説明

縮小拡大可能なヘッダー拡張

ヘッダーフィールドを拡張するためのシステムおよび方法が示される。ヘッダーフィールドは、ヘッダーの現在のサイズを変更せずに拡張され得る。確保されるビットは、拡張ヘッダーの使用を示すために使用され得て、また、拡張ヘッダーは、フレームのペイロードあるいはパッドビットを含むフレーム内のさまざまな位置に格納され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米国特許法第119条の下での優先権主張
この特許出願は、2009年3月3日に出願され、譲受人にこれについて譲渡された「PSDU内の縮小拡大可能なヘッダー拡張(SCALABLE HEADER EXTENSION WITHIN PSDU)」とタイトルをつけられ、明らかに参照によってここに組み込まれる米国仮出願第61/157,126号に対する優先権を主張する。
【0002】
本出願は、一般的には無線通信に関係し、より具体的には、無線通信でのパケットヘッダーを拡張する方法およびシステムに関係する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、複数のユーザにさまざまなタイプの通信(例えば、音声、データ、マルチメディアサービスなど)を供給するために広く展開される。高レートおよびマルチメディアのデータサービスの需要が急速に増大するとともに、向上させられた実行を備えた効率的で強健な通信システムをインプリメントするという挑戦がある。
【発明の概要】
【0004】
実施例において、無線通信システムにおける少なくとも1つの第1のパケットを送信するための通信デバイスは提供される。第1のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールドおよびパッディングフィールドを含む。通信デバイスは、第1の拡張ヘッダーを格納するように構成されたメモリを含む。デバイスは、さらに、メモリと通信し、また、少なくとも1ビットが送信のための第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうか決定するように構成されたたプロセッサを有する。1ビットは、ヘッダーフィールドを占める複数のビットに追加可能である。デバイスは、さらに、プロセッサおよびメモリと通信し、ヘッダーフィールドにおいて第1の拡張ヘッダーの存在を示し、第1のパケットのペイロードフィールドおよびパッディングフィールドの少なくとも1つに第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するよう構成されるメッセージフォーマッタを備える。
【0005】
別の実施例において、無線通信システムにおける少なくとも1つの第1のパケットを送信するための通信デバイスが提供される。第1のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、パッディングフィールドを備える。通信デバイスは、第1の拡張ヘッダーを格納するための手段を備える。デバイスは、さらに、少なくとも1ビットが送信のための第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうか決定するための手段を備える。1ビットは、ヘッダーフィールドを占める複数のビットに追加可能であり、また、決定するための手段は、格納するための手段と通信状態にある。デバイスは、ヘッダーフィールドにおいて第1の拡張ヘッダーの存在を示すための、および第1のパケットのパッディングフィールドおよびペイロードフィールドの少なくとも1つに第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するための手段をさらに備える。示すためのおよび挿入するための手段は、格納するための手段または決定するための手段と通信し得る。
【0006】
別の実施例において、無線通信システムにおける少なくとも1つの第1のパケットを通信する方法が提供される。第1のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、パッディングフィールドを備える。方法は、第1の拡張ヘッダーを格納すること、および少なくとも1ビットが送信用の第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうか決定することを備える。1ビットは、ヘッダーフィールドを占める複数のビットに追加的である。方法は、第1のパケットのヘッダーフィールドにおいて第1の拡張ヘッダーの存在を示し、第1のパケットのパッディングフィールドおよびペイロードフィールドの少なくとも1つに第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入することをさらに備える。
【0007】
別の実施例において、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含むコンピュータ可読製品が提供される。少なくとも1ビットが送信用の第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能な場合、コンピュータ可読製品は、コンピュータに少なくとも部分的に決定させるためのコードを備える。1ビットは、ヘッダーフィールドを占める複数のビットに追加的である。コンピュータ可読製品は、さらに、コンピュータに第1のパケットのヘッダーフィールドにおける第1の拡張ヘッダーの存在を示させ、第1のパケットのパッディングフィールドおよびペイロードフィールドの少なくとも1つに第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入させるためのコード(例えば、実行可能命令)を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】図1Aは、第1の例の無線通信ネットワークを例示する。
【図1B】図1Bは、別の例の無線通信ネットワークを例示する。
【図2】図2は、図1Aおよび図1Bの無線通信ネットワークで使用される例の無線通信デバイスの機能ブロック図である。
【図3】図3は、図1の無線通信ネットワークで使用される例のマクロノードの機能ブロック図である。
【図4】図4は、ECMA−368標準に対応する例のフレーム構造構成を例示する。
【図5】図5は、図4のフレーム構成のための物理層ビット割り当てを例示する。
【図6】図6は、実例となる実施例にしたがう例の拡張可能なヘッダー拡張構造である。
【図7】図7は、図6の拡張可能なヘッダー拡張構造に従った例の修正されるECMA−368フレーム構成を例示する。
【図8】図8は、第1の実施例に従う例の拡張されたPLCPヘッダー構造である。
【図9】図9は、図8の拡張されたPLCPヘッダー構造の拡張ヘッダー情報フィールドのための例のコーディングテーブルを例示する。
【図10】図10は、第2の実施例に従う例の拡張されたPLCPヘッダー構造である。
【図11】図11は、第3の実施例に従う拡張されたPLCPヘッダー構造である。
【図12】図12は、1つの実施例に従うPLCPヘッダーを拡張する方法である。
【詳細な説明】
【0009】
「典型的である(exemply)」という単語は、「例(example)、事例(instance)、あるいは実例(illustration)として役立つ」ことを意味するためにここに使用される。「典型的である」とここに記載れたどんな実施例も、好まれるか、他の実施例上に有利として解釈されるべきでない。ここに記述された技術は、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access:CDMA)ネットワーク、時分割多元接続方式(Time Division Multiple Access:TDMA)ネットワーク、周波数分割多重アクセス(Frequency Division Multiple Access:FDMA)ネットワーク、直交FDMA(Orthogonal FDMA:OFDMA)ネットワーク、シングルキャリヤFDMA(Single−Caeeier:SC−FDMA)ネットワークなどのような様々な無線通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば交換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル・テレステアル・ラジオアクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA)、CDMA2000などのようなラジオ技術をインプリメントし得る。UTRAは広域CDMA(Wideband−CDMA:W−CDMA)および低チップレート(Low Chip Rate:LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856標準をカバーする。TDMAネットワークは、モービル通信のためのグローバルシステム(Global System for Moble Communications:GSM(登録商標))のようなラジオ技術をインプリメントし得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(Evolved UTRA:E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュ−OFDMA:Flash−OFDMA)などのようなラジオ技術をインプリメントし得る。UTRA、E−UTRAおよびGSM(登録商標)は、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションシステム(Universal Moble Telecommunication System:UMTS)の一部である。ロングタームエボルーション(Long Term Evolution:LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの来たるリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM(登録商標)、UMTSおよびLTEは「第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project」:3GPP)という名の組織からの文献に記述されティル。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」((3rd Generation Partnership Project 2:3GPP2)という名の組織からも文献に記述されている。これらのさまざまなラジオ技術および標準は、当該技術において知られている。
【0010】
単一のキャリア変調および周波数領域等化を利用するシングルキャリヤ周波数分割多重アクセス(Single−Carrier frequency division multiple access:SC−FDMA)は、技術である。SC−FDMAは、同様の実行、および本質的にOFDMAシステムのものと同じ実行および本質的に同じ全面的な複雑さを有している。SC−FDMA信号は、その固有の単一のキャリア構造のために、より低いピーク対平均電力の比率(peak−to−average:PAPR)を持っている。SC−FDMAは、より低いPAPRが送信電力効率の点からモバイル端末に非常に役立つアップリンク通信において特に大きな注意を引き寄せる。それは、現在、3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)、または、発展型UTRAにおいてアップリンク多重アクセススキームのために作用する仮定である。
【0011】
いくつかの態様において、ここでの示唆は、マクロ規模のカバー範囲(例えば、典型的には、マクロセルネットワークとして言われている第3世代(3rd Generation:3G)ネットワークのような大規模エリアセルラーネットワーク)およびより書規模なカバー範囲(住宅ベースまたはビルディングベースのネットワーク環境)を含むネットワークにおいて使用され得る。無線通信デバイスがそのようなネットワークを通って移動するとので、無線通信デバイスは、マクロのカバー範囲を提供するアクセスノードによってある一でサービスされ得る一方、無線通信デバイスは、より小規模のカバー範囲を提供するアクセスノードによって他の位置でサービスされ得る。いくつかの態様において、より小さなカバー範囲のノードは、増加する容量の増大、ビルディング内のカバー範囲、および異なるサービスを(例えばより多くの強固なユーザ経験のために)提供するために使用されてもよい。ここでの議論において、比較的広いエリアにわたるカバー範囲を提供するノードは、マクロノードと呼ばれ得る。
【0012】
図1Aは、第1の例の無線通信ネットワーク100を例示する。例示される無線通信ネットワークは、マクロノード102、セル104、無線通信デバイス106、および無線通信デバイス108を含む。無線通信ネットワーク100は、多くのユーザ間の通信を支援するように構成される。無線通信ネットワーク100は、たった1つのセル104を含んでいるように例示されるが、無線通信ネットワークはどんな数のセルを含み得る。セル104の通信のカバー範囲は、マクロノード102によって提供され、それは、例えば基地局を備え得る。マクロのノード203は複数の無線通信デバイス、例えば、無線通信デバイス106および108と対話し得る。
【0013】
無線通信デバイスの各々は、与えられた瞬間でフォワードリンク(forward link:FL)および/またはリバースリンク(reverse link:RL)上のマクロノード102と通信し得る。FLは、マクロノードから無線通信デバイスまで通信リンクである。RLは、無線通信デバイスからマクロノードまで通信リンクである。マクロノード102は、例えば、適切な有線あるいは無線のインタフェースによって、他のセル(この図の中で示されない)のマクロノードに例えば相互連結され得る。従って、マクロノード102は、他のセル(この図の中で示されない)の無線通信デバイスと通信し得る。
