組換えベクター
この開示は、改変シトシンデアミナーゼ(CD)を提供する。本開示は、そのような改変CDを発現するか又は含む細胞及びベクター、並びに疾患及び障害の治療でそのような改変CDを用いる方法にさらに関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
異種ポリヌクレオチドに作動可能に連結された内部リボソーム侵入部位(IRES)を含むカセットであって、3'LTRの5'側、及びレトロウイルスエンベロープをコードするenv核酸ドメインの3'側に位置するカセット;並びに
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列
を含み、6継代培養後に、配列番号21を含むベクター(pACE)と比較してより高い複製能力を維持する、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項2】
前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列が、マウス白血病ウイルス(MLV)、モロニーマウス白血病ウイルス(MoMLV)、ネコ白血病ウイルス(FeLV)又はテナガザル白血病ウイルス(GALV)に由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項3】
前記MLVが両種性MLVである、請求項1又は2に記載のレトロウイルス。
【請求項4】
前記レトロウイルスがガンマレトロウイルスである、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項5】
前記標的細胞が、細胞増殖性障害を有する細胞である、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項6】
前記標的細胞が新生物細胞である、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項7】
前記細胞増殖性障害が、肺癌、結腸直腸癌、乳癌、前立腺癌、尿路癌、子宮癌、脳腫瘍、頭頚部癌、膵臓癌、黒色腫、胃癌及び卵巣癌、関節リウマチ又は他の自己免疫疾患からなる群から選択される、請求項5に記載のレトロウイルス。
【請求項8】
前記プロモーター配列が増殖調節遺伝子に関連する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項9】
前記プロモーター配列が組織特異プロモーター配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項10】
前記組織特異プロモーター配列が少なくとも一つのアンドロゲン応答エレメント(ARE)を含む、請求項9に記載のレトロウイルス。
【請求項11】
前記アンドロゲン応答エレメントがプロバシンプロモーターに由来する、請求項10に記載のレトロウイルス。
【請求項12】
前記組織特異プロモーター配列がプロバシンプロモーターを含む、請求項9に記載のレトロウイルス。
【請求項13】
前記プロモーターが、配列番号19、20又は22のヌクレオチド1位からヌクレオチド約582位までに記載の配列を有するCMVプロモーターを含み、一つ又は複数の核酸塩基に対する改変を含んでもよく、転写を誘導し開始することができる、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項14】
前記プロモーターが、配列番号19、20又は22のヌクレオチド1位からヌクレオチド約582位までに記載の配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項15】
前記プロモーターがCMV-R-U5ドメインポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項16】
前記CMV-R-U5ドメインが、MLV R-U5領域に連結されたヒトサイトメガロウイルス由来の前初期プロモーターを含む、請求項15に記載のレトロウイルス。
【請求項17】
前記CMV-R-U5ドメインポリヌクレオチドが、配列番号19、20若しくは22のヌクレオチド約1位からヌクレオチド約1202位までに記載の配列、又は配列番号19、20若しくは22に記載の配列に対し少なくとも95%同一である配列を含み、前記ポリヌクレオチドが、作動可能にそれに連結された核酸分子の転写を促進する、請求項16に記載のレトロウイルス。
【請求項18】
前記gagポリヌクレオチドがガンマレトロウイルスに由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項19】
前記gag核酸ドメインが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約1203からヌクレオチド約2819までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%、99%若しくは99.8%の同一性を有する配列を含む、請求項18に記載のレトロウイルス。
【請求項20】
前記ポリヌクレオチドのpolドメインがガンマレトロウイルスに由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項21】
前記polドメインが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約2820からヌクレオチド約6358までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%、99%若しくは99.9%の同一性を有する配列を含む、請求項20に記載のレトロウイルス。
【請求項22】
前記envドメインが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約6359からヌクレオチド約8323までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%、99%若しくは99.8%の同一性を有する配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項23】
前記IRESが脳心筋炎ウイルスに由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項24】
