説明

空気入りタイヤ

【課題】タイヤ総重量の軽量化を図る。
【解決手段】ビード部4に埋設されたビードコア5間を跨ってのびるカーカスプライ6Aを有する空気入りタイヤ1であって、カーカスプライ6Aは、カーカスコードをトッピングゴムで被覆して形成され、かつ前記トッピングゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなるとともに、前記カーカスプライ6Aがインナーライナーで覆われることなくタイヤ内腔面に露出して配されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軽量化を図り得る空気入りタイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
空気圧の低下により、空気入りタイヤの燃費、耐摩耗性及びグリップ性能は低下する。このため、チューブレスタイヤにあっては、タイヤ内腔とリムとの間に充填された空気の漏洩を防止するために、空気非透過性に優れるブチル系ゴムで形成されたインナーライナーがタイヤ内腔を囲むようにタイヤ内腔面に露出して配されている。
【0003】
しかしながら、インナーライナーの重量は比較的大きく、通常、タイヤ総重量の約10%程度を占める。他方、タイヤの運動性能及び燃費性能を向上するためには、タイヤの軽量化が有効である。このため、従来より、インナーライナーを軽量化する技術が種々提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平7−82418号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1の空気入りタイヤは、インナーライナーの厚さを減らすことが記載されているが、インナーライナーを完全に無くすものではない。このため、タイヤの軽量化に関しては、さらなる改善の余地がある。
【0006】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、カーカスプライのトッピングゴムにエポキシ化天然ゴムを配合したゴム組成物を用いるとともに、該カーカスプライをインナーライナーで覆うことなくタイヤ内腔面に露出して配することを基本として、空気保持性能を損ねることなくインナーライナーを無くすことができ、ひいては軽量化を可能としうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ビード部に埋設されたビードコア間を跨ってのびるカーカスプライを有する空気入りタイヤであって、前記カーカスプライは、カーカスコードをトッピングゴムで被覆して形成され、かつ前記トッピングゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなるとともに、前記カーカスプライがインナーライナーで覆われることなくタイヤ内腔面に露出して配されることを特徴とする。
【0008】
また請求項2記載の発明は、タイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、最小のタイヤ厚さが5〜30mmである請求項1記載の空気入りタイヤである。
【0009】
また請求項3記載の発明は、前記トッピングゴムのゴム組成物は、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムを30〜100重量部含む請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
【0010】
また請求項4記載の発明は、前記カーカスプライの外側かつサイドウォール部に配されるサイドゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
【0011】
また請求項5記載の発明は、前記サイドゴムは、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムを20〜70重量部含む請求項4記載の空気入りタイヤである。
【0012】
また請求項6記載の発明は、前記カーカスプライの外側かつトレッド部に配されるトレッドゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなる請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
【0013】
また請求項7記載の発明は、前記トレッドゴムは、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムを15〜70重量部含む請求項6記載の空気入りタイヤである。
【0014】
また請求項8記載の発明は、自動二輪車用である請求項1乃至7のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0015】
