説明

組電池

【課題】有極発電要素の正極端子と負極端子を逆さにして保持部材に保持させてしまうといった重大なミスを回避するための技術を提供する。
【解決手段】蓄電池1は、正極端子4及び負極端子5を有する複数の二次電池2と、複数の二次電池2を保持する蓄電池ケース3と、蓄電池ケース3によって保持された複数の二次電池2の正極端子4及び負極端子5を相互に接続する接続部材6と、蓄電池ケース3に取り付けられることで、複数の二次電池2の正極端子4及び負極端子5を覆って保護する蓄電池キャップ7と、を備える。負極部分12と正極部分11は形状が異なっている。蓄電池キャップ7は、蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に取り付ける際に、負極部分12に対しては物理的に干渉しないが、正極部分11に対しては物理的に干渉する、複数のオネジ干渉部7hを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組電池に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の技術として、特許文献1は、本願図20に示すように、複数個の二次電池300と、複数の二次電池300を保持する枠体としての組電池枠301と、を備えた組電池302を開示している。組電池枠301は、二次電池300の底部に配置された底板と、底板の端面に配設された単板303、304と、単板303、304に両端部が固定されたそれぞれ2枚の上部、下部サイドバー305、306と、組電池枠301の蓋となる組電池枠上蓋307と、により枠状に構成されている。
【0003】
各二次電池300は、本願図21に示すよう、有底電池缶308と、有底電池缶308の上端部の開口に溶接された上蓋309と、上蓋309に形成された正極端子310及び負極端子311と、から構成されている。
【0004】
そして、各二次電池300の正極端子310及び負極端子311は、図示しない接続部材で直列に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−134203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1の組電池302には、組電池枠301内における複数の二次電池300の誤接続防止について改善の余地が残されていた。
【0007】
本願発明の目的は、有極発電要素(二次電池300に相当。)の正極端子と負極端子を逆さにして保持部材(組電池枠301に相当。)に保持させてしまうといった重大なミスを回避するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明の第1の観点によれば、以下のように構成される、組電池が提供される。即ち、組電池は、正極端子及び負極端子を有する複数の有極発電要素と、前記複数の有極発電要素を保持する保持部材と、前記保持部材によって保持された前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を相互に接続する接続部材と、前記保持部材に取り付けられることで、前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を覆って保護する保護蓋と、を備える。前記負極端子と前記接続部材のうち前記負極端子に接続されている部分とを含む負極部分と、前記正極端子と前記接続部材のうち前記正極端子に接続されている部分とを含む正極部分と、は形状が異なっている。前記保護蓋は、前記保護蓋を前記保持部材に取り付ける際に、前記負極部分に対しては物理的に干渉しないが、前記正極部分に対しては物理的に干渉する、複数の選択的干渉部を有する。
【0009】
本願発明の第2の観点によれば、以下のように構成される、組電池が提供される。即ち、組電池は、正極端子及び負極端子を有する複数の有極発電要素と、前記複数の有極発電要素を保持する保持部材と、前記保持部材によって保持された前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を相互に接続する接続部材と、前記保持部材に取り付けられることで、前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を覆って保護する保護蓋と、を備える。前記負極端子と前記接続部材のうち前記負極端子に接続されている部分とを含む負極部分と、前記正極端子と前記接続部材のうち前記正極端子に接続されている部分とを含む正極部分と、は形状が異なっている。前記保護蓋は、前記保護蓋を前記保持部材に取り付ける際に、前記正極部分に対しては物理的に干渉しないが、前記負極部分に対しては物理的に干渉する、複数の選択的干渉部を有する。
【0010】
好ましくは、各選択的干渉部は、前記保護蓋の前記有極発電要素側の内面に形成された突部として形成されている。
【0011】
好ましくは、前記複数の突部は、相互に連なって形成されている。
【0012】
好ましくは、各選択的干渉部は、前記保護蓋の前記有極発電要素側の内面に起伏を持たせることで形成されている。
【0013】
