説明

脱穀選別装置

【課題】小さな空間構成で脱穀容量を高めた脱穀選別装置を提供する。
【解決手段】扱室11、前排塵処理室16、後排塵処理室14、前二番処理室19及び後二番処理室23の下方には揺動選別棚29を配設し、前記揺動選別棚29で選別された二番物を二番揚穀機35により前記前二番処理室19の後側端部に揚穀還元するように構成し、前記前排塵処理胴17、後排塵処理胴15及び後二番処理胴23の処理歯を不連続の処理歯で構成し、前記前二番処理胴20の処理歯を連続状のラセン処理歯で構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバイン等の脱穀選別装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンバインの脱穀選別装置において、扱室の一側上部に排塵処理室を、扱室の一側下部に二番処理室をそれぞれ配設し、扱室の終端部から排塵処理室に脱穀処理物を供給し、排塵処理室からの漏下物を下方の二番処理室に供給し、二番処理室では二番処理胴により前側に搬送しながら脱穀処理して揺動選別棚の前側部に供給するように構成したものは公知である(特許文献1)。
【特許文献1】特開2005−110690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来技術のものでは、狭い二番処理室では扱室からの排塵物及び二番揚穀機で揚穀還元された二番物を脱穀処理するため、二番物の脱穀処理が不十分となり二番物の循環回数が増えたり、二番処理室で詰まりが生じるという不具合があった。そこで、この発明は二番揚穀機から二番物の揚穀還元される二番処理室には扱室からの脱穀処理物を熟れた状態で供給することにより、二番物の脱穀処理を円滑にし、前記不具合を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明は、扱室11内には前後方向の扱胴軸回りに回転する扱胴12を設け、前記扱室11の左右一側には前後方向の軸回りに回転し且つ前記扱室11の受網13から漏過した脱穀処理物を後側に送りながら脱穀処理する処理歯付き前排塵処理胴17の内装されている前排塵処理室16を設け、該前排塵処理室16の後方には前後方向の軸回りに回転し且つ前記扱室11後部からの脱穀処理物を受入れ後側に送りながら脱穀処理するする処理歯付き後排塵処理胴15の内装されている後排塵処理室14を設け、前記前排塵処理室16の下方には、前後方向の処理軸回りに回転し且つ前記前排塵処理室16後部からの脱穀処理物を受入れ前側に送りながら脱穀処理する処理歯付き前二番処理胴20の内装している前二番処理室19を設け、前記後排塵処理室14の下方には前後方向の処理軸回りに回転し且つ前記後排塵処理室14からの漏過した脱穀処理物を前側に送りながら脱穀処理する処理歯付き後二番処理胴23の内装している後二番処理室22を設け、前記前二番処理室19と前記後二番処理室23とを連通状態に構成し、前記扱室11、前排塵処理室16、後排塵処理室14、前二番処理室19及び後二番処理室23の下方には揺動選別棚29を配設し、前記揺動選別棚29で選別された二番物を二番揚穀機35により前記前二番処理室19の後側端部に揚穀還元するように構成し、前記前排塵処理胴17、後排塵処理胴15及び後二番処理胴23の処理歯を不連続の処理歯で構成し、前記前二番処理胴20の処理歯を連続状のラセン処理歯で構成したことを特徴とする脱穀選別装置とする。
【0005】
前記構成によると、後排塵処理室14では扱室11後部からの脱穀処理物が不連続の処理歯付き後排塵処理胴15により後側に送られながら脱穀処理され、また、前排塵処理室16では扱室11の受網13から漏過供給された脱穀処理物が不連続の処理歯付き前排塵処理胴17により後側に送られながら脱穀処理され、後二番処理室22では後排塵処理室14から漏過供給された脱穀処理物が不連続の処理歯付き後二番処理胴23により前側に送られながら脱穀処理され、前二番処理室19の後側端部には前排塵処理室16からの脱穀処理物、後二番処理室22からの脱穀処理物及び二番揚穀機35からの二番物が供給され、連続状のラセン処理歯付き前二番処理胴20により前側に送られながら脱穀処理され、揺動選別棚29の前側部に供給される。
【0006】
請求項2の発明は、前記前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、前記後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前記前二番処理室19の底板19bを有孔の受網により構成したことを特徴とする請求項1記載の脱穀選別装置とする。
【0007】
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、前排塵処理室16及び前二番処理室19では脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理され、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進しながら脱穀処理される。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明は、扱室11からの脱穀処理物が後排塵処理室14、前排塵処理室16及び後二番処理室22により分散して脱穀処理された後に前二番処理室19に供給されるので、前二番処理室19では二番揚穀機35からの還元二番物を脱穀処理することができ、小さな空間構成でありながら脱穀容量を高めることができ、また、揺動選別棚29には熟れた脱穀処理物を供給することができて穀粒の飛散を減少しながら選別性能を高めることができる。また、前排塵処理胴17、後排塵処理胴15及び後二番処理胴23の処理歯を不連続の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯を連続状のラセン処理歯で構成したので、後排塵処理室14、前排塵処理室16及び後二番処理室22では枝梗類や穂切れ粒を細断し脱穀処理を促進することができ、前二番処理室19では二番揚穀機35により揚穀還元された二番物の脱穀負荷を抑制しながら脱穀処理することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前排塵処理室16及び前二番処理室19では脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理をすることができ、また、前二番処理室19の受網から漏過物を揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
図1にはコンバイン1の全体側面図が図示されている。コンバイン1の走行車台2の下方には、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3,3を配設し、走行車台2上には、右側前部に操縦席4を、左側前部に脱穀部5を、操縦席4の後方にグレンタンク6を、脱穀部5及びグレンタンク6の後方に排稾処理装置7をそれぞれ配設している。脱穀部5の前方には、植立穀稈を引越しながら刈り取り後方の脱穀部5に向けて搬送する刈取搬送部8を昇降自在に設けている。
【0011】
