説明

端末機器を配置する方法および装置

端末機の配置方法および装置が提供される。方法は、パーソナル化配置情報を搬送する配置パッケージを受け取ること、パーソナル化配置情報に従って配置パッケージをインストールすることを含む。装置は、パーソナル化配置情報を搬送する配置パッケージを受け取るのに使用される受信モジュールと、パーソナル化配置情報に従って配置パッケージをインストールするのに使用される操作モジュールとを含む。この解決法は、配置パッケージで搬送されるパーソナル化配置情報、例えば、配置パッケージを変更不能に設定すべきかどうか、配置パッケージを非活性状態に設定すべきかどうか、配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかなどに従い、ネットワークを介して端末のパーソナル化特性を配置し、管理することを実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は移動通信に関し、詳細には、端末機器を配置する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デバイス管理(DM、Device Management)規格は、操作プロセスにおける端末機器の諸問題を解決することを目的とした、無線ネットワークにおける(移動端末や端末内の機能オブジェクトといった)端末機器の第三者管理、ならびに環境および配置情報の設定に対する費用効果的解決法を提供し、OTA(Over The Air)モードでソフトウェアおよびハードウェアのインストールおよび更新を行い、ユーザ体験を向上させるためのより使い勝手のよい、カスタマイズされたサービスを提供する。第三者は、移動通信事業者、サービス提供者、または提携先の情報管理部門とすることができる。
【0003】
データサービスが発展するにつれて、ますます多くのコンテンツを、モバイルネットワークを介して移動端末に配信する必要が生じ、モバイルネットワークにおけるPush OTAおよびDownload OTA(DL OTA)式のコンテンツ伝送機構が発展しつつある。Push OTAプロトコルは、サーバが移動端末にコンテンツをプッシュすることを可能にする無線コンテンツ伝送プロトコルである。DL OTAプロトコルは、サーバが移動端末にコンテンツをプッシュすることを可能にすると共に、端末がローカルディレクトリにコンテンツをプルすることを可能にする柔軟なダウンロードプロトコルである。
【0004】
DMをサポートする各端末は管理ツリーを有する。管理ツリーは、管理オブジェクト(MO、Management Object)を格納する。MOとは、デバイス管理サーバ(DMS、Device Management Server)に対する端末の管理インターフェースである。DMSは、端末管理ツリー内のMOを操作するコマンドを端末に発行することによって端末を管理する。図1は、従来技術における、端末のためのカスタマイズされた配置を行う各MOのレイアウトである。MOに基づく配置の流れは(DMSがScreenSaver(スクリーンセーバ)を配信し、配置するものと仮定すると)以下のとおりである。
【0005】
DMSは、端末管理ツリーの「Customization/ScreenSavers/AvailableScreenSavers」ノードの下に、端末ScreenSaverのためのカスタマイズされた配置を行う管理ノードおよびその下位ノードを追加する。
【0006】
DMSは、Replace(置換)コマンドを使用して、ScreenSaverの配置ファイルをData(データ)ノードに配信し、Replaceコマンドを使用して、配置ファイルの配置プロパティをInstallOptions(インストールオプション)ノードに配信する。
【0007】
DMSは、Replaceコマンドを使用して、「Customization/ScreenSavers/ActiveSc」ノードの値を管理ノードの値に変更する。
【0008】
端末は、ActiveScの値に従って対応するScreenSaverを活性化する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来技術には少なくとも以下の欠点がある。
【0010】
配置要素をロックもしくは活性化/非活性化し、または配置要素をデフォルトオプションとして設定することができない。
【0011】
配置パッケージをロックもしくは活性化/非活性化し、または配置パッケージをデフォルトオプションとして設定することができない。
【0012】
配置パッケージまたは配置要素を非DMモードで配信することができない。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本開示の各実施形態は、端末が任意のダウンロード機構によって配信される受信した配置パッケージ内の配置情報に従って配置パッケージおよび/または配置要素を操作することができるように端末機器を配置する方法および装置を提供する。
【0014】
端末機器を配置する方法は、
カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取るステップと、
カスタマイズされた配置情報に従って配置パッケージをインストールするステップと
を含む。
【0015】
端末機器を配置する装置は、
カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取るように適合された受信モジュールと、
カスタマイズされた配置情報に従って配置パッケージをインストールするように適合された操作モジュールと
を含む。
【発明の効果】
【0016】
本開示の各実施形態において、配置パッケージは、配置パッケージを変更不能状態に設定すべきかどうか、配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうか、および配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかに関するカスタマイズされた配置情報を搬送し、よって、ネットワークを介した端末のカスタマイズプロパティの配置および管理が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来技術における、端末のためのカスタマイズされた配置を行うMOのレイアウトを示す図である。
【図2】本開示の第1の実施形態における端末機器を配置する方法を示す流れ図である。
【図3】本開示による端末機器配置方法の第1の実施形態における、配置パッケージプロパティおよび配置要素プロパティのXMLベースの編成モードを示す図である。
【図4】本開示による端末機器配置方法の第1の実施形態における配置パッケージおよび配置要素のMOの編成モードを示す図である。
【図5】本開示による端末機器配置方法の第1の実施形態における端末MOの配置パッケージ管理サブツリーを示す図である。
【図6】本開示の第2の実施形態において端末機器を配置する方法を示す流れ図である。
【図7】本開示による端末機器配置方法の第2の実施形態における配置パッケージのための管理操作に対応する状態遷移を示す図である。
【図8】本開示による端末機器配置方法の第2の実施形態における配置要素のための管理操作に対応する状態遷移を示す図である。
【図9】本開示の第1の実施形態における端末機器を配置する装置の構造を示す図である。
【図10】本開示の第2の実施形態における端末機器を配置する装置の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本開示の各実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図2は、本開示の第1の実施形態における端末機器を配置する方法の流れ図である。この実施形態は、カスタマイズされた配置項目の配置に関係するものである。配置プロセスは以下の各ステップを含む。
【0020】
ステップ101:ネットワークが移動端末に配置パッケージを配信する。配置パッケージは、ルック・アンド・フィール・カスタマイズ(LFC、Look and Feel Customization)配置情報を搬送する。配置パッケージは、記述ファイル(配置パッケージプロパティおよび配置要素プロパティを含む)と、配置コンテンツファイルとで構成されている。記述ファイルは任意選択のものであるが、配置コンテンツファイルは、配置パッケージにおいて必須のものである。配置パッケージプロパティは、配置パッケージのID(PackageID)、配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識(Modifiable)、配置パッケージを「活性状態」に設定すべきかどうかを指示する標識(Actived)、配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識(Default)、ユーザ確認が必要かどうかを指示する標識(NeedUserConfirm)、認証ポリシ(AuthPolicy)、および要素の集合体(ElementSet)の各プロパティのうちの1つ以上を含む。「AuthPolicy」プロパティの下には1つ以上のサーバIDが存在していてもよく、また「AuthPolicy」は、値とすることもできる。ElementSetは、1つ以上の要素を含んでいてもよく、各要素は、配置要素のID(ElementID)、配置要素型の識別子(ElementType)、配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識(Modifiable)、配置要素を活性化すべきかどうかを指示する標識(Actived)、配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識(Default)、およびソースファイル(src)の各プロパティのうちの1つ以上を有する。図3に、本開示による端末機器配置方法の第1の実施形態における、配置パッケージプロパティおよび配置要素プロパティの拡張可能なマークアップ言語(XML)ベースの編成モードを示す。以下に各要素を説明する。
【0021】
【表1】


【0022】
以下で配置パッケージのデータ構造を説明する。
【0023】
配置パッケージは、Descriptor(記述子)ファイルおよび1つ以上の配置コンテンツファイルを含み得る。配置コンテンツファイルは、移動局上にインストールされ、または移動局を配置するのに適した、テーマパッケージ、画像、または呼出し音ファイルとすることができる。配置パッケージ内のDescriptorファイルの数量は1または0である。Descriptor要素が存在しない場合、その配置コンテンツファイルは、インストール可能な配置パッケージである。
【0024】
Descriptor/NeedUserConfirm要素の値は「True」または「False」とすることができる。「True」は、ユーザ確認が必要であることを指示する。「False」は、ユーザ確認が不要であることを指示する。また、この要素の値は一連の値とすることもでき、例えば以下のとおりである。
【0025】
【表2】

【0026】
「AuthPolicy」内の部分要素は1つ以上の管理サーバIDとすることができる。複数のServerIDがある場合、AuthPolicyは以下の2つのモードで表され得る。
【0027】
<AuthPolicy>
<ServerID>ServerA</ServerID>
<ServerID>ServerB</ServerID>
</AuthPolicy>
【0028】
または、ServerIDの値が「+」によって連結される。例えば以下のとおりである。
【0029】
<AuthPolicy>
<ServerID>ServerA+ServerB</ServerID>
</AuthPolicy>
【0030】
ServerID値「*」は任意のサーバを指示する。例えば以下のとおりである。
【0031】
<AuthPolicy>
<ServerID>*</ServerID>
</AuthPolicy>
【0032】
