説明

移載装置

【課題】ワークの移載時間を短縮することが可能な移載装置を提供する。
【解決手段】移載対象となるワーク20を収容する容器11と、予め決められた検出領域に存在するワーク20の位置及び姿勢を検出するセンサ12と、センサ12の検出結果に基づいてワーク20を取り出し、移載先に移載するロボット13とを備え、センサ12は、複数の検出領域を記憶する領域記憶部25と、複数の検出領域をそれぞれ切り替えるための切り替え条件を記憶する条件記憶部26と、切り替え条件を満たした場合に複数の検出領域を予め決められた順番に切り替える制御部27とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移載装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロボットに搭載した3次元視覚センサによりワークの位置姿勢を計測し、このロボットによりワークを取り出すワーク取り出し装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3805302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ワークの移載時間を短縮することが可能な移載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的に沿う本発明に係る移載装置は、移載対象となるワークを収容する容器と、
予め決められた検出領域に存在する前記ワークの位置及び姿勢を検出するセンサと、
前記センサの検出結果に基づいて前記容器から前記ワークを取り出し、移載先に移載するロボットとを備え、
前記センサは、複数の前記検出領域を記憶する領域記憶部と、
前記複数の検出領域をそれぞれ切り替えるための切り替え条件を記憶する条件記憶部と、前記切り替え条件を満たした場合に前記複数の検出領域を予め決められた順番に切り替える制御部とを有する。
【0006】
本発明に係る移載装置において、前記各検出領域の範囲が、前記ロボットが前記ワークを移載する回数に応じて拡大されてもよい。
【0007】
本発明に係る移載装置において、前記容器は、前記移載先の位置する側の高さが低くなるように傾斜して設置され、
前記センサは、前記複数の検出領域のうち前記容器の高さが低い側の前記検出領域について他の前記検出領域よりも多くの回数の走査を行ってもよい。
【0008】
本発明に係る移載装置において、前記切り替え条件は、前記ワークの移載回数が予め決められた値を超えたこととすることができる。
【0009】
本発明に係る移載装置において、前記切り替え条件は、前記容器に収容された前記ワークの重量が予め決められた大きさよりも小さくなったこととすることができる。
【0010】
本発明に係る移載装置において、前記切り替え条件は、予め決められた時間経過したこととすることができる。
【0011】
本発明に係る移載装置において、前記切り替え条件は、前記センサが予め決められた回数連続で前記ワークの前記位置及び前記姿勢を検出できなかったこととすることができる。
【0012】
本発明に係る移載装置において、前記センサは、光切断法による3次元形状計測センサとすることができる。
【発明の効果】
【0013】
請求項1〜8記載の移載装置においては、本発明の構成をとらない場合に比べて、ワークの移載時間を短縮することが可能である。
【0014】
特に、請求項2記載の移載装置においては、ワークを検出することができない可能性が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移載装置の構成図である。
【図2】(A)、(B)は、それぞれ同移載装置のセンサの動作原理を示す側面図及び平面図である。
【図3】同移載装置が有する計測制御装置の機能ブロック図である。
【図4】同移載装置の動作を示すフロー図である。
【図5】(A)、(B)は、それぞれ同移載装置のセンサが走査する全領域を示す説明図及び検出領域が切り替わる様子を示す説明図である。
【図6】(A)、(B)は、それぞれ本発明の第2の実施の形態に係る移載装置が走査する第1〜第3の検出領域の説明図、及び同図(A)に示した第1〜第3の検出領域の大きさが変更された状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る移載装置の構成図である。
【図8】同移載装置の容器の設置状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
【0017】
本発明の第1の実施の形態に係る移載装置10は、図1に示すように、容器11、3次元形状計測センサ(センサの一例)12、ロボット13、及びロボット制御装置14を備えている。なお、図1中に表示したXR軸、YR軸、ZR軸からなる座標は、ロボット13に固定された直交座標(ロボット座標)である。
容器11は、移載対象となるワーク20を収容する。容器11は、上面が開口した箱状である。容器11はトレーであっても良い。ワーク20は、例えばボルトや自動車部品等の任意の物品である。
【0018】
3次元形状計測センサ12は、予め決められた検出領域内に存在するワーク20の位置及び姿勢を検出する。この3次元形状計測センサ12は、レーザ光を投光する投光器15(図2(A)参照)、レーザ光が照射されたワーク20全体を撮像するカメラ16、及び投光器15とカメラ16を制御してワーク20の位置及び姿勢を演算する計測制御装置17(図1参照)を備えている。なお、図2(A)は、図1の矢視Aでもある。また、図2(A)、(B)中に表示したXS軸、YS軸、ZS軸からなる座標は、3次元形状計測センサ12のカメラ16に固定された直交座標(センサ座標)である。
