箱起し装置
【課題】
本発明は、物品を箱詰めして出荷する施設において、搬送コンベアで搬送するときには箱は横長姿勢で搬送し、出荷するときには縦長姿勢で出荷したい場合がある。
【解決手段】
第一搬送コンベア(16)で横長姿勢で搬送された箱(h)を支持する支持手段を設け、該支持手段は横軸心で回動して横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢にして第二搬送コンベア(17)の始端部に起立させる構成とし、起立した箱(h)に当接して箱(h)の位置ずれを防止すると共に、起立した箱(h)を次工程の搬送コンベア(17)で搬送すると箱(h)を当接する位置から退避するストッパ(25)を設けたことを特徴とする箱起し装置の構成とした。
本発明は、物品を箱詰めして出荷する施設において、搬送コンベアで搬送するときには箱は横長姿勢で搬送し、出荷するときには縦長姿勢で出荷したい場合がある。
【解決手段】
第一搬送コンベア(16)で横長姿勢で搬送された箱(h)を支持する支持手段を設け、該支持手段は横軸心で回動して横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢にして第二搬送コンベア(17)の始端部に起立させる構成とし、起立した箱(h)に当接して箱(h)の位置ずれを防止すると共に、起立した箱(h)を次工程の搬送コンベア(17)で搬送すると箱(h)を当接する位置から退避するストッパ(25)を設けたことを特徴とする箱起し装置の構成とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベアで搬送される箱の搬送姿勢を変更する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
花卉を収容した箱を横長姿勢で搬送して出荷する花卉集出荷施設が記載されている。
【特許文献1】特開2007−320698
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
物品を箱詰めして出荷する施設において、搬送コンベアで搬送するときには箱は横長姿勢で搬送し、出荷するときには縦長姿勢で出荷したい場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題を解決するために以下のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、搬送コンベア上に横長姿勢に載置した箱(h)を支持手段で支持し、該支持手段を横軸心で回動させて横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢に起立させる構成としたことを特徴とする箱起し装置とする。
【0005】
また、請求項2記載の発明は、第一搬送コンベア(16)で横長姿勢で搬送された箱(h)を支持する支持手段を設け、該支持手段は横軸心で回動して横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢にして第二搬送コンベア(17)の始端部に起立させる構成とし、起立した箱(h)に当接して箱(h)の位置ずれを防止すると共に、起立した箱(h)を次工程の搬送コンベア(17)で搬送すると箱(h)を当接する位置から退避するストッパ(25)を設けたことを特徴とする箱起し装置とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明によると、箱(h)を横長姿勢から縦長姿勢に起立させることで、箱(h)を横長姿勢で搬送し箱(h)を立ち姿勢で出荷することができる。
請求項2記載の発明によると、箱(h)を横長姿勢から縦長姿勢に起立させたときに、箱(h)の位置ずれや転倒を防止することができると共に第二搬送コンベア(17)で円滑に搬送することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
図1は花卉の集出荷施設を示す全体図で、生産者が持参した花卉kが収容されている箱hを荷受け搬送する荷受コンベア1を複数並列して設けている。
【0008】
荷受コンベア1の終端側には仕分け搬送コンベア2をそれぞれ接続し、仕分け搬送コンベア2の搬送終端側はそれぞれ共通の出荷コンベア3に合流し、出荷コンベア3は複数の出荷先コンベア4に分岐する構成としている。
【0009】
仕分け搬送コンベア2は設定間隔毎に並列して設ける構成とし、仕分け搬送コンベア2の搬送途中部には箱hの梱包を行なう梱包装置6を設けている。そして、仕分け搬送コンベア2は、花卉の種類又は出荷先毎に作業者が仕分け搬送コンベア2から取り出した梱包済みの箱hを一時貯留するための一時貯留室Pを通過する。
【0010】