前記IRESが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約8327からヌクレオチド約8876までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%又は99%の同一性を有する配列を含む、請求項23に記載のレトロウイルス。
【請求項25】
前記異種核酸が配列番号3、5、11、13、15又は17に記載の配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項26】
前記異種核酸が配列番号4に記載の配列を含むポリペプチドをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項27】
前記異種核酸がヒトコドン最適化され、配列番号4に記載のポリペプチドをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項28】
前記異種核酸が、配列番号19又は22のヌクレオチド番号約8877から約9353までに記載の配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項29】
前記3'LTRがガンマレトロウイルスに由来する、請求項28に記載のレトロウイルス。
【請求項30】
前記3'LTRがU3-R-U5ドメインを含む、請求項29に記載のレトロウイルス。
【請求項31】
前記3'LTRが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド約9405位から約9998位までに記載の配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%又は99.5%同一である配列を含む、請求項29に記載のレトロウイルス。
【請求項32】
前記レトロウイルスポリヌクレオチドが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項33】
前記異種核酸配列が生体応答調節因子をコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項34】
前記生体応答調節因子が免疫増強サイトカインを含む、請求項33に記載のレトロウイルス。
【請求項35】
前記免疫増強サイトカインが、インターロイキン1〜15、インターフェロン、腫瘍壊死因子(TNF)及び顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)からなる群から選択される、請求項34に記載のレトロウイルス。
【請求項36】
前記免疫増強サイトカインがインターフェロンである、請求項34に記載のレトロウイルス。
【請求項37】
前記インターフェロンがガンマインターフェロンである、請求項36に記載のレトロウイルス。
【請求項38】
前記異種核酸が、無毒性プロドラッグを毒性薬物に変換するポリペプチドをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項39】
無毒性プロドラッグを毒性薬物に変換する前記ポリペプチドが、チミジンキナーゼ、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ(PNP)又はシトシンデアミナーゼである、請求項38に記載のレトロウイルス。
【請求項40】
前記異種核酸配列がターゲッティング部分をコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項41】
前記ターゲッティング部分が癌抗原を含む、請求項40に記載のレトロウイルス。
【請求項42】
前記異種核酸配列が結合ドメインをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項43】
前記結合ドメインが受容体ドメイン、抗体又は抗体断片を含む、請求項42に記載のレトロウイルス。
【請求項44】
前記異種核酸配列が抑制性ポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項45】
前記抑制性ポリヌクレオチドがRNAi又はsiRNA配列を含む、請求項44に記載のレトロウイルス。
【請求項46】
5'から3'方向に、
ヒトサイトメガロウイルス由来の前初期プロモーターとMLV R-U5領域とのCMV-R-U5融合体;
逆転写酵素のプライマー結合部位PBS;
5'スプライス部位;
Ψパッケージングシグナル;
MLV群特異的抗原をコードするgagコード配列;
MLVポリメラーゼポリプロテインをコードするpolコード配列;
3'スプライス部位;
MLV株4070Aのエンベロープタンパク質をコードする4070A envコード配列;
脳心筋炎ウイルス由来の内部リボソーム侵入部位(IRES);
異種核酸配列;
ポリプリン領域;及び
U3-R-U5 MLV長末端反復
を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記4070A envコード配列及びIRESが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約6359からヌクレオチド約8876までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%又は99%の同一性を有する配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項47】
レトロウイルスポリヌクレオチドが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項46に記載のポリヌクレオチド。
【請求項48】
レトロウイルスポリヌクレオチド配列が、マウス白血病ウイルス(MLV)、モロニーマウス白血病ウイルス(MoMLV)、ネコ白血病ウイルス(FeLV)又はテナガザル白血病ウイルス(GALV)に由来する、請求項46に記載のポリヌクレオチド。
【請求項49】
前記MoMLVが両種性MoMLVである、請求項48に記載のポリヌクレオチド。
【請求項50】
細胞増殖性障害を有する被験体を治療する方法であって、前記被験体を、請求項1又は46に記載のポリヌクレオチドと、前記ポリヌクレオチドが発現されるような条件下で接触させるステップ、及び前記被験体を5-フルオロシトシンと接触させるステップを含む方法。
【請求項51】