【0014】
図1Aへの継続的な参照で、セル104は、田舎の環境における数マイル平方あるいは近傍の内のほんの少数のブロックをカバーし得る。各セルは、さらに、1つ以上のセクター(この図の中で示されない)へ分割され得る。追加のセルを含んでいることによって、技術において有名なように、無線通信ネットワーク100は大きな地理的な地域上のサービスを提供してもよい。
【0015】
無線通信デバイス(例えば、106)は、通信ネットワークを通して音声あるいはデータを送信し受信するためにユーザによって使用される無線通信デバイス(例えば、携帯電話、ルータ、パーソナルコンピュータ、サーバーなど)であり得る。アクセスターミナル(AT)もユーザ設備(UE)、移動局(MS)、あるいは端末デバイスとここに呼ばれてもよいとともに、無線通信デバイスは引用されてもよい。示されるように、無線通信デバイス106および108は、携帯電話を備え得る。しかしながら、無線通信デバイスは、どんな適切な通信デバイスも含み得る。
【0016】
無線通信デバイス108あるいは別のセルにおける無線通信デバイス(この図の中で示されない)のような別の無線通信デバイスに情報を送信し、そこから情報を受信することは、無線通信デバイス108あるいは別の無線通信デバイスは送信情報に無線通信デバイス(例えば106)には望ましいことであり得る。無線通信デバイス106は、無線リンクによってマクロのノード102と最初に通信することにより、これを遂行してもよい。例えば、無線通信デバイス106は、マクロノード102へのメッセージを生成し送信し得る。そして、マクロノード102は、無線通信デバイス108のような別の無線通信デバイスへメッセージを生成し送信し得る。メッセージは、様々なタイプの通信(例えば、音声、データ、マルチメディアサービスなど)と関係する情報を備え、図4−13に関して詳細に以下で議論されるように、1つ以上の拡張ヘッダーがあるパケットを含み得る。
【0017】
図1Bは、別の例の無線通信ネットワーク200を例示する。例示された無線通信ネットワーク200は、無線通信デバイス106、第2の無線通信デバイス210、第3の無線通信デバイス220、および第4の無線通信デバイス230を含む。無線通信ネットワーク200は、無線通信デバイス106、210、220および230のような多くのデバイスの間の通信を支援するように構成され得る。無線通信デバイス(例えば、210と220)は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、音楽プレーヤー、ビデオプレーヤー、マルチメディアプレーヤー、テレビ、電子ゲームシステム、ディジタルカメラ、ビデオカムコーダー(camcorder)、時計、リモートコントロール、ヘッドセット、などを備え得る。無線通信デバイス106は、両方の図1および2に例証されるが、無線通信デバイス106は、図1Aの無線通信ネットワーク100および無線通信ネットワーク200と同時に通信する必要がない。
【0018】
図1Bへの継続的な参照で、無線通信デバイス106は、さまざまな通信チャンネル上に他の無線通信デバイス(例えば210と220)と通信し得る。通信チャンネルは、技術において知られティルように、ウルトラ広域帯域(Ultra−Wide Band:UWB)チャネル、ブルーツース(Bluetooth(登録商標))チャネル、802.11のチャネル(例えば802.11a、802.11b、802.11g、802.11n)、赤外線(IR)チャネル、ジッグビー(ZigBee)(802.15)チャネルあるいは、様々な他のチャネルを含み得る。1つの実施例では、チャネルは、ECMA−368標準に一致するUWBチャネルであり得る。
【0019】
無線通信ネットワーク200は、家庭、オフィス、あるいは一グループのビルディングのように、物理的なエリアをカバーする無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network:WLAN)を含み得る。WLANは、802.11基準(例えば802.11g)、および/または無線通信のための他の基準のような基準を使用し得る。WLANは、無線通信デバイスが互いと直接通信するピアツーピア通信を使用し得る。無線通信ネットワーク200は、さらに、例えば、数メーターのエリアをまたがる、無線パーソナルネットワーク(wireless personal area network:WPAN)を含み得る。WPANは、赤外線、ブルーツース(Bluetooth(登録商標))、ウィメディア(WiMedia)ベースのUWB標準(例えば、ECMA−368)、ジッグビー(ZigBee)標準、および/または無線通信の他の標準のような基準を使用し得る。WPANは、無線通信デバイスが互いと直接通信するピアツーピア通信を使用し得る。無線通信ネットワーク200が、無線通信デバイス106のようなデバイスを通して、無線通信ネットワーク100またはインターネットのような他のネットワークに接続し得る。
【0020】
無線通信ネットワーク200を横切って送信されたメッセージは、さまざまなタイプの通信(例えば音声、データ、マルチメディアサービスなど)と関係する情報を備え、図4−12に関して詳細に以下に議論されるように、1つ以上の拡張ヘッダーを有するパケットを含み得る。
【0021】
次の実施例は、図1Bおよび特にECMA−368標準を参照し得る、それらは、また、図1Aにおいて示される通信システム100および他の通信標準に適用可能であり得る。例えば、1つの実施例はUMTS通信システムにおいて適用可能であり得る。別の実施例は、OFDMA通信システムにおいて適用可能であり得る。いくつかの実施例は、ある無線通信デバイスから別の無線通信デバイスにデータを送信する場合、パディングビットを使用するあらゆる通信システムに適用され得る。一般に、パディングビットは、ある長さにフレームを「詰めこむ(pad)」ために使用される、フレーム(例えば、通信システムによって使用されるデータの1単位)内のビットである。例えば、通信システム200は、無線通信デバイス(例えば106と220)間で送られたフレームがすべて長さ256ビットであることを必要とし得る。無線通信デバイス106が1フレームにおいて送るために単に128ビットのデータを持っている場合に、無線通信デバイス106は、フレームの合計長さが256のビット長の必要を満たすようにフレームの残りを満たすために128のパディングビットを使用し得る。
【0022】
ECMA−368標準は、ウルトラ広帯域(UWB)通信システムのための物理層(physical layer:PHY)および媒体アクセス制御(medium access control:MAC)副層を特定する。例えば、ECMA−368標準は高速短距離無線ネットワークにおいて使用され得る。ECMA−368標準は、3100〜10,600MHzの間の周波数スペクトルのすべてあるいは部分を使用し得て、また480Mb/sまでのデータレートをサポートし得る。ECMA−368標準は、各々528MHzの帯域幅でスペクトルを14の帯域に分割する。ECMA−368標準は、送信情報にマルチバンド直交周波数分割変調(MB−OFDM)スキームを使用し得る。周波数領域拡張、時間領域拡張、および順方向誤り修正(forword error correction:FEC)符号化は、さまざまなチャネル条件の下で最適な実行に提供される。
【0023】
ECMA−368標準のMAC副層は、他のグループに合併したり他のグループから別れたりしながら、グループのデバイスに継続的な通信を可能にし得る。このMACの機能性は、多数のデバイスに分配され得るこれらの機能は、チャネルの適切な使用によって異なるグループのデバイスの間での干渉を避けるための分配された調整およびサービスの質を保証するための分配された媒体の確保を含む。ECMA−368のMAC副層は、等時性のデータ転送および非同期のデータ転送ための優先的にされたスキームを提供し得る。これをするために、ECMA368標準は、キャリヤーセンス多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access:CSMA)あるいは時分割多元接続方式(Time Division Multiple Access:TDMA)のうちの1つを使用してもよい。ECMA−368標準のMAC副層は、帯域幅の公正な共有を保証し得る。
【0024】
図2は、図1Aと1Bの中で示される例の無線通信デバイス106の機能ブロック図である。上に議論されるように、無線通信デバイス106は携帯電話であり得る。無線通信デバイス106は、記憶、送信、および/または無線通信デバイス106の他のコンポーネントのコントロールのための情報を処理するように構成されたプロセッサ200を含み得る。プロセッサ200は、さらに、メモリ204にさらにつながれ得る。プロセッサは、メモリ204から情報を読み出しあるいはメモリ204に情報を書み得る。メモリ204は、処理の前に、処理中に、あるいは処理後後にメッセージを格納するように構成され得る。メモリ204は、さらに、拡張ヘッダーデータおよび/または図6−12を参照して、さらに詳細に以下に議論されるとともに拡張ヘッダーを有する1つ以上のパケットを格納し得る。プロセッサ200、また、無線ネットワークインターフェース208につながれ得る。無線ネットワークインターフェース208は、内部行きの無線メッセージを受け取り、またマクロノード(例えば102)および/または別の無線通信デバイス(例えば220)に外部行きの無線電信を送信するように構成され得る。内部行きの無線メッセージは、処理用のプロセッサ200に渡され得る。プロセッサ200は、1つ以上の拡張ヘッダーを有するパケットを処理し得る。
【0025】
プロセッサ200は、外部行きの無線メッセージの送信のための無線ネットワークインターフェース208へ渡す外部行きの無線メッセージを処理し得る。さらに、プロセッサ200は、図12に関して詳細に下に議論されるように、送るための拡張ヘッダーを識別し、メッセージにそれらを含み得る。プロセッサ200は、また、メッセージインタプリタ206につながれ得る。マクロのノード102および/または別の無線通信デバイス(例えば220)から無線ネットワークインターフェース208で受信された内部行きの無線メッセージは、プロセッサ200に渡され、追加の処理のためのメッセージインタプリタ206へのプロセッサ200によって渡され得る。メッセージインタプリタ206は、メッセージ解釈での使用を、情報を格納するか検索するためにメモリ204につながれ得る。メッセージインタプリタ206は、1つ以上の拡張ヘッダーを有するパケットを解釈してもよい。図9および12に関して下記に述べられた1つの実施例では、メッセージインタプリタ206は、1つ以上の分解された拡張ヘッダーを処理し得る。
【0026】
プロセッサ200は、また、メッセージフォーマッタ202につながれ得る。メッセージフォーマッタ202は、ワイヤレスネットワークインターフェース208によって送信される外部行きの無線メッセージを生成しあるいはフォーマットし得る。無線の外部行きのメッセージは、マクロノード(例えば102)および/または別の無線通信デバイス(例えば220)への無線ネットワークインターフェース208による送信のためのプロセッサ200へメッセージフォーマッタ202によって渡され得る。メッセージフォーマッタ202は、メッセージフォーマットでの使用に対して情報を格納するか検索するためにメモリ204に直接つながれ得る。図6−12に関して詳細に以下に記述されるように、メッセージフォーマッタ202は、拡張ヘッダーあるいは拡張ヘッダーフレームチェックシーケンス、1つ以上のパケットの中へティルビットあるいはパッドビットを挿入し得る。
【0027】
無線ネットワークインターフェース208は、アンテナとトランシーバを含み得る。トランシーバは、マクロのノード102および/または別の無線通信デバイス(例えば220)に行くかそれから来る外部行きの/内部行きの無線メッセージを変調/復調するように構成され得る。アンテナは、外部行きの/内部行きの無線メッセージを送信/受信し得る。アンテナは、1つ以上のチャネル上のマクロノード102と通信するように構成され得る。外部行きの/内部行きの無線メッセージは、音声および/またはデータのみの情報(ひとまとめにして、ここで「データ」と呼ばれる)を備え得る。ワイヤレスネットワークインターフェース208は、受信されるデータを復調し得る。無線ネットワークインターフェース208は、無線ネットワークインターフェース208経由で無線通信デバイス106から送信されるデータを変調し得る。プロセッサ200は、送信されるデータを提供し得る。
【0028】
メモリ204は、異なるレベルが異なる容量およびアクセス速度を持っている多重レベルの階層的なキャッシュを含むプロセッサキャッシュを備え得る。メモリ204は、さらにランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、他の揮発性記憶デバイスあるいは不揮発性記憶素子を含み得る。記憶装置は、ハードドライブ、コンパクトディスク(compact disc:CD)あるいはディジタルビデオディスク(digital video disc:DVD)のような光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープおよびジップ・ドライブを含み得る。
【0029】
別々に記述されたが、無線通信デバイス106に関して記述された機能的ブロックが、個別の構造エレメントである必要がないことは認識されるべきである。例えば、プロセッサ200およびメモリ204は、シングルチップで具体化されてもよい。プロセッサ200は、さらに、あるいは代わりに、プロセッサレジスタのようなメモリをみ得る。同様に、機能ブロックの1つ以上またはさまざまなブロックの一部は、シングルチップで具体化され得る。あるいは、特定のブロックの機能性は、2つ以上のチップ上でインプリメントされてもよい。
【0030】