荷受コンベア1の搬送終端部には生産者及び荷受けした花卉の情報が入った荷受バーコード(図示せず)を添付する荷受バーコード貼り付け装置10を設け、仕分け搬送コンベア3の終端部には出荷先の情報が入った出荷バーコード(図示せず)を添付する出荷バーコード貼り付け装置11を設け、出荷コンベア3から出荷先コンベア4への分岐位置Xの手前には出荷バーコードの情報を読み取る出荷バーコードリーダ12をそれぞれ設けている。
【0011】
図5に示すように、出荷コンベア3から出荷先コンベア4への分岐位置Xには出荷コンベア3から出荷先コンベア4に箱hの搬送方向を変更するための分岐装置Bを設けている。
【0012】
出荷コンベア3は載置する箱hを直進させるための直進駆動ローラ3aと箱hを出荷コンベア3の搬送方向から左右一側に搬送させようとする斜め駆動ローラ3bとを設け、分岐位置Xには出荷先コンベア4側に斜めに向けた斜め駆動ローラ3bを多数配置している。
【0013】
出荷先コンベア4の搬送始端部には出荷先コンベア4への箱hを搬送させるか出荷コンベア3で搬送を継続するかを選択する分岐装置Bを設ける。分岐装置Bは平面視で周回する案内ベルト13と、案内ベルト13を案内ベルト13の基部の周回軸13aを支点に伸縮シリンダ14の伸縮動作で縦軸心に回動させる構成である。すなわち、通常は案内ベルト13は出荷先コンベア4の搬送始端部を閉鎖する側の位置(イ)にあり、出荷先コンベア4側に箱hを供給するときには伸縮シリンダ14が作動して案内ベルト13が周回軸13aを支点に回動して出荷先コンベア4の搬送始端側を開放する位置(ロ)まで退避する。案内ベルト13の周回方向は出荷コンベア3側に対向する面が出荷コンベア3の搬送方向Rと同じ方向となるよう構成している。
【0014】
箱hについて説明すると、図8及び図9に示すように直方体で横長姿勢にした箱hの中に花卉kの長手が箱hの長手方向h3に沿うように収容している。h2は箱の短手、そして6aは梱包装置6で梱包した梱包紐である。また、jは荷受バーコードまたは出荷バーコードの貼付例である。
【0015】
図7は箱hを縦長姿勢にしたときの状態を示す図で、容器yに花卉kの根元を挿入し花卉kを立ち姿勢にして出荷することを示す図である。立ち姿勢にして出荷する花卉の箱hの側面には開口部gを形成している。
【0016】
Tは箱hを縦長姿勢にして出荷する箱起立ラインで、仕分け搬送コンベア3の内の一本から分岐装置15により分岐する構成としている。
次に箱起立ラインTの構成について図3及び図4に基づいて説明する。
【0017】
分岐装置15には第一搬送コンベア16を接続し、第一搬送コンベア16の搬送終端側には横長姿勢で搬送された箱hを縦長姿勢に起立させる箱起し装置Gを設ける。そして、箱起し装置Gの後工程に縦長に起立した箱hを搬送する第二搬送コンベア17を設けている。
【0018】
箱起し装置Gの構成について説明する。
常時駆動する第一搬送コンベア16の搬送終端部に間欠駆動する多数の駆動ローラ20aからなるローラコンベア20を設け、ローラコンベア20の搬送方向左右側には搬送方向と交差する方向に伸縮シリンダ21sが伸縮する箱支持シリンダ21を複数設けている。箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sは隣接する駆動ローラ20a間を並行するように伸縮する構成とし、また、箱支持シリンダ21は横軸心に回動する支点軸22に取り付ける回動アーム23に取り付ける構成としている。
【0019】
第二搬送コンベア17の搬送始端部には箱起し装置Gで起立させた箱hに当接し、起立した箱hが位置ずれしたり勢い余って搬送方向側に転倒するのを防止するストッパ25を設けている。このストッパ25は縦軸心で回動する構成とし、図示はしないがスプリング又は空気等で付勢する構成とし、箱hが第二搬送コンベア17で搬送されると、搬送される箱hに押されて退避する構成である。24は箱hの起立面h4となる側を支持する支持部材である。26は箱hを起立後に水差しを行う水差し用の装置である。
【0020】
次に箱起立ラインTで立ち姿勢になった箱hの出荷ラインの構成について図6に基づいて説明する。立ち姿勢出荷ラインMは、それぞれが内側に向けた一対のコンベア40aからなる斜めコンベア40を設け、箱hが斜め立ち姿勢でそれぞれのコンベア面に載置する構成とする。そして、斜めコンベア40の搬送途中には立ち姿勢用出荷バーコード貼り付け装置41を設け、立ち姿勢の箱hの上面h5に出荷用のバーコードを貼り付ける構成とする。なお、バーコード貼付部41aは伸縮する構成で大きさの異なる箱でも貼り付けられるようになっている。
【0021】
次に本実施の形態の集出荷工程について説明する。
まず、花卉kを寝かせた姿勢で収容した横長姿勢状態の箱hを出荷する通常集荷工程について説明する。
【0022】
生産者が持参した寝かせた姿勢で収容した花卉k入りの箱hをいずれかの荷受けコンベア1の搬送始端部に箱hの長手方向h3が搬送方向と交差するよう載置する。荷受けコンベア1の搬送途中で検査者により箱hの内部を検査され、搬送終端部で生産者や花卉の種類の荷受情報が記入されている荷受バーコードを荷受バーコード貼り付け装置10で貼り付ける。