前記ポリヌクレオチドが前記被験体の細胞に組み込まれる、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記ポリヌクレオチドがレトロウイルスベクターによって送達される、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記レトロウイルスベクターが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記細胞増殖性障害が多形神経膠芽腫である、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
前記細胞増殖性障害が、肺癌、結腸直腸癌、乳癌、前立腺癌、尿路癌、子宮癌、脳腫瘍、頭頚部癌、膵臓癌、黒色腫、胃癌及び卵巣癌からなる群から選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項56】
被験体における細胞増殖性障害を治療する方法であって、前記被験体を請求項1に記載のレトロウイルスと接触させるステップを含み、前記異種核酸配列は新生物細胞の増殖を阻害する治療的タンパク質をコードする、方法。
【請求項57】
前記治療的タンパク質が、非細胞毒性薬物を細胞毒性薬物に変換するポリペプチドを含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記ポリペプチドがシトシンデアミナーゼ活性を有する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記ポリペプチドが、配列番号4、12、14、16又は18に記載の配列を含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記非細胞毒性薬物が5-フルオロシトシンである、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
前記レトロウイルスポリヌクレオチドが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項62】
細胞増殖性障害を治療する方法であって、請求項46に記載のポリヌクレオチドを含むレトロウイルスを、細胞増殖性障害を有する被験体に、前記障害を有する細胞にレトロウイルスが感染するような条件下で投与するステップ、及び前記被験体を抗癌剤又は化学療法剤と接触させるステップを含む方法。
【請求項63】
前記抗癌剤が、ベバシズマブ、ペガプタニブ、ラニビズマブ、ソラフェニブ、スニチニブ、AE-941、VEGF Trap、パゾパニブ、バンデタニブ、バタラニブ、セジラニブ、フェンレチニド、スクアラミン、INGN-241、経口テトラチオモリブデート、テトラチオモリブデート、Panzem NCD、2-メトキシエストラジオール、AEE-788、AG-013958、ベバシラニブナトリウム、AMG-706、アクシチニブ、BIBF-1120、CDP-791、CP-547632、PI-88、SU-14813、SU-6668、XL-647、XL-999、IMC-1121B、ABT-869、BAY-57-9352、BAY-73-4506、BMS-582664、CEP-7055、CHIR-265、CT-322、CX-3542、E-7080、ENMD-1198、OSI-930、PTC-299、Sirna-027、TKI-258、Veglin、XL-184又はZK-304709からなる群から選択される、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
被験体における細胞増殖性障害を治療する方法であって、請求項40〜43のいずれか一項に記載のレトロウイルスを投与するステップ、及び被験体を、細胞傷害剤を含むコグネートと接触させるステップを含む方法。
【請求項65】
配列番号4の最適化シトシンデアミナーゼのコード配列に連結されたHER2の細胞外ドメイン(ECD)及び膜貫通(TM)ドメインを含むポリペプチドをコードする配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項66】
配列番号4を含む最適化シトシンデアミナーゼに連結されたHER2の細胞外ドメインのHerceptin結合ドメインIV (ECDIV)及び膜貫通(TM)ドメインを含むポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項67】
配列番号4を含む最適化シトシンデアミナーゼに連結されたHER2の細胞外ドメインのHerceptin結合ドメインIV (ECDIV)及び膜貫通(TM)ドメインに作動可能に融合したHER2のシグナルペプチド(S)を含むポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項68】
IRESに作動可能に連結され、かつENV配列の3'側に連結された、請求項65、66又は67に記載のポリヌクレオチドを含む組換え複製適合性レトロウイルス。
【請求項69】
前記異種ポリペプチドが、HER2又は末端切断HER2(HER2 ECDTM)又はHER2 SECDIVTMである、請求項1に記載の組換えレトロウイルス。
【請求項70】
脳重量1gあたり10-3〜10-7 TUの用量で投与される、請求項1に記載の組換えレトロウイルス。
【請求項71】
前記レトロウイルスが脳重量1gあたり約10-3〜10-7 TUで投与される、請求項50〜54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記レトロウイルスが脳重量1gあたり約10-4〜10-6 TUで投与される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
miRNA又はsiRNA配列のための一次前駆体miRNA(pri-miRNA)を含むカセット、
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含む、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項74】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
miRNA又はsiRNA配列のための前駆体miRNA(pre-miRNA)を含むカセット、
