説明

経皮パッチ用スリーブ

接触要素がエラストマー糸で編まれた筒体2を含むスリーブによってヒトの四肢いずれかの皮膚に接して保持される。筒体の両端には筒がこれ自体の上に巻き上ることを防ぐ縁4が形成されている。好ましい実施形態において、縁4または、筒体で使用されたものと異なる編みパターン(普通は平編み構造)で編まれる。本発明のスリーブはコンピューター化された平床編み機での筒状編み工程において製造され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は皮膚パッチに関し、また特にこれらをヒトの体の適所に保持するための機構およびデバイスにも関する。かかるパッチは、進行中の傷の治療、ドラッグデリバリーシステムおよび傷の保護を含む多くの用途を有する。本発明は、経皮ドラッグデリバリーシステムにおいて特定の、ただし排他的ではない、用途を有する。かかるシステムにおいて使用するためのデバイスは、参照により組み込む国際特許出願:PCT/GB2009/00132に開示されている。
【背景技術】
【0002】
従来、皮膚パッチは、仮止め接着剤によってヒトの皮膚上の適所に保持されてきた。かかる接着剤は、使用者にとって不快であり、またパッチが除去されなければならないときに剥がすと痛いことがある。接着剤はまた、敏感な皮膚においては反応を起こすことがある。皮膚パッチは、例えば過剰な熱、水分および摩擦によって生じる局所的条件により偶発的に除去されがちである。特にドラッグデリバリーシステムの場合には、パッチは所定の期間にわたって適所に留まることが必須である。本発明は、かかるパッチを適所に保持するための代替的技法を提供しようとするものである。これは、粘着剤が効かなくなった場合でさえ粘着性皮膚パッチを適所に保持するためにも使用され得る。
【0003】
医療分野においては、傷または静脈内用の針の部位を覆うためにまたは支持デバイスの外カバーとして弾性スリーブが提案されてきた。米国特許第5,836,904号は、実質的にコットンおよびエラストマー繊維から形成されているスリーブ本体を含む、医療用支持デバイスのための一体型のスリーブおよびカバーを開示している。スリーブ本体はライニングおよびカバー部分を有する。ライニング部分は着用者の四肢いずれかの周りに巻き付けられ、支持デバイスはライニングを覆って配置され、カバー部分は支持デバイスを覆うように四肢いずれかの周りに巻き付けられる。国際特許明細書:WO2007/064,885は、身体部分の周りに巻き付けて傷の部位を覆い、傷を覆っている当て物を固定するための弾性パネルの形態の傷カバーを開示している。パネルの両側は、カバーが容易に適用されることを可能にする開閉可能なファスナーシステムを形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第5,836,904号
【特許文献2】国際公開第2007/064,885号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、接触要素はエラストマー糸で編まれた筒体を含むスリーブによってヒトの四肢いずれかの皮膚に接して保持される。この糸は、筒の構造および、当然、筒およびヒトの四肢いずれかの寸法の間の関係によって決定される圧力で、筒を皮膚に接して保持するための復元性を提供する。この圧力は、接触要素を適所にこれが機能する状況で保持し続けるに足る圧力が確実に維持されるようにスリーブを着用者に適合させることによって予測され、またそれ故に選択され得る。筒の両端には筒がそれ自体の上に巻き上ることを防ぐ縁が形成される。かかる縁は、簡単な補強によって、筒体に連結された異なる構造によって、または通常は平編みされた構造である筒体に使用されるものとは異なる編みパターンの採用によって創られ得る。好ましい実施形態において、筒の両端は筒自体を形成しているエラストマー糸と同じエラストマー糸であってよいエラストマー糸を用いたリブ編み構造を含む。2つの縁の間の筒の本体はエラストマー糸のみから編まれることが好ましい。
【0006】
上記の通り、筒状の平編みジャージが筒体として通常使用される。ニットの縁は、リブまたは裏編みの構造であってよく、1×1または2×2リブが好ましい。リブおよび裏編みの構造はバランスが取れていると考えられ、縁部が巻く傾向はない。平編みは単一平面中を動く編み針によって製造され、したがってすべての編まれたループは同じ方向に突き出ている。リブ編みは、隣接した畝の編まれたループが相対する方向に突き出るように2つの異なる針平面の間で互いに作用する2組の針を必要とする。裏編みにおいては、隣接しているコースは相対する方向に突き出ている。本発明によるスリーブの縁においてリブ構造が使用される場合は、1つまたは複数、好ましくは2つの裏編みのコースが少なくとも1つの縁および筒体の間に含まれるとよい。スリーブが着用者の上腕、二頭筋の周りで使用される場合に、頂部すなわち上部の縁に隣接するかかる挿入部は、下方への滑りを防ぐのに役立ち、同時にスリーブが着用されるべき方向を明らかにもする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明によるスリーブの部分切取透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
