説明

紙粉除去具を備えた画像形成装置

【課題】画像形成装置の紙粉除去具の取り外しを容易にするとともに、紙粉除去装置の専用スペース及びその構成部材を最小限にすること。
【解決手段】画像形成装置は、感光体ドラムよりも上流側に配設されたレジストローラ12,13と、装置本体に固定され用紙をガイドする搬送ユニット10と、ローラ12,13の周面を通過する用紙の紙粉を取り除く紙粉除去具51と、紙粉除去具51で除去された紙粉を回収する回収トレイ52aと、開放時に搬送ユニット10面を開放する開閉扉を備えている。搬送ユニット10に搬送ユニット10の一部を取り外し可能にした分離ユニット46を形成し、分離ユニット46に紙粉除去具52a及び回収トレイ52aを配設し、開閉扉の開放時に、分離ユニット46をローラ13と搬送ユニット10との間から取出し可能にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光体ドラムに紙粉が付着しないように感光体ドラムの上流側に配設されているローラの紙粉を除去する紙粉除去具を備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1の画像形成装置の紙粉採取機構によると、現像層(現像装置)の下部に該現像層と一体的に紙粉回収箱が取付けられ、紙粉回収箱にはへら板状のスクレーパが回動可能に支持されている。スクレーパの先端はローラの外周面に接触し、ローラが回転しているときに、ローラの外周面に付着した用紙の紙粉を掻き落とし、紙粉回収箱に紙粉を回収する構造になっている。紙粉回収箱に溜まった紙粉を廃棄するときには、装置本体から現像層を取り出すことによって、一緒に紙粉回収箱を取り出し、溜まっている紙粉を紙粉回収箱から除去するようにしている。
【0003】
下記の特許文献2の紙粉除去装置を備えた画像形成装置によると、画像形成部に用紙を搬送するレジストローラに接して紙粉除去装置が設けられている。紙粉除去装置には、回収ケースとレジストローラの外周面に当接するへら板状のスクレーパが設けられ、レジストローラが回転しているときに、スクレーパはローラの外周面に付着した用紙の紙粉を掻き落としている。回収ケースは、装置本体に配設されたホルダーに設けられ、ホルダーはレジストローラの軸方向へスライドさせることによって、取り外しができるように構成されている。
【0004】
【特許文献1】特開平5−197316号公報
【特許文献2】特開2005−342665号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1の紙粉採取機構は、紙粉回収箱を取り出すときに現像層を一緒に外す必要があり、紙粉を紙粉回収箱から除去する際に、比較的大きな現像層を持ちながら作業を行わなければならず手間がかかる。
これに対して、特許文献2の紙粉除去装置は、回収ケースのみを装置本体から取り外すことができ、紙粉を除去する際に回収ケースのみを持ちながら作業を行うので、紙粉の除去作業の取り扱いが容易である。
【0006】
しかしながら、両者共に紙粉の回収箱(ケース)を別途必要とするので、装置本体にそれを収容するための専用スペースを必要とするとともに、特許文献2ではさらに、回収ケースの他に該回収ケースのホルダーを必要とし、部品点数も多くなり複雑な形状となりコストも高価となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、紙粉除去具の取り外しを容易にするとともに、紙粉除去装置の専用スペース及びその構成部材を最小限にすることができる紙粉除去具を備えた画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の紙粉除去具を備えた画像形成装置は、上記目的を達成するために、用紙搬送方向に対して、装置本体の感光体ドラムよりも上流側に配設されたローラと、前記装置本体に固定され用紙をガイドする搬送ユニットと、上記ローラの外周面を通過する用紙の紙粉を取り除く紙粉除去具と、該紙粉除去具で除去された紙粉を回収する回収トレイと、開放時に前記搬送ユニット面を開放する開閉扉を備えた画像形成装置において、前記搬送ユニットに該搬送ユニットの一部を取り外し可能にした分離ユニットを形成し、該分離ユニットに前記紙粉除去具及び前記回収トレイを配設し、前記開閉扉の開放時に、前記分離ユニットを前記ローラと前記搬送ユニットとの間から取出し可能に形成するようにした。