次に、図2及び図3に基づき脱穀部5について説明する。図2は脱穀部5の切断側面図、図3は脱穀部5の切断正面図である。
扱室11内には前後方向の扱胴軸12aにより扱胴12を軸架し、扱胴12の周面には多数の扱歯12b,…を取り付け、扱胴12の下部外周を受網13で覆っている。扱室11の右側方(図3の左側)には前排塵処理室16及び後排塵処理室14を前後方向に沿うように設け、前排塵処理室16と後排塵処理室14との間を仕切壁16bにより仕切っている。前排塵処理室16内には前後方向の前排塵処理胴軸17aにより処理歯17b,…付き前排塵処理胴17を軸架している。
【0012】
また、後排塵処理室14内には前後方向の後排塵処理胴軸15aにより処理歯15b,…付きの後排塵処理胴15を軸架し、前排塵処理胴軸17aと後排塵処理胴軸15aとを同一軸心状に連結し一体的に回転駆動するように構成し、前排塵処理胴15の前側端部を扱室11からの連通口に臨ませている。前排塵処理室16の前排塵処理胴17の下方を無孔あるいは有孔の底板16aで覆い、後排塵処理室14の後排塵処理胴15の下方を受網14aで覆っている。
【0013】
また、前排塵処理室16及び後排塵処理室14の下方には前二番処理室19及び後二番処理室22を連通状態にして設け、前二番処理室19内には前後方向の前二番処理胴軸20aにより処理歯20b,…付きの前二番処理胴20を軸架し、処理歯20bをラセン状の連続した処理歯に構成している。そして、前二番処理室19の前二番処理胴20の下部外周に無孔あるいは有孔の底板19bを沿うように設け、前二番処理胴20の左側上方の開口部には前記受網13が対向して設けられていて、扱室11から脱穀処理物が漏過供給されるように構成している。また、前二番処理室19の後側端部の仕切壁16bの前側部に二番揚穀機35からの二番物を揚穀還元するように構成している。
【0014】
また、後二番処理室22内には前後方向の後二番処理胴軸23aにより処理歯23b,…付きの後二番処理胴23を軸架している。そして、後二番処理室22の後二番処理胴23の下部外周に無孔の底板22aを沿うように配設している。また、前排塵処理胴17及び後排塵処理胴15、並びに、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の前側部あるいは後側部には、脱穀伝動装置(図示省略)を経て回転動力が伝達され、また、脱穀伝動装置には無段変速装置(図示省略)が設けられていて、回転数を増減調節するように構成している。
【0015】
また、前排塵処理胴17及び前二番処理胴20の扱室11に近い側を上側に向けて回転するようにし、また、扱胴12の前排塵処理胴17に近い側を上側に向けて回転するように構成している。扱室11の左側方(図3では右側)には脱穀用穀稈を移送するフィードチエン(図示省略)を設け、フィードチエン(図示省略)の搬送下手側には排藁搬送装置(図示省略)を設け、脱穀済み排藁を後方の排稾処理装置7に搬送するように構成している。
【0016】
しかして、前排塵処理室16には扱室11の右側(図3の左側)の受網13から漏過した脱穀処理物が供給され、前排塵処理胴17により後側に送られながら脱穀処理され、排出口16cから前二番処理室19の後側端部に落下供給される。また、後排塵処理室14には扱室11後端部の連通口から排塵物が送り込まれ、後排塵処理胴15により後側に送られながら脱穀処理され、後側端部の排出口から揺動選別棚29の後部に落下供給される。
【0017】
また、後二番処理室22には上方の後排塵処理室14から漏過した脱穀処理物が供給され、後二番処理胴23の処理歯23b,…により前側に送りながら脱穀処理され、前二番処理室19の後側端部に供給される。また、前二番処理室19では後側から送られた脱穀処理物と後述の二番揚穀機35から揚穀還元された二番物が混合供給され前側に送られながら脱穀処理され、前二番処理室19の前側端部から後述の揺動選別棚29の前側部に落下供給され選別される。
【0018】
また、扱室11の下方から後方にかけて選別部26を設けている。選別部26の前側部の唐箕27から選別風路28に後側に流れるように選別風を送り、選別風路28には前後斜め上下に往復揺動する揺動選別棚29を配設している。揺動選別棚29の上側部には、前側から後側に向けてグレンパン29a、チャフシーブ29b及びストローラック29cからなる粗選別部を構成し、揺動選別棚29の下側部には前側から後側に向けて下部グレンパン29d及び網体の下部グレンシーブ29eからなる精選別部を構成している。そして、扱室11、後排塵処理室14及び前二番処理室19から落下供給される脱穀処理物を受けて、後側に揺動移送しながら比重選別するように構成している。
【0019】
選別風路28の底部前側部に選別一番穀粒を受ける一番ラセン31a付きの一番受樋31を設け、底部後側部に選別二番物を受ける二番ラセン32a付きの二番受樋32を設け、また、選別風路28の後側終端部で且つ揺動選別棚29の後端側上方部位に横断流ファン33を配設し、揺動選別棚29で選別されながら後側に送られる軽い藁屑類、及び、後排塵処理室14から排出される軽い藁屑類を機外に吸引排出するように構成している。
【0020】
また、一番受樋31に選別された穀粒は一番揚穀機(図示省略)により前記グレンタンク6に揚穀収納され、また、二番受樋32に選別された二番物は二番揚穀機35により揚穀されて前二番処理室19の後側端部に供給され、前二番処理胴20の処理歯20b,…により前側に送られながら脱穀処理され、前二番処理室19の前側部から揺動選別棚29の前側部に落下供給され選別される。
【0021】
前記構成によると、フィードチエン(図示省略)により穀稈が扱室11に供給されると、回転している扱胴12の扱歯12b,…と受網13により脱穀され、受網13から漏過した穀粒や枝梗、穂切れ粒は揺動選別棚29の前側部に落下し選別される。また、比較的大きな藁屑類の多い脱穀処理物は扱室11の後側端部から連通口を経て後排塵処理室14に送られ、後排塵処理胴15の処理歯15b,…により後側に送られながら脱穀処理され、後部の排出口から揺動選別棚29の後側部に落下し選別される。
【0022】
また、扱室11で脱穀処理中の一部の枝梗粒や穂切れ粒は受網13を通って前排塵処理室16に漏過供給され、前排塵処理胴17の処理歯17b,…により後側に送られながら脱穀処理され、下方の前二番処理室19の後側部に供給される。前二番処理室16では前二番処理胴20により前側に送られながら脱穀処理され、前側部から揺動選別棚29の前側部に落下供給され選別される。
【0023】
また、後排塵処理室14では脱穀処理物の一部が下方の後二番処理室22に漏過供給され、後二番処理胴23の処理歯23b,…により前側に送られながら脱穀処理されて前二番処理室19の後側端部に供給される。また、揺動選別棚29により選別された二番物は二番揚穀機35により揚穀還元されて前二番処理室19の後側部に供給される。これらの脱穀処理物は前二番処理胴20の処理歯20b,…により前側に送られながら脱穀処理され、前二番処理室19の前側部から揺動選別棚29の前側部に落下供給されて選別される。
【0024】
前記構成によると、扱室11の脱穀処理物を後排塵処理室14、後二番処理室22及び前排塵処理室16に分散しながら脱穀処理し熟れた状態で前二番処理室19に供給することができるので、前二番処理室19では揺動選別棚29からの二番物を脱穀処理することができ、小さな空間構成でありながら脱穀容量を高めることができ、また、揺動選別棚29の前側部には熟れた脱穀処理物を供給することができて、穀粒の飛散を抑制しながら選別性能を高めることができる。