好ましくは、前記保持部材は、前記複数の有極発電要素を取り囲む周壁を有する。前記保護蓋には、前記保持部材の前記周壁に対して重なり合う鍔部が形成される。前記保持部材の前記周壁には、突部又は窪み部が形成され、前記保護蓋の前記鍔部には、前記突部が嵌る窪み部、又は、前記窪み部に嵌る突部が形成されている。
【0014】
好ましくは、前記保持部材は、前記複数の有極発電要素を取り囲む周壁を有する。前記保護蓋には、前記保持部材の前記周壁に対して重なり合う鍔部が形成される。前記保護蓋の前記鍔部は、前記保持部材の前記周壁に対して、前記保持部材に対する前記保護蓋の取り付け方向に対して略直交する方向でネジ止めされる。
【0015】
好ましくは、前記有極発電要素は、一次電池、二次電池、燃料電池、有極コンデンサのうち何れかである。
【0016】
好ましくは、前記複数の有極発電要素は、前記接続部材によって、直列接続されている。
【0017】
好ましくは、前記複数の有極発電要素は、前記接続部材によって、並列接続されている。
【発明の効果】
【0018】
本願発明によれば、前記有極発電要素の前記正極端子と前記負極端子を逆さにして前記保持部材に保持させてしまうといった重大なミスについて、前記保護蓋を前記保持部材に取り付ける際に、気づくことができる。従って、前記有極発電要素の前記正極端子と前記負極端子を逆さにして前記保持部材に保持させてしまうといった重大なミスを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本願発明の第1実施形態に係る蓄電池の斜視図である。
【図2】図2は、蓄電池ケースの斜視図である。
【図3】図3は、蓄電池ケースに単電池を組み入れている作業の途中状態を示す蓄電池の斜視図である。
【図4】図4は、蓄電池ケースに単電池を組み入れる作業の完了状態を示す蓄電池の斜視図である。
【図5】図5は、蓄電池キャップを蓄電池ケースに取り付ける直前の状態を示す蓄電池の部分拡大正面図である。
【図6】図6は、蓄電池キャップの斜視図である。
【図7】図7は、図6のVII−VII線矢視断面図である。
【図8】図8は、図1のVIII-VIII線矢視断面図である。
【図9】図9は、図4に類似する図であって、中央の二次電池が正負逆に蓄電池ケースに組み入れられている状態を示す図である。
【図10】図10は、図1のX-X線矢視断面図に相当する部分拡大断面図であって、本願発明の第2実施形態を示す図である。
【図11】図11は、図10に類似する図であって、本願発明の第3実施形態を示す図である。
【図12】図12は、本願発明の第4実施形態に係る蓄電池キャップの斜視図である。
【図13】図13は、蓄電池キャップの平面図である。
【図14】図14は、図12のXIV-XIV線矢視断面図である。
【図15】図15は、図8に類似する図であって、本願発明の第4実施形態を示す図である。
【図16】図16は、図4に類似する図であって、本願発明の第5実施形態を示す図である。
【図17】図17は、図16に類似する図であって、中央の二次電池が正負逆に蓄電池ケースに組み入れられている状態を示す図である。
【図18】図18は、図4に類似する図であって、本願発明の第6実施形態を示す図である。
【図19】図19は、図18に類似する図であって、中央の二次電池が正負逆に蓄電池ケースに組み入れられている状態を示す図である。
【図20】図20は、特許文献1の図1に相当する図である。
【図21】図21は、特許文献1の図2に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図1から図9を参照しつつ、本願発明の第1実施形態を説明する。
【0021】
図1から図5に示すように、本実施形態において、蓄電池1(組電池)は、複数の二次電池2(有極発電要素、単電池)と、複数の二次電池2を保持する蓄電池ケース3(保持部材)と、蓄電池ケース3によって保持された複数の二次電池2の正極端子4及び負極端子5を相互に接続する接続部材6と、蓄電池ケース3に取り付けられることで、複数の二次電池2の正極端子4及び負極端子5を覆って保護する蓄電池キャップ7(保護蓋)とを主たる構成として備えている。本実施形態において複数の二次電池2は、角型電池であって、図3や図4に示すように接続部材6によって直列接続されている。
【0022】
(蓄電池ケース3)
蓄電池ケース3は、図2に示すように、底壁3aと、底壁3aの周縁から環状に延びる周壁3bと、から成る有底角筒状に形成されている。本実施形態において蓄電池ケース3は、5つの二次電池2を一列に並べた状態で収容可能に構成されている(図3や図4も併せて参照)。蓄電池ケース3の周壁3bの内周面3cには、5つの二次電池2を蓄電池ケース3内に所定間隔で整列させるためのガイドリブ3dが形成されている。蓄電池ケース3の周壁3bの上端面3eは平坦に形成されている。
【0023】
(二次電池2)
二次電池2は、図3に示すように、電池筐体2aと、電池筐体2aの上面2bに形成される正極端子4及び負極端子5と、から構成されている。本実施形態において正極端子4はオネジであり、負極端子5はメネジとなっている。また、二次電池2の電池筐体2aの上面2bにおいて、正極端子4の近傍には正極端子4が正極側の端子であることをアピールするためのプラスの極性マークが、また、負極端子5の近傍には負極端子5が負極側の端子であることをアピールするためのマイナスの極性マークが、エンボス加工により描かれている。
