説明

線状物の固定構造

【課題】線状物の所望の位置及び向きに固定部材を簡単に取り付けることができる線状物の固定構造を提供する。
【解決手段】線状物の固定構造1は、複数の電線21からなる電線束2と、固定部材3と、結束部材4と、第二の結束部材5とを備えている。固定部材3は、電線束2を結束する結束部31と、該結束部31に連なり且つパネル6に固定される固定部32とを備えている。結束部材4は、一部の電線21の外周面に配されて該一部の電線21を結束する。結束部材4は、電線束2の長手方向における結束部31の位置と、電線束2の周方向における固定部32の位置とを指示する。即ち、結束部31と固定部32とは、結束部材4の近傍に配される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の線状体からなる線状物と、該線状物を結束して被固定部に固定する固定部材とを備えた線状物の固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車には多くの電子機器が搭載されており、電子機器はワイヤハーネスを介して自動車や他の電子機器と接続されている。ワイヤハーネスは、複数の電線からなる電線束と、該電線束を構成する電線のそれぞれの端末に取り付けられたコネクタとを備えている。ワイヤハーネスと電子機器とは、それぞれが備えたコネクタ同士が嵌合することにより接続され、ワイヤハーネスは電子機器に電力や制御信号等を伝達する。
【0003】
このようなワイヤハーネスは、例えば、車体を構成するパネルに配索される。電線束は、固定部材によってパネルに固定されてパネルに配索される(例えば、特許文献1参照)。この固定部材は、まず電気接続箱をパネルに固定し、次いで電線束が取り付けられて該電線束をパネルに固定することによって電線束を所望の配索経路に沿って配索する。
【0004】
また、予め電線束に固定部材を取り付け、該固定部材をパネルに固定することによって電線束を配索することも可能である。このような固定部材は、電線束を結束する結束部と、該結束部に連なり且つパネルに固定される固定部とを備えている。固定部は、結束部の外方向に向かって突出している。
【0005】
固定部材は、結束部が電線束の長手方向において所望の位置に配され、且つ、固定部が電線束の周方向においてパネルに向かって突出するような位置(向き)に配されて電線に取り付けられるが、このように固定部材を電線束の所望の位置に取り付けるためには、従来、ワイヤハーネス組立装置が用いられており、組立工程が複雑化するといった問題があった。
【0006】
このような問題を解決するために、例えば、電線束の固定部材を取り付ける部分に、目印として予め粘着テープ等の結束部材を巻きつけておくことが考えられる。図6は、結束部材104で結束された電線束102を示している。電線束102は図示例では三本の電線121からなり、結束部材104はこれら三本の電線121を結束している。結束部材104の外表面に固定部材103を取り付けることによって、結束部131を電線束102の長手方向において所望の位置に簡単に配することができる。
【特許文献1】特開平11−252742号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前述した結束部材は、電線束の周方向における固定部の位置の目印にはならないので、固定部をパネルに向かって突出するように配することが困難であるといった問題があった。
【0008】
また、電線束に直接固定部材を取り付けずに、樋状の本体部と該本体部を覆うカバー部とからなるプロテクタに予め所望の位置に配された固定部材を取り付けておき、このプロテクタ内に電線を通して電線を配索することもできるが、プロテクタが別部品として必要になり、部品点数の増加によるコストの高騰や組立工程数の増加といった問題があった。
【0009】
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、線状物の所望の位置及び向きに固定部材を簡単に取り付けることができる線状物の固定構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の線状体からなる線状物と、前記線状物を結束する結束部と該結束部に連なり且つ被固定部に固定される固定部とを有した固定部材とを備えた線状物の固定構造において、一部の線状体の外周面に配されて、前記線状物の長手方向における前記結束部の位置と、前記線状物の周方向における前記固定部の位置とを指示する指示手段を備えたことを特徴とした線状物の固定構造である。
【0011】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された線状物の固定構造において、前記指示手段が、前記一部の線状体を結束する結束部材であるとともに、前記結束部と前記固定部とが、前記結束部材の近傍に配されたことを特徴とした線状物の固定構造である。
【0012】
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された線状物の固定構造において、前記指示手段が、前記一部の線状体を結束する結束部材であるとともに、前記結束部が、前記結束部材の近傍に配され、前記固定部が、前記線状物の軸心を挟んで前記結束部材の反対側に配されたことを特徴とした線状物の固定構造である。
【0013】
