説明

耐故障性のフレームベースの通信システム

ポートに基づくVLANを備えたパケット交換耐故障性車両通信相互接続ネットワーク(100、400、500)。2つ以上のVLANが実施され、送信元ノード(110、410、510、610)は、2つ以上のネットワークインタフェース回路(130、140、415、425、515、525、630、640)を備え、ループは、特定のVLANタグ付け及び少なくとも1つの特定のVLANに関連付けられたスイッチポート(131〜134、200、300、420、430、435、445、455、465、535、540、545、560、575、585を介して除外される。宛先ノード(120、440、450、460、570、580、590、620)は、2つ以上の特定の出力VLANタグに関連付けられた経路に沿って汎用VLANタグを介して送信元ノードにパケットをフィードバックし得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2009年9月23日に出願された米国仮特許出願第61/245,207号の利益を主張するものであり、この出願の開示は参照により本明細書に援用される。
【0002】
実施形態は、フレームベースの通信システムを備えるパケット交換ネットワークを含み、特に、耐故障性通信システム内のポートベースのVLANに関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットプロトコルはイーサネットフレームを使用し得、イーサネットフレームフォーマットは媒体アクセス制御(MAC)ヘッダを含み得、MACヘッダは、宛先MACアドレスと、送信元MACアドレスと、データペイロードとを備える。
【発明の概要】
【0004】
フレーム内部フィールドを使用して、フレームに仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)情報をタグ付けし得る。実施形態は、送信元ノードと宛先ノードとの間に配置される3つ以上の交換ノードを含むシステム又は相互接続ネットワークを含み得、(a)3つ以上の交換ノードのうちの第1の交換ノードは、送信元ノードから受信したフレームに第1の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成し得、(b)3つ以上の交換ノードのうちの第2の交換ノードは、送信元ノードから受信したフレームに第2のVLAN指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成し得、(c)3つ以上の交換ノードのうちの第3の交換ノード(図3)は、第1のV−LAN指示子を有する受信フレームを、少なくとも1つのポートを介する出力から除外するように構成し得、宛先ノードは、(i)第1のVLAN指示子を有するフレーム及び第2のVLAN指示子を有するフレームのうちの少なくとも一方或いは(ii)第1のVLAN指示子が外された第1のフレーム及び/又は第2のVLAN指示子が外された第2のフレームのうちの少なくとも一方を受信するように構成し得る。
【0005】
送信元ノードは準リアルタイムコントローラを備え得、宛先ノードは、ゲートウェイと、(1)受信フレームのペイロード情報に応答するエフェクタ、(2)無線周波数送信器、及び(3)飛行センサのうちの少なくとも1つとを備え得る。
【0006】
実施形態は、添付図面の図に限定ではなく例として示される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】図1は、例示的な最上位システム図である。
【図2】図2は、例示的なスイッチの最上位機能ブロック図である。
【図3】図3は、例示的なスイッチの最上位機能ブロック図である。
【図4】図4は、実施形態の例示的な最上位システム図である。
【図5】図5は、実施形態の例示的な最上位システム図である。
【図6】図6は、別の例示的な最上位システム図である。
【図7A】図7Aは、例示的なスイッチの最上位機能ブロック図である。
【図7B】図7Bは、例示的なスイッチの最上位機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
例示的な実施形態を示す図を参照する。実施形態は、仮想ローカルエリアネットワーキングの側面を利用し得る決定論的でループのないパケットルーティングシステム及びネットワークを含む。仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)は、解放型システム相互接続(OSI)モデルのレベル2、すなわち、データリンク層として実施され、データリンク層では、データはフレームに従って分割し得、媒体アクセス制御(MAC)を介して参照し得る。VLANは、イーサネットパケット又はフレーム内で利用可能なタグ又はインジケータを利用して、パケットを関連付け得るVLANを識別し得る。例示的なVLAN実施形態を使用して、スイッチの特定のポートからのデータトラフィックをフィルタリングし得る。例示的なVLAN実施形態は、ユニキャスト及びマルチキャスト等の通信タイプ並びに伝送制御プロトコル(TCP)及びユーザデータグラムプロトコル(UDP)等の転送プロトコルから独立してフィルタリング機能を実行し得る。VLANルーティング構成は、複数のネットワークスイッチのそれぞれの不揮発性メモリにプログラムし得る。ネットワークコントローラ、ネットワークマスタ、又はOSI層3装置は、例えば、ネットワーク要素のping応答に基づいて、VLAN管理テーブルを介してポートルーティングを動的に調整するように構成されたプロセッサを有するノードであり得る。
【0009】
