説明

組換えエラスターゼタンパク質ならびにその製造方法および使用

本発明は、生物学的に活性な組換えエラスターゼタンパク質の製造、精製、製剤化、および使用のための方法に関する。前記エラスターゼタンパク質を含む医薬組成物と同様に、治療的に有用なエラスターゼを作製する組換え法が説明される。新規の組換えエラスターゼタンパク質およびタンパク質調製物もまた開示される。本発明のエラスターゼタンパク質を含有する医薬組成物を用いて生体導管疾患を治療および予防する方法が説明される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)エラスターゼ認識配列を含むエラスターゼ活性化配列が(ii)成熟エラスターゼのアミノ酸配列に作動的に連結されているタンパク質。
【請求項2】
エラスターゼ認識配列が配列番号11を含む、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
エラスターゼ認識配列が配列番号12を含む、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項4】
エラスターゼ認識配列が配列番号13を含む、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項5】
エラスターゼ認識配列が配列番号93を含む、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項6】
エラスターゼ認識配列が配列番号14、配列番号15、配列番号18、配列番号20、または配列番号21のいずれか1つを含む、請求項1、請求項2、または請求項4のいずれかに記載のタンパク質。
【請求項7】
活性化配列が配列番号80を含む、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項8】
活性化配列が配列番号23、配列番号72、または配列番号73のいずれか1つを含む、請求項1または請求項7に記載のタンパク質。
【請求項9】
配列番号74を含む切断ドメインを含む、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項10】
切断ドメインが配列番号42、配列番号43、配列番号48、配列番号49、配列番号52、配列番号53、配列番号54、および配列番号55のいずれか1つを含む、請求項1または請求項9に記載のタンパク質。
【請求項11】
配列番号64を含む、請求項1から5および7のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項12】
配列番号69を含む、請求項1から5および7のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項13】
配列番号74の切断ドメインを含むI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項14】
切断ドメインが配列番号42、配列番号43、配列番号48、配列番号49、配列番号52、配列番号53、配列番号54、または配列番号55のいずれか1つを含む、請求項13に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項15】
成熟エラスターゼ配列が、配列番号84または配列番号1の位置6から最後までのアミノ酸配列と少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む、請求項13または請求項14に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項16】
配列番号84または配列番号1の位置6から最後までのアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む、請求項13または請求項14に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項17】
配列番号84または配列番号1の位置6から最後までのアミノ酸配列と少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む、請求項13または請求項14に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項18】
成熟エラスターゼが、配列番号84または配列番号1の位置6から最後までのアミノ酸配列に対して、最大10カ所の保存的アミノ酸変化を有する配列を含む、請求項13または請求項14に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項19】
配列番号84または配列番号1の位置6から最後までのアミノ酸配列に対して、最大7カ所の保存的アミノ酸変化を有する配列を含む、請求項13または請求項14に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項20】
配列番号84または配列番号1の位置6から最後までのアミノ酸配列に対して、最大5カ所の保存的アミノ酸変化を有する配列を含む、請求項13または請求項14に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項21】
配列番号74中の「Xaa」によって示されるアミノ酸残基がグルタミン酸またはヒスチジンである、請求項13から20のいずれか一項に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項22】
配列番号74中の「Xaa」によって示されるアミノ酸残基がプロリンである、請求項13から21のいずれか一項に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項23】
配列番号74中の「Xaa」によって示されるアミノ酸残基がアラニンである、請求項13から22のいずれか一項に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項24】
配列番号74中の「Xaa」によって示されるアミノ酸残基がヒスチジンであり、配列番号74中の「Xaa」によって示されるアミノ酸残基がプロリンであり、配列番号74中の「Xaa」によって示されるアミノ酸残基がアラニンである、請求項13から23のいずれか一項に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項25】
配列番号103のアミノ酸配列を含む、請求項13から24のいずれか一項に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項26】
配列番号64のアミノ酸配列を含む、請求項25に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項27】
配列番号69のアミノ酸配列を含む、請求項25に記載のI型プロエラスターゼタンパク質。
【請求項28】
単離された、請求項1から27のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項29】
シグナル配列を含む、請求項1から27のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項30】
(i)シグナル配列と、(ii)エラスターゼ認識配列を含むエラスターゼ活性化配列と、(iii)成熟エラスターゼのアミノ酸配列とを含むタンパク質。
【請求項31】
シグナル配列がメタノール資化酵母(Pichia pastoris)において作動的である、請求項30に記載のタンパク質。
【請求項32】
シグナル配列が酵母α因子シグナルペプチドである、請求項30に記載のタンパク質。
【請求項33】
酵母α因子シグナルペプチドが配列番号34のアミノ酸配列を含む、請求項32に記載のタンパク質。
【請求項34】
シグナル配列が哺乳動物の分泌シグナル配列である、請求項30に記載のタンパク質。
【請求項35】
哺乳動物の分泌シグナル配列がブタI型エラスターゼシグナル配列である、請求項34に記載のタンパク質。
【請求項36】
哺乳動物の分泌シグナル配列がヒトI型エラスターゼシグナル配列である、請求項34に記載のタンパク質。
【請求項37】
エラスターゼ認識配列がヒトI型エラスターゼ認識配列である、請求項1または請求項30に記載のタンパク質。
【請求項38】
成熟エラスターゼがヒトI型エラスターゼである、請求項1または請求項30に記載のタンパク質。
【請求項39】
成熟エラスターゼがブタI型エラスターゼである、請求項1または請求項30に記載のタンパク質。
【請求項40】
請求項1から39のいずれか一項に記載のタンパク質をコードする核酸。
【請求項41】
(i)エラスターゼ認識配列を含む活性化配列が(ii)エラスターゼのアミノ酸配列に作動的に連結されているタンパク質をコードするヌクレオチド配列を含む核酸分子。
【請求項42】
タンパク質が、前記活性化配列に作動的に連結されたシグナル配列をさらに含む、請求項41に記載の核酸分子。
【請求項43】
シグナル配列がメタノール資化酵母において作動的である、請求項41または請求項42に記載の核酸分子。
【請求項44】
エラスターゼ認識配列がI型エラスターゼ認識配列である、請求項41から43のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項45】
エラスターゼ認識配列がI型ヒトエラスターゼ認識配列である、請求項41から44のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項46】
エラスターゼ認識配列が配列番号11を含む、請求項41から45のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項47】
エラスターゼ認識配列が配列番号12を含む、請求項41から45のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項48】
エラスターゼ認識配列が配列番号13を含む、請求項41から45のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項49】
エラスターゼ認識配列が配列番号93を含む、請求項41から45のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項50】
エラスターゼ認識配列が配列番号14、配列番号15、配列番号18、配列番号20、または配列番号21のいずれか1つを含む、請求項41から46および48のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項51】
活性化配列が配列番号80を含む、請求項41から50のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項52】