本発明の空気入りタイヤは、カーカスプライのトッピングゴムに空気非透過性に優れるエポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物が用いられるとともに、該カーカスプライがインナーライナーで覆われることなくタイヤ内腔面に露出して配される。このような空気入りタイヤは、カーカスプライと別個のインナーライナーを設けることなく、カーカスプライのトッピングゴムによってタイヤ内腔の空気の漏洩を防止できる。従って、本発明の空気入りタイヤは、空気保持性能を損ねることなくインナーライナーを無くすことができ、ひいては軽量化が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤのタイヤ子午線断面図を示す。また、図2には図1のA部拡大図、図3には同B部拡大図をそれぞれ示す。空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、そのトレッド端2eからタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、その各内方端に設けられたビード部4とを有する。本実施形態の空気入りタイヤ1は、路面と接地するトレッド面2Aが滑らかにタイヤ半径方向外側に凸となる円弧状で形成されるとともに、トレッド端2e、2e間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅がタイヤ最大幅をなす自動二輪車用のものが例示される。
【0017】
また、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7と、該ベルト層7のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴム2gと、前記サイドウォール部3においてカーカス6の外側に配されたサイドゴム3gとを含む。
【0018】
本実施形態において、前記カーカス6は、1枚のカーカスプライ6Aから構成される。該カーカスプライ6Aには、図2ないし4に示されるように、並列された複数本のカーカスコード6cの両面をトッピングゴム6dで被覆したシート状のコードプライが用いられる。前記カーカスコード6cには、例えばポリエステルコード、ナイロン、レーヨン又はアラミドなどの有機繊維コードが好適であるが、必要に応じてスチールコードが採用される。また、カーカスコード6cは、例えばラジアルタイヤの場合、タイヤ赤道Cに対して75〜90度の角度で傾けて配される。但し、バイアスタイヤやクロスプライタイヤなどについては、このような角度に限定されるものではない。
【0019】
また、前記カーカスプライ6Aは、ビードコア5間をトロイド状に跨ってのびる本体部6aと、この本体部6aに連なりかつビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返された折返し部6bとを有する。そして、本体部6aと折返し部6bとの間には、例えばビードコア5から半径方向外側にテーパ状でのびるビードエーペックス8が配され、ビード部4が適宜補強される。
【0020】
図3に示されるように、前記ベルト層7は、本実施形態では1枚のベルトプライ7Aから構成される。該ベルトプライ7Aは、例えば並列された複数本のベルトコード7aをベルトトッピングゴム7bで被覆して構成されたシート状のコードプライが用いられる。また、前記ベルトコード7aとしては、例えばレーヨン又は芳香族ポリアミド等のような高弾性の有機繊維コードやスチールコードなどが好適である。なお、前記ベルトコード7aは、ラジアルタイヤの場合、タイヤ赤道Cに対して例えば5〜30度程度で配列され得る。
【0021】
また、前記ベルト層7は、コードプライをスプライスした構造のみならず、1本又は複数本のベルトコード7aをベルトトッピングゴム7bによってリボン状に被覆した帯状プライをカーカス6の外側に螺旋状に巻き付けることにより形成されたいわゆるジョイントレス構造のものでも良い。また、高速耐久性を向上させるために、ベルト層7のタイヤ半径方向外側に、例えばナイロン等の有機繊維のバンドコードを周方向に対して5度以下の角度で配列させたバンド層を設けることもできる。
【0022】
また、空気入りタイヤ1は、カーカスプライ6Aの前記トッピングゴム6dが、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなるとともに、該カーカスプライ6Aがインナーライナーで覆われることなくタイヤ内腔面iaに露出して配される。本実施形態では、カーカスプライ6Aの本体部6aのトッピングゴム6dが、タイヤ内腔面iaの実質的全域に露出して配されている。
【0023】
エポキシ化天然ゴムは、天然ゴムよりも高い空気非透過性を有する。従って、従来設けられていたようなカーカスプライとは別個のインナーライナーを設けることなく、エポキシ化天然ゴムからなるトッピングゴム6dで覆われたカーカスプライ6Aによって、タイヤ内腔iの空気の漏洩を十分に防止できる。従って、本実施形態の空気入りタイヤ1は、空気保持性能を損ねることなくインナーライナーを無くすことができ、ひいては大幅な軽量化が可能となる。これにより、タイヤの運動性能及び燃費性能を効果的に向上させることができる。
【0024】
前記エポキシ化天然ゴムは、天然ゴムエマルジョンに、過酢酸などのエポキシ化剤を加えて反応させることにより、天然ゴムの分子中に存在する二重結合の一部ないし全部がエポキシ基に変換されたゴムである。この構造は、プロトン核磁気共鳴スペクトル(NMR)や赤外線吸収スペクトル(IR)から特定することができる。
【0025】
また前記エポキシ化天然ゴムには、代表的なものとして例えばエポキシ化比率が25%のもの(ENR25)又は50%のもの(ENR50)などが挙げられる。ただし、エポキシ化天然ゴムは、これらに限定されるものではなく種々のエポキシ化比率を有するエポキシ化天然ゴムを用いることができる。
【0026】