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含む、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項75】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
polIIIプロモーター及びsiRNA又はshRNAを含むカセット、
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含み、該ベクターは、細胞中で少なくとも6継代の間少なくとも90%安定である、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項76】
miR 128-1及びmiR 128-2についての従属クレームである、請求項73、74又は75のいずれか一項に記載のベクター。
【請求項77】
前記ベクターが、異種ポリヌクレオチドに作動可能に連結されたIRESカセットをさらに含む、請求項73、74又は75のいずれか一項に記載のベクター。
【請求項78】
前記IRESカセットがenv遺伝子のすぐ3'側に位置する、請求項77に記載のベクター。
【請求項79】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
天然に存在するmiRNAの標的配列を含むカセット;並びに
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含む、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項1】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
異種ポリヌクレオチドに作動可能に連結された内部リボソーム侵入部位(IRES)を含むカセットであって、3'LTRの5'側、及びレトロウイルスエンベロープをコードするenv核酸ドメインの3'側に位置するカセット;並びに
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列
を含み、6継代培養後に、配列番号21を含むベクター(pACE)と比較してより高い複製能力を維持する、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項2】
前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列が、マウス白血病ウイルス(MLV)、モロニーマウス白血病ウイルス(MoMLV)、ネコ白血病ウイルス(FeLV)又はテナガザル白血病ウイルス(GALV)に由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項3】
前記MLVが両種性MLVである、請求項1又は2に記載のレトロウイルス。
【請求項4】
前記レトロウイルスがガンマレトロウイルスである、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項5】
前記標的細胞が、細胞増殖性障害を有する細胞である、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項6】
前記標的細胞が新生物細胞である、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項7】
前記細胞増殖性障害が、肺癌、結腸直腸癌、乳癌、前立腺癌、尿路癌、子宮癌、脳腫瘍、頭頚部癌、膵臓癌、黒色腫、胃癌及び卵巣癌、関節リウマチ又は他の自己免疫疾患からなる群から選択される、請求項5に記載のレトロウイルス。
【請求項8】
前記プロモーター配列が増殖調節遺伝子に関連する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項9】
前記プロモーター配列が組織特異プロモーター配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項10】
前記組織特異プロモーター配列が少なくとも一つのアンドロゲン応答エレメント(ARE)を含む、請求項9に記載のレトロウイルス。
【請求項11】
前記アンドロゲン応答エレメントがプロバシンプロモーターに由来する、請求項10に記載のレトロウイルス。
【請求項12】
前記組織特異プロモーター配列がプロバシンプロモーターを含む、請求項9に記載のレトロウイルス。
【請求項13】
前記プロモーターが、配列番号19、20又は22のヌクレオチド1位からヌクレオチド約582位までに記載の配列を有するCMVプロモーターを含み、一つ又は複数の核酸塩基に対する改変を含んでもよく、転写を誘導し開始することができる、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項14】
前記プロモーターが、配列番号19、20又は22のヌクレオチド1位からヌクレオチド約582位までに記載の配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項15】
前記プロモーターがCMV-R-U5ドメインポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項16】
前記CMV-R-U5ドメインが、MLV R-U5領域に連結されたヒトサイトメガロウイルス由来の前初期プロモーターを含む、請求項15に記載のレトロウイルス。
【請求項17】
前記CMV-R-U5ドメインポリヌクレオチドが、配列番号19、20若しくは22のヌクレオチド約1位からヌクレオチド約1202位までに記載の配列、又は配列番号19、20若しくは22に記載の配列に対し少なくとも95%同一である配列を含み、前記ポリヌクレオチドが、作動可能にそれに連結された核酸分子の転写を促進する、請求項16に記載のレトロウイルス。
【請求項18】
前記gagポリヌクレオチドがガンマレトロウイルスに由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項19】
前記gag核酸ドメインが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約1203からヌクレオチド約2819までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%、99%若しくは99.8%の同一性を有する配列を含む、請求項18に記載のレトロウイルス。
【請求項20】