活性化配列が配列番号23、配列番号72、または配列番号73を含む、請求項41から45および51のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項53】
タンパク質が、配列番号74を含む切断ドメインを含む、請求項41から46のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項54】
切断ドメインが配列番号42、配列番号43、配列番号48、配列番号49、配列番号52、配列番号53、配列番号54、および配列番号55のいずれか1つを含む、請求項41から46および53のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項55】
エラスターゼが成熟ヒトI型エラスターゼである、請求項41から54のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項56】
エラスターゼが成熟ブタI型エラスターゼである、請求項41から54のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項57】
エラスターゼが配列番号5、配列番号84、配列番号87、および配列番号39のいずれか1つのアミノ酸配列を含む、請求項41から54のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項58】
エラスターゼが配列番号1または配列番号4のアミノ酸配列を含む、請求項57に記載の核酸分子。
【請求項59】
シグナル配列が酵母α因子シグナルペプチドである、請求項42から58のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項60】
タンパク質が配列番号34、配列番号50、配列番号51、配列番号96、および配列番号97のいずれか1つのアミノ酸配列を含む、請求項59に記載の核酸分子。
【請求項61】
シグナル配列が哺乳動物の分泌シグナル配列である、請求項42および44から58のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項62】
哺乳動物の分泌シグナル配列がブタI型エラスターゼシグナル配列である、請求項61に記載の核酸分子。
【請求項63】
哺乳動物の分泌シグナル配列がヒトI型エラスターゼシグナル配列である、請求項61に記載の核酸分子。
【請求項64】
タンパク質が、配列番号88から91および98から103のいずれか1つのアミノ酸配列を含む、請求項41から63のいずれか一項に記載の核酸分子。
【請求項65】
タンパク質が、配列番号6から9および64から69のいずれか1つのアミノ酸配列を含む、請求項64に記載の核酸分子。
【請求項66】
タンパク質が、表2に記載されるエラスターゼ多型の組合せのいずれかを含む、請求項64に記載の核酸分子。
【請求項67】
タンパク質が、表3に記載されるエラスターゼ多型の組合せのいずれかを含む、請求項64に記載の核酸分子。
【請求項68】
請求項41から67のいずれか一項に記載の核酸分子によりコードされるタンパク質。
【請求項69】
単離された、請求項68に記載のタンパク質。
【請求項70】
請求項41から67のいずれか一項に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項71】
前記タンパク質をコードするヌクレオチド配列に作動的に連結された、遺伝子発現を制御するヌクレオチド配列をさらに含む、請求項70に記載のベクター。
【請求項72】
前記タンパク質をコードするヌクレオチド配列が多量体化される、請求項70または請求項71に記載のベクター。
【請求項73】
請求項70から72のいずれか一項に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項74】
前記ベクターの少なくとも1コピーが宿主細胞ゲノム内に組み込まれる、請求項73に記載の宿主細胞。
【請求項75】
前記ベクターの1コピーが宿主細胞ゲノム内に組み込まれる、請求項74に記載の宿主細胞。
【請求項76】
前記ベクターの2〜5コピーが宿主細胞ゲノム内に組み込まれる、請求項74に記載の宿主細胞。
【請求項77】
前記ベクターの2コピーが宿主細胞ゲノム内に組み込まれる、請求項74または76に記載の宿主細胞。
【請求項78】
前記ベクターの3コピーが宿主細胞ゲノム内に組み込まれる、請求項74または76に記載の宿主細胞。
【請求項79】
請求項41から67のいずれか一項に記載の核酸分子の少なくとも1コピーがそのゲノム内に組み込まれる宿主細胞。
【請求項80】
前記核酸分子の1コピーがそのゲノム内に組み込まれる、請求項79に記載の宿主細胞。
【請求項81】
前記核酸分子の2〜5コピーがそのゲノム内に組み込まれる、請求項79に記載の宿主細胞。
【請求項82】
前記核酸分子の2コピーがそのゲノム内に組み込まれる、請求項79に記載の宿主細胞。
【請求項83】
前記核酸分子の3コピーがそのゲノム内に組み込まれる、請求項79に記載の宿主細胞。
【請求項84】
請求項41から67のいずれか一項に記載の核酸分子を発現するように遺伝子改変された細胞。
【請求項85】
前記ヌクレオチド配列がメタノール誘導性プロモーターに作動的に連結されている、請求項84に記載の細胞。
【請求項86】
請求項41から67のいずれか一項に記載のヌクレオチド配列を発現するように遺伝子改変されたメタノール資化酵母細胞。
【請求項87】
前記ヌクレオチド配列がメタノール誘導性プロモーターに作動的に連結されている、請求項87に記載のメタノール資化酵母細胞。
【請求項88】
請求項1から27または請求項68のいずれか一項に記載のタンパク質を含む細胞培養物上清。
【請求項89】
請求項84に記載の宿主細胞をタンパク質が生成される条件下で培養するステップを含む、エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項90】
請求項85に記載の宿主細胞をタンパク質が生成される条件下で培養するステップを含む、エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項91】
請求項86に記載の宿主細胞をタンパク質が生成される条件下で培養するステップを含む、エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項92】
請求項87に記載の宿主細胞をタンパク質が生成される条件下で培養するステップを含む、エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項93】
前記条件が、pH2〜6での増殖時間または誘導時間を含む、請求項91または請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記条件が、22℃〜28℃の温度での増殖時間または誘導時間を含む、請求項91または請求項92に記載の方法。
【請求項95】
宿主細胞が複合培地中で培養される、請求項89から92のいずれか一項に記載の方法。
【請求項96】
複合培地が、緩衝されたメタノール複合培地または緩衝されたグリセロール複合培地である、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
宿主細胞がクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で培養される、請求項89から96のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記培養物中に存在する、請求項97または請求項98に記載の方法。
【請求項100】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記培養物中に存在し、前記溶液中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項97または請求項98に記載の方法。
【請求項101】
タンパク質を回収するステップをさらに含む、請求項89から100のいずれか一項に記載の方法。
【請求項102】
タンパク質が、上清を回収することによって回収される、請求項95に記載の方法。
【請求項103】
タンパク質が上清から回収される、請求項95に記載の方法。
【請求項104】
回収されたタンパク質がシグナル配列を欠く、請求項95から104のいずれか一項に記載の方法。
【請求項105】
回収されたタンパク質がシグナル配列および活性化配列を欠く、請求項95から104のいずれか一項に記載の方法。
【請求項106】
タンパク質を含有する溶液のpHをpH6〜12まで上昇させるステップをさらに含む、請求項89から92および93から105のいずれか一項に記載の方法。
【請求項107】
タンパク質を触媒量のエラスターゼと接触させるステップをさらに含む、請求項89から92および93から106のいずれか一項に記載の方法。
【請求項108】
タンパク質を自己活性化条件下に置くステップ、タンパク質を触媒量のエラスターゼと接触させるステップ、またはこれらの両方のステップをさらに含む、請求項89から92および93から106のいずれか一項に記載の方法。
【請求項109】
タンパク質が自己活性化条件下に置かれる、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
自己活性化条件下に置かれるとき、タンパク質が上清中にある、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
エラスターゼタンパク質を作製する方法であって、
(a)組換えプロエラスターゼタンパク質の発現が可能な宿主細胞を、第1のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で培養するステップと、
(b)前記宿主細胞の培養物から組換えプロエラスターゼタンパク質を回収するステップと、
(c)場合によって、前記組換えプロエラスターゼタンパク質を活性化条件に曝露して、成熟エラスターゼタンパク質を作製するステップと
を含み、これらによりエラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項112】
組換えプロエラスターゼタンパク質を活性化条件に曝露して、成熟エラスターゼタンパク質を作製するステップを含む、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
活性化条件への前記曝露前に組換えプロエラスターゼタンパク質が精製される、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
