説明

給紙装置及び画像形成装置

【課題】寸法の異なる定型紙であっても適応でき、2枚送りなどの誤動作を簡単に回避しえ、しかもコストが安価で実用性の高い給紙装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】紙送り部2は、紙送りローラ21と、案内部材22とを備えている。紙送りローラ21は、給紙部1の紙収納部16において、その上方に配置され、紙収納部16と向き合う下側で見た回転方向R1が、紙送り方向F1とは逆方向になるように回転駆動される。案内部材22は、紙送りローラ21の上側に添えられていて、下面と、紙送りローラ21の外周面との間に紙送り路が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等の画像形成装置において装着される給紙装置、及び、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の給紙装置としては、従来より、種々の構造のものが提案され、実用に供されている。例えば、特許文献1は、所謂「コーナ爪方式」の給紙装置を開示しており、特許文献2は、フリクションパット方式の給紙装置を開示し、更に、特許文献3は、FRR方式と称される給紙装置を開示している。しかし、これらの従来技術には、それぞれの固有の構造に基づいて発生する問題点を抱えている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されたコーナ爪方式給紙装置は、紙寸法が異なる毎に、爪位置の異なるカセットを用意しなければならないし、給紙コロの位置及び回転半径を変えていかなければならない。
【0004】
特許文献2に開示されたフリクションパット方式の給紙装置は、特許文献1に開示された技術の持つ問題点を解決しているが、フリクションパッドと給紙コロとの間に、2枚の紙が挟まった場合、フリクションパッドによって下側の紙に摩擦停止が掛かるため、その上ですべる上側の紙との間で、異音を生じる。
【0005】
特許文献3に開示されたFRR方式の給紙装置も、特許文献1に開示された発明の持つ難点は解消できるけれども、ピックアップローラの他に、2枚送りを防止する手段として、フィードローラとリバースローラとの組み合わせ紙送りローラ構造を必要とし、どうしてもコスト高になる。しかも、フィードローラとリバースローラとの間に2枚の紙が送られたときの両ローラ間圧力を、1枚の紙が送られたときのローラ間圧力から識別して、リバースローラを逆回転させなければならないという圧力検知の難しさを克服しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭57-38233号公報
【特許文献2】特開2004−224519号公報
【特許文献3】特開平9−240852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、寸法の異なる定型紙であっても適応できる給紙装置及び画像形成装置を提供することである。
【0008】
本発明のもう一つの課題は、2枚送りなどの誤動作を簡単に回避しえる給紙装置及び画像形成装置を提供することである。
【0009】
本発明の更にもう一つの課題は、コストが安価で、しかも実用性の高い給紙装置及び画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するため、本発明に係る給紙装置は、給紙部と、紙送り部とを含む。前記給紙部は、多数枚の紙を重ねて収納するものであって、紙送り方向でみた後方に紙押さえ部を有する。
【0011】
前記紙送り部は、紙送りローラと、案内部材とを備えており、前記紙送りローラは、前記給紙部の紙収納部において、その上方に配置され、前記紙収納部と向き合う下側で見た回転方向が、紙送り方向とは逆方向になるように回転駆動される。前記案内部材は、前記紙送りローラの上側に添えられていて、下面と、前記紙送りローラの外周面との間に紙送り路が形成される。
【0012】
上述したように、本発明に係る給紙装置では、紙送り部は、紙送りローラを備えており、この紙送りローラは、紙収納部の上方に配置され、前記紙収納部と向き合う下側で見た回転方向が、紙送り方向とは逆方向になるように回転駆動される。したがって、紙送りに当たって、紙送りローラが、紙収納部内の最上層紙に接触した場合、最上層紙に対して、紙送り方向とは逆方向、即ち、後方側への送りがかかる。
【0013】
一方、給紙部は、紙送り方向でみた紙の後方を押さえる紙押さえ部を有するから、紙送りローラにより、送り方向とは逆方向、即ち、後方側への送りがかかった最上層紙は、後方が押さえられ、上向きのループを作る。このループは、紙送りローラによる後方側への送り量と共に、次第に膨らんでゆく。それにつて、最上層紙の前端が後退してゆき、ついには、前端が紙送りローラの外周から外れる。
【0014】