前記ポリヌクレオチドのpolドメインがガンマレトロウイルスに由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項21】
前記polドメインが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約2820からヌクレオチド約6358までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%、99%若しくは99.9%の同一性を有する配列を含む、請求項20に記載のレトロウイルス。
【請求項22】
前記envドメインが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約6359からヌクレオチド約8323までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%、99%若しくは99.8%の同一性を有する配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項23】
前記IRESが脳心筋炎ウイルスに由来する、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項24】
前記IRESが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約8327からヌクレオチド約8876までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%又は99%の同一性を有する配列を含む、請求項23に記載のレトロウイルス。
【請求項25】
前記異種核酸が配列番号3、5、11、13、15又は17に記載の配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項26】
前記異種核酸が配列番号4に記載の配列を含むポリペプチドをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項27】
前記異種核酸がヒトコドン最適化され、配列番号4に記載のポリペプチドをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項28】
前記異種核酸が、配列番号19又は22のヌクレオチド番号約8877から約9353までに記載の配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項29】
前記3'LTRがガンマレトロウイルスに由来する、請求項28に記載のレトロウイルス。
【請求項30】
前記3'LTRがU3-R-U5ドメインを含む、請求項29に記載のレトロウイルス。
【請求項31】
前記3'LTRが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド約9405位から約9998位までに記載の配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%又は99.5%同一である配列を含む、請求項29に記載のレトロウイルス。
【請求項32】
前記レトロウイルスポリヌクレオチドが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項33】
前記異種核酸配列が生体応答調節因子をコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項34】
前記生体応答調節因子が免疫増強サイトカインを含む、請求項33に記載のレトロウイルス。
【請求項35】
前記免疫増強サイトカインが、インターロイキン1〜15、インターフェロン、腫瘍壊死因子(TNF)及び顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)からなる群から選択される、請求項34に記載のレトロウイルス。
【請求項36】
前記免疫増強サイトカインがインターフェロンである、請求項34に記載のレトロウイルス。
【請求項37】
前記インターフェロンがガンマインターフェロンである、請求項36に記載のレトロウイルス。
【請求項38】
前記異種核酸が、無毒性プロドラッグを毒性薬物に変換するポリペプチドをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項39】
無毒性プロドラッグを毒性薬物に変換する前記ポリペプチドが、チミジンキナーゼ、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ(PNP)又はシトシンデアミナーゼである、請求項38に記載のレトロウイルス。
【請求項40】
前記異種核酸配列がターゲッティング部分をコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項41】
前記ターゲッティング部分が癌抗原を含む、請求項40に記載のレトロウイルス。
【請求項42】
前記異種核酸配列が結合ドメインをコードする、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項43】
前記結合ドメインが受容体ドメイン、抗体又は抗体断片を含む、請求項42に記載のレトロウイルス。
【請求項44】
前記異種核酸配列が抑制性ポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載のレトロウイルス。
【請求項45】
前記抑制性ポリヌクレオチドがRNAi又はsiRNA配列を含む、請求項44に記載のレトロウイルス。
【請求項46】
5'から3'方向に、
ヒトサイトメガロウイルス由来の前初期プロモーターとMLV R-U5領域とのCMV-R-U5融合体;
逆転写酵素のプライマー結合部位PBS;
5'スプライス部位;
Ψパッケージングシグナル;
MLV群特異的抗原をコードするgagコード配列;
MLVポリメラーゼポリプロテインをコードするpolコード配列;
3'スプライス部位;
MLV株4070Aのエンベロープタンパク質をコードする4070A envコード配列;
脳心筋炎ウイルス由来の内部リボソーム侵入部位(IRES);
異種核酸配列;
ポリプリン領域;及び
U3-R-U5 MLV長末端反復
を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記4070A envコード配列及びIRESが、配列番号19若しくは22のヌクレオチド番号約6359からヌクレオチド約8876までの配列、又はそれに対して少なくとも95%、98%又は99%の同一性を有する配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項47】