筒の本体において使用される糸はマルチフィラメントまたはモノフィラメントのエラストマー糸であってよい。モノフィラメント糸はニット構造中の液体保持能が極めて小さいという利点を有する。これはヒトの皮膚に接近して使用される製品にとって価値のある長所である。モノフィラメントまたはマルチフィラメントのエラストマー糸のために好ましい材料は、ポリウレタン、ゴムおよびシリコーンである。これらの糸、特にかかるモノフィラメント糸は、汗などの液体をその上にスリーブが装着されている表面から運び去るのに役立つ。適当なエラストマー糸は旭化成グループから商標ROICAで入手可能であり、またINVESTA CORPORATIONから商標LYCRAでも入手可能である。本発明の特に好ましい実施形態において、筒体はモノフィラメント糸で編まれており、縁はマルチフィラメントエラストマー糸で編まれている。
【0009】
本発明によるスリーブにおいて、縁はダブルカバーエラストマー糸で編まれていてよい。ダブルカバー糸は、その中において非弾性被覆糸の2つのストランドがコアエラストマー糸の周りに反対の方向で巻き付けられている。コアはモノフィラメントまたはマルチフィラメントであってよい。ダブルカバー糸は、これらがスリーブの縁の巻き付きまたは巻き上がりに対するさらなる抵抗を提供するので、本発明において特に有用である。
【0010】
上述の本発明によるスリーブによってヒトの皮膚に接して保持される接触要素は、様々な用途を有する。1つは変換器であり、かかる用途のためには、スリーブはかかる変換器要素への伝導のための導電性繊維を保持している少なくとも1つのエラストマー糸を含み得る。1つまたは複数の糸は、スリーブを適用される皮膚の保護または治療において有用な他の材料を保持してもよい。例えば、糸がこれの周りに巻き付けられた抗微生物コイルを保持することもあり得る。本発明のスリーブはグリップ、要素保持および特定の状況における快適の間の最適のバランスを達成するように設計され得る。
【0011】
本発明による皮膚に接して保持される接触要素は、スリーブ中に含まれてよく、また一部の実施形態においては、筒構造中に一体として編まれてもよい。あるいは、スリーブは接触要素を保持するための筒内ポケットと一緒に形成されてもよい。接触要素は、経皮治療パッチであってよく、また接触要素または複数の接触要素は、治療物質が筒内および皮膚表面に接してその場にある間に、治療物質が投入されるまたは再投入されることを可能にするために提供され得る。これは特に、ある物質が接触要素または複数の接触要素から皮膚へ、漸進的に放出されているまたは漸進的に放出されることになっている治療においてスリーブが使用されている状況において適切である。
【0012】
本発明のスリーブが接触要素をヒトの四肢いずれかの皮膚に接して保持することに関して上に記載されたが、適切に適合させられる場合、これは他の身体部分に関連しても使用され得る。したがって、スリーブは取り付け可能な末端を有するシートまたは細片として製造されてよい。両末端は、創られたスリーブの全周辺が特定の用途に合うように調節され得るよりも、重なり合うようになされ得る。これは同じスリーブが異なる寸法の患者の四肢いずれかに使用されることを可能にし、または、これがヒトの胴体の周りに巻き付けられるようになされている場合は、これは個々の患者にまたは個々の患者の異なる部分に合うようになされ得る。本発明によるスリーブの重要な特徴は、勿論、これらが接触要素を適所において皮膚に接して保持するために加える圧力が予測可能であり、また特定の状況において決定され得ることである。
【0013】
本発明によるスリーブは、異なる着用者の四肢に合うように種々のサイズで作製され得る。一般に、これの緩和した状態において、これの中点におけるスリーブの周囲と各縁の周囲との比は1.0から1.5の範囲内、好ましくは1.2から1.4の範囲内である。スリーブが緩和した状態において、スリーブの軸方向の全長と各縁の軸方向の長さとの比は、5.0から6.5の範囲内である。各縁の好ましい軸方向の長さは25mmである。スリーブは、通常着用者の上腕の二頭筋の周りにおける経皮パッチを適所に保持するための使用のために設計される。緩和したスリーブの通常の寸法(mm)は、3つの寸法について次の通りである。
【0014】
【表1】

【0015】
ここで、本発明は実施例によって、および本発明によるスリーブの部分切取透視図である添付の図面を参照して説明される。
【0016】
図面に示されている通り、スリーブはどちらの末端にも縁部分4を有する筒区分2を含む。筒部分2はシームレスの筒を作る平床式編み機での筒状平編み法で編まれる。示されている実施形態において、筒のエラストマー糸は縁4の中まで延びており、ここでは編み方は、巻きを起こさず、また使用中に筒がどちらかの末端からこれ自体に巻き上がることを防ぐ形態の縁を作るために、リブ筒状構造になされる。最新のコンピューター化された平床式編み機では、この構造はハーフゲージまたはフルゲージのどちらかで編まれ得る。
【0017】
このスリーブは、コンピューター化された平床式編み機で編まれる。スリーブの本体はエラストマーモノフィラメント糸で編まれる;2コースがフロントニードルベッド上でのみ編まれ、次いで次の2コースはバックニードルベッド上で編まれる。筒状に編まれた生地を作るために、2つのニードルベッド上で編まれた2コースのセルベッジ(編み端)畝はタックループで結び付けられる。上記の技法は、編まれた後で自発的な捻れのないバランスの取れた構造を提供する。
【0018】
上端および下端の縁はリブ編みされた構造で作られる。リブ編みまたは裏編み構造を編むために、2つの異なる針平面内を動く2組の針が必要とされる。この要件を満たすために、2つの縁はハーフゲージ上で編まれるが、本体区分はフルゲージ上で編まれる。すなわち、編むために1つおきの針が使用される。これにより、筒状リブおよび/または筒状裏編み構造を編むために、編まれたループを2つの針床の間で移し替えるための、それぞれの針床上の1組の針が自由になる。
