説明

端末装置、表示装置、端末装置連動システム、端末装置連動方法、及びプログラム

【課題】コンテンツを表示する表示装置と携帯電話などの端末装置とを連動するシステムを提供する。
【解決手段】端末装置(携帯電話200)は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と通信可能であり、表示装置と情報を送受信する送受信部208と、コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部207と、入力部207が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域206と、設定情報を表示装置へ送信した後、設定情報に指定された要素を、コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを表示装置から受信するように制御する制御部205と、コンテンツの表示に連動させて、制御データを用いて、要素を出力する出力制御部211と、を備える。表示装置は、設定情報に基づいて、制御データを生成し、端末装置へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置が表示するコンテンツ情報を、端末装置が連動して表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビなどの表示装置で、映画などを複数人と見ている時に、ある人は字幕を見ながら英語の音声で、他のある人は日本語などの他の言語に吹き替えで見たいという場合がある。このように、同じ映画を同時に見る場合に、異なるタイプの音声等で映画を視聴したいというように、個々人の要望が異なることがある。
【0003】
しかし、従来の表示装置ではこれらの要望を同時に満たすことができなかった。例えば、一般的なテレビでは、映像を表示する画面がひとつであり、複数のタイプの音声のうち、選択したひとつを出力するものであった。そのため、字幕が挿入された映像や他のタイプの音声を視聴したい場合には、外部に表示装置や音声出力装置を用意する必要がある。
これに関して、例えば、特許文献1には、ユーザから離れた位置に配置された大画面で映像を見ることを可能にしながら、文字などについてはユーザの近傍でみることを可能にすることができる親子連携型表示システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−243512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された親子連携型表示システムでは、専用のデバイスを用意する必要があった。
本発明は、コンテンツを表示する表示装置と、携帯電話などの端末装置とを連動させてコンテンツを視聴するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る端末装置の一態様は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と通信可能な端末装置であって、前記表示装置と情報を送受信する送受信部と、前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域と、前記設定情報を前記表示装置へ送信した後、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信するように制御する連動制御部と、前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する出力制御部と、を備える。
【0007】
本発明に係る表示装置の一態様は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置であって、任意の端末装置と情報を送受信する送受信部と、前記端末装置から受信した、前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を記憶する記憶領域と、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成し、前記制御データを、前記送受信部を介して前記端末装置へ送信させる連動制御部と、を備える。
【0008】
本発明に係る端末装置連動システムの一態様は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と、端末装置とを連動させて前記コンテンツを視聴する端末装置連動システムであって、前記端末装置は、前記表示装置と情報を送受信する送受信部と、前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域と、前記設定情報を前記表示装置へ送信した後、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信するように制御する連動制御部と、前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する出力制御部と、を備える。前記表示装置は、前記端末装置と情報を送受信する送受信部と、前記端末装置から受信した、前記設定情報を記憶する記憶領域と、前記設定情報を用いて、前記制御データを生成し、前記制御データを、前記送受信部を介して前記端末装置へ送信させる連動制御部と、を備える。
【0009】
本発明に係る端末装置連動方法の一態様は、端末装置が、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置を連動させる端末装置連動方法がであって、前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付け、前記受け付けた設定情報を記憶領域に記憶し、前記設定情報を前記表示装置へ送信し、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信し、前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する。
【0010】
