説明

移動通信方法、ゲートウェイ装置、移動管理ノード及び呼セッション制御サーバ装置

【課題】PCRFにおいて障害が発生した後場合、或いは、かかる障害後にPCRFが再開した場合、PCC制御を利用する通信の発信処理及び着信処理を行う。
【解決手段】本発明に係る移動通信方法は、P-GWが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、PDNコネクション及びPCCコネクション#1の関連付けの再設定を行う工程Aを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信方法、ゲートウェイ装置、移動管理ノード及び呼セッション制御サーバ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPPにおいて、SAE(System Architecture Evolution)方式の移動通信システムの仕様が検討されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TS23.401
【非特許文献2】3GPP TS23.203
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、現状では、SAE方式の移動通信システムにおいて、PCRF(Policy and Charging Rules Function、ポリシー及び課金サーバ装置)において障害が発生した場合、或いは、かかる障害後にPCRFが再開した場合についての動作について規定されていない。
【0005】
したがって、現状のSAE方式の移動通信システムでは、PCRFにおいて障害が発生した場合、或いは、かかる障害後にPCRFが再開した場合には、かかる障害が復旧した場合であっても、PCC(Policy and Charging Control)制御に関する通信の発信処理及び着信処理を行うことができないという問題点があった。
【0006】
例えば、図8に示すように、現状のSAE方式の移動通信システムでは、障害が発生した後に復旧したPCRFは、S/P-GW(Serving/PDN-Gateway、ゲートウェイ装置)から「Usage reports」等のPCC制御信号を受信した場合であっても、対応するPCCプロファイルを保持していないため、何をすべきか分からないという問題点があった(Issue 1)。
【0007】
また、図8に示すように、現状のSAE方式の移動通信システムでは、PCRFにおいて障害が発生した後に、かかる障害が復旧した場合に、S/P-GWとPCRFとの間の状態の不一致が残ってしまうという問題点があった(Issue 2)。
【0008】
さらに、図9に示すように、現状のSAE方式の移動通信システムでは、障害が発生した後に復旧したPCRFは、IMS(IP Multimedia Subsystem)内のP-CSCF(Proxy-Call Session Control Function)から、UE宛ての着信信号(「SDP Offer(AAR)」)を受信した場合であっても、対応するPCCプロファイルを保持していないため、P-CSCFに対して、エラー(「AAR:Error」)を返送してしまうという問題点があった。
【0009】
また、現状のSAE方式の移動通信システムでは、PCRFにおける障害が発生した場合、IMSによらず、PCRF制御に関する通信ができないという問題点があった。
【0010】
さらに、現状のSAE方式の移動通信システムでは、PCRFの故障に伴う動的な課金制御ができないという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、PCRFにおいて障害が発生した場合、或いは、かかる障害後にPCRFが再開した場合、PCC制御を利用する通信の発信処理及び着信処理を行うことができる移動通信方法、ゲートウェイ装置、移動管理ノード及び呼セッション制御サーバ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の特徴は、移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法であって、前記ゲートウェイ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクション及び前記第2コネクションの関連付けの再設定を行う工程Aを有することを要旨とする。
【0013】
本発明の第2の特徴は、移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションと、該ポリシー及び課金サーバ装置と呼セッション制御サーバ装置との間で設定されている第3コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法であって、前記呼セッション制御サーバ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクションと前記第2コネクションと前記第3コネクションとの関連付けの再設定を行う工程Aを有することを要旨とする。
【0014】
本発明の第3の特徴は、移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられるゲートウェイ装置であって、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクション及び前記第2コネクションの関連付けの再設定を行うように構成されていることを要旨とする。
【0015】
本発明の第4の特徴は、移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられる移動管理ノードであって、前記ゲートウェイ装置から、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出したことを示す所定情報を含む前記第1コネクションの開放要求を受信した場合、前記移動局に対して、Re-attach処理を行うように要求するように構成されていることを要旨とする。
【0016】