【0023】
荷受けバーコードを貼られた箱hは仕分け搬送コンベア2で搬送される。仕分け搬送コンベア2の搬送途中でまず梱包装置6で梱包され、さらに搬送されて作業者が順次搬送中の箱hを取り出し、一時貯留室Pに花卉の種類別又は出荷先毎に仕分けて段積みする。
【0024】
一時貯留室Pに仕分けて一時貯留した箱hの出荷先が決まると作業者は当該箱hを仕分け搬送コンベア2に載置する。そして、仕分け搬送コンベア2の搬送終端部で出荷先の情報が記入されている出荷バーコードを出荷バーコード貼り付け装置11で貼り付けられ、出荷コンベア3に供給される。
【0025】
そして、出荷コンベア3で搬送された箱hは分岐位置Xの手前で出荷バーコードリーダ12で出荷バーコードの情報が読み取られ、当該分岐位置Xの出荷先コンベア4に搬送する箱hと判定されたら伸縮シリンダ13が伸縮動作を開始して案内ベルト13が出荷先コンベア4の搬送始端部が開放される位置(ロ)に周回軸13aを支点に回動する。すると、出荷コンベア3の直進駆動ローラ3aで搬送された箱hは斜め駆動ローラ3bの作用で出荷先コンベア4に搬送される。また、出荷バーコードリーダ12が搬送された箱hが当該分岐位置Xの出荷先コンベア4に搬送されるものではないと判定したら、案内ベルト13は出荷先コンベア4の搬送始端部を閉鎖する位置(イ)とする。すると、分岐位置Xで斜め駆動ローラ3bで斜め方向に搬送されようとする箱hを案内ベルト13の周回作用で箱hを強制的に次の直進駆動ローラ3a側、すなわち、出荷コンベア3による搬送を継続し、次の分岐位置Xまで搬送され、以下前述と同様の工程を繰り返し、箱hを必要な出荷先コンベア4に供給する。
【0026】
そして、出荷先コンベア4の搬送終端部に搬送された箱hは出荷先コンベア4毎の出荷先に出荷されていく。
次に、箱h内の花卉kを立ち姿勢で出荷する集出荷工程について説明する。
【0027】
生産者が持参した箱h内は花卉kの束を容器yに収容した状態で横長に寝かして箱起立ラインTに接続される荷受コンベア1に横長姿勢で載置される。そして、荷受コンベア1で搬送途中で検査者による花卉の検査が行なわれ、搬送終端部まで搬送されると荷受けバーコード貼り付け装置10で荷受バーコードを貼り付けられる。そして、仕分け搬送コンベア2の途中で梱包装置6で梱包作業が行なわれてさらに搬送され、分岐装置15で箱起立ラインTに供給される。箱起立ラインTではまず第一搬送コンベア16上を搬送方向に箱hの長手方向H3が沿うように搬送され、第一搬送コンベア16の搬送終端部からローラコンベア20に移送される。ローラコンベア20では図示しないリミットスイッチが箱hを検出するとローラコンベア20の駆動が停止し、箱起し装置Gが作動する。
【0028】
すると、箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sがそれぞれ内側に向かって箱hの横長姿勢の載置面h1側を伸長する。そして、回動アーム23が支点軸22を支点に回動すると、箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sが箱hの載置面h1を持ち上げて第二搬送コンベア17の始端部に縦長姿勢に起立させる。このとき、起立した箱hが起立した勢いで転倒しないようにストッパ25が箱hの載置面h1と反対側の面h6に当接する。そして、図4に示すように支持部材24が回動すると、箱hは落下して第二搬送コンベア17上に起立状態となる。
【0029】
一方、箱hの起立作業中には次の箱hが第一搬送コンベア17からローラコンベア20に供給されて待機している。
箱hの起立作業が終了すると、箱の載置面h1側支持していた箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sが縮小し、回動アーム23が元の位置に戻る。このとき、伸縮シリンダ21sが縮小しているため、箱支持シリンダ21がローラコンベア20に待機している次の箱hに当接しないで箱支持シリンダ21が元の位置に戻ることができる。そして、基の位置に戻ったら箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sが前述と同様伸長して箱hの起立作業を行なう。
【0030】
箱hが第二搬送コンベア17で搬送されると、ストッパ25は搬送される箱hに押されて退避され、箱hが通過すると再度起立した箱に当接する位置に戻る。
なお、第二搬送コンベア17は常時駆動する構成でも、箱が起立状態になったことを検出すると、搬送を開始する構成としても良い。すなわち、例えばローラコンベア20に箱hが載置されたのを検出すると第二搬送コンベア17が停止し、箱起し装置Gが回動して箱を起立させる位置にきたのを検出手段(図示せず)が検出すると第二搬送コンベアが駆動を開始する構成としても良い。