ここで、紙送り部は、紙送りローラとともに、案内部材とを備えており、案内部材は、紙送りローラの上側に添えられていて、案内部材の下面と、紙送りローラの外周面との間に紙送り路が形成される。このため、最上層紙の前端が後退してゆき、前端が紙送りローラの外周から外れた瞬間に、ループの反発力、ばね性により、最上層紙の前端が案内部材の下面で受けられる共に、紙送りローラと、案内部材の下面との間に入り込む。案内部材の下面と、紙送りローラの外周面との間には、紙送り路が形成されているから、最上層紙の前端が、最上層紙のループの有する反発力あるいはばね性により、紙送り路に送り込まれる。紙送り路で見た紙送りローラの外周面の運動方向は、下側の外周面の運動方向とは逆方向、即ち、予め定められた紙送り方向に一致する。これにより、最上層紙の一枚だけが、前方に向かって送られることになる。
【0015】
紙送りローラと、案内部材との前方には、通常、搬送ローラなどが備えられているので、紙送りローラと、案内部材とによって送られた最上層紙の前端が、搬送ローラによって捕らえられると、以降はハイスピードで搬送される。
【0016】
上述した紙送り動作は、紙寸法が変わっても、同様に実行される。従って、寸法の異なる定型紙であっても適応できる。しかも、紙送りローラによる紙送り動作は、基本的には、最上層紙に対してのみ働くのであるから、2枚送りなどの誤動作を生じ難い。更に、紙送り部は、紙送りローラと案内部材とによって構成できるから、コストが安価で、しかも実用性も高くなる。
【0017】
最上層紙が、完全に送り出されないうちに、その下の紙が、紙送りローラによる送り作用を受けて、その前端が案内部材の下面と、紙送りローラの外周面との間の紙送り路に入りこむことによる2枚送りは、紙送りローラ及び案内部材と搬送ローラとの距離、搬送ローラによる搬送スピードの選択などによって回避することができる。
【0018】
2枚送りを回避するもう一つの有効な手段は、給紙部の底面に、紙送りローラの回転に追従して、紙を上下動させる可動体を有する構成である。この構成では、最上層紙が、案内部材の下面と、紙送りローラの外周面との間の紙送り路にある間は、可動体を下降させて、給紙部内の紙の表面位置を下げ、紙送りローラの外周面から離す。そして、最上層紙が、案内部材の下面と、紙送りローラの外周面との間の紙送り路から完全に送り出され後、可動体を上昇させて、給紙部内の紙の表面を紙送りローラの外周面に接触させるのである。
【0019】
本発明に係る給紙装置は、複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等の画像形成装置に適用される。これにより、本発明に係る給紙装置の有する効果を奏する画像形成装置を実現することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)寸法の異なる定型紙であっても適応できる給紙装置及び画像形成装置を提供することができる。
(b)2枚送りなどの誤動作を簡単に回避しえる給紙装置及び画像形成装置を提供することができる。
(c)コストが安価で、しかも実用性の高い給紙装置及び画像形成装置を提供することができる。
【0021】
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る給紙装置とその紙送り動作を説明する図である。
【図2】図1に示した後の紙送り動作を説明する図である。
【図3】図2に示した後の紙送り動作を説明する図である。
【図4】図3に示した後の紙送り動作を説明する図である。
【図5】図4に示した後の紙送り動作を説明する図である。
【図6】図5に示した後の紙送り動作を説明する図である。
【図7】図6に示した後の紙送り動作を説明する図である。
【図8】本発明に係る給紙装置を組み込んだ画像形成装置の構成を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1〜図7を参照すると、本発明に係る給紙装置は、給紙部1と、紙送り部2とを含む。給紙部1は、多数枚の紙3を重ねて収納するものであって、紙送り方向F1でみた後方に紙押さえ部10を有する。
【0024】
図の給紙部1は、金属その他の材料によって構成されたカセットの形態となっていて、底板11の周縁に側板12〜15を立設してあり、底板11及び側板12〜15によって囲まれた平面視4角形の紙収納部16に、多数枚の紙3が積層された状態になっている。紙3は、A系列、B系列のような定型紙であり、画像形成に適した材質を持つ。紙送り方向F1で見て、後方に位置する側板12には、紙3の後方が突き当たり、後方への移動が制限されている。更に、紙3の後方には、押さえ板101及び押さえ棒102よりなる押さえ部10が配置されており、押さえ板101及び押さえ棒102により、紙3の後方領域に適度の押圧を与える。この押圧力は、紙送りの障害とならず、かつ、後で述べるループ形成において、その反力により、紙3の後半部が持ち上がらないような、そのような値に選定される。
【0025】