本発明の第5の特徴は、移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられる移動管理ノードであって、前記ゲートウェイ装置から、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出したことを示す所定情報を含む前記第1コネクションの開放要求を受信した場合、無線基地局に対して、該第1コネクション内の該無線基地局と前記移動局との間のコネクションを開放するように要求することなく、該ゲートウェイ装置に対して、新たに前記第2コネクションを設定するように要求するように構成されていることを要旨とする。
【0017】
本発明の第6の特徴は、移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションと、該ポリシー及び課金サーバ装置と呼セッション制御サーバ装置との間で設定されている第3コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられる呼セッション制御サーバ装置であって、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクションと前記第2コネクションと前記第3コネクションとの関連付けの再設定を行うように構成されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明によれば、PCRFにおいて障害が発生した場合、或いは、かかる障害後にPCRFが再開した場合、PCC制御を利用する通信の発信処理及び着信処理を行うことができる移動通信方法、ゲートウェイ装置、移動管理ノード及び呼セッション制御サーバ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明するシーケンス図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明するシーケンス図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明するシーケンス図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の変更例3に係る移動通信システムの動作について説明するシーケンス図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明するシーケンス図である。
【図8】従来の移動通信システムの問題点を説明するための図である。
【図9】従来の移動通信システムの問題点を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
(本発明の第1の実施形態)
図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。
【0021】
本実施形態に係る移動通信システムには、SAE方式の移動通信システムであって、具体的には、図1に示すように、eNB(無線基地局)を含むE-UTRAN(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access Network)や、NodeB(無線基地局)やRNC(Radio Network Controller、無線回線制御局)を含むUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)や、MME(Mobility Management Entity、移動管理ノード)や、SGSN(Serving GPRS Support Node、パケット交換機)や、S/P-GWや、HSS(Home Subscriber Server、加入者管理サーバ装置)や、IMSや、OCS(Online Charging System)や、OFCS(Offline Charging System)等を具備している。
【0022】
また、IMSは、P-CSCFや、I/S-CSCF(Interogation/Serving-Call Session Control Function)(不図示)や、SCC AS(Service Centralization and Continuity Application Server)(不図示)等を具備している。
【0023】
本実施形態に係る移動通信システムでは、UEは、PDN(Packet Data Network)コネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2とを用いて、PCC制御を利用した通信を行うことができるように構成されている。
【0024】
ここで、PDNコネクションは、UEとS/P-GWとの間で設定されるコネクションであり、PCCコネクション#1は、PCRFとS/P-GWとの間で設定されるコネクションであり、PCCコネクション#2は、PCRFとP-CSCFとの間で設定されるコネクションである。
【0025】
なお、PCCコネクション#1及びPCCコネクション#2が設定されている場合、S/P-GW及びP-CSCFは、PCRFクライアントとして動作する。
【0026】
また、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、PCCコネクション#2が設定されてなくてもよいし、3つ以上のPCCコネクションが設定されていてもよい。
【0027】
以下、図2乃至図7を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
【0028】
第1に、図2を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作の概要について説明する。
【0029】
図2に示すように、ステップS1000Aにおいて、PDNコネクションが、UEとS/P-GWとの間で設定され、ステップS1000Bにおいて、かかるPDNコネクションが、PCRFとS/P-GWとの間で設定されているPCCコネクション#1に関連付けられる。なお、図2において、S/P-GWは、S-GW及びP-GWの機能を具備してもよいし、P-GWの機能のみを具備していてもよいし、S-GWの機能のみを具備していてもよい。
【0030】
ステップS1000Cにおいて、UEについて、例えば、「IMS Registration」等の「Application Registration(登録)」が行われ、ステップS1000Dにおいて、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けが行われる。