上記紙粉除去具を備えた画像形成装置の前記搬送ユニットは、用紙の搬送路を挟んで2分割するように形成し、2分割された搬送ユニットの一方が前記分離ユニットとすることができる。
上記紙粉除去具を備えた画像形成装置の前記分離ユニットは、該分離ユニットの幅方向の両端部に前記取付部を形成し、該取付部の一端はネジによって前記搬送ユニットに固定するようにし、前記取付部の他端は前記搬送ユニットに嵌め込み構造とすることができる。
上記紙粉除去具を備えた画像形成装置の前記分離ユニットは、上方に延びる縦壁と該縦壁の下端からの装置本体の内方側へほぼ水平方向へ延びる回収トレイ面とを備え、前記分離ユニットの取り外し時に、前記縦壁の上側を前記開閉扉側に向かって前傾させて、前記回収トレイ面の端縁を上側に向くようにすることが好ましい。
上記紙粉除去具を備えた画像形成装置は、前記搬送ユニットの用紙をガイドする用紙の搬送壁の搬送面の裏面が前記回収トレイとすることができる。
上記紙粉除去具を備えた画像形成装置は、前記縦壁の一方の面が前記用紙搬送面であって、前記縦壁の搬送面の裏側上部に、前記紙粉除去具を取付けることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の紙粉除去具を備えた画像形成装置は、搬送ユニットに該搬送ユニットの一部を取り外し可能にした分離ユニットを形成し、該分離ユニットに紙粉除去具及び前記回収トレイを配設し、開閉扉の開放時に、前記分離ユニットを前記ローラと前記搬送ユニットとの間から取出し可能に形成するようにしたので、紙粉を回収した回収トレイを備えた分離ユニットを容易に外すことができ、回収トレイに溜まった紙粉の除去が容易になった。
上記発明の前記搬送ユニットは、用紙の搬送路を挟んで2分割するように形成し、2分割された搬送ユニットの一方が前記分離ユニットであるので、搬送路を挟んで分割でき、その構造を簡易にできる。
上記発明の前記分離ユニットは、該分離ユニットの幅方向の両端部に前記取付部を形成し、該取付部の一端はネジによって前記搬送ユニットに固定するようにし、前記取付部の他端は前記搬送ユニットに嵌め込み構造としたので、分離ユニットの取付け取外しが容易になった。
上記発明の前記分離ユニットは、上方に延びる縦壁と該縦壁の下端からの装置本体の内方側へほぼ水平方向へ延びる回収トレイ面とを備え、前記分離ユニットの取り外し時に、前記縦壁の上側を前記開閉扉側に向かって前傾させて、前記回収トレイ面の端縁を上側に向くようにしたので、回収トレイの回収した紙粉が分離ユニットの取外しに、落下することが防止される。
上記発明は、前記搬送ユニットの用紙をガイドする用紙の搬送壁の搬送面の裏面が前記回収トレイであるので、本来からある搬送路の裏面を回収トレイとしたので、特別な回収トレイを別途作ることなく、部品点数の軽減とコストの軽減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の紙粉除去具を備えた画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書では、図1に示す画像形成装置の給紙カセットを引き出す方向(矢印F側:図1の左側)を前側とする。
初めに画像形成装置の用紙搬送方向にそって、画像形成装置の内部構造について簡単に説明する。
図1に示すように、画像形成装置1の装置本体2の下部には、上下2層の給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3には、印刷前の用紙(図示せず)が積載して収容され、給紙カセット3から1枚ずつ分離されて用紙が用紙搬送路9へ送り出される。給紙カセット3の用紙送出側端部には、ピックアップローラ5が配設され、給紙カセット3の前側に隣接した上方位置には給紙ローラ7が配設され、その下側には分離ローラ8が配設される。
【0010】
給紙ローラ7の下流側には、搬送ローラ11及び一対のレジストローラ12,13が設けられており、これらの各ローラ5,7,8及び11〜13は図示しない駆動手段によって回転駆動される。搬送ローラ11の上流側には、レジストスイッチ15が配設されている。
