説明

組成物および同組成物を含有する飲食品

【課題】前駆脂肪細胞に作用して脂肪細胞への分化を促進して降血糖作用を示す組成物および該組成物の製造方法の提供。
【解決手段】真正担子菌網ヒダナシタケ目タコウキン科(Polyporaceae)タマチョレイタケ属のタタマチョレイタケ(Polyporus tuberaster)を液体培養して得たタマチョレイタケ菌糸体の乾燥若しくは乾燥粉体を有する組成物、またはタマチョレイタケ菌糸体若しくは該組成物から溶媒を用いて抽出した物を含有する組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前駆脂肪細胞から脂肪細胞への細胞分化促進活性を持つ組成物及びその製造方法に関し、詳しくは、液体培養したタマチョレイタケ(Polyporus tuberaster)菌糸体に由来する物質を有効成分とし、前駆脂肪細胞に作用して脂肪細胞への分化を促進して降血糖作用を示す組成物とその製造方法ならびにこの組成物を含む飲食品に関する。
【背景技術】
【0002】
我が国では、食生活の欧米化や飽食化、更には社会生活の変化に伴う運動不足が原因となり、肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症に代表される生活習慣病が急激に増加している。生活習慣病は重複して発症しやすく、重複した病態はメタボリックシンドロームと呼ばれ、動脈硬化およびそれに伴って発症する心血管病、脳血管病のリスクファクターである。生活習慣病の一つである糖尿病は、前述のメタボリックシンドロームの原因の一つとなるだけでなく、知覚麻痺、失明、動脈硬化等との合併症を引き起こすことも多く、日常生活に多大な障害をもたらす病気である。
【0003】
食生活や生活習慣に起因する糖尿病は2型糖尿病と呼ばれ、インスリンの作用不足が原因である。2型糖尿病の原因であるインスリンの作用不足は、抹消組織、特に脂肪組織のインスリンへの反応の低下(インスリン抵抗性の悪化)によるところが大きいと考えられている。
【0004】
これまでに、インスリン抵抗性の改善に有効であることが知られているのが、チアゾリジン誘導体などのチアゾリジン系薬物である。チアゾリジン系薬物は、前駆脂肪細胞の分化誘導を転写レベルで促進することにより、血中の糖を取り込むことのできる脂肪細胞を増殖させ、血糖値を低下させるといわれている。実際に臨床においてインスリン感受性が高まり、血糖降下作用のあることが知られている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
【0005】
しかし、最近になって肝炎、浮腫、食欲亢進などの副作用が報告されるなど、その使用に当たっては医師の厳格な管理・指導が必要とされ、容易に入手、使用できないのが現状である。このため、人体に対して有害な副作用を生じさせることなく、優れた分化促進効果を発揮する物質の開発が待望されている。
【0006】
本発明は上記のような従来の問題に鑑みたものであり、その目的は、脂肪細胞の分化を促進する新たな技術を提供するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平05−086057号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】「American Journal of Physiology- Cell Physiology 264, C1600-C1608」 著者:Sandouk T. ら.
【非特許文献2】「キノコの栽培方法 2−1−28−1 タマチョレイタケ」 特許庁標準技術集、H17年度、p.202−204
【非特許文献3】「タマチョレイタケの生産技術の向上に関する研究」静岡県林 業技術センター業務成績報告、2005年、p.53−54
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、脂肪細胞への分化誘導を促進することにより前駆脂肪細胞を脂肪細胞に分化させ、血中の糖を取り込ませることが可能になることにより血糖値の上昇を抑制し、更にインスリン抵抗性糖尿病を改善し、更にはメタボリックシンドロームの発生を予防または改善する作用を有しながらも、日々安全な飲食品として摂取することのできる細胞分化促進活性を有する組成物、およびその製造方法、ならびに細胞分化促進活性を有する飲食品を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは前駆脂肪細胞から脂肪細胞への細胞分化促進作用を有する担子菌由来の抽出物の検討を鋭意行い、タマチョレイタケ子実体および菌糸体の抽出物、特に液体培養菌糸体の抽出物がマウス前駆脂肪細胞(3T3−L1)の分化促進作用を有することを見出した。
【0011】