【0019】
図2(A)に示すように、投光器15は、ZS軸から角度θ傾いた角度からレーザ光(ラインパターン光)をワーク20に照射する。投光器15の内部には、レーザ光の光源(不図示)と、この光源から照射されたレーザ光をワーク20に向けて反射するポリゴンミラー(不図示)が内蔵されている。図示しないミラー駆動手段が、このポリゴンミラーを駆動することにより、投光器15はレーザ光でワーク20の全体をX方向に走査する。
図2(B)に示すように、カメラ16は、投光器15によってレーザ光が照射されたワーク20をレーザ光が照射された角度とは異なる角度から撮像する。
計測制御装置17(図1参照)は、撮像された画像から三角法によりワーク20の高さhの分布を求めると共にワーク20のXY平面における形状を求める。即ち、3次元形状計測センサ12は、所謂光切断法により、ワーク20の3次元形状を計測する。なお、計測制御装置17は、ロボット制御装置14に内蔵されてもよい。
【0020】
計測制御装置17は、図3に示すように、領域記憶部25、条件記憶部26、及び制御部27を備えている。
領域記憶部25には、投光器15がワーク20を走査する検出領域の位置及び大きさが記憶される。この検出領域は、事前にユーザによって複数設定される。本実施の形態においては、領域記憶部25には、3つの領域(第1〜第3の検出領域)が記憶されている。ここで、第1〜第3の検出領域は、図5(B)に示すように、容器11を平面視した場合に容器11の全体が収まる全領域(図5(A)参照)をレーザ光の走査方向に分割された領域である。なお、各検出領域は、全領域が等分されたものではなく、隣り合う端縁部がそれぞれ重なっている。
領域記憶部25は、例えばメモリにより実現される。
【0021】
条件記憶部26には、領域記憶部25に記憶された検出領域を切り替えるための切り替え条件が記憶される。この切り替え条件は、事前にユーザによって設定される。本実施の形態においては、この切り替え条件は、ロボット13が容器11からワーク20を取り出すたびに検出領域が切り替えられるものである。
条件記憶部26は、例えばメモリにより実現される。
【0022】
制御部27は、領域記憶部25に記憶された各検出領域を走査するように、投光器15の光源の点灯を制御する。また、制御部27は、ミラー駆動手段を制御する。また、制御部27は、カメラ16を制御し、カメラ16が撮像した画像から検出領域内に存在するワーク20の3次元形状を求め、このワーク20の位置及び姿勢を演算する。ここで、演算されたワーク20の位置及び姿勢はセンサ座標系でのデータである。制御部27は、センサ座標系における位置及び姿勢のデータをロボット座標系におけるデータに変換する。
更に制御部27は、ロボット座標系におけるデータに変換したワーク20の位置及び姿勢をロボット制御装置14に送信する。
制御部27は、例えば計測制御装置17に搭載されたCPU(不図示)が実行するソフトウェアにより実現される。
【0023】
ロボット制御装置14は、制御部27からワーク20の位置及び姿勢のデータを受信し、これらデータに基づいてロボット13の動作を制御する。
ロボット13は、容器11に収容されたワーク20をアーム先端に備えたエンドエフェクタ31(図1参照)を使って取り出し、予め決められた移載場所(移載先)に移載する。本実施の形態において、ロボット13は、多関節ロボットである。多関節ロボットに代えて、直交ロボットやパラレルリンクロボットその他の作業機械であってもよい。
【0024】
次に、移載装置10の動作について図4及び図5に基づいて説明する。
【0025】
(ステップS10)
投光器15から照射されたレーザで領域記憶部25に記憶された第1の検出領域(図5(B)参照)を走査すると共に、カメラ16がこの検出領域を撮像する。従来、図5(A)に示す全領域を走査するためには例えば1.2秒程度の長い時間が必要であった。本ステップにおいて、計測制御装置17は、全領域の一部の領域のみを走査するので、全領域を走査する場合に比べ、ワーク20の検出時間が短縮される。更にいえば、全体として移載時間が短縮される。
【0026】
(ステップS11)
計測制御装置17の制御部27がカメラ16によって撮像された画像から、ワーク20の形状を求める。制御部27は、求めたワーク20の形状からセンサ座標系におけるそのワーク20の位置及び姿勢を演算する。その際、カメラ16が撮像した画像に対し、第1の検出領域に対応する画像領域を求め、この画像領域の画像データからワーク20の形状を求めてもよい。これにより、扱うデータ量が減少し、データ処理に要する時間が短縮される。
【0027】
(ステップS12)
ステップS11において、ワーク20の形状が演算できた場合は、ワーク20を検出したものと判断し、ステップS13に進む。
一方、ステップS11において、ワーク20の位置及び姿勢が演算できなかった場合は、ワーク20を検出できなかったものと判断し、ステップS17に進む。ステップS17では、検出領域を次の領域に切り替え、更にステップS18に進む。ステップS18では、全ての検出領域について走査を完了している場合には、容器11内のワーク20を全て取り出したことになるので、移載装置10は動作を終了する。同ステップS18において、全ての検出領域について走査を完了していない場合には、移載装置10はステップS10に戻って動作を継続する。