【0024】
(接続部材6)
接続部材6は、図3及び図4に示すように、正極端子4と負極端子5を電気的に連結するためのバスバー8と、バスバー8を正極端子4に固定するための六角ナット9と、バスバー8を負極端子5に固定するための六角ボルト10と、によって構成されている。図3に示すように、バスバー8は、長手方向の一方の端部である第1端部8aと、長手方向の他方の端部である第2端部8bとを有している。バスバー8の第1端部8aには、第1取り付け孔8cが形成されている。バスバー8の第2端部8bには、第2取り付け孔8dが形成されている。そして、バスバー8の第1端部8aは、第1端部8aの第1取り付け孔8cを貫通した六角ボルト10が負極端子5に締結されることで、負極端子5に対して固定される。同様に、バスバー8の第2端部8bは、第2端部8bの第2取り付け孔8d内に正極端子4を貫通させた上で、正極端子4に六角ナット9を締結することで、正極端子4に対して固定される。図3に示すように、本実施形態において正極端子4は、正極端子4に接続部材6のバスバー8の第2端部8bと、接続部材6の六角ナット9とを取り付けた状態で、六角ナット9から若干突出してはみ出るようになっている。従って、図5に示すように、正極端子4と、接続部材6のバスバー8の第2端部8bと、接続部材6の六角ナット9と、を含む正極部分11と、負極端子5と、接続部材6のバスバー8の第1端部8aと、接続部材6の六角ボルト10と、を含む負極部分12とは形状が異なっている。端的に言えば、正極部分11と負極部分12は形状が異なっている。詳しくは、図5に示すように、蓄電池ケース3の周壁3bの上端面3eを基準とした正極部分11の高さH1と、蓄電池ケース3の周壁3bの上端面3eを基準とした負極部分12の高さH2との間には、H1>H2の関係が成立している。なお、本明細書において、「形状が同一である」とは、形状が相似形であり、且つ、大きさが同一であると定義する。従って、部材Aと部材Bとが形状は相似形であるが大きさが異なる場合は部材Aと部材Bは形状が同一ではない。
【0025】
(接続部材6による接続形態)
前述したように、複数の二次電池2は、図3及び図4に示すように、接続部材6によって直列接続されている。具体的には、図3及び図4に示すように、複数の二次電池2は、正極端子4と負極端子5が交互に入れ替わるように蓄電池ケース3に収容されている。こうすることで、隣り合う二次電池2の正極端子4と負極端子5が互いに近傍に配置されることになり、もって、接続部材6のバスバー8に必要とされる長さが抑えられている。
【0026】
(蓄電池キャップ7)
蓄電池キャップ7は、図6に示すように、略平板状のキャップ本体7aと、キャップ本体7aの周縁に接続し、キャップ本体7aに対して略直交する方向に延びる第1鍔部7bと、第1鍔部7bの下端7cに接続し、下端7cの外周側で、キャップ本体7aに対して略直交する方向に延びる第2鍔部7d(鍔部)と、から構成されている。
【0027】
図6及び図7に示すように、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aは、凹凸形状に形成されている。即ち、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの二次電池2側の内面7eは凹凸状に形成されている。換言すれば、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの二次電池2側の内面7eには起伏を持たせている。詳しくは、図7に示すように、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aは、蓄電池キャップ7の第1鍔部7bの下端7cの下端面7fを基準とした内面7eの高さがH3であるオネジ収容空間形成部7gと、蓄電池キャップ7の第1鍔部7bの下端7cの下端面7fを基準とした内面7eの高さがH4であるオネジ干渉部7h(選択的干渉部)と、を含んで構成されている。そして、蓄電池キャップ7のオネジ収容空間形成部7gの高さH3と、蓄電池キャップ7のオネジ干渉部7hの高さH4との間には、H3>H4の関係が成立している。オネジ収容空間形成部7gの存在により、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの内面7eには、オネジ収容空間gが窪み状に形成されている。図1と図4を比較して判る通り、蓄電池キャップ7のオネジ収容空間形成部7gは正極端子4(正極部分11の一部)に対向する位置に形成されており、オネジ干渉部7hは負極端子5(負極部分12の一部)に対向する位置に形成されている。
【0028】
(蓄電池ケース3に対する蓄電池キャップ7の取り付け)