「Descriptor/ElementSet/Element/src」要素は、パッケージ内の配置コンテンツファイルの場所を指示していてもよく、配置コンテンツファイル自体とすることもできる。「src」要素がコンテンツファイル識別子として使用されるとき、この要素は、配置コンテンツファイル内の配置パッケージ内のユニフォームリソース識別子(URI、Uniform Resource Identifier)とすることもでき、配置コンテンツファイルのファイル名とすることもでき、1つ以上のファイルを含むXMLファイル集合とすることもできる。例えば以下のとおりである。
【0033】
URI: <src>./theme.thm</src>
Filename: <src>wallpaper.jpg</src>
File set:
<src>
<fileset>
<files>./wall.jpg</files>
<files>./wall2.jpg</files>
</fileset>
</src>
【0034】
src要素が配置コンテンツファイル自体であるとき、この要素は、配置コンテンツファイルのメタ情報およびデータ情報を含む。メタ情報は、配置コンテンツファイルのファイル名および型である。データ情報は、配置コンテンツファイルのデータ(2値データなど)である。例えば以下のとおりである。
【0035】
<src>
<Meta>
<Name>wallpaper1.jpg</Name>
<Type>image/jpeg</Type>
</Meta>
<Data>fag3134fdsa</Data> <!−−−配置コンテンツファイル−−−>
</src>
【0036】
図4に、本開示による端末機器配置方法の第1の実施形態における配置パッケージおよび配置要素のMOの編成モードを示す。以下で主要ノードを説明する。
【0037】
【表3】



【0038】
以下で主要ノードをさらに説明する。
【0039】
「NeedUserConfirm」ノードの値は、「True」もしくは「False」、または一連の値とすることもできる。例えば以下のとおりである。
【0040】
【表4】

【0041】
「LFC/Package/<X>/State」ノードは、端末の配置パッケージの状態を指示し、「LFC/Element/<X>/AvailableList/<Y>State」ノードは、配置要素の状態を指示する。2つのStateノードの値は以下のとおりである。
【0042】
【表5】

【0043】
配置要素の状態は、InstallActived、InstallDeactived、またはInstallActiveLockedである。
【0044】
ネットワークは、LFC配置情報および配置コンテンツファイルを配置パッケージにカプセル化し、そのパッケージを移動端末に配信する。配置パッケージをカプセル化する方法は以下のとおりである。図3に示す記述ファイル(Descriptor)の書式に従って、Descriptorの下のすべてのプロパティがまとめて記述ファイルに編成され、次いで、特定の配置コンテンツファイルおよび記述ファイルがパッケージにカプセル化される。あるいは、パッケージ化のために配置コンテンツファイルが記述ファイルに入れ込まれる。以下で2つのパッケージ化法を詳細に説明する。
【0045】
方法1:記述ファイルは配置コンテンツファイルから独立している。記述ファイルと配置コンテンツファイルはLFC配置パッケージにカプセル化される。図3の書式に従って編成された記述ファイルの一例は以下のとおりである。
【0046】
<Package>
<PackageID>pkg123</PackageID>
<Modifiable>true</Modifiable>
<Actived>true</Actived>
<Default>true</Default>
<ElementSet>
<Element>
<ElementType>wallpaper</ElementType>
<ElementID>cp.wallpaper.001</ElementID>
<Actived>true</Actived>
<src>./wall.jpg</src><!−−記述ファイルに対するコンテンツファイルの相対パス−−>
</Element>
</ElementSet>
</Package>
【0047】
パッケージ化とは、例えば、記述ファイルとコンテンツファイルを圧縮してZIPファイルにするなど、記述ファイルとコンテンツファイルを端末が解決することのできるパッケージにカプセル化することをいう。
【0048】
方法2:配置コンテンツファイルがパッケージ化のために記述ファイルに入れ込まれる。方法2は以下の点において方法1とは異なる。すなわち、方法1における記述ファイル内の<Package>/<ElementSet>/<Element>/<src>要素の値が記述ファイルに対する特定のコンテンツファイルの相対パスである。方法2におけるこの要素の値は、(任意選択で<Meta>プロパティを含む)コンテンツファイルのコンテンツである。以下に示すのがこの要素の一例である。
【0049】
<src> <!−−以下はコンテンツファイルおよびそのメタプロパティである−−>
<Meta>
<Name>wallpaper1.jpg</Name>
<Type>image/jpeg</Type>
</Meta>
<Data>fag3134fdsa</Data> <!−−コンテンツファイル−−>
</src>
【0050】
ネットワークは様々なダウンロード機構を介して配置パッケージを移動端末に配信する。ダウンロード機構はPush OTA、DL OTA、およびOMA DMの各プロトコルであると仮定すると、ダウンロードプロセスは以下のとおりである。
【0051】
1.LFC配置パッケージがPUSHモードで端末に配信される。
【0052】
まず、LFCクライアントプログラムを識別するためにLFCクライアントのApplicationIDが登録される。このApplicationIDの例は以下のとおりである。
【0053】
【表6】

【0054】
Push OTAにバインドするプロセスは、(A)接続の開始、および(B)コンテンツの配信を含む。
【0055】
(A)接続の開始
【0056】
a.PUSH OTAは、無線セッションプロトコル(WSP、Wireless Session Protocol)に基づくものである。
【0057】
プッシュ・プロキシ・ゲートウェイ(PPG、Push Proxy Gateway)が、クライアントのセッション開始アプリケーション(SIA、Session Initiation Application)にセッション開始要求(SIR、Session Initiation Request)を送る。SIR内のX−Wap−Application−Idパラメータ値はLFCのApplicationIDであり、SIAはそのApplicationIDによって識別される。
【0058】
SIRを受け取った後で、クライアントはPPGとの接続を作成する。この接続はAccept−Application(アプリケーション受け入れ)パラメータを搬送する必要がある。Accept−ApplicationパラメータはApplicationIDを搬送し、以下に詳述するように、接続を開始するアプリケーションがLFCクライアントプログラムであることをPPGに知らせる。
【0059】
Accept−Application = "Accept−Applicati
on" ":"app−ranges
App−ranges = (#urn:x−wap−application:lfc.ua)
【0060】
b.PUSH OTAは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP、HyperText Transport Protocol)に基づくものである。
【0061】
PPGに登録されるときに、端末は、CPIHeaderパラメータ内のX−Wap−Push−Accept−AppID項目を使用して、LFCクライアントのApplicationIDをPPGに登録する。PPGは端末の能力およびプレゼンス情報(CPI、Capability and Presence Information)をバッファに入れる。
【0062】
PPGは、端末のSIAにSIRを送る。SIAは、ApplicationIDによって識別される。
【0063】
SIRを受け取った後で、クライアントはPPGとのセッション接続をセットアップする。
【0064】
(B)コンテンツの配信
【0065】
a.PUSH OTAはWSPに基づくものである。
【0066】
端末との接続をセットアップした後で、PPGは、PUSH操作プリミティブの「push body」パラメータを使用して、LFCの配置パッケージを配信する。
【0067】
b.PUSH OTAはHTTPに基づくものである。
【0068】
PPGはHTTPプロトコルの「post」要求を使用して、LFCクライアントにLFC配置パッケージを配信する。
【0069】
2.LFC配置パッケージがDL OTAモードで端末に配信される。
【0070】
まず、LFC配置パッケージの多目的インターネットメール拡張仕様(MIME、Multipurpose Internet Mail Extensions)型が、例えば以下のように登録される。
【0071】
【表7】

【0072】
詳細なステップは以下のとおりである。
【0073】
A.ネットワーク(コンテンツサーバまたはLFCサーバまたはダウンロードサーバ)がLFC配置パッケージのためのダウンロード記述子(DD、Download Descriptor)ファイルを生成する。DDファイル内の「./product/mediaObject/type」要素値が、LFC配置パッケージのMIME型値に設定される。
【0074】
B.ダウンロードクライアントがDDを獲得し、DDファイルによって指示されるURIに従ってLFC配置パッケージデータを獲得する。
【0075】
C.LFC配置パッケージを獲得した後で、ダウンロードクライアントは、「Download Descriptor.xml」の「./product/mediaObject/type」要素値から配置パッケージのMIME型を獲得し、MIME型によって指示される型に従って、配置パッケージに、対応する処理プログラムを参照させる(例えば、配置パッケージにLFCクライアントを参照させる)。
【0076】
3.LFC配置パッケージがDMモードで端末に配信される。
【0077】
DMSは、端末のMO上に配置パッケージの管理サブツリーを作成する。この管理サブツリーは、(図4に示すように)配置パッケージ上および配置要素の各MO上の配置パッケージ管理サブツリーの簡略化バージョンである。図5に、本開示による端末機器配置方法の第1の実施形態における端末のMO上の配置パッケージ管理サブツリーを示す。以下に詳述するように、配置パッケージ管理サブツリーの各ノードのうち、<X>、Data、およびPackageIDは必須であり、他のノードは任意選択である。
【0078】
DMSは端末管理ツリー上に配置パッケージ管理ノード<X>を作成し、<X>の下に「Data」ノードを作成し、例えば、Replaceコマンドによって「Data」ノードに配置パッケージデータを配信する。
【0079】
DMSは、ノード<X>の下に作成されたPackageIDノードを管理し、このノードに値を割り当てることもできる。具体的には、ノードを作成するときに、DMSは、Add(追加)コマンドを使用してPackageIDの値を搬送し、またはReplaceコマンドを使用してPackageIDの値を配信する。
【0080】
DMSは、ノード<X>の下の「Modifiable」ノードを管理し、このノードに値を割り当てることもできる。具体的には、ノードを作成するときに、DMSは、Addコマンドを使用して「Modifiable」の値を搬送し、またはReplaceコマンドを使用して「Modifiable」ノードの値を配信する。
【0081】
DMSは、ノード<X>の下の「Default」ノードを管理し、このノードに値を割り当てることもできる。具体的には、ノードを作成するときに、DMSは、Addコマンドを使用して「Default」の値を搬送し、またはReplaceコマンドを使用してDefaultの値を配信する。
【0082】
ステップ102:移動端末は、カスタマイズされた配置情報に従って配置パッケージをインストールする。