本発明に係る端末装置連動方法の一態様は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置が、任意の端末装置と連動する端末装置連動方法であって、前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を、前記端末装置〜受信し、受信した設定情報を記憶領域に記憶し、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成し、生成した制御データを前記端末装置へ送信する。
【0011】
本発明に係る端末装置連動方法の一態様は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と、端末装置とを連動させて前記コンテンツを視聴する端末装置連動方法であって、前記端末装置は、前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付け、受け付けた設定情報を記憶領域に記憶し、前記設定情報を前記表示装置へ送信し、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信し、前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する。前記表示装置は、前記設定情報を、前記端末装置から受信し、前記設定情報を記憶領域に記憶し、前記設定情報を用いて、前記制御データを生成し、生成した制御データを前記端末装置へ送信する。
【0012】
本発明に係るプログラムの一態様は、端末装置を、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と連動して動作させるプログラムであって、コンピュータに、前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける処理と、前記受け付けた設定情報を記憶領域に記憶する処理と、前記設定情報を前記表示装置へ送信する処理と、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信する処理と、前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する処理と、を実行させる。
【0013】
本発明に係る端末装置連動方法の一態様は、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置が、任意の端末装置を連動して動作させるプログラムであって、コンピュータに、前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を、前記端末装置から受信する処理と、前記設定情報を記憶領域に記憶する処理と、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成する処理と、生成した制御データを、前記端末装置へ送信する処理と、を実行させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、コンテンツを表示する表示装置と、携帯電話などの端末装置とを連動させてコンテンツを視聴するシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態1に係る表示装置の構成例の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る端末装置の構成例の要部を示すブロック図である。
【図3】実施形態1の表示装置(テレビ)の動作例を表すフローチャートである。
【図4】実施形態1の端末装置(携帯電話)の動作例を表すフローチャートである。
【図5】表示装置が動作するときの情報の流れを説明する図である。
【図6】端末装置がユーザから設定情報を受け付けるときの動作を説明する図である。
【図7】ユーザが設定情報を入力するときの表示画面の一例を示す図である。
【図8】設定情報の一例を示す図である。
【図9】端末装置が制御データを用いて各要素を出力するときの動作を説明する図である。
【図10】制御データに含まれる連動振動データの具体例を示す図である。
【図11】制御データに含まれる連動点灯データの具体例を示す図である。
【図12】端末装置で字幕や異なるタイプの音声を出力する具体例を示す図である。
【図13】表示装置と端末装置とで異なるタイプの音声を出力する具体例を示す図である。
【図14】表示装置で音声を、端末装置で字幕を出力する具体例を示す図である。
【図15】端末装置を振動させる具体例を示す図である。
【図16】端末装置を点灯させる具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0017】
本発明では、コンテンツ情報を視聴することができる表示装置と、端末装置とを連動するシステム(端末装置連動システム)を提供する。本発明の端末装置連動システムは、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置(例えば、テレビ)と、携帯端末などの通信機能を備える端末装置とから構成されるシステムに適用することができる。ます、各装置の機能の概略を説明する。
【0018】
端末装置は、次の機能を備える。
表示装置と情報を送受信する機能。
設定情報を受け付ける入力機能。
入力機能によって受け付けた設定情報を記憶する機能。
設定情報を前記表示装置へ送信する機能。
送信した設定情報に応じて、表示装置から制御データを受信する機能。
制御データに従って、設定した要素を出力する機能。
【0019】
また、表示装置は、次の機能を備える。
端末装置と情報を送受信する機能。
設定情報を端末装置から受信し、記憶領域に記憶する機能。
設定情報を用いて制御データを生成し、端末装置へ送信する機能。
【0020】
ここで、「設定情報」とは、コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である。
