形状となっている。圧力センサ1015の形状は、本来長方形状であった形状の4隅をファンクションキー1005a、1005b、1005c、1005dの形状に対応させて形成した形状となっている。つまり、本来、長方形状であった圧力センサ1015の4隅に対応する筐体部1002上に、ファンクションキー1005a、1005b、1005c、1005dが配置されている。
【0049】
これにより、窓202は、大きく形成されるため、指201を移動させる範囲をより大きくすることができる。
【0050】
また図11は、本実施例に係る携帯電話機1100の模式図である。
【0051】
携帯電話機1100は、筐体部1101、1102をヒンジ部1103で連結して開閉可能に構成されている。筐体部1102には操作部1104、マイクロフォン107、筐体部1101には、表示部109、スピーカ106が配置されている。表示部109には、メニュー表示、メール本文、各種アプリケーション等が表示される。操作部1104は、テンキー104、ファンクションキー905a、905b、905c、905d、終話キー906a、通話キー906b、光学入力部116、感圧入力部117などが設けられており、ユーザは該操作部1104を用いて、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機1100が有する各機能を呼び出しおよびその機能の操作をすることができる。ここで光学入力部116は、携帯電話機1100に内蔵されているため、外観を示す図11には図示していない。また感圧入力部117を構成するA/Dコンバータ114も携帯電話機1100に内蔵されているため、外観を示す図11には図示しておらず、圧力センサ115のみ図示している。
【0052】
さらに携帯電話機1100は圧力センサ303を有しており、終話キー1106aと通話キー1106bの間に配置されている。図3に示すように圧力センサ303もA/Dコンバータ114に接続されており、ユーザは圧力センサ303を用いて入力操作を行うことができる。
【0053】
また図12は本実施例に係る携帯電話機1200の模式図である。
【0054】
携帯電話機1200は、筐体部1201、1202をヒンジ部1203で連結して開閉可能に構成されている。筐体部1202には操作部1204、マイクロフォン107、筐体部1201には、表示部109、スピーカ106が配置されている。表示部109には、メニュー表示、メール本文、各種アプリケーション等が表示される。操作部1204は、テンキー104、ファンクションキー1205a、1205b、1205c、1205d、終話キー1206a、通話キー1206b、光学入力部116、感圧入力部117などが設けられており、ユーザは該操作部1204を用いて、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機1200が有する各機能を呼び出しおよびその機能の操作をすることができる。ここで光学入力部116は、携帯電話機1200に内蔵されているため、外観を示す図12には図示していない。また感圧入力部117を構成するA/Dコンバータ114も携帯電話機1200に内蔵されているため、外観を示す図12には図示しておらず、圧力センサ1215のみ図示している。
【0055】
携帯電話機1200に搭載されている圧力センサ1215の形状は、圧力センサ1215の形状をファンクションキー1205bと1205cの間、1205dと1205aの間まで拡張した形状となっている。圧力センサ1215の形状は、本来長方形状であった形状の4隅をファンクションキー1205a、1205b、1205c、1205dの形状に対応させて形成した形状となっている。つまり、本来、長方形状であった圧力センサ1215の4隅に対応する筐体部1202上に、ファンクションキー1205a、1205b、1205c、1205dが配置されている。
【0056】
これにより、窓202は、大きく形成されるため、指201を移動させる範囲をより大きくすることができる。
【0057】
さらに携帯電話機1200は圧力センサ303を有しており、終話キー1206aと通話キー1206bの間に配置されている。図3に示すように圧力センサ303もA/Dコンバータ114に接続されており、ユーザは圧力センサ303を用いて入力操作を行うことができる。
【0058】
図5は、本実施例に係る電源制御表である。
【0059】
携帯電話機100の電源のON/OFF制御は、電源制御部105によって行われる。
【0060】
開閉センサ110は、携帯電話機100の折り畳み状態がオープン状態かクローズ状態かを検出する。ここで圧力センサ110がクローズ状態を検出することは、オープン状態を検出しなかったときに相当する。開閉センサ110がクローズ状態を検出した場合(オープン状態を検出しなかった場合)、携帯電話機100の電源はOFFとなる。開閉センサ110がオープン状態を検出した場合、携帯電話機100の電源はONとなる。携帯電話機100の電源がONの場合、ユーザは携帯電話機100において、通話、メール送受信、各種アプリケーションの操作を行うことができる。そして、携帯電話機100の電源がONになった初期状態では、発光部111へ電力が供給されておらず、光を発していない。
【0061】