【0031】
第二搬送コンベア17を縦長姿勢で搬送された箱hは、搬送途中の水差し装置26で容器y内に水を供給される。箱の開口部gから、作業者が図10に示すように水供給パイプ31を開口部gに挿入して水を容器y内に注入する。水供給パイプ31の先端は図示はしないが花卉kの束に挿入し易いように鋭角に形成している。
【0032】
そして、第二搬送コンベア17の搬送終端部まで搬送された箱hは出荷の日まで保管室32に保管される。
保管室32に保管された箱hを出荷するときに取り出し、立ち姿勢出荷ラインMの斜めコンベア40のコンベア面に載置して搬送する。そして、立ち姿勢用出荷バーコード貼り付け装置41に対向する位置に到達すると斜めコンベア40は停止し、立ち姿勢の箱hの上面h5に出荷用のバーコードをバーコード貼付部41aで貼り付ける。
【0033】
本実施の形態の効果について以下説明する。
縦長の立ち姿勢で出荷する箱hと横長の寝姿勢で出荷する箱hの双方を行なえるため、様々な品種の花卉を出荷できる施設にすることができる。例えば菊のように比較的枯れ難い品種は寝姿勢の箱hの状態で出荷を行い、バラのように比較的枯れ易い品種は水を供給した立ち姿勢の箱hで出荷できる。
【0034】
立ち姿勢で出荷する箱hまたは寝姿勢で出荷する箱hのいずれも、荷受の段階では梱包してない状態で、かつ寝姿勢で荷受コンベア1で搬送されるため、花卉kの状態を検査者が検査し易くすることができる。また、荷受け時は箱hを横長姿勢で荷受コンベア1に載置して搬送するため、箱hを載置し易くまた、荷受コンベア1の搬送中箱hが転倒しにくい。また、荷受け作業及び梱包作業後に水を容器yに供給できるため、荷受作業や梱包作業を行ない易くすることができる。また、水の供給も開口部gから容器yに直接供給し易い。
【0035】
箱起立ラインTでは箱hを起立後に水を供給することができるため、水が容器からこぼれたりすることがない。また、立ち姿勢で出荷する箱hは立ち姿勢の上面に出荷バーコードを貼り付けるため、トラック等に積み込むとき、出荷バーコードが見易く、出荷先を間違えて輸送することを防止することができる。
【0036】
本実施の形態の分岐装置Bは分岐位置Xで斜め駆動ローラ3bで斜め方向に搬送されようとする箱hを案内ベルト13の周回作用で箱hを強制的に次の直進駆動ローラ3a側、すなわち、出荷コンベア3による搬送を継続する構成にすることで、横長姿勢で載置している箱を円滑に搬送しやすくすることができる。
【0037】
また、箱起し装置Gで箱hを横長姿勢から縦長姿勢に起立させたときに、ストッパ25により、箱hの位置ずれや転倒を防止することができると共に第二搬送コンベア17で搬送するときにはストッパ25が邪魔にならず箱hを円滑に搬送することができる。
【0038】
次に、図11から図13に基づき箱起し装置Gの別実施例について説明する。
図3及び図4に示す箱起し装置Gとの相違点は箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sの先端に箱把持部材21gを設けている点である。すなわち、図12に示すように、箱把持部材21がローラコンベア20上の箱hの長手方向の側面h6を把持し、把持した状態で箱hを起立させ、箱hを起立させた後、伸縮シリンダ21sが縮み、箱把持部材21の把持状態を解除し、再度次の箱hを把持する位置に戻る構成である。
【0039】
この構成により、箱hを確実に起立姿勢状態にすることができ、ストッパ25を備えなくても箱hの転倒や位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】花卉施設全体の平面図
【図2】荷受コンベアと箱起立ラインと立ち姿勢出荷ラインを拡大した平面図
【図3】箱起し装置を示す平面図
【図4】箱起し装置を示す側面図
【図5】出荷コンベアと出荷先コンベアの分岐位置の拡大平面図
【図6】搬送始端側から見た立ち姿勢出荷ラインの要部を示す図
【図7】立ち姿勢の箱及びその内部の花卉の状態を説明する図
【図8】横載置姿勢にした箱の内部に花卉を収容したことを示す図
【図9】梱包装置で梱包した箱の状態を示す図
【図10】容器に水を供給している作業を説明する図
【図11】別実施例の箱起し装置を示す側面図
【図12】別実施例の箱起し装置の動作を説明する正面図
【図13】別実施例の箱起し装置を示す平面図
【符号の説明】
【0041】
16 第一搬送コンベア
17 第二搬送コンベア
25 ストッパ
G 箱起し装置
h 箱
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベアで搬送される箱の搬送姿勢を変更する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
花卉を収容した箱を横長姿勢で搬送して出荷する花卉集出荷施設が記載されている。
