説明

給湯機

【課題】熱損失が少なく高効率な沸き上げ運転ができる給湯機を提供すること。
【解決手段】ヒートポンプユニット1と、貯湯タンクユニット2と、貯湯タンクユニット2の湯を所定温度に調節して給湯する給湯回路と、風呂熱交換器17と風呂往き配管19と浴槽20と風呂戻り配管21と2次側ポンプ22とを環状に接続して貯湯タンクユニット8の湯で浴槽20の水を加熱する風呂回路とを備え、風呂熱交換器17と風呂往き配管19との風呂往き配管接続部23、及び風呂戻り配管21と2次側ポンプ22との風呂戻り配管接続部24を、断熱材25a、25bを介して貯湯タンクユニットのケーシング15に設置したことにより、風呂往き配管19や風呂戻り配管21から貯湯タンクユニットのケーシング15を介して空気中に放熱する熱損失を低減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱源ユニットで沸き上げた湯を貯湯タンクユニットに貯えて、浴槽の水の加熱や給湯に利用できる給湯機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の給湯機について図3とともに説明する。
【0003】
図3に示すように、この給湯機は、水を加熱する熱源としてのヒートポンプユニット101と湯を貯える貯湯タンクユニット102とを、水側配管111と湯側配管112とで接続して構成されている。
【0004】
ヒートポンプユニット101は、圧縮機103、給湯熱交換器104、膨張弁105、蒸発器106を順次環状に接続してヒートポンプサイクルを構成している。貯湯タンクユニット102は、貯湯タンク108、ポンプ109、温調弁110を備えている。貯湯タンク108内の水は、ポンプ109により水側配管111を介して給湯熱交換器104に搬送され、ヒートポンプサイクルの高温冷媒と熱交換して自身は高温の湯となり、その後、湯側配管112を介して貯湯タンク108に貯えられる。
【0005】
貯湯タンク108に貯えられた湯と給水とは温調弁110で混合されて所定温度の湯となり、給湯配管116を介してカランやシャワーなどの給湯端末117で利用される。
【0006】
また、前記給湯機能だけでなく、貯湯タンク108の湯で浴槽の水を加熱する風呂加熱機能を有する給湯機も発売されている。風呂回路は1次側回路と2次側回路とから構成されており、1次側回路は、貯湯タンク108、風呂熱交換器119、1次側ポンプ120を順次環状に接続して構成されている。
【0007】
また、2次側回路は、風呂熱交換器119、風呂往き配管121、浴槽122、風呂戻り配管123、2次側ポンプ124を環状に接続して構成されている。2次側回路において、風呂熱交換器119と風呂往き配管121とは風呂往き配管接続部125を介して、風呂戻り配管123と2次側ポンプ124とは風呂戻り配管接続部126を介してそれぞれ接続されている。
【0008】
風呂往き配管接続部125、風呂戻り配管接続部126はそれぞれ貯湯タンクユニットのケーシング118に固定されている。このように構成された風呂回路では、1次側回路を流れる貯湯タンク108の湯と2次側回路を流れる浴槽122の水とが風呂熱交換器119で熱交換することにより、浴槽122の水が加熱される(例えば、非特許文献1参照)。
【非特許文献1】空気調和・衛生工学、第78巻第6号、P.15〜P.18
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記従来の構成では、風呂加熱運転時の2次側回路において、風呂熱交換器119で加熱された湯が風呂往き配管121を介して浴槽122に搬送される時に、風呂往き配管接続部125から熱伝導により貯湯タンクユニットのケーシング118に熱が伝わり、その後、貯湯タンクユニットのケーシング118から空気中に放熱されるという熱損失が生じる。
【0010】
また、浴槽122の水が風呂戻り配管123を介して2次側ポンプ124に搬送される時においても、風呂戻り配管接続部126から熱伝導により貯湯タンクユニットのケーシング118に熱が伝わり、その後、貯湯タンクユニットのケーシング118から空気中に放熱されるという熱損失が生じる。
