説明

経皮薬物送達パッチシステム、このシステムを作製する方法およびこのシステムを使用する方法

【課題】薬物のような因子の経皮送達および血液成分のような分析物のモニタリングのための改善された方法およびデバイスを提供すること。
【解決手段】本発明は、アクチュエーター(外部本体、コントローラーボードおよびインターフェース結合ポートを備える)、ポレーターアレイ(頂部表面、底部表面、伸長タブおよび剥離ライナーを備える)ならびに伸長タブに接着したリザーバーパッチ(このリザーバーパッチは、マイクロポレーション後に組織膜のマイクロポレーションされた領域に当てられる)を備える薬物送達パッチシステムを形成するための、経皮薬物送達デバイスを提供する。本発明はまた、このシステムを作る方法およびこのシステムを用いる方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
統合されたモニタリングおよび送達システムであって、以下:
送達および抽出パッチであって、以下:
a)第1の組織インターフェース層および組織膜に適用されるための透過性組成物を貯蔵するための第1のリザーバーを含む第1の部分であって、該第1の組織インターフェース層が、基材をさらに備え、第1のポレーターが、該基材上または該基材内に含まれる、第1の部分;および
b)第2の組織インターフェース層および分析のために該組織膜から分析物またはサンプルを回収するための第2のリザーバーを含む第2の部分であって、該第2の組織インターフェース層が、基材をさらに含み、第2のポレーターが、該基材上または該基材内に含まれる、第2の部分;
を備える、送達および抽出パッチ;
該第1のポレーターおよび該第2のポレーターを作動させるためのコントローラーであって、これにより、該組織膜にマイクロポアを形成する、コントローラーを備える、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項2】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、ここで前記第1のポレーターおよび前記第2のポレーターが、同一のポレーターである、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項3】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、ここで前記第1のポレーターおよび前記第2のポレーターが、異なるポレーターである、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項4】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、前記第1のポレーターおよび前記第2のポレーターの各々が、生物学的組織膜への直接的接触を介して伝導性に熱エネルギーを送達して前記マイクロポアを形成するために十分に深く該膜の一部を剥離させることが可能であるプローブ要素、電気機械アクチュエーター、微小ランセット、微小針またはランセットのアレイ、音波エネルギーアブレーター、レーザー切除システム、および高圧流体ジェットパンクチャラーからなる群より選択される、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項5】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、ここで前記第1のリザーバーおよび第2のリザーバーが、それぞれ以下:
頂部層
少なくとも1つのキャビティーを規定する中間層であって、該第1のリザーバー中の該少なくとも1つのキャビティーは、前記組織膜に適用される薬物または他の透過性組成物を貯蔵し、そして該第2のリザーバー中の該少なくとも1つのキャビティーは、前記分析物を受容する、中間層;および
底部層であって、該底部層は孔を備え、該第1のリザーバーにおける該孔を通じて該薬物が該組織膜に適用され、かつ該第2のリザーバーにおける該孔を通じて該分析物が該第2のリザーバーに抽出される、底部層
をさらに備える、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項6】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、ここで前記第1のポレーターおよび第2のポレーターの各々が、ワイヤ導体、機械加工された伝導性材料、レーザー切断された伝導性材料、接着性ホイル、電気めっきされた材料、形状記憶合金材料およびエッチングされた伝導性材料からなる群より選択される、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項7】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、前記送達および抽出パッチが、前記組織膜とのシールを促進するための接着層をさらに含む、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項8】
請求項1に記載の統合されたモニタリングおよび送達システムであって、前記分析物を分析するための装置をさらに備え、該装置は、該分析物の分析物濃度を決定し、そして該分析物濃度に基づいて前記透過性組成物の送達を制御する、アルゴリズムを含む、統合されたモニタリングおよび送達システム。
【請求項9】
組織膜を横切る生物学的化合物の通過を容易にするためのシステムであって、該システムは、以下:
ポレーションデバイスと該組織膜とを接触させて、該ポレーションデバイスを活動させることによって、該組織膜中に少なくとも1つのマイクロポアを形成するための手段;
該ポレーションデバイスの第1のリザーバー中に含まれる第1の化合物を、該少なくとも1つのマイクロポアを経由して該組織膜に適用するための手段;ならびに
該組織膜から第2の化合物を抽出して、該ポレーションデバイスの第2のリザーバー中に該第2の化合物を貯蔵するための、手段
を備える、システム。
【請求項10】
前記組織膜への前記第1の化合物の適用、および該組織膜からの前記第2の化合物の抽出が、同時に行われる、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記組織膜からの前記第2の化合物の抽出が、該組織膜への前記第1の化合物の適用の前に行われる、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記第2の化合物を分析するための手段、および該分析に基づいて前記第1の化合物を適用するための手段をさらに備える、請求項11に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2012−228573(P2012−228573A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−180578(P2012−180578)
【出願日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【分割の表示】特願2010−214583(P2010−214583)の分割
【原出願日】平成15年3月11日(2003.3.11)
【出願人】(500415759)アルテア セラピューティクス コーポレイション (11)
【Fターム(参考)】