更に、底板11の内面には、可動体18が備えられている。図示の可動体18は、例えば金属板などで構成された平板状であって、一端が、底板11の中間部で回転自在に軸止めされている。可動体18の他端側には、引張ばね191と、ソレノイドなどのアクチュエータ192が連結されている。引張ばね191は、可動体18を持ち上げる方向に働き、アクチュエータ192は、可動体18を下降させる方向に働く。引張ばね191とアクチュエータ192は、上述したように、可動体18を上下動(フラッパ動作)させる手段として付加されたものであるから、同様のフラッパ動作を確保できるものならば、他の手段によって置換することができる。更に、可動体18を軸止めする付近に、給紙部1を構成する底板11を横切る凸部193が設けられている。
【0026】
紙送り部2は、紙送りローラ21と、案内部材22とを備えている。紙送りローラ21は、給紙部1の紙収納部16において、その上方に配置され、紙収納部16と向き合う下側で見た回転方向が、紙送り方向F1とは逆方向REとなるように回転駆動される。紙送りローラ21は、これまで提案され、実用に供されているものから、適宜選択して使用することができる。好ましくは、内部に空洞を持ち、外周の変形量の大きなものを用いる。図示の紙送りローラ21は、外周円形状であるが、必ずしも、それに限定されるものではない。外周の一部に平坦面を有するようなものであっても、使用できる可能性がある。
【0027】
案内部材22は、紙送りローラ21の上側に添えられていて、下面と、紙送りローラ21の外周面との間に紙送り路が形成される。案内部材22は、摩擦抵抗の小さな滑りのよい材料で構成することが好ましい。図示の案内部材22は、プラスチック板によって構成されており、紙送りローラ21と接する下面が平坦な平面となっている。案内部材22は、紙送りローラ21の外側に突き出るような大きさにする。紙送り方向F1に対して後端側においては、その突出量は、紙送り動作を考慮した寸法に設定すべきである。案内部材22には、光センサ23が設けられている。
【0028】
次に動作について説明する。まず、図1に図示するように、給紙部1の内部に、多数枚の紙3を積層配置する。この状態では、可動体18は、アクチュエータ192の引張動作を受けて、底板11とほぼ平行な位置にある。次に、アクチュエータ192の引張動作を解除すると、可動体18が引張ばね191の作用をうけて、図2に図示するように、上昇フラッパ動作をする。この結果、最上層紙31に紙送りローラ21の外周面が接触する。この紙送りローラ21は、紙収納部16の上方に配置され、紙収納部16と向き合う下側で見た回転方向R1が、紙送り方向F1とは逆方向REになるように、図示しないモータによって回転駆動される。したがって、紙送りに当たって、紙送りローラ21が、紙収納部16内の最上層紙31に接触した場合、図2〜図3に図示するように、最上層紙31に対して、紙送り方向F1とは逆方向RE、即ち、後方側への送りがかかる。
【0029】
一方、給紙部1は、紙送り方向F1でみた紙3の後方を押さえる紙押さえ部10を有するから、紙送りローラ21により、送り方向とは逆方向RE、即ち、後方側への送りがかかった最上層紙31は、後端が押さえられ、図3に図示するように、上向きのループLPを作る。このループLPは、紙押さえ部10の押さえ棒102を始点にして湾曲するもので、紙送りローラ21による後方側への送り量と共に、図4、図5に図示するように次第に膨らんでゆく。それにつれて、最上層紙31の前端が後退してゆき、ついには、図6に図示するように、前端が紙送りローラ21の外周から外れる。その間、ループLPの反力が、紙押さえ部10の紙押さえ板101及び押さえ棒102によって押さえられるので、最上層紙31の後半部が、ループ反力によって持ち上がるようなことは起こらない。
【0030】
ここで、紙送り部2は、紙送りローラ21とともに、案内部材22とを備えており、案内部材22は、紙送りローラ21の上側に添えられていて、案内部材22の下面と、紙送りローラ21の外周面との間に紙送り路が形成される。このため、最上層紙31の前端が後退してゆき、前端が紙送りローラ21の外周から外れた瞬間に、図6に図示すように、ループLPの反発力、ばね性により、最上層紙31の前端が案内部材22の下面で受けられる共に、紙送りローラ21と、案内部材22の下面との間に入り込む。案内部材22の下面と、紙送りローラ21の外周面との間には、紙送り路が形成されているから、最上層紙31の前端が、最上層紙31のループLPの有する反発力あるいはばね性により、紙送り路に送り込まれる。紙送り路で見た紙送りローラ21の外周の運動方向(回転移動方向)は、下側の外周の回転移動方向とは逆方向、即ち、予め定められた紙送り方向F1に一致する方向である。これにより、図7に図示するように、最上層紙31の一枚だけが、前方に向かって、紙送り方向F1の方向に送られることになる。
【0031】