【0028】
(ステップS13)
制御部27は、センサ座標系における位置及び姿勢をロボット座標系における位置及び姿勢に変換する。その後、制御部27は、ロボット座標系における位置及び姿勢をロボット制御装置14に送信する。
次に、ロボット制御装置14が計測制御装置17から受信したワーク20の位置のデータに基づいてロボット13を制御し、エンドエフェクタ31をそのワーク20の位置に移動させると共に、ワーク20の姿勢のデータに基づいてエンドエフェクタ31の把持姿勢を修正する。その後、ロボット13はワーク20を把持する。
【0029】
(ステップS14)
ロボット13が、把持したワーク20を予め決められた移載先へ移動させる。この移載先は、事前に教示された場所であり、例えば、ベルトコンベヤである。
【0030】
(ステップS15)
制御部27が切り替え条件を満たすか否かを判断する。切り替え条件が満たされる場合は、ステップS16に進む。
一方、切り替え条件が満たされない場合は、検出領域を切り替えることなく、ステップS10に戻る。
【0031】
(ステップS16)
制御部27は、切り替え条件に従い、検出領域を第2の検出領域に切り替える。前述の通り、切り替え条件は、ロボット13がワーク20を取り出すたびに検出領域が切り替えられるように設定されている。従って、制御部27は、1つのワーク20を移載するたびに、第1の検出領域、第2の検出領域、第3の検出領域、第1の検出領域、・・・と順番に繰り返して検出領域を切り替える。
【0032】
このようにして、移載装置10は、検出領域を切り替えながら、容器11の中のワーク20が全て移載されるまでステップS10〜S18を繰り返す。
【0033】
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る移載装置について説明する。第1の実施の形態に係る移載装置10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態においては、計測制御装置17の領域記憶部25に記憶された検出領域が相違する。具体的には、検出領域は、ロボット13がワーク20を移載する回数に応じて、その範囲が拡大する。即ち、検出領域は固定されたものではなく、移載装置の動作中に変更される。
【0034】
移載動作の当初は図6(A)に示す第1〜第3の検出領域を順番に切り替えて走査する。ロボット13がワーク20を移載する回数が増えるにつれ、3次元形状計測センサ12は、図6(B)に示すように、各検出領域の範囲を広げてワーク20を走査する。
【0035】
ロボット13がワーク20を移載するに従い、容器11の中のワーク20が減少する。そのため、一回の走査でワーク20を検出することができない可能性が高まる。ワーク20を検出することができなかった場合は、その走査時間分のタクトタイムが増加する。本実施の形態のように、各検出領域の範囲を広げることで、無駄な走査時間が発生する可能性が低減され、全体として、ワーク20の移載時間が短縮される。
【0036】
続いて、本発明の第3の実施の形態に係る移載装置40について説明する。第1及び第2の実施の形態に係る移載装置と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係る移載装置40は、図7に示すように、容器11に収容されたワーク20をコンベヤ(移載先の一例)41に移載する。
容器11は、図8に示すように、コンベヤ41が配置された側の高さが低くなるように水平面に対して角度φだけ傾けて設置されている。このように、容器11の一方の側の高さが低いため、重力の作用で容器11内に積まれたワーク20が図の矢印方向(高さの低い側)に崩れ、コンベヤ41側に寄り集まる。特に、ロボット13がワーク20を取り出すと、その際の衝撃で残ったワーク20がコンベヤ41側に寄り集まる可能性が高まる。
【0037】
領域記憶部25には、図8に示すように、第1の検出領域、第2の検出領域、及び第3の検出領域が記憶されている。ここで、第1の検出領域は、コンベヤ41側(容器11の高さが低い側)に設定される。
第1の検出領域は、他の検出領域よりもコンベヤ41に近い。そのため、ロボット13がこの第1の検出領域からワーク20を取り出してコンベヤ41に移載すると、ワーク20の移動距離が短く、タクトタイムの観点からは有利となる。
【0038】
制御部27は、第1の検出領域を他の検出領域に比べて多くの回数走査する。例えば、第1の検出領域を2回連続で走査した後、第2の検出領域及び第3の検出領域をそれぞれ1回走査し、これを繰り返す。
本実施の形態によれば、第1の検出領域からより多くのワーク20を取り出すことが可能となり、全体として移載時間が短縮される。
【0039】
続いて、本発明の第4の実施の形態に係る移載装置について説明する。第1〜第3の実施の形態に係る移載装置と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係る移載装置は、第1の実施の形態とは切り替え条件が相違する。具体的には、容器11内のワーク20の重量が予め決められた重量以下になった場合に検出領域を切り替えるように切り替え条件が設定される。
【0040】