端末装置が出力する「要素」としては、例えば、どのタイプ(日本語、英語など)の音声を出力するかあるいは音声を出力しないか、どのタイプの字幕を表示するかあるいは字幕を表示しないか、自装置の振動の有無、自装置の点灯の有無などがある。各要素の設定に関する情報を、例えば、音声情報、字幕情報、振動情報、点灯情報とする。設定情報はこれらの情報のうち少なくとも一つを含む。また、要素はこれらに限られることなく、端末装置がコンテンツの表示に連動して出力できるものであれば他のものであってもよい。
「制御データ」(「連動制御データ」ともいう)とは、設定情報に指定された要素を、コンテンツの表示に連動させて出力するためのデータである。制御データのうち、各要素個別の制御データを指すときに、連動音声データ、連動字幕データ、連動振動データ、連動点灯データということもある。制御データは、これらのデータの少なくとも一つを含む。
【0021】
以下の実施形態では、表示装置としてテレビを用い、端末装置として携帯電話を用いる場合を一例として説明する。携帯電話において、テレビの音声を再生する、あるいは、字幕で表示するなどを行う、テレビと携帯電話の連動システムを提供する。
【0022】
実施形態1
図1は、本発明の実施形態1に係る表示装置の構成例の要部を示すブロック図である。ここでは、表示装置(映像音声出力装置)としてのテレビ100の部品構成の要部を表したものである。ここでは、表示制御部101、音声出力部102、番組再生部103、制御部(連動制御部)104、記憶領域105、及び送受信部106を示す。
【0023】
表示制御部101は映像情報を画面に表示する制御を行う。
音声出力部102は音声情報を出力する制御を行う。
番組再生部103は放送された番組などを含むコンテンツの再生を制御する部分であり、表示制御部101、音声出力部102、制御部104に対して再生するコンテンツ情報を提供する。
制御部104は各種の処理や制御を行う。
記憶領域105は情報を記憶する領域であり、例えば、携帯電話から受信した設定情報(後述する)を記憶する。記憶領域105は、例えば、読み書き可能なRAM(random access memory)で構成される。
【0024】
送受信部106は携帯電話とデータを送受信する。通信方法はBluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)など携帯電話に備えられている無線通信方式であり、テレビで対応可能であれば他の通信方法であっても構わない。送受信部106は、送信部107と受信部108とを有する。
本実施形態に用いるテレビは上述した構成を有するが、一般的なテレビに携帯電話連動システムユニット110を追加することによって実現してもかまわない。携帯電話連動システムユニット110は、番組再生部103の一部の機能、制御部104、記憶領域105、及び送受信部106が備える機能により実現する機能である。
【0025】
図2は本発明の実施形態1に係る端末装置の構成例の要部を示すブロック図である。図2では、端末装置として、本発明に係わる機能を実現する携帯電話200の部品構成の要部を表したものであり、携帯電話が備える通信機能などの構成については省略している。ここでは、表示制御部201、音声出力部202、振動制御部203、点灯制御部204、制御部(連動制御部)205、記憶領域206、入力部207、及び送受信部208を示す。
【0026】
表示制御部201は、映像情報を画面に表示する制御を行う。
音声出力部202は音声を出力する制御を行う。
振動制御部203は携帯電話のバイブレーションなどの振動制御を行う。
点灯制御部204は携帯電話に搭載されているLED(light-emitting diode)や有機EL(electroluminescence)などのイルミネーションの点灯制御を行う。
制御部205は各種の処理や制御を行う。
記憶領域206は情報を記憶する領域であり、例えば、入力部207から入力された設定情報やテレビから受信した制御データを記憶する。記憶領域206は、例えば、RAMで構成されている。
【0027】
入力部207は、キーやタッチパネルなどを介してユーザからの入力を受け付ける入力回路である。
送受信部208はテレビ100とデータを送受信する部分である。通信方法はBluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)など携帯電話が備える無線通信方式であって、テレビで対応可能な無線通信方式であれば他の通信方法であっても構わない。送受信部208は、送信部209と受信部210とを有する。
なお、携帯電話200において、コンテンツの表示に連動させて制御データを出力する、表示制御部201、音声出力部202、振動制御部203、及び点灯制御部204を出力制御部2211ということもある。
【0028】
続いて、図面を参照して端末装置連動システムの動作を説明する。
図3は、実施形態1のテレビの動作例を表すフローチャートである。図4は、実施形態1の携帯電話の動作例を表すフローチャートである。
まず、テレビ100の動作について説明する。図5は、テレビが動作するときの情報の流れを説明する図である。テレビ100と携帯電話2とを連動させる場合(ステップS11:Y)には、制御部104は、送受信部106を用いて、テレビ100と連動する携帯電話200を探す(ステップS12)。どのようにして連動する携帯電話200を探すかについては、a例えば、相互の送受信部によって、予め決めた初期情報を交換することによって、連動可能であることを確認すればよい。携帯電話200が見つかった場合(ステップS13:Y)は、受信部108にて携帯電話200から設定情報402を受信する(ステップS14)。受信した設定情報402は記憶領域105に保存される(ステップS15)。制御部104は、この設定情報とコンテンツ情報とを用いて制御データ302を生成(ステップS16)する。制御データ302については、後述する。制御部104は、生成した制御データを、送信部107を介して携帯電話200に送信する(ステップS17)。その後テレビ100ではコンテンツ情報301からコンテンツを再生する(ステップS18)。
【0029】