精製されたプロエラスターゼタンパク質と、第2のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物とを含む溶液が生成されるように、前記組換えプロエラスターゼタンパク質が、第2のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で精製される、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記第1のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項111から114のいずれか一項に記載の方法。
【請求項116】
前記第2のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項114または請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記第1および第2のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が同じである、請求項114から116のいずれか一項に記載の方法。
【請求項118】
前記第1および第2のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が異なる、請求項114から116のいずれか一項に記載の方法。
【請求項119】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記培養物中に存在する、請求項114から118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項120】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記培養物中に存在し、前記培養物中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項114から118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項121】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記溶液中に存在する、請求項111から120のいずれか一項に記載の方法。
【請求項122】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記溶液中に存在し、前記溶液中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項111から120のいずれか一項に記載の方法。
【請求項123】
宿主細胞が複合培地中で培養される、請求項111から122のいずれか一項に記載の方法。
【請求項124】
複合培地が、緩衝されたメタノール複合培地または緩衝されたグリセロール複合培地である、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
プロエラスターゼタンパク質が、前記宿主細胞の上清から回収される、請求項111から124のいずれか一項に記載の方法。
【請求項126】
前記活性化条件がトリプシンへの曝露を含む、請求項111から125のいずれか一項に記載の方法。
【請求項127】
前記活性化条件が自己活性化条件である、請求項111から125のいずれか一項に記載の方法。
【請求項128】
前記成熟エラスターゼタンパク質を単離するステップをさらに含む、請求項111から127のいずれか一項に記載の方法。
【請求項129】
成熟エラスターゼタンパク質が成熟I型エラスターゼタンパク質である、請求項111から128のいずれか一項に記載の方法。
【請求項130】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項129に記載の方法。
【請求項132】
成熟エラスターゼタンパク質を作製する方法であって、
(a)プロエラスターゼタンパク質を凍結乾燥させるステップと、
(b)凍結乾燥したプロエラスターゼタンパク質を保存するステップと、
(c)凍結乾燥したプロエラスターゼタンパク質を再溶解するステップと、
(d)再溶解されたプロエラスターゼタンパク質を活性化するステップと
を含み、これらにより成熟エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項133】
プロエラスターゼタンパク質が組換え体である、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
(i)プロエラスターゼタンパク質を発現させることが可能な宿主細胞をプロエラスターゼタンパク質が発現する条件下で培養するステップと、(ii)プロエラスターゼタンパク質を回収するステップとを含む工程により、プロエラスターゼタンパク質が作製されるかまたは得ることができる、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
宿主細胞が複合培地中で培養される、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
複合培地が、緩衝されたメタノール複合培地または緩衝されたグリセロール複合培地である、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
宿主細胞が、クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で培養される、請求項132から136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記培養物中に存在する、請求項137または請求項138に記載の方法。
【請求項140】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記培養物中に存在し、前記溶液中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項137または請求項138に記載の方法。
【請求項141】
プロエラスターゼタンパク質が、前記宿主細胞の上清から回収される、請求項132から140のいずれか一項に記載の方法。
【請求項142】
プロエラスターゼタンパク質が、凍結乾燥前に精製される、請求項132から141のいずれか一項に記載の方法。
【請求項143】
凍結乾燥したプロエラスターゼタンパク質が、少なくとも1日間、少なくとも1週間、少なくとも1カ月間、または少なくとも3カ月間にわたり保存される、請求項132から142のいずれか一項に記載の方法。
【請求項144】
プロエラスターゼタンパク質が−80℃〜+4℃の温度で保存される、請求項132から143のいずれか一項に記載の方法。
【請求項145】
前記活性化するステップがトリプシン活性化を含む、請求項132から144のいずれか一項に記載の方法。
【請求項146】
前記活性化するステップが自己活性化を含む、請求項132から144のいずれか一項に記載の方法。
【請求項147】
前記成熟エラスターゼタンパク質を単離するステップをさらに含む、請求項132から146のいずれか一項に記載の方法。
【請求項148】
成熟エラスターゼタンパク質が成熟I型エラスターゼタンパク質である、請求項132から147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項149】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項148に記載の方法。
【請求項151】
成熟I型エラスターゼタンパク質を作製する方法であって、組換え自己活性化I型プロエラスターゼタンパク質を自己活性化条件下に置くステップ、組換え自己活性化I型プロエラスターゼタンパク質を触媒量のエラスターゼと接触させるステップ、またはこれらの両方のステップを含み、これらにより成熟I型エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項152】
(a)請求項84または86に記載の宿主細胞を前記タンパク質が発現する条件下で培養するステップと、
(b)発現したタンパク質を回収するステップと
を含み、これらにより組換え自己活性化I型プロエラスターゼタンパク質を作製する工程により、前記組換え自己活性化I型プロエラスターゼタンパク質が得られるかまたは得ることができる、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
宿主細胞が複合培地中で培養される、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
複合培地が、緩衝されたメタノール複合培地または緩衝されたグリセロール複合培地である、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
宿主細胞が、クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で培養される、請求項152から154のいずれか一項に記載の方法。
【請求項156】
クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記培養物中に存在する、請求項155または請求項156に記載の方法。
【請求項158】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記培養物中に存在し、前記溶液中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項155または請求項156に記載の方法。
【請求項159】
発現したタンパク質を回収するステップが、上清を回収することを含む、請求項152から158のいずれか一項に記載の方法。
【請求項160】
前記自己活性化ステップが上清中において実施される、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
発現したタンパク質が上清から回収される、請求項152から154のいずれか一項に記載の方法。
【請求項162】
前記自己活性化ステップが上清中において実施される、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
発現したタンパク質を精製するステップをさらに含む、請求項161に記載の方法。
【請求項164】
組換え自己活性化I型プロエラスターゼタンパク質を自己活性化条件下に置くステップが、回収されたタンパク質を含有する溶液のpHを上昇させることを含む、請求項151から163のいずれか一項に記載の方法。
【請求項165】
溶液のpHを塩基性pHまで上昇させる、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