【0031】
その後、S/P-GWは、ステップS1002Aにおいて、かかるPCRFの障害の発生(ステップS1001)を検出した後、ステップS1002Bにおいて、所定イベントを検出した場合、ステップS1002Cにおいて、PDNコネクション及びPCCコネクション#1の関連付けの再設定を行う。かかる場合、PCCコネクション#1の再設定を併せて実施してもよい。
【0032】
同様に、P-CSCFは、ステップS1003Aにおいて、かかるPCRFの障害の発生(ステップS1001)を検出した後、ステップS1003Bにおいて、所定イベントを検出した場合、ステップS1003Cにおいて、PCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けの再設定を行う。かかる場合、PCCコネクション#2の再設定を併せて実施してもよい。
【0033】
なお、ステップS1002A及びS1003Aにおいて、S/P-GWやP-CSCF等のPCRFクライアントは、PCRFにおける障害の発生を検出してもよいし、PCRFの再開(すなわち、上述の障害の復旧)を検出してもよい。以降、本実施形態において同様である。
【0034】
ここで、S/P-GW及びP-CSCFは、かかるPCRFの障害の発生(ステップS1001)を検出した後、一定の時間が経過した時点で、上述の再設定を行ってもよい。
【0035】
なお、かかる所定イベントとしては、UE宛ての着信信号(例えば、「INVITE」)の受信や、UEに係るC-Plane処理(例えば、ベアラ状態の変更処理)の実施や、UEに係るU-Planeデータの送受信等が想定される。
【0036】
また、S/P-GWやP-CSCF等のPCRFクライアントは、ステップS1002A及びS1003Aにおいて、PCRFにおける障害を検出した場合、OCS又はOFCSに対して、その旨を通知し、OCS又はOFCSは、所定の課金制御を実施してもよい。
【0037】
なお、本発明は、PCRFにおける障害が発生した場合に限らず、PCRFとの間の通信ができない場合等にも適用可能である。以下の説明でも同様である。
【0038】
第2に、図3を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作の具体例1について説明する。
【0039】
図3に示すように、ステップS2000A乃至S2001の動作は、図2に示すステップS1000A乃至S1001の動作と同一である。
【0040】
ステップ2002Aにおいて、P-GWは、PCRFの障害の発生(ステップS2001)を検出すると、UEに係る情報(例えば、EPS(Evolved Packet System)ベアラコンテキスト)に「PCRF障害フラグ」を設定する。
【0041】
なお、「PCRF障害フラグ」は、P-GWによって設定されると共に、S-GWによって併せて設定されてもよい。
【0042】
その後、P-CSCFが、ステップS2002B1において、通信相手から、UE宛ての「INVITE」を受信し、ステップS2002B2において、S/P-GWに対して、かかる「INVITE」を送信する。
【0043】
ステップS2002B3において、P-GWは、「PCRF障害フラグ」が設定されているEPSベアラコンテキストに対応するUE宛ての「INVITE」を受信した場合に、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けの再設定を行うか否かについて判定する。
【0044】
ここで、P-GWは、UEの状態(例えば、通信を実施しているかどうか)及び輻輳状況の少なくとも一方に応じて、上述の再設定を行うか否かについて判定してもよい。なお、輻輳状況としては、ネットワーク(コアネットワークや無線アクセスネットワーク)の輻輳状況やPCRFの輻輳状況等が想定される。
【0045】
なお、S/P-GWの代わりに、MMEが、ステップS2002B3における判定を行ってもよい。ここで、MMEは、UEが「IDLE状態」であるか「ACTIVE状態」であるかに応じて、かかる判定を行ってもよい。
【0046】
例えば、UEが、「ACTIVE状態」である場合に、MMEは、一定の時間が経過した時点、或いは、UEが「IDLE状態」に遷移した時点で、PDNコネクションの再設定処理を行うように決定してもよい。
【0047】
また、UEが、「IDLE状態」である場合に、MMEは、即座に、或いは、負荷分散用タイマが満了した後に、PDNコネクションの再設定処理を行うように決定してもよい。
【0048】
ステップS2004において、PDNコネクションの再設定処理を行う。なお、S/P-GWは、かかるPDNコネクションの再設定処理の完了後に、UEに係るEPSベアラコンテキストに設定されている「PCRF障害フラグ」を削除してもよい。
【0049】
かかるPDNコネクションの再設定処理の完了後に、ステップS2005において、再設定されたPDNコネクションとPCCコネクション#1との関連付けの再設定を行う。ここで、PCRFにおける障害が復旧している場合、PCCコネクション#1は再設定されるものとする。また、PCRFにおける障害が復旧していない場合、別のPCRFに接続することで、PCCコネクション#1を再設定してもよい。
【0050】
ステップS2006において、UEについての「Application Registration」が行われる。
【0051】
ステップS2007において、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けが行われる。ここで、PCRFにおける障害が復旧している場合、PCCコネクション#2は再設定されるものとする。また、PCRFにおける障害から復旧していない場合、別のPCRFに接続することで、PCCコネクション#2を再設定してもよい。
【0052】
以下、図4乃至6を参照して、上述のPDNコネクションの再設定処理の詳細動作について説明する。
【0053】
第1に、図4を参照して、上述のPDNコネクションの再設定処理の動作例1について説明する。
【0054】
図4に示すように、ステップS101において、P-GWは、S-GWに対して、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信する。かかる「Delete Bearer Request」は、UEに係るPDNコネクションを開放するように要求するメッセージである。