レトロウイルスポリヌクレオチドが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項46に記載のポリヌクレオチド。
【請求項48】
レトロウイルスポリヌクレオチド配列が、マウス白血病ウイルス(MLV)、モロニーマウス白血病ウイルス(MoMLV)、ネコ白血病ウイルス(FeLV)又はテナガザル白血病ウイルス(GALV)に由来する、請求項46に記載のポリヌクレオチド。
【請求項49】
前記MoMLVが両種性MoMLVである、請求項48に記載のポリヌクレオチド。
【請求項50】
細胞増殖性障害を有する被験体を治療する方法であって、前記被験体を、請求項1又は46に記載のポリヌクレオチドと、前記ポリヌクレオチドが発現されるような条件下で接触させるステップ、及び前記被験体を5-フルオロシトシンと接触させるステップを含む方法。
【請求項51】
前記ポリヌクレオチドが前記被験体の細胞に組み込まれる、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記ポリヌクレオチドがレトロウイルスベクターによって送達される、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記レトロウイルスベクターが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記細胞増殖性障害が多形神経膠芽腫である、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
前記細胞増殖性障害が、肺癌、結腸直腸癌、乳癌、前立腺癌、尿路癌、子宮癌、脳腫瘍、頭頚部癌、膵臓癌、黒色腫、胃癌及び卵巣癌からなる群から選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項56】
被験体における細胞増殖性障害を治療する方法であって、前記被験体を請求項1に記載のレトロウイルスと接触させるステップを含み、前記異種核酸配列は新生物細胞の増殖を阻害する治療的タンパク質をコードする、方法。
【請求項57】
前記治療的タンパク質が、非細胞毒性薬物を細胞毒性薬物に変換するポリペプチドを含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記ポリペプチドがシトシンデアミナーゼ活性を有する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記ポリペプチドが、配列番号4、12、14、16又は18に記載の配列を含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記非細胞毒性薬物が5-フルオロシトシンである、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
前記レトロウイルスポリヌクレオチドが、配列番号19、20又は22に記載の配列を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項62】
細胞増殖性障害を治療する方法であって、請求項46に記載のポリヌクレオチドを含むレトロウイルスを、細胞増殖性障害を有する被験体に、前記障害を有する細胞にレトロウイルスが感染するような条件下で投与するステップ、及び前記被験体を抗癌剤又は化学療法剤と接触させるステップを含む方法。
【請求項63】
前記抗癌剤が、ベバシズマブ、ペガプタニブ、ラニビズマブ、ソラフェニブ、スニチニブ、AE-941、VEGF Trap、パゾパニブ、バンデタニブ、バタラニブ、セジラニブ、フェンレチニド、スクアラミン、INGN-241、経口テトラチオモリブデート、テトラチオモリブデート、Panzem NCD、2-メトキシエストラジオール、AEE-788、AG-013958、ベバシラニブナトリウム、AMG-706、アクシチニブ、BIBF-1120、CDP-791、CP-547632、PI-88、SU-14813、SU-6668、XL-647、XL-999、IMC-1121B、ABT-869、BAY-57-9352、BAY-73-4506、BMS-582664、CEP-7055、CHIR-265、CT-322、CX-3542、E-7080、ENMD-1198、OSI-930、PTC-299、Sirna-027、TKI-258、Veglin、XL-184又はZK-304709からなる群から選択される、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
被験体における細胞増殖性障害を治療する方法であって、請求項40〜43のいずれか一項に記載のレトロウイルスを投与するステップ、及び被験体を、細胞傷害剤を含むコグネートと接触させるステップを含む方法。
【請求項65】
配列番号4の最適化シトシンデアミナーゼのコード配列に連結されたHER2の細胞外ドメイン(ECD)及び膜貫通(TM)ドメインを含むポリペプチドをコードする配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項66】
配列番号4を含む最適化シトシンデアミナーゼに連結されたHER2の細胞外ドメインのHerceptin結合ドメインIV (ECDIV)及び膜貫通(TM)ドメインを含むポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項67】
配列番号4を含む最適化シトシンデアミナーゼに連結されたHER2の細胞外ドメインのHerceptin結合ドメインIV (ECDIV)及び膜貫通(TM)ドメインに作動可能に融合したHER2のシグナルペプチド(S)を含むポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項68】
IRESに作動可能に連結され、かつENV配列の3'側に連結された、請求項65、66又は67に記載のポリヌクレオチドを含む組換え複製適合性レトロウイルス。
【請求項69】
前記異種ポリペプチドが、HER2又は末端切断HER2(HER2 ECDTM)又はHER2 SECDIVTMである、請求項1に記載の組換えレトロウイルス。
【請求項70】
脳重量1gあたり10-3〜10-7 TUの用量で投与される、請求項1に記載の組換えレトロウイルス。
