箱用仕切り材
【課題】従来、縦形ダンボール及び箱内に収納して必要な効果を求める部材は複雑で手間のかかるものや高価な部材であった切花輸送用縦形保液箱において、箱一式の製造費用を安くし、尚且つ付加価値を付けた縦形保液箱を提供する。
【解決手段】平面上に置いた凸形シートにFE・EG・GH・ACに折り罫が形成され、FE・EG・GHの折り罫通り垂直に折って、EIJG面を下に置き、ダムの提の様な形で形成され、ACの折り罫通りBACDで囲まれた部分をEIJGで囲まれた部分の方向(内側)へ半分折り込んだ形態を特徴とする箱用仕切り材で、この箱用仕切り材を観音開きの縦形ダンボール箱内に取り付ける。
【解決手段】平面上に置いた凸形シートにFE・EG・GH・ACに折り罫が形成され、FE・EG・GHの折り罫通り垂直に折って、EIJG面を下に置き、ダムの提の様な形で形成され、ACの折り罫通りBACDで囲まれた部分をEIJGで囲まれた部分の方向(内側)へ半分折り込んだ形態を特徴とする箱用仕切り材で、この箱用仕切り材を観音開きの縦形ダンボール箱内に取り付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はダンボール箱に取り付けて機能を著しく高める事に関するものである。
【背景技術】
【0002】
花輸送は従来横箱で輸送されていたものであったが、しかし近年溶液を入れた保液縦箱が主流になって好評価を得ているが、箱一式の製造費用が高く、使用者に負担を強いている。
又、従来より作られている切花輸送用縦形保液箱は、縦形ダンボール及び箱内に収納して必要な効果を求める部材は、複雑で手間のかかるものや高価な部材であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
箱一式の製造費用を安くし、尚且つ付加価値を付けた縦形保液箱を提供する事。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本発明によれば以下の箱用仕切り材が提供される。
【0005】
この箱用仕切り材は外箱より強度の落ちるダンボールでも使用目的に、充分耐えられるので、安価なダンボールを使用した。
【0006】
この箱用仕切り材は、以前主力であった安価な観音開き(真ん中より左右に開くふたをのこと)の箱の利用を可能にした点が特徴です。
【0007】
この箱用仕切り材は上記の点に加え、逆さにしても液が漏れないという機能を持たせる事が出来るという特徴をもっている。
【発明の効果】
【0008】
この箱用仕切り材を使用することによって出来る保液縦箱は、従来の保液縦箱に比べ、地球環境にやさしく(使用ダンボール原紙が少なくてすむ)経済的負担が少ない。(安価に製造出来る観音開きの箱が利用できる)
【0009】
この箱用仕切り材は段落番号0008の効果に加えて、逆さにしても液がもれないという従来の切花保液縦箱の常識を覆した機能を持った、切花保液箱を可能にした。
【0010】
結束作業も液の入ったまま横置きで、今までの箱と同じ要領で出来るので、戸惑いません。(保液縦箱の登場する前の安価な作業性の良い観音開きの箱を利用して結束機にかけるのと同じなので、今までどおり出来きす。)
【0011】
シンプルで自然の法則を利用し、最小の費用にして最大の利点を引き出すこの箱用仕切り材は、全ての切花の鮮度保持の用途、並びに全ての関連する用途に利用できる。
【0012】
試行錯誤して造って実際に花を入れて実験していた時、結束してから箱を上下逆さに置いてしまいました。慌てて立て直しましたが手遅れで、液が出てしまい詰め直しと思いきや、開けてみると全然こぼれていない、不思議に思い調べてみると、ビニール袋に入った液が仕切り材の折り返しのところでぶらさがって(図9)そこに液が自然と移動したのです。
素晴らしいと思いました。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に本発明の実施例を図1〜11にしたがって詳細に説明する。
【0014】
(図1)は箱用仕切り材の完全展開図、(図2)は組み立て工程図、(図3)は(図2)の工程に従って組み立てられた箱用仕切り材です。(図4)は組み立てられた箱用仕切り材をダンボール箱へ取り付けた図。
【0015】
以下にその組立手順を(図2)に従って説明する。
【0016】