【0025】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させて不連続状に配設した構成とし、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯により構成すると、脱穀処理物中の枝梗類や穂切れ粒を細断し脱穀処理を促進することができ、前二番処理室19では二番揚穀機35により揚穀還元された二番物は脱穀負荷を抑制し穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理することができる。
【0026】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板を有孔の受網により構成するようにしてもよい。
【0027】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理することができる。また、前二番処理室19の受網から漏過物を揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0028】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22a及び前二番処理室19の底板を無孔の板体で構成してもよい。
【0029】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では脱穀処理物の穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、前二番処理室19の前側端部の還元口から脱穀処理物を揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0030】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを無孔の板体で構成し、後二番処理室22の底板22a及び前二番処理室19の底板を無孔の板体で構成してもよい。
【0031】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物を熟れた状態で前二番処理室19の後側端部に供給し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では脱穀処理物中の穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して、前二番処理室19の前側端部の還元口から脱穀処理物を揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0032】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、且つ、前排塵処理室16の受網の目合いを、前二番処理室19の受網の目合いよりも大きく構成してもよい。
【0033】
前記構成によると、前排塵処理室16と前二番処理室19では脱穀処理物を大きなものから小さなものへ段階的に処理することができ、また、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では二番物及び脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0034】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、且つ、前排塵処理室16の受網の目合いを、前二番処理室19の受網の目合いよりも小さく構成してもよい。
【0035】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れたものを漏過しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では脱穀処理物の漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0036】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成するにあたり、前側部の脱穀始端側の目合いを大きく後側部の脱穀終端側の目合いを小さく構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成してもよい。
【0037】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部から前二番処理室19に穀粒の漏過を促進しながら脱穀処理し、また、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進して前二番処理室19に供給し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0038】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成するにあたり、前側部の脱穀始端側の目合いを小さく後側部の脱穀終端側の目合いを大きく構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成してもよい。
【0039】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを良くし漏過を円滑にしながら脱穀処理し、また、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0040】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では無孔の板体とし、後側部の脱穀終端側では有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成してもよい。
【0041】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを良くし漏過を促進しながら脱穀処理し、また、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0042】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側を有孔の受網により構成し、後側部の脱穀終端側を無孔の板体により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成してもよい。
【0043】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部から穀粒の漏過を促進しながら脱穀処理することができ、また、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0044】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側を有孔の受網により構成し、後側部の脱穀終端側を無孔の板体により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体で構成してもよい。
