説明

耐熱性紫外線硬化型樹脂組成物

【課題】 耐熱性及びシール性に優れた紫外線硬化型樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 (a)(a−1)ナフタレン型液状エポキシ樹脂 50〜80質量部と、(a−2)非ナフタレン型液状エポキシ樹脂 50〜20質量部とからなる液状エポキシ樹脂 100質量部、(b)平均粒子径で10μmを超えて35μm以下である鱗片状無機質充填剤 42〜82質量部、(c)光カチオン重合開始剤を含む耐熱性紫外線硬化型樹脂組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等に用いられる電荷結合検出器(以下CCDと記す)を外部環境から保護するために用いられ、優れたシール性を発現する耐熱性紫外線硬化型樹脂組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
昨今、デジタルカメラの普及及びこの鮮明度である画素数の増加に伴い、上記CCDの小型化及び高性能化が求められている。
【0003】
このCCDは、ビジュアルに関する素子であるため、その視覚部であるガラスの曇り等は、厳禁であり、ガラス、セラミック、プラスチックで構成された中空パッケージ内は、水分及び酸素等は厳禁である。
【0004】
かかるCCDを外部環境から保護するために好適に用いられる、優れたシール性を発現する紫外線硬化型低弾性樹脂組成物としては、(a)液状エポキシ樹脂、(b)フェノール性水酸基含有芳香族ポリアミド−ポリブタジエン/アクリロニトリルブロック共重合体を有機成分合計量の0.5重量%以上5重量%以下、(c)無機質充填剤、(d)光カチオン重合開始剤を含有することを特徴とする紫外線硬化型低弾性樹脂組成物が挙げられ、(a)成分として液状エポキシ樹脂を有機成分合計量の90重量%以上99.5重量%以下とするもの(特許文献1)、またナフタレン型液状エポキシ樹脂を有機成分合計量の50重量%以上80重量%以下とするもの(特許文献2)が開示されている。
【0005】
また、25℃における粘度が100Pa・s以下、0.1rpm/1rpmの粘度比(25℃)であるチキソトロピー指数が4以上7以下、かつ接触角の30分放置前後の比(放置後/放置前)が0.7以上であることを特徴とする高チキソ性紫外線硬化型樹脂組成物が開示されている。(特許文献3)
【0006】
一方、従来のCCDの周辺に設置されたハンダは、鉛含有ハンダであり、ハンダ結合を行う温度が220℃と低く、有機基材へのダメージはほとんどなかった。ところが、昨今の環境問題で鉛フリーになると、金−錫等を用いるために高融点化が避けられず、ハンダ結合を行う温度が220℃から245℃へとシフトを余儀なくされる。よって、上記CCDを外部環境から保護するために使用されるシール材も鉛フリーハンダ結合を行う温度である245℃に耐え得ることが要求されることになる。しかし、かかる特性を有する紫外線硬化型樹脂組成物は未だ得られていない。
【0007】
【特許文献1】特開2004−083642号公報
【特許文献2】特開2004−124006号公報
【特許文献3】特開2004−307701号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、耐熱性及びシール性に優れた紫外線硬化型樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(a−1)ナフタレン型液状エポキシ樹脂と、(a−2)非ナフタレン型液状エポキシ樹脂とからなる液状エポキシ樹脂とからなる液状エポキシ樹脂と、(b)平均粒子径で10μmを超えて38μm以下である鱗片状無機質充填剤、及び(c)光カチオン重合開始剤を含む紫外線硬化型樹脂組成物が、非常に耐熱性が良好であり、これを用いたシール材は、熱履歴に曝されても気密シール性に優れていることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の組成物は、CCDを外部環境から保護するためのシール材として用いられ、その周辺に設置された半導体素子の鉛フリーハンダ結合を行う温度である245℃においても、優れたシール性を発現する耐熱性紫外線硬化型樹脂組成物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の耐熱性エポキシ樹脂組成物は、(a−1)ナフタレン型液状エポキシ樹脂50〜80質量部と、(a−2)非ナフタレン型液状エポキシ樹脂50〜20質量部とからなる液状エポキシ樹脂100質量部、及び(b)平均粒子径で10μmを超えて38μm以下である鱗片状無機質充填剤 42〜82質量部、(c)光カチオン重合開始剤0.5〜5質量部を含有するものである。
【0012】
〔(a)液状エポキシ樹脂〕