【0011】
通常、風呂往き配管121、風呂戻り配管123、水側配管111、湯側配管112の外周には放熱ロス防止のために断熱材が設置されるが、貯湯タンクユニットのケーシング118には断熱材は設置されない。
【0012】
さらに、風呂往き配管接続部125や風呂戻り配管接続部126から貯湯タンクユニットのケーシング118に熱伝導した熱量の一部が水側配管111内の水に伝わることにより、給湯熱交換器104の入口水温が上昇する。ヒートポンプの特性上、給湯熱交換器104の入口水温が上昇すると、ヒートポンプサイクルの運転効率(COP)が低下してしまう。
【0013】
即ち、風呂往き配管121や風呂戻り配管123から貯湯タンクユニットのケーシング118を介した熱伝導により、貯湯タンク108内に貯えた熱量の一部が熱損失として空気中に放出されるだけでなく、ヒートポンプサイクルの運転効率(COP)の低下をも招くという問題があった。
【0014】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、風呂往き配管や風呂戻り配管からタンクユニットのケーシングを介した熱損失を低減する給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯機は、水を加熱する熱源ユニットと、前記熱源ユニットで作った湯を貯える貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンクユニットの湯を所定温度に調節して給湯する給湯回路と、風呂熱交換器と風呂往き配管と浴槽と風呂戻り配管と風呂循環ポンプとを環状に接続して前記貯湯タンクユニットの湯で前記浴槽の水を加熱する風呂回路とを備えた給湯機において、前記風呂熱交換器と前記風呂往き配管との風呂往き配管接続部、及び前記風呂戻り配管と前記風呂循環ポンプとの風呂戻り配管接続部を、熱伝導防止手段を介して前記貯湯タンクユニットのケーシングに設置したものである。
【発明の効果】
【0016】
風呂熱交換器と風呂往き配管との風呂往き配管接続部、及び風呂戻り配管と風呂循環ポンプとの風呂戻り配管接続部を、熱伝導防止手段を介して貯湯タンクユニットのケーシングに設置したことにより、風呂往き配管接続部や風呂戻り配管接続部から貯湯タンクユニットのケーシングを介して空気中に放熱する熱損失を低減でき、風呂加熱運転時の放熱ロスを低減するので、省エネルギー化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
上記目的を達成するために、本発明は、風呂熱交換器と風呂往き配管との風呂往き配管接続部、及び風呂戻り配管と風呂循環ポンプとの風呂戻り配管接続部を、熱伝導防止手段を介して貯湯タンクユニットのケーシングに設置したものである。
【0018】
この構成により、本発明は、風呂往き配管接続部や風呂戻り配管接続部から貯湯タンクユニットのケーシングを介して空気中に放熱する熱損失を低減でき、省エネルギー化を図ることができる。
【0019】
また本発明は、熱伝導防止手段を、風呂往き配管接続部と貯湯タンクユニットのケーシ
ングとの間、及び風呂戻り配管接続部と貯湯タンクユニットのケーシングとの間に発泡ウレタン系の断熱材を挿入する構成としたものである。
【0020】
この構成により、風呂往き配管接続部や風呂戻り配管接続部から貯湯タンクユニットのケーシングを介して空気中に放熱する熱損失を低コストで低減でき、省エネルギー化を図ることができる。
また本発明は、熱伝導防止手段を、風呂往き配管接続部と貯湯タンクユニットのケーシングとの間、及び風呂戻り配管接続部と貯湯タンクユニットのケーシングとの間にノンアスベスト系の繊維断熱材を挿入する構成としたものである。
【0021】
これにより、簡易かつ耐久性に優れた構成で風呂往き配管接続部や風呂戻り配管接続部から貯湯タンクユニットのケーシングを介して空気中に放熱する熱損失を低コストで低減でき、省エネルギー化を図ることができる。
また本発明は、熱伝導防止手段を、風呂往き配管接続部と貯湯タンクユニットのケーシングとの間、及び風呂戻り配管接続部と貯湯タンクユニットのケーシングとの間にパッキン状のゴム成型品を挿入する構成としたものである。