図1は例示的な最上位システム図100である。プロセッサは、本明細書では、中央演算処理装置(CPU)と、アドレス指定可能なメモリとを含むコンピュータ又は計算装置として定義され、計算装置は、実行可能な機械可読命令、回路、又はこれら両方の組み合わせにより構成されて、特別な計算装置として機能し得る。ネットワークは、プロセッサを備えた送信元ノード110と、プロセッサを備えた宛先ノード120と、ノード間に配置され、図1の例では有向矢印又は有向矢印の対として示される1つ又は複数のネットワークリンクとを備え得る。送信元ノード110は、宛先ノード120に意図されるコマンド等のメッセージを生成し得る。例示的なメッセージは、複数のネットワークインタフェースカード130、140により準備し送信し得る。図1の例示的な図では、送信元ノード110は、ネットワークインタフェースカード(NIC)であり得る2つのネットワークインタフェース装置130、140又はコンピュータ回路基板を介してネットワークとインタフェースする。次に、各NICは、ルーティングスイッチ131〜134、例えば、ポートルーティングを指示するテーブルを有するスイッチに接続し得る。図1の例示的なネットワークでは、第1のNIC130は、第1のスイッチ(SW_1)131に送信し得、第1のスイッチは第2のスイッチ(SW_2)132に送信し得る。図1の例示的なネットワークでは、第2のNIC140も、第1のNIC130と同じメッセージを第4のスイッチ(SW_4)134に送信し得、第4のスイッチ(SW_4)は第3のスイッチ(SW_3)133に送信し得る。第2のスイッチ(SW_2)132及び第3のスイッチ(SW_3)133は、パケット/データグラムを宛先ノードに送信し得る。したがって、宛先ノードは、1つの送信元ノードから2つ以上のチャネルを介して冗長メッセージを受信し得る。いくつかの実施形態では、スイッチは、1つの送信元ノード110から2つ以上のチャネル、例えば、VLAN_1及びVLAN_2を介して冗長メッセージを受信し、VLANタグを外し、パケット内の冗長性を調整し、調整されタグが外されたパケットを宛先ノード120に提供し得る。
【0010】
図2は、例示的なスイッチ200の最上位機能ブロック図である。図2の交換ノード210は、送信元ノード110からPORT_1 211を介して受信したフレームに第2のVLAN(例えば、VLAN_2)をタグ付け215、ルーティングテーブル216を参照して、少なくとも1つのポート211〜213を介して、第2のVLAN指示子がタグ付けられたフレームを出力するように構成されて示される。図1及び図2を参照すると、ポートベースのVLANは、VLANタグなしで、例えば、タグのないイーサネットパケット145、147として標準パケットを送信し得るネットワーク上のノードを含む。タグのないパケット145が第1のネットワークスイッチポート(SW_1)131に到着した場合、スイッチを調査し得る。スイッチの調査により、パケットにタグがないことが発見された場合、タグのないパケット145に受信した特定のポート151に割り当てられたタグを取り付けることができ、例えば、VLAN_1は、ポート番号1 211を介して受信したパケットに割り当てられたタグであり得る。スイッチの調査は、処理215を介し、ポートルーティングテーブル216を参照することにより、他の出力ポート、すなわち、現在の受信ポート以外の1つ又は複数のポートのうちのいずれが、VLAN_1用に構成されているかを判断し得る。VLAN_1用に構成された調査ポートのスイッチポート毎に、新しいタグ付きパケットが、例えば、PORT_2 212及びPORT_3 213に転送される。次のネットワークスイッチ、この例では第2のネットワークスイッチ(SW_2)132に到着すると、パケットを調査し得る。第2のネットワークスイッチ132がVLAN_1タグを識別する場合、VLAN_1用に構成された第2の調査ポートのスイッチポート毎に、VLAN_1タグ付きパケットが転送される。いくつかの実施形態では、宛先ノードは、受信ポートと、受信パケットのVLANタグを外すように構成された回路とを備える。
【0011】
図3は、例示的なスイッチ300の最上位機能ブロック図である。図3の例示的な交換ノード310は、PORT_2 312を介して受信した第1のVLAN指示子(例えば、VLAN_1)を有する受信フレームを、少なくとも1つのポート311〜314を介する出力から除外するように構成されて示される。例えば、交換ノード310は、処理315を介し、ポートルーティングテーブル316を参照して、第1のVLAN指示子を有するフレームをPORT_4 314を介して送信可能であるが、PORT_3 313を介しては送信できないと判断し得る。図1及び図3の両方を参照すると、PORT_1は、SW_4からVLAN_2とタグが付けられたパケットを受信し、SW_1からVLAN_1としてタグが付けられたパケットを受信し得る。交換ノード310は、VLAN_2のタグが付けられたパケットのみをPORT_4 314を介して出力するように構成し得る。交換ノード310は、VLAN2とタグが付けられたフレームを宛先ノードに出力し得、宛先ノードにおいて、タグを外し、パケットをさらに処理し得る。したがって、ネットワーク化されたシステムの実施形態は、1つ又は複数の宛先スイッチノードを含み得、宛先ノードスイッチは、宛先ノード120への直接リンクを有するノードである。すなわち、宛先スイッチノードと宛先ノードとの間には追加のスイッチノードが配置されない。宛先スイッチノードに到着すると、いくつかの実施形態では、VLAN_1タグ又はVLAN_2タグをパケットから外し、次に、タグのないパケット146、148として図1にも示されるように、パケットを宛先ノード120に転送し得る。
【0012】
図4は、相互接続ネットワーク400の例示的な最上位ブロック図であり、相互接続ネットワーク400では、送信元ノード410は2つのNICカード415、425を有して、各ネットワークセグメントとインタフェースし得る。各NICは各スイッチとインタフェースする:NIC_1 415はSW_1 420とインタフェースし、NIC_2 425はSW_6 430とインタフェースする。各スイッチは4つのポートを有して示され、様々な実施形態をサポートするために、より多数又はより少数のポートを有してもよい。この例示的なネットワークにより、例えば、第1の宛先ノード(宛先のNODE_1)440は、SW_1 420及びSW_6 430の両方からパケットを受信し、第2の宛先ノード(宛先NODE_2)450は、SW_2 435及びSW_5 445の両方からパケットを受信し、第3の宛先ノード(宛先NODE_3)460は、SW_3 455からパケットを受信し得る。この実施形態では、SW_6 430は、VLAN_1タグを有するパケットを出力しないように構成され、SW_1 420は、VLAN_2タグを有するパケットを出力しないように構成される。SW_2 435は、VLAN_2タグを有するパケットを出力し得る1つのみのポート436を有するように構成されて示され、SW_5 445は、VLAN_1タグを有するパケットを出力し得る1つのみのポート446を有するものとして示される。したがって、例示的なネットワークは、この例の場合、いずれのVLANタグのパケットもループしない。これは、相互接続ネットワークのいくつかの実施形態では、交換ノード(SW_1〜SW_6)のうちの少なくとも1つが、第1のVLAN指示子、すなわち、VLAN_1タグがタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止し、それにより、逆時計回り(図4の)送信ループの可能性を排除するように構成し得る。同様に、相互接続ネットワークのいくつかの実施形態では、交換ノード(SW_1〜SW_6)のうちの少なくとも1つが、第2のVLAN指示子、すなわち、VLAN_2タグがタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止し、それにより、時計回り(図4の破線矢印経路)送信ループの可能性を排除するように構成し得る。