図4に示すように蓄電池ケース3に複数の二次電池2が収容され、複数の二次電池2が接続部材6によって相互に直列接続された状態で、図8に示すように、蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に対して太線矢印A(蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの内面7eに対して略直交する方向、取り付け方向)で示す方向に押さえ付け、例えば接着などの固定手段によって蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に対して取り付ける。このとき、蓄電池ケース3の周壁3bの上端面3eに対して、蓄電池キャップ7の第1鍔部7bの下端7cの下端面7fが直接、面接触する。また、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dは、蓄電池ケース3の周壁3bに対して外周側から重なり合っている。
【0029】
図8に示す状態で、接続部材6の六角ナット9から突出してはみ出ている正極端子4の先端部4aは、蓄電池キャップ7のオネジ収容空間形成部7gによって形成されているオネジ収容空間gに収容されている。詳しくは、図5に示す正極部分11の高さH1と、図7に示すオネジ収容空間形成部7gの高さH3との間にはH1≒H3且つH3>H1の関係が成立している。端的に言えば、正極部分11の正極端子4の先端部4aは、先端側にごく僅かな隙間を残しつつ、蓄電池キャップ7のオネジ収容空間形成部7gによって覆われている。
【0030】
一方、図5に示す負極部分12の高さH2と、図7に示すオネジ干渉部7hの高さH4との間にはH2≒H4且つH4>H2の関係が成立している。端的に言えば、負極部分12の六角ボルト10の頂部10aは、先端側にごく僅かな隙間を残しつつ、蓄電池キャップ7のオネジ干渉部7hによって覆われている。
【0031】
更に言えば、図5に示す正極部分11の高さH1と、図7に示すオネジ干渉部7hの高さH4との間には、H1>H4の関係が成立している。従って、仮に図9に示すように何れか二次電池2を、正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させた場合、図8に示すように蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に対して太線矢印Aの方向で取り付ける際、正極部分11の正極端子4の先端部4aと、蓄電池キャップ7のオネジ干渉部7hとが対向し、そして、蓄電池キャップ7のオネジ干渉部7hが正極部分11に対して物理的に干渉することとなる。この結果、図8に示す蓄電池ケース3の周壁3bの上端面3eと、蓄電池キャップ7の第1鍔部7bの下端7cの下端面7fと、が完全に面接触することが阻害され、蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7がガタツクことになる。従って、蓄電池1の組立作業者は、単に蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を取り付けるだけで、各二次電池2の正極端子4と負極端子5の向きが適正であるか否かをチェックする機会が与えられる。なお、このとき、蓄電池キャップ7のオネジ収容空間形成部7gは、負極部分12に対して対向するものの、物理的に干渉することはない。なぜなら、蓄電池キャップ7のオネジ収容空間形成部7gの高さH3と、負極部分12の高さH2との間には、H3>H2が成立しているからである。
【0032】
(まとめ)
以上説明したように本実施形態において蓄電池1は、図1から図8に示すように、以下のように構成されている。即ち、蓄電池1は、正極端子4及び負極端子5を有する複数の二次電池2と、複数の二次電池2を保持する蓄電池ケース3と、蓄電池ケース3によって保持された複数の二次電池2の正極端子4及び負極端子5を相互に接続する接続部材6と、蓄電池ケース3に取り付けられることで、複数の二次電池2の正極端子4及び負極端子5を覆って保護する蓄電池キャップ7と、を備える。負極端子5と接続部材6のうち負極端子5に接続されている部分(バスバー8の第1端部8a、六角ボルト10)とを含む負極部分12と、正極端子4と接続部材6のうち正極端子4に接続されている部分(バスバー8の第2端部8b、六角ナット9)とを含む正極部分11と、は形状が異なっている。蓄電池キャップ7は、蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に取り付ける際に、負極部分12に対しては物理的に干渉しないが、正極部分11に対しては物理的に干渉する、複数のオネジ干渉部7h(選択的干渉部)を有する。◆以上の構成によれば、二次電池2の正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させてしまうといった重大なミスについて、蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に取り付ける際に、気づくことができる。従って、二次電池2の正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させてしまうといった重大なミスを回避することができる。