ここで、エポキシ化率が著しく小さくなると、空気非透過性が低下するおそれがあり、逆にエポキシ化率が著しく大きくなると、ロール加工性が悪くなるためトッピング工程が煩雑化して生産性が悪化するおそれがある。このような観点より、前記エポキシ化天然ゴムとしては、そのエポキシ化率が15%以上、より好ましくは20%以上が望ましく、また、好ましくは85%以下、より好ましくは50%以下が望ましい。なお、エポキシ化率は、ゴム中の二重結合がエポキシ基に変換された割合を示すもので、上記核磁気共鳴(NMR)測定により求めることができる。また、エポキシ化天然ゴムには、エポキシ化率が異なる2種以上のゴムが用いられても良い。
【0027】
また、前記トッピングゴム6dのゴム組成物としては、ゴムポリマー100重量部中に、エポキシ化天然ゴムが30〜100重量部配合されることが望ましい。前記エポキシ化天然ゴムの配合量が30重量部未満の場合、トッピングゴム6dの空気非透過性が十分に向上し得ないおそれがある。このような観点より、エポキシ化天然ゴムは、ゴムポリマー100重量部中に40重量部以上、より好ましくは50重量部以上配合されることが望ましい。なお、トッピングゴム6dにおいて、エポキシ化天然ゴム以外のゴムポリマーとしては、慣例に従い、天然ゴム又はブタジエンゴム若しくはスチレンブタジエンゴム等の合成ゴム等が用いられても良い。
【0028】
また、エポキシ化天然ゴムは、有機繊維からなるカーカスコード6cに対して良好な接着性を有する。従って、トッピングゴム6dのゴム組成物において、ゴムポリマー全てをエポキシ化天然ゴムで構成しても良い。このような実施形態では、トッピングゴム6dの空気非透過性をより一層高め得る点で好ましい。
【0029】
タイヤ内腔iの空気の漏洩は、上述のカーカスプライ6Aによって効果的に抑制されるが、完全に遮断されるものではない。この点は、従来のインナーライナーを具えるタイヤについても同様である。特に、タイヤ内腔iの空気は、通過抵抗が少ない厚さの小さい箇所から漏洩する傾向がある。
【0030】
そこで、好ましい態様として、通常、タイヤの子午線断面において、最も厚さW1が小さくなるサイドウォール部3に配されたサイドゴム3gにもエポキシ化天然ゴムを配合し、この部分からの空気の透過を抑制することも望ましい。また、エポキシ化天然ゴムは、天然ゴムと同様、耐久性及び耐摩耗性にも優れる。従って、屈曲の激しいサイドウォール部3に配された場合でも、該サイドウォール部3の外面のクラック等の発生を効果的に防止しうる点でも望ましい。
【0031】
前記サイドゴム3gには、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムが20〜70重量部分配合されることが望ましい。前記エポキシ化天然ゴムの配合量が、20重量部未満であると、サイドゴム3gに十分な空気非透過性が得られない傾向がある。このような観点より、前記サイドゴム3gのゴムポリマー100重量部中に、エポキシ化天然ゴムが20重量部以上、より好ましくは30重量部以上含まれることが望ましい。他方、前記エポキシ化天然ゴムの配合量が70重量部を超えると、ロール加工性が悪くなってトッピング工程が煩雑化し生産性が悪化するおそれがある。このような観点より、前記サイドゴム3gのゴムポリマー100重量部中に、エポキシ化天然ゴムが、より好ましくは70重量部以下、さらに好ましくは60重量部以下で含まれることが望ましい。
【0032】
また、サイドゴム3gにおいて、エポキシ化天然ゴム以外のゴムポリマーには、例えば天然ゴム及び/又はブタジエンゴムなどが好適に用いられる。
【0033】
また、タイヤ内腔iの空気の外部への漏洩を防止するために、前記サイドウォール部3の最小の厚さW1は、好ましくは5mm以上、より好ましくは6mm以上に設定されるのが望ましい。このように、タイヤの最小の厚さW1を増すことにより、空気の透過抵抗を高め、早期の空気の漏洩をより確実に防止できる。なお、前記サイドウォール部3の最小の厚さW1が過度に大きくなると、空気非透過性は向上するものの、サイドウォール部3の曲げ剛性の増加による乗り心地の低下や、タイヤ重量の増大を招くおそれがある。このような観点より、前記厚さW1は、好ましくは10mm以下、より好ましくは9mm以下が望ましい。
【0034】
また、図1及び図3に示されるように、トレッド部2は、排水用として設けられたトレッド溝10の溝底位置に、トレッド部2における最小の厚さW2を有する。従って、タイヤ内腔iの空気の外部への漏洩を防止するために、このような厚さW2を有するトレッドゴム2gにもエポキシ化天然ゴムを配合し、この部分からの空気の透過をも抑制することが望ましい。なお、このようなトレッドゴム2gは、エポキシ化天然ゴムが配合された前記サイドゴム3gと併用されても良いし、又は単独で用いられても良い。
【0035】
前記トレッドゴム2gのゴムポリマー100重量部中には、エポキシ化天然ゴムが15〜70重量部配合されることが望ましい。前記エポキシ化天然ゴムの配合量が15重量部未満では、トレッドゴム2gの空気非透過性が十分に向上しないおそれがある。逆にエポキシ化天然ゴムの配合量が70重量部を超える場合、トレッドゴム2gの空気非透過性は向上するが、ロール加工性が悪化するため、ゴム押出時の生産性が悪化する傾向にある。このような観点より、前記トレッドゴム2gのゴムポリマー100重量部中に、エポキシ化天然ゴムがより好ましくは15重量部以上、さらに好ましくは25重量部以上配合されているのが良く、また、好ましくは70重量部以下、より好ましくは60重量部以下で配合されることが望ましい。
【0036】