【0019】
モノフィラメントエラストマー糸は、編み工程の間に約600%の非常に高い程度まで引き伸ばされる。編んだ後でモノフィラメント糸はステッチ形成工程の間に導入された応力エネルギーから開放されなければならない。これはニットウエア産業における共通の慣行通りにスチームテーブルを用いて達成され得る。スチーム処理工程に先立ってスリーブの内側に薄いプラスチックフォーマを入れることによって、決められたスリーブの寸法安定性が達成され得る。
【0020】
図中には、薬剤または他の物質の皮膚への制御された放出を提供する経皮パッチであってよい接触要素8を収納しているポケット6も示されている。このポケットは通常、示されている通りに筒の内側表面上に形成されるが、外部表面上にあってもよい。どちらのスタイルが採用されても、接触要素および皮膚の間には筒の生地の層がある。しかし、一部の用途においては、接触要素を皮膚上に置き、その上にスリーブを被せるだけで足りる。スリーブの復元性は、筒に関連して具体的な接触要素の配置が規定されていなくても、接触要素を適所に保持する。
【0021】
接触要素がポケット内にあると、これは容易に交換され得る。あるいは、これにその場で治療物質を再投入するために提供され得る。かかる用途において、接触要素はこれの上に形成された適切な継手を通じてまたは外部からの注入によって治療物質を受け入れるために適合させ得ることもある。
【実施例】
【0022】
図示されている種類の、ただしポケットなしのスリーブが、平床式編み機で、筒体用には日本の旭化成せんい社から入手可能なROICA HS 570dtexモノフィラメントエラスタン繊維;縁用には英国のWykes International Limitedから入手可能なWykes D963A、ポリアミド被覆を有するダブルカバー複合材料糸−ROICA HS 570dtexコアを使用して編まれた。使用された編み機は、日本の島精機製作所製の1インチ当りに10本の針を有するModel SES1225およびエラスタン繊維送達用のMeminger EFS700ポジティブ糸フィーダーであった。
【0023】
編みは、肘すなわちスリーブの下端で開始されて、肩すなわち上端で終了した。セットアップは双方の針床上の針を使用して、筒状ニットスリーブの作製を可能にするように行なった。何段かの2×2リブ構造が筒状に編まれ、これはアームバンドが着用されたときの巻き戻りを防ぐ。本体の段は、前記の通り交互の針床上のすべての針を用いて平編みの筒状に編まれる。この部分が完了すると、編まれていたすべての針が2×2リブの開始へ戻されて、上端のリブ付(肩端)の部分が編まれる。所要の数のコースが編まれたら、編まれた糸の最後の段を確実に固定するために編み機によって閉じ(完了)工程が行なわれ、品物を編み機から取り外すことができる。
【0024】
上記の実施例によるスリーブは、スリーブのないパッチの保持と比較して、自己粘着性(ポリアクリレート)パッチを腕上に保持するのに長期間にわたって効果的であることが見出された。スリーブはボランティアによって3日間にわたって使用され、毎日、保護着中約38℃の温度における3時間の激しい運動の前後に各パッチの固定性が点検された。スリーブによって適所に保持されたすべてのパッチはずっと適所に留まり、一方スリーブを用いていないすべてのパッチの固定性は顕著に劣化した。さらに、本スリーブは水分を保持することなく、縁が巻き上がることもなく、適所に留まった。このスリーブはずっと快適なままであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒の両端の間にエラストマー糸で編まれた筒体を含み、この筒の両端は筒がこれ自体の上に巻き上ることを防ぐ縁を形成している、接触要素をヒトの四肢いずれかの皮膚に接して保持するためのスリーブ。
【請求項2】
エラストマー糸が、ポリウレタン糸である、請求項1に記載のスリーブ。
【請求項3】
エラストマー糸が、シリコーン糸である、請求項1に記載のスリーブ。
【請求項4】
エラストマー糸が、ゴム糸である、請求項1に記載のスリーブ。
【請求項5】
エラストマー糸が、モノフィラメント糸を含む、請求項1から4のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項6】
エラストマー糸が、マルチフィラメント糸を含む、請求項1から4のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項7】
筒体が、モノフィラメント糸で編まれており、縁が、編まれたマルチフィラメント糸を含む、請求項1から4のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項8】
筒体が、モノフィラメント糸で編まれており、縁が、編まれたダブルカバー糸を含む、請求項1から4のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項9】
電子変換器要素を保持するための、前記電子変換器要素への接続のための導電性繊維を保持している少なくとも1つのエラストマー糸を含む、請求項1から8のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項10】