画像形成部18は、感光体ドラム19と転写ローラ20とを備え、画像形成部18に搬送された用紙に像を転写する。感光体ドラム19は、その表面に形成すべきトナー像を担持し、このために画像形成装置1は感光体ドラム19の周囲に、現像部21、クリーニング装置27、帯電器30をさらに備えている。
【0011】
画像形成部18では、感光体ドラム19を帯電器30により帯電し、露光走査装置16によって読み取られた画像データに基づいて、静電潜像が作られる。次いで、現像部21により現像を行ってトナーで静電潜像を顕像化し、転写ローラ20により用紙等の転写材にトナーを転写する。
画像形成部18の下流側には、定着ローラ24および加圧ローラ25を備えた定着部23が配設されている。画像形成部18にて未定着トナー像を担持した用紙は、定着部23へと送られ、熱ローラによりトナー像が定着される。定着部23のさらに下流側には、排紙ローラ対28,29及び用紙の排紙口32が配設されている。
【0012】
図1及び図2を参照にして、装置本体2の前部には下端側に回動軸36を形成して、上端側が前開きする開閉扉35が設けられている。開閉扉35は、レジストローラ対12,13間及び感光体ドラム19と転写ローラ20間における搬送路9を境界線として、一方のレジストローラ12及び転写ローラ20とともに開閉し、開閉扉35を開放した状態では、他方のレジストローラ13を取付けている搬送路9の一部を形成する搬送ユニット10が前側に露出した状態になる。
装置本体2には、手差しトレイ部37が設けられ、手差しトレイ部37は下端側に回動軸(図示せず)を形成した開閉トレイ38とトレイ本体39とを備えている。トレイ本体39の搬送方向下流側には、ピックアップローラ40さらにその前方には、上下に給紙ローラ41及び分離ローラ42が配設され、さらに前方側には手差しトレイ側搬送路43が形成されている。
【0013】
図3は、レジストローラ12,13の下部に配設されている搬送ユニット10の断面図、図4は搬送ユニット10を正面方向から見た斜視図、図5は搬送ユニット10を背面方向から見た斜視図である。
搬送ユニット10は、給紙カセット3からの用紙の搬送路9と、手差しトレイ部37からのトレイ側搬送路43が交わる個所で、用紙の流れに対して感光体ドラム19の上流側に配置されている。搬送ユニット10は、トレイ側搬送路43を境にして下側のユニット本体45と上側の分離ユニット46とから構成されている。
【0014】
分離ユニット46は、搬送路9とトレイ側搬送路43を形成する搬送壁47を形成し、搬送壁47の上側に開閉扉35に向く縦壁48が形成されている。縦壁48の後面には、上端側に上部水平壁48aが後方に延び、上部水平壁48aの後端部には取付金具49が取付けられている。そして、上部水平壁48aの上面には、断面がL字形状の基板50とこの基板50に支持されている紙粉除去具51が配設されている。紙粉除去具51は、断面が四角形状のスポンジ状の部材で形成され、レジストローラ13の軸方向の一端部から他端部まで延びている。
【0015】
紙粉除去具51の上面は一方のレジストローラ13の下面に圧接し、レジストローラ13に付着した紙粉を除去する役割を果たす。レジストローラ12,13のうち他方のレジストローラ12は、開閉扉35側に固定され、開閉扉35が開放されたときは、一方のレジストローラ13が装置本体2側に残り、他方のレジストローラ12と離間する。
搬送壁47の下部側の横壁52は水平方向に延在し、横壁52は下面がトレイ側搬送路43を形成し、上面が回収トレイ52aとなっている。横壁52の下部には下向きフィン53aが前後方向に形成され、横壁52の上部、すなわち回収トレイ52aには上向きフィン53bが形成されている。
【0016】
図4に示すように、ユニット本体45は、両端部に分離ユニット46の側部まで延びる側壁55a,55bが形成されている。図6に示すように、一方の側壁55aには、ブラケット56が取付けられ、ブラケット56の上端部に、面が前方を向くように折り曲げられたフランジ58が形成され、フランジ58には、ネジ取付孔58aと位置決め突起58bとが、上下方向に形成されている。一方、分離ユニット46の縦壁48の上側部にはネジ貫通孔59aと位置決め孔59bとが上下方向に配設されている。