【0083】
配置パッケージのインストールは配信モードによって異なる。配置パッケージが非DMモードとDMモードでそれぞれ配信されるものと仮定して、以下でインストールプロセスを詳細に説明する。
【0084】
1.非DMモードで配信される配置パッケージのインストール
【0085】
非DMモードで配信された配置パッケージを受け取った後で、LFCクライアントは、Descriptorファイルを解決し、次いで、以下に詳述するように、Descriptorファイルで指示されるようにLFC配置パッケージをインストールする。
【0086】
解決されたDescriptor要素がPackageID要素を含む場合、端末はPackageIDの値を記録する。
【0087】
解決されたDescriptor要素がModifiable要素を含み、Modifiable要素の値が「True」である場合、LFCクライアントは、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内のすべての要素を「変更不能」に設定する。Modifiable要素の値が「False」である場合、LFCクライアントはそのような設定を行わない。
【0088】
解決されたDescriptor要素がActived要素を含み、Actived要素の値が「True」である場合、LFCクライアントは、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内のすべての配置要素を活性化する。すなわち、配置要素を配置項目の現在値に設定する。Actived要素の値が「False」である場合、LFCクライアントは、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージを「非活性状態」に設定し、配置パッケージは非活性状態になる。
【0089】
解決されたDescriptor要素がActived要素を含まない場合、LFCクライアントは、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内で配置要素を活性化せず、または、端末が配置パッケージ内のすべての要素を活性化すべきかどうか決定する。
【0090】
解決されたDescriptor要素がDefault要素を含み、Default要素の値が「True」である場合、LFCクライアントは、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内のすべての要素を、要素の対応する配置項目のデフォルト値に設定する。Default要素の値が「False」である場合、LFCクライアントはそのような設定を行わない。
【0091】
解決されたDescriptor要素がNeedUserConfirm要素を含む場合、端末は、NeedUserConfirm要素の値に従って、配置パッケージインストールがユーザの確認を必要とするかどうかを設定する。NeedUserConfirm要素の値が「True」である場合、配置パッケージのインストールおよび配置要素の配置は、ユーザの確認に依存する。NeedUserConfirm要素の値が「False」である場合、配置パッケージのインストールおよび配置要素の配置は、ユーザの確認を必要としない。NeedUserConfirm要素は、(前述の構造説明におけるのと同様の意味を有する)Informational(情報)、Changeable(変更可能)、OKORMaycel(OKもしくはMaycel)、AlwaysNoConfirm(常に確認不要)といった他の値を有していてもよく、端末は、値の意味に従ってユーザのための対応するユーザインターフェース(UI、User Interface)対話を提供する。
【0092】
解決されたDescriptor要素がElementSet要素を含まない場合、配置パッケージは、1つのインストールパッケージとしてインストールされる。
【0093】
解決されたDescriptor要素がElementSet要素を含み、ElementSet要素が1つ以上の「Element」要素を含み、各「Element」要素が1つの配置要素に対応する場合、その配置要素は、以下に詳述するように、その「Element」要素の下の部分要素の値に従って配置要素を配置する。
【0094】
「Element」要素が「ElementID」要素を含む場合、端末は値を記録し、その値を特定の配置要素に対応させる。
【0095】
「Element」要素がElementType要素を含む場合、LFCクライアントは、「src」要素の値に従って、そのElementTypeに対応する配置項目に配置コンテンツファイルをインストールまたは展開する。「src」要素が配置ファイルの識別子である場合、端末は、識別子に従って対応する配置コンテンツファイルを探し出し、その配置コンテンツファイルをインストールする。「src」要素が配置コンテンツファイルのメタ情報およびデータコンテンツである場合、LFCクライアントは、その配置コンテンツファイルを「src」要素の下に直接インストールする。
【0096】
「Element」要素がModifiable要素を含み、Modifiable要素の値が「False」である場合、端末は、配置パッケージをインストールした後で、対応する配置要素を「変更不能」に設定する。対応する配置要素は、「src」要素の下の配置要素を指す。
【0097】
「Element」要素がActived要素を含み、Actived要素の値が「True」である場合、端末は、配置パッケージをインストールした後で、対応する配置要素を活性化する。すなわち、配置要素を配置項目の現在値に設定する。Actived要素の値が「False」である場合、端末は、インストールされた配置要素の「非活性」状態を保持する。対応する配置要素は、「src」要素の下の配置要素を指す。
【0098】
「Element」要素の下にDefault要素が存在し、Default要素の値が「True」である場合、端末は、配置パッケージをインストールした後で、対応する配置要素を対応する配置項目のデフォルト値に設定する。対応する配置要素は、「src」要素の下の配置要素を指す。
【0099】
ElementSet要素が複数の「Element」要素を含む場合、前述のプロセスが繰り返される必要がある。
【0100】
非DMモードで配信された配置パッケージを受け取った後で、LFCクライアントは、LFC配置パッケージがDescriptorファイルを含まない場合には、その配置パッケージを直接インストールする。
【0101】
2.DMモードで配信される配置パッケージのインストール
【0102】
DMSは、端末管理ツリー上に配置されたMO上にOperation/Installノードを追加し、InstallノードにExecコマンドを発行して、端末に、配置パッケージをインストールするよう命令することもできる。
【0103】
DMSは、端末管理ツリー上に配置されたMO上にOperation/InstallActiveノードを追加し、InstallActiveノードにExecコマンドを発行して、端末に、配置パッケージを活性化するよう命令することもできる。
【0104】
前述のコマンドを受け取った後で、端末は、インストール操作と活性化操作をそれぞれ実行する。
【0105】
A.インストールプロセス
【0106】
まず、端末は、配置パッケージのMOをチェックする。すなわち、ネットワークがDMモードで配置パッケージを配信するとき、端末は、配置パッケージの管理ノードがDefaultノードおよびModifiableノードを含むかどうかチェックする。MOがDefaultノードを含む場合、端末は、配置パッケージ内のDescriptorファイルがDefault要素を含む、含まないにかかわらず、MO上のDefaultノードの値を使用して配置パッケージを配置する。Defaultノードの値が「True」である場合、端末は、配置パッケージ内のすべての要素を、対応する配置項目のデフォルトの配置要素に設定する。Defaultノードの値が「False」である場合、端末はそのような設定を行わない。MOがModifiableノードを含む場合、端末は、配置パッケージ内のDescriptorファイルがModifiable要素を含む、含まないにかかわらず、MO上のModifiableノードの値を使用して配置パッケージを配置する。Modifiableノードの値が「True」である場合、端末は、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内のすべての要素を「変更不能」に設定する。Modifiableノードの値が「False」である場合、端末はそのような設定を行わない。配置パッケージのMO管理ノードが、DefaultノードもModifiableノードも含まない場合、端末は、Descriptorファイル内の要素値に従って設定を行い、詳細なモードは、配置パッケージが非DMモードで配信されるときに適用されるインストール方法で説明したのと同様である。
【0107】
続いて、端末は、パッケージ内の要素(個々の要素またはテーマパッケージ)を端末要素ライブラリにコピーし、端末は、ルック・アンド・フィール要素を検出し、使用してもよい。
【0108】
B.活性化プロセス
【0109】
配置パッケージの管理ノード<X>の下のActivedノードの値が「True」である場合、または配置パッケージの管理ノード<X>がActivedノードを含まない場合、端末は、配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内のすべての配置要素を活性化する。
【0110】
図6は、本開示の第2の実施形態における端末機器を配置する方法の流れ図である。この実施形態は、端末の配置済みの配置項目、配置パッケージおよび配置要素の管理に関するものである。管理プロセスは以下の各ステップを含む。
【0111】
ステップ201:管理の前に、まず、端末管理ツリー上にMOが追加される必要がある。
【0112】
MO、MO上のPackageノードの下の管理ノード、およびサブツリーは、端末によって生成されてもよく、DMSによって生成されてもよい。MO上のElementノードの下の各ノードは端末によって生成される。
【0113】
端末管理ツリー上でMOを追加する方法は、配置パッケージの配信がDMプロトコルに基づくものである場合と、配置パッケージの配信が他のダウンロード機構に基づくものである場合の2つのシナリオで行われる。
【0114】
1.配置パッケージは、DMSによってDMプロトコルを介して配信される。
【0115】
前述のMOと同様に、DMSは、端末管理ツリー上でPackage/<X>ノードおよびPackage/<X>/Dataノードを追加する。PackageIDノードは、DMSまたは端末によって生成され得る。Package/<X>の下の他のノード(例えば、Default、Modifiable、Stateなど)、およびOperationノードの下の実行可能下位ノードは、端末またはDMSによって生成され得る。
【0116】
2.配置パッケージは、他のダウンロード機構を介して配信される。
【0117】
配置パッケージが他のノードで配信されるとき、MO内の「Package」の下の管理ノードおよびそれらの下位ノードは、端末によって生成される。PackageID、Default、Modifiableといったノードの値は、配置パッケージの対応する各要素から獲得され得る。Stateノードの値は、Descriptorのインストール後の配置パッケージの状態に依存する。Descriptorが対応するコンテンツを含まない場合、端末は、Stateノードの値をデフォルト値に設定する。
【0118】
「Operation」の下のノードが、Install、Active、Deactive、Lock、Unlock、およびRemoveであり、DMSに対する端末の操作インターフェースである。「Package」の下の管理ノードおよびそれらのサブツリーが端末によって生成される場合、「Operation」の下に生成されるノードは、端末によって決定される。端末がそのようなノードを生成しない場合、DMSは配置パッケージを操作するためのインターフェースを持たない。例えば、端末が、Install、Active、Deactive、Removeといったノードのみを生成する場合、DMSは、それら4つの操作だけを行うことができ、パッケージのロックやロック解除は行わない。DMSが「Operation」ノードの下に下位ノードを作成する権限を有する場合、DMSは、後に続く管理の際に、「Operation」ノードの下により多くの実行可能ノードを追加し、次いで、関連する各ノードを操作してもよい。