そして、開閉センサ110がオープン状態を検出した場合において、圧力センサ115が圧力を検出するか否かによって発光部111への電力供給の制御を行う。所定の時間経過しても、圧力センサ115が圧力を検出しない場合には、発光部111に電力は供給されず、所定の時間内に圧力センサ115が圧力を検出した場合には、発光部111に電力を供給する。ここで発光部111に電力が供給されると、発光部111は動作して光を発する。そして図5中では、発光部111に電力が供給されている場合をONとし、電力が供給されていないときをOFFと表わしている。
【0062】
これにより、携帯電話機100の限られた電力を効率よく使用することができる。
【0063】
また、表示部109に表示されるポインタの移動は、制御部101によって制御される。制御部101は、DSP113より受信したポインタを表示部109において移動させる指示に基づいてポインタを移動する。本実施例では、ユーザはX方向とY方向の表示ギア比X、Yを独立して設定することができる。XはX方向の表示ギア比であり、YはY方向の表示ギア比である。制御部101がDSP113より受信するポインタの移動指示は、ユーザが窓202上で指201を動かした距離の情報であり、指201がX方向に移動した距離XLa、Y方向に移動した距離YLbである。
【0064】
そして制御部101は、それぞれの距離XLa、YLbに、対応する表示ギア比を掛け合わせる。制御部101は、算出した距離だけポインタを表示部109上で移動する。つまり制御部101は、X方向にXLa×X、Y方向にXLb×Yだけ表示部109上でポインタを移動する。
【0065】
また発光部111の発する光の色は、赤、緑、青の3原色である。ユーザは好みに応じて、発する光の色を選択することができる。ユーザが赤、緑、青以外の色を表現したい場合には、発光部111はこれらの色を組み合わせることによって、所望の色を表現する。また一般的に色の異なる光は波長が異なるため、受光部112は、それぞれの光の波長にあわせて受光感度の補正処理を行う。
【0066】
これにより例えば、携帯電話機100が音楽等を再生する際に、音楽等に合わせて発光部111の色を変化させて、入力部としての機能を保ちつつユーザが視覚的に楽しむこともできる。
【0067】
図14は、本実施例に係る入力制御のフローチャートである。
【0068】
まず、発光部111が発光し、ユーザの指などに光を照射する(ステップ1401)。そして受光部112を構成するCCDラインセンサは、レンズを用いて結像したユーザの指に当たった反射光を検出する(ステップ1402)。X軸方向に配置されたCCDラインセンサXとY軸方向に配置されたCCDラインセンサYは、それぞれCCDドライバからのクロックに応じて、CCDラインセンサX、CCDラインセンサYを構成するCCD素子から画像信号を順次出力する(ステップ1403)。
【0069】
CCDラインセンサX、CCDラインセンサYから出力された画像信号は、例えば白/黒のデータに応じた2値化がなされる(ステップ1404)。2値化の画像データは、レジスタX、レジスタYに取り込まれる(ステップ1405)。
【0070】
CCDラインセンサX、CCDラインセンサYの走査は、所定のt秒毎に行われ、最も新しい走査によって得られた画像データは、レジスタX、レジスタYに取り込まれ、t秒前に行われた走査によって得られた画像データはレジスタXX、レジスタYYに格納される。したがって次のCCDラインセンサX、ラインセンサYの走査が行われるときに、レジスタX、レジスタYは、保持している画像データを、他のレジスタXX、レジスタYYに送る(ステップ1406)。レジスタX、レジスタYは新たな走査による画像データを取り込む(ステップ1407)。ここでt秒は起算時は、画像データがレジスタX、レジスタYに取り込まれたときである。
【0071】
DSP113は、レジスタXX、レジスタYYに格納されている画像データとレジスタX、レジスタYに格納されている画像データを比較し、指の移動方向、及び距離を算出する(ステップ1408)。
【0072】
CCDラインセンサX、CCDラインセンサYが反射光を検出すると、圧力センサ115が指などが押圧する圧力の大きさを検出する(ステップ1409)。
【0073】
そして制御部101は、受光部112において検出した該移動方向、該移動距離に基づいてポインタの移動方向と移動距離を制御し、圧力センサ115において検出した該圧力の大きさに基づいてポインタの移動する速さを制御する(ステップ1410)。
【0074】
またステップ1402において、CCDラインセンサが反射光を検出しない場合には、入力制御の処理を終了する。
【0075】
図15は、本実施例に係る入力制御のフローチャートである。
【0076】
圧力センサ115が圧力を検出すると(ステップ1501)、圧力センサ115の決定部分401、402、403、404の全てが所定の圧力以上の圧力を同時に検出したか否かを判断する(ステップ1502)。決定部分401、402、403、404の全てが所定の圧力以上の圧力を同時に検出した場合には、制御部101は携帯電話機100における所定の操作の決定を行う(ステップ1503)。決定部分401、402、403、404の全てが所定の圧力以上の圧力を同時に検出しない場合には、制御部101は携帯電話機100における所定の操作の決定をしない(ステップS1504)。
【0077】
また本実施例では、光学入力部116によってポインタの移動方向を入力し、感圧入力部117によってポインタを移動させる速さを入力したが、この他にも例えばカーレースゲームのアプリケーションを携帯電話機100において起動させ、車の移動する方向を光学入力部116によって入力し、車のスピードを感圧入力部117によって入力することによってユーザは車の操作を指201のみによって行うことができる。