他方の側壁55bの上部には、図7に示すように、上下方向に規制孔60a,60bが側壁55bを貫通して形成されている。これらの規制孔60a,60bには分離ユニット46の一端部に、分離ユニット46の幅方向外側に向けて形成されている突起61a,61bが差し込まれる(図4参照)。このように、分離ユニット46は、一端側が規制孔60a,60bに突起61a,61bを差し込んで、他端側は、取付孔58aとネジ取付孔59aとによってネジで固定される。
【0017】
このような構成により、本実施形態の図1に示す画像形成装置1は、原稿をコピーする場合は、先ず、原稿が原稿台17に載置されると、印刷指令によって、給紙カセット3から用紙が、ピックアップローラ5、分離ローラ対である給紙ローラ7及び分離ローラ8を搬送される。そして、さらに下流側の、レジストローラ対12,13により搬送路9を搬送され、レジストローラ12,13は、用紙の斜め送りを矯正しつつ、後述する画像形成部18で形成されるトナー像と同期をとって、画像形成部18に向けて用紙を送り出す。ここで、レジストローラ13の外周面に付着した紙粉が紙粉除去具51によって除去される。これによって除去された紙粉は、レジストローラ13から、図3に示すように、取付金具49の上面に掻き落とされ、さらに取付金具49に溜まった紙粉は回収トレイ52aに落とされる。こうして、感光体ドラム19に用紙の紙粉が到達しないようにしている。
【0018】
一方、露光走査装置15により読み取られた画像情報は、画像形成部18にて、帯電器29により一様に帯電された感光体ドラム19の表面がレーザスキャニングユニット23により露光されることにより静電潜像が形成され、この静電潜像は現像部21により現像されてトナー像となる。このトナー像は、用紙が感光体ドラム19と転写ローラ20とのニップ部を通過する間に用紙に転写される。用紙に転写されたトナー像は、定着ローラ24及び加圧ローラ25を通過する間に、用紙に熱定着される。トナー像が定着された用紙は、排出口32から排出される。
【0019】
上述したように、紙粉除去具51によってレジストローラ13から除去された紙粉は、取付金具49を介して回収トレイ52aに回収される。回収トレイ52aに溜まった紙粉を除去するときは、開閉扉35を開くと、図2に示すように、搬送ユニット10が外側に露出する状態となる。この搬送ユニット10のうち上側に位置する分離ユニット46のみを取り外す。したがって、作業者は、フランジ58に形成したネジ取付孔58aとネジ貫通孔59aに挿通させているネジを取り外し(図6参照)、さらには、分離ユニット46を図4に示す位置から左方にスライドさせて、ユニット本体45の側壁55bに形成した規制孔60a,60bと分離ユニット46の突起61a,61bとの係合を解除する。
【0020】
次いで、図8に示すように、レジストローラ13とユニット本体45の前端側上端部の間隙から分離ユニット46を、装置本体の前方に引き出す。なお、他方のレジストローラ12は、開閉扉35側に取付けられているので、それが障害となることはない。
図8に示すように、分離ユニット46の上端部を前方に傾けることによって、分離ユニット46を容易に装置本体2の外部へ取り出すことができる。この際、分離ユニット46の上端部を前方に傾けることによって、回収トレイ52aの後端部が持ち上げられることによって、回収トレイ52aの取出し時に紙粉が装置本体2の内部へ落下することが防止される。紙粉を除去した後は、回収トレイ52aを取り外した手順と、逆の手順で回収トレイ52aを装置本体2に装着することができる。
【0021】
このように、本実施形態による画像形成装置は、回収トレイ52aを備えた分離ユニット46を1つのネジを取り外すことによって、容易に分離ユニット46を装置本体2から取外し、取付けすることができる。また、回収トレイ52aは実質的にトレイ側搬送路43を形成している搬送壁47であるので、回収トレイ52aとして別部材を必要とせず、部品点数の軽減とコストの軽減を図ることができる。
【0022】
以上、本発明を実施形態に基づいて添付図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、レジストローラ13にスポンジ状の紙粉除去具51を配設して紙粉の除去を行っているが、紙粉除去具は上述した特許文献1及び特許文献2に示されているようなへら板状のもので除去してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態による紙粉除去具を備えた画像形成装置の側面方向から見た断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の開閉扉が開いた状態の斜視図である。