本発明に用いる(a)成分の液状エポキシ樹脂は、上記したとおり(a−1)成分のナフタレン型液状エポキシ樹脂と、(a−2)成分の非ナフタレン型液状エポキシ樹脂との混合物である。(a−1)成分のナフタレン型液状エポキシ樹脂は、ナフタレン環を有していることから、組成物の硬化物の透湿性を小さくすることができる。
【0013】
(a−1)成分のナフタレン型液状エポキシ樹脂として、具体的には、ナフタレン骨格がメチレン基で結合している多官能タイプ等が例示されるが、中でも1,6−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレンが常温で液状である点で好ましい。
【0014】
(a−1)成分のナフタレン型エポキシ樹脂の配合量は、(a)液状エポキシ樹脂100質量部中、50〜80質量部であり、好ましくは50〜75質量部である。50質量部以下では、透湿度を尺度とする信頼性の点で好ましくなく、80質量部以上では、作業性の点で好ましくない。
【0015】
(a−2)成分の非ナフタレン型液状エポキシ樹脂は、前記ナフタレン型液状エポキシ樹脂以外の、室温で液状のエポキシ樹脂であれば特に限定されないが、通常、エポキシ基を1分子中に1〜3個有するものであり、好ましくは1〜2個有するものである。具体的には、前記ナフタレン型エポキシ樹脂を希釈する機能を付与できる点から、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂が好ましい。具体的には、ビスフェノールA型エポキシ樹脂やフェニルグリシジルエーテル等が例示されるが、中でも ビスフェノールA型エポキシ樹脂が信頼性の点で好ましい。
【0016】
この非ナフタレン型エポキシ樹脂の配合量は、(a)液状エポキシ樹脂中、20〜50質量部であり、好ましくは25〜50質量部である。20質量部以下では、作業性の点で好ましくなく、50質量部以上では、信頼性の点で好ましくない。
【0017】
本成分のエポキシ樹脂中における不純物である塩素含有量は、質量基準で、1,500ppm以下であることが好ましく、1,000ppm以下であることがより好ましい。さらに、水に50質量%の含有量となるようにエポキシ樹脂を混合したもの(即ち、質量比で水:エポキシ樹脂が1:1のもの)を100℃で20時間抽出した際の抽出水塩素イオンの量が、質量基準で10ppm以下であることが好ましい。塩素含有量が1,500ppmを超える場合、あるいは抽出水塩素イオンの量が10ppmを超える場合には、シール材の信頼性、特に耐湿性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0018】
〔(b)無機質充填剤〕
本発明の組成物において、(b)成分の無機質充填剤は、膨張係数を小さくする機能を有するとともに、本発明の主目的である“低透湿度化”を計ることができる。このことは、環境問題からくる鉛フリー化でのハンダ高融点化に伴うIRリフロー時温度の高温化で、被着体との接着劣化をも防止可能である。しかし、無機充填剤の添加量を増大させると、組成物の粘度が増大し、常温で液状とならないために、組成物を塗布する際の作業性が著しく損なわれる。
【0019】
本発明は、かかる作業性を低下させることなく、上記した目的の効果を発揮できるまで無機充填剤を添加することを可能としたもので、その目的達成のためには、平均粒子径で10μmを超えて35μm以下である鱗片状無機質充填剤を42〜82質量部、好ましくは55〜75質量部含有することが必要である。
【0020】
ここで、平均粒子径が10μm以下であると、高粘度化してしまい作業性が悪くなる。また、35μmを超えると含有量を増量しても、“低透湿度化”が計れない。更に、42質量部未満であると“低透湿度化”が計れず、82質量部を越えると、高粘度化してしまい作業性が悪くなる。
【0021】
また、上記無機充填剤としては、タルクや雲母が代表的であるが、その他鱗片状粒子であれば使用可能である。更にシリカ、アルミナ、炭酸カルシウムなどを併用しても構わない。かかる鱗片状無機充填剤としては、一般に市販されているものを使用することができる。具体的には、富士タルク(株)社製商品名LMP−100やNK−48等が使用可能である。このなかで、NK−48が好ましい。
【0022】
一方、シール厚みとしては、薄ければ薄いほど気密シール性は向上するが、10mm角程度のセラミックスパッケージを用いた場合、カバーガラスとのギャップが25μm以上であると、気密シール性に悪影響を及ぼすことが判っている。しかしながら、本発明では前述のように粒子径が最大75μmとしている。このギャップと粒子径の矛盾についてであるが、粒子径の測定方法に由来し、本発明では一般的に用いられているレーザー回折法の機器を用いているために生じている。この原理は、粒子を多面的にレーザーで捉え、その平均値として(全て球状粒子として)扱うものである。よって、鱗片状のように球状でない粒子は、客観的に捉える上で、上記のような測定方法に依存せざるを得ないため、実際との矛盾を生じることとなる。