【0033】
即ち、十分注意しても人間が組み立てた場合には誤りを見逃す可能性があるが、上記の構成によれば、誤りがある場合は組み立てが正しく完了できないことにより、誤りを強力に排除できる。
【0034】
また、図7や図8に示すように、各選択的干渉部は、蓄電池キャップ7の二次電池2側の内面7eに起伏を持たせることで形成されている。◆以上の構成によれば、オネジ干渉部7hが既存の部品である蓄電池キャップ7の一部として形成されることになるので、安価となる。
【0035】
また、図3や図4に示すように、複数の二次電池2は、接続部材6によって、直列接続されている。◆以上の接続形態においては、例えば図4と図9を見比べると判る通り、二次電池2の正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させてしまうといった重大なミスが特に発生し易く、その上、このミスに気づき難い。従って、上述したオネジ干渉部7hを伴った技術的アイデアは、特に二次電池2が直列接続されているときに一層有意義なものとなると言える。
【0036】
以上に本願発明の好適な第1実施形態を説明したが、上記第1実施形態は例えば以下のように変更できる。
【0037】
即ち、例えば、上記第1実施形態において蓄電池1は複数の二次電池2を備えるものとしたが、これに代えて、複数の一次電池を備えることとしてもよいし、複数の燃料電池を備えることとしてもよいし、複数の有極コンデンサを備えることとしてもよい。
【0038】
また、上記第1実施形態において複数の二次電池2は接続部材6によって直列接続されるとしたが、これに代えて、並列接続されることとしてもよい。
【0039】
また、上記第1実施形態において蓄電池キャップ7は、負極部分12に対しては物理的に干渉しないが、正極部分11に対しては物理的に干渉する部分(オネジ干渉部7hに相当。)を設けることとした。しかし、これに代えて、蓄電池キャップ7は、正極部分11に対しては物理的に干渉しないが、負極部分12に対しては物理的に干渉する部分を設けることとしてもよい。ただし、この場合、例えば、接続部材6の六角ボルト10の頂部10aを接続部材6の六角ナット9よりも高くしたり、接続部材6の六角ボルト10の頂部10aを接続部材6の六角ナット9よりも幅広にしたり、といったような追加の設計変更が必要となる。
【0040】
(第2実施形態)
次に、図10を参照しつつ、本願発明の第2実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
【0041】
上記第1実施形態において蓄電池キャップ7は蓄電池ケース3に対して例えば接着などの固定手段によって取り付けられているとした。しかし、これに代えて、本実施形態において蓄電池ケース3の周壁3bの外周面3fには、突部3gが形成されている。また、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dの内周面7iには、蓄電池ケース3の周壁3bの突部3gが嵌る窪み部7jが形成されている。そして、蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を太線矢印Aの方向に押し当てると、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dは、蓄電池ケース3の突部3gに対して物理的に干渉することで一旦、外周側へ向かって弾性変形する。その後、蓄電池キャップ7の窪み部7jに蓄電池ケース3の突部3gが嵌ると、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dは勢い良く元の位置に戻って、蓄電池キャップ7の内周面7iが蓄電池ケース3の外周面3fに衝突し、衝突音が発せられる。もし、二次電池2の正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させていたとすると、前述した物理的干渉が生じ、蓄電池ケース3の突部3gは、蓄電池キャップ7の窪み部7jに嵌ることができない。蓄電池ケース3の突部3gが蓄電池キャップ7の窪み部7jに嵌ることができないので、上記の衝突音は発生しない。この理屈で言えば、蓄電池1の組立作業者は、単に蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を取り付け、上記の衝突音を確認するだけで、各二次電池2の正極端子4と負極端子5の向きが適正であるか否かをチェックすることができる。
【0042】
(まとめ)
以上説明したように本実施形態において蓄電池1は、以下のように構成されている。即ち、蓄電池ケース3は、複数の二次電池2を取り囲む周壁3bを有する。蓄電池キャップ7には、蓄電池ケース3の周壁3bに対して重なり合う第2鍔部7dが形成される。蓄電池ケース3の周壁3bには、突部3gが形成され、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dには、突部3gが嵌る窪み部7jが形成されている。◆以上の構成によれば、蓄電池1の組立作業者は、単に蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を取り付け、上記の衝突音を確認するだけで、各二次電池2の正極端子4と負極端子5の向きが適正であるか否かをチェックすることができる。