塩基性pHが7〜9の範囲内にある、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
塩基性pHが8である、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において10mg/ml以下の濃度である、請求項164から167のいずれか一項に記載の方法。
【請求項169】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において5mg/ml以下の濃度である、請求項164から167のいずれか一項に記載の方法。
【請求項170】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において2mg/ml以下の濃度である、請求項164から167のいずれか一項に記載の方法。
【請求項171】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において1mg/ml以下の濃度である、請求項164から167のいずれか一項に記載の方法。
【請求項172】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において0.5mg/ml以下の濃度である、請求項164から167のいずれか一項に記載の方法。
【請求項173】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において0.25mg/ml以下の濃度である、請求項164から167のいずれか一項に記載の方法。
【請求項174】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において少なくとも0.1mg/mlの濃度である、請求項165から173のいずれか一項に記載の方法。
【請求項175】
回収されたタンパク質が、前記溶液中において少なくとも0.2mg/mlの濃度である、請求項165から173のいずれか一項に記載の方法。
【請求項176】
回収されたタンパク質が、0.5〜8時間にわたり塩基性pHに曝露される、請求項165から175のいずれか一項に記載の方法。
【請求項177】
回収されたタンパク質が、2〜7時間にわたり塩基性pHに曝露される、請求項174に記載の方法。
【請求項178】
回収されたタンパク質が、6時間にわたり塩基性pHに曝露される、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
前記塩基性pHへの曝露が22℃〜28℃の温度で実施される、請求項165から178のいずれか一項に記載の方法。
【請求項180】
前記塩基性pHへの曝露が26℃の温度で実施される、請求項179に記載の方法。
【請求項181】
回収されたタンパク質が自己活性化前に保存される、請求項152から180のいずれか一項に記載の方法。
【請求項182】
回収されたタンパク質が保存前に乾燥凍結される、請求項181に記載の方法。
【請求項183】
回収されたタンパク質が乾燥凍結前に精製される、請求項182に記載の方法。
【請求項184】
回収されたタンパク質が、少なくとも1日間、少なくとも1週間、少なくとも1カ月間、または少なくとも3カ月間にわたり保存される、請求項181から183のいずれか一項に記載の方法。
【請求項185】
回収されたタンパク質が80℃〜+4℃の温度で保存される、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
組換え自己活性化I型プロエラスターゼが、自己活性化条件下に置かれる前に精製される、請求項150から185のいずれか一項に記載の方法(ただし、これらの請求項が請求項160または162に従属しない場合に限る)。
【請求項187】
前記成熟I型エラスターゼタンパク質を単離するステップをさらに含む、請求項150から186のいずれか一項に記載の方法。
【請求項188】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項150から187のいずれか一項に記載の方法。
【請求項189】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項150から187のいずれか一項に記載の方法。
【請求項190】
成熟I型プロエラスターゼタンパク質を作製する方法であって、
(a)請求項84または86に記載の宿主細胞を前記タンパク質が発現する条件下で培養するステップと、
(b)発現したタンパク質を回収するステップと、
(c)回収されたタンパク質を精製するステップと、
(d)前記タンパク質を含有する溶液のpHを上昇させるか、または回収されたタンパク質を触媒量のエラスターゼと接触させて、成熟I型エラスターゼタンパク質を作製するステップと
を含み、これらにより成熟I型エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項191】
宿主細胞が複合培地中で培養される、請求項190に記載の方法。
【請求項192】
複合培地が、緩衝されたメタノール複合培地または緩衝されたグリセロール複合培地である、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
宿主細胞が、クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で培養される、請求項190から192のいずれか一項に記載の方法。
【請求項194】
クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記培養物中に存在する、請求項193または請求項194に記載の方法。
【請求項196】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記培養物中に存在し、前記溶液中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項193または請求項194に記載の方法。
【請求項197】
(e)前記成熟I型エラスターゼを精製するステップをさらに含む、請求項190から196のいずれか一項に記載の方法。
【請求項198】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項190から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項199】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項190から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項200】
成熟I型プロエラスターゼタンパク質を作製する方法であって、
(a)請求項84または86に記載の宿主細胞を前記タンパク質が発現する条件下で培養するステップと、
(b)発現したタンパク質を回収するステップと、
(c)成熟タンパク質が生成されるまで、回収されたタンパク質を塩基性pHに曝露するステップと
を含み、これらにより成熟I型エラスターゼタンパク質を作製する方法。
【請求項201】
宿主細胞が複合培地中で培養される、請求項200に記載の方法。
【請求項202】
複合培地が、緩衝されたメタノール複合培地または緩衝されたグリセロール複合培地である、請求項201に記載の方法。
【請求項203】
宿主細胞が、クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の存在下で培養される、請求項200から202のいずれか一項に記載の方法。
【請求項204】
クエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、それぞれ、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、または酢酸ナトリウムである、請求項203に記載の方法。
【請求項205】
1種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が、5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMの濃度で前記培養物中に存在する、請求項203または請求項204に記載の方法。
【請求項206】
複数種のクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物が前記培養物中に存在し、前記溶液中におけるクエン酸化合物、コハク酸化合物、または酢酸化合物の総濃度が5〜50mM、7.5〜100mM、10〜150mM、50〜200mM、100〜150mM、75〜125mM、または90〜110mMである、請求項203または請求項204に記載の方法。
【請求項207】
塩基性pHが7〜9である、請求項200から206のいずれか一項に記載の方法。
【請求項208】
塩基性pHが8である、請求項207に記載の方法。
【請求項209】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに10mg/ml以下の濃度である、請求項200から208のいずれか一項に記載の方法。
【請求項210】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに5mg/ml以下の濃度である、請求項200から208のいずれか一項に記載の方法。
【請求項211】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに2mg/ml以下の濃度である、請求項200から208のいずれか一項に記載の方法。
【請求項212】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに1mg/ml以下の濃度である、請求項200から208のいずれか一項に記載の方法。
【請求項213】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに0.5mg/ml以下の濃度である、請求項200から208のいずれか一項に記載の方法。
【請求項214】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに0.25mg/ml以下の濃度である、請求項200から208のいずれか一項に記載の方法。
【請求項215】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに少なくとも0.1mg/mlの濃度である、請求項209から214のいずれか一項に記載の方法。
【請求項216】
回収されたタンパク質が、塩基性pHに曝露したときに少なくとも0.2mg/mlの濃度である、請求項209から214のいずれか一項に記載の方法。
【請求項217】
回収されたタンパク質が、0.5〜8時間にわたり塩基性pHに曝露される、請求項200から214のいずれか一項に記載の方法。