【0119】
「Element」ノードの下のすべての管理ノードおよびそれらのサブツリーは端末によって作成される。アクセス制御権限を付与する方法では、<Y>ノードのアクセス制御リスト(ACL、Access Control List)の値が、配置要素を含む配置パッケージの管理ノードのACLを継承し、「Operation」の下の実行可能ノードのACL値が、配置要素を含む配置パッケージの管理ノードの下の「Operation」の下の対応する実行可能ノードのACL値を継承する。
【0120】
ステップ202:端末は、受け取ったDMコマンドに従って、配置項目、配置パッケージ、および配置要素のための管理操作を行う。
【0121】
1.配置パッケージの管理
【0122】
図7に、本開示による端末機器配置方法の第2の実施形態における、配置パッケージのための管理操作に対応する状態遷移を示す。管理操作には、Install、InstallActive、Remove、Active、Deactive、Lock、およびUnlockが含まれる。DMSは、対応するノードにExecコマンドを配信して、端末に、対応する操作を行うよう命令する。コマンドを受け取った後で、端末は、関連する操作を行い、配置パッケージ状態を更新する。配置パッケージ状態値は、「State」ノード上に記録される。可能な状態値には、Downloaded、InstallActived、InstallDeactived、およびInstallActivedLockedが含まれる。
【0123】
Unlockコマンドを実行した後で、端末は、配置パッケージの状態をInstallActived状態に更新する。
【0124】
Activeコマンドを受け取った後で、端末は、配置パッケージの下のすべての配置要素を活性化する。具体的には、端末は、配置要素管理ノードの下のpkgRefノードの値に従ってこのパッケージに属するすべての配置要素を探し出し、次いで、対応する配置項目のActivedRefを配置要素のElementIDに設定する。
【0125】
配置パッケージをデフォルトまたは「変更不能」に設定するために、DMSは、Replaceコマンドを使用して、MO上のDefaultおよびModifiableの値を変更する。以下に示すのが、Replaceコマンドの一例である。
【0126】
<Replace>
<CmdID>4</CmdID>
<Item>
<Target>
<LocURI>/LFC/Package/<X>/Modifiable</LocURI>
</Target>
<Data>true</Data> <!−−Modifiableの値−−>
</Item>
</Replace>
【0127】
DMSがModifiableノードの値を「True」に変更した場合、端末は、配置パッケージを「変更可能」に設定し、配置パッケージ管理サブツリー上の配置パッケージの「Modifiable」ノードと配置パッケージ内の配置要素の値を「True」に設定する。DMSがModifiableノードの値を「False」に変更した場合、端末は、配置パッケージを「変更不能」に設定し、配置パッケージ管理サブツリー上の配置パッケージの「Modifiable」ノードと配置パッケージ内の配置要素の値を「False」に設定する。
【0128】
DMSがDefaultノードの値を「True」に変更した場合、端末は、配置パッケージをデフォルトに設定する。DMSがDefaultノードの値を「False」に設定した場合、端末は、配置パッケージを非デフォルトに設定する。
【0129】
端末がDMSによって配信されたコマンドを実行した後で、配置パッケージの状態が変化した場合には、配置パッケージの状態を反映するために、配置パッケージ管理ノードの下のStateノードの値も変化する。Stateノード値の変化は、配置パッケージの状態遷移図に従う。
【0130】
2.配置要素の管理
【0131】
図8に、本開示による端末機器配置方法の第2の実施形態における、配置要素に対する管理操作に対応する状態遷移を示す。管理操作には、Lock、Unlock、Remove、Active/Deactive、Default/Non−default、およびModifiable/Non−Modifiableが含まれる。DMSは、以下に詳述するように、配置要素のためのActive/Deactive操作を実施するように、対応する配置項目のActivedRefノード値を変更する。
【0132】
Lock、Unlock、およびRemoveの各操作では、DMSは、Execコマンドを介して操作を端末に配信する。コマンド内のLocURI要素は、管理すべき配置要素のOperationノードの下の対応するコマンドのパスである。
【0133】
端末がLockノードのためのExecコマンドを受け取った後で、配置要素が活性状態にある場合、端末は配置要素を直接ロックする。配置要素が非活性状態にある場合、ロック操作は失敗し、端末は、ロック失敗の結果をDMSに返す。また端末は、まず配置要素を活性化し、次いで配置要素をロックしてもよい。すなわち、配置要素がロック解除される前には、サーバも端末も配置項目の配置を変更し得ない。
【0134】
端末がUnlockノードのためのExecコマンドを受け取った後で、配置要素がロック状態にある場合、端末は配置要素をロック解除する。配置要素がロック解除状態にある場合、端末は操作を行わず、操作失敗の結果をDMSに返す。
【0135】
RemoveノードのためのExecコマンドを受け取った後で、端末は配置要素を削除する。要素が活性化状態にある場合、端末は、配置要素を削除し、その配置要素をカバーする配置項目をデフォルト値に設定する。
【0136】
DMSが配置要素をデフォルト値または活性化状態に設定しようとする場合、DMSは、Replaceコマンドを使用して、MOの下の/LFC/Element/<X>/DefaultRefおよびActivedRefの値を、デフォルトへの設定を必要とし、または活性化を必要とするElementIDに変更してもよい。ElementIDの値は、以下で詳述するように、ReplaceコマンドのItem/Data要素によって搬送される。
【0137】
<Replace>
<CmdID>6</CmdID>
<Item>
<Target>
<LocURI>/LFC/Element/<X>/DefaultRef</LocURI>
</Target>
<Data>ele1234</Data> <!−−デフォルトに設定すべき配置要素のElementID−−>
</Item>
</Replace>
【0138】
端末はコマンドを実行する。ReplaceコマンドがDefaultRefノードを対象とする場合、端末は、/LFC/Element/<X>/DefaultRefノードの値を、コマンドで搬送されたElementID値に変更し、ElementIDで識別される配置要素を配置項目のデフォルト値に設定する。Replaceコマンド内のData要素値がnullである場合、端末は、元来その配置項目によってカバーされ、元来デフォルト値に設定されている配置要素を、非デフォルトに設定し、配置項目のデフォルト値が端末によって指定される。
【0139】
ReplaceコマンドがActivedRefノードを対象とする場合、端末は、/LFC/Element/<X>/ActivedRefノードの値を、コマンドで搬送されたElementID値に変更し、ElementIDによって識別される配置要素を活性化する。
【0140】
Replaceコマンド内のData要素値がnullである場合、端末は、元来その配置項目によってカバーされる現在活性状態である配置要素を非活性状態に設定し、配置項目の現在活性状態である要素が端末によって指定される。
【0141】
配置要素を「変更不能」に設定するために、DMSは、Replaceコマンドを使用して、MO上の「/LFC/Element/<X>/AvailableList/<Y>/Modifiable」の値を「False」に変更する。
【0142】
端末がDMSによって配信されたコマンドを実行した後で、配置要素の状態が変化した場合には、配置要素の状態を反映するために、配置要素管理ノードの下の「State」ノードの値も変化する。Stateノード値の変化は、配置要素の状態遷移図に従う。
【0143】
この実施形態では、端末に配信されたLFC配置パッケージが端末のMOにマップされてもよく、したがって、DMSが後でMOを管理するためのインターフェースが提供される。配置パッケージが端末に配信された後で、配置パッケージは、インストール前でもインストール後でも、端末のMOにマップされ得る。
【0144】
本開示による端末機器配置方法の第3の実施形態において、LFC配置パッケージは、インストール前に、端末のMOにマップされる。端末は、配置パッケージのためのLFC/Packageノードの下に管理ノードおよびそれらの管理サブツリーを作成する。詳細な配置方法は、配置パッケージがMOのLFC/Package/<X>/Dataの下に配置されることを除いて、端末機器配置方法の第2の実施形態のものと同じである。
【0145】
本開示による端末機器配置方法の第4の実施形態において、LFC配置パッケージは、インストール後に、端末のMOにマップされる。MO上に配置パッケージが対応する管理サブツリーを有しない場合、端末は、配置パッケージのためにMO上のLFC/Packageノードの下に管理ノードおよびそれらの管理サブツリーを作成する。詳細な配置方法は、端末機器配置方法の第2の実施形態と同じである。配置パッケージの情報について、情報を管理サブツリーの対応するノードにマップする方法は、以下の各ステップのうちの1つ以上を含む。
【0146】
配置パッケージの情報がPackageID要素を含む場合、端末は、PackageID要素の値を管理サブツリーの下のPackageIDノードに割り当てる。
【0147】
Descriptor要素がModifiable要素を含む場合、端末は、Modifiable要素の値を管理サブツリーの下のModifiableノードに割り当てる。
【0148】
Descriptor要素がActived要素を含み、その値が「True」である場合であり、管理ノードのOperation下位ノードに実行可能なActiveノードもDeactiveノードもない場合、端末は、Operationノードの下に実行可能なActiveノードおよびDeactiveノードを作成する。
【0149】
Descriptor要素がDafault値を含む場合、端末は、Default要素の値を管理サブツリーの下のDefaultノードに割り当てる。
【0150】
Descriptor要素が、1つ以上の管理サーバIDを含むAuthPolicy要素を含む場合、端末は、管理サーバにアクセス制御権限を割り振る。具体的には、端末は、管理サーバに管理ノードのアクセス制御権限を割り振る。例えば、管理ノードのACLに、Get=ServerID、またはDelete=ServerID、またはReplace=ServerID、またはAdd=ServerIDを含み、かつ/またはOperationノードの下の実行可能ノードの実行可能権限を管理サーバに割り振る必要がある場合であり、具体的には、実行可能ノードのACLがExec=ServerIDを含む必要がある場合には、AuthPolicyが複数のサーバIDを含むとき、管理ノードのACL値は、Replace=Server1+Server2+…+ServerNのようになり、Operationノードの下の実行可能ノードのACLはexec=Server1+Server2+…+ServerNに設定される。AuthPolicyの下の管理サーバIDが*である場合、*は、その後に、任意の管理サーバに配置パッケージおよび配置要素を管理する権利が与えられることを指示し、したがって、管理ノードのACLは、Get=*、またはDelete=*、またはReplace=*、またはAdd=*を含む必要があり、かつ/またはOperationノードの下の実行可能ノードのACLはexec=*を含む必要がある。