なお、移載装置が動作を開始した後の経過時間に基づいて検出領域を切り替えるように切り替え条件を設定してもよい。更に、ある検出領域を集中的に連続して走査し、走査しても予め決められた回数だけ連続してワーク20が検出できなかった場合に次の検出領域を走査するように構成してもよい。例えば、第1の検出領域を集中的に連続して走査し、3回連続でワーク20が検出できなかった場合に第2の検出領域を集中的に連続して走査し、以降、第3の検出領域についても同様に繰り返すことができる。また、ワーク20の移載回数が予め決められた値を超えたことを切り替え条件をとしてもよい。
【0041】
なお、本発明は、前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能である。例えば、前述のそれぞれ実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明を構成する場合も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0042】
前述の実施の形態では、検出領域が第1〜第3の検出領域に分けられていた。これに代えて、検出領域を2つに分けてもよい。更には、検出領域を4つ以上に分けてもよい。
【0043】
また、計測制御装置17がワーク20の位置及び姿勢のデータを座標変換していた。これに代えて、計測制御装置17は、座標変換することなくセンサ座標系におけるワーク20の位置及び姿勢のデータを送信し、これらデータを受信したロボット制御装置14がロボット座標系に座標変換してもよい。
【0044】
また、光切断法による3次元形状計測センサ12に代えて、複数のカメラを使用したステレオ法による3次元形状計測センサとしてもよい。この場合、カメラが撮像する画像に対し、検出領域に対応する画像領域を求め、この画像領域の画像データからワーク20の位置及び姿勢を求める。これにより、全領域を撮像する場合に比べ、扱うデータ量が減少するので、ワーク20の位置及び姿勢を演算するために要する時間が短縮される。このステレオ法による3次元形状計測センサは、レーザ光による走査が不要であり、レーザ光を検出できないような明るい場所でもワーク20を検出することが可能である。
【0045】
更には、光切断法による3次元形状計測センサに代えて、赤外線TOF(Time of Flight)方式による3次元形状計測センサとしても良い。この3次元形状計測センサは、赤外線を使用するため、人体への影響が少ない。また、この3次元形状計測センサは、外環境の照明条件が変化しても安定してワーク20を検出することが可能である。
【0046】
また、容器11に残ったワーク20が少なくなると、ワーク20が検出できなくなる検出領域が発生し、その検出領域を走査する時間が無駄になる。そこで、制御部27がワーク20を取り出した回数をカウントし、取り出し回数が予め決められた値以上となった場合は、それ以降、全領域を走査するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0047】
10:移載装置、11:容器、12:3次元形状計測センサ、13:ロボット、14:ロボット制御装置、15:投光器、16:カメラ、17:計測制御装置、20:ワーク、25:領域記憶部、26:条件記憶部、27:制御部、31:エンドエフェクタ、40:移載装置、41:コンベヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移載対象となるワークを収容する容器と、
予め決められた検出領域に存在する前記ワークの位置及び姿勢を検出するセンサと、
前記センサの検出結果に基づいて前記容器から前記ワークを取り出し、移載先に移載するロボットとを備え、
前記センサは、複数の前記検出領域を記憶する領域記憶部と、
前記複数の検出領域をそれぞれ切り替えるための切り替え条件を記憶する条件記憶部と、前記切り替え条件を満たした場合に前記複数の検出領域を予め決められた順番に切り替える制御部とを有する移載装置。
【請求項2】
請求項1記載の移載装置において、前記各検出領域の範囲が、前記ロボットが前記ワークを移載する回数に応じて拡大される移載装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の移載装置において、前記容器は、前記移載先の位置する側の高さが低くなるように傾斜して設置され、
前記センサは、前記複数の検出領域のうち前記容器の高さが低い側の前記検出領域について他の前記検出領域よりも多くの回数の走査を行う移載装置。
【請求項4】
請求項1又は2記載の移載装置において、前記切り替え条件は、前記ワークの移載回数が予め決められた値を超えたことである移載装置。
【請求項5】
請求項1又は2記載の移載装置において、前記切り替え条件は、前記容器に収容された前記ワークの重量が予め決められた大きさよりも小さくなったことである移載装置。
【請求項6】
請求項1又は2記載の移載装置において、前記切り替え条件は、予め決められた時間経過したことである移載装置。
【請求項7】
請求項1又は2記載の移載装置において、前記切り替え条件は、前記センサが予め決められた回数連続で前記ワークの前記位置及び前記姿勢を検出できなかったことである移載装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の移載装置において、前記センサは、光切断法による3次元形状計測センサである移載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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