プロセッサ200、メッセージインタプリタ206およびメッセージフォーマッタ202のような無線通信デバイス106に関して記述された機能的ブロックの1つ以上の機能的ブロックおよび/または1つ以上の組合せの1つ以上は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)、特定用途向けIC(application specific integrated circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array:FPGA)あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、個別のゲートかトランジスターロジック、個別のハードウェアコンポーネントあるいはここに記述された機能を実行することを設計されるそれの任意の適切な組合せとして具体化され得る。無線通信デバイス106に関して記述された機能ブロックの1つ以上および/または機能的ブロックの1つ以上の組合せの1つ以上は、また、コンピューティングデバイス、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と協力する1個以上のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのような構成としてインプリメントされ得る。
【0031】
図3は、図1Aの中で示される例のマクロノード102の機能ブロック図である。図1Aに関して上に議論されるように、マクロノード102は基地局であり得る。マクロのノード102は、内部行きの無線メッセージを受信し、無線通信デバイス106のような1つ以上の無線通信デバイスに外部行きの無線メッセージを送信するように構成された無線ネットワークインターフェース308を備え得る。無線ネットワークインターフェース310は、プロセッサ300につながれ得る。プロセッサ300は、ンターフェース310経由で無線通信デバイス106から来るまた行く内部行き・外部行きの無線メッセージを処理するように構成され得る。プロセッサ300は、1つ以上の拡張ヘッダーを有するパケットを処理し得る。
【0032】
プロセッサ300は、また、マクロノード102の他のコンポーネントをコントロールするように構成され得る。プロセッサ300は、さらに、有線ネットワークインターフェース308につながれ得る。有線ネットワークインターフェース308は、内部行きの有線メッセージを受信し、また他の目的地(例えば他のマクロのノードおよび/または無線通信デバイスへの外部行きの有線メッセージを送信するように構成され得る。有線ネットワークインターフェース308は、内部行きの有線メッセージを受信し、内部行きの有線メッセージを処理用のプロセッサ300へ渡し得る。プロセッサ300は、外部行きの有線メッセージを処理し、外部行きの有線メッセージを送信のために有線ネットワークインターフェース308へ渡し得る。
【0033】
プロセッサ300は、さらにメモリ304に、1つ以上のバスによってつながれ得る。プロセッサ300は、メモリ304から情報を読み出し、あるいはメモリ304に情報を書き込み得る。メモリ304は、内部行きあるいは外部行きの有線あるいは無線のメッセージを処理することにおける使用のために情報を格納するように構成され得る。メモリ304はさらに、図6−12に関して一層に詳細に下に議論されるように、拡張ヘッダーデータ拡張ヘッダーを有する1つ以上のパケットを格納し得る。プロセッサ300は、また、メッセージインタプリタ306につながれ得る。プロセッサは、処理のためにメッセージインタプリタ306へ内部行きの有線および無線のメッセージを渡し得る。メッセージインタプリタ306は、1つ以上の拡張ヘッダーを有するパケットを解釈し得る。図9および12に関して下記に述べられた1つの実施例では、メッセージインタプリタ306は、1つ以上の分離された拡張ヘッダーを処理し得る。
【0034】
メッセージインタプリタ306は、無線ネットワークインターフェース310で受信された内部行きの無線メッセージから情報を抽出するように構成され得る。例えば、無線通信デバイスから受信される内部行きの無線メッセージは、パッケージ拡張ヘッダーを含み得る。メッセージインタプリタ306は、無線通信デバイスによって提供される内部行きの無線メッセージからパッケージ拡張ヘッダーを抽出し得る。メッセージインタプリタ306は、追加の処理用のプロセッサ300へこの識別情報を渡し得る。別の例において、メッセージインタプリタ306は、内部行きの無線メッセージを処理し、かつ追加情報を要求することにより内部行きの無線メッセージに応答するための情報をプロセッサに300を供給するように構成され得る。メッセージインタプリタ306は、また、メッセージ解釈での使用についての情報を格納するか検索するためにメモリ304に直接つながれ得る。
【0035】
プロセッサ300は、また、メッセージフォーマッタ302につながれ得る。メッセージフォーマッタ302は、外部行きの有線または無線のメッセージを生成するように構成され得る。メッセージフォーマッタ302は、さらに、生成された外部行きの有線あるいは無線のメッセージをプロセッサ300へ渡すように構成され得る。図6−12に関して詳細に以下に記述されるように、メッセージフォーマッタ202は、1つ以上のパケットへ、拡張ヘッダーあるいは拡張ヘッダーフレームチェックシーケンス、ティルビットあるいはパッドビットを挿入し得る。
【0036】
プロセッサ300は、送信のための有線ネットワークインターフェース308あるいは無線ネットワークインターフェース310へ外部行きの有線あるいは無線のメッセージを渡し得る。さらに、プロセッサ300は、図12に関して詳細に下に議論されるように、送るために拡張ヘッダーを識別し、メッセージにそれらを含み得る。有線ネットワークインターフェース308は、別のマクロノードへの外部行きの有線メッセージを送信し得る。メッセージフォーマッタ302は、プロセッサ300へ外部行きの無線メッセージを渡し得る。プロセッサ300は、無線通信デバイス106への送信のための無線ネットワークインターフェース310への外部行きの無線メッセージを渡し得る。メッセージフォーマッタ302は、また、メッセージフォーマットでの使用に対する情報を格納するか検索するためにメモリ304に直接つながれ得る。
【0037】
無線ネットワークインターフェース310は、アンテナとトランシーバを含み得る。トランシーバは、無線通信デバイスに行くかそこから来る外部行きの/内部行きの無線メッセージを変調/復調するように構成され得る。アンテナは、内部行きの/外部行きの無線メッセージを送信/受信し得る。アンテナは、1つ以上のチャネル上のマクロノード102から外部行きの/内部行きの無線メッセージを送信しおよび/または受信するように構成され得る。外部行きの/内部行きの無線メッセージは、音声および/またはデータのみの情報/(まとめてここに「データ」と呼ばれる)を含み、拡張ヘッダーがある1つ以上のパケットを含み得る。無線ネットワークインターフェース310は、受信されるデータを復調し得る。無線ネットワークインターフェース310は、無線ネットワークインターフェース310経由でマクロノード102から送信されるデータを変調し得る。プロセッサ300は、送信されるデータを提供し得る。
【0038】
有線ネットワークインターフェース308は、モデムを含み得る。モデムは、別のマクロのノードのような別の目的地/リソースへ行くかそこから来る外部行きの/内部行きの有線メッセージを変調/復調するように構成され得る。有線ネットワークインターフェース308は、技術において既知の方法を使用する1つ以上の有線の標準に従って受信されるデータを復調し得る。復調されるデータは、プロセッサ300に送信され得る。有線ネットワークインターフェース308は、技術において既知の方法を使用する1つ以上の有線の標準に従って有線ネットワークインターフェース308経由でマクロノード102から送信されるデータを変調し得る。プロセッサ300は、送信されるデータを提供し得る。
【0039】
メモリ304は、異なるレベルが異なる容量およびアクセス速度を持っている多重レベル階層的キャッシュを含むプロセッサキャッシュを備え得る。メモリ304は、さらにランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性記憶デバイスあるいは不揮発性記憶素子を含み得る。記憶装置は、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)あるいはディジタルビデオディスク(DVD)のような光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、およびジップ・ドライブを含み得る。
【0040】
別々に記述されたが、マクロノード102に関して記述された機能的ブロックが個別の構造エレメントである必要がないことは認識されるべきである。例えば、プロセッサ300およびメモリ304は、シングルチップで具体化され得る。プロセッサ300は、さらに、あるいは代わりに、プロセッサレジスタのようなメモリを含み得る。同様に、1つ以上の機能ブロックあるいはさまざまなブロックの機能性の部分は、シングルチップで具体化されてもよい。代わりに、特有のブロックの機能性は2つ以上のチップ上でインプリメントされ得る。
【0041】
1つ以上の機能的ブロックおよび/またはプロセッサ300、プロセッサ300、メッセージインタプリタ306およびメッセージフォーマッタ302のようなマクロのノード102に関して記述された機能的ブロックの1つ以上の組合せは、メインプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、個別のゲートかトランジスターロジック、個別のハードウェアコンポーネントあるいはここに記述された機能を実行するよう設計されるそれらの任意の適切な組合せとして具体化され得る。1つ以上の機能的ブロックおよび/またはマクロノード102に関して記述された機能的ブロックの組合せは、また、コンピューティングデバイス、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信に協働する1個以上のマイクロプロセッサあるいは他のそのような構成としてインプリメントされ得る。
【0042】
図2−3のモジュールの機能性は、示唆と一致するさまざまな方法でここにインプリメントされ得る。いくつかの態様において、これらのモジュールの機能性は1つ以上の電気コンポーネントとしてインプリメントされ得る。いくつかの態様において、これらのブロックの機能性は1つ以上のプロセッサコンポーネントを含む処理システムとしてインプリメントされ得る。いくつかの態様において、これらのモジュールの機能性は、例えば、1つ以上の集積回路(例えばASIC)の少なくとも1つの部分を使用してインプリメントされ得る。ここに議論されるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連するコンポーネント、あるいはそれのある組合せを含み得る。これらのモジュールの機能性は、さらに、ここで示唆されるような他のある方法でインプリメントされ得る。ここに記述された機能性(例えば、1つ以上の添付の図に関して)は、いくつかの態様において、添付された請求項における同様に指定された「のための手段」という機能性に一致し得る。図1−3を参照すると、マクロノード102および無線通信デバイス106は、一連の相互関係がある機能モジュールとして表わされる。
【0043】
図4は、ECMA−368標準に一致する例のフレーム構造を例示する。物理層収束プロトコル(physical layer convergence protocol:PLCP)のプロトコルデータ単位あるいはPPDUあるいはフレーム構造400は、PLCPプリアンブル402、PLCPヘッダー404、および物理層サービスデータ単位、あるいはPSDU 406を備える。ECMA−368標準は、無線通信ネットワーク(例えば100)をサポートするために超広帯域の物理(physical:PHY)層および媒体アクセス制御(medium access control:MAC)副層を定義する。したがって、1つの実施例では、無線通信デバイス(例えば106)は、内部行きの無線メッセージを受信し、また、ECMA−368標準を使用して、1つ以上の他の無線通信デバイス(例えば210、220、および230)に外部行きの無線メッセージを送信するように構成された例えば、無線ネットワークインターフェース(例えば、208)および/またはプロセッサ(例えば、200)を有し得る。PSDU406は、無線通信デバイス(例えば106)および別の無線通信デバイス(例えば220)から遅れるパケットに含まれていたさまざまなタイプの通信(例えば音声、データ、マルチメディアサービスなど)と関係するデータのビットを含み得る。無線通信ネットワーク200はECMA−368標準を利用し得るが、この選択が単に実例であり、また図6−13に関して下記に述べられた実施例は、さまざまな標準を利用する通信ネットワークに適用可能であることが理解されるだろう。
【0044】
図4に例証されるように、PSDU406はフレームペイロード410、フレームチェックシーケンス、ティルビットおよびパッドビット412を含む。フレームペイロード410は、無線通信デバイス(例えば、106)へまたはその無線通信デバイスから他の無線通信デバイス(例えば、220)に送られるパケットに含まれティルさまざまなタイプの通信(例えば、音声、データ、マルチメディアサービスなど)と関係するデータのビットを備え得る。フレームチェックシーケンスは、フレームが誤り検出修正を援助するためにチェックサム文字を提供する。無線ネットワークインターフェース(例えば、208または308)が畳込み復号器を含んでいる実施例では、ティルビットは、それをその初期状態にリセットし、かつ誤り確率を改善するように復号器をフラッシュアウトするために付け加えられ得る。ECMA−368標準は、ビット・ストリームがバースト誤りに対する頑強性を提供するために変調に先立ってインターリーブされることを規定した。従って、標準は、パッドビット412がPSDU406がインタリーバの境界上で整列することを保証することを規定する。