【0151】
端末が配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージの状態がInstallActived、InstallDeactived、またはInstallActiveLockedである場合、端末は、配置パッケージの状態値を管理サブツリーのLFC/Package/<X>/Stateノードに割り当てる。
【0152】
Descriptor/ElementSet要素が、それぞれが配置要素を表わす1つ以上の「Element」要素を含む場合、すなわち、配置情報が配置要素に関連するIDを含む場合、端末は、「Descriptor/ElementSet/Element」要素の下のElementType要素の値を、端末のMO上の「LFC/Element/<X>/ElementType」の値と照合し、MO上の配置要素をカバーする配置可能項目に対応する管理ノード<X>を探し出し、その管理ノードのAvailableListノードの下にその配置要素のための管理ノード<Y>を作成する。<Y>ノードのACL値は、その配置要素をカバーする配置パッケージの管理ノードのACL値を継承する。
【0153】
Descriptorファイル内の「Element」要素が「ElementID」要素を含む場合、端末は、この管理ノードの下にElementIDノードを作成し、「Element」要素の下の「ElementID」ノードの値をElementIDノードに割り当てる。
【0154】
「Element」要素が「Modifiable」要素を含む場合、端末は、この管理ノードの下にModifiableノードを作成し、「Element」要素の下の「Modifiable」要素の値をModifiableノードに割り当てる。
【0155】
「Element」要素がActived要素を含み、その値が「True」である場合、端末は、配置項目の下のActivedRef値を「Element」要素の下の「ElementID」要素の値に変更する。
【0156】
「Element」要素がDefault要素を含み、その値が「True」である場合、端末は、配置項目の下のDefaultRef値を「Element」要素の下の「ElementID」要素の値に変更する。
【0157】
端末が配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内の配置要素の状態がInstallActived、InstallDeactived、またはInstallActiveLockedである場合、端末は、配置要素の状態値を、配置要素管理サブツリーの下のStateノードに割り当てる。
【0158】
管理ノード<Y>のACLは、その配置要素をカバーする配置パッケージの管理ノード<X>のACL値を継承する。
【0159】
管理ノード<Y>の下の「Operation」の下の実行可能ノードのACL値は、その配置要素をカバーする配置パッケージの管理ノード<X>の下の「Operation」ノードの下の対応する実行可能ノードのACL値を継承する。
【0160】
この実施形態において、Descriptorファイルは、配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうか、配置パッケージを「活性状態」に設定すべきかどうか、配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかに関するカスタマイズされた配置情報を搬送し、配置パッケージは端末にインストールされた後でカスタマイズされる。アプリケーションIDでLFCクライアントを識別し、LFC配置パッケージが様々な機構を介して配信され得るようにMIME型で配置パッケージ型を識別する。端末のカスタマイズされた配置において配置パッケージ、配置項目、および配置要素の遠隔管理を行うためにMOが適用される。端末に配信される配置パッケージを後で管理することができ、DMS権限が認証され得るように、配置パッケージからMOにマップする方法が提供される。したがって、端末のカスタマイズされたプロパティは、ネットワークを介して配置され、管理される。
【0161】
さらに、DMSの操作権限は、以下で詳述するように、前述のデバイス管理命令が受け取られた後で認証されてもよい。
【0162】
配置パッケージおよび/または配置要素を「変更不能」に設定する命令を受け取った後で、端末は、コマンドを実行し、DMSのサーバIDを記録する。配置パッケージおよび/または配置要素を「変更可能」に設定する命令を受け取った後で、端末は、「変更不能」に設定する命令を配信したDMSのIDが、「変更可能」に設定する命令を配信したDMSのIDと同じであるかどうか判断し、IDが同じである場合には命令を実行し、IDが同じでない場合には命令の実行を拒否する。
【0163】
配置パッケージおよび/または配置要素をロックする命令を受け取った後で、端末は、コマンドを実行し、DMSのサーバIDを記録する。配置パッケージおよび/または配置要素をロック解除する命令を受け取った後で、端末は、ロックする命令を配信したDMSのIDがロック解除する命令を配信したDMSのIDと同じであるかどうか判断し、IDが同じである場合には命令を実行し、IDが同じでない場合には命令の実行を拒否する。
【0164】
図9は、本開示の第1の実施形態における端末機器を配置する装置の構造である。この実施形態における装置は、相互接続されている受信モジュール10と操作モジュール20とを含む。受信モジュール10は、カスタマイズ配置情報を搬送する配置パッケージを受け取るように適合されている。操作モジュール20は、カスタマイズ配置情報に従って配置パッケージのための管理操作を行うように適合されている。
【0165】
カスタマイズされた配置情報は、PackageID、AuthPolicy、ServerID、配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識、配置パッケージを「Actived」に設定すべきかどうかを指示する標識、配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識、ユーザが確認する必要があるかどうかを指示する標識(NeedUserConfirm)、ElementID、配置要素の識別子(ElementType)、ソースファイル(src)、配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識、配置要素を「Actived」に設定すべきかどうかを指示する標識、配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識の各項目のうちの1つ以上を含む。
【0166】
この実施形態において、受信モジュールによって受け取られる配置パッケージは、配置パッケージを変更不能状態に設定すべきかどうか、配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうか、および配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかに関するカスタマイズされた配置情報を搬送し、カスタマイズされた配置情報に従って、操作モジュールは、ネットワークを介して端末のカスタマイズプロパティを配置し、管理する。
【0167】
図10は、本開示の第2の実施形態における端末機器を配置する装置の構造である。前述の実施形態に基づき、この実施形態における操作モジュール20は、相互接続されている転送サブモジュール21とインストールサブモジュール22とを含み得る。転送サブモジュール21は受信モジュール10と接続されており、受信モジュール10によって受け取られた配置パッケージを転送するように適合されている。インストールサブモジュール22は、配置パッケージを受け取った後で、配置パッケージで搬送されたカスタマイズ配置情報に従って配置パッケージをインストールするように適合されている。
【0168】
インストールサブモジュール22は、さらに、相互接続されている第1の識別ユニット221とインストールユニット222とを含み得る。第1の識別ユニット221は、転送サブモジュール21と接続されており、配置パッケージで搬送された配置情報を識別するように適合されており、インストールユニット222は、転送サブモジュール21と接続されており、配置パッケージをインストールし、第1の識別ユニット221の識別結果に従ってインストールされた配置パッケージを設定するように適合されている。以下で設定方法を詳しく説明する。
【0169】
配置パッケージが、配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識の値が、配置パッケージを「変更不能」に設定するものである場合、配置パッケージをインストールした後で、インストールされた配置パッケージは「変更不能」に設定される。配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置パッケージを「変更可能」に設定するものである場合、配置パッケージをインストールした後で、インストールされた配置パッケージは「変更可能」に設定される。
【0170】
配置パッケージが、配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置パッケージを活性状態に設定するものである場合、配置パッケージをインストールした後で、インストールされた配置パッケージは活性状態に設定される。配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識の値が、配置パッケージを非活性状態に設定するものである場合、配置パッケージをインストールした後で、インストールされた配置パッケージは非活性状態に設定される。
【0171】
配置パッケージが、配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置パッケージをデフォルトに設定するものである場合、配置パッケージをインストールした後で、インストールされた配置パッケージはデフォルトに設定される。配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識の値が、配置パッケージを非デフォルトに設定するものである場合、配置パッケージをインストールした後で、インストールされた配置パッケージは非デフォルトに設定される。
【0172】
配置パッケージが、ユーザ確認が必要であるかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、ユーザ確認が必要であるかどうかの標識の値が、ユーザに確認するよう促すものである場合、インストールプロセスの間に、ユーザは確認するよう促される。
【0173】
ユーザ確認が必要であるかどうかの標識の値が、メッセージによってユーザを促すものである場合、インストールプロセスの間に、メッセージだけがリマインダとして送られる。ユーザ確認が必要であるかどうかの標識の値が、ユーザに変更することを許すものである場合、インストールプロセスの間に、ユーザは変更することを許される。ユーザ確認が必要であるかどうかの標識の値が、ユーザに確認するよう促さないものである場合、インストールプロセスの間に、ユーザは確認するよう促されない。
【0174】
配置パッケージが、配置要素を活性化すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、配置要素を活性化すべきかどうかを指示する標識の値が配置要素を活性化するものである場合、対応する配置要素は、配置パッケージをインストールした後で、活性状態に設定される。配置要素を活性化すべきかどうかを指示する標識の値が配置要素を非活性状態に設定するものである場合、対応する配置要素は、配置パッケージをインストールした後で、非活性状態に設定される。
【0175】