【図3】図1の画像形成装置に配設されているレジストローラと搬送ユニットの側面方向から見た断面図である。
【図4】図3のレジストローラと搬送ユニットを前方から見た斜視図である。
【図5】図3のレジストローラと搬送ユニットを後方から見た斜視図である。
【図6】図3の搬送ユニットの分離ユニットをユニット本体から外している状態を示す斜視図である。
【図7】図3の搬送ユニットの端部に設けられている側壁の側面図である。
【図8】図3の搬送ユニットの分離ユニットをユニット本体から外している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0024】
1 画像形成装置
2 装置本体
9 搬送路
10 搬送ユニット
12,13 レジストローラ
19 感光体ドラム
35 開閉扉
43 トレイ側搬送路
46 分離ユニット
47 搬送壁
51 紙粉除去具
52a 回収トレイ
55a,55b 側壁
61a,61b 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙搬送方向に対して、装置本体の感光体ドラムよりも上流側に配設され、用紙を搬送する搬送ローラと、前記装置本体に固定され用紙をガイドする搬送ユニットと、上記搬送ローラの外周面を通過する用紙の紙粉を取り除く紙粉除去具と、該紙粉除去具で除去された紙粉を回収する回収トレイと、開放時に前記搬送ユニット面を開放する開閉扉を備えた画像形成装置において、
前記搬送ユニットに該搬送ユニットの一部を取り外し可能にした分離ユニットを形成し、該分離ユニットに前記紙粉除去具及び前記回収トレイを配設し、前記開閉扉の開放時に、前記分離ユニットを前記搬送ユニットから取出し可能に形成するようにしたことを特徴とする紙粉除去具を備えた画像形成装置。
【請求項2】
前記搬送ユニットは、用紙の搬送路を挟んで2分割するように形成し、2分割された搬送ユニットの一方が前記分離ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の紙粉除去具を備えた画像形成装置。
【請求項3】
前記分離ユニットは、該分離ユニットの幅方向の両端部に前記取付部を形成し、該取付部の一端はネジによって前記搬送ユニットに固定するようにし、前記取付部の他端は前記搬送ユニットに嵌め込み構造としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙粉除去具を備えた画像形成装置。
【請求項4】
前記分離ユニットは上方に延びる縦壁と該縦壁の下端からの装置本体の内方側へほぼ水平方向へ延びる回収トレイ面とを備え、前記分離ユニットの取り外し時に、前記縦壁の上側を前記開閉扉側に向かって前傾させて、前記回収トレイ面の端縁を上側に向くようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙粉除去具を備えた画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送ユニットの用紙をガイドする用紙の搬送壁の搬送面の裏面が前記回収トレイであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙粉除去具を備えた画像形成装置。
【請求項6】
前記縦壁の一方の面が前記用紙搬送面であって、前記縦壁の搬送面の裏側上部に、前記紙粉除去具を取付けるようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載の紙粉除去具を備えた画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−287173(P2008−287173A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−134426(P2007−134426)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】