【特許文献1】特開2007−320698
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
物品を箱詰めして出荷する施設において、搬送コンベアで搬送するときには箱は横長姿勢で搬送し、出荷するときには縦長姿勢で出荷したい場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題を解決するために以下のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、搬送コンベア上に横長姿勢に載置した箱(h)を支持手段で支持し、該支持手段を横軸心で回動させて横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢に起立させる構成としたことを特徴とする箱起し装置とする。
【0005】
また、請求項2記載の発明は、第一搬送コンベア(16)で横長姿勢で搬送された箱(h)を支持する支持手段を設け、該支持手段は横軸心で回動して横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢にして第二搬送コンベア(17)の始端部に起立させる構成とし、起立した箱(h)に当接して箱(h)の位置ずれを防止すると共に、起立した箱(h)を次工程の搬送コンベア(17)で搬送すると箱(h)を当接する位置から退避するストッパ(25)を設けたことを特徴とする箱起し装置とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明によると、箱(h)を横長姿勢から縦長姿勢に起立させることで、箱(h)を横長姿勢で搬送し箱(h)を立ち姿勢で出荷することができる。
請求項2記載の発明によると、箱(h)を横長姿勢から縦長姿勢に起立させたときに、箱(h)の位置ずれや転倒を防止することができると共に第二搬送コンベア(17)で円滑に搬送することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
図1は花卉の集出荷施設を示す全体図で、生産者が持参した花卉kが収容されている箱hを荷受け搬送する荷受コンベア1を複数並列して設けている。
【0008】
荷受コンベア1の終端側には仕分け搬送コンベア2をそれぞれ接続し、仕分け搬送コンベア2の搬送終端側はそれぞれ共通の出荷コンベア3に合流し、出荷コンベア3は複数の出荷先コンベア4に分岐する構成としている。
【0009】
仕分け搬送コンベア2は設定間隔毎に並列して設ける構成とし、仕分け搬送コンベア2の搬送途中部には箱hの梱包を行なう梱包装置6を設けている。そして、仕分け搬送コンベア2は、花卉の種類又は出荷先毎に作業者が仕分け搬送コンベア2から取り出した梱包済みの箱hを一時貯留するための一時貯留室Pを通過する。
【0010】
荷受コンベア1の搬送終端部には生産者及び荷受けした花卉の情報が入った荷受バーコード(図示せず)を添付する荷受バーコード貼り付け装置10を設け、仕分け搬送コンベア3の終端部には出荷先の情報が入った出荷バーコード(図示せず)を添付する出荷バーコード貼り付け装置11を設け、出荷コンベア3から出荷先コンベア4への分岐位置Xの手前には出荷バーコードの情報を読み取る出荷バーコードリーダ12をそれぞれ設けている。
【0011】
図5に示すように、出荷コンベア3から出荷先コンベア4への分岐位置Xには出荷コンベア3から出荷先コンベア4に箱hの搬送方向を変更するための分岐装置Bを設けている。
【0012】
出荷コンベア3は載置する箱hを直進させるための直進駆動ローラ3aと箱hを出荷コンベア3の搬送方向から左右一側に搬送させようとする斜め駆動ローラ3bとを設け、分岐位置Xには出荷先コンベア4側に斜めに向けた斜め駆動ローラ3bを多数配置している。
【0013】
出荷先コンベア4の搬送始端部には出荷先コンベア4への箱hを搬送させるか出荷コンベア3で搬送を継続するかを選択する分岐装置Bを設ける。分岐装置Bは平面視で周回する案内ベルト13と、案内ベルト13を案内ベルト13の基部の周回軸13aを支点に伸縮シリンダ14の伸縮動作で縦軸心に回動させる構成である。すなわち、通常は案内ベルト13は出荷先コンベア4の搬送始端部を閉鎖する側の位置(イ)にあり、出荷先コンベア4側に箱hを供給するときには伸縮シリンダ14が作動して案内ベルト13が周回軸13aを支点に回動して出荷先コンベア4の搬送始端側を開放する位置(ロ)まで退避する。案内ベルト13の周回方向は出荷コンベア3側に対向する面が出荷コンベア3の搬送方向Rと同じ方向となるよう構成している。
【0014】
箱hについて説明すると、図8及び図9に示すように直方体で横長姿勢にした箱hの中に花卉kの長手が箱hの長手方向h3に沿うように収容している。h2は箱の短手、そして6aは梱包装置6で梱包した梱包紐である。また、jは荷受バーコードまたは出荷バーコードの貼付例である。