次に携帯電話200の動作について説明する。図6は、携帯電話がユーザ操作により設定情報を受け付けるときの情報の流れを説明する図である。携帯電話200をテレビ100と連動させる場合(ステップS21:Y)には、入力部207が、携帯電話200とテレビ100をどのように連動させるかの情報(設定情報)をユーザ操作401によって受け付け(ステップS22)、入力された設定情報を記憶領域206に保存する(ステップS23)。その時の携帯電話200の表示画面は例えば図7のような画面でキー入力やタッチパネルの入力によって設定を行う。
その後、制御部205は、送受信部208を用いて、携帯電話200と連動するテレビ100を探す(ステップS24)。テレビ100が見つかった場合(ステップS25:Y)、制御部205は、記憶領域206に保存された設定情報402を、送信部209を介してテレビ100に送信する。
【0030】
テレビ100に設定情報402を送信すると、テレビ100から制御データ302が生成され送られてくるため、携帯電話200の受信部210で受信を行う(ステップS27)。
受信した制御データ302は記憶領域206に保存され、制御部205は、保存された制御データ302を用いて、テレビ100が表示するコンテンツにあわせて表示制御部201、音声出力部202、振動制御部203、点灯制御部204の制御を行う(ステップS28)。
【0031】
携帯電話200から送信される設定情報402はテレビ100の記憶領域105に保存される。図8は、記憶領域105に記憶される設定情報402aの一例を示す。設定情報402aでは、連動する携帯電話200ごとに、携帯電話200を識別するIDと対応づけて、字幕、音声、振動、及び点灯に関する情報が記憶されている。図8では、音声情報として、出力する音声タイプ(日本語、英語など)か、あるいは、音声を出力しないか(OFF)を指定する。字幕情報として、表示する字幕のタイプか、あるいは、字幕を表示しないかを指定する。振動情報として、自装置の振動の有無(ON/OFF)を指定する。点灯情報として、自装置の画面の点灯の有無(ON/OFF)を指定する。
【0032】
図9に、携帯電話200が制御データ302に従って音声、字幕、振動、点灯の各要素を出力する場合の情報の流れを示す。テレビ100から受信した制御データ302は、記憶領域206に記憶される。制御部205は、記憶した制御データ302を解析し、対応する出力制御部へ制御データ302を渡す。表示制御部201は、連動字幕データを出力する。音声出力部202は、連動音声データを出力する。振動制御部203は、連動振動データに従って、自装置を振動させる。点灯制御部204は、連動振動データに従ってLEDを点灯させる。
【0033】
テレビ100で生成される制御データ302は、字幕や音声のデータ、また振動を生じさせるタイミングや点灯するタイミングを示すデータが含まれている。制御データ302に含まれる、連動字幕データは、携帯電話200がコンテンツの表示に連動させて表示する字幕データであり、連動音声データは、携帯電話200がコンテンツの表示に連動させて出力する音声データである。また、振動や点灯の制御データは例えば図10や図11のような形で保存されている。図10は、制御データ302に含まれる連動振動データ302aの一例を示し、図11は、連動点灯データ302bの一例を示す。制御データ302は、テレビ100が表示するコンテンツと同期して出力することによって、各要素がコンテンツの表示内容と対応して出力される。例えば、コンテンツの表示を開始するタイミングがテレビから携帯電話に通知されることによって、コンテンツの表示と制御データの要素の出力との同期をとることができる。
他の方法等ございましたら、追加をお願いいたします。
【0034】
これらのデータは、コンテンツ情報から自動的に生成する方法もあるし、人が手作業で付与することも可能である。コンテンツ情報から生成する場合には、例えば雷のシーンでは輝度の変化が大きくなることを利用することで振動や点灯のデータを付与するといったことが考えられる。
上記ではテレビ100と携帯電話200とが1対1で連動する場合を説明したが、テレビ100ひとつに対して複数の携帯電話200を連動させることもできる。
この連動の設定を行い、番組を再生するとテレビ100から携帯電話200が必要とする音声、字幕、振動、LED点灯の制御データを無線通信によって送信する。その制御データを携帯電話200が受信し、制御データを用いて携帯電話200が処理を行う。
【0035】
図12から図16に端末装置連動システムを適用した場合のコンテンツを視聴する具体例を示す。図12は、端末装置で字幕や異なるタイプの音声を出力する具体例を示す。図13は、表示装置と端末装置とで異なるタイプの音声を出力する具体例を示す図である。図14は、表示装置で音声を、端末装置で字幕を出力する具体例を示す。図15は、端末装置を振動させる具体例を示す。図16は、端末装置を点灯させる具体例を示す。
【0036】
図12において番組を視聴している時に、テレビ1では画面に映像をスピーカから英語音声を出力し、携帯電話2−1では画面に日本語字幕を出力し、別の携帯電話2−2ではスピーカ(またはイヤホンなど)から日本語音声を出力し、それぞれの視聴したいスタイルで番組を楽しむことが可能となっている。テレビ1と携帯電話2−1、2−2との間は無線通信3により情報を送受信する。
また、別の例では、図13に示すように、テレビ1からは日本語音声を、携帯電話2からは英語音声を出力することが可能になる。図14に示すようにテレビ1からは英語音声が、携帯電話2には日本語字幕が表示されたり、図15に示すようにテレビ1の状態に連動して携帯電話2を振動(例えば、バイブレーション機能を用いる)させたり、図16に示すようにテレビ1の状態に連動して携帯電話2のLEDを点灯させたりすることができる。
【0037】
以上説明したように、本実施形態によれば、コンテンツを表示する表示装置と端末装置とを連動させて、コンテンツを視聴することができる。これにより、映画などのコンテンツ情報を、ユーザが希望する形態で視聴することを可能にする。例えば、複数人でコンテンツを表示装置から視聴する際に個人の所持している携帯電話を用いることで、各々の望むスタイルでコンテンツを視聴することが可能となる。
【0038】
実施形態2
実施形態1では、端末装置として携帯電話を用いる場合を説明したが、携帯電話の代わりに、無線機能を備えた携帯ゲーム機器にも置き換えることができる。