【請求項218】
回収されたタンパク質が、2〜7時間にわたり塩基性pHに曝露される、請求項217に記載の方法。
【請求項219】
回収されたタンパク質が、6時間にわたり塩基性pHに曝露される、請求項218に記載の方法。
【請求項220】
前記塩基性pHへの曝露が22℃〜28℃の温度で実施される、請求項200から219のいずれか一項に記載の方法。
【請求項221】
前記塩基性pHへの曝露が26℃の温度で実施される、請求項220に記載の方法。
【請求項222】
(d)前記成熟I型エラスターゼタンパク質を単離するステップをさらに含む、請求項200から221のいずれか一項に記載の方法。
【請求項223】
成熟I型エラスターゼが成熟ブタI型エラスターゼである、請求項150から222のいずれか一項に記載の方法。
【請求項224】
成熟I型エラスターゼが成熟ヒトI型エラスターゼである、請求項150から222のいずれか一項に記載の方法。
【請求項225】
成熟エラスターゼタンパク質の製剤を作製する方法であって、
(a)活性化プロエラスターゼタンパク質を自己活性化条件下に置いて成熟エラスターゼタンパク質を作製するステップと、
(b)成熟エラスターゼタンパク質を製剤化するステップと
を含み、これらにより成熟エラスターゼタンパク質の製剤を作製する方法。
【請求項226】
自己活性化プロエラスターゼタンパク質が組換え体である、請求項225に記載の方法。
【請求項227】
ステップ(a)の前に、プロエラスターゼタンパク質が発現する条件下で増殖した前記自己活性化プロエラスターゼタンパク質を発現させることが可能な宿主細胞の培養物からプロエラスターゼタンパク質を回収するステップをさらに含む、請求項226に記載の方法。
【請求項228】
ステップ(b)の前に、前記成熟エラスターゼタンパク質を精製するステップをさらに含む、請求項225または請求項226に記載の方法。
【請求項229】
前記製剤化するステップが、前記成熟エラスターゼタンパク質を凍結乾燥させることを含む、請求項225から228のいずれか一項に記載の方法。
【請求項230】
凍結乾燥前に、成熟エラスターゼタンパク質が緩衝液または緩衝成分と混合されない、請求項229に記載の方法。
【請求項231】
凍結乾燥後に、成熟エラスターゼタンパク質が1種または複数種の緩衝成分と混合される、請求項230に記載の方法。
【請求項232】
凍結乾燥前に、成熟エラスターゼタンパク質が緩衝液または1種もしくは複数種の緩衝成分と混合される、請求項229に記載の方法。
【請求項233】
緩衝液がリン酸緩衝生理食塩水(「PBS」)バッファーであるか、または緩衝成分がPBS緩衝成分である、請求項231または232に記載の方法。
【請求項234】
緩衝液がデキストランを含むか、または緩衝成分がデキストランを含む、請求項231から233のいずれか一項に記載の方法。
【請求項235】
デキストランがデキストラン−18である、請求項234に記載の方法。
【請求項236】
緩衝液がポリソルベート80を含む、請求項230から235のいずれか一項に記載の方法。
【請求項237】
前記製剤化するステップが、凍結乾燥した成熟エラスターゼタンパク質を液体で再溶解することをさらに含む、請求項229から236のいずれか一項に記載の方法。
【請求項238】
液体が水である、請求項237に記載の方法。
【請求項239】
液体が緩衝液である、請求項237に記載の方法。
【請求項240】
緩衝液が、希釈されない緩衝液であるか、濃縮緩衝液であるか、または希釈緩衝液である、請求項239に記載の方法。
【請求項241】
再溶解時において、成熟エラスターゼタンパク質溶液が、希釈されない緩衝液、濃縮緩衝液、または希釈緩衝液中において生成される、請求項237から240のいずれか一項に記載の方法。
【請求項242】
緩衝成分が凍結乾燥物中に存在するか、再溶解時に添加されるか、またはその両方である、請求項241に記載の方法。
【請求項243】
希釈されない緩衝液が1×PBSを含む、請求項240から242のいずれか一項に記載の方法。
【請求項244】
希釈緩衝液が0.1×PBS〜0.5×PBSを含む、請求項240または請求項241に記載の方法。
【請求項245】
希釈緩衝液が0.1×PBSを含む、請求項244に記載の方法。
【請求項246】
希釈緩衝液が0.5×PBSを含む、請求項244に記載の方法。
【請求項247】
濃縮緩衝液が1.1×PBS〜3×PBSを含む、請求項240または請求項241に記載の方法。
【請求項248】
濃縮緩衝液が1.5×PBS〜2×PBSを含む、請求項247に記載の方法。
【請求項249】
緩衝液がデキストランを含む、請求項241から248のいずれか一項に記載の方法。
【請求項250】
デキストランがデキストラン18である、請求項249に記載の方法。
【請求項251】
緩衝液がポリソルベート80を含む、請求項241から250のいずれか一項に記載の方法。
【請求項252】
緩衝液がpH7〜8である、請求項241から251のいずれか一項に記載の方法。
【請求項253】
緩衝液がpH7.4である、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
成熟エラスターゼタンパク質が0.001mg/ml〜50mg/mlの濃度で再溶解される、請求項237から253のいずれか一項に記載の方法。
【請求項255】
成熟エラスターゼタンパク質が0.1mg/ml〜40mg/mlの濃度で再溶解される、請求項254に記載の方法。
【請求項256】
成熟エラスターゼタンパク質が5mg/ml〜30mg/mlの濃度で再溶解される、請求項255に記載の方法。
【請求項257】
成熟エラスターゼタンパク質が10mg/ml〜20mg/mlの濃度で再溶解される、請求項256に記載の方法。
【請求項258】
前記製剤が、前記成熟エラスターゼタンパク質を含む医薬組成物である、請求項225から257のいずれか一項に記載の方法。
【請求項259】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項225から258のいずれか一項に記載の方法。
【請求項260】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項225から258のいずれか一項に記載の方法。
【請求項261】
凍結乾燥した成熟I型エラスターゼを作製する方法であって、
(a)請求項151から181のいずれか一項に記載の方法に従って成熟I型エラスターゼを作製するステップと、
(b)成熟I型エラスターゼを単離するステップと、
(c)前記単離された成熟I型エラスターゼを凍結乾燥させるステップと
を含み、これらにより凍結乾燥した成熟I型エラスターゼを作製する方法。
【請求項262】
凍結乾燥した成熟I型エラスターゼが95%〜100%の純度にある、請求項261に記載の方法。
【請求項263】
凍結乾燥した成熟I型エラスターゼが少なくとも95%の純度にある、請求項261または請求項262に記載の方法。
【請求項264】
凍結乾燥した成熟I型エラスターゼが少なくとも98%の純度にある、請求項261または請求項262に記載の方法。
【請求項265】
凍結乾燥した成熟I型エラスターゼが均一になるまで精製される、請求項261から264のいずれか一項に記載の方法。
【請求項266】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項261から265のいずれか一項に記載の方法。
【請求項267】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項261から265のいずれか一項に記載の方法。
【請求項268】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号5、配列番号84、または配列番号87から本質的になる、請求項130、149、188、198、223、259、および267のいずれか一項に記載の方法。
【請求項269】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号1または配列番号4から本質的になる、請求項268に記載の方法。
【請求項270】
成熟ブタI型エラスターゼタンパク質が、配列番号39から本質的になる、請求項131、150、189、199、224、260、および268のいずれか一項に記載の方法。
【請求項271】
プロエラスターゼタンパク質が、請求項13から27のいずれか一項に記載のタンパク質である、請求項111から128、132から148、151から197、および225から257のいずれか一項に記載の方法。
【請求項272】
発現されるタンパク質が請求項13から27のいずれか一項に記載のタンパク質である、請求項200から請求項222のいずれか一項に記載の方法。
【請求項273】
請求項149、188、198、および223のいずれか一項に記載の方法により作製されるかまたは得ることができる成熟ヒトI型エラスターゼ。
【請求項274】
1〜40U/タンパク質mgの比活性を有する、請求項273に記載の成熟ヒトI型エラスターゼ。
【請求項275】
請求項150、189、199、および224のいずれか一項に記載の方法により作製されるかまたは得ることができる、成熟ブタI型エラスターゼ。
【請求項276】
10〜100U/タンパク質mgの比活性を有する、請求項275に記載の成熟ヒトI型エラスターゼ。
【請求項277】
治療有効量の(a)請求項273もしくは請求項274に記載の成熟ヒトI型エラスターゼ、または(b)請求項259に記載の方法により作製されるかもしくは得ることができる成熟ヒトI型エラスターゼの製剤を含む医薬組成物。
【請求項278】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号5、配列番号84、または配列番号87から本質的になる、請求項277に記載の医薬組成物。
【請求項279】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号1または配列番号4から本質的になる、請求項278に記載の医薬組成物。
【請求項280】
治療有効量の(a)請求項275もしくは請求項276に記載の成熟ブタI型エラスターゼ、または(b)請求項260に記載の方法により作製されるかもしくは得ることができる成熟ブタI型エラスターゼの製剤を含む医薬組成物。
【請求項281】
成熟ブタI型エラスターゼタンパク質が、配列番号39から本質的になる、請求項280に記載の医薬組成物。
【請求項282】
(i)治療有効量の成熟ヒトI型エラスターゼと、(ii)薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物であって、以下の特性:
(a)組成物がトリプシンを含まないこと、
(b)組成物がトリプシンを実質的に含まないこと、