【0045】
図4への持続的な参照で、PLCPプリアンブル402はタイミング同期、キャリアに相殺された回復およびチャネル推定で無線ネットワークインターフェース(例えば208または308)を援助し得る。ECMA−368標準におけるPLCPプリアンブル402は、チャネル推定シーケンスが後続するパケット/フレーム同期シーケンスから成る。
【0046】
PLCPヘッダー404はPSDU406のデコードで使用するために無線ネットワークインターフェース(例えば208または308)へ情報を伝えてもよい。図4に例示されるように、PLCPヘッダー404は、ティルビットのPHYヘッダー408、MACヘッダー、ヘッダーチェックシーケンス、リード−ソロモンパリティバイトおよび3つのフィールドを含む。PHYヘッダー408は、図5に関して詳細に下に議論されるだろう。ヘッダーチェックシーケンスおよびリード−ソロモンパリティバイトはPLCPヘッダー404に対して改善された誤り検出訂正を提供する。さらに、無線ネットワークインターフェースが畳込み復号器を含んでいる実施例では、ティルビットはそれをその初期状態にリセットし、かつ誤り確率を改善するように復号器をフラッシュアウトするために付け加えられ得る。ECMA−368標準では、MACヘッダーは、伝送エラーの可能性を減少させるために送信に先立ってヘッダーチェックシーケンスでスクランブルがかけられる。
【0047】
図5は、図4のフレーム構成のためのPHYヘッダービット割り当てを例示する。PHYヘッダー408は、長さフィールド506を含み、それは、フレームチェックサム、ティルビットあるいはパッドビットを含まない、フレームペイロード(例えば410)の長さを示す。PHYヘッダー408はさらに確保されるビットを含んでいる。これらのビットは、ECMA−368標準中で将来の使用のために確保され、現在の標準中で0にセットされる。実例のみの目的のために、PHYヘッダー408は最初の予約のフィールド502および別の予約のフィールド504を含んでいる。
【0048】
下記に述べられるように、第1の確保されるフィールド502および第2の確保されるフィールド504は1つ以上の実施例の中で使用され得る。1つの実施例において、図6−13に詳細に下記に述べられるように、第1の確保されるフィールド502は1つ以上の拡張ヘッダーの存在および内容を示すために使用される。別の実施例において、第2の確保されるフィールド504は、送信器(例えば、208または308)および受信機(例えば、208または308)をCSIに関して同期するよう維持するために使用される。特に、PLCPヘッダー404の第2の確保されるフィールド504の中で現在のPSDU送信に使用されティル拡張ヘッダーのバージョン番号があり得る。連続のフィードバックの間隔は、バージョン番号が8つのフィードバックの後に折り返す場合に問題がないだろうということを保証する。上に記述された実施例は第1の確保されるフィールド502および第2の確保されるフィールド504のコンテキスト中で例示されるが、記述された実施例は予約のビットのうちのどれにも適用可能である。
【0049】
図4のPLCPヘッダー404はPHYとMACヘッダーの両方を含んでいる。図6−13に関して下記に述べられた実施例は、ECMA−368およびECMA−387標準におけるように共通のPHYヘッダーおよびMACヘッダーを有するフレーム構成に適用可能であるが、実施例は、また、PHYヘッダー拡張に利用可能な限られた数の確保されるビットを備えたものを含むさまざまなフレーム構造に適用可能である。別の実施例は、さらに通信システムおよび/または個別のPHYおよびMACヘッダー(例えば802.11の標準)を備えた標準に適用可能かもしれない。
【0050】
ある通信システムでは、次世代設備設計のためのより多くのフィールドのために提供するべきPHYヘッダー408およびMACヘッダーを拡張することは望ましいことであり得る。そのような次世代設備は、典型的には既存か前任者の設備より多くのヘッダーデータを要求するだろう。さらに、それは、零か最小のオーバヘッドを招く制御チャネルを提供することは拡張ヘッダーに望ましいことであり得る。例えば、ECMA−368における制御情報は3つの方法、ビーコンとして、またはコマンドフレームあるいはコントロールフレームとして、あるいは他のトラヒックに便乗して、のうちの1つで送られ得る。ビーコンは、必要とされるより頻繁でないかもしれないECMA−368標準において65.536ミリ秒ごとに一度送られ得る。他方では、コントロールとコマンドフレームは個別の分散確保プロトコル(Distributed Reservation Protocol:DRP)確保を要求し、個別のプリアンブル、ヘッダーおよび構造間間隔を備えたより多くのオーバヘッドという結果になる。各ペアの送信器および受信機がそれらのフレームを送るために個別のDRP確保を要求するので、この方法はデバイスの数で良く縮小しない。したがって、零か最小のオーバヘッドを招く制御チャネルを提供するPHYヘッダー408およびMACヘッダーを拡張する必要がある。別の実施例では、優先的にされた競合アクセス(priortized contention access:PCA)はコマンド、制御情報および/またはフレームを送るために使用され得る。PCAを使用するシステムにおいて、異なるデバイス(例えば無線通信デバイス106および220)は、一定時間周期の間にフレーム(例えば、コマンド、制御フレーム)を送信するために、互いと競合し得る。いくつかのタイプのフレーム(例えばデータパケット)は、より高い優先事項を与えられ得る。最優先の1つのフレームおよび/または複数のフレームは、競われた期間に送信され得る。
【0051】
一般にそこに恐らく、利用可能か、既存のヘッダー中で保存された制限のあるビット数、しかし、そのような予約のビットはヘッダー拡張用に提供するのには十分ではないかもしれない。確保されるビット(例えばヘッダーフィールドへヘッダービットを加算する)を越えてヘッダーフィールドを自体拡張することは、レガシーデバイスが新しいヘッダーをデコードすることができ、ヘッダーチェックシーケンスを確認することができ得ないように、ヘッダーをレガシーデバイスと互換性をもつようにし得ない。従って、さらに、レガシーデバイスと互換性をもつ確保されるビットを越えたヘッダー拡張を考慮に入れる縮小拡大可能なヘッダー拡張構造は望ましいかもしれない。ある実施例に従う縮小拡大可能なヘッダー拡張構造は、拡張ヘッダーがフレームの期間を増加させずに、送信されかつ/または受信されることを可能にし得る。フレーム持続期間を増加させずに、ヘッダー拡張を送信することは、レガシーデバイスとの互換性を促進するのを支援し得る。別の実施例は、拡張ヘッダー(s)が、拡張ヘッダーデータ/情報を送信するために付加時間スロット(例えば、確保持続期間を拡張しおよび/または追加のフレームとして拡張ヘッダーを送信することなしで)を必要とせずに送信されることを可能にし得る。1つの実施例において、個別のプリアンブル、ヘッダーおよびフレーム間間隔のようなオーバヘッドは縮小され得る。これは、システムの使用での効率を増加させ得る。別の実施例において、パディングビット(ある長さにフレームを「詰める(pad)」ために単に使用されるビット)は使用され得る。これらのパディングビットの使用は、一般に非有用なビットがヘッダー拡張データのような送信データに使用されることを可能にし得る。以前に非有用なビットが送信データに使用され得るように、これはさらにシステムの使用での効率を増加させ得る。
【0052】
図6は実例となる実施例によって例の縮小拡大可能なヘッダー拡張構造である。典型的な縮小拡大可能なヘッダー拡張構造600は、PLCPヘッダー404、第1の拡張ヘッダー606、第2の拡張ヘッダー610、第Nの拡張ヘッダー614および、実際のフレームペイロード410を含む。拡張ヘッダーは、それぞれ1つ以上の指標ビットの使用により他の拡張ヘッダーあるいは実際のフレームペイロード410を指し得る。
【0053】
PLCPヘッダー404における確保されるビットの制限される数にもかかわらず、上に議論されるように、無線通信デバイス(例えば106)は、必要な場合に実際のフレームペイロード410の前の1つ以上の拡張ヘッダーを挿入することにより、縮小拡大可能なヘッダー拡張構造600を作り得る。プロセッサ(例えば、200または300)は縮小拡大可能なヘッダー拡張構造600を作り得る。拡張ヘッダーは、詳細に下に議論されるとともに、無線通信ネットワーク(例えば100)を越えて様々なタイプの情報あるいはコンテンツを送るために使用され得る。情報またはコンテンツは無線通信デバイス(例えば106)へおよび/またはそこから他の無線通信デバイス(例えば210、220、あるいは230)まで送られ得る。
【0054】
拡張ヘッダーは、さまざまなタイプの情報あるいはコンテンツを送るために使用され得る。例えば、拡張ヘッダーの1つ以上は現在のPSDUを復号するためには必要とされない情報、あるいはそれ自身のPLCPヘッダーの頑強性を必要としない非重大なコンテンツを送るために使用され得る。1つの実施例では、拡張ヘッダーは、PSDUに十分な余地がない場合、最善の努力ベースで任意に送られる情報を含む。別の実施例において、拡張ヘッダーは、複数フレームに関して無線ネットワークインターフェース(例えば208または308)によって受信されるコンテンツを含んでいる。無線通信デバイス(例えば106)の記憶は外、拡張ヘッダーを格納し得る。
【0055】
拡張ヘッダーは、また、制御情報を送るために使用され得る。例えば、情報は、無線ネットワークインターフェース(例えば208または308)によってリソースの適応の割り当てためのチャネル状態情報(channel state information:CSI)フィードバックを備えることができた。特に、情報は、送信電力、データレート、変調あるいは復号に向けられたコンテンツを含んでいる。1つの実施例において、拡張ヘッダーは、ローカルのリンクスケジューリング情報を含む。別の実施例において、拡張ヘッダーは、帯域外制御情報を含む。あるタイプのコンテンツを送るために使用される拡張ヘッダーは、参照されたが、拡張ヘッダーは上にリストされない他の制御情報を含む任意のタイプの情報を送るために使用され得る。
【0056】
図6への継続的な参照で、1つの実施例において、第1の拡張ヘッダー606の存在は、PLCPヘッダー404中の確保されるビットによって示される。例えば、図5の参照で、第1の拡張ヘッダー606が存在するかどうか示すためにPHYヘッダー408の第1の確保されたフィールド502が使用されることができるだろう。表示に使用されたビットは、PHYヘッダー408の確保されるビットのうちのどれでも含む他の1つ以上のビットを含み得る。1つの実施例において、表1に関して下記に述べられるように、表示に使用されるビットは、第1の拡張ヘッダー606の存在およびコンテンツを示す。表示に使用されたビットは、プロセッサ(例えば200または300)あるいはメッセージフォーマッタ(例えば202または302)によって挿入され得る。
【表1】

【0057】
表1は、次の拡張ヘッダーの存在およびコンテンツを示す1つの可能な符号化スキームを例示する。例えば、第1の拡張ヘッダー606の存在は、上に記述されるようなPLCPヘッダー404の確保される1つ以上のビットによって示され得る。3ビットを使用する例示される符号化スキームにおいて、符号化されるビットの値は、第1の拡張ヘッダー606の存在およびコンテンツを決定するために使用され得る。例えば、ビットの符号化された値が1だった場合、これは第1の拡張ヘッダー606がCSIの内容を含むことを示し得る。同様に、ビットの符号化された値が0だった場合、これは、第1の拡張ヘッダー606が存在せず、実際のフレームペイロード410が直ちにPLCPヘッダー404に続くことを示し得る。
【0058】
図6および表1への継続的な参照で、第2の拡張ヘッダー610の存在を示すビットは、1つ以上のビットの第1の拡張ヘッダー606を含み得る。第2の拡張ヘッダー610を示すために使用されたビットは表1に記述される符号化されたスキームを使用して符号化され得る。したがって、第2の拡張ヘッダー610に対応する指標ビットの符号化された値が、2だった場合、これは第2の拡張ヘッダー610がリンクスケジューリングコンテンツを含むことを示し得る。同様に、ビットの符号化された値が0だった場合、これは、第2の拡張ヘッダー610が存在せず、実際のフレームペイロード410が直ちに最初の拡張ヘッダー606に続くことを示し得る。第Nの拡張ヘッダー614の存在を示すビットは、表1の符号化スキームを使用して同様のやり方でインプリメントされ得る。
【0059】
上に記述された縮小拡大可能なヘッダー拡張構造600は、拡張ヘッダーのデイジーチェーンに相当する。PLCPヘッダー404における1つ以上の指標ビットは、第1の矢印604によって、抽象的に示されるように、第1の拡張ヘッダー606を指し得る。同様に、第1の拡張ヘッダー606における1つ以上の指標ビットは、第2の矢印608によって、抽象的に示されるように、第2の拡張ヘッダー610を指し得る。同様に、第3の矢印612および第4の矢印616は、さらに、抽象的に、拡張ヘッダーのデイジーチェーンを表すために使用され得る。デイジーチェーンのほかの他の縮小拡大可能なヘッダー拡張構造は、可能である。例えば、PLCPヘッダー404における1つ以上の確保されるビットが、拡張ヘッダーが存在するかどうかおよび/または存在する拡張ヘッダーの数を示し得る。1つの実施例において、ビットが1つ以上の拡張ヘッダーの存在を示す場合、ヘッダー拡張指標フィールドの列を含んでいるフィールドはPLCPヘッダー404の後に置かれ得る。
【0060】
図7は、図6の縮小拡大可能なヘッダー拡張構造に従った例の修正されるECMA−368フレーム構成を例示する。修正されるフレーム構造700は、PLCPプリアンブル402、PLCPヘッダー404、拡張されるPLCPヘッダー702、およびPSDU406を備える。ECMA−368標準(例えば400)によって定義されたフレーム構造とは対照的に、修正されるフレーム構造700は、PLCPヘッダー404と実際のフレームペイロード410の間のPSDU406のペイロードへ挿入される拡張されるPLCPヘッダー702を含む。PLCPヘッダー702は、図6に関して上に記述されるような拡張ヘッダーのデイジーチェーンの使用により挿入され得る。