請求項4に記載された発明は、請求項2または請求項3に記載された線状物の固定構造において、前記結束部材と異なる色に形成され、前記線状物を結束する第二の結束部材を備えたことを特徴とした線状物の固定構造である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載された発明によれば、一部の線状体の外周面に配されて、線状物の長手方向における結束部の位置と、線状物の周方向における固定部の位置とを指示する指示手段を備えているので、指示手段にしたがって固定部材を取り付けることによって、線状物の所望の位置及び向きに固定部材を簡単に取り付けることができる。
【0015】
請求項2に記載された発明によれば、指示手段が一部の線状体を結束する結束部材であるとともに、結束部と固定部とが結束部材の近傍に配されているので、結束部材を目印に固定部材を取り付けることによって、固定部材を所望の位置及び向きに簡単に取り付けることができる。
【0016】
請求項3に記載された発明によれば、指示手段が、一部の線状体を結束する結束部材であるとともに、結束部が、結束部材の近傍に配され、固定部が、線状物の軸心を挟んで結束部材の反対側に配されているので、結束部材を目印に固定部材を取り付けることによって、固定部材を所望の位置及び向きに簡単に取り付けることができる。
【0017】
請求項4に記載された発明によれば、結束部材と異なる色に形成され、線状物を結束する第二の結束部材を備えているので、固定部材を取り付ける前の線状物がばらばらになることがなく、また、第二の結束部材を結束部材と誤認してしまうのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の第一の実施形態にかかる線状物の固定構造1を図1及び図2を参照して説明する。本発明の第一の実施形態にかかる線状物の固定構造1は、電線束2(線状物に相当する)を移動体としての自動車の車体を構成するパネル6(被固定部に相当する)等に固定する。線状物の固定構造1は、図1に示すように、電線束2と、固定部材3と、指示手段としての結束部材4と、第二の結束部材5とを備えている。
【0019】
パネル6には、パネル6を貫通した孔61が設けられている。孔61内には固定部材3の後述する固定部32が通されて、パネル6に固定部材3が固定される。電線束2は、パネル6の外表面に配索される。
【0020】
電線束2は、移動体としての自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する。電線束2は、複数の電線21(線状体に相当する)からなり、図示例では三本の電線21からなる。電線21は、図2等に示すように、導電性の芯線22と、絶縁性の被覆部23とを備えている。
【0021】
芯線22は、複数の素線が撚られて形成されている。芯線22を構成する素線は、導電性の金属材料からなる。また、芯線22は、一本の素線から構成されていてもよい。被覆部23は、例えば、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなる。被覆部23は、芯線22を被覆している。芯線22とこの芯線22を被覆する被覆部23とで、電線21は断面形状が円形に形成されている。
【0022】
固定部材3は、絶縁性の合成樹脂等からなる。固定部材3は、図1及び図2に示すように、電線束2を結束する結束部31と、該結束部31に連なり且つパネル6に固定される固定部32とを備えている。結束部31は、図2に示すように、帯板状のバンド33と、バンド33の基端に設けられた挿通係止部34とを備えている。
【0023】
バンド33は可撓性を有し、電線束2の外周面に配される。該外周面から離れたバンド33の外表面には、鋸歯状の複数の係止突起33aが設けられている。係止突起33aは、バンド33の表面に略直交する係止面と、摺接用の傾斜面とを有している。
【0024】
挿通係止部34は、枠部34aと、枠部34a内に突出した係止片34bとを備えている。枠部34aは、バンド33の長手方向に沿って開口しており、内部にバンド33を通す。係止片34bは、可撓性を有している。係止片34bは、枠部34a内に通されたバンド33の係止突起33aを係止する。
【0025】
前述した構成の結束部31は、電線束2の外周面に配された状態で枠部34a内にバンド33の先端が挿通され、バンド33で電線束2を締め付けて係止突起33aを係止片34bで係止することによって、電線束2を結束する。なお、枠部34aを貫通したバンド33の先端側は、適宜切断する。
【0026】
固定部32は、枠部34aの外表面から突出した支柱35と、支柱35の先端に連なる係止羽根36と、支柱35の基端に連なる当接羽根37とを備えている。
【0027】
係止羽根36は、帯板状に形成されて支柱35に沿って設けられ、長手方向の一端部が支柱35の先端に連なり、他端部が支柱35の基端側に配されている。係止羽根36は、支柱35の基端に向かうにしたがって支柱35から離れるように設けられている。係止羽根36は、支柱35を互いの間に位置付けるように一対設けられている。係止羽根36は、前記他端部が支柱35に近づく方向に弾性変形自在に設けられている。係止羽根36の前記他端部側には、係止羽根36の幅方向に沿った段差36aが設けられている。
【0028】
当接羽根37は、フード状に形成されて支柱35の基端から支柱35の先端に向かって延びて設けられ、支柱35の先端に向かうにしたがって支柱35から離れるように設けられている。
【0029】