【0015】
図7は箱hを縦長姿勢にしたときの状態を示す図で、容器yに花卉kの根元を挿入し花卉kを立ち姿勢にして出荷することを示す図である。立ち姿勢にして出荷する花卉の箱hの側面には開口部gを形成している。
【0016】
Tは箱hを縦長姿勢にして出荷する箱起立ラインで、仕分け搬送コンベア3の内の一本から分岐装置15により分岐する構成としている。
次に箱起立ラインTの構成について図3及び図4に基づいて説明する。
【0017】
分岐装置15には第一搬送コンベア16を接続し、第一搬送コンベア16の搬送終端側には横長姿勢で搬送された箱hを縦長姿勢に起立させる箱起し装置Gを設ける。そして、箱起し装置Gの後工程に縦長に起立した箱hを搬送する第二搬送コンベア17を設けている。
【0018】
箱起し装置Gの構成について説明する。
常時駆動する第一搬送コンベア16の搬送終端部に間欠駆動する多数の駆動ローラ20aからなるローラコンベア20を設け、ローラコンベア20の搬送方向左右側には搬送方向と交差する方向に伸縮シリンダ21sが伸縮する箱支持シリンダ21を複数設けている。箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sは隣接する駆動ローラ20a間を並行するように伸縮する構成とし、また、箱支持シリンダ21は横軸心に回動する支点軸22に取り付ける回動アーム23に取り付ける構成としている。
【0019】
第二搬送コンベア17の搬送始端部には箱起し装置Gで起立させた箱hに当接し、起立した箱hが位置ずれしたり勢い余って搬送方向側に転倒するのを防止するストッパ25を設けている。このストッパ25は縦軸心で回動する構成とし、図示はしないがスプリング又は空気等で付勢する構成とし、箱hが第二搬送コンベア17で搬送されると、搬送される箱hに押されて退避する構成である。24は箱hの起立面h4となる側を支持する支持部材である。26は箱hを起立後に水差しを行う水差し用の装置である。
【0020】
次に箱起立ラインTで立ち姿勢になった箱hの出荷ラインの構成について図6に基づいて説明する。立ち姿勢出荷ラインMは、それぞれが内側に向けた一対のコンベア40aからなる斜めコンベア40を設け、箱hが斜め立ち姿勢でそれぞれのコンベア面に載置する構成とする。そして、斜めコンベア40の搬送途中には立ち姿勢用出荷バーコード貼り付け装置41を設け、立ち姿勢の箱hの上面h5に出荷用のバーコードを貼り付ける構成とする。なお、バーコード貼付部41aは伸縮する構成で大きさの異なる箱でも貼り付けられるようになっている。
【0021】
次に本実施の形態の集出荷工程について説明する。
まず、花卉kを寝かせた姿勢で収容した横長姿勢状態の箱hを出荷する通常集荷工程について説明する。
【0022】
生産者が持参した寝かせた姿勢で収容した花卉k入りの箱hをいずれかの荷受けコンベア1の搬送始端部に箱hの長手方向h3が搬送方向と交差するよう載置する。荷受けコンベア1の搬送途中で検査者により箱hの内部を検査され、搬送終端部で生産者や花卉の種類の荷受情報が記入されている荷受バーコードを荷受バーコード貼り付け装置10で貼り付ける。
【0023】
荷受けバーコードを貼られた箱hは仕分け搬送コンベア2で搬送される。仕分け搬送コンベア2の搬送途中でまず梱包装置6で梱包され、さらに搬送されて作業者が順次搬送中の箱hを取り出し、一時貯留室Pに花卉の種類別又は出荷先毎に仕分けて段積みする。
【0024】
一時貯留室Pに仕分けて一時貯留した箱hの出荷先が決まると作業者は当該箱hを仕分け搬送コンベア2に載置する。そして、仕分け搬送コンベア2の搬送終端部で出荷先の情報が記入されている出荷バーコードを出荷バーコード貼り付け装置11で貼り付けられ、出荷コンベア3に供給される。
【0025】
そして、出荷コンベア3で搬送された箱hは分岐位置Xの手前で出荷バーコードリーダ12で出荷バーコードの情報が読み取られ、当該分岐位置Xの出荷先コンベア4に搬送する箱hと判定されたら伸縮シリンダ13が伸縮動作を開始して案内ベルト13が出荷先コンベア4の搬送始端部が開放される位置(ロ)に周回軸13aを支点に回動する。すると、出荷コンベア3の直進駆動ローラ3aで搬送された箱hは斜め駆動ローラ3bの作用で出荷先コンベア4に搬送される。また、出荷バーコードリーダ12が搬送された箱hが当該分岐位置Xの出荷先コンベア4に搬送されるものではないと判定したら、案内ベルト13は出荷先コンベア4の搬送始端部を閉鎖する位置(イ)とする。すると、分岐位置Xで斜め駆動ローラ3bで斜め方向に搬送されようとする箱hを案内ベルト13の周回作用で箱hを強制的に次の直進駆動ローラ3a側、すなわち、出荷コンベア3による搬送を継続し、次の分岐位置Xまで搬送され、以下前述と同様の工程を繰り返し、箱hを必要な出荷先コンベア4に供給する。
【0026】
そして、出荷先コンベア4の搬送終端部に搬送された箱hは出荷先コンベア4毎の出荷先に出荷されていく。