【0045】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部から穀粒の漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0046】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側を無孔の板体により構成し、後側部の脱穀終端側を有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体で構成してもよい。
【0047】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを促進し漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0048】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側を目合いの大きな受網により構成し、後側部の脱穀終端側を目合いの小さな受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体で構成してもよい。
【0049】
前記構成によると、前排塵処理室16では全域にわたって漏過の促進をしながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では二番揚穀機35からの二番物板の受入れを円滑化し、揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0050】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側を目合いの小さな受網により構成し、後側部の脱穀終端側を目合いの大きな受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体で構成してもよい。
【0051】
前記構成によると、前排塵処理室16では熟れを良くし漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では二番揚穀機35からの二番物板の受入れを円滑化し、揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱っぷを抑制し熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0052】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体あるいは有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0053】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物中の穀粒の脱っぷを抑制しながら脱穀処理し、後二番処理室22及び前二番処理室19では脱穀処理物の熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0054】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体あるいは有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも速くするように構成してもよい。
【0055】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを良くしながら漏過を促進し、後二番処理室22及び前二番処理室19では脱穀処理物中の穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0056】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0057】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物を熟れを良くしながら前二番処理室19に送り込み、前二番処理室19では脱穀処理物の熟れを促進し漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0058】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも速くするように構成してもよい。
【0059】
前記構成によると、前排塵処理室16では熟れを良くし漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22及び前二番処理室19では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0060】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では無孔の板体とし、後側部の脱穀終端側では有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0061】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを良く漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物中の穀粒の脱ぷを抑制しながら熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0062】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網で構成し、前二番処理室19の底板19b及び後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0063】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物中の穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物を熟れを良くしながら前二番処理室19に送り込み、前二番処理室19では脱穀処理物の熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0064】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aの前側部の脱穀始端側を有孔の受網により構成し、後側部の脱穀終端側を無孔の板体で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを無孔の板体で構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0065】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部から穀粒の漏過を促進し穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、後二番処理室22では熟れを良くしながら脱穀処理し、前二番処理室22では穀粒の脱ぷ率を抑制