【0043】
以上に本願発明の好適な第2実施形態を説明したが、上記第2実施形態は例えば以下のように変更できる。
【0044】
上記第2実施形態では、蓄電池ケース3の周壁3bの外周面3fに突部3gを設け、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dの内周面7iに窪み部7jを設けることとした。しかし、これに代えて、蓄電池ケース3の周壁3bの外周面3fに窪み部(窪み部7jに相当。)を設け、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dの内周面7iに突部(突部3gに相当。)を設けてもよい。
【0045】
(第3実施形態)
次に、図11を参照しつつ、本願発明の第3実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
【0046】
上記第1実施形態において蓄電池キャップ7は蓄電池ケース3に対して例えば接着などの固定手段によって取り付けられている。しかし、これに代えて、本実施形態において蓄電池ケース3の周壁3bにはメネジ13が太線矢印Aと略直交する方向に形成されている。同様に、蓄電池キャップ7の第2鍔部7dには取り付け孔14が太線矢印Aと略直交する方向に形成されている。そして、蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を載せた上で、取り付け固定ネジ15を取り付け孔14へ太線矢印Aと略直交する方向で挿入しメネジ13にネジ止めすることで、蓄電池キャップ7は蓄電池ケース3に対して固定されることになる。もし、二次電池2の正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させていたとすると、前述した物理的干渉が生じ、取り付け孔14とメネジ13が同軸上とは成り得ない。取り付け孔14とメネジ13が同軸上でないと、取り付け固定ネジ15を取り付け孔14とメネジ13に同時に挿入することができない。この理屈で言えば、蓄電池1の組立作業者は、単に蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を取り付け、取り付け固定ネジ15を取り付け孔14へ挿入した上でメネジ13にネジ止めできそうかを確認するだけで、各二次電池2の正極端子4と負極端子5の向きが適正であるか否かをチェックすることができる。
【0047】
(まとめ)
以上説明したように本実施形態において蓄電池1は、以下のように構成されている。即ち、蓄電池ケース3は、複数の二次電池2を取り囲む周壁3bを有する。蓄電池キャップ7には、蓄電池ケース3の周壁3bに対して重なり合う第2鍔部7dが形成される。蓄電池キャップ7の第2鍔部7dは、蓄電池ケース3の周壁3bに対して、太線矢印Aに対して略直交する方向でネジ止めされる。◆以上の構成によれば、蓄電池1の組立作業者は、単に蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を取り付け、取り付け固定ネジ15を取り付け孔14へ挿入した上でメネジ13にネジ止めできそうかを確認するだけで、各二次電池2の正極端子4と負極端子5の向きが適正であるか否かをチェックすることができる。
【0048】
(第4実施形態)
次に、図12から図15を参照しつつ、本願発明の第4実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
【0049】
上記第1実施形態では図6や図7に示すように蓄電池キャップ7のキャップ本体7aには起伏を持たせている。しかし、これに代えて、本実施形態では図12から図14に示すように蓄電池キャップ7のキャップ本体7aは平坦状となっており、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの内面7eには、複数のリブ部16(突部、選択的干渉部)が形成されている。各リブ部16は、図4や図5、図13、図14を比較して判る通り、負極端子5(負極部分12の一部)に対向する位置に形成されている。各リブ部16は、図13に示すように連結リブ部17を介して相互に連結されている。そして、図14に示すように、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの内面7eは、蓄電池キャップ7の第1鍔部7bの下端7cの下端面7fを基準とした高さH5(=H3)を有している。同様に、蓄電池キャップ7のリブ部16の下端面16aは、蓄電池キャップ7の第1鍔部7bの下端7cの下端面7fを基準とした高さH6(=H4)を有している。
【0050】
(蓄電池ケース3に対する蓄電池キャップ7の取り付け)