【0023】
更に、本発明においては、光カチオン重合開始剤を必要とするが、これは光により樹脂の重合を開始する化合物であり、このような機能を有する化合物であれば特に限定はなく、いずれでも使用することができる。光カチオン重合開始剤の好ましい例としては、下記式(1)で表される構造を有するオニウム塩を挙げることができる。このオニウム塩は、光反応し、ルイス酸を放出する化合物である。
【0024】
{RY}m+{MXn+mm− (1)
式(1)において、カチオンはオニウムイオンであり、Yは、S、Se、Te、P、As、Sb、Bi、O、I、Br、Cl又はNであり、R、R、R及びRは同一又は異なる有機基であり、a,b,c及びdはそれぞれ0〜3の整数であって、(a+b+c+d)はYの価数に等しい。
【0025】
ここで、R〜Rの有機基としては、例えばフェニル基、ビフェニル基、ナフチル基等のアリール基、C〜C18のアルキル基によりモノ及びポリ置換されたアリール基、フェノキシフェニル基、チオフェニルフェニル基等が例示される。
【0026】
Mは、ハロゲン化錯体{MXn+m}の中心原子を構成する金属又はメタロイドであり、例えば、B、P、As、Sb、Fe、Sn、Bi、Al、Ca、In、Ti、Zn、Sc、V、Cr、Mn、Co等である。Xは、例えばF、Cl、Br等のハロゲン原子であり、mはハロゲン化物錯体イオンの正味の電荷であり、nはMの原子価である。
【0027】
式(1)において、オニウムイオンの具体例としては、ジフェニルヨードニウム、4−メトキシジフェニルヨードニウム、ビス(4−メチルフェニル)ヨードニウム、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム、トリフェニルスルフォニウム、ジフェニル−4−チオフェノキシフェニルスルホニウム、ビス{4−(ジフェニルスルフォニオ)−フェニル}スルフィド、ビス{4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)スルフォニオ)−フェニル}スルフィド、η−2,4−(シクロペンタジフェニル){1,2,3,4,5,6−η−(メチルエチル)ベンゼン}−鉄(1+)等が挙げられる。
【0028】
式(1)において、オニウムイオンの具体例としては、ジフェニルヨードニウム、4−メトキシジフェニルヨードニウム、ビス(4−メチルフェニル)ヨードニウム、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム、トリフェニルスルフォニウム、ジフェニル−4−チオフェノキシフェニルスルホニウム、ビス{4−(ジフェニルスルフォニオ)−フェニル}スルフィド、ビス{4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)スルフォニオ)−フェニル}スルフィド、η−2,4−(シクロペンタジフェニル){1,2,3,4,5,6−η−(メチルエチル)ベンゼン}−鉄(1+)等が挙げられる。
【0029】
なお、これら光カチオン重合開始剤は、液状エポキシ樹脂100質量部に対し、0.5〜5質量部、特に1〜3質量の範囲で添加することが好適である。添加量が0.5質量部に満たないと硬化性が低下する場合があり、5質量部を超えると硬化性に優れるが、保存性が低下する傾向となる場合がある。
【0030】
本発明の樹脂組成物には、更に必要に応じ、接着向上用炭素官能性シラン、酸化防止剤、その他の添加剤を本発明の目的を損なわない範囲において配合することができる。
【0031】
本発明の樹脂組成物は、例えば、エポキシ樹脂、無機質充填剤、光カチオン重合開始剤及びその他の添加剤を、同時に又は別々に必要により加熱処理を加えながら攪拌、溶解、混合、分散させることにより得ることができる。これらの混合、攪拌、分散等の装置は特に限定されないが、攪拌、加熱装置を備えたライカイ機、3本ロール、ボールミル、プラネタリーミキサー等を用いることができる。これら装置を適宜組み合わせてもよい。
【0032】
本発明の紫外線硬化型樹脂組成物は、紫外線を照射することにより硬化し、シール材等として好適に使用されるものであり、上記樹脂組成物の成形硬化方法、硬化条件などは、公知の方法、条件を採用することができるが、硬化条件としてより具体的には、高圧水銀ランプによるUV照射(5000〜15000mJ/cm)とすることが好ましい。
【実施例】
【0033】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0034】
[実施例1〜4、比較例1〜6]
〔構成成分〕