【0061】
ECMA−368標準において、最大のPSDUの長さは、図5に例示された12ビットの長さのフィールド506の最大値に対応して、4095バイトである。1つの実施例において、拡張されるPLCPヘッダー702は、実際のフレームペイロード410の前にPSDU406のペイロードに挿入され、また、長さフィールド506は、拡張されるPLCPヘッダーの長さと実際のフレームペイロードの長さを示す。メッセージフォーマッタ(例えば、202または302)および/または、プロセッサ(例えば200または300)は、この挿入を行なうことができた。
【0062】
例示される拡張PLCPヘッダー702は、PLCPヘッダー404と実際のフレームペイロード410の間のPSDU406のペイロードへ挿入されるように示されるが、拡張されるPLCPヘッダー702は、さまざまな方法で挿入され得る。例えば、1つの実施例において、下に議論されるように、拡張されるPCLPヘッダー702は、パッドビット412に挿入される。
【0063】
現在のECMA−368システムにおいて、パディングビットは、記号インタリーバの境界上のデータストリームを整列させるために挿入され得る。例えば、ECMA−368は、データストリームが6つの直交周波数分割変調(orthogonal frequency division modulation:OFDM)記号境界上で整列するように、パッドビットが挿入されると規定する。1つの実施例において、1つ以上の拡張ヘッダーが、PSDU406のパッドビット412に送られる。
【0064】
例示目的だけのために、パッドビット412における拡張ヘッダーを送る次の見込みのモデルを考慮することは有用である。モデルの追加の詳細は、Das等のICUWB2009のPSDU内の縮小拡大可能なPLCPヘッダー拡張において見出され、これは、全体の参照によってここに組込まれる。与えられた構造中のパッドビット412の数をxにし、およびパッドビット412に挿入されることが望まれる拡張ヘッダー要素の合計長さをAビットにしてください。このモデルのために、xは、一様の確率分布としてモデル化され得る。
【0065】
したがって、xは0からP−1まで変化し、そこでは、Pは、フレームペイロードが送信され、与えられるPHYデータレートで6つのOFDMシンボルの中の情報ビットの数に相当する。6つのOFDMシンボルの中の情報ビットの数は、ECMA−368標準によって定義され、また、表2に下に示されるように、その情報ビットはデータレートに応じて変わる。
【表2】

【0066】
A<Pの場合に、我々はxの範囲を2つの部分に分割し得る。第1の部分において、x<Aで拡張ヘッダーは、パッドビット412に合わない。拡張ヘッダーがパッドビット412に挿入される場合、追加のパディングビットは、ECMA−368標準によって要求されるような6つのOFDMシンボル境界上のデータストリームを整列させるために必要とされるだろう。第2の部分において、x≧Aであり、拡張ヘッダーはパッドビット412に合うだろう。したがって、
【数1】

【0067】
は、拡張ヘッダーが、PSDU406を拡張する必要なしに、パッドビット412に合わない確率である。1つの実施例において、
【数2】

【0068】
が小さい場合に、拡張ヘッダーは、パッドビット412に無条件に置かれる。送信のごく一部分の中でPSDU406が拡張されなければならないが、図13に関して下記に述べられるとともに、PLCPプリアンブルおよびPLCPヘッダーのオーバヘッドが償却される。別の実施例では、その後、拡張ヘッダーがパッドビット412に合う場合に限り、拡張ヘッダーはパッドビット412に置かれる。まだ別の実施例の中で、拡張ヘッダーが詰込みに利用可能なフィールドに入らない場合、図9に関して下記に述べられるように、パッドビット412においてふさわしい拡張ヘッダーフラグメントが送られる。
【0069】
A≧Pの場合に、PSDU持続期間が拡張されなければならない。特に、PSDUは6個のシンボル持続期間の
【数3】

【0070】
の数によって拡張されなければならなく、mod(A,P)≦x<Pの場合にy=0であり、そして0≦x<mod(A,P)の場合にy=1であろ。そして、この場合、我々は常に追加の6つのシンボルの持続時間の
【数4】

【0071】
の数を招き、また、
【数5】

【0072】
の蓋然性で、我々は追加の6つの記号持続期間を招く。1つの実施例では、拡張ヘッダーは、パッドビット412にPSDUの期間を無条件に拡張することという結論にし得る利用可能なパディングビットに合わなくてもよい。PSDU 406は、1つ以上の追加の6つの記号の持続時間によって拡張されなければならないが、PLCPプリアンブル、PLCPヘッダー、およびフレーム間間隔のオーバヘッドが償却され得る。
【0073】
パッドビット412に拡張されるPCLPヘッダー702を挿入することは、特有のモデルに関して上に記述されたが、これは説明の目的だけのためにあり、任意の方法に上に記述された実施例を限定するようには意図されなかった。
【0074】
図8は第1の実施例に従う例の拡張されるPLCPヘッダー構造702である。例示の拡張されるPLCPヘッダー702は、第1の拡張ヘッダー指標802、第1の拡張長さ804、および第1の拡張情報806を有する第1の拡張ヘッダーを含む。拡張されるPLCPヘッダー702は、さらに第2の拡張ヘッダー指標808、第2の拡張長さ810および第2の拡張情報812を有する第2の拡張ヘッダーを含み得る。拡張されるPLCPヘッダー814は、すべての拡張ヘッダーの後に位置して、さらにパッドビット814を含む。例示されるPLCPヘッダー702は少なくとも2つの拡張ヘッダーを含んでいるが、PLCPヘッダー構造は、どんな数の拡張ヘッダーも含むことができた。例えば、1つの実施例において、PLCPヘッダー702は、1つ、2つ、あるいは3つの拡張ヘッダーを含み得る。別の実施例において、PLCPヘッダー構造は、拡張ヘッダーを含んでいなくてもよくない。
【0075】
例示される拡張されるPLCPヘッダー702は、図6−7に関して上に記述された実施例の中において使用され得る。図6および表1に関して上に記述されるように、第1の拡張ヘッダー指標802がインプリメントされ得る。拡張ヘッダー指標(例えば、802または804)は、特に上に記述されるような後の拡張ヘッダーの存在およびコンテンツを示し得る。PLCPヘッダー(例えば、404)の中の確保されるビットは、第1の拡張ヘッダーの存在を示してもよい。他の拡張ヘッダー指標(例えば806)は前の拡張ヘッダーにあり得る。
【0076】
例示される拡張されるPLCPヘッダー702は、第1の拡張の長さ804および第2の拡張長さ806を含んでいる。第1の拡張の長さ804は、第1の拡張情報806の長さを示し得る。同様に、第2の拡張長さ810は、第2の拡張情報812の長さを示し得る。1つの実施例において、拡張長さは10ビットで、ビットにおける拡張ヘッダー情報の長さを示す。
【0077】
図8への継続的な参照で、例示される拡張されるPLCPヘッダー702はパッドビット814を含んでいる。パッドビット814は、バイトが1つ以上の拡張ヘッダーを整列させるのに使用される。ある実施例では、パッドビット814は必要ではないかもしれない。例えば、拡張長さがバイトにおいて拡張ヘッダーの長さを示す場合、拡張ヘッダーは自動的に整列されたバイトである。
【0078】
1つの実施例において、拡張長さフィールドは、時間アップで感知可能な処理を促進するためにメッセージインタプリタ(例えば206または306)および/またはプロセッサ(例えば200または300)によって使用される。特に、拡張長さフィールドは、必要とされるような拡張ヘッダーエレメントオフラインを処理する柔軟性を提供する。ペイロード、メッセージインタプリタ(例えば206または306)および/またはプロセッサ(例えば200または300)のスタートを位置づけることは、実際のフレームペイロードのスタートに達する拡張ヘッダー情報をスキップするために長さフィールドを使用し得る。
【0079】
図9は、図8の拡張されるPLCPヘッダー構造の拡張ヘッダー情報フィールド用の例のコーディング表を例示する。例示された拡張ヘッダー情報900は、バージョンフィールド、フラグメントフィールド、およびペイロードフィールドを含む。拡張ヘッダー情報900は、拡張情報(例えば、806または812)のための多くの可能なフォーマットのうちの1つを例示する。
【0080】
バージョンフィールドは、送信機及び受信機が拡張ヘッダー情報で更新に関して同期されることを維持するために使用され得る。例えば、拡張ヘッダーがCSIを通信するために使用されティル場合、バージョンフィールドはCSIの特定のバージョンを示し得る。1つの実施例において、バージョンフィールドは3ビットである。
【0081】
図9への継続的な参照で、拡張ヘッダー全体が、現在のPSDUに合わない場合、フラグメント数フィールドは使用され得る。例えば、図7に関して上に記述されるように、最大のPSDU長さは、ECMA−368標準において4095バイトである。従って、いくつかの拡張ヘッダーは、PLCPヘッダーにおける長さフィールドが一般に拡張ヘッダーの長さとペイロードの長さ足したものを示すので、与えられたPSDUに入れるのに大きすぎ得る。フラグメント数は、拡張ヘッダーが1つを超えるPSDUの中で送られることを可能にし得る。さらに、図7に関して上に記述されるように、いくつかの実施例では、1つ以上の拡張ヘッダーがパッドビット412に置かれ得る。拡張ヘッダーが、パッドビット412に入らない場合、フラグメント数フィールドを有する拡張ヘッダーフラグメントはパッドビット412に挿入され、代わりに送られ得る。
【0082】
ペイロードフィールドは、拡張ヘッダーの情報またはコンテンツを含み得る。この情報は、CSI、リンクスケジューリング、帯域外制御、あるいは図6に関して上に記述されるような様々な他のタイプのコンテンツを含み得る。1つの実施例では、ペイロードフィールドの長さはヘッダー拡張タイプに特有である。例えば、表1への参照で、ペイロードフィールドの長さは、拡張ヘッダーがCSI、リンクスケジュール、帯域外制御コンテンツを含むかどうかに依存して、変わり得る。
【0083】
図10は、第2の実施例にしたがう例の拡張されるPLCPヘッダー構造である。絵入りの拡張PLCPヘッダー1000は、第1の拡張ヘッダー指標802、第1の拡張の長さ804および第1の拡張情報806がある第1の拡張ヘッダーを含む。例示される拡張されるPLCPヘッダー1000は、さらに第2の拡張ヘッダー指標808、第2の拡張長さ810および第2の拡張情報812を有する第2の拡張ヘッダーを含む。拡張されるPLCPヘッダー814は、拡張ヘッダーの後に位置して、フレームチェックシーケンス1002、ティルビット1004、およびパッドビット814をさらに含む。例示されるPLCPヘッダー1000は、少なくとも2つの拡張ヘッダーを含んでいるが、PLCPヘッダー構造は拡張ヘッダーのどんな数の拡張ヘッダーも含むことができた。
【0084】
図8の拡張されるPLCPヘッダー702と比較して、例示の拡張されるPLCPヘッダー1000は、改善された誤り検出および修正を提示し得る。拡張されるPLCPヘッダーへのフレームチェックシーケンス1002およびティルビット1004の追加は、拡張ヘッダーにおける誤りから実際のフレームペイロードにおける誤りを分断し得る。
【0085】
フレームチェックシーケンス1002は、誤り検出修正を改善するために拡張PLCPヘッダー1000に特有の検査合計特徴を提供する。1つの実施例において、フレームチェックシーケンス1002は32ビットである。無線ネットワークインターフェース(例えば、208または308)が畳込み復号器を含んでいる場合、ティルビット1004はそれをその初期状態にリセットし、かつ、誤り確率を改善するように復号器をフラッシュアウトするために付け加えられ得る。ティルビット1004の追加は、特に拡張ヘッダーにおける誤りからの実際のフレームペイロードにおける誤りを分断し、大きなフレームペイロードの前に付け加えられた時特に有益である。
【0086】
図11は第3の実施例に従う例の拡張されるPLCPヘッダー構造である。例示される拡張されるPLCPヘッダー1100は、第1の拡張ヘッダー指標802、第1の拡張の長さ804、第1の拡張情報806、第1のフレームチェックシーケンス1102、および第1のティルビット1104を有する第1の拡張ヘッダーを含み得る。拡張PLCPヘッダー1100は、さらに第2の拡張ヘッダー指標808、第2の拡張長さ810、第2の拡張情報812、第2のフレームチェックシーケンス1106および第2のティルビット1108がある第2の拡張ヘッダーを含んでいる。拡張PLCPヘッダー814は、拡張ヘッダーの後に位置して、さらにパッドビット814を含む。例示されるPLCPヘッダー1100は、少なくとも2つの拡張ヘッダーを含んでいるが、PLCPヘッダー構造はどんな数の拡張ヘッダーも含むことができた。
【0087】
図8の拡張PLCPヘッダー702および図10の拡張PLCPヘッダー1000の両方と比較されるように例示される拡張されるPLCPヘッダー1100は改善された誤り検出修正を提示してもよい。フレームチェックシーケンスおよび各拡張ヘッダーへのティルビットの追加は、特に拡張ヘッダーにおける誤りからの実際のフレームペイロードにおける誤りを分断してもよい。最初のフレームチェックシーケンス1102、第1のティルビット1104、第2のフレームチェックシーケンス1106および第2のティルビット1108だけは例示されるが、PLCPヘッダー1100へのより多くの拡張ヘッダーの追加は、より多くのフレームチェックシーケンスおよびティルビットの追加という結論になり得る。
【0088】