また、タイヤ内腔iの空気の外部への漏洩をさらに確実に防止するために、前記トレッド部2の最小の厚さW2は、好ましくは4mm以上、より好ましくは5mm以上に設定されるのが望ましい。このように、トレッド部2の最小の厚さW2を増すことにより、空気の透過抵抗を高め、早期の空気の漏洩をより確実に防止できる。なお、前記厚さW2が過度に大きくなると、空気非透過性は向上するものの、トレッド部2の重量の増大を招くおそれがある。このような観点より、前記厚さW2は、好ましくは8mm以下、より好ましくは7mm以下が望ましい。
【0037】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではなく種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。例えば、ベルトプライ7Aのベルトトッピングゴム7bにもエポキシ化天然ゴムを配合することもできる。
【実施例】
【0038】
表1の仕様に基づいたサイズ180/55ZR17の自動二輪車用の空気入りタイヤを試作し、それらについて性能がテストされた。表2には、各ゴム組成物の配合を示す。なお、表1のエポキシ化天然ゴムの配合量と、表2のENR25の配合量とが対応している。テスト方法は次の通りである。
【0039】
<空気圧保持性能>
各テストタイヤをリム組みして内圧290kPaを充填し、90日間室内に放置した後の空気圧が測定された。そして、測定された空気圧(kPa)を290で除して空気圧保持率(%)が計算された。数値が大きいほど良好である。
【0040】
<タイヤ重量>
タイヤ1本当たりの重量を測定し、比較例1のタイヤ重量を100とする指数で表示した。数値が小さいほど良好である。
テストの結果などを表1及び2に示す。
【0041】
【表1】

【0042】
【表2】

【0043】
テストの結果、実施例のタイヤは、従来のようなカーカスプライの内側に配されたインナーライナーを省略して軽量化を図りつつ優れた空気圧保持性能を発揮していることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態の空気入りタイヤの断面図である。
【図2】そのサイドウォール部の部分拡大図である。
【図3】図1のトレッド部の部分拡大図である。
【図4】カーカスプライの部分斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2g トレッドゴム
3 サイドウォール部
3g サイドゴム
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6c カーカスコード
6d トッピングゴム
i タイヤ内腔
ia タイヤ内腔面
C タイヤ赤道

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビード部に埋設されたビードコア間を跨ってのびるカーカスプライを有する空気入りタイヤであって、
前記カーカスプライは、カーカスコードをトッピングゴムで被覆して形成され、かつ
前記トッピングゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなるとともに、前記カーカスプライがインナーライナーで覆われることなくタイヤ内腔面に露出して配されることを特徴とする空気入りタイヤ。
【請求項2】
タイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、最小のタイヤ厚さが5〜30mmである請求項1記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記トッピングゴムのゴム組成物は、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムを30〜100重量部含む請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記カーカスプライの外側かつサイドウォール部に配されるサイドゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記サイドゴムは、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムを20〜70重量部含む請求項4記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記カーカスプライの外側かつトレッド部に配されるトレッドゴムは、エポキシ化天然ゴムが配合されたゴム組成物からなる請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記トレッドゴムは、ゴムポリマー100重量部中にエポキシ化天然ゴムを15〜70重量部含む請求項6記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
自動二輪車用である請求項1乃至7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−173248(P2009−173248A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−16697(P2008−16697)
【出願日】平成20年1月28日(2008.1.28)
【出願人】(000183233)住友ゴム工業株式会社 (3,458)
【Fターム(参考)】