次に、箱h内の花卉kを立ち姿勢で出荷する集出荷工程について説明する。
【0027】
生産者が持参した箱h内は花卉kの束を容器yに収容した状態で横長に寝かして箱起立ラインTに接続される荷受コンベア1に横長姿勢で載置される。そして、荷受コンベア1で搬送途中で検査者による花卉の検査が行なわれ、搬送終端部まで搬送されると荷受けバーコード貼り付け装置10で荷受バーコードを貼り付けられる。そして、仕分け搬送コンベア2の途中で梱包装置6で梱包作業が行なわれてさらに搬送され、分岐装置15で箱起立ラインTに供給される。箱起立ラインTではまず第一搬送コンベア16上を搬送方向に箱hの長手方向H3が沿うように搬送され、第一搬送コンベア16の搬送終端部からローラコンベア20に移送される。ローラコンベア20では図示しないリミットスイッチが箱hを検出するとローラコンベア20の駆動が停止し、箱起し装置Gが作動する。
【0028】
すると、箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sがそれぞれ内側に向かって箱hの横長姿勢の載置面h1側を伸長する。そして、回動アーム23が支点軸22を支点に回動すると、箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sが箱hの載置面h1を持ち上げて第二搬送コンベア17の始端部に縦長姿勢に起立させる。このとき、起立した箱hが起立した勢いで転倒しないようにストッパ25が箱hの載置面h1と反対側の面h6に当接する。そして、図4に示すように支持部材24が回動すると、箱hは落下して第二搬送コンベア17上に起立状態となる。
【0029】
一方、箱hの起立作業中には次の箱hが第一搬送コンベア17からローラコンベア20に供給されて待機している。
箱hの起立作業が終了すると、箱の載置面h1側支持していた箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sが縮小し、回動アーム23が元の位置に戻る。このとき、伸縮シリンダ21sが縮小しているため、箱支持シリンダ21がローラコンベア20に待機している次の箱hに当接しないで箱支持シリンダ21が元の位置に戻ることができる。そして、基の位置に戻ったら箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sが前述と同様伸長して箱hの起立作業を行なう。
【0030】
箱hが第二搬送コンベア17で搬送されると、ストッパ25は搬送される箱hに押されて退避され、箱hが通過すると再度起立した箱に当接する位置に戻る。
なお、第二搬送コンベア17は常時駆動する構成でも、箱が起立状態になったことを検出すると、搬送を開始する構成としても良い。すなわち、例えばローラコンベア20に箱hが載置されたのを検出すると第二搬送コンベア17が停止し、箱起し装置Gが回動して箱を起立させる位置にきたのを検出手段(図示せず)が検出すると第二搬送コンベアが駆動を開始する構成としても良い。
【0031】
第二搬送コンベア17を縦長姿勢で搬送された箱hは、搬送途中の水差し装置26で容器y内に水を供給される。箱の開口部gから、作業者が図10に示すように水供給パイプ31を開口部gに挿入して水を容器y内に注入する。水供給パイプ31の先端は図示はしないが花卉kの束に挿入し易いように鋭角に形成している。
【0032】
そして、第二搬送コンベア17の搬送終端部まで搬送された箱hは出荷の日まで保管室32に保管される。
保管室32に保管された箱hを出荷するときに取り出し、立ち姿勢出荷ラインMの斜めコンベア40のコンベア面に載置して搬送する。そして、立ち姿勢用出荷バーコード貼り付け装置41に対向する位置に到達すると斜めコンベア40は停止し、立ち姿勢の箱hの上面h5に出荷用のバーコードをバーコード貼付部41aで貼り付ける。
【0033】
本実施の形態の効果について以下説明する。
縦長の立ち姿勢で出荷する箱hと横長の寝姿勢で出荷する箱hの双方を行なえるため、様々な品種の花卉を出荷できる施設にすることができる。例えば菊のように比較的枯れ難い品種は寝姿勢の箱hの状態で出荷を行い、バラのように比較的枯れ易い品種は水を供給した立ち姿勢の箱hで出荷できる。
【0034】
立ち姿勢で出荷する箱hまたは寝姿勢で出荷する箱hのいずれも、荷受の段階では梱包してない状態で、かつ寝姿勢で荷受コンベア1で搬送されるため、花卉kの状態を検査者が検査し易くすることができる。また、荷受け時は箱hを横長姿勢で荷受コンベア1に載置して搬送するため、箱hを載置し易くまた、荷受コンベア1の搬送中箱hが転倒しにくい。また、荷受け作業及び梱包作業後に水を容器yに供給できるため、荷受作業や梱包作業を行ない易くすることができる。また、水の供給も開口部gから容器yに直接供給し易い。
【0035】