【0055】
S-GWは、ステップS102aにおいて、MMEに対して、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信し、ステップS102bにおいて、SGSNに対して、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信する。
【0056】
ここで、P-GW或いはS-GWは、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」の代わりに、既存のパーシャルファイラー用のメッセージや、既存或いは新規のメッセージ(例えば、障害通知信号等)を送信してもよい。
【0057】
ステップS103において、MMEは、eNBに対して「Deactivate Bearer Request」を送信すべきか(図4)、UEに対して「Detach Request」を送信すべきか(図5)、或いは、S-GWに対して「網内ベアラ再設定要求」を送信すべきか(図6)について判定する。
【0058】
図4の例では、MMEは、ステップS103において、eNBに対して「Deactivate Bearer Request」を送信すべきであると判定し、ステップS104において、eNBに対して、「ESM Cause=Reactivation Requested due to network failure」を含む「Deactivate Bearer Request」を送信する。
【0059】
なお、「Deactivate Bearer Request」におけるパラメータとしては、「ESM Cause=Reactivation Requested due to network failure」と異なるものが設定されていてもよい。
【0060】
ステップS105において、eNBは、UEに対して、「RRC Connection Reconfiguration」を送信し、ステップS106aにおいて、UEは、eNBに対して、「RRC Connection Reconfiguration Complete」を送信する。
【0061】
ステップS106bにおいて、eNBは、MMEに対して、「Deactivate Bearer Response」を送信する。
【0062】
ステップS107aにおいて、UEは、eNBに対して、「Direct Transfer」を送信し、ステップS107bにおいて、eNBは、MMEに対して、「Deactivate EPS Bearer Context Accept」を送信する。
【0063】
ステップS107cにおいて、MMEは、HSSに対して、「Notify Request」を送信し、ステップS107dにおいて、HSSは、MMEに対して、「Notify Response」を送信する。なお、ステップ107c及びステップS107dは省略されていてもよい。
【0064】
ステップS108aにおいて、MMEは、S-GWに対して、「Delete Bearer Response」を送信し、ステップS108bにおいて、SGSNは、S-GWに対して、「Delete Bearer Response」を送信する。なお、ステップS102b及びステップSS108bは省略されていてもよい。
【0065】
ステップS109において、S-GWは、P-GWに対して、「Delete Bearer Response」を送信し、ステップS1010において、UEは、PDNコネクションの設定処理を起動する。
【0066】
第2に、図5を参照して、上述のPDNコネクションの再設定処理の動作例2について説明する。
【0067】
図5に示すように、ステップS201において、P-GWは、S-GWに対して、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信する。
【0068】
S-GWは、ステップS202aにおいて、MMEに対して、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信し、ステップS202bにおいて、SGSNに対して、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信する。
【0069】
ここで、S-GWは、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」の代わりに、既存のパーシャルファイラー用のメッセージや、既存或いは新規のメッセージ(例えば、障害通知信号等)を送信してもよい。
【0070】
ステップS203において、MMEは、eNBに対して「Deactivate Bearer Request」を送信すべきか(図4)、UEに対して「Detach Request」を送信すべきか(図5)、或いは、S-GWに対して「網内ベアラ再設定要求」を送信すべきか(図6)について判定する。
【0071】
図5の例では、MMEは、ステップS203において、UEに対して「Detach Request」を送信すべきであると判定し、ステップS204において、UEに対して、「Detach Type=Re-Attach Required」及び「EMM Cause=Network Failure」を含む「Detach Request」を送信する。
【0072】
なお、「Detach Request」におけるパラメータは、「Detach Type=Re-Attach Required」及び「EMM Cause=Network Failure」と異なるものが設定されていてもよい。
【0073】
ステップS205aにおいて、UEは、Detach処理を行った後、MMEに対して、「Detach Accept」を送信する。
【0074】
ステップS205bにおいて、MMEは、HSSに対して、「Notify Request」を送信し、ステップS205cにおいて、HSSは、MMEに対して、「Notify Response」を送信する。なお、ステップS205b及びステップS205cは省略されていてもよい。
【0075】
ステップS206aにおいて、MMEは、S-GWに対して、「Delete Bearer Response」を送信し、ステップS206bにおいて、SGSNは、S-GWに対して、「Delete Bearer Response」を送信する。なお、ステップS202b及びステップS206bは省略されていてもよい。