【0013】
図5は、相互接続ネットワーク500の例示的な最上位ブロック図であり、相互接続ネットワーク500では、第1のコントローラノード510は2つのNICカード515、525を有して、各ネットワークセグメントとインタフェースし得る。各NICは各スイッチとインタフェースする:NIC_1 515はSW_1 535とインタフェースし、NIC_2 525はSW_6 545とインタフェースする。加えて、第2のコントローラノード550は2つのNICカード555、565を有して、各ネットワークセグメントとインタフェースし得る。各NICは各スイッチとインタフェースする:NIC_3 555はSW_3 540とインタフェースし、NIC_4 565はSW_4 560とインタフェースする。各スイッチは、4つのポートを有して示され、様々な実施形態をサポートするために、より多数又はより少数のポートを有してもよい。この例示的なネットワークにより、例えば、第1の宛先ノード(宛先のNODE_1)570は、SW_1 535及びSW_6 545の両方からパケットを受信し、第2の宛先ノード(宛先NODE_2)580は、SW_2 575及びSW_5 585の両方からパケットを受信し、第3の宛先ノード(宛先NODE_3)590は、SW_3 540及びSW_4 560の両方からパケットを受信し得る。この実施形態では、SW_6 545は、VLAN_1タグを有するパケットを出力しないように構成され、SW_1 535は、VLAN_2タグを有するパケットを出力しないように構成される。SW_2 575は、VLAN_2タグを有するパケットを出力し得る1つのみのポート536を有するように構成されて示され、SW_5 585は、VLAN_1タグを有するパケットを出力し得る1つのみのポート586を有するものとして示される。したがって、例示的なネットワークは、この例の場合、いずれのVLANタグのパケットもループしない。加えて、第1のコントローラノード510及び第2のコントローラノード550は、マスタネットワークコントローラの役割を事前設定又はアービトレートし、その他のコントローラノードは、ネットワーク活動を追跡し、ネットワーク構成要素/ノードの健康信号及び/又は尺度を監視し、事前定義されたネットワーク健康状態閾値を超える外部入力及び/又はイベントに基づいて、現在のネットワークコントローラをマスタネットワークコントローラとして置換するように構成される。
【0014】
図6は、図1と同様の例示的な最上位システム図600である。図6は、プロセッサを備えるコントローラノード610への通信、プロセッサを備える宛先ノード620への通信、及びノード間に配置されるネットワークリンクを示す。宛先ノード620は、コントローラノード610のフィードバック信号等のメッセージを生成し得る。例示的なメッセージを準備し、この例では、宛先ノードスイッチとして機能する宛先ノード620の回路により、又はこの例では、近傍のスイッチSW_2 132により、第3のVLANタグ、例えば、VLAN_3をタグ付けし得る650。タグ付きメッセージは、ルーティングスイッチ、例えば、SW_1 131、SW_3 133、及び/又はSW_4 134を介して送信し、コントローラノード610の複数のネットワークインタフェースカード630、640により受信し得る651〜653。したがって、コントローラノードは、1つの宛先ノードから2つ以上のチャネル、すなわち、VLAN_3がタグ付けされたメッセージのルーティングが可能なチャネルを介して冗長メッセージを受信し得る。いくつかの実施形態では、スイッチは、1つの宛先ノード620から2つ以上のチャネルを介して冗長メッセージを受信し、VLAN_3タグを外し、パケットの内の冗長性を調整し、調整されタグが外されたパケットをコントローラノード610に提供し得る。したがって、ネットワークINTERFACE_1 630は、SW_1 131からタグなしのパケット645を受信し、ネットワークINTERFACE_2 640は、SW_4 134からタグなしのパケット647を受信し得る。
【0015】
図6は、ネットワークへの単一の物理接続を有するアクチュエータ又はセンサ等の宛先ノードの冗長パス、例えば、タグなしのパケットパス646をサポートするネットワーク構造も示す。図1に開示されるように、ネットワーク構成は、2つの単方向VLAN、すなわち、非対称VLAN構成の2つの単方向VLAN−VLAN_1及びVLAN_2を使用して確立し得るコントローラノード110上の2つのインタフェース(NIC)130、140のそれぞれからのメッセージパスをサポートする。図1の構成では、メッセージパケットをコントローラノード110の2つのインタフェース(NIC)から、コントローラノード110とアクチュエータ/センサ620との間のスイッチ131〜134のネットワークを通る異なるパスを介して向けることができる。パケットに選択される2つのパスは、ホップ数又は速度に関して最適化されず、その他のパスが混乱を受ける場合に機能する状態を保つパスの最大確率を達成するように選択し得る。この構成は、2つのVLANを使用して、単一故障点、例えば、SW1 131、SW_3 133、又はSW_4 134での故障にも拘わらず、性能の連続性及び送信データの保全性を達成する。
【0016】