図12は、1つの実施例によってPCLPヘッダーを拡張する方法である。例示されるステップのすべてが必要だとは限らなく、この方法が発明の趣旨および範囲から外れずに修正されてもよいことが理解されるだろう。さらに、この方法は、さらに詳細に下に記述されるように、1台以上のプロセッサ、フォーマッタ、インタプリタ、メモリおよび/または他のデバイスを使用してインプリメントされ得る。送信デバイス(例えば102または106)の視点から見て描かれた例示された方法1200は、1200から開始する。続いて起こるステップ1202において、送信デバイスは、受信デバイス(例えば102または106)に送るために拡張ヘッダーを識別する。プロセッサ(例えば200または300)はこの識別を実行し得、また、識別された拡張ヘッダーは、メモリ(例えば204または304)の中にあってもよいかあるいは、有線ネットワークインターフェース(例えば308)のような別のソースからから来ることができる。
【0089】
続いて起こる決定ステップ1206で、送信デバイス(例えば102または106)は、少なくとも1つの拡張ヘッダーを送らなければならないかどうか決定する。プロセッサ(例えば200または300)はこの決定を行ない得る。決定ステップへの答えがいいえである場合、方法1200は詳細にさらに下に記述されるために決定ステップ1220に進む。
【0090】
決定ステップ1206で質問への答えがはいである場合、方法1200は、送信デバイス(例えば102または106)は次の拡張ヘッダーの長さを計算する1ステップ1208に移る。1つの実施例では、それがバイトでもたらされる別の実施例にいる間、この計算はビットで行われる。プロセッサ(例えば200または300)はこの計算を行ない得る。続いて起こる決定ステップ1210で、送信デバイスは、拡張ヘッダーが条件付きで送られるかどうか決定する。プロセッサ(例えば200または300)はメモリ(例えば204または304)を使用して、この決定を行ない得る。
【0091】
決定ステップ1210で質問への答えがいいえである場合、方法1200は1ステップ1212に移り、そこで、送信デバイス(例えば102または106)は構造に拡張ヘッダーを入れる。例えばプロセッサ(例えば200または300)および(または)メッセージフォーマッタ(例えば202または302)によって構造に拡張ヘッダーを入れることができるだろう。さらに、様々な位置でフレームに拡張ヘッダーを入れることができるだろう。例えば、図7に関して、PSDU406のパッドビット412に拡張ヘッダーを挿入することができるだろう。別の実施例において、拡張ヘッダーは、図6に関して上に記述されるように、拡張ヘッダーのデイジーチェーンを使用して、PLCPヘッダー404と実際のフレームペイロード410の間のPSDU406のペイロードに入れられる。ステップ1212が終わった後、方法1200は決定ステップ1206に返り、それは上に記述された。
【0092】
決定ステップ1210で質問への答えがはいである場合、方法1200は、送信デバイス(例えば102または106)は利用可能なパディングビット(例えば412)を計算する1ステップ1214に移る。プロセッサ(例えば200または300)はこの計算を行ない得る。
【0093】
続いて起こる決定ステップ1216において、送信デバイスは、拡張ヘッダーの長さが利用可能なパディングビットより大きいかどうか決定する。送信デバイスは、この決定をなすためにプロセッサ(例えば200または300)あるいは様々な他のモジュールを使用し得る。質問への答えがいいえである場合、方法1200はステップ1212に移り、それは上に記述された。
【0094】
決定ステップ1216で質問への答えがはいである場合、方法1200は、送信デバイスは拡張ヘッダーがフラグメント化されるかどうか決定する決定ステップ1218に移る。プロセッサ(例えば200または300)はメモリ(例えば204または304)を使用して、この決定を行ない得る。1つ以上の拡張ヘッダーをフラグメント化する過程は、図9に関して上に記述された。質問への答えがいいえである場合、方法1200は詳細に後の下に記述されるように、決定ステップ1220に進む。
【0095】
決定ステップ1218で質問への答えがはいである場合、方法1200は、ステップ1222に進み、そこで、送信デバイスは、フレーム内に拡張ヘッダーのフラグメントをフレーム内に置く。プロセッサ(例えば200または300)および(または)メッセージフォーマッタ(例えば202または302)は、フレームに拡張ヘッダーのフラグメントを入れることができた。図7に関して上に記述されるように、拡張ヘッダーのフラグメントは、PSDU406のパッドビット412に挿入されることができるだろう。
【0096】
ステップ1222を終えた後に、方法1200は、保証ステップ1224に進み、そこで、送信デバイスはFCS(例えば1002)、ティルビット(例えば1004)、およびパッドビット(例えば1006)を1つ以上の拡張ヘッダーのためにフレームに入れる。別の実施例では、拡張ヘッダー用のFCS、ティルビットおよび(または)パッドビットは、フレームに入れられなくてもよい。例えば、もし方法1200が図8に例示されるヘッダー拡張構造を使用すれば、FCSとティルビットは挿入されないだろう。
【0097】
更に、プロセッサ(例えば200または300)および/またはメッセージフォーマッタ(例えば202または302)は、構造にFCS、ティルビットおよびパッドビットを入れることができた。さらに、拡張ヘッダーおよびここでの拡張ヘッダーのFCS、ティルビットおよびパッドビットは、さまざまな位置でフレームに入れられることができるだろう。例えば、図7に関して、PSDU 406のパッドビット412に拡張ヘッダーのFCS、ティルビットおよびパッドビットに加えた拡張ヘッダーを挿入することができるかもしれない。別の実施例では、拡張ヘッダーのFCS、ティルビットおよびパッドビットは、図6に関して上に記述されるように、デイジーチェーン構造を使用して、PLCPヘッダー404と実際のフレームペイロード410の間のPSDU406のペイロードに入れられてもよい。
【0098】
ステップ1224が終わった後、方法1200は、PPDUあるいはフレーム構成(例えば400)へ送信デバイスはどんな拡張ヘッダーも含むフレームペイロードを入れ、続いて起こるステップ1226に移る。実施例では、送信デバイスは、PPDUおよび/またはフレーム構成(例えば400)にPSDUのためのFCS、ティルビットおよびパッドビットを入れてもよい。フレームペイロードは、プロセッサ(例えば200または300)を使用して、および/またはメッセージフォーマッタ(例えば202または302)によってフレーム構成に入れられてもよい。ステップ1224を終えた後に、方法1200は終了するステップ1228に移る。
【0099】
決定ステップ1220で、送信デバイスは、少なくとも1つの拡張ヘッダーがフレームの中にあるかどうか決定する。プロセッサ(例えば200または300)はこの決定を行なってもよい。決定ステップへの答えがはいである場合、方法1200はステップ1224に移る。それは上に記述された。決定ステップへの答えがいいえである場合、方法1200はステップ1226に移る。それも上に記述された。
【0100】
1つの実施例では、より短い媒体アクセス持続期間は通信システム200に達成されてもよい。1つの実施例で、上に議論されるように、PSDU持続期間が拡張されてもよい場合、拡張ヘッダー要素の合計長さにAが相当する場所は、挿入されることを望んだ。また、Pは与えられたPHYデータレートで6つのOFDMシンボルの中の情報ビットの数に相当する。例えば、拡張ヘッダーを送信するための3つのシナリオ、拡張ヘッダーがFCSなしで送信されるケースA、拡張ヘッダーが個別のFCSおよびティルビットで送信されるケースB、および拡張ヘッダーが個別のPSDUとして送信されるケースCがあり得る。Tは拡張ヘッダーのために最少アクセス持続期間を指す。この実施例では、T6SYMは、1.875usであり得る6つのOFDMシンボルの期間を指す。ケースAおよびBについては、期待される最少のアクセス持続期間は、方程式E(T)=(N+q)*T6SYMによって示され得て、ここで、Nは、拡張ヘッダーを送信するために必要だろう追加の6つのOFDMシンボル持続期間の数で、qは追加の6つのOFDMシンボル持続期間が必要とされる確率である。
【0101】
ケースCについて、拡張ヘッダーが個別のPSDUのペイロードの中で送信されるので、短い相互フレームスペース(short inter−frame space:SIFS)は使用され得る。さらに、個別のPSDUは、さらに個別のプリアンブルおよび個別のヘッダーを使用し得る。したがって、個別のPSDUの中の拡張ヘッダーを送信する時間は方程式T=TSIFS+TPREAMBLE+TPLCPHEADER+TPAYLOADによって示され得て、ここで、TSIFSは、SIFSのために時間を指し、TPREAMBLEはプリアンブルを送信する時間を指す、TPLCPHEADERは、PLCPヘッダーを送信する時間を指し、TPAYLOADは、ペイロードを送信する時間を指す。この実施例において、TSIFS=10us、TPREAMBLE=9.375usおよびTPLCPHEADER=3.75usである。さらに、TPAYLOAD=(N+z)*T6SYMであり、A mod Pが0である場合、zが0であり、そうでない場合zが1である(Aは拡張ヘッダーの合計長さでありまた、Pは、与えられたデータレートであるPHYレートための6つのOFDMシンボルの中の情報ビットの数である)。
【0102】
ケースBおよびCのための予期された媒体アクセス持続間の違いは、方程式ΔT=TSIFS+TPREAMBLE+TPLCPHEADER+(z−q)*T6SYMによって示され得る。
【0103】
上に示されるように、ケースAおよびBのための媒体アクセス持続時間はケースCのための媒体アクセス持続時間未満である。ケースCにおいて、余分のオーバヘッドは、個別のPSDUのペイロード中の拡張ヘッダーデータの送信の結果として引き起こされ得る。しかしながら、ケースAおよびBにおいて、拡張ヘッダーデータは以前のパケットのパディングビットかペイロード内で適合し得る。したがって、個別のPSDUは、必然的に、ケースAおよびBのためのより短い媒体アクセス持続時間という結果にならないかもしれない。1つの実施例において、すべての場合のための媒体アクセス持続期間は、通信レートの100のデータレートが増加するにつれて減少し得る。静的なオーバヘッドの無および/またはペイロードにおけるパッディングエリアの効率的な使用は、通信システム100の媒体アクセス継続期間(例えば、効率を増加させる)を減少させ得る。
【0104】
「第1」、「第2」などのような指示をここに使用するエレメントへのどんな言及も、それらのエレメントの量や順番を一般的に限定しないことは理解されるに違いない。むしろ、これらの指示は、2つ以上のエレメントあるいはエレメントのインスタンスを識別する便利な方法としてここに使用され得る。したがって、第1と第2エレメントへの言及は、2つのエレメントだけがそこに使用されてもよいか、第1エレメントがある方法において第2のエレメントに先行するに違いないことを意味しない。また、そうでないと述べられない限り、1組のエレメントが1つ以上のエレメントを含み得る。説明または請求項において使用される「A、B、またはCの少なくとも1つ」は、「A、またはBまたはC、またはそれらのエレメントの組み合わせ」を意味する。
【0105】
実施例はここに示した実施例と他の実施例は、添付された付録にさらにより非常に詳しく記述される。明細書が本発明の特別の例について記述される一方、当業者は、発明概念から外れずに、本発明の変更を考案し得る。例えば、ここの教えは、回路切り換えネットワークエレメントを参照するが、パケット切り換え領域ネットワークエレメントに等しく適用可能である。
【0106】
当業者は、情報と信号が様々な異なる技術およびテクニックのうちのどれでも使用して表わされ得ると理解するだろう。例えば、上記の記述の全体にわたって参考され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号およびチップは、電圧、流れ、電磁波、磁界か、粒子、光学のフィールドあるいは光学粒子、または、それの任意の組合せによって表わされ得る。
【0107】
当業者は、ここで開示された例に関係して記載された、さまざまな例示の論理ブロックモジュール、回路、方法、アルゴリズムが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアあるいは組合せとしてここにインプリメントされ得ことをさらに認識するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの交換性を明らかに示すために、様々な例示のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、方法およびアルゴリズムのこの互換性は、一般的にそれらの機能性という観点において、一般的に記載された。そのような機能性は、ハードウェアまたはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは、全体のシステムに課された特定用途と設計制約に依存する。熟練技術者は。各特定用途の方法を変えることにおける記述された機能性をインプリメントしてもよい。しかし、そのようなインプリメンテーションの決定は本発明の範囲からの離れことを引き起こすと解釈されるべきでない。
【0108】