【請求項71】
前記レトロウイルスが脳重量1gあたり約10-3〜10-7 TUで投与される、請求項50〜54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記レトロウイルスが脳重量1gあたり約10-4〜10-6 TUで投与される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
miRNA又はsiRNA配列のための一次前駆体miRNA(pri-miRNA)を含むカセット、
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含む、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項74】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
miRNA又はsiRNA配列のための前駆体miRNA(pre-miRNA)を含むカセット、
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含む、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項75】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
polIIIプロモーター及びsiRNA又はshRNAを含むカセット、
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含み、該ベクターは、細胞中で少なくとも6継代の間少なくとも90%安定である、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【請求項76】
miR 128-1及びmiR 128-2についての従属クレームである、請求項73、74又は75のいずれか一項に記載のベクター。
【請求項77】
前記ベクターが、異種ポリヌクレオチドに作動可能に連結されたIRESカセットをさらに含む、請求項73、74又は75のいずれか一項に記載のベクター。
【請求項78】
前記IRESカセットがenv遺伝子のすぐ3'側に位置する、請求項77に記載のベクター。
【請求項79】
レトロウイルスGAGタンパク質;
レトロウイルスPOLタンパク質;
レトロウイルスエンベロープ;
レトロウイルスポリヌクレオチドであって、前記レトロウイルスポリヌクレオチド配列の3'末端に長末端反復(LTR)配列、前記レトロウイルスポリヌクレオチドの5'末端に哺乳動物細胞での発現に適するプロモーター配列、gag核酸ドメイン、pol核酸ドメイン及びenv核酸ドメインを含むレトロウイルスポリヌクレオチド;
天然に存在するmiRNAの標的配列を含むカセット;並びに
標的細胞での逆転写、パッケージング及び組込みのために必要なシス作用性配列、
を含む、組換え複製適合性レトロウイルス(RCR)。
【図1−1】
【図1−2】
【図1−3】
【図2】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図3−9】
【図3−10】
【図3−11】
【図3−12】
【図3−13】
【図3−14】
【図3−15】
【図3−16】
【図3−17】
【図3−18】
【図3−19】
【図3−20】
【図3−21】
【図3−22】
【図3−23】
【図3−24】
【図3−25】
【図3−26】
【図3−27】
【図3−28】
【図3−29】
【図3−30】
【図3−31】
【図3−32】
【図3−33】
【図3−34】
【図3−35】
【図3−36】
【図4】
【図5】
【図6−1】
【図6−2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10−1】
【図10−2】
【図10−3】
【図10−4】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図1−2】
【図1−3】
【図2】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図3−9】
【図3−10】
【図3−11】
【図3−12】
【図3−13】
【図3−14】
【図3−15】
【図3−16】
【図3−17】
【図3−18】
【図3−19】
【図3−20】
【図3−21】
【図3−22】
【図3−23】
【図3−24】
【図3−25】
【図3−26】
【図3−27】
【図3−28】
【図3−29】
【図3−30】
【図3−31】
【図3−32】
【図3−33】
【図3−34】
【図3−35】
【図3−36】
【図4】
【図5】
【図6−1】
【図6−2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10−1】
【図10−2】
【図10−3】
【図10−4】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【公表番号】特表2012−503987(P2012−503987A)
【公表日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529292(P2011−529292)
【出願日】平成21年9月26日(2009.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2009/058512
【国際公開番号】WO2010/036986
【国際公開日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(510337436)トカジェン インコーポレーテッド (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年9月26日(2009.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2009/058512
【国際公開番号】WO2010/036986
【国際公開日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(510337436)トカジェン インコーポレーテッド (5)
【Fターム(参考)】
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