タマチョレイタケ(Polyporus tuberaster)は真正担子菌網ヒダナシタケ目タコウキン科タマチョレイタケ属の一種で、通常は地中に形成した菌核から発生する地上生であるが、倒木上生のものも存在する。タマチョレイタケは日本やヨーロッパ、北アメリカに分布し、ヨーロッパや日本では昔から食用にされてきた。しかし、タマチョレイタケは日本において絶滅危惧種I類に指定されている希少種であり、原生するタマチョレイタケを採取することは困難である。
【0012】
タマチョレイタケ子実体の人工栽培は静岡県林業技術センターで研究されており、試験栽培が行われている。しかし、その栽培方法は従来のビン栽培またはきのこ栽培用袋であり、栽培には湿度、温度、光量を厳密に調節できる室内設備と広い面積が必要である(非特許文献2および非特許文献3参照)。また栽培期間は接種から収穫まで最低60日かかり、大量に子実体を栽培し提供することは困難な状況である(非特許文献2参照)。
【0013】
本発明者らはタマチョレイタケを液体培養することにより、短期間で大量にタマチョレイタケ菌糸体が培養でき、また前駆脂肪細胞の分化促進作用が向上することを見出した。
【0014】
本願の発明は、液体培養により前駆脂肪細胞の分化促進作用が向上したタマチョレイタケ菌糸体の培養方法を要旨とするものである。
【0015】
本願の別の発明は、液体培養したタマチョレイタケ菌糸体から得られることを特徴とする前駆脂肪細胞から脂肪細胞への細胞分化促進活性を有する組成物を要旨とするものである。
【0016】
本願の更に別の発明は、液体培養したタマチョレイタケ菌糸体から溶媒を用いて抽出物を得ることを特徴とする前記した細胞分化促進活性を有する組成物の製造方法を要旨とするものである。
【0017】
本願の更に別の発明は、前記した細胞分化促進活性を有する菌糸体又は組成物を含有することを特徴とする前駆脂肪細胞から脂肪細胞への細胞分化促進活性を有する飲食品を要旨とするものである。
【発明の効果】
【0018】
上述のように、本発明は、タマチョレイタケ菌糸体より抽出される成分を含み、細胞の脂肪細胞への分化を促進する組成物を含む。この組成物は、糖尿病や関連疾患の進行防止、あるいはこれら疾患の改善に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施例におけるタマチョレイタケのアセトン抽出物の脂肪細胞分化促進効果を示すグラフであり、インスリン存在下における前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化促進マーカー遺伝子であるaP2の相対的mRNA発現量を示す。
【図2】本発明の実施例におけるタマチョレイタケのエタノール抽出物の脂肪細胞分化促進効果を示すグラフであり、インスリン存在下における前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化促進マーカー遺伝子であるaP2の相対的mRNA発現量を示す。
【図3】本発明の実施例におけるタマチョレイタケの酢酸エチル抽出物の脂肪細胞分化促進効果を示すグラフであり、インスリン存在下における前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化促進マーカー遺伝子であるaP2の相対的mRNA発現量を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明で使用する「タマチョレイタケ」とは、タコウキン科(Polyporaceae)、タマチョレイタケ属(Polyporus)のキノコ:タマチョレイタケ(Polyporus tuberaster)である。
【0021】
なお、本発明で使用するタマチョレイタケの抽出物とは菌糸体をそのまま又は乾燥したものを溶媒で抽出したもの。又は、そのままあるいは乾燥したものを粉砕後、溶媒で抽出したものである。
【0022】
抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノールなどの低級アルコール、又はプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなどの多価アルコール)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステルなどのエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルムなどが挙げられる。また二酸化炭素などを用いた超臨界抽出も用いることができる。これらの溶媒は単独又は2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができ、また、各々の溶媒抽出物が組み合わされた状態でも使用できる。
【0023】
抽出温度は使用する溶剤が有機溶媒の場合、その沸点にもよるし、使用する溶剤が亜臨界から超臨界の状態にあるガスの場合、その臨界温度にもよるが、好ましくは0℃から80℃、更に好ましくは室温程度から60℃の範囲である。
【0024】
なお、抽出操作は1回のみの回分操作に限定されるものではない。抽出後の残渣に再度新鮮な溶剤を添加し、抽出操作を施すこともできるし、抽出溶剤を複数回抽出原料に接触させることも可能である。すなわち、抽出操作としては、回分操作、半連続操作、向流多段接触操作のいずれの方式も使用可能である。