配置パッケージが、配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置要素を「変更不能」に設定するものである場合、対応する配置要素は、配置パッケージをインストールした後で、「変更不能」に設定される。配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置要素を「変更可能」に設定するものである場合、対応する配置要素は、配置パッケージをインストールした後で、「変更可能」に設定される。
【0176】
配置パッケージが、配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置要素をデフォルトに設定するものである場合、対応する配置要素は、配置パッケージをインストールした後で、デフォルトに設定される。配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識の値が配置要素を非デフォルトに設定するものである場合、対応する配置要素は、配置パッケージをインストールした後で、非デフォルトに設定される。
【0177】
さらに、この実施形態における操作モジュール20は、マッピングサブモジュール23をさらに含み、マッピングサブモジュール23は、インストールサブモジュール22と接続されており、インストールサブモジュール22が配置パッケージをインストールする前に、配置パッケージをMOのデータノードにマップし、またはインストールサブモジュール22が配置パッケージをインストールした後で、配置情報、配置パッケージの状態、および配置パッケージ内の配置パッケージの操作権限をMOの対応するノードにマップするように適合されている。後者の場合、マッピングサブモジュール23は、さらに、相互接続されている第2の識別ユニット231とマッピングユニット232とを含んでいてもよい。第2の識別ユニット231は、転送サブモジュール21およびインストールユニット222と接続されており、インストールユニット222が配置パッケージをインストールし終えた後で、配置パッケージで搬送された配置情報を識別するように適合されている。マッピングユニット232は、第2の識別ユニット231の識別結果に従って、配置パッケージ内の情報をMOの対応するノードにマップするように適合されている。
【0178】
マッピングユニット232は、さらに、マッピングサブユニット、第1の設定サブユニット、および第2の設定サブユニットを含んでいてもよい。マッピングサブユニットは、第2の識別ユニットと接続されており、第2の識別ユニットの識別結果に従って、配置パッケージで搬送されたIDの値を、MO上の配置パッケージの管理サブツリーの下の対応するノードにマップするように適合されている。第1の設定サブモジュールは、第2の識別ユニットと接続されており、第2の識別ユニットの識別結果に従って、デフォルト参照ノードおよび活性化参照ノードを設定し、配置パッケージおよび/または管理サブツリーの下のStateノードを設定するように適合されている。第2の設定サブユニットは、第2の識別ユニットと接続されており、第2の識別ユニットの識別結果に従って、MOのアクセス制御権限を設定するように適合されている。詳細な設定方法は以下とすることができる。
【0179】
配置パッケージが配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、マッピングサブユニットは、この標識の値を、配置パッケージを配置パッケージ管理サブツリーの下のデフォルトに設定するノードに割り当てる。
【0180】
配置パッケージが配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、マッピングサブユニットは、この標識の値を、配置パッケージを配置パッケージ管理サブツリーの下の「変更不能」に設定するノードに割り当てる。
【0181】
配置パッケージがユーザに確認するよう促すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、マッピングサブユニットは、この標識の値を、配置パッケージ管理サブツリーの下の、ユーザに確認するように促す標識を有するノードに割り当てる。
【0182】
配置パッケージが配置パッケージ識別子を搬送する場合、マッピングサブユニットは、この識別子の値を、配置パッケージ管理サブツリーの下の配置パッケージ識別子を有するノードに割り当てる。
【0183】
端末が配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージの状態が、InstallActived、InstallDeactived、またはInstallActiveLockedである場合、端末は、配置パッケージの状態値を配置パッケージ管理サブツリーのStateノードに割り当てる。
【0184】
配置パッケージが配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、標識の値が配置パッケージをデフォルトに設定するものである場合、第1の設定サブユニットは対応する要素識別子をデフォルト参照ノードに割り当てる。
【0185】
配置パッケージが配置要素を活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、標識の値が配置要素を活性化するものである場合、第1の設定サブユニットは、対応する要素識別子を活性化参照ノードに割り当てる。
【0186】
配置パッケージが配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、マッピングサブユニットは、識別子の値を、配置要素を配置要素管理サブツリーの下の「変更不能」に設定するノードに割り当てる。
【0187】
端末が配置パッケージをインストールした後で、配置パッケージ内の配置要素の状態がInstallActived、InstallDeactived、またはInstallActiveLockedである場合、端末は、配置要素の状態値を配置要素管理サブツリーの下のStateノードに割り当てる。
【0188】
配置パッケージが認証ポリシを搬送する場合、第2の設定サブユニットは、その認証ポリシに従って、管理サーバのためのMOアクセス制御権限を設定する。
【0189】
さらに、この実施形態における操作モジュール20は、管理サブモジュール24をさらに含んでいてもよい。管理サブモジュール24は、インストールサブモジュール22と接続されており、DMSによって配信されたデバイス管理命令を受け取った後で、デバイス管理命令を実行するように適合されている。デバイス管理命令には、
【0190】
配置パッケージについて、インストール命令(Install)、インストールおよび活性化命令(InstallActive)、活性化命令(Active)、非活性化命令(Deactive)、ロック命令(Lock)、ロック解除命令(Unlock)、除去命令(Remove)、変更可能もしくは変更不能に設定する命令(Modifiable)、およびデフォルトもしくは非デフォルトに設定する命令(Default)が含まれ、または、配置要素について、活性化命令(Active)、非活性化命令(Deactive)、ロック命令(Lock)、ロック解除命令(Unlock)、変更可能もしくは変更不能に設定する命令(Modifiable)、およびデフォルトもしくは非デフォルトに設定する命令(Default)が含まれる。
【0191】
具体的には、管理24は、管理ユニット241、第3の識別ユニット242、および設定ユニット243を含んでいてもよく、これらは順次に接続されている。管理ユニット241は、インストールユニット222およびマッピングユニット232と接続されており、DMSによって配信されたデバイス管理命令を受け取った後で、デバイス管理命令を実行するように適合されている。管理ユニット241がデバイス管理命令を実行した後で、配置パッケージの状態は変化する。第3の識別ユニット242は、管理ユニット241がデバイス管理命令を実行した後で、配置パッケージおよび/または配置要素の状態を識別するように適合されている。設定ユニット243は、第3の識別ユニット242の識別結果に従ってStateノードの値を設定するように適合されている。詳細な設定方法は以下とすることができる。
【0192】
配置パッケージが正常にインストールされた場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallDeactived」に設定する。
【0193】
配置パッケージが正常にインストールされ、活性化された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActived」に設定する。
【0194】
配置パッケージが正常に活性化された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActived」に設定する。
【0195】
配置パッケージが正常に非活性化された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallDeactived」に設定する。
【0196】
配置パッケージが正常にロックされた場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActiveLocked」に設定する。
【0197】
配置パッケージが正常にロック解除された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActived」に設定する。
【0198】
配置要素が正常に活性化された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActived」に設定する。
【0199】
配置要素が正常に非活性化された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallDeactived」に設定する。
【0200】
配置要素が正常にロックされた場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActiveLocked」に設定する。
【0201】
配置要素が正常にロック解除された場合、設定ユニット243は、Stateノードの値を「InstallActived」に設定する。
【0202】
本開示の各実施形態において、受信モジュールによって受け取られる配置パッケージは、配置パッケージを変更不能状態に設定すべきかどうか、配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうか、および配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかに関するカスタマイズされた配置情報を搬送し、操作モジュール20は、端末にインストールされた配置パッケージのためのカスタマイズされた配置および管理を実施し、よって、端末のカスタマイズプロパティがネットワークを介して配置され、管理される。
【0203】
前述の各実施形態を読めば、当業者には、本開示が、ハードウェアによっても、必要な汎用ハードウェアプラットフォームにソフトウェアを加えたものによっても実施され得ることが明らかになる。したがって、本開示による技術的解決法は、ソフトウェア製品としても実施され得る。ソフトウェア製品は、(CD−ROM、USBフラッシュディスク、モバイル・ハード・ディスクといった)不揮発性記憶媒体に記憶されてもよく、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク機器といった)コンピュータ機器が、本開示の各実施形態において提供される方法を実施することを可能にするいくつかの命令を含み得る。
【0204】
本開示は、いくつかの例示的実施形態によって説明されているが、そのような実施形態だけに限定されるものではない。当業者が本開示の精神および範囲を逸脱することなく本開示の改変および変形を行い得ることは明らかである。本開示は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される保護の範囲内に該当するという条件で、それらの改変および変形を包含するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器を配置する方法であって、
カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取るステップと、
前記カスタマイズされた配置情報に従って前記配置パッケージをインストールするステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記カスタマイズされた配置情報が、
パッケージ識別子、認証ポリシ、前記配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識、前記配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識、前記配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識、ユーザ確認が必要であるかどうかを指示する標識、配置要素の識別子、配置要素型の識別子、ソースファイル、前記配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識、および前記配置要素を活性化すべきかどうかを指示する標識または前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取る前に、
前記カスタマイズされた配置情報を記述ファイルに編成し、配置コンテンツファイルおよび前記記述ファイルをパッケージにカプセル化するステップ、または
前記カスタマイズされた配置情報を記述ファイルに編成し、パッケージ化するために前記記述ファイルに配置コンテンツファイルを入れ込むステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記配置パッケージをインストールする前記ステップは、
前記配置パッケージが、前記配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する前記標識の値が、前記配置パッケージを「変更不能」に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記インストールされた配置パッケージが「変更不能」に設定され、前記配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値が、前記配置パッケージを「変更可能」に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記インストールされた配置パッケージが「変更可能」に設定されるステップと、
前記配置パッケージが、前記配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する前記標識の値が、前記配置パッケージを活性状態に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記インストールされた配置パッケージが活性状態に設定され、前記配置パッケージを活性状態に設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値が、前記配置パッケージを非活性状態に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記インストールされた配置パッケージが非活性状態に設定されるステップと、
前記配置パッケージが、前記配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する前記標識の値が、前記配置パッケージをデフォルトに設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記インストールされた配置パッケージがデフォルトに設定され、前記配置パッケージをデフォルトに設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値が、前記配置パッケージを非デフォルトに設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記インストールされた配置パッケージが非デフォルトに設定されるステップと、
前記配置パッケージが、ユーザ確認が必要であるかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、ユーザ確認が必要であるかどうかを指示する前記標識の値が、前記ユーザに確認するよう促すものである場合、インストールプロセスの間に、前記ユーザが確認するよう促されるステップと、
ユーザ確認が必要であるかどうかの前記標識の前記値が、メッセージを介して前記ユーザを促すものである場合、前記インストールプロセスの間に、メッセージだけがリマインダとして送られ、ユーザ確認が必要であるかどうかの前記標識の前記値が、前記ユーザに変更することを許すものである場合、前記インストールプロセスの間に、前記ユーザが変更することを許され、ユーザ確認が必要であるかどうかの前記標識の前記値が、前記ユーザに確認するよう促さないものである場合、前記インストールプロセスの間に、前記ユーザが確認するよう促されないステップと、
前記配置パッケージが、前記配置要素を活性化すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記配置要素を活性化すべきかどうかを指示する前記標識の値が、前記配置要素を活性化するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記対応する配置要素が活性状態に設定され、前記配置要素を活性化すべきかどうかを指示する前記標識の前記値が、前記配置要素を非活性状態に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記対応する配置要素が非活性状態に設定されるステップと、
前記配置パッケージが、前記配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する前記標識の値が、前記配置要素を「変更不能」に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記対応する配置要素が「変更不能」に設定され、前記配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値が、前記配置要素を「変更可能」に設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記対応する配置要素が「変更可能」に設定されるステップと、
前記配置パッケージが、前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する前記標識の値が、前記配置要素をデフォルトに設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記対応する配置要素がデフォルトに設定され、前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値が、前記配置要素を非デフォルトに設定するものである場合、前記配置パッケージをインストールした後で、前記対応する配置要素が非デフォルトに設定されるステップ
のうちの少なくとも1ステップを含むことを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記パッケージ化の後で、カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取る前に、
アプリケーション識別子によってルック・アンド・フィール・カスタマイズ・クライアントを識別し、PUSH OTAを介して前記配置パッケージを配信するステップ、または
多目的インターネットメール拡張仕様型によって前記配置パッケージの型を識別し、Download OTAを介して前記配置パッケージを配信するステップ、または
前記端末の管理オブジェクト(MO)上に前記配置パッケージの管理サブツリーを作成し、前記配置パッケージをDMモードで配信するステップ
を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取った後で、前記配置パッケージをインストールする前に、
端末管理ツリー上に配置パッケージ管理ノードおよび前記配置パッケージ管理ノードのサブツリーを作成するステップと、
前記配置パッケージを、前記端末管理ツリー上の前記配置パッケージ管理ノードの前記サブツリーのデータノードにマップするステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記配置パッケージをインストールした後で、
端末管理ツリー上に配置パッケージ管理ノードおよび前記配置パッケージ管理ノードのサブツリーを作成するステップと、
前記配置情報が配置要素に関連する識別子を含む場合、前記端末管理ツリー上に配置要素管理ノードおよび前記配置要素管理ノードのサブツリーを作成するステップと、
配置パッケージ配置情報の前記インストールされた配置情報を、前記端末管理ツリー上の前記配置パッケージ管理ノードの前記サブツリーの対応するノードにマップするステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
配置パッケージ配置情報の前記インストールされた配置情報を、前記端末管理ツリー上の前記配置パッケージ管理ノードの前記サブツリーの対応するノードにマップするステップとは、それだけに限らないが、
前記配置パッケージの状態値を前記配置パッケージ管理サブツリーの下のStateノードに割り当てるステップと、
配置要素の状態値を前記配置要素管理サブツリーの下のStateノードに割り当てるステップと、
前記配置パッケージが前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する前記標識の値を、前記配置要素管理サブツリーの下の、前記配置パッケージをデフォルトに設定するノードに割り当てるステップと、
前記配置パッケージが前記配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、前記配置パッケージを「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する前記標識の値を、前記配置要素管理サブツリーの下の、前記配置パッケージを「変更不能」に設定するノードに割り当てるステップと、
前記配置パッケージがユーザに確認するよう促すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、前記ユーザに確認するよう促すべきかどうかを指示する前記標識の値を、前記配置パッケージ管理サブツリーの下の、前記ユーザに確認するよう促す前記標識を有するノードに割り当てるステップと、
前記配置パッケージが配置パッケージIDを搬送する場合、配置パッケージIDの値を、前記配置パッケージ管理サブツリーの下の前記配置パッケージIDを有するノードに割り当てるステップと、
前記配置パッケージが認証ポリシを搬送する場合、前記端末機器管理ツリー上の前記配置パッケージ管理サブツリーのものであるMOおよび前記MOの下位ノードに、前記認証ポリシに従って管理サーバのためのアクセス制御権限を設定するステップと、
前記配置パッケージが、前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合であり、前記標識の値が前記配置パッケージをデフォルトに設定するものである場合、前記配置要素をデフォルトに設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値をデフォルト参照ノードに割り当てるステップと、
前記配置要素を活性状態に設定すべきかどうかを指示する標識の値が前記配置要素を活性化するものである場合であり、前記標識の値が前記配置要素を活性化するものである場合、前記配置要素を活性状態に設定すべきかどうかを指示する前記標識の前記値を活性化参照ノードに割り当てるステップと、