図4に示すように蓄電池ケース3に複数の二次電池2が収容され、複数の二次電池2が接続部材6によって相互に直列接続された状態で、図15に示すように、蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に対して太線矢印Aで示す方向に押さえ付け、例えば接着などの固定手段によって蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に対して取り付ける。
【0051】
図15に示す状態で、接続部材6の六角ナット9から突出してはみ出ている正極端子4の先端部4a(正極部分11の一部)は、先端側にごく僅かな隙間を残しつつ、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aと対向している。一方、六角ボルト10の頂部10a(負極部分12の一部)は、先端側にごく僅かな隙間を残しつつ、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aのリブ部16と対向している。
【0052】
仮に図9に示すように何れか二次電池2を、正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させた場合、図15に示すように蓄電池キャップ7を蓄電池ケース3に対して太線矢印Aの方向で取り付ける際、正極端子4の先端部4a(正極部分11の一部)と、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aのリブ部16と、が物理的に干渉することとなる。この結果、蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7がガタツクことになる。従って、蓄電池1の組立作業者は、単に蓄電池ケース3に対して蓄電池キャップ7を取り付けるだけで、各二次電池2の正極端子4と負極端子5の向きが適正であるか否かをチェックする機会が与えられる。
【0053】
(まとめ)
以上説明したように本実施形態において蓄電池1は、以下のように構成されている。即ち、各選択的干渉部は、蓄電池キャップ7の二次電池2側の内面7eに形成されたリブ部16として形成されている。◆以上の構成によれば、選択的干渉部が既存の部品である蓄電池キャップ7の一部として形成されることになるので、安価となる。
【0054】
また、複数のリブ部16は、相互に連なって形成されている。◆以上の構成によれば、蓄電池キャップ7のキャップ本体7aの強度向上に寄与する。
【0055】
(第5実施形態)
次に、図16と図17を参照しつつ、本願発明の第5実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
【0056】
上記第1実施形態において正極端子4はオネジであり、負極端子5はメネジとした。しかし、これに代えて、本実施形態では、図16に示すように、正極端子4も負極端子5もオネジとし、正極端子4のオネジを負極端子5のオネジよりも長いものとした。この場合、接続部材6は、バスバー8と二つの六角ナット9によって構成されることになる。そして、蓄電池キャップ7のオネジ干渉部7hは、負極部分12に対しては干渉せず、正極部分11に対してのみ干渉するように、図7に示す高さH4が適宜に調整されている。参考までに、何れか二次電池2を、正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させた様子を図17に示す。図17に示すように、一般的に、オネジの長さにおける差異は、視覚的に認識し難いものである。このように正極端子4も負極端子5もオネジである場合、正極部分11や負極部分12に対する蓄電池キャップ7の物理的な干渉の有無を利用する上述の技術アイデアは一層有益となる。
【0057】
(第6実施形態)
次に、図18と図19を参照しつつ、本願発明の第6実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
【0058】
上記第1実施形態において複数の二次電池2は、図3や図4に示すように、正極端子4と負極端子5が交互に入れ替わるように蓄電池ケース3に収容されており、複数の二次電池2は直列接続されるとした。しかし、これに代えて、本実施形態では、図18に示すように、複数の二次電池2は、正極端子4と負極端子5が何れも同じ向きとなるように蓄電池ケース3に収容され、並列接続されている。
【0059】
また、上記第1実施形態において正極端子4はオネジであり、負極端子5はメネジとした。しかし、これに代えて、本実施形態では、図18に示すように、正極端子4も負極端子5もオネジとし、正極端子4のオネジを負極端子5のオネジよりも長いものとした。
【0060】
この場合、接続部材6は二つ、使用される。一つは、5つの二次電池2の正極端子4を相互に電気的に接続するのに用いられ、もう一つは、5つの二次電池2の負極端子5を相互に電気的に接続するのに用いられる。各接続部材6は、バスバー8と、5つの六角ナット9と、を含んで構成されている。
【0061】
参考までに、何れか二次電池2を、正極端子4と負極端子5を逆さにして蓄電池ケース3に保持させた様子を図19に示す。図19に示すように、一般的に、オネジの長さにおける差異は、視覚的に認識し難いものである。このように正極端子4も負極端子5もオネジである場合、正極部分11や負極部分12に対する蓄電池キャップ7の物理的な干渉の有無を利用する上述の技術アイデアは一層有益となる。