【0025】
上記抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾 過、活性炭等による脱色、脱臭等の処理をして用いても良い。さらには、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物として用いても良い。
【0026】
本発明のタマチョレイタケの抽出物は、そのまま前駆脂肪細胞分化誘導活性を有する組成物として利用できるほか、更に飲食品に含有できるが、その含有量としては特に規定するものではないが、組成物又は飲食品の種類、品質、期待される作用の程度によって若干異なるが、通常、全量中、固形分換算して、0.001重量%以上(以下、%で表わす)、好ましくは0.1から50.0%が良い。
【0027】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【実施例】
【0028】
以下、実施例を挙げて本発明についてより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、特に言及しない操作は、当業者が一般的に行う技術を利用して行った。また、各機器および試薬は、特に言及しない場合は、下記に説明したとおりに使用した。
【0029】
タマチョレイタケ(Polyporus tuberaster)菌糸体の培養は以下のようにして行った。
【0030】
液体培養には培地1Lあたりグルコース50g、酵母エキス10g、KH2PO4;1g、K2HPO4;1g、MgSO4・7H2O;0.5g、CaCl2・2H2O;133mg、FeSO4・7H2O;10mg、ZnSO4・7H2O;3mg、MnSO4・4H2O;5mg、Thiamine−HCl;10mgを混合した後pHを5.5に調整しオートクレーブ滅菌したものを液体培地1として用いた。寒天プレート上での培養には液体培地1に寒天を1.5%添加して用いた。
【0031】
冷凍保存した菌糸の一部を寒天プレートに植菌し、28℃のインキュベーター内で7日〜10日間成長させ、種培養を行った。
【0032】
菌糸が広がった寒天プレートに直径5mmのコルクボーラーで穴を10個開けて菌糸を採取し、300ml容のガラス製三角フラスコに調製した100mlの液体培地1に植菌し、28℃のインキュベーター内で6日間静置培養を行った。その後、回転数180rpmで4日間振盪培養を行った。
【0033】
生育した菌糸体を2ml採取し、300ml容積のガラス製三角フラスコに調製した100mlの液体培地1に植菌し、28℃のインキュベーター内で回転数180rpmで4日間振盪培養を行った。
【0034】
生育した菌糸体を全量採取し、10l容積の培養ジャーに調製した6lの液体培地1に植菌し、温度27℃、回転数300rpm、通気量0.5vvmの条件で8日間培養を行った。
【0035】
生育した菌糸体は以下のように回収した。90mmφのブフナー漏斗に定性濾紙を置き、菌糸体を含む液体培地を漏斗上に移し吸引濾過を行った。得られた菌糸体は蒸留水で3回洗浄して培地由来の成分を除き、最終的に圧搾と吸引により水分を可能な限り除いた。得られた含水菌糸体は−80℃のディープフリーザー内に置いて十分に凍結させた後、凍結乾燥機で乾燥させて9.6gのタマチョレイタケ菌糸体の乾燥品を得た。前述の方法で得られた乾燥品は、小型のラボ用ミルを用いて粉砕し、試料とした。
【0036】
前駆脂肪細胞から脂肪細胞への細胞分化促進活性の測定は、以下のようにして行った。
(A)分化処理(分化誘導処理およぶ分化促進処理)
マウス由来の前駆脂肪細胞3T3−L1を用いて、以下の操作を行った。
【0037】
細胞の培養温度は37℃とし、10%牛胎児血清(FBS)を含むDMEM(ダルベッコ変法イーグル培地)を通常培地として用いた。以降、培地への添加物の濃度は全て終濃度で表記する。
【0038】
通常培地で培養し、コンフルエントに達した細胞に、分化誘導処理を行った。すなわち、通常培地に0.25μMデキサメタゾン、0.5mMイソブチルメチルキサンチン、および10μg/mlインスリンを添加した分化誘導培地で2日間培養した。
なお、分化誘導開始日を0日目とする。
【0039】
分化誘導開始から2日目に分化促進培地に交換し分化促進処理を行った。さらに2日毎に2回培地を交換し、4日間(分化誘導開始から6日目まで)培養した。分化促進培地は、通常培地に5μg/mlインスリンを添加したものである。
【0040】
なお、各種抽出物が細胞の分化に与える影響を調べるために、分化誘導培地および分化促進培地に抽出物濃度が100ppmになるように抽出物を添加して0〜6日まで培養した細胞を、下記(B)の操作に用いた。また、対照として子実体の抽出物を添加した培地で0〜6日目まで培養した細胞を用いて下記(B)の操作を行った。
(B)分化促進効果の評価
抽出物による分化促進効果を評価した。
【0041】