前述した構成の固定部32は、支柱35の先端側からパネル6の孔61に通される。すると、係止羽根36が、孔61の内面と当接して弾性変形して段差36aが孔61を通り抜けた後に弾性復元し、孔61の内面を押圧する。そして、段差36aと当接羽根37の先端との間にパネル6が位置付けられて、固定部32がパネル6に固定されて、電線束2がパネル6に固定されて配索される。
【0030】
結束部材4(図1)は、ポリ塩化ビニル等からなる粘着テープであり、例えば、白色のものが用いられる。結束部材4の色は、勿論、どんな色のものでも用いることができるが、被覆部23と異なる色であることが好ましい。結束部材4は、図1及び図2に示すように、一部の電線21の外周面に配されている。即ち、結束部材4は、三本の電線21のうちの、パネル6に電線束2を配索する際にパネル6寄りに配される二本の電線21に巻きつけられている。結束部材4は、二本の電線21の長手方向の一部に巻きつけられている。結束部材4は、二本の電線21を一つに結束するように巻きつけられている。
【0031】
前述した構成の結束部材4は、電線束2の長手方向における固定部材3の結束部31の位置と、電線21の周方向における固定部材3の固定部32の位置とを指示する。即ち、結束部31と固定部32とが結束部材4の近傍に配されている。より具体的には、結束部材4に重なるように結束部31が配されており(図1)、結束部材4が巻きつけられた二本の電線21側に固定部32が配されている(図2)。なお、結束部31は、必ずしも固定部材3と重なり合わなくてもよい。
【0032】
第二の結束部材5(図1)は、ポリ塩化ビニル等からなる粘着テープである。第二の結束部材5の色は、結束部材4と明確に区別がつくように結束部材4と異なる色で形成されていることが好ましい。第二の結束部材5は、電線束2、即ち、三本の電線21すべてを結束している。第二の結束部材5は、結束部材4の両側に設けられている。なお、第二の結束部材5を結束部材4の片側だけに設けてもよい。
【0033】
前述した構成の線状物の固定構造1において電線束2をパネル6に固定する際には、まず、三本の電線21のうちのパネル6寄りに配される二本の電線21に結束部材4を巻きつける。電線束2の複数の箇所を異なる方向に対して固定したい場合は、図1に示すように、それぞれの箇所においてパネル6寄りに配される電線21に結束部材4を巻きつける。
【0034】
そして、結束部材4を目印にして電線束2に固定部材3を取り付ける。まず、結束部材4に重なるように結束部31を配して固定部材3を電線束2の長手方向において位置決めする。続いて、電線束2の結束部材4が巻きつけられた側に固定部32を配して固定部材3を電線束2の周方向において位置決めした後、固定部材3で電線束2を結束する。そして、固定部32をパネル6の孔61に押し込んで固定部32をパネル6に対して固定して、電線束2を配索する。
【0035】
本実施形態によれば、一部の電線21の外周面に配されて、電線束2の長手方向における結束部31の位置と、電線束2の周方向における固定部32の位置とを指示する結束部材4を備えているので、結束部材4にしたがって固定部材3を取り付けることによって、電線束2の所望の位置及び向きに固定部材3を簡単に取り付けることができる。
【0036】
結束部材4が一部の電線21を結束するとともに、結束部31と固定部32とが結束部材4の近傍に配されているので、結束部材4を目印に固定部材3を取り付けることによって、固定部材3を所望の位置及び向きに簡単に取り付けることができる。
【0037】
結束部材4と異なる色に形成され、電線束2を結束する第二の結束部材5を備えているので、固定部材3を取り付ける前の電線束2がばらばらになることがなく、また、第二の結束部材5を結束部材4と誤認してしまうのを防止することができる。
【0038】
本実施形態においては、結束部材4は、図1及び図2に示すように、二本の電線21を一つに結束するように巻きつけられていた。しかしながら本発明では、図3に示すように、二本の電線21のそれぞれに結束部材4が巻きつけられていてもよい。この場合、二本の電線21は、結束部材4によって一つに結束されないことになる。
【0039】
また、本実施形態においては、電線21を線状体とし電線束2を線状物とした。しかしながら本発明は、例えば光ファイバー等の他の長尺な物体にも適用することができる。
【0040】
また、本実施形態においては、パネル6を被固定部とした。しかしながら本発明では、例えば電線束2を電気接続箱の外表面に固定してもよく、被固定部がパネル6に限定されることはない。
【0041】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる線状物の固定構造1を、図4を参照して説明する。なお、前述した第一の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0042】
本発明の第二の実施形態にかかる線状物の固定構造1における結束部材4は、三本の電線21のうちの、パネル6に電線束2を配索する際にパネル6から離れて配される一本の電線21に巻きつけられている。
【0043】
前述した構成の結束部材4は、電線束2の長手方向における固定部材3の結束部31の位置と、電線21の周方向における固定部材3の固定部32の位置とを指示する。即ち、結束部31が結束部材4の近傍に配され、固定部32が結束部材4の巻きつけられた一本の電線21から離れた側に配されている。より具体的には、結束部材4に重なるように固定部材3の結束部31が配されており、電線束2の軸心を挟んで結束部材4の反対側に固定部32が配されている。