図6は、アクチュエータ/センサ620から、第3のVLAN、例えば、VLAN_3の使用により確立し得るコントローラ610上の2つの物理的なインタフェース(NIC)630、640への戻り路を示す。宛先ノード620からコントローラノード610への戻りパケットは、アクチュエータ/センサ620からブロードキャストし、第3の単方向VLANの使用によるコントローラ610の2つのインタフェース(NIC)630、640に戻る2つ以上のパスに沿って向けることができる−非対称VLAN構成とは逆方向に。パケットに選択される2つ以上のパスは、ホップ数又は速度に関して最適化されない場合があるが、むしろ、その他のパスが混乱を受ける場合に機能する状態を保つパスの最大確率を達成するように選択し得る。したがって、この戻り路実施形態は、少なくとも1つの追加のVLANを使用する。第1のNIC630から宛先ノード620へのパスは、VLAN_1により決定される。第2のNIC640から宛先ノード620へのパスは、VLAN_2により決定される。宛先ノード620から第1のNIC630及び第2のNIC640の両方への戻り路は、VLAN_3により決定される。パケットへのVLAN_3タグのタグ付けは、アクチュエータ/センサ620により、又はこの例では、SW_2 132により、スイッチポートへの到着を受けて実行することができる。NICのイーサネットアドレスに達するために、スイッチがどの物理ポートに戻りメッセージのパケットを送信し得るかの学習及び続く参照は、VLANタグから独立し得る。元の出力VLANタグから独立した戻りルーティングにより、いずれの出力VLANも、例えば、VLAN_3タグを介して正しいポートに再びルーティングすることができる。
【0017】
図7Aは、例示的なスイッチ700の最上位機能ブロック図である。図7Aの例示的な交換ノード710は、宛先スイッチノードに到着すると、いくつかの実施形態では、VLAN_1タグ又はVLAN_2タグをパケットから外し、次に、パケットを宛先ノードに転送し得るような宛先ノードとして構成されて示される。この例では、且つ図1も参照すると、交換ノード710は、PORT_1 711において、SW_1 131からVLAN_1タグを有するパケットを受信し、PORT_2 712において、SW_3 133からVLAN_2タグを有するパケットを受信し、任意選択的に、PORT_3 713において、SW_4 134からVLAN_2タグを有するパケットを受信し得る。処理及びタグ外し715により、且つポートルーティングテーブル716の参照により、交換ノードは、PORT_4 714を介してタグなしのフレームを宛先ノードに出力し得る。
【0018】
図7Bは、図7Aの例示的なスイッチ700の最上位機能ブロック図であり、図7Bでは、交換ノード710は、宛先ノードからのタグなしのパケットをPORT_4 714において受信するものとして示される。処理及びタグ付け715により、交換ノード710は、2つ以上のポートを介してパケットを出力するものとして示される:PORT_1 711を介してVLAN_3がタグ付けされたパケットをSW_1に出力し、PORT_2 712を介してVLAN_3がタグ付けされたパケットをSW_3に出力し、任意選択的に、PORT_3 713を介してVLAN_3がタグ付けされたパケットをSW_4に出力し得る。
【0019】
例示的なネットワークは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)等の軽量伝送プロトコルを利用し得る。宛先ノードは、センサ(例えば、姿勢、高度、温度、圧力、全地球測位衛星受信器出力、及び/又はストラップダウン航法センサ)、無線送受信器、エンジンコントローラ、及び始動装置等の装置との通信を可能にするゲートウェイとインタフェースし得る。例示的なネットワークは、陸上車両、航空車両、及び/又は海洋車両等の車両の一部として、リアルタイム通信ネットワークとして実施し得る。
【0020】
実施形態は容易に拡大することができ、コントローラノードは3つ以上のネットワークインタフェース回路ひいては3つ以上のVLAN出力経路を構成し得る。戻り路は、出力VLANの戻りサブセットとしてとして機能する単一のVLANとして残してもよく、又は追加の戻りVLAN経路を構成してもよい。
【0021】
上記実施形態の特定の特徴及び態様の様々な組み合わせ及び/又は下位組み合わせを行うことが可能であり、それでも本発明の範囲内にあることが意図される。したがって、開示される実施形態の様々な特徴及び態様を互いに結合又は置換して、開示される本発明の変形モードを形成し得ることを理解されたい。さらに、本明細書において例として開示される本発明の範囲を、開示される上述した特定の実施形態によって限定されるべきではないことが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信元ノードと宛先ノードとの間に配置される3つ以上の交換ノードを備える相互接続ネットワークであって、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第1の交換ノードは、前記送信元ノードから受信したフレームに第1の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、前記第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第2の交換ノードは、前記送信元ノードから受信したフレームに第2のVLAN指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、前記第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第3の交換ノードは、前記第1のVLAN指示子を有する受信フレームを、少なくとも1つのポートを介する出力から除外するように構成され、前記宛先ノードは、第1のVLAN指示子を有するフレーム及び第2のVLAN指示子を有するフレームのうちの少なくとも一方を受信するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項2】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項3】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項4】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記送信元ノードは準リアルタイムコントローラを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項5】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