また、音声のみを聴く場合には携帯電話ではなく、無線機能を備えたDAP(Digital Audio Player)など音楽再生機器を用いてもよい。
更に本発明を3D番組について応用させてもよい。例えば、複数人で3D番組をテレビで視聴するときに、3Dに酔ってしまうため3D映像で見たくない人がいるということがある、その場合、携帯電話で2D映像を見るということが可能である。また、テレビが3D映像に対応していない場合に、携帯電話に制御データとして映像データを送信することによって、3D映像に対応した携帯電話で3D映像を視聴することが可能である。
また、表示措置はテレビに限られることはなく、コンテンツを表示(再生)できる装置であればよい。
【0039】
その他の実施形態
上記各実施形態では、端末装置として、携帯電話等であって、表示機構、音声出力機構、振動機構、点灯機構を具備する装置を用いて説明したが、これらの各機構の一部を備える端末装置に本発明を適用することも可能である。また、これらの各機能のうち、一部を利用する場合にも本発明を適用することができる。例えば、振動機構を利用しない場合であってもよい。
【0040】
また、上記各実施形態では、表示装置と端末装置とは、無線通信を用いて通信する場合を説明したが、有線通信の場合であっても本発明を適用することができる。
【0041】
さらに、上記各実施形態で説明した端末装置連動方法の各処理は、コンピュータに各手段を実行させるプログラムによって実現することができる。プログラムは、コンピュータ内のメモリにロードされ、CPU(Central Processing Unit)の制御のもとで実行される。
端末装置に搭載されるプログラムは、少なくとも次の処理をコンピュータに実行させる。コンテンツの表示に連動させて出力する要素(音声の出力、字幕の表示、自装置の振動、及び自装置の点灯の少なくとも一つ)を指定する情報である設定情報を受け付ける処理。受け付けた設定情報を記憶領域に記憶する処理。設定情報を表示装置へ送信する処理。設定情報を表示装置へ送信した後、制御データを表示装置から受信する処理。コンテンツの表示に連動させて、制御データに従って、要素を出力する処理。
【0042】
表示装置に搭載されるプログラムは、少なくとも以下の処理をコンピュータに実行させる。設定情報を、端末装置から受信する処理。設定情報を記憶領域に記憶する処理。記憶した設定情報に基づいて、制御データを生成する処理。生成した制御データを、端末装置へ送信する処理。
【0043】
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0044】
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
【0045】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0046】
付記1
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と通信可能な端末装置であって、
前記表示装置と情報を送受信する送受信部と、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報を前記表示装置へ送信した後、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信するように制御する連動制御部と、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する出力制御部と、を備える端末装置。
【0047】
付記2
前記出力制御部は、
前記音声を出力する音声出力部を有し、
前記設定情報は、異なるタイプの音声のうち、どのタイプの音声を出力するか指定する音声情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、前記音声出力部から出力する連動音声データを含むことを特徴とする付記1記載の端末装置。
【0048】
付記3
前記出力制御部は、さらに、
前記映像を表示する表示制御部を有し、
前記設定情報は、字幕を表示するか否かを指定する字幕情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、前記表示制御部へ表示する連動字幕データを含むことを特徴とする付記2記載の端末装置。
【0049】
付記4
前記出力制御部は、さらに、
自装置を振動させる振動制御部を有し、
前記設定情報は、自装置を振動させることを指定する振動情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、自装置を振動させるタイミングを指定する連動振動データを含むことを特徴とする付記2または3記載の端末装置。
【0050】
付記5
前記出力制御部は、さらに、
自装置を点灯させる点灯制御部を有し、
前記設定情報は、自装置を点灯させることを指定する点灯情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、自装置を点灯させるタイミングを指定する連動点灯データを含むことを特徴とする付記2乃至4のいずれか一つ記載の端末装置。
【0051】
付記6
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置であって、
任意の端末装置と情報を送受信する送受信部と、
前記端末装置から受信した、前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成し、前記制御データを、前記送受信部を介して前記端末装置へ送信させる連動制御部と、を備える表示装置。
【0052】
付記7
前記設定情報は、異なるタイプの音声のうち、どのタイプの音声を出力するか指定する音声情報を含み、
前記連動制御部は、前記端末装置が前記コンテンツの表示に連動させて出力する連動音声データを含む制御データを生成することを特徴とする付記6記載の表示装置。
【0053】
付記8
前記設定情報は、字幕を表示するか否かを指定する字幕情報を含み、
前記連動制御部は、前記端末装置が前記コンテンツの表示に連動させて表示する連動字幕データを含む制御データを生成することを特徴とする付記6または7記載の表示装置。
【0054】
付記9