【0022】
これにより、簡易かつ加工性に優れた構成で風呂往き配管接続部や風呂戻り配管接続部から貯湯タンクユニットのケーシングを介して空気中に放熱する熱損失を低コストで低減でき、省エネルギー化を図ることができる。 また、本発明は、熱源ユニットとしてヒートポンプユニットを使用するものであり、この構成により、ヒートポンプサイクルによる高効率な貯湯運転が可能となり、省エネルギー化を図ることができる。
【0023】
さらに、本発明は、高圧側の冷媒圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルとし、臨界圧力以上に昇圧された冷媒により給湯熱交換器内の水を加熱することにより、前記給湯熱交換器内の冷媒は臨界圧力以上に加圧されているので、前記給湯熱交換器内の水により熱を奪われて温度低下しても凝縮することがない。
【0024】
従って、前記給湯熱交換器の全域で冷媒と水との間の温度差を形成しやすくなり、熱交換効率を高くできる。
【0025】
また、本発明は、使用する冷媒を二酸化炭素としたものであり、比較的安価でかつ安定な二酸化炭素を冷媒に使用することで製品コストを抑えるとともに、信頼性を向上させることができる。また、二酸化炭素はオゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も代替冷媒HFC−407Cの約1700分の1と非常に小さいため、地球環境に優しい製品を提供できる。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態の給湯機の構成図である。
【0027】
図1において、給湯機は、水を加熱する熱源ユニットとしてのヒートポンプユニット1と、貯湯タンク8を備えた貯湯タンクユニット2との間を、貯湯タンク8内の水をヒートポンプユニット1に搬送する水側配管11と、ヒートポンプユニット1でつくられた湯を貯湯タンク8内に搬送する湯側配管12とで接続して構成されている。
【0028】
給湯機は、貯湯タンク8内に湯を貯湯するための貯湯回路と、貯湯タンク8内の湯を所定温度にして給湯端末16で利用するための給湯回路と、貯湯タンク8内の湯を利用して浴槽20内の水を加熱する風呂回路とを備えている。
【0029】
ヒートポンプユニット1には、圧縮機3、給湯熱交換器4、膨張弁5、蒸発器6を環状に接続した冷媒回路が備えられており、貯湯回路は、貯湯タンク8、循環ポンプ9、水側配管11、給湯熱交換器4、湯側配管12を環状に接続して構成されている。
【0030】
給湯回路は、貯湯タンク8、混合弁10、給水配管13、給湯配管14を接続して貯湯タンクユニットのケーシング15内に収納されており、貯湯タンク8内の湯と給水配管13の水とを混合弁10で混合して所定の温度に調整してカランやシャワーなどの給湯端末16で利用できる。
【0031】
風呂回路は、1次側回路と2次側回路とから構成されており、1次側回路は、貯湯タンク8、風呂熱交換器17、1次側ポンプ18を順次環状に接続して構成されている。また、2次側回路は、風呂熱交換器17、風呂往き配管19、浴槽20、風呂戻り配管21、2次側ポンプ22を環状に接続して構成されている。
【0032】
2次側回路において、風呂熱交換器17と風呂往き配管19とは風呂往き配管接続部23を介して、風呂戻り配管21と2次側ポンプ22とは風呂戻り配管接続部24を介してそれぞれ接続されている。
【0033】
風呂往き配管接続部23は断熱材25aを介して貯湯タンクユニットのケーシング15に、風呂戻り配管接続部24は断熱材25bを介して貯湯タンクユニットのケーシング15に、それぞれ固定器具26によって固定されている。
【0034】
図2に、貯湯タンクユニットのケーシング15に対する風呂往き配管接続部23の設置状態断面図を示す。
【0035】
以上のように構成された給湯機について、以下その動作、作用を説明する。
【0036】
貯湯タンク8に湯を貯える貯湯運転の場合、ヒートポンプユニット1の冷媒回路において、圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は、給湯熱交換器4において貯湯タンク8から搬送された水と熱交換して液または液ガス二相状態となり、膨張弁5で減圧されて低温低圧の液ガス二相冷媒となる。