ここに示された例に関して記述された様々な実例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、メインプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)、特定用途向けIC(application specific integrated circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array:FPGA)あるいは他のプログラマブル論理デバイス、個別のゲートかトランジスターロジック、個別のハードウェア構成機器あるいはそれのここに記述された機能を行なうことを目指した任意の組合せを用いてインプリメントされ、あるいは、実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラあるいはステートマシンであり得る。プロセッサ、また、コンピューティングデバイス、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協動する1個以上のマイクロプロセッサあるいは他のそのような構成の組合せとしてインプリメントされ得る。
【0109】
ここに開示された例に関して記述された方法またはアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されたソフトウェアモジュール、あるいは2つの組合せで直接具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術において既知の記憶媒体の他の形式に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み、その記憶媒体に情報を書き込みし得るようにプロセッサにつながれ得る。代わりに、記憶媒体は、プロセッサに不可欠であり得る。プロセッサと記憶媒体はASICに存在し得る。
【0110】
1つ以上の典型的な実施例において、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれの任意の組合せにおいてインプリメントされ得る。もしソフトウェア中でインプリメントされる場合、機能は、1つ以上の命令あるいはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されあるいはそれを越えて送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体、およびある場所から別の場所へコンピュータプログラムの転送を促進するあらゆる媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体はコンピュータによってアクセスされ得るあらゆる利用可能な媒体であり得る。制限ではなく例によって、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置あるいは他の磁気記憶装置、あるいは、希望のプログラムコードを命令あるいはデータ構造の形式で格納するために使用され、コンピュータによってアクセスされ得る他の媒体を含み得る。さらに、接続はコンピュータ可読媒体を送信しかつ/または受信するために使用され得る。例えば、ソフトウェアは、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)あるいは赤外線、ラジオおよびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバーあるいは他の遠隔のソースから送信され得る。ここで使用されるようなディスク(disk)及びディスク(disc)は、ディスク(disk)が通常磁気的にデータを再生する一方、ディスク(disc)がレーザーでデータを光学上再生する、コンパクトディスク(compact disc:CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(digital versatile didc:DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含む。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0111】
開示された例の以前の記載はどんな当業者も本発明を作るかあるいは使用することを可能にするために提供される。これらの例への様々な修正は、当業者に容易に明白になるだろう、また、ここに定義された総括的な原理は、発明の趣旨または範囲から外れずに、他の例に適用され得る。したがって、本発明は、ここに示された例に制限されたようには意図されないが、ここに示された原理と新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられることになっている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて少なくとも1つの第1のパケットを送信するための通信デバイスであって、前記少なくとも1つの第1のパケットは、ヘッダーフィード、ペイロードフィールド、およびパッディングフィールドを備える通信デバイスであって、
第1の拡張ヘッダーを格納するように構成されたメモリと、
前記メモリと通信するプロセッサであって、少なくとも1ビットが、送信のために前記第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能であるかどうかを決定するように構成されるプロセッサであって、ここで前記少なくとも1つのビットはヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的である、プロセッサと、
前記プロセッサと前記メモリの少なくとも1つと通信するメッセージフォーマッタであって、ヘッダーフィールドにおいて、前記第1の拡張ヘッダーの存在を示し、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドと前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するように構成されたメッセージフォーマッタと
を備えた通信デバイス。
【請求項2】
前記メモリは、さらに、第2の拡張ヘッダーを記憶するように構成され、前記プロセッサは、さらに、少なくとも1ビットが送信のために前記第2の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうかを決定するように構成され、前記少なくとも1つのビットは、前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的であり、前記メッセージフォーマッタは、前記第1の拡張ヘッダーフィールドにおいて前記第2の拡張ヘッダーの存在を表し、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドと前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するよう構成される、請求項1の通信デバイス。
【請求項3】
前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信するように構成された送信機を備え、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールドおよび、パッディングフィールドを含み、前記第2の拡張ヘッダーは第1の部分および第2の部分を含み、前記メッセージフォーマッタは、さらに、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドと前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドに前記第2の部分を挿入するように構成され、前記第1の部分の長さは、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドの長さ未満あるいは等しい、請求項2の通信デバイス。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットと適合しない少なくとも1ビットを決定するよう構成される、請求項1の通信デバイス。
【請求項5】
前記メッセージフォーマッタは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、プログラマブルロジックデバイス、個別のゲートロジック、トランジスターロジック、および個別のハードウェアコンポーネントの少なくとも1つを備える、請求項1の通信デバイス。
【請求項6】
前記メッセージフォーマッタは、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドの始め部分に前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分を挿入するように構成される、請求項1の通信デバイス。
【請求項7】
前記メッセージフォーマッタは、少なくとも部分的に、前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも一部分の長さに基づいて前記第1のパケットの前記ヘッダーフィールドの長さフィールドを修正するよう構成される、請求項6の通信デバイス。
【請求項8】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、コンテンツフィールドを備える、請求項1の通信デバイス。
【請求項9】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、フレームチェックシーケンスとティルビットを含む、請求項1の通信デバイス。
【請求項10】
前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分の長さを示す長さフィールドを備える、請求項1の通信デバイス。
【請求項11】
前記第1の拡張ヘッダーの長さが前記第1の拡張ヘッダーの前記パッディングフィールドの長さ未満か等しい場合に、前記メッセージフォーマッタは、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドに前記第1の拡張ヘッダーを挿入するように構成される、請求項1の通信デバイス。
【請求項12】
前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信するように構成され送信機をさらに備え、そこで、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールドおよびパッディングフィールドを備え、また、前記第1の拡張ヘッダーは、第1の部分および第2の部分を備え、また、前記メッセージフォーマッタは、さらに、第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第2の部分を挿入するよう構成され、前記第1の部分の長さは、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドの長さ未満または等しい、請求項2の通信デバイス。
【請求項13】
無線通信システムにおいて、少なくとも1つの第1のパケットを送信するための通信デバイスであって、前記少なくとも1つの第1のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、およびパッディングフィールドを備える通信デバイスであって、
第1の拡張ヘッダーを格納するための手段と、
少なくとも1ビットが送信のための前記第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうかを決定するための手段であって、前記少なくとも1ビットがヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的であり、前記決定するための手段が格納するための手段と通信する、決定するための手段と、
前記ヘッダーフィールドにおいて前記第1の拡張ヘッダーの存在を示し、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つにおいて前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入する手段であって、示しおよび挿入するための手段は格納するための手段または決定するための手段と通信する、示しおよび挿入するための手段と
を備える通信デバイス。
【請求項14】
前記格納するための手段は、さらに、第2の拡張ヘッダーを格納するように構成され、前記決定のための手段は、さらに、少なくとも1ビットが、送信のために前記第2の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうかを決定するように構成され、前記少なくとも1ビットが、前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的であり、示すための手段は、さらに、前記第1の拡張ヘッダーのフィールドにおいて前記第2の拡張ヘッダーの存在を示し、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの前記少なくとも1つに前記第2の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入する、請求項13の通信デバイス。
【請求項15】
前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信するための手段をさらに備え、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールドおよびパッディングフィールドを備え、前記第2の拡張ヘッダーは、第1の部分および第2の部分を備え、前記メッセージフォーマッタは、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の部分を挿入するように構成され、前記第1の部分の長さが前記第1のパケットの前記パッディングフィールドの長さ未満または等しい、請求項14の通信デバイス。
【請求項16】
決定のための前記手段は前記ヘッダーフィールドを占める前記複数のビットと適合しない少なくとも1ビットを決定するようにさらに構成される請求項13の通信デバイス。
【請求項17】