前記設定情報は、前記端末装置を振動させることを指定する振動情報を含み、
前記連動制御部は、前記端末装置が前記コンテンツの表示に連動させて振動させるタイミングを指定する連動振動データを含む制御データを生成することを特徴とする付記6乃至8のいずれか一つに記載の表示装置。
【0055】
付記10
前記設定情報は、前記端末装置を点灯させることを指定する点灯情報を含み、
前記連動制御部は、前記端末装置が前記コンテンツの表示に連動させて前記画面を点灯させるタイミングを指定する連動点灯データを含む制御データを生成することを特徴とする付記6乃至9のいずれか一項に記載の表示装置。
【0056】
付記11
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と、端末装置とを連動させて前記コンテンツを視聴する端末装置連動システムであって、
前記端末装置は、
前記表示装置と情報を送受信する送受信部と、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報を前記表示装置へ送信した後、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信するように制御する連動制御部と、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する出力制御部と、を備え、
前記表示装置は、
前記端末装置と情報を送受信する送受信部と、
前記端末装置から受信した、前記設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報を用いて、前記制御データを生成し、前記制御データを、前記送受信部を介して前記端末装置へ送信させる連動制御部と、を備える端末装置連動システム。
【0057】
付記12
端末装置が、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置を連動させる端末装置連動方法がであって、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付け、
前記受け付けた設定情報を記憶領域に記憶し、
前記設定情報を前記表示装置へ送信し、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信し、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する端末装置連動方法。
【0058】
付記13
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置が、任意の端末装置と連動する端末装置連動方法であって、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を、前記端末装置〜受信し、
受信した設定情報を記憶領域に記憶し、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成し、
生成した制御データを前記端末装置へ送信する端末装置連動方法。
【0059】
付記14
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と、端末装置とを連動させて前記コンテンツを視聴する端末装置連動方法であって、
前記端末装置は、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付け、
受け付けた設定情報を記憶領域に記憶し、
前記設定情報を前記表示装置へ送信し、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信し、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力し、
前記表示装置は、
前記設定情報を、前記端末装置から受信し、
前記設定情報を記憶領域に記憶し、
前記設定情報を用いて、前記制御データを生成し、
生成した制御データを前記端末装置へ送信する、端末装置連動方法。
【0060】
付記15
端末装置を、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と連動して動作させるプログラムであって、
コンピュータに、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける処理と、
前記受け付けた設定情報を記憶領域に記憶する処理と、
前記設定情報を前記表示装置へ送信する処理と、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信する処理と、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する処理と、を実行させるプログラム。
【0061】
付記16
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置が、任意の端末装置を連動して動作させるプログラムであって、
コンピュータに、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を、前記端末装置から受信する処理と、
前記設定情報を記憶領域に記憶する処理と、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成する処理と、
生成した制御データを、前記端末装置へ送信する処理と、を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0062】
1、100 テレビ
2、2−1、2−2、200 携帯電話
101、201 表示制御部
102、202 音声出力部
103 番組再生部
104、205 制御部(連動制御部)
105、206 記憶領域
106、208 送受信部
107、209 送信部
108、210 受信部
110 携帯電話連動システムユニット
203 振動制御部
204 点灯制御部
207 入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と通信可能な端末装置であって、