記送信元ノードは、準リアルタイムコントローラと、前記第1の交換ノードと通信可能なリンク内の第1のネットワークインタフェース回路と、前記第2の交換ノードと通信可能なリンク内の第2のネットワークインタフェース回路とを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項6】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、前記受信フレームのペイロード情報に応答するエフェクタとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項7】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、無線周波数送受信器とを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項8】
請求項1に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、飛行センサとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項9】
送信元ノードと宛先ノードとの間に配置される3つ以上の交換ノードを備える相互接続ネットワークであって、
前記送信元ノードは、(a)略リアルタイムコントローラ、(b)前記第1の交換ノードと通信可能なリンク内の第1のネットワークインタフェース回路であって、第1の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子でフレームをタグ付けするように構成される、第1のネットワークインタフェース回路、及び(c)前記第2の交換ノードと通信可能なリンク内の第2のネットワークインタフェースカード、第2の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子でフレームをタグ付けするように構成される、第2のネットワークインタフェース回路を備え、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第1の交換ノードは、前記第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを、少なくとも1つのポートを介して出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第2の交換ノードは、前記第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを、少なくとも1つのポートを介して出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第3の交換ノードは、前記第1のVLAN指示子を有する受信フレームを、少なくとも1つのポートを介する出力から除外するように構成され、前記宛先ノードは、第1のVLAN指示子を有するフレーム及び第2のVLAN指示子を有するフレームのうちの少なくとも一方を受信するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項10】
請求項9に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項11】
請求項9に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項12】
請求項9に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、前記受信フレームのペイロード情報に応答するエフェクタとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項13】
請求項9に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、無線周波数送受信器とを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項14】
請求項9に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、飛行センサとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項15】
送信元ノードと宛先ノードとの間に配置される3つ以上の交換ノードを備える相互接続ネットワークであって、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第1の交換ノードは、前記送信元ノードから受信したフレームに第1の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、前記第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレーム又は第3のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第2の交換ノードは、前記送信元ノードから受信したフレームに第2のVLAN指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、前記第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレーム又は第3のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第3の交換ノードは、前記第1のVLAN指示子を有する受信フレームを、少なくとも1つのポートを介する出力から除外し、前記第3のVLAN指示子で前記宛先ノードから受信したフレームをタグ付けするように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項16】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項17】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項18】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記送信元ノードは準リアルタイムコントローラを