分化誘導から8日目の細胞を回収し、Sepasol-RNA I(登録商標、ナカライテスク(株)製)によって細胞からmRNAを抽出したあと、oligo dTプライマーを用い逆転写することで、cDNAサンプルを得た。このcDNAサンプル中の目的遺伝子(aP2)をLightCycler(登録商標、Roche社製)にて定量した。aP2は、脂肪細胞の分化マーカーとして一般的に利用される遺伝子である。
【0042】
(抽出物による分化促進効果)
このようにして測定したaP2のmRNA量を、分化に関わらず定常的に転写される36B4のmRNA量に対する比率として、分化促進効果の評価を行った。
【0043】
実施例1
タマチョレイタケ菌糸体の乾燥破砕物1gに対してアセトンを5mlを添加し、室温で3日間静置して抽出処理を行った。この抽出物を濾紙にて濾過を行い、アセトン画分を回収し、アセトン画分を減圧下で乾燥させ、本発明の細胞分化促進活性を有する組成物を34.7mg得た。この乾燥物をジメチルスルフオキシド347μlに溶解し、細胞分化促進活性を測定した。
【0044】
比較対照としてタマチョレイタケ子実体をタマチョレイタケ菌糸体と同様に抽出操作を行い、抽出物を28.6mg得た。この乾燥物をジメチルスルフオキシド286μlに溶解し、細胞分化促進活性を測定した。
【0045】
結果を図1に示した。図1の結果から、タマチョレイタケ菌糸体のアセトン抽出物には強い細胞分化促進活性があった。
【0046】
実施例2
タマチョレイタケ菌糸体の乾燥破砕物1gに対してエタノールを5mlを添加し室温で3日間静置して抽出処理を行った。この抽出物を濾紙にて濾過を行い、エタノール画分を回収し、エタノール画分を減圧下で乾燥させ、本発明の細胞分化促進活性を有する組成物を39.4mg得た。この乾燥物をジメチルスルフオキシド394μlに溶解し、細胞分化促進活性を測定した。
【0047】
比較対照としてタマチョレイタケ子実体をタマチョレイタケ菌糸体と同様に抽出操作を行い、抽出物を32.9mg得た。この乾燥物をジメチルスルフオキシド329μlに溶解し、細胞分化促進活性を測定した。
【0048】
結果を図2に示した。図2の結果から、タマチョレイタケ菌糸体のエタノール抽出物には強い細胞分化促進活性があった。
【0049】
実施例3
マチョレイタケ菌糸体の乾燥破砕物1gに対して酢酸エチルを5mlを添加し、室温で3日間静置して抽出処理を行った。この抽出物を濾紙にて濾過を行い、酢酸エチル画分を回収し、酢酸エチル画分を減圧下で乾燥させ、本発明の細胞分化促進活性を有する組成物を30.5mg得た。この乾燥物をジメチルスルフオキシド305μlに溶解し、細胞分化促進活性を測定した。
【0050】
比較対照としてタマチョレイタケ子実体をタマチョレイタケ菌糸体と同様に抽出操作を行い、抽出物を27.8mg得た。この乾燥物をジメチルスルフオキシド278μlに溶解し、細胞分化促進活性を測定した。
【0051】
結果を図3に示した。図3の結果から、タマチョレイタケ菌糸体の酢酸エチル抽出物には強い細胞分化促進活性が認められた。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明のタマチョレイタケの粉砕物または抽出物を含有することを特徴とする脂肪細胞分化抑制活性を有する組成物は、前駆脂肪細胞の脂肪蓄積を促進する効果を有するため、飲食品などに配合することにより、糖尿病の予防や改善などに有効で、また飲食物としての利用が可能であり、飲食品の製造分野や医薬分野で利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タマチョレイタケ(Polyporus tuberaster)を液体培養して得られたことを特徴とする前駆脂肪細胞分化促進活性を有する菌糸体。
【請求項2】
請求項1記載のタマチョレイタケ菌糸体を乾燥又は乾燥粉体としたことを特徴とする前駆脂肪細胞の分化促進活性を有する組成物。
【請求項3】
請求項1又は2記載のタマチョレイタケ菌糸体又は組成物から溶媒を用いて抽出することを特徴とする前駆脂肪細胞の分化促進活性を有する組成物。
【請求項4】
請求項1又は2記載のタマチョレイタケ菌糸体又は組成物から溶媒を用いて抽出物を得ることを特徴とする前駆脂肪細胞の分化促進活性を有する組成物の製造方法。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか1に記載の菌糸体又は組成物を含有することを特徴とする前駆脂肪細胞の分化促進活性を有する飲食品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−263835(P2010−263835A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−118336(P2009−118336)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【出願人】(591210622)ヤヱガキ醗酵技研株式会社 (14)
【Fターム(参考)】