前記表示装置と情報を送受信する送受信部と、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報を前記表示装置へ送信した後、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信するように制御する連動制御部と、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する出力制御部と、を備える端末装置。
【請求項2】
前記出力制御部は、
前記音声を出力する音声出力部を有し、
前記設定情報は、異なるタイプの音声のうち、どのタイプの音声を出力するか指定する音声情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、前記音声出力部から出力する連動音声データを含むことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記出力制御部は、さらに、
前記映像を表示する表示制御部を有し、
前記設定情報は、字幕を表示するか否かを指定する字幕情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、前記表示制御部へ表示する連動字幕データを含むことを特徴とする請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
前記出力制御部は、さらに、
自装置を振動させる振動制御部を有し、
前記設定情報は、自装置を振動させることを指定する振動情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、自装置を振動させるタイミングを指定する連動振動データを含むことを特徴とする請求項2または3記載の端末装置。
【請求項5】
前記出力制御部は、さらに、
自装置を点灯させる点灯制御部を有し、
前記設定情報は、自装置を点灯させることを指定する点灯情報を含み、
前記制御データは、前記コンテンツの表示に連動させて、自装置を点灯させるタイミングを指定する連動点灯データを含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の端末装置。
【請求項6】
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置であって、
任意の端末装置と情報を送受信する送受信部と、
前記端末装置から受信した、前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成し、前記制御データを、前記送受信部を介して前記端末装置へ送信させる連動制御部と、を備える表示装置。
【請求項7】
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と、端末装置とを連動させて前記コンテンツを視聴する端末装置連動システムであって、
前記端末装置は、
前記表示装置と情報を送受信する送受信部と、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報を前記表示装置へ送信した後、前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信するように制御する連動制御部と、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する出力制御部と、を備え、
前記表示装置は、
前記端末装置と情報を送受信する送受信部と、
前記端末装置から受信した、前記設定情報を記憶する記憶領域と、
前記設定情報を用いて、前記制御データを生成し、前記制御データを、前記送受信部を介して前記端末装置へ送信させる連動制御部と、を備える端末装置連動システム。
【請求項8】
端末装置が、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置を連動させる端末装置連動方法がであって、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付け、
前記受け付けた設定情報を記憶領域に記憶し、
前記設定情報を前記表示装置へ送信し、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信し、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する端末装置連動方法。
【請求項9】
音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置が、任意の端末装置と連動する端末装置連動方法であって、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記端末装置が出力する要素を指定する情報である設定情報を、前記端末装置〜受信し、
受信した設定情報を記憶領域に記憶し、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを生成し、
生成した制御データを前記端末装置へ送信する端末装置連動方法。
【請求項10】
端末装置を、音声と映像とを含むコンテンツを表示する表示装置と連動して動作させるプログラムであって、
コンピュータに、
前記コンテンツの表示に連動させて出力する要素を指定する情報である設定情報を受け付ける処理と、
前記受け付けた設定情報を記憶領域に記憶する処理と、
前記設定情報を前記表示装置へ送信する処理と、
前記設定情報に指定された要素を、前記コンテンツの表示に連動させて出力するための制御データを前記表示装置から受信する処理と、
前記コンテンツの表示に連動させて、前記制御データを用いて、前記要素を出力する処理と、を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−175364(P2012−175364A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−34907(P2011−34907)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】