【0044】
本実施形態においても、一部の電線21の外周面に配されて、電線束2の長手方向における結束部31の位置と、電線束2の周方向における固定部32の位置とを指示する結束部材4を備えているので、結束部材4にしたがって固定部材3を取り付けることによって、電線束2の所望の位置及び向きに固定部材3を簡単に取り付けることができる。
【0045】
結束部材4が一部の電線21を結束するとともに、結束部31が結束部材4の近傍に配され、固定部32が電線束2の軸心を挟んで結束部材4の反対側に配されているので、結束部材4を目印に固定部材3を取り付けることによって、固定部材3を所望の位置及び向きに簡単に取り付けることができる。
【0046】
結束部材4と異なる色に形成され、電線束2を結束する第二の結束部材5を備えているので、固定部材3を取り付ける前の電線束2がばらばらになることがなく、また、第二の結束部材5を結束部材4と誤認してしまうのを防止することができる。
【0047】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる線状物の固定構造1を、図5を参照して説明する。なお、前述した第一及び第二の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0048】
本発明の第三の実施形態にかかる線状物の固定構造1は、電線束2が多数の電線21からなるとともに、多数の電線21のうちの、パネル6に電線束2を配索する際にパネル6寄りに配される一部の電線21に巻きつけられている。なお、電線束2を構成する電線21の数や、結束部材4が巻きつけられる電線21の数は、図示例に限定されることはない。
【0049】
前述した構成の結束部材4は、電線束2の長手方向における固定部材3の結束部31の位置と、電線21の周方向における固定部材3の固定部32の位置とを指示する。即ち、結束部31と固定部32とが結束部材4の近傍に配されている。より具体的には、結束部材4に重なるように固定部材3の結束部31が配されており、結束部材4が巻きつけられた一部の電線21側に固定部32が配されている。
【0050】
本実施形態おいても、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態においては、多数の電線21のうちの、パネル6に電線束2を配索する際にパネル6寄りに配される一部の電線21に巻きつけられていたが、第二の実施形態のように、パネル6に電線21を配索する際にパネル6から離れて配される一部の電線21に巻きつけられ、電線束2の軸心を挟んで結束部材4の反対側に固定部32が配されていてもよい。
【0051】
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる線状物の固定構造を示す側面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図2に示された結束部材の変形例を示す断面図である。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる線状物の固定構造を示す断面図である。
【図5】本発明の第三の実施形態にかかる線状物の固定構造を示す断面図である。
【図6】従来の線状物の固定構造を示す側面図である。
【符号の説明】
【0053】
1 線状物の固定構造
2 電線束(線状物)
3 固定部材
4 結束部材(指示手段)
5 第二の結束部材
6 パネル(被固定部)
21 電線(線状体)
31 結束部
32 固定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の線状体からなる線状物と、
前記線状物を結束する結束部と、該結束部に連なり且つ被固定部に固定される固定部とを有した固定部材と、
を備えた線状物の固定構造において、
一部の線状体の外周面に配されて、前記線状物の長手方向における前記結束部の位置と、前記線状物の周方向における前記固定部の位置とを指示する指示手段を備えたことを特徴とする線状物の固定構造。
【請求項2】
前記指示手段が、前記一部の線状体を結束する結束部材であるとともに、
前記結束部と前記固定部とが、前記結束部材の近傍に配されたことを特徴とする請求項1に記載の線状物の固定構造。
【請求項3】
前記指示手段が、前記一部の線状体を結束する結束部材であるとともに、
前記結束部が、前記結束部材の近傍に配され、
前記固定部が、前記線状物の軸心を挟んで前記結束部材の反対側に配されたことを特徴とする請求項1に記載の線状物の固定構造。
【請求項4】
前記結束部材と異なる色に形成され、前記線状物を結束する第二の結束部材を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の線状物の固定構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−55726(P2009−55726A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−220792(P2007−220792)
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】