【符号の説明】
【0062】
1 蓄電池(組電池)
2 二次電池(有極発電要素)
3 蓄電池ケース(保持部材)
3b 周壁
3g 突部
4 正極端子
5 負極端子
6 接続部材
7 蓄電池キャップ(保護蓋)
7d 第2鍔部(鍔部)
7e 内面
7h オネジ干渉部(第1実施形態における選択的干渉部)
7j 窪み部
11 正極部分
12 負極部分
16 リブ部(第4実施形態における選択的干渉部)
A 太線矢印(取り付け方向)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極端子及び負極端子を有する複数の有極発電要素と、
前記複数の有極発電要素を保持する保持部材と、
前記保持部材によって保持された前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を相互に接続する接続部材と、
前記保持部材に取り付けられることで、前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を覆って保護する保護蓋と、
を備え、
前記負極端子と前記接続部材のうち前記負極端子に接続されている部分とを含む負極部分と、前記正極端子と前記接続部材のうち前記正極端子に接続されている部分とを含む正極部分と、は形状が異なっており、
前記保護蓋は、前記保護蓋を前記保持部材に取り付ける際に、前記負極部分に対しては物理的に干渉しないが、前記正極部分に対しては物理的に干渉する、複数の選択的干渉部を有する、
ことを特徴とする組電池。
【請求項2】
正極端子及び負極端子を有する複数の有極発電要素と、
前記複数の有極発電要素を保持する保持部材と、
前記保持部材によって保持された前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を相互に接続する接続部材と、
前記保持部材に取り付けられることで、前記複数の有極発電要素の前記正極端子及び前記負極端子を覆って保護する保護蓋と、
を備え、
前記負極端子と前記接続部材のうち前記負極端子に接続されている部分とを含む負極部分と、前記正極端子と前記接続部材のうち前記正極端子に接続されている部分とを含む正極部分と、は形状が異なっており、
前記保護蓋は、前記保護蓋を前記保持部材に取り付ける際に、前記正極部分に対しては物理的に干渉しないが、前記負極部分に対しては物理的に干渉する、複数の選択的干渉部を有する、
ことを特徴とする組電池。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の組電池であって、
各選択的干渉部は、前記保護蓋の前記有極発電要素側の内面に形成された突部として形成されている、
ことを特徴とする組電池。
【請求項4】
請求項3に記載の組電池であって、
前記複数の突部は、相互に連なって形成されている、
ことを特徴とする組電池。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の組電池であって、
各選択的干渉部は、前記保護蓋の前記有極発電要素側の内面に起伏を持たせることで形成されている、
ことを特徴とする組電池。
【請求項6】
請求項1〜5の何れかに記載の組電池であって、
前記保持部材は、前記複数の有極発電要素を取り囲む周壁を有し、
前記保護蓋には、前記保持部材の前記周壁に対して重なり合う鍔部が形成され、
前記保持部材の前記周壁には、突部又は窪み部が形成され、
前記保護蓋の前記鍔部には、前記突部が嵌る窪み部、又は、前記窪み部に嵌る突部が形成されている、
ことを特徴とする組電池。
【請求項7】
請求項1〜5の何れかに記載の組電池であって、
前記保持部材は、前記複数の有極発電要素を取り囲む周壁を有し、
前記保護蓋には、前記保持部材の前記周壁に対して重なり合う鍔部が形成され、
前記保護蓋の前記鍔部は、前記保持部材の前記周壁に対して、前記保持部材に対する前記保護蓋の取り付け方向に対して略直交する方向でネジ止めされる、
ことを特徴とする組電池。
【請求項8】
請求項1〜7の何れかに記載の組電池であって、
前記有極発電要素は、一次電池、二次電池、燃料電池、有極コンデンサのうち何れかである、
ことを特徴とする組電池。
【請求項9】
請求項1〜8の何れかに記載の組電池であって、
前記複数の有極発電要素は、前記接続部材によって、直列接続されている、
ことを特徴とする組電池。
【請求項10】
請求項1〜8の何れかに記載の組電池であって、
前記複数の有極発電要素は、前記接続部材によって、並列接続されている、
ことを特徴とする組電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2012−15011(P2012−15011A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−151887(P2010−151887)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】