【0037】
その後、液ガス二相冷媒は、蒸発器6において、送風機7により蒸発器6に供給された空気と熱交換し、圧縮機3に戻るというヒートポンプサイクルの動作を繰り返す。この時、貯湯回路において、貯湯タンク8底部の水は、循環ポンプ9によって水側配管11を介して給湯熱交換器4に搬送され、ここでヒートポンプサイクルの冷媒と熱交換して自身は高温の湯となり、湯側配管12を介して貯湯タンク8の上部に戻され、貯湯される。
【0038】
貯湯タンク8内の湯を給湯端末16で利用する給湯運転の場合、貯湯タンク8内の湯は、混合弁10において給水配管13の水と混合されて所定の温度に調整され、カランやシャワーなどの給湯端末16から給湯される。
【0039】
貯湯タンク8内の湯で浴槽20内の水を加熱する風呂加熱運転の場合、1次側ポンプ18により搬送された貯湯タンク8内の湯と、2次側ポンプ22により搬送された浴槽20内の水とが風呂熱交換器17で熱交換することにより、浴槽20の水が加熱される。
【0040】
この時、風呂往き配管接続部23と貯湯タンクユニットのケーシング15との間、及び風呂戻り配管接続部24と貯湯タンクユニットのケーシング15との間には、例えば発泡ウレタン系の断熱材25a、25bが備えられているため、風呂往き配管19や風呂戻り
配管21内の湯の熱が貯湯タンクユニットのケーシング15に熱伝導で伝わり、その後貯湯タンクユニットのケーシング15から空気中に放熱される熱損失を低減できる。
【0041】
また、風呂往き配管19や風呂戻り配管21内を流れる湯の熱が、貯湯タンクユニットのケーシング15を介して水側配管11内を流れる水に伝わって給湯熱交換器4の入口水温が上昇することを防止できる。
【0042】
即ち、給湯熱交換器4の入口水温の上昇を防止できるため、ヒートポンプユニット1による高効率な沸き上げ運転が可能となる。
【0043】
以上のように、本発明の給湯機では、風呂往き配管19や風呂戻り配管21内の湯の熱が貯湯タンクユニットのケーシング15への熱伝導を介して空気中に放熱される熱損失を低減できる。
【0044】
また、熱源ユニットとしてヒートポンプユニット1を用いた場合には、風呂往き配管19や風呂戻り配管21内の湯の熱が水側配管11内の水に伝わって給湯熱交換器4の入口水温を上昇させてヒートポンプユニット1の沸き上げ運転効率が低下することを防止できる。
【0045】
なお、上記実施の形態1では熱伝導防止手段として発泡ウレタン系の断熱材を使用しているが、もちろんこの他にもセラミック系断熱材や真空断熱材の他、ノンアスベスト系の繊維断熱材、ゴムなどを使用してもよい。発泡ウレタン系断熱材は比較的安価で加工性が良いため、給湯機の材料コストや組み立てコストを抑えることができる。
【0046】
また、発泡ウレタン系断熱材には振動吸収効果があるため、貯湯タンクユニットのケーシング15の振動を防止して騒音の発生を抑制することもできる。セラミック系断熱材は強度や耐久性に優れており、真空断熱材は価格が高いものの断熱性能が優れている。ノンアスベスト系の繊維断熱材は耐久性と断熱性を兼ね備えており、ゴムは断熱性能に加えて加工性に優れ安価である。このように、断熱材の種類に応じて様々な効果を期待できる。
【0047】
また、風呂往き配管接続部23や風呂戻り配管接続部24を貯湯タンクユニットのケーシング15へ固定する際には金属製のビスやボルトなどの固定器具26を使用するのが一般的であるが、金属製のビスやボルトの代わりにセラミック系のビスやボルトを使用すれば、ビスやボルトを介した熱伝導損失を更に低減することが可能になる。
【0048】
もちろん、ビスやボルトではなく、接着剤により、風呂往き配管接続部23や風呂戻り配管接続部24を貯湯タンクユニットのケーシング15へ固定しても良く、接着剤で固定すればビスやボルトを介した熱伝導損失がなくなるため、更なる熱損失低減を図ることができる。
【0049】