その周囲に巻き付けられた抗微生物コイルを保持している少なくとも1つのエラストマー糸を含む、請求項1から9のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項11】
筒体が、平編みされている、請求項1から10のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項12】
縁が、エラストマー糸で編まれたリブ構造を含む、請求項1から11のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項13】
リブ構造が、ダブルカバーエラストマー糸で編まれている、請求項12に記載のスリーブ。
【請求項14】
少なくとも1つの縁と筒体の間に2コースの裏編み構造を含む、請求項12または13に記載のスリーブ。
【請求項15】
縁が、エラストマー糸で編まれた裏編み構造を含む、請求項1から11のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項16】
裏編み構造が、ダブルカバーエラストマー糸で編まれている、請求項15に記載のスリーブ。
【請求項17】
前記接触要素を保持するためのポケットが筒内に形成されている、請求項1から16のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項18】
前記接触要素を含む、請求項1から17のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項19】
接触要素が、筒構造に一体として編み込まれている、請求項18に記載のスリーブ。
【請求項20】
接触要素が、経皮治療パッチである、請求項18または19に記載のスリーブ。
【請求項21】
接触要素が、治療物質を投入可能または再投入可能である、請求項18から20のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項22】
緩和された状態において、その中点におけるスリーブの周囲と各縁の周囲との比が、1.0から1.5の範囲内である、請求項1から21のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項23】
前記範囲が、1.2から1.4である、請求項22に記載のスリーブ。
【請求項24】
緩和された状態において、スリーブの軸方向の全長と各縁の軸方向の長さとの比が、5.0から6.5の範囲内である、請求項1から23のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項25】
各縁の軸方向の長さが、25mmである、請求項1から24のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項26】
経皮治療における使用のための、請求項1から25のいずれかに記載のスリーブ。
【請求項27】
スリーブの一端において開始する筒状編み工程における、請求項1から26のいずれかに記載のスリーブを製造する方法。
【請求項28】
縁が、リブまたは裏編み構造で編まれ、筒体が、平編みジャージである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
エラストマー糸が編み工程において引き伸ばされ、方法が、発生した応力をスチーム台で開放するステップを含む、請求項27または28に記載の方法。
【請求項30】
スチーム処理工程に先立ってスリーブの内側にプラスチックフォーマが置かれる、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
四肢いずれかを、スリーブの下に、皮膚と接触して取り付けられている接触要素を有する請求項1から26のいずれかに記載のスリーブと合わせることを含む、接触要素をヒトの四肢いずれかの皮膚に接して保持する方法。
【請求項32】
四肢いずれかを、請求項18から21のいずれかに記載のスリーブと合わせることを含む、接触要素をヒトの四肢いずれかの皮膚に接して保持する方法。
【請求項33】
接触要素がスリーブの下に、皮膚と接触して取り付けられており、治療物質が接触要素から皮膚へ放出される、請求項26に記載のスリーブの経皮治療の方法における使用。
【請求項34】
接触要素をその下に有するスリーブが前記四肢いずれかに合わせられている間に、接触要素に前記治療物質を投入するまたは再投入するステップを含む、請求項33に記載のスリーブの使用。

【図1】
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【公表番号】特表2011−529714(P2011−529714A)
【公表日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520588(P2011−520588)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【国際出願番号】PCT/GB2009/001903
【国際公開番号】WO2010/013020
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(390040604)イギリス国 (58)
【氏名又は名称原語表記】THE SECRETARY OF STATE FOR DEFENCE IN HER BRITANNIC MAJESTY’S GOVERNMENT OF THE UNETED KINGDOM OF GREAT BRITAIN AND NORTHERN IRELAND
【Fターム(参考)】