(図2)の(ア)の図は平面状に、組み立て形態で準備された箱用仕切り材を真上方向から示している、(凸形に裁断されたシート)、加えてA〜B・C〜Dも曲形に裁断されています。
【0017】
上記・記載図(ア)のF〜E・E〜G・G〜H・A〜Cには、折り罫が入り凸形を折り罫通り全て垂直方向に折り上げ(図2)の(イ)、E I J G面を下に置きダムの提の様な形に成形する。
(図2)の(ウ)は箱用仕切り材の完成図。
【0018】
観音開きの箱に 完成した箱用仕切り材をセットします。(図4)
【0019】
この箱用仕切り材は水の自然の法則を利用したもので、花の結束たばを一定量の液(結束した束の太さによって液の吸い上げ量が違うので、束の太さによって入れる量が変わります)の入ったビニール袋に入れてゴムバンドで止め(図5)そのまま横にして箱に入れます。(図6)
【0020】
仕切り材の堤があるので、液はビニール袋に入ったまま下にぶら下がって逆流しません。(図7)
【0021】
箱を立てると花束の切り口が下に落ち着き、(図7)で下にぶら下がっていた液が(図8)の様になり切り口が底に着き吸液出来ます。
(又、仕切り材の枠があるので、ブレません。)
【0022】
なお、この箱用仕切り材のすごい所は、箱を逆さにしても液が漏れないことです。(箱の底を下にして置き、逆さに立てる)
【0023】
箱を(底を下にして置き)逆さに立てても液が漏れない理由は、この箱用仕切り材(図1)のB A C Dの折り曲げた部分の効果によるものなのです。(図9)の符号ホ。
【0024】
この箱用仕切り材効果により、液は逆流しません。
【0025】
この箱用仕切り材は大箱用、小箱用その間に位置するものとで仕切り材の大きさや形は変わりますが、基本は同じです。
大箱用の仕切り材(図10)と大箱に花を詰めた状態。(図11)
【産業上の利用可能性】
【0026】
花卉輸送用鮮度保持の手段に寄付する本発明は、仕切り材をダンボール箱の内(底)側に組み込み、1点をテープ等で貼り付ける事により同一効果の従来品より極端に費用を減らせられ、輸送途中倒れて逆さになっても正しく積み込んでさえおけば(倒れても箱の底が下になる様に積み込む)液が漏れることはない。
【0027】
箱(立てている)→(箱の底を下にして倒す)→(そのあと逆さにする)〓液は漏れない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】箱用仕切り材の完全展開図
【図2】組み立て工程図
【図3】組み立てられた箱用仕切り材(完成図)
【図4】図3の箱用仕切り材を、出荷用ダンボール箱に接着テープにより取り付けた状態。
【図5】ダンボール箱に入れる花束に溶液の入ったビニール袋を差し込んで、ずり落ちない様にゴムで止めた状態。
【図6】図5で出来上がった花束を、図4で出来上がった出荷用の箱に入れる状態。
【図7】図4で出来上がった箱に正しく花束とビニール袋を入れた状態。
【図8】図7の箱の蓋を閉じて、箱を縦にした時の中の様子、(図7)でビニール袋に入れて垂れていた液が、花束の切り口に留っている。
【図9】図8で立てた箱を、箱の底を下にして横に置いた状態のものを、逆さにして立てた状態。(箱の中の様子)
【図10】大形箱用仕切り材。(機能は全く同じ)
【図11】大形箱に大形箱用仕切り材をセットして大きい花束を詰めた状態。
【符号の説明】
【0029】
イ・・・・・液
ロ・・・・・ゴム
ハ・・・・・花
ニ・・・・・ビニール袋
ホ・・・・・(図1)のB A C D の折り曲げた部分
(ア)・・・・・箱用仕切り材の完全展開図
(イ)・・・・・箱用仕切り材を垂直方向へ折り上げた状態
(ウ)・・・・・箱用仕切り材の完成品
【技術分野】
【0001】
本発明はダンボール箱に取り付けて機能を著しく高める事に関するものである。
【背景技術】
【0002】
花輸送は従来横箱で輸送されていたものであったが、しかし近年溶液を入れた保液縦箱が主流になって好評価を得ているが、箱一式の製造費用が高く、使用者に負担を強いている。
又、従来より作られている切花輸送用縦形保液箱は、縦形ダンボール及び箱内に収納して必要な効果を求める部材は、複雑で手間のかかるものや高価な部材であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