(c)組成物が配列番号2、3、37、38、70および/または71からなる任意のタンパク質を含まないこと、
(d)組成物が配列番号2、3、37、38、70および/または71からなる任意のタンパク質を実質的に含まないこと、
(e)組成物が細菌タンパク質を含まないこと、
(f)組成物が細菌タンパク質を実質的に含まないこと、
(g)組成物が、前記成熟ヒトI型エラスターゼ以外の哺乳動物タンパク質を含まないこと、
(h)組成物が、前記成熟ヒトI型エラスターゼ以外の哺乳動物タンパク質を実質的に含まないこと
の少なくとも1つを特徴とする医薬組成物。
【請求項283】
(i)治療有効量の成熟ヒトI型エラスターゼと、(ii)薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物であって、以下の特性:
(a)組成物がトリプシンを含まないこと、
(b)組成物がトリプシンを実質的に含まないこと、
(c)組成物が配列番号70および71からなる任意のタンパク質を含まないこと、
(d)組成物が配列番号2および3からなる任意のタンパク質を実質的に含まないこと、
(e)組成物が細菌タンパク質を含まないこと、
(f)組成物が細菌タンパク質を実質的に含まないこと、
(g)組成物が、前記成熟ヒトI型エラスターゼ以外の哺乳動物タンパク質を含まないこと、
(h)組成物が、前記成熟ヒトI型エラスターゼ以外の哺乳動物タンパク質を実質的に含まないこと
の少なくとも1つを特徴とする医薬組成物。
【請求項284】
特性(a)〜(h)の少なくとも2つを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項285】
前記少なくとも2つの特性が(a)および(c)を含む、請求項284に記載の医薬組成物。
【請求項286】
前記少なくとも2つの特性が(b)および(d)を含む、請求項284に記載の医薬組成物。
【請求項287】
特性(a)〜(h)の少なくとも3つを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項288】
前記少なくとも3つの特性が(a)、(c)、および(e)を含む、請求項284に記載の医薬組成物。
【請求項289】
前記少なくとも3つの特性が(b)、(d)、および(f)を含む、請求項284に記載の医薬組成物。
【請求項290】
特性(a)〜(h)の少なくとも4つを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項291】
前記少なくとも4つの特性が(a)、(c)、(e)、および(g)を含む、請求項284に記載の医薬組成物。
【請求項292】
前記少なくとも4つの特性が(b)、(d)、(f)、および(h)を含む、請求項284に記載の医薬組成物。
【請求項293】
特性(a)〜(h)の少なくとも5つを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項294】
特性(a)〜(h)の少なくとも6つを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項295】
特性(a)〜(h)の少なくとも7つを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項296】
特性(a)〜(h)のすべてを特徴とする、請求項282または請求項283に記載の医薬組成物。
【請求項297】
配列番号85、86、94、および95からなる1つ、2つ、3つ、または4つすべてのタンパク質を含まないかまたは実質的に含まない、請求項282から296のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項298】
配列番号85および配列番号86からなるタンパク質を含まないかまたは実質的に含まない、請求項282から297のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項299】
配列番号94および配列番号95からなるタンパク質を含まないかまたは実質的に含まない、請求項282から297のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項300】
配列番号106、107、および108からなる1つ、2つ、または3つすべてのタンパク質を含まないかまたは実質的に含まない、請求項282から297のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項301】
薬学的に許容されるレベルのエンドトキシンを含有する、請求項282から300のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項302】
前記医薬組成物が液体組成物であり、前記薬学的に許容されるレベルのエンドトキシンが8EU/ml以下である、請求項301に記載の医薬組成物。
【請求項303】
前記薬学的に許容されるレベルのエンドトキシンが5EU/ml以下である、請求項302に記載の医薬組成物。
【請求項304】
前記医薬組成物が固体組成物であり、前記薬学的に許容されるレベルのエンドトキシンが成熟ヒトI型エラスターゼ1グラム当たり10EU以下である、請求項301に記載の医薬組成物。
【請求項305】
前記薬学的に許容されるレベルのエンドトキシンが成熟ヒトI型エラスターゼ1グラム当たり5EU以下である、請求項304に記載の医薬組成物。
【請求項306】
成熟ヒトI型エラスターゼが、1〜40U/タンパク質mgの比活性を特徴とする、請求項282から305のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項307】
成熟ヒトI型エラスターゼが、25〜35U/タンパク質mgの比活性を特徴とする、請求項306に記載の医薬組成物。
【請求項308】
成熟ヒトI型エラスターゼが、10U/タンパク質mgを超える比活性を特徴とする、請求項306に記載の医薬組成物。
【請求項309】
成熟ヒトI型エラスターゼが、20U/タンパク質mgを超える比活性を特徴とする、請求項306のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項310】
成熟ヒトI型エラスターゼが、配列番号5、84、または87から本質的になる、請求項282から309のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項311】
成熟ヒトI型エラスターゼが、配列番号1または配列番号4から本質的になる、請求項310に記載の医薬組成物。
【請求項312】
トリプシン活性が、成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質1mg当たり4ng未満に相当する、請求項282から311のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項313】
トリプシン活性が、成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質1mg当たり2ng未満に相当する、請求項312に記載の医薬組成物。
【請求項314】
1mg/mlの前記タンパク質濃度への再溶解時において、トリプシン活性が2ng/トリプシンml未満に相当する、配列番号5、84、または87から本質的になるタンパク質の凍結乾燥製剤。
【請求項315】
水分含量が5%未満である、請求項314に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項316】
ナトリウムイオン、カリウムイオン、リン酸イオン、および塩化物イオンを含む、請求項315に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項317】
ポリソルベート80を含む、請求項315に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項318】
デキストランを含む、請求項315に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項319】
デキストランがデキストラン−18である、請求項318に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項320】
ナトリウムイオン、カリウムイオン、リン酸イオン、塩化物イオン、およびポリソルベート80を含む、請求項311に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項321】
ナトリウムイオン、カリウムイオン、リン酸イオン、塩化物イオン、およびデキストランを含む、請求項314に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項322】
デキストランがデキストラン−18である、請求項321に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項323】
ナトリウムイオン、カリウムイオン、リン酸イオン、塩化物イオン、ポリソルベート80、およびデキストランを含む、請求項314に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項324】
デキストランがデキストラン−18である、請求項323に記載の凍結乾燥製剤。
【請求項325】
トリプシン活性が2ng/トリプシンml未満に相当する、配列番号5、84、または87から本質的になる少なくとも0.1mg/mlのタンパク質溶液を含む液体製剤。
【請求項326】
溶液が緩衝液である、請求項325に記載の液体製剤。
【請求項327】
溶液がpH7〜8まで緩衝される、請求項326に記載の液体製剤。
【請求項328】
溶液がPBSである、請求項326に記載の液体製剤。
【請求項329】
溶液が137mMの塩化ナトリウム、2.7mMのリン酸カリウム、および10mMのリン酸ナトリウムを含む、請求項328に記載の液体製剤。
【請求項330】
1種または複数種の賦形剤をさらに含む、請求項325から329のいずれか一項に記載の液体製剤。
【請求項331】
前記1種または複数種の賦形剤がデキストラン−18を含む、請求項330に記載の液体製剤。
【請求項332】
デキストラン−18が、前記溶液に対する重量/容量比で8%の量である、請求項331に記載の液体製剤。
【請求項333】
前記1種または複数種の賦形剤がポリソルベート80を含む、請求項330に記載の液体製剤。
【請求項334】
ポリソルベート80が、前記溶液に対する重量/容量比で0.01%の量である、請求項333に記載の液体製剤。
【請求項335】
前記溶液中における前記タンパク質の濃度が0.001mg/ml〜40mg/mlの範囲にある、請求項325から334のいずれか一項に記載の液体製剤。