示すための前記手段は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、プログラマブルロジックデバイス、個別のゲートロジック、トランジスターロジックおよび個別のハードウェアコンポーネントの少なくとも1つを備える請求項13の通信デバイス。
【請求項18】
示すための前記手段は、さらに、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドの始め部分において前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するように構成される、請求項13の通信デバイス。
【請求項19】
示すための前記手段は、さらに、前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1部分に部分的に基づいて前記第1のパケットの前記ヘッダーフィールドの長さフィールドを修正するように構成される、請求項18の通信デバイス。
【請求項20】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、コンテンツフィールドを備える、請求項13の通信デバイス。
【請求項21】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、フレームチェックシーケンスとティルビットを備える、請求項13の通信デバイス。
【請求項22】
前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分の長さを示す長さフィールドを備える、請求項13の通信デバイス。
【請求項23】
示すための前記手段は、さらに、前記第1の拡張ヘッダーの長さが前記第1の拡張ヘッダーの前記パッディングフィールドの長さ未満かあるいは等しい場合、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドに前記第1の拡張ヘッダーを挿入するように構成される、請求項13の通信デバイス。
【請求項24】
前記第1パケットおよび第2のパケットを送信するための手段を備え、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、およびパッディングフィールドを備え、前記第1の拡張ヘッダーは第1の部分および第2の部分を含み、また、前記メッセージフォーマッタは、さらに、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の部分を挿入するように構成され、前記第1の部分の長さは、第1のパケットのパッディングフィールドの長さ未満かあるいはそれに等しい、請求項14の通信デバイス。
【請求項25】
少なくとも1つの第1のパケットを無線通信システムにおいて通信する方法であって、
少なくとも1つの第1のパケットはヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、およびパッディングフィール含む、方法であって、
前記第1の拡張ヘッダーを格納することと、
少なくとも1ビットが、送信のために、前記第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうか決定することであって、前記少なくとも1ビットが、前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的である、決定することと、
前記第1のパケットの前記ヘッダーフィールドにおいて、前記第1の拡張ヘッダーの存在を示し、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの前記少なくとも1つに前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入すること
を備える、方法。
【請求項26】
第2の拡張ヘッダーを格納することと、および少なくとも1ビットが送信のために前記第2の拡張ヘッダーにおいて利用可能なかどうかを決定することをさらに備え、前記少なくとも1ビットは、前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的であり、示すための前記手段は、さらに、前記第1の拡張ヘッダーのフィールドにおいて前記第2の拡張ヘッダーの存在を示し、また前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するように構成される、請求項25の方法。
【請求項27】
前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信することをさらに備え、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、およびパッディングフィールドを備え、前記第2の拡張ヘッダーは、第1の部分および第2の部分を備え、前記メッセージフォーマッタが、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第2の部分を挿入するように構成され、前記第1の部分の長さは、前記第1のパケットにおける前記パッディングフィールドの長さ未満かあるいは等しい、請求項26の方法。
【請求項28】
前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットと適合しない少なくとも1ビットを決定することを備える、請求項25の方法。
【請求項29】
前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドの始め部分に前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分を挿入することをさらに備える、請求項25の方法。
【請求項30】
少なくとも部分的に、前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分の長さに基づいた前記第1のパケットの前記ヘッダーフィールドの長さフィールドを修正することをさらに備える、請求項29の方法。
【請求項31】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、コンテンツフィールドを備える、請求項25の方法。
【請求項32】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、フレームチェックシーケンスとティルビットを含む、請求項25の方法。
【請求項33】
前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分の長さを示す長さフィールドを含む、請求項25の方法。
【請求項34】
前記第1の拡張ヘッダーの長さが、前記第1の拡張ヘッダーのパッディングフィールドの長さ未満または等しい場合に、前記第1のパケットのパッディングフィールドに前記第1の拡張ヘッダーを挿入することをさらに備える、請求項25の方法。
【請求項35】
前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信することをさらに備え、前記第2のパケットはヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、およびパッディングフィールドを備え、前記第1の拡張ヘッダーは、第1の部分および第2の部分を備え、前記メッセージフォーマッタが、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の部分を挿入するように構成され、前記第1の部分の長さは、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドの長さ未満かあるいは等しい、請求項26の方法。
【請求項36】
コンピュータに少なくとも1ビットがヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的である、前記少なくとも1ビットが送信のために第1の拡張ヘッダーにおいて利用可能などうかを決定させるためのコードと、
コンピュータに、前記第1のパケットの前記ヘッダーフィールドにおいて前記第1の拡張ヘッダーの存在を示させコンピュータに示させ、前記第1のパケットのペイロードフィールドおよびパッディングフィールドの少なくとも1つに前記第1の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入させるためにコードと
を備えたコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータ可読製品。
【請求項37】
コンピュータに前記第2の拡張ヘッダーを格納させ、前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットに付加的である前記少なくとも1ビットが送信のために前記第2の拡張ヘッダーにおいて利用可能かどうか決定させるためのコードをさらに備え、示すための前記手段は、さらに、前記第1の拡張ヘッダーのフィールドにおいて前記第2の拡張ヘッダーの存在を示し、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の拡張ヘッダーの少なくとも1つの部分を挿入するよう構成される、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項38】
コンピュータに前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信させるための含むコードをさらに備え、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、パッディングフィールドを含み、また、前記第2の拡張ヘッダーは、第1の部分および第2の部分を含み、また、前記メッセージフォーマッタは、さらに、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドに前記第2の部分を挿入するように構成され、前記第1の部分の長さは、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドの長さ未満かあるいは等しい、請求項37のコンピュータ可読製品。
【請求項39】
コンピュータに前記ヘッダーフィールドを占める複数のビットと適合しない少なくとも1ビットを決定させるためのコードをさらに備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項40】
をコンピュータに前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドの始め部分に前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分を挿入させるためのコードをさらに備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項41】
コンピュータに少なくとも部分的に、前記第1のパケットのヘッダーフィールドの長さに基づいて前記第1のパケットの前記ヘッダーフィールドの長さフィールドを修正させるためのコードをさらに備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項42】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分はコンテンツフィールドを備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項43】
挿入された前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、フレームチェックシーケンスとティルビットを備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項44】
前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分は、前記第1の拡張ヘッダーの前記少なくとも1つの部分の長さを示す長さフィールドを備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項45】
前記第1の拡張ヘッダーの長さが、前記第1の拡張ヘッダーの前記パッディングフィールドの長さ未満または等しい場合に、コンピュータに、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドに前記第1の拡張ヘッダーを挿入させるためのコードをさらに備える、請求項36のコンピュータ可読製品。
【請求項46】
コンピュータに、前記第1のパケットおよび第2のパケットを送信させるためのコードをさらに備え、前記第2のパケットは、ヘッダーフィールド、ペイロードフィールド、およびパッディングフィールドを備え、第1の拡張ヘッダーは第1の部分および第2の部分を備え、前記メッセージフォーマッタは、さらに、前記第1のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに第1の部分を、前記第2のパケットの前記ペイロードフィールドおよび前記パッディングフィールドの少なくとも1つに前記第2の部分を挿入するように構成され、また、前記第1の部分の長さは、前記第1のパケットの前記パッディングフィールドの長さ未満かあるいはそれに等しい、請求項37のコンピュータ可読製品。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2012−520020(P2012−520020A)
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553093(P2011−553093)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/026116
【国際公開番号】WO2010/102055
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】