【0076】
ステップS207において、S-GWは、P-GWに対して、「Delete Bearer Response」を送信し、ステップS208において、UEは、Attach処理及びPDNコネクションの設定処理を起動する。
【0077】
第3に、図6を参照して、上述のPDNコネクションの再設定処理の動作例3について説明する。
【0078】
図6に示すように、ステップS3001において、P-GWは、S-GWに対して、「PCRF障害情報(新規メッセージ)」を送信する。ここで、「PCRF障害情報」には、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)等のUEの識別情報及びベアラ(PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2とからなるベアラ)の識別情報の少なくとも一方が含まれている。
【0079】
ここで、P-GWは、かかる「PCRF障害情報」の代わりに、上述の「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」を送信してもよいし、既存のパーシャルファイラー用のメッセージやその他の既存メッセージ等によりPCRF障害情報を送信してもよい。
【0080】
ステップS3002において、S-GWは、MMEに対して、かかる「PCRF障害情報」を送信する。ここで、「PCRF障害情報」には、UEの識別情報及びベアラの識別情報の少なくとも一方が含まれている。
【0081】
ここで、S-GWは、かかる「PCRF障害情報」の代わりに、「Cause=PCRF障害」を含む「Delete Bearer Request」や、既存のパーシャルファイラー用のメッセージやその他の既存メッセージ等によりPCRF障害情報を送信してもよい。
【0082】
ステップS3003において、MMEは、eNBに対して「Deactivate Bearer Request」を送信すべきか(図4)、UEに対して「Detach Request」を送信すべきか(図5)、或いは、S-GWに対して「網内ベアラ再設定要求」を送信すべきか(図6)について判定する。
【0083】
図6の例では、MMEは、ステップS3003において、S-GWに対して「網内ベアラ再設定要求」を送信すべきであると判定し、ステップS3004において、S-GWに対して、「網内ベアラ再設定要求」を送信する。
【0084】
なお、MMEは、「網内ベアラ再設定要求」の代わりに、既存の「Create Session Request」や「Modify Bearer Request」等を送信してもよい。
【0085】
ここで、かかる「網内ベアラ再設定要求」には、UEの識別情報或いはベアラの識別情報や、上述の「PCRF障害情報」や、P-GW情報等が含まれている。
【0086】
ステップS3005において、S-GWは、P-GWに対して、かかる「網内ベアラ再設定要求」を送信する。ここで、かかる「網内ベアラ再設定要求」には、UEの識別情報及びベアラの識別情報の少なくとも一方や、上述の「PCRF障害情報」等が含まれている。
【0087】
なお、S-GWは、かかる「網内ベアラ再設定要求」の代わりに、既存の「Create Session Request」や「Modify Bearer Request」等を送信してもよい。
【0088】
ステップS3006において、P-GWは、PCCコネクション#1に係る情報を上書きし、PDNコネクションとPCCコネクション#1との関連付けを再設定する。ここで、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けをあわせて再設定してもよい。
【0089】
次に、図7を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作の具体例2について説明する。
【0090】
P-CSCFは、ステップS4003において、PCRFの障害の発生(ステップS4001)を検出すると、ステップS4004において、UEに対して、SIP信号を送信する。ここで、かかるSIP信号には、PCRFにおいて障害が発生した旨を示す「PCRF障害情報」、及び、UEに対して再登録を要求する「Re-Registration要求」の少なくとも一方が含まれている。
【0091】
ここで、再登録としては、「IMS Registration」等の「Application Registration」が想定される。
【0092】
ステップS4005において、UEは、かかる再登録(Re-Registration)を実施し、P-CSCFに対して、その旨を示すSIP信号を送信する。
【0093】
ステップS4006において、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けを再設定する。かかる処理において、PCCコネクション#2の再設定を併せて実施してもよい。
【0094】
本実施形態に係る移動通信システムによれば、PCRFにおいて障害が発生した後に、所定イベントが検出された場合に、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けを再設定するため、PCC制御を利用する通信の発信処理及び着信処理を行うことができる。
【0095】
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
【0096】
本実施形態の第1の特徴は、UE(移動局)とP-GW(ゲートウェイ装置)との間で設定されているPDNコネクション(第1コネクション)と、PCRF(ポリシー及び課金サーバ装置)とP-GWとの間で設定されているPCCコネクション#1(第2コネクション)とを用いて通信を行う移動通信方法であって、P-GWが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、PDNコネクション及びPCCコネクション#1の関連付けの再設定を行う工程Aを有することを要旨とする。
【0097】
本実施形態の第1の特徴において、工程Aにおいて、P-GWは、UEの状態及び輻輳状況の少なくとも一方に応じて、上述の再設定を行うか否かについて判定してもよい。
【0098】