【0078】
また受光部112は、照度計を有しており、光の環境に合わせた表示部109の輝度調整を行なうことができ、携帯電話機100のさらなる省電力化を実現することができる。
【実施例2】
【0079】
第2の実施例は、位置センサ612と圧力センサ614を用いて入力する場合の実施例である。
【0080】
図6は、本実施例に係る情報処理装置600のハードブロック図である。
【0081】
情報処理装置600は、制御部601、送受信部602、通信制御部603、テンキー604、電源制御部605、スピーカ606、マイクロフォン(以下、単にマイクと略す。)607、音声処理部608、表示部609、開閉センサ610、A/Dコンバータ611、位置センサ612、DSP(Digital Signal Processor)613、A/Dコンバータ614、圧力センサ615から構成される。
【0082】
本実施例では、情報処理装置600の例として携帯電話機を例にとる(以下、情報処理装置600は携帯電話機600と呼ぶ)。さらに携帯電話機600は、折り畳み式携帯電話機600である。
【0083】
制御部601は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random−Access Memory)等を備えたコンピュータで構成され、携帯電話機600において行われる処理を統括的に制御する。この制御は、制御部601が有するROMに格納されている制御プログラムの実行等により処理される。ここで制御プログラムが格納されている場所はROMに限られることはなく、ROMに相当する他の記録媒体であっても構わない。
【0084】
送受信部602は、アンテナを通して無線信号電波の送信及び/又は受信を行い、通信制御部603は、通話信号やダイヤル信号等による搬送信号の変調や復調等を行う。
【0085】
テンキー604は、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機600が有する各機能の呼び出しおよびその機能の操作を行うものである。図1には図示しないが、テンキーの他にも通話キー、終話キー、ファンクションキー、十字キーなどが設けられている。
【0086】
電源制御部605は、携帯電話機600の電源をON/OFFすることを制御する。電源のON/OFFの制御は、後述する開閉センサ610がオープン状態/クローズ状態を検出することによって制御し、開閉センサ610がオープン状態を検出したときは、電源をONにし、開閉センサ610がクローズ状態を検出したときは、電源をOFFにする。
【0087】
音声処理部608は、スピーカ606、マイク607と接続されており、マイク607から取り込んだアナログ音声信号をデジタル信号に変換し、制御部601から出力されるデジタル音声信号をアナログ信号に変換する。スピーカ606は、制御部601から出力される音声信号やマイク607を通して取り込まれた音声信号の再生に用いられる。
【0088】
表示部609は例えば、LCD(Liquid Crystal Display)素子等で構成され、制御部601に対する各種の入力情報や出力情報を表示する。
【0089】
開閉センサ610は、携帯電話機600がオープン状態かクローズ状態かを検出する。携帯電話機600は折り畳み式の携帯電話機であり、オープン状態のとき、ユーザは携帯電話機600を操作して、通話、メール、ゲームアプリケーションなどを使用することができる。携帯電話機600がクローズ状態のときは、携帯電話機600における使用可能な機能は制限され、ユーザは限られた機能のみ使用することができる。
【0090】
A/Dコンバータ611は、位置センサ612が検出した移動方向を示す圧力に関するアナログ信号をデジタル信号に変換する。ここでユーザは位置センサ612上で指を移動させる。位置センサ612は、位置センサ612上での圧力の移動を検出する。検出した圧力の移動は、表示部609に表示されるポインタの移動に対応する。
【0091】
A/Dコンバータ613は、圧力センサ614が検出した圧力に関するアナログ信号をデジタル信号に変換する。ここでユーザは圧力センサ614に圧力を入力する。圧力センサ614が検出した圧力は、表示部609に表示されるポインタの動く速さに対応し、検出した圧力が大きいほど、ポインタの動く速さが速くなる。
【0092】
また本実施例において、携帯電話機100が他の携帯電話機と送受信するデータなどを格納する格納部は図示していないが、携帯電話機100は格納部も有している構成である。
【0093】
図7は、本実施例に係る位置センサ701、702と圧力センサ703の模式的な外観図である。
【0094】
位置センサ701は、圧力のX方向の移動を検出するセンサであり、位置センサ702は、圧力のY方向の移動を検出するセンサである。圧力センサ703は、圧力の大きさを検出する。
【0095】
位置センサ701、702と圧力センサ614は、層状に形成されており、図7においては、位置センサ701、702と圧力センサ614のシートを図示するためにずらして描いている。ここで位置センサ612は、位置センサ701と位置センサ702の組み合わせたものである。
【0096】
図8は、本実施例に係る位置センサ701、702と圧力センサ614の模式的な外観図である。
【0097】
本実施例では、携帯電話機600に実装する場合、位置センサ701、702と圧力センサ614の形状は、それぞれ図8に示す形状である。