【請求項336】
前記溶液中における前記タンパク質の濃度が0.1mg/ml〜20mg/mlの範囲にある、請求項335に記載の液体製剤。
【請求項337】
1種または複数種の防腐剤、溶解剤、および着色剤をさらに含む、請求項325から336のいずれか一項に記載の液体製剤。
【請求項338】
配列番号5、84、または87の前記タンパク質以外の哺乳動物タンパク質を実質的に含まない、請求項325から337のいずれか一項に記載の液体製剤。
【請求項339】
細菌タンパク質を実質的に含まない、請求項325から338のいずれか一項に記載の液体製剤。
【請求項340】
請求項225から258のいずれか一項に記載の方法により作製されるかまたは得ることができる製剤。
【請求項341】
液体製剤である、請求項340に記載の製剤。
【請求項342】
成熟I型エラスターゼタンパク質がヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項340または341に記載の製剤。
【請求項343】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号5、配列番号84、または配列番号87から本質的になる、請求項342に記載の製剤。
【請求項344】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号1または配列番号4から本質的になる、請求項342に記載の製剤。
【請求項345】
成熟I型エラスターゼタンパク質がブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項340または341に記載の製剤。
【請求項346】
成熟ブタI型エラスターゼタンパク質が、配列番号39から本質的になる、請求項345に記載の製剤。
【請求項347】
正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質および不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質の混合物から、1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質を除去する方法であって、
(a)正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質および不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質の混合物を含む組成物を、正確にプロセシングされた成熟酵素が活性となるpH下に置くステップと、
(b)1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が分解される時間までこのようなpHを維持するステップと
を含み、これらにより、正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質および不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質の混合物から、前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質を除去する方法。
【請求項348】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が、正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質と比べて、少なくとも1つの付加的アミノ酸またはより少数のアミノ酸をN末端において含有する、請求項347に記載の方法。
【請求項349】
前記pHが5〜12である、請求項347または348に記載の方法。
【請求項350】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が50%〜100%分解される、請求項347から349のいずれか一項に記載の方法。
【請求項351】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が50%〜99%分解される、請求項348に記載の方法。
【請求項352】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が50%〜98%分解される、請求項348に記載の方法。
【請求項353】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が50%〜95%分解される、請求項348に記載の方法。
【請求項354】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が50%〜90%分解される、請求項348に記載の方法。
【請求項355】
前記1種または複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも50%分解される、請求項350から354のいずれか一項に記載の方法。
【請求項356】
混合物中におけるすべての不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも50%分解される、請求項355に記載の方法。
【請求項357】
少なくとも1種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも75%分解される、請求項350から354のいずれか一項に記載の方法。
【請求項358】
複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも75%分解される、請求項357に記載の方法。
【請求項359】
混合物中におけるすべての不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも75%分解される、請求項357に記載の方法。
【請求項360】
少なくとも1種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも90%分解される、請求項350から354のいずれか一項に記載の方法。
【請求項361】
複数種の不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも90%分解される、請求項360に記載の方法。
【請求項362】
混合物中のすべての不正確にプロセシングされた成熟エラスターゼタンパク質が少なくとも90%分解される、請求項360に記載の方法。
【請求項363】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が10mg/ml以下の濃度である液体組成物である、請求項347から362のいずれか一項に記載の方法。
【請求項364】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が5mg/ml以下の濃度である液体組成物である、請求項347から362のいずれか一項に記載の方法。
【請求項365】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が2mg/ml以下の濃度である液体組成物である、請求項347から362のいずれか一項に記載の方法。
【請求項366】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が1mg/ml以下の濃度である液体組成物である、請求項347から362のいずれか一項に記載の方法。
【請求項367】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が0.5mg/ml以下の濃度である液体組成物である、請求項347から362のいずれか一項に記載の方法。
【請求項368】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が0.25mg/ml以下の濃度である液体組成物である、請求項347から362のいずれか一項に記載の方法。
【請求項369】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が少なくとも0.1mg/mlの濃度である液体組成物である、請求項363から368のいずれか一項に記載の方法。
【請求項370】
組成物が、総エラスターゼタンパク質が少なくとも0.2mg/mlの濃度である液体組成物である、請求項363から368のいずれか一項に記載の方法。
【請求項371】
前記組成物中におけるトリプシン活性が、総エラスターゼタンパク質1mg当たり4ng/トリプシンml未満である、請求項347から370のいずれか一項に記載の方法。
【請求項372】
前記組成物中におけるトリプシン活性が、総エラスターゼタンパク質1mg当たり2ng/トリプシンml未満である、請求項347から370のいずれか一項に記載の方法。
【請求項373】
組成物が、配列番号104からなるタンパク質を含まないかもしくは実質的に含まず、かつ/または配列番号105からなるタンパク質を含まないかもしくは実質的に含まない、請求項347から372のいずれか一項に記載の方法。
【請求項374】
成熟I型エラスターゼを含む医薬組成物を作製する方法であって、(i)請求項261から265のいずれか一項に記載の方法により凍結乾燥した成熟I型エラスターゼを作製するステップと、(ii)水または薬学的に許容される担体中において凍結乾燥した成熟I型エラスターゼを再溶解するステップとを含み、これらにより成熟ヒトI型エラスターゼを含む医薬組成物を作製する方法。
【請求項375】
成熟I型エラスターゼを含む医薬組成物を作製する方法であって、水または薬学的に許容される担体中において請求項314から324のいずれか一項に記載の乾燥凍結製剤を再溶解するステップを含み、これにより成熟I型エラスターゼを含む医薬組成物を作製する方法。
【請求項376】
医薬組成物がリン酸を含む、請求項374または375に記載の方法。
【請求項377】
成熟I型エラスターゼが成熟ヒトI型エラスターゼである、請求項374から376のいずれか一項に記載の方法。
【請求項378】
1〜40U/タンパク質mgの比活性を特徴とする、請求項377に記載の方法。
【請求項379】
成熟I型エラスターゼが25〜35U/タンパク質mgの比活性を特徴とする、請求項377に記載の方法。
【請求項380】
前記医薬組成物中における成熟ヒトI型エラスターゼが、4℃で少なくとも1週間の保存後、4℃で少なくとも1カ月間の保存後、4℃で少なくとも2カ月間の保存後、4℃で少なくとも3カ月間の保存後、または4℃で少なくとも6カ月間の保存後において、その比活性の60%〜100%を維持する、請求項377から379のいずれか一項に記載の方法。
【請求項381】