箱一式の製造費用を安くし、尚且つ付加価値を付けた縦形保液箱を提供する事。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本発明によれば以下の箱用仕切り材が提供される。
【0005】
この箱用仕切り材は外箱より強度の落ちるダンボールでも使用目的に、充分耐えられるので、安価なダンボールを使用した。
【0006】
この箱用仕切り材は、以前主力であった安価な観音開き(真ん中より左右に開くふたをのこと)の箱の利用を可能にした点が特徴です。
【0007】
この箱用仕切り材は上記の点に加え、逆さにしても液が漏れないという機能を持たせる事が出来るという特徴をもっている。
【発明の効果】
【0008】
この箱用仕切り材を使用することによって出来る保液縦箱は、従来の保液縦箱に比べ、地球環境にやさしく(使用ダンボール原紙が少なくてすむ)経済的負担が少ない。(安価に製造出来る観音開きの箱が利用できる)
【0009】
この箱用仕切り材は段落番号0008の効果に加えて、逆さにしても液がもれないという従来の切花保液縦箱の常識を覆した機能を持った、切花保液箱を可能にした。
【0010】
結束作業も液の入ったまま横置きで、今までの箱と同じ要領で出来るので、戸惑いません。(保液縦箱の登場する前の安価な作業性の良い観音開きの箱を利用して結束機にかけるのと同じなので、今までどおり出来きす。)
【0011】
シンプルで自然の法則を利用し、最小の費用にして最大の利点を引き出すこの箱用仕切り材は、全ての切花の鮮度保持の用途、並びに全ての関連する用途に利用できる。
【0012】
試行錯誤して造って実際に花を入れて実験していた時、結束してから箱を上下逆さに置いてしまいました。慌てて立て直しましたが手遅れで、液が出てしまい詰め直しと思いきや、開けてみると全然こぼれていない、不思議に思い調べてみると、ビニール袋に入った液が仕切り材の折り返しのところでぶらさがって(図9)そこに液が自然と移動したのです。
素晴らしいと思いました。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に本発明の実施例を図1〜11にしたがって詳細に説明する。
【0014】
(図1)は箱用仕切り材の完全展開図、(図2)は組み立て工程図、(図3)は(図2)の工程に従って組み立てられた箱用仕切り材です。(図4)は組み立てられた箱用仕切り材をダンボール箱へ取り付けた図。
【0015】
以下にその組立手順を(図2)に従って説明する。
【0016】
(図2)の(ア)の図は平面状に、組み立て形態で準備された箱用仕切り材を真上方向から示している、(凸形に裁断されたシート)、加えてA〜B・C〜Dも曲形に裁断されています。
【0017】
上記・記載図(ア)のF〜E・E〜G・G〜H・A〜Cには、折り罫が入り凸形を折り罫通り全て垂直方向に折り上げ(図2)の(イ)、E I J G面を下に置きダムの提の様な形に成形する。
(図2)の(ウ)は箱用仕切り材の完成図。
【0018】
観音開きの箱に 完成した箱用仕切り材をセットします。(図4)
【0019】
この箱用仕切り材は水の自然の法則を利用したもので、花の結束たばを一定量の液(結束した束の太さによって液の吸い上げ量が違うので、束の太さによって入れる量が変わります)の入ったビニール袋に入れてゴムバンドで止め(図5)そのまま横にして箱に入れます。(図6)
【0020】
仕切り材の堤があるので、液はビニール袋に入ったまま下にぶら下がって逆流しません。(図7)
【0021】
箱を立てると花束の切り口が下に落ち着き、(図7)で下にぶら下がっていた液が(図8)の様になり切り口が底に着き吸液出来ます。
(又、仕切り材の枠があるので、ブレません。)
【0022】
なお、この箱用仕切り材のすごい所は、箱を逆さにしても液が漏れないことです。(箱の底を下にして置き、逆さに立てる)
【0023】
箱を(底を下にして置き)逆さに立てても液が漏れない理由は、この箱用仕切り材(図1)のB A C Dの折り曲げた部分の効果によるものなのです。(図9)の符号ホ。
【0024】
この箱用仕切り材効果により、液は逆流しません。
【0025】
この箱用仕切り材は大箱用、小箱用その間に位置するものとで仕切り材の大きさや形は変わりますが、基本は同じです。
大箱用の仕切り材(図10)と大箱に花を詰めた状態。(図11)
【産業上の利用可能性】
【0026】