【0098】
圧力のX方向の移動を検出する位置センサ801は、長軸がX方向、短軸がY方向の楕円形状である。また圧力のY方向の移動を検出する位置センサ802は、長軸がY方向、短軸がX方向の楕円形状である。そして圧力センサ803は、位置センサ801と位置センサ802の中心を一致させて形成される十字形状である。これら位置センサ801、位置センサ802、圧力センサ803は、層状に重ね合わせて、携帯電話機600に実装される。ここで位置センサ801、位置センサ802、圧力センサ803、A/Dコンバータ611、613から構成される入力部を感圧入力部1307と呼ぶ。
【0099】
これにより、ユーザはポインタの位置を位置センサ801、802によって入力すると同時にポインタの移動するスピードを圧力センサ803によって入力することができる。
【0100】
図13は本実施例に係る携帯電話機1300の模式図である。
【0101】
携帯電話機1300は、筐体部1301、1302をヒンジ部1303で連結して開閉可能に構成されている。筐体部1302には操作部1304、マイクロフォン107、筐体部1301には、表示部109、スピーカ106が配置されている。表示部109には、メニュー表示、メール本文、各種アプリケーション等が表示される。操作部1304は、テンキー104、ファンクションキー1305a、1305b、1305c、1305d、終話キー1306a、通話キー1306b、感圧入力部1307などが設けられており、ユーザは該操作部1304を用いて、電話番号、メールアドレスの入力、携帯電話機1300が有する各機能を呼び出しおよびその機能の操作をすることができる。ここで感圧入力部1307を構成するA/Dコンバータ611、613は携帯電話機100に内蔵されているため、外観を示す図13には図示していない。
【0102】
そして、携帯電話機100は、無線により基地局に接続されており、基地局と接続されている交換機を介して他の携帯電話機と通信を行う。
【0103】
また本実施例では、位置センサ801、802、圧力センサ803は、圧力のX方向の移動を検出する位置センサ801、圧力のY方向の移動を検出する位置センサ802、圧力の大きさを検出する圧力センサ803の順に層状に重なっている。圧力のY方向の移動の検出の感度を圧力のX方向の移動の検出の感度よりも向上させた場合には、位置センサ801、802、圧力センサ803は、位置センサ802、位置センサ801、圧力センサ803の順に重ねる。
【0104】
また位置センサ801と位置センサ802の交叉部分は、センサが重なり合うため、位置センサ801と位置センサ802が交叉しない部分に比べて厚くなってしまう。そのため、筐体部1302の位置センサ801、802が交叉部分は、窪んだ構成となっている。
【0105】
さらに、本実施例では、感圧入力部1307と独立した他の感圧入力部は、携帯電話機1300に実装されていないが、携帯電話機1300は、圧力の移動を検出するセンサ、圧力の大きさを検出するセンサから構成される他の感圧入力部を実装する構成であってもよい。
【0106】
次に、以上述べた移動指示装置の実施形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
【0107】
(付記1) 操作物体の移動を検出する移動検出器と、
該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出器と、
対象物に対して移動を指示する制御部とを備え、
該制御部は該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする移動指示装置。
【0108】
(付記2) 付記1に記載の移動指示装置は、該操作物体に光を照射する発光部を有し、
該移動検出器が該操作物体に反射した反射光を検出して、該操作物体の移動方向を検出することを特徴とする移動指示装置。
【0109】
(付記3) 付記2に記載の移動指示装置は、該発光部が発する光を透過させる窓をさらに有し、
該窓の周りに該圧力検出器が配置されていることを特徴とする移動指示装置。
【0110】
(付記4) 付記3に記載の移動指示装置は、該窓が十字形状であることを特徴とする移動指示装置。
【0111】
(付記5) 付記2に記載の移動指示装置は、折り畳み可能であることを特徴とする移動指示装置。
【0112】
(付記6) 付記5に記載の移動指示装置は、該移動指示装置が開閉されたことを検出する開閉センサをさらに有していることを特徴とする移動指示装置。
【0113】
(付記7) 付記6に記載の移動指示装置において、該制御部は、該開閉センサが該移動指示装置が閉じていることを検出した場合には該移動指示装置の電源をオフにし、該移動指示装置が開いていることを検出した場合には、該移動指示装置の電源をオンにし、
さらに該制御部は、該圧力検出器が圧力を検出しない場合には、該発光部へ電力を供給しないことを特徴とする移動指示装置。
【0114】
(付記8) 操作物体の移動を検出する移動検出手順と、
該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出手順と、
対象物に対して移動を指示する制御手順とからなる入力方法であって、
該制御手順において、該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする入力方法。
【0115】