本実施形態の第1の特徴において、工程Aは、P-GWが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、MME(移動管理ノード)に対して、PDNコネクションの開放要求(例えば、「Delete Bearer Request」)を送信する工程と、MMEが、PDNコネクションの開放要求に応じて、eNB(無線基地局)に対して、PDNコネクションを開放するように要求する工程と、PDNコネクションが開放された後、新たにPDNコネクションを設定する工程と、新たに設定されたPDNコネクション及びPCCコネクション#1を関連付ける工程とを有してもよい。
【0099】
本実施形態の第1の特徴において、工程Aは、P-GWが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、MMEに対して、PDNコネクションの開放要求を送信する工程と、MMEが、UEに対して、Re-attach処理を行うように要求する工程と、UEについてのDetach処理が行われた後、UEについてのAttach処理を行い、新たにPDNコネクションを設定する工程と、新たに設定されたPDNコネクション及びPCCコネクション#1を関連付ける工程とを有してもよい。
【0100】
本実施形態の第1の特徴において、工程Aは、P-GWが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、MMEに対して、PDNコネクションの開放要求を送信する工程と、MMEが、eNBに対して、PDNコネクション内のeNBとUEとの間の無線コネクションを開放するように要求することなく、P-GWに対して、新たにPCCコネクション#1を設定するように要求する工程と、PDNコネクション及び新たに設定されたPCCコネクション#1を関連付ける工程とを有してもよい。
【0101】
本実施形態の第2の特徴は、UEとP-GWとの間で設定されているPDNコネクションと、PCRFとP-GWとの間で設定されているPCCコネクション#1と、PCRFとP-CSCF(呼セッション制御サーバ装置)との間で設定されているPCCコネクション#2(第3コネクション)とを用いて通信を行う移動通信方法であって、P-CSCFが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けの再設定を行う工程Aを有することを要旨とする。
【0102】
本実施形態の第2の特徴において、工程Aは、P-CSCFが、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、UEに対して、再登録を行うように要求する工程と、UEの再登録が行われた後、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けの再設定を行ってもよい。
【0103】
本実施形態の第3の特徴は、P-GWであって、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、PDNコネクション及びPCCコネクション#1の関連付けの再設定を行うように構成されていることを要旨とする。
【0104】
本実施形態の第4の特徴は、MMEであって、P-GWから、PCRFの障害を検出したことを示す所定情報(例えば、Cause=PCRF障害)を含むPDNの開放要求を受信した場合、UEに対して、Re-attach処理を行うように要求するように構成されていることを要旨とする。
【0105】
本実施形態の第5の特徴は、MMEであって、P-GWから、PCRFの障害を検出したことを示す所定情報(例えば、Cause=PCRF障害)を含むPDNの開放要求を受信した場合、eNBに対して、PDNコネクション内のeNBとUEとの間の無線コネクションを開放するように要求することなく、P-GWに対して、新たにPCCコネクション#2を設定するように要求するように構成されていることを要旨とする。
【0106】
本実施形態の第5の特徴は、P-CSCFであって、PCRFの障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、PDNコネクションとPCCコネクション#1とPCCコネクション#2との関連付けの再設定を行うように構成されていることを要旨とする。
【0107】
ここで、S-GWが、上述のP-GWと同様の機能を具備していてもよい。
【0108】
なお、上述のUEやeNBやMMEやS-GWやP-GWやPCRFやP-CSCFやHSSの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
【0109】
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
【0110】
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、UEやeNBやMMEやS-GWやP-GWやPCRFやP-CSCFやHSS内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとしてUEやeNBやMMEやS-GWやP-GWやPCRFやP-CSCFやHSS内に設けられていてもよい。
【0111】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【符号の説明】
【0112】
UE…移動局
eNB、NodeB…無線基地局
RNC…無線回線制御局
MME…移動管理ノード
SGSN…パケット交換機
S-GW、P-GW…ゲートウェイ装置
PCRF…ポリシー及び課金サーバ装置
P-CSCF…呼セッション制御サーバ装置
HSS…加入者情報管理サーバ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法であって、
前記ゲートウェイ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクション及び前記第2コネクションの関連付けの再設定を行う工程Aを有することを特徴とする移動通信方法。
【請求項2】
前記工程Aにおいて、前記ゲートウェイ装置は、前記移動局の状態及び輻輳状況の少なくとも一方に応じて、前記再設定を行うか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
【請求項3】
前記工程Aは、