しながら熟れを促進して揺動選別棚29の前側部に落下供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0066】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では有孔の受網とし、後側部の脱穀終端側では無孔の板体により構成し、後二番処理室22及び前二番処理室19の底板19bを無孔の板体で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0067】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部で穀粒の漏過を促進し熟れを良くしながら脱穀処理し、また、後二番処理室22では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0068】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aの前側部の脱穀始端側を有孔の受網により構成し、後側部の脱穀終端側を無孔の板体で構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体で構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網により構成し、前排塵処理胴17の処理歯先端の回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯先端の回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0069】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部から穀粒の漏過を促進し穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では脱穀処理物の熟れを促進し漏過を促進しながら揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0070】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では目合いの大きな受網とし、後側部の脱穀終端側では目合いの小さな受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0071】
前記構成によると、前排塵処理室16ではその前側部で穀粒の漏過を促進し熟れを良くしながら脱穀処理し、後二番処理室22では穀粒の脱ぷを抑制し熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0072】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では目合いの小さな受網とし、後側部の脱穀終端側では目合いの大きな受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0073】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れを促進し漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0074】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では目合いの小さな受網とし、後側部の脱穀終端側では目合いの大きな受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0075】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを良くしながら前二番処理室19の前側部への穀粒の漏過を円滑にし、後二番処理室22では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0076】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では無孔の板体とし、後側部の脱穀終端側では有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0077】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して前二番処理室19の後側部への漏過を円滑にし、後二番処理室22では脱穀処理物の熟れを促進し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れ及び漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0078】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理室16の受網の目合いを前二番処理室19の受網の目合いよりも大きく構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0079】
前記構成によると、前排塵処理室16では脱穀処理物の熟れを良くしながら前二番処理室19へ漏過を円滑にし、後二番処理室22では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0080】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理室16の受網の目合いを前二番処理室19の受網の目合いよりも小さく構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0081】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制し熟れを良くしながら前二番処理室19への穀粒の漏過を円滑にし、後二番処理室22では熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れ及び漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0082】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理室16の受網の目合いを前二番処理室19の受網の目合いよりも小さく構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0083】