前記医薬組成物中における成熟ヒトI型エラスターゼが、4℃で少なくとも1週間の保存後、4℃で少なくとも1カ月間の保存後、4℃で少なくとも2カ月間の保存後、4℃で少なくとも3カ月間の保存後、または4℃で少なくとも6カ月間の保存後において、その比活性の60%〜98%を維持する、請求項377から379のいずれか一項に記載の方法。
【請求項382】
前記医薬組成物中における成熟ヒトI型エラスターゼが、4℃で少なくとも1週間の保存後、4℃で少なくとも1カ月間の保存後、4℃で少なくとも2カ月間の保存後、4℃で少なくとも3カ月間の保存後、または4℃で少なくとも6カ月間の保存後において、その比活性の60%〜95%を維持する、請求項377から379のいずれか一項に記載の方法。
【請求項383】
前記医薬組成物中における成熟ヒトI型エラスターゼが、4℃で少なくとも1週間の保存後、4℃で少なくとも1カ月間の保存後、4℃で少なくとも2カ月間の保存後、4℃で少なくとも3カ月間の保存後、または4℃で少なくとも6カ月間の保存後において、その比活性の60%〜90%を維持する、請求項377から379のいずれか一項に記載の方法。
【請求項384】
前記医薬組成物中における成熟ヒトI型エラスターゼが、4℃で少なくとも1週間の保存後、4℃で少なくとも1カ月間の保存後、4℃で少なくとも2カ月間の保存後、4℃で少なくとも3カ月間の保存後、または4℃で少なくとも6カ月間の保存後において、その比活性の60%〜80%を維持する、請求項377から379のいずれか一項に記載の方法。
【請求項385】
前記医薬組成物中における成熟ヒトI型エラスターゼが、4℃で少なくとも1週間の保存後において、その比活性の少なくとも70%を維持する、請求項377から384のいずれか一項に記載の方法。
【請求項386】
請求項374から385のいずれか一項に記載の方法により作製されるかまたは得ることができる医薬組成物。
【請求項387】
それを必要とするヒト対象における動脈または静脈の直径を治療的に増大させる方法であって、(a)請求項277から313および386のいずれか一項に記載の医薬組成物、(b)請求項325から339のいずれか一項に記載の液体製剤、または(c)請求項341に記載の製剤を、前記動脈または静脈の直径を増大させるのに十分な用量で、前記ヒト対象における動脈壁または静脈壁へと局所投与するステップを含む方法。
【請求項388】
血管の直径、血管の内腔径、またはこれらの両方が増大する、請求項387に記載の方法。
【請求項389】
それを必要とするヒト対象における動脈または静脈の血管攣縮を予防または治療する方法であって、(a)請求項277から313および386のいずれか一項に記載の医薬組成物、(b)請求項325から339のいずれか一項に記載の液体製剤、または(c)請求項341に記載の製剤を、前記動脈または静脈の血管攣縮を予防または治療するのに十分な用量で、前記ヒト対象における動脈壁または静脈壁へと局所投与するステップを含む方法。
【請求項390】
そのような治療を必要とするヒト対象における動脈または静脈の閉塞を治療する方法であって、(a)請求項277から313および386のいずれか一項に記載の医薬組成物、(b)請求項325から339のいずれか一項に記載の液体製剤、または(c)請求項341に記載の製剤を前記ヒト対象における動脈壁または静脈壁へと局所投与するステップを含み、前記投与の結果として前記動脈壁または静脈壁内におけるエラスチンのタンパク質分解をもたらし、前記動脈または静脈の直径を拡張する方法。
【請求項391】
そのような治療を必要とするヒト対象における動静脈の血液透析グラフトまたは動静脈瘻へと接合される動脈または静脈を治療する方法であって、(a)請求項277から313および386のいずれか一項に記載の医薬組成物、(b)請求項325から339のいずれか一項に記載の液体製剤、または(c)請求項341に記載の製剤を前記ヒト対象における動脈壁または静脈壁へと局所投与するステップを含み、前記投与の結果として前記動脈壁または静脈壁内におけるエラスチンのタンパク質分解をもたらし、前記動脈または静脈の直径を拡張する方法。
【請求項392】
血液透析において用いられるヒト対象における静脈を治療する方法であって、(a)請求項277から313および386のいずれか一項に記載の医薬組成物、(b)請求項325から339のいずれか一項に記載の液体製剤、または(c)請求項341に記載の製剤を前記ヒト対象における静脈壁へと局所投与するステップを含み、前記投与の結果として前記静脈壁内におけるエラスチンのタンパク質分解をもたらし、前記静脈の直径を拡張する方法。
【請求項393】
動脈壁または静脈壁内に送達装置の一部を挿入し、動脈壁または静脈壁へとエラスターゼを送達するステップをさらに含む、請求項387から392のいずれか一項に記載の方法。
【請求項394】
医薬製剤または液体製剤がカテーテルにより投与される、請求項387から393のいずれか一項に記載の方法。
【請求項395】
医薬組成物または液体製剤が、動脈壁または静脈壁内へと直接に投与される、請求項387から394のいずれか一項に記載の方法。
【請求項396】
動脈または静脈が閉塞している、請求項387から395のいずれか一項に記載の方法。
【請求項397】
動脈または静脈が狭窄により閉塞している、請求項396に記載の方法。
【請求項398】
治療前において、閉塞により不十分な量の血液しか流過できない、請求項397に記載の方法。
【請求項399】
閉塞が狭窄である、請求項398に記載の方法。
【請求項400】
動脈または静脈が内膜過形成により閉塞している、請求項399に記載の方法。
【請求項401】
医薬組成物または液体製剤が、閉塞した冠動脈または末梢動脈に投与される、請求項387から400のいずれか一項に記載の方法。
【請求項402】
動脈または静脈が内膜過形成による閉塞を受けやすい、請求項387から395のいずれか一項に記載の方法。
【請求項403】
組成物が静脈壁へと投与される、請求項387から400および402のいずれか一項に記載の方法。
【請求項404】
静脈が、動静脈の血液透析グラフトまたは動静脈瘻へと接合される、請求項403に記載の方法。
【請求項405】
静脈が血液透析において用いられる、請求項404に記載の方法。
【請求項406】
前記静脈を動脈へと直接に接合するか、またはグラフトを介して前記静脈を動脈へと接合するステップをさらに含む、請求項405に記載の方法。
【請求項407】
組成物が、手術で露出した動脈または静脈の外膜表面へと投与される、請求項387から394のいずれか一項に記載の方法。
【請求項408】
それぞれ、前記医薬組成物、液体製剤、または製剤中における成熟I型エラスターゼタンパク質が、ヒトI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項387から407のいずれか一項に記載の方法。
【請求項409】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号5、配列番号84、または配列番号87から本質的になる、請求項408に記載の方法。
【請求項410】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号1または配列番号4から本質的になる、請求項408に記載の方法。
【請求項411】
それぞれ、前記医薬組成物、液体製剤、または製剤中における成熟I型エラスターゼタンパク質が、ブタI型成熟エラスターゼタンパク質である、請求項387から407のいずれか一項に記載の方法。
【請求項412】
成熟ブタI型エラスターゼタンパク質が、配列番号39から本質的になる、請求項411に記載の方法。
【請求項413】
0.0033mg〜200mgの(a)請求項273または274に記載の成熟ヒトI型エラスターゼ、または(b)請求項259に記載の方法により作製されるかもしくは得ることができる成熟ヒトI型エラスターゼの製剤を含む単位用量。
【請求項414】
成熟ヒトI型エラスターゼタンパク質が、配列番号5、配列番号84、または配列番号87から本質的になる、請求項413に記載の単位用量。
【請求項415】
0.0033mg〜200mgの(a)請求項275または276に記載の成熟ブタI型エラスターゼ、または(b)請求項260に記載の方法により作製されるかもしくは得ることができる成熟ブタI型エラスターゼの製剤を含む単位用量。
【請求項416】
成熟ブタI型エラスターゼタンパク質が、配列番号39から本質的になる、請求項415に記載の単位用量。
【請求項417】
0.5mg〜50mgの前記成熟I型エラスターゼを含む、請求項413から416のいずれか一項に記載の単位用量。
【請求項418】
1mg〜20mgの前記成熟I型エラスターゼを含む、請求項417に記載の単位用量。
【請求項419】
5mg〜10mgの前記成熟I型エラスターゼを含む、請求項418に記載の単位用量。
【請求項420】
容器、パック、分注器、またはカテーテル内にある、請求項413から419のいずれか一項に記載の単位用量。
【請求項421】
請求項1から39および68から69のいずれか一項に記載のエラスターゼタンパク質または請求項89から224、261から276、および347から373のいずれか一項に記載の方法により得られるかもしくは得ることができるエラスターゼタンパク質、請求項40から67のいずれか一項に記載の核酸、請求項70から72のいずれか一項に記載のベクター、請求項73から87のいずれか一項に記載の細胞、請求項88に記載の細胞培養物上清、請求項314から346のいずれか一項に記載のエラスターゼ製剤または請求項261から276のいずれか一項に記載の方法により得られるかもしくは得ることができるエラスターゼ製剤、請求項277から313および386のいずれか一項に記載の方法による医薬組成物または請求項374から385のいずれか一項に記載の方法により得られるかもしくは得ることができる医薬組成物、あるいは請求項415から420のいずれか一項に記載の単位用量を含むキット。
【請求項422】
治療用のキットである、請求項421に記載のキット。
【請求項423】
容器、パック、分注器、またはカテーテルを含む、請求項422に記載のキット。
【請求項424】
製造キットである、請求項423に記載のキット。

【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公表番号】特表2011−505164(P2011−505164A)
【公表日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−537075(P2010−537075)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/085559
【国際公開番号】WO2009/079220
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(507139269)プロテオン セラピューティクス,インコーポレーテッド (3)
【Fターム(参考)】