前記ゲートウェイ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、前記所定イベントを検出した場合に、移動管理ノードに対して、前記第1コネクションの開放要求を送信する工程と、
前記移動管理ノードが、前記第1コネクションの開放要求に応じて、無線基地局に対して、前記第1コネクションを開放するように要求する工程と、
前記第1コネクションが開放された後、新たに前記第1コネクションを設定する工程と、
新たに設定された前記第1コネクション及び前記第2コネクションを関連付ける工程とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信方法。
【請求項4】
前記工程Aは、
前記ゲートウェイ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、前記所定イベントを検出した場合に、移動管理ノードに対して、前記第1コネクションの開放要求を送信する工程と、
前記移動管理ノードが、前記移動局に対して、Re-attach処理を行うように要求する工程と、
前記移動局についてのDetach処理が行われた後、該移動局についてのAttach処理を行い、新たに前記第1コネクションを設定する工程と、
新たに設定された前記第1コネクション及び前記第2コネクションを関連付ける工程とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信方法。
【請求項5】
前記工程Aは、
前記ゲートウェイ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、前記所定イベントを検出した場合に、移動管理ノードに対して、前記第1コネクションの開放要求を送信する工程と、
前記移動管理ノードが、無線基地局に対して、前記第1コネクション内の該無線基地局と前記移動局との間のコネクションを開放するように要求することなく、前記ゲートウェイ装置に対して、新たに前記第2コネクションを設定するように要求する工程と、
前記第1コネクション及び新たに設定された前記第2コネクションを関連付ける工程とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信方法。
【請求項6】
移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションと、該ポリシー及び課金サーバ装置と呼セッション制御サーバ装置との間で設定されている第3コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法であって、
前記呼セッション制御サーバ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクションと前記第2コネクションと前記第3コネクションとの関連付けの再設定を行う工程Aを有することを特徴とする移動通信方法。
【請求項7】
前記工程Aは、
前記呼セッション制御サーバ装置が、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、前記所定イベントを検出した場合に、前記移動局に対して、再登録を行うように要求する工程と、
前記移動局の再登録が行われた後、前記第1コネクションと前記第2コネクションと前記第3コネクションとの関連付けの再設定を行うことを特徴とする請求項6に記載の移動通信方法。
【請求項8】
移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられるゲートウェイ装置であって、
前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクション及び前記第2コネクションの関連付けの再設定を行うように構成されていることを特徴とするゲートウェイ装置。
【請求項9】
移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられる移動管理ノードであって、
前記ゲートウェイ装置から、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出したことを示す所定情報を含む前記第1コネクションの開放要求を受信した場合、前記移動局に対して、Re-attach処理を行うように要求するように構成されていることを特徴とする移動管理ノード。
【請求項10】
移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられる移動管理ノードであって、
前記ゲートウェイ装置から、前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出したことを示す所定情報を含む前記第1コネクションの開放要求を受信した場合、無線基地局に対して、該第1コネクション内の該無線基地局と前記移動局との間のコネクションを開放するように要求することなく、該ゲートウェイ装置に対して、新たに前記第2コネクションを設定するように要求するように構成されていることを特徴とする移動管理ノード。
【請求項11】
移動局とゲートウェイ装置との間で設定されている第1コネクションと、ポリシー及び課金サーバ装置と該ゲートウェイ装置との間で設定されている第2コネクションと、該ポリシー及び課金サーバ装置と呼セッション制御サーバ装置との間で設定されている第3コネクションとを用いて通信を行う移動通信方法で用いられる呼セッション制御サーバ装置であって、
前記ポリシー及び課金サーバ装置の障害を検出した後、所定イベントを検出した場合に、前記第1コネクションと前記第2コネクションと前記第3コネクションとの関連付けの再設定を行うように構成されていることを特徴とする呼セッション制御サーバ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−120137(P2012−120137A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270918(P2010−270918)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【特許番号】特許第4927213号(P4927213)
【特許公報発行日】平成24年5月9日(2012.5.9)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】