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項19】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記送信元ノードは、準リアルタイムコントローラと、前記第1の交換ノードと通信可能なリンク内の第1のネットワークインタフェースカードと、前記第2の交換ノードと通信可能なリンク内の第2のネットワークインタフェースカードとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項20】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、前記受信フレームのペイロード情報に応答するエフェクタとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項21】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、無線周波数送受信器とを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項22】
請求項15に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、飛行センサとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項23】
送信元ノードと宛先ノードとの間に配置される3つ以上の交換ノードを備える相互接続ネットワークであって、
前記宛先ノードは、1つ又は複数のフレームに第3の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子をタグ付けする回路を備え、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第1の交換ノードは、前記送信元ノードから受信したフレームに第1の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、前記第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレーム又は第3のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第2の交換ノードは、前記送信元ノードから受信したフレームに第2の仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)指示子をタグ付けし、少なくとも1つのポートを介して、前記第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレーム又は第3のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを出力するように構成され、
前記3つ以上の交換ノードのうちの第3の交換ノードは、前記第1のVLAN指示子を有する受信フレームを、少なくとも1つのポートを介する出力から除外するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項24】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第1のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項25】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記第1の交換ノード、前記第2の交換ノード、及び前記第3の交換ノードのうちの少なくとも1つは、第2のVLAN指示子がタグ付けされたフレームを含む受信パケットの送信を阻止するように構成されることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項26】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記送信元ノードは準リアルタイムコントローラを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項27】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記送信元ノードは、準リアルタイムコントローラと、前記第1の交換ノードと通信可能なリンク内の第1のネットワークインタフェースカードと、前記第2の交換ノードと通信可能なリンク内の第2のネットワークインタフェースカードとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項28】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、前記受信フレームのペイロード情報に応答するエフェクタとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項29】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、無線周波数送受信器とを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。
【請求項30】
請求項23に記載の相互接続ネットワークにおいて、前記宛先ノードは、ゲートウェイと、飛行センサとを備えることを特徴とする、相互接続ネットワーク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【公表番号】特表2013−506346(P2013−506346A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−531011(P2012−531011)
【出願日】平成22年9月22日(2010.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/049893
【国際公開番号】WO2011/038050
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(512059877)エアロバイロメント,インコーポレイテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】AEROVIRONMENT,INC.
【Fターム(参考)】