(付記9) 操作物体の移動を検出する移動検出ステップと、
該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出ステップと、
対象物に対して移動を指示する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする入力プログラムであって、
該制御手順において、該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することをコンピュータに実行させることを特徴とする入力プログラム。
【0116】
(付記10) 付記1に記載の移動指示装置は、該移動検出器と該圧力検出器が重なって配置されていることを特徴とする移動指示装置。
【0117】
(付記11) 移動し、押圧する操作物体の移動する移動方向及び移動する移動距離を検出する第1の検出部と、
被検出体が押圧する圧力の大きさを検出する第2の検出部と、
該第1の検出部が検出した該移動方向、該移動距離及び第2の検出部が検出した該圧力の大きさに基づいて、対象物体の移動を制御する制御部とを備えた情報処理装置であって、
該第1の検出部と該第2の検出部が重なって配置されていることを特徴とする移動指示装置。
【0118】
(付記12) 付記11に記載の移動指示装置は、該第1の検出部及び該第2の検出部が、十字形状に形成されていることを特徴とする移動指示装置。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本実施例に係る情報処理装置100のハードブロック図である。
【図2】本実施例に係る光学入力部116と感圧入力部117に係る模式的な断面図である。
【図3】本実施例に係る光学入力部116と感圧入力部117に係る模式的な断面図である。
【図4】圧力センサ115と窓202の外観図である。
【図5】本実施例に係る電源制御表である。
【図6】本実施例に係る情報処理装置600のハードブロック図である。
【図7】本実施例に係る位置センサ701、702と圧力センサ703の模式的な外観図である。
【図8】本実施例に係る位置センサ701、702と圧力センサ614の模式的な外観図である。
【図9】本実施例に係る携帯電話機100の模式図である。
【図10】本実施例に係る携帯電話機1000の模式図である。
【図11】本実施例に係る携帯電話機1100の模式図である。
【図12】本実施例に係る携帯電話機1200の模式図である。
【図13】本実施例に係る携帯電話機1300の模式図である。
【図14】本実施例に係る入力制御のフローチャートである。
【図15】本実施例に係る入力制御のフローチャートである。
【符号の説明】
【0120】
100…携帯電話機
101…制御部
102…送受信部
103…通信制御部
104…テンキー
105…電源制御部
106…スピーカ
107…マイク
108…音声処理部
109…表示部
110…開閉センサ
111…発光部
112…受光部
113…DSP
114…A/Dコンバータ
115…圧力センサ
201…指
202…窓
303…圧力センサ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作物体の移動を検出する移動検出器と、
該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出器と、
対象物に対して移動を指示する制御部とを備え、
該制御部は該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする移動指示装置。
【請求項2】
操作物体の移動を検出する移動検出手順と、
該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出手順と、
対象物に対して移動を指示する制御手順とからなる入力方法であって、
該制御手順において、該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することを特徴とする入力方法。
【請求項3】
操作物体の移動を検出する移動検出ステップと、
該操作物体の操作圧力を検出する圧力検出ステップと、
対象物に対して移動を指示する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする入力プログラムであって、
該制御手順において、該操作物体の移動検出結果に応じて該対象物の移動方向を指示し、且つ該操作物体が移動しているときの操作圧力に応じて、該対象物の移動速度を指示することをコンピュータに実行させることを特徴とする入力プログラム。
【請求項4】
請求項1に記載の移動指示装置は、該移動検出器と該圧力検出器が重なって配置されていることを特徴とする移動指示装置。
【請求項5】
請求項1に記載の移動指示装置は、該操作物体に光を照射する発光部を有し、
該移動検出器が該操作物体に反射した反射光を検出して、該操作物体の移動方向を検出することを特徴とする移動指示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−3956(P2008−3956A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−174455(P2006−174455)
【出願日】平成18年6月23日(2006.6.23)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】