・(a)(a−1)ナフタレン型エポキシ樹脂(HP4032D:大日本インキ化学工業(株)製商品名、ナフタレン型エポキシ樹脂で1分子中のエポキシ基が2個である。)
(a−2)非ナフタレン型エポキシ樹脂(YDF−8170:東都化成(株)製商品名、ビスフェノールF型エポキシ樹脂で1分子中のエポキシ基が2個である。)
(b)タルク:富士タルク(株)製で下記表のものを使用。
【0035】
【表1】


・(c)光カチオン重合開始剤(成分含有プロピレンカーボネート、UVI−6992:ダウ・ケミカル日本(株)製商品名)
・(その他添加剤)ジブトキシアントラセン(光重合増感剤)、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM403:信越化学工業(株)製商品名)
【0036】
〔実験〕
上記(a)〜(c)成分とその他の成分とを表1に示す配合量(質量部)で添加し、プラネタリーミキサーにより、均一に混練することによりエポキシ樹脂組成物を調製した。この組成物の特性について、以下の測定方法に従って、測定を行った。得られた結果は、表2に示す。
【0037】
〔測定方法〕
〈透湿度〉
得られた組成物を0.1mmの厚さにスキージし、これを12,000mJ/cmの条件で紫外線照射することにより得られた硬化物を、透湿度測定器にて40℃/90%RHの条件で透湿度を測定した。
【0038】
〈接着強度〉
図1に示すとおり、二枚のガラス板1a(5mm×17mm×1mm)とガラス板1b(5mm×7mm×1mm)との重なり部分(幅5mm×長手3.5mm)に組成物2を配置した後、6,000mJ/cmの条件で紫外線照射を行って該組成物を硬化させた。その後、高温高湿高圧試験(プレッシャークッカー試験)装置で72時間処理した後、プッシュプル法(二枚のガラス板1aと1bとに対して鉛直方向(矢印3方向)に1mm/秒の条件で力をかける方法)により接着強度を測定した。
【0039】
〈曇り発生時間(気密シール性)〉
CCDのセラミックパッケージとガラスとの間に厚さ25μmのスペーサーを挟み、該スペーサーの周囲に得られた組成物を配置し、前記接着強度の測定における紫外線照射条件と同じにして紫外線照射を行うことにより封止したもの(封止体)を、IRリフロー処理機で、最高温度245℃の温度プロファイルにて熱処理した後、60℃/95%RHの環境下に静置した。その後、一定時間ごとに封止体を該環境下から取り出し、氷水中に浸漬して、該封止体に曇り(結露)が発生するかどうかを観察し、該封止体を静置し始めてから曇りが発生した時点までの経過時間を測定した。
【0040】
〈粘度〉
25℃及び40℃の条件下、E型粘度計(ブルックフィールド製:コーンプレート法)にて測定した。
【0041】
[比較例1〜5]
組成比が表2のように異なる他は、実施例と同じようにエポキシ樹脂組成物を調製し、この硬化物の透湿度、接着強度を測定した。結果を表2に併記する。
【0042】
【表2】


(*1):常温では液状にならないため、硬化サンプル及びデバイスを40℃に保持しながらUV照射し作成した。
(*2):液状にならなかったため、測定不可能であった。

【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】実施例における接着強度の測定装置を表す斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
1a、1b ガラス板
2 紫外線硬化型エポキシ樹脂組成物
3 力の方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)(a−1)ナフタレン型液状エポキシ樹脂 50〜80質量部と、(a−2)非ナフタレン型液状エポキシ樹脂 50〜20質量部とからなる液状エポキシ樹脂 100質量部、
(b)平均粒子径で10μmを超えて35μm以下である鱗片状無機質充填剤
42〜82質量部、
(c)光カチオン重合開始剤 0.5〜5質量部、
を含む耐熱性紫外線硬化型樹脂組成物。
【請求項2】
(b)成分の無機質充填剤がタルク及び雲母から選択される鱗片状粒子であることを特徴とする請求項1に記載の耐熱性紫外線硬化型樹脂組成物。

【図1】
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【公開番号】特開2006−160970(P2006−160970A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−357741(P2004−357741)
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【出願人】(000002060)信越化学工業株式会社 (3,361)
【Fターム(参考)】