また、実施の形態1では、冷媒回路のサイクルを、高圧側の冷媒圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルとしたが、もちろん高圧側の冷媒圧力が臨界圧力以下のヒートポンプサイクルでもよい。またこの場合、冷媒としてはフロンガス、アンモニアなどを用いても良い。さらに、熱源ユニットそしてヒートポンプユニット1の代わりに電気ヒータを用いても良い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明にかかる給湯機は、風呂加熱機能を有する貯湯型や瞬間式の給湯機に対して有効であり、特に熱源をヒートポンプとしたヒートポンプ給湯機に対して有効である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施の形態1における給湯機の構成図
【図2】本発明の実施の形態1における給湯機の風呂往き配管接続部の断面図
【図3】従来の給湯機の構成図
【符号の説明】
【0052】
1 ヒートポンプユニット
2 貯湯タンクユニット
3 圧縮機
4 給湯熱交換器
5 膨張弁
6 蒸発器 7 送風機
8 貯湯タンク
9 循環ポンプ
10 混合弁
11 水側配管
12 湯側配管
13 給水配管
14 給湯配管
15 貯湯タンクユニットのケーシング
16 給湯端末
17 風呂熱交換器
18 1次側ポンプ
19 風呂往き配管
20 浴槽
21 風呂戻り配管
22 2次側ポンプ
23 風呂往き配管接続部
24 風呂戻り配管接続部
25a、25b 断熱材
26 固定器具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を加熱する熱源ユニットと、前記熱源ユニットで作った湯を貯える貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンクユニットの湯を所定温度に調節して給湯する給湯回路と、風呂熱交換器と風呂往き配管と浴槽と風呂戻り配管と風呂循環ポンプとを環状に接続して前記貯湯タンクユニットの湯で前記浴槽の水を加熱する風呂回路とを備えた給湯機において、前記風呂熱交換器と前記風呂往き配管との風呂往き配管接続部、及び前記風呂戻り配管と前記風呂循環ポンプとの風呂戻り配管接続部を、熱伝導防止手段を介して前記貯湯タンクユニットのケーシングに設置したことを特徴とする給湯機。
【請求項2】
前記熱伝導防止手段は、前記風呂往き配管接続部と前記貯湯タンクユニットの前記ケーシングとの間、及び前記風呂戻り配管接続部と前記貯湯タンクユニットの前記ケーシングとの間に発泡ウレタン系の断熱材を挿入する構成とした請求項1に記載の給湯機。
【請求項3】
前記熱伝導防止手段は、前記風呂往き配管接続部と前記貯湯タンクユニットの前記ケーシングとの間、及び前記風呂戻り配管接続部と前記貯湯タンクユニットの前記ケーシングとの間にノンアスベスト系の繊維断熱材を挿入する構成とした請求項1に記載の給湯機。
【請求項4】
前記熱伝導防止手段は、前記風呂往き配管接続部と前記貯湯タンクユニットの前記ケーシングとの間、及び前記風呂戻り配管接続部と前記貯湯タンクユニットの前記ケーシングとの間にパッキン状のゴム成型品を挿入する構成とした請求項1に記載の給湯機。
【請求項5】
前記熱源ユニットがヒートポンプユニットであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の給湯機。
【請求項6】
前記ヒートポンプユニットの冷媒回路は、高圧側の冷媒圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルである請求項5に記載の給湯機。
【請求項7】
使用する冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする請求項6に記載の給湯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−256347(P2008−256347A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−305417(P2007−305417)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】