花卉輸送用鮮度保持の手段に寄付する本発明は、仕切り材をダンボール箱の内(底)側に組み込み、1点をテープ等で貼り付ける事により同一効果の従来品より極端に費用を減らせられ、輸送途中倒れて逆さになっても正しく積み込んでさえおけば(倒れても箱の底が下になる様に積み込む)液が漏れることはない。
【0027】
箱(立てている)→(箱の底を下にして倒す)→(そのあと逆さにする)〓液は漏れない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】箱用仕切り材の完全展開図
【図2】組み立て工程図
【図3】組み立てられた箱用仕切り材(完成図)
【図4】図3の箱用仕切り材を、出荷用ダンボール箱に接着テープにより取り付けた状態。
【図5】ダンボール箱に入れる花束に溶液の入ったビニール袋を差し込んで、ずり落ちない様にゴムで止めた状態。
【図6】図5で出来上がった花束を、図4で出来上がった出荷用の箱に入れる状態。
【図7】図4で出来上がった箱に正しく花束とビニール袋を入れた状態。
【図8】図7の箱の蓋を閉じて、箱を縦にした時の中の様子、(図7)でビニール袋に入れて垂れていた液が、花束の切り口に留っている。
【図9】図8で立てた箱を、箱の底を下にして横に置いた状態のものを、逆さにして立てた状態。(箱の中の様子)
【図10】大形箱用仕切り材。(機能は全く同じ)
【図11】大形箱に大形箱用仕切り材をセットして大きい花束を詰めた状態。
【符号の説明】
【0029】
イ・・・・・液
ロ・・・・・ゴム
ハ・・・・・花
ニ・・・・・ビニール袋
ホ・・・・・(図1)のB A C D の折り曲げた部分
(ア)・・・・・箱用仕切り材の完全展開図
(イ)・・・・・箱用仕切り材を垂直方向へ折り上げた状態
(ウ)・・・・・箱用仕切り材の完成品
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面上に置いた凸形シート(図1)にFE・EG・GH・ACに折り罫が形成され、FE・EG・GHの折り罫通り垂直に折って、E I J G面を下に置き、ダムの提の様な形で形成され、ACの折り罫通りB A C Dで囲まれた部分をE I J Gで囲まれた部分の方向(内側)へ半分折り込んだ形態(図3)を特徴とする箱用仕切り材で、この箱用仕切り材を取り付けた縦形保液箱は、逆さにしても液が漏れないという機能を持つ縦形保液箱になり、これを可能にし逆さにしても液が漏れないという機能を持たせる、事の出来るこの箱用仕切り材は、この機能を必要とする全ての関連する用途にその権利を持つ、箱用仕切り材で、この箱用仕切り材の種類は大箱用・小箱用その間に位置するものとで、大きさや形は変化するが基本は同じで変化した形、図10、大箱用も備えたことを特徴とする箱用仕切り材。
【請求項1】
平面上に置いた凸形シート(図1)にFE・EG・GH・ACに折り罫が形成され、FE・EG・GHの折り罫通り垂直に折って、E I J G面を下に置き、ダムの提の様な形で形成され、ACの折り罫通りB A C Dで囲まれた部分をE I J Gで囲まれた部分の方向(内側)へ半分折り込んだ形態(図3)を特徴とする箱用仕切り材で、この箱用仕切り材を取り付けた縦形保液箱は、逆さにしても液が漏れないという機能を持つ縦形保液箱になり、これを可能にし逆さにしても液が漏れないという機能を持たせる、事の出来るこの箱用仕切り材は、この機能を必要とする全ての関連する用途にその権利を持つ、箱用仕切り材で、この箱用仕切り材の種類は大箱用・小箱用その間に位置するものとで、大きさや形は変化するが基本は同じで変化した形、図10、大箱用も備えたことを特徴とする箱用仕切り材。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−184683(P2009−184683A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−24162(P2008−24162)
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(308003389)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(308003389)
【Fターム(参考)】
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