前記配置パッケージが前記配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する標識を搬送する場合、前記配置要素を「変更不能」に設定すべきかどうかを指示する前記標識の値を、前記配置要素管理サブツリーの下の、前記配置要素を「変更不能」に設定するノードに割り当てるステップと
のうちの少なくとも1ステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記端末機器管理ツリー上の前記配置パッケージ管理サブツリーのものであるMOおよび前記MOの下位ノードに、前記認証ポリシに従って管理サーバのためのアクセス制御権限を設定する前記ステップは、具体的には、
前記認証ポリシに含まれるサービス識別子に対応する管理サーバに、前記管理ノードのアクセス制御権限を割り振るステップ、および/または
前記管理サーバに、Operationノードの下の実行可能ノードの実行可能権限を割り振るステップ
であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記端末機器管理ツリーの下の前記配置要素の前記管理ノードのACL値が、前記配置要素を含む前記配置パッケージの前記管理ノードのACL値を継承すること、および/または
前記端末機器管理ツリーの下の前記配置要素の前記管理ノードのOperationノードの下の実行可能ノードのACL値が、前記配置要素を含む前記配置パッケージの前記管理ノードのOperationノードの下の実行可能ノードのACL値を継承すること
を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記配置パッケージおよび/または前記配置パッケージの配置要素を管理するステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記配置パッケージおよび/または前記配置パッケージの配置要素を管理する前記ステップは、
DMサーバのデバイス管理命令を受け取るステップと、前記デバイス管理命令を実行するステップと
を含み、前記デバイス管理命令は、
前記配置パッケージのための、インストール命令、インストールおよび活性化命令、活性化命令、非活性化命令、ロック命令、ロック解除命令、除去命令、変更可能もしくは変更不能に設定する命令、およびデフォルトもしくは非デフォルトに設定する命令、または
前記配置要素のための、活性化命令、非活性化命令、ロック命令、ロック解除命令、変更可能もしくは変更不能に設定する命令、およびデフォルトもしくは非デフォルトに設定する命令
を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記デバイス管理命令を実行する前記ステップの後で、前記配置パッケージの状態が変化し、
前記配置パッケージの前記インストール命令を実行し、前記配置パッケージが正常にインストールされた場合、Stateノードの値を「InstallDeactived」に設定するステップと、
前記配置パッケージの前記インストールおよび活性化命令を実行し、前記配置パッケージが正常にインストールされ、活性化された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActived」に設定するステップと、
前記配置パッケージの前記活性化命令を実行し、前記配置パッケージが正常に活性化された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActived」に設定するステップと、
前記配置パッケージの前記非活性化命令を実行し、前記配置パッケージが正常に非活性化された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallDeactived」に設定するステップと、
前記配置パッケージの前記ロック命令を実行し、前記配置パッケージが正常にロックされた場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActiveLocked」に設定するステップと、
前記配置パッケージの前記ロック解除命令を実行し、前記配置パッケージが正常にロック解除された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActive」に設定するステップと
を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記デバイス管理命令を実行する前記ステップの後で、前記配置要素の状態が変化し、
前記配置要素の前記活性化命令を実行し、前記配置パッケージが正常に活性化された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActived」に設定するステップと、
前記配置要素の前記非活性化命令を実行し、前記配置パッケージが正常に非活性化された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallDeactived」に設定するステップと、
前記配置要素の前記ロック命令を実行し、前記配置パッケージが正常にロックされた場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActiveLocked」に設定するステップと、
前記配置要素の前記ロック解除命令を実行し、前記配置パッケージが正常にロック解除された場合、前記Stateノードの前記値を「InstallActive」に設定するステップと
を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記デバイス管理命令を受け取る前記ステップの後で、前記DMサーバの操作権限を認証し、前記DMサーバの操作権限を認証するステップは、具体的には、
前記配置パッケージおよび/または配置要素を「変更不能」に設定する命令を受け取った場合、前記配置パッケージおよび/または配置要素を「変更不能」に設定する前記命令を実行し、前記DMサーバのサーバ識別子を記録し、前記配置パッケージおよび/または配置要素を「変更可能」に設定する命令を受け取った後で、「変更不能」に設定する前記命令を配信した前記DMサーバの識別子が、「変更可能」に設定する前記命令を配信した前記DMサーバの前記識別子と同じであるかどうか判断し、「変更不能」に設定する前記命令を配信した前記DMサーバの前記識別子が、「変更可能」に設定する前記命令を配信した前記DMサーバの前記識別子と同じである場合、「変更可能」に設定する前記命令を実行するステップと、
前記配置パッケージおよび/または配置要素をロックする命令を受け取った場合、前記配置パッケージおよび/または配置要素をロックする前記命令を実行し、前記DMサーバのサーバ識別子を記録し、前記配置パッケージおよび/または配置要素をロック解除する命令を受け取った後で、ロックする前記命令を配信した前記DMSの識別子が、ロック解除する前記命令を配信した前記DMサーバの識別子と同じであるかどうか判断し、ロックする前記命令を配信した前記DMサーバの前記識別子が、ロック解除する前記命令を配信した前記DMサーバの識別子と同じである場合、ロック解除する前記命令を実行するステップと
を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項16】
端末を配置する装置であって、
カスタマイズされた配置情報を搬送する配置パッケージを受け取るように適合された受信モジュールと、
前記カスタマイズされた配置情報に従って前記配置パッケージをインストールするように適合された操作モジュールと
を備えることを特徴とする装置。
【請求項17】
前記操作モジュールは、
前記受信モジュールによって受け取られた前記配置パッケージを転送するように適合された転送サブモジュールと、
前記配置パッケージを受け取った後で、前記カスタマイズされた配置情報に従って前記配置パッケージをインストールするように適合されたインストールサブモジュールと
を備えることを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記インストールサブモジュールは、
前記配置パッケージで搬送された前記配置情報を識別するように適合された第1の識別ユニットと、
前記配置パッケージをインストールし、前記第1の識別ユニットの識別結果に従って前記インストールされた配置パッケージを設定するように適合されたインストールユニットと
を備えることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記操作モジュールは、
前記配置パッケージを管理オブジェクト(MO)のデータノードにマップし、または前記配置情報を前記MOの対応するノードにマップするように適合されたマッピングサブモジュール
を備えることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記マッピングサブモジュールは、
配置情報および前記配置パッケージの状況を含む前記配置パッケージの情報を識別するように適合された第2の識別ユニットと、
前記第2の識別ユニットの識別結果に従って、前記配置パッケージの前記情報を前記MOの対応するノードにマップするように適合されたマッピングユニットと
を備えることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項21】
前記マッピングユニットは、
前記配置パッケージで搬送された識別子の値を、前記第2の識別ユニットの前記識別結果に従って、前記MO上の前記配置パッケージの管理サブツリーの下の対応するノードにマップするように適合されたマッピングサブユニットと、
前記第2の識別ユニットの前記識別結果に従って、デフォルト参照ノードおよび活性化参照ノードを設定し、前記配置パッケージおよび/または管理サブツリーの下のStateノードを設定するように適合された第1の設定サブユニットと、
前記第2の識別ユニットの前記識別結果に従って、前記MOのアクセス制御権限を設定するように適合された第2の設定サブユニットと
を備えることを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記操作モジュールは、
DMサーバによって配信されたデバイス管理命令を受け取った後で、前記デバイス管理命令を実行するように適合された管理サブモジュール
を備え、前記デバイス管理命令は、
前記配置パッケージのための、インストール命令、インストールおよび活性化命令、活性化命令、非活性化命令、ロック命令、ロック解除命令、除去命令、変更可能もしくは変更不能に設定する命令、およびデフォルトもしくは非デフォルトに設定する命令、または
前記配置要素のための、活性化命令、非活性化命令、ロック命令、ロック解除命令、変更可能もしくは変更不能に設定する命令、およびデフォルトもしくは非デフォルトに設定する命令
を含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項23】
前記管理サブモジュールは、
前記DMによって配信された前記デバイス管理命令を受け取った後で、前記デバイス管理命令を実行するように適合された管理ユニットと、
前記配置パッケージおよび/または配置要素の状態を識別するように適合された第3の識別ユニットと、
前記第3の識別ユニットの識別結果に従って、前記配置パッケージおよび/または配置要素のStateノードの値を設定するように適合された設定ユニットと
を備えることを特徴とする請求項22に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2010−537601(P2010−537601A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−522174(P2010−522174)
【出願日】平成20年11月24日(2008.11.24)
【国際出願番号】PCT/CN2008/073173
【国際公開番号】WO2009/097726
【国際公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【出願人】(502385872)華為技術有限公司 (139)
【Fターム(参考)】