箱起立ラインTでは箱hを起立後に水を供給することができるため、水が容器からこぼれたりすることがない。また、立ち姿勢で出荷する箱hは立ち姿勢の上面に出荷バーコードを貼り付けるため、トラック等に積み込むとき、出荷バーコードが見易く、出荷先を間違えて輸送することを防止することができる。
【0036】
本実施の形態の分岐装置Bは分岐位置Xで斜め駆動ローラ3bで斜め方向に搬送されようとする箱hを案内ベルト13の周回作用で箱hを強制的に次の直進駆動ローラ3a側、すなわち、出荷コンベア3による搬送を継続する構成にすることで、横長姿勢で載置している箱を円滑に搬送しやすくすることができる。
【0037】
また、箱起し装置Gで箱hを横長姿勢から縦長姿勢に起立させたときに、ストッパ25により、箱hの位置ずれや転倒を防止することができると共に第二搬送コンベア17で搬送するときにはストッパ25が邪魔にならず箱hを円滑に搬送することができる。
【0038】
次に、図11から図13に基づき箱起し装置Gの別実施例について説明する。
図3及び図4に示す箱起し装置Gとの相違点は箱支持シリンダ21の伸縮シリンダ21sの先端に箱把持部材21gを設けている点である。すなわち、図12に示すように、箱把持部材21がローラコンベア20上の箱hの長手方向の側面h6を把持し、把持した状態で箱hを起立させ、箱hを起立させた後、伸縮シリンダ21sが縮み、箱把持部材21の把持状態を解除し、再度次の箱hを把持する位置に戻る構成である。
【0039】
この構成により、箱hを確実に起立姿勢状態にすることができ、ストッパ25を備えなくても箱hの転倒や位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】花卉施設全体の平面図
【図2】荷受コンベアと箱起立ラインと立ち姿勢出荷ラインを拡大した平面図
【図3】箱起し装置を示す平面図
【図4】箱起し装置を示す側面図
【図5】出荷コンベアと出荷先コンベアの分岐位置の拡大平面図
【図6】搬送始端側から見た立ち姿勢出荷ラインの要部を示す図
【図7】立ち姿勢の箱及びその内部の花卉の状態を説明する図
【図8】横載置姿勢にした箱の内部に花卉を収容したことを示す図
【図9】梱包装置で梱包した箱の状態を示す図
【図10】容器に水を供給している作業を説明する図
【図11】別実施例の箱起し装置を示す側面図
【図12】別実施例の箱起し装置の動作を説明する正面図
【図13】別実施例の箱起し装置を示す平面図
【符号の説明】
【0041】
16 第一搬送コンベア
17 第二搬送コンベア
25 ストッパ
G 箱起し装置
h 箱
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送コンベア上に横長姿勢に載置した箱(h)を支持手段で支持し、該支持手段を横軸心で回動させて横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢に起立させる構成としたことを特徴とする箱起し装置。
【請求項2】
第一搬送コンベア(16)で横長姿勢で搬送された箱(h)を支持する支持手段を設け、該支持手段は横軸心で回動して横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢にして第二搬送コンベア(17)の始端部に起立させる構成とし、起立した箱(h)に当接して箱(h)の位置ずれを防止すると共に、起立した箱(h)を次工程の搬送コンベア(17)で搬送すると箱(h)を当接する位置から退避するストッパ(25)を設けたことを特徴とする箱起し装置。
【請求項1】
搬送コンベア上に横長姿勢に載置した箱(h)を支持手段で支持し、該支持手段を横軸心で回動させて横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢に起立させる構成としたことを特徴とする箱起し装置。
【請求項2】
第一搬送コンベア(16)で横長姿勢で搬送された箱(h)を支持する支持手段を設け、該支持手段は横軸心で回動して横長姿勢で載置した箱(h)を縦長姿勢にして第二搬送コンベア(17)の始端部に起立させる構成とし、起立した箱(h)に当接して箱(h)の位置ずれを防止すると共に、起立した箱(h)を次工程の搬送コンベア(17)で搬送すると箱(h)を当接する位置から退避するストッパ(25)を設けたことを特徴とする箱起し装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2009−274790(P2009−274790A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−125979(P2008−125979)
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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