前記構成によると、前排塵処理室16では熟れを良くし前二番処理室19へ漏過を円滑にしながら脱穀処理し、後二番処理室22では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0084】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを構成するにあたり、前側部の脱穀始端側では目合いの大きな受網とし、後側部の脱穀終端側では目合いの小さな受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網で構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0085】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制し前二番処理室19への穀粒の漏過を円滑にしながら脱穀処理し、後二番処理室22では熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れ及び漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0086】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、後二番処理室22及び前二番処理室19の底板19bを無孔の板体により構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0087】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0088】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを無孔の板体により構成し、後二番処理室22及び前二番処理室19の底板19bを無孔の板体により構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0089】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して前二番処理室19の後側端部に供給し、後二番処理室22では熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れを促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側端部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0090】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを無孔の板体により構成し、後二番処理室22及び前二番処理室19の底板19bを無孔の板体により構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも速く構成してもよい。
【0091】
前記構成によると、前排塵処理室16では熟れを良くしながら脱穀処理して前二番処理室19の後側端部に供給し、後二番処理室22では穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、穀粒の脱ぷを抑制しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側端部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【0092】
また、図2及び図3の実施形態において、前排塵処理胴17の処理歯17b,…、後排塵処理胴15の処理歯15b,…及び後二番処理胴23の処理歯23b,…を、例えば、小さな板体を多数離間させた不連続状の処理歯で構成し、前二番処理胴20の処理歯20b,…を連続したラセン処理歯に構成し、前排塵処理室16の底板16aを有孔の受網により構成し、後二番処理室22の底板22aを無孔の板体により構成し、前二番処理室19の底板19bを有孔の受網により構成し、前排塵処理室16の受網の目合いを前二番処理室19の受網の目合いよりも大きく構成し、前排塵処理胴17の処理歯17bの先端回転速度を、前二番処理胴20及び後二番処理胴23の処理歯の先端回転速度よりも遅く構成してもよい。
【0093】
前記構成によると、前排塵処理室16では穀粒の脱ぷを抑制し漏過を促進しながら脱穀処理し、後二番処理室22では熟れを促進しながら脱穀処理し、前二番処理室19では揚穀還元された二番物及び後二番処理室22からの脱穀処理物を、熟れ及び漏過を促進しながら脱穀処理して揺動選別棚29の前側部に供給し、揺動選別棚29の前後の供給量を均等化し選別精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】脱穀選別装置の切断側面図
【図3】脱穀選別装置の切断正面図
【符号の説明】
【0095】
11 扱室
12 扱胴
12b 扱歯
13 受網
14 後排塵処理室
15 後排塵処理胴
15b 処理歯
16 前排塵処理室
16a 前排塵処理室16の底板
17 前排塵処理胴
17b 処理歯
19 前二番処理室
19b 前二番処理室19の底板
20 前二番処理胴
20b 処理歯
22 後二番処理室
22a 後二番処理室22の底板
23 後二番処理胴
23b 処理歯
29 揺動選別棚
35 二番揚穀機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
扱室(11)内には前後方向の扱胴軸回りに回転する扱胴(12)を設け、前記扱室(11)の左右一側には前後方向の軸回りに回転し且つ前記扱室(11)の受網(13)から漏過した脱穀処理物を後側に送りながら脱穀処理する処理歯付き前排塵処理胴(17)の内装されている前排塵処理室(16)を設け、該前排塵処理室(16)の後方には前後方向の軸回りに回転し且つ前記扱室(11)後部からの脱穀処理物を受入れ後側に送りながら脱穀処理するする処理歯付き後排塵処理胴(15)の内装されている後排塵処理室(14)を設け、前記前排塵処理室(16)の下方には、前後方向の処理軸回りに回転し且つ前記前排塵処理室(16)後部からの脱穀処理物を受入れ前側に送りながら脱穀処理する処理歯付き前二番処理胴(20)の内装している前二番処理室(19)を設け、前記後排塵処理室(14)の下方には前後方向の処理軸回りに回転し且つ前記後排塵処理室(14)からの漏過した脱穀処理物を前側に送りながら脱穀処理する処理歯付き後二番処理胴(23)の内装している後二番処理室(22)を設け、前記前二番処理室(19)と前記後二番処理室(23)とを連通状態に構成し、前記扱室(11)、前排塵処理室(16)、後排塵処理室(14)、前二番処理室(19)及び後二番処理室(23)の下方には揺動選別棚(29)を配設し、前記揺動選別棚(29)で選別された二番物を二番揚穀機(35)により前記前二番処理室(19)の後側端部に揚穀還元するように構成し、前記前排塵処理胴(17)、後排塵処理胴(15)及び後二番処理胴(23)の処理歯を不連続の処理歯で構成し、前記前二番処理胴(20)の処理歯を連続状のラセン処理歯で構成したことを特徴とする脱穀選別装置。
【請求項2】
前記前排塵処理室(16)の底板(16a)を有孔の受網により構成し、前記後二番処理室(22)の底板(22a)を無孔の板体により構成し、前記前二番処理室(19)の底板(19b)を有孔の受網により構成したことを特徴とする請求項1記載の脱穀選別装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−312732(P2007−312732A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−148365(P2006−148365)
【出願日】平成18年5月29日(2006.5.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】