紙送りローラ21と、案内部材22との前方には、通常、搬送ローラなどが備えられているので、紙送りローラ21と、案内部材22とによって送られた最上層紙31の前端が、搬送ローラによって捕らえられると、以降はハイスピードで搬送される。
【0032】
上述した紙送り動作は、紙寸法が変わっても、同様に実行される。従って、寸法の異なる定型紙3であっても適応できる。しかも、紙送りローラ21による紙送り動作は、基本的には、最上層紙31に対してのみ働くのであるから、2枚送りなどの誤動作を生じ難い。更に、紙送り部2は、紙送りローラ21と案内部材22とによって構成できるから、コストが安価で、しかも実用性も高くなる。
【0033】
最上層紙31が、完全に送り出されないうちに、その下の紙3が、紙送りローラ21による送り作用を受けて、その前端が案内部材22の下面と、紙送りローラ21の外周面との間の紙送り路に入りこむことによる2枚送りは、紙送りローラ21及び案内部材22と搬送ローラとの距離、搬送ローラによる搬送スピードの選択などによって回避することができる。
【0034】
2枚送りを回避する有効な手段として、本発明では、、給紙部1の底面に、紙送りローラ21の回転に追従して、紙3を上下動させる可動体18を有する。この可動体18は、引張ばね191及びアクチュエータ192の協働により制御される。引張ばね191及びアクチュエータ192は、図6、図7に図示するように、少なくとも、最上層紙31が、案内部材22の下面と、紙送りローラ21の外周面との間の紙送り路にある間は、可動体18を下降させて、給紙部1内の紙3の表面位置を下げ、紙送りローラ21の外周面から離すように働く。
【0035】
実施の形態では、最上層紙31が紙送りローラ21の外周面から外れる直前の図5の状態で、可動体18を下降させる。そして、最上層紙31が、案内部材22の下面と、紙送りローラ21の外周面との間の紙送り路から完全に送り出され後、図2に図示するように、可動体18を上昇させて、給紙部1内の紙3の表面を紙送りローラ21の外周面に接触させるのである。アクチュエータ192による可動体18の下降動作は、光センサ23による最上層紙31の検知によって制御される。即ち、光センサ23が、ループLPした最上層紙31からの反射光を検知したときに、アクチュエータ192を動作させ、可動体18を下降させるのである。
【0036】
図8を参照すると、本発明に係る給紙装置Aを組み込んだ画像形成装置が図示されている。この画像形成装置は、底面に脚部26を備えた筐体25の内部に、搬送ローラ27、28や画像形成部29などを有している。搬送ローラ27、28における紙搬送方向の上流であってやや下方には、本発明に係る給紙装置Aが設けられている。給紙装置Aからみて、紙搬送方向の下流側には、レジストローラ41、画像形成部29、定着ユニット43、排紙ローラ45がその順に配置されている。
【0037】
画像形成部29は、カートリッジ47、光学ユニット49、転写ローラ51を有している。カートリッジ47は、紙搬送経路の上方に配置されており、光学ユニット49によってその動作が制御されている。転写ローラ51は、紙搬送経路を挟んでカートリッジ47と対向する位置に配置されている。さらに、この他、画像形成装置の筐体25内には、電源ユニット53や、内部冷却用のファン55などが配置されている。
【0038】
図8に示した画像形成装置は、本発明に係る給紙装置Aを有するから、給紙装置Aの有する利点をそのまま享受することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 給紙部
2 紙送り部
21 紙送りローラ
22 案内部材
3 紙


【特許請求の範囲】
【請求項1】
給紙部と、紙送り部とを含む給紙装置であって、
前記給紙部は、多数枚の紙を重ねて収納するものであって、紙送り方向でみた後方に紙押さえ部を有しており、
前記紙送り部は、紙送りローラと、案内部材とを備えており、
前記紙送りローラは、前記給紙部の紙収納部において、その上方に配置され、前記紙収納部と向き合う下側で見た回転方向が、紙送り方向とは逆方向になるように回転駆動されるものであり、
前記案内部材は、前記紙送りローラの上側に添えられていて、下面と、前記紙送りローラの外周面との間に紙送り路が形成される、
給紙装置。
【請求項2】
請求項1に記載された紙送り装置であって、前記給紙部は、底面に、前記紙送りローラの回転に追従して、前記紙を上下動させる可動体を有する、給紙装置。
【請求項3】
給紙装置を有する画像形成装置であって、前記給紙装置は、請求項1又は2に記載されたものでなる、画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−30951(P2012−30951A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−173302(P2010−173302)
【出願日】平成22年8月2日(2010.8.2)
【出願人】(593066760)株式会社タクミ精工 (6)
【Fターム(参考)】