腫瘍の診断および処置のための組成物および方法
本発明は、哺乳動物における腫瘍の診断および治療で有用な組成物、およびそのために該組成物を用いる方法に関する。1以上のタイプの正常な非−癌細胞によるか、またはその表面におけると比較して1以上のタイプの癌細胞による、またはその表面でより大きな程度発現される種々の細胞ポリペプチド(およびそれらをコードする核酸またはその断片)を同定が記載される。本発明の1つの具体例において、本発明は、腫瘍−関連抗原性標的ポリペプチドまたはその断片(「TAT」ポリペプチド)をコードするヌクレオチド配列を有する単離された核酸分子を提供する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されるポリペプチド;
(b)その関連するシグナルペプチドを欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチド;
(c)その関連するシグナルペプチドを持つ、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメイン;
(d)その関連するシグナルペプチドを欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメイン;
(e)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列によってコードされるポリペプチド;または
(f)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列の全長コーディング領域によってコードされるポリペプチド;
に対して少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するポリペプチドに結合する、単離された抗体。
【請求項2】
(a)図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたアミノ酸配列;
(b)その関連するシグナルペプチド配列を欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたアミノ酸配列;
(c)その関連するシグナルペプチド配列を持つ、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;
(d)その関連するシグナルペプチド配列を欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;
(e)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列によってコードされたアミノ酸配列;または
(f)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列の全長コーディング領域によってコードされたアミノ酸配列;
を有するポリペプチドに結合する、単離された抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1記載の抗体。
【請求項4】
抗体断片である、請求項1記載の抗体。
【請求項5】
キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項1記載の抗体。
【請求項6】
成長阻害剤に結合体化された、請求項1記載の抗体。
【請求項7】
細胞傷害性剤に結合体化された、請求項1記載の抗体。
【請求項8】
前記細胞傷害性剤が、トキシン、抗体、放射性同位体およびヌクレオ溶解性酵素よりなる群から選択される、請求項7記載の抗体。
【請求項9】
前記細胞傷害性剤がトキシンである、請求項7記載の抗体。
【請求項10】
前記トキシンが、アウリスタチン、メイタンシノイドおよびカリケアミシンよりなる群から選択される、請求項9記載の抗体。
【請求項11】
前記トキシンがメイタンシノイドである、請求項9記載の抗体。
【請求項12】
細菌において生産される、請求項1記載の抗体。
【請求項13】
CHO細胞において生産される、請求項1記載の抗体。
【請求項14】
結合する細胞の死滅を誘導する、請求項1記載の抗体。
【請求項15】
検出可能に標識される、請求項1記載の抗体。
【請求項16】
前記トキシンは、MMAE(モノ−メチルアウリスタチンE)、MMAFおよびAEVB(アウリスタチンEバレリルベンジルヒドラゾン)、およびAFP(アウリスタチンFフェニレンジアミン)よりなる群から選択される、請求項9記載の抗体。
【請求項17】
前記トキシンがリンカーによって抗体に共有結合した、請求項9記載の抗体。
【請求項18】
前記リンカーが、マレイミドカプロイル(MC)、バリン−シトルリン(val−cit,vc)、シトルリン(2−アミノ−5−ウレイドペンタン酸)、PAB(p−アミノベンジルカルバモイル)、Me(N−メチル−バリンシトルリン)、MC(PEG)6−OH(マレイミドカプロイル−ポリエチレングリコール)、SPP(4−(2−ピリジルチオ)ペンタン酸N−スクシンイミジル)、SMCC(N−スクシンイミジル4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1カルボキシレート)、およびMC−vc−PABよりなる群から選択される、請求項17記載の抗体。
【請求項19】
前記トキシンがMMAEである、請求項16記載の抗体。
【請求項20】
前記トキシンがMMAFである、請求項16記載の抗体。
【請求項21】
前記リンカーがMC−vc−PABである、請求項19または20記載の抗体。
【請求項22】
前記抗体がTAT188ポリペプチドに結合する、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体。
【請求項23】
前記抗体が、TAT188を発現する細胞の増殖を阻害するか、または該細胞の細胞死滅を誘導する、請求項22記載の抗体。
【請求項24】
前記細胞が癌細胞である、請求項23記載の抗体。
【請求項25】
前記癌細胞が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚、および肝臓よりなる群から選択される請求項24記載の抗体。
【請求項26】
TAT188ポリペプチドのエピトープとの結合に競合する単離された抗体であって、該TAT188ポリペプチドは、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産された抗体によって結合されている、抗体。
【請求項27】
3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体の生物学的活性を有する単離された抗体であって、ここで、該生物学的活性が、TAT188を発現する細胞における細胞増殖の阻害または細胞死滅の促進である、抗体。
【請求項28】
3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体のCDRの少なくとも1、2、3、4、5または6のアミノ酸配列の少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%を有するアミノ酸配列を、対応する相補性決定領域(CDR)において含む、単離された抗体。
【請求項29】
前記抗体が、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体のCDRの少なくとも1、2、3、4、5または6のアミノ酸配列の少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%を有するアミノ酸配列を、対応する相補性決定領域(CDR)において含む、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体。
【請求項30】
前記抗体が、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体の生物学的活性を呈し、ここで、該生物学的活性は、TAT188を発現する細胞における細胞増殖の阻害または細胞死滅の促進である、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体。
【請求項31】
前記細胞が癌細胞である、請求項30記載の抗体。
【請求項32】
前記癌細胞が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される、請求項31記載の方法。
【請求項33】
TAT188を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該細胞を請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項34】
前記細胞が癌細胞である、請求項33記載の方法。
【請求項35】
前記癌細胞が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される、請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記癌細胞が哺乳動物細胞である、請求項35記載の方法。
【請求項37】
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である、請求項36記載の方法。
【請求項38】
TAT188を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該細胞を、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体と接触させる工程を包含し、ここで、該抗体は、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産された抗体のCDRの少なくとも1、2、3、4、5または6のアミノ酸配列の少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%を有するアミノ酸配列を、対応する相補性決定領域(CDR)において含む、方法。
【請求項39】
試験細胞で発現されるTAT188ポリペプチドのレベルを検出する方法であって、該方法は、以下:
(a)試験細胞および対照細胞を、請求項26記載の単離された抗−TAT188抗体と接触させる工程;
(b)該抗体の結合を検出する工程;ならびに
(c)該試験細胞および対照細胞への抗体の相対的結合を決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項40】
前記試験細胞および対照細胞が溶解される、請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記試験細胞が組織である、請求項39記載の方法。
【請求項42】
前記組織が腫瘍組織である、請求項41記載の方法。
【請求項43】
前記腫瘍組織が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される請求項42記載の方法。
【請求項44】
対照細胞に対する、試験細胞における、TAT188ポリペプチドまたは図115(配列番号115)に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドのレベルを検出する方法であって、該方法は、以下:
(a)試験細胞および対照細胞を、請求項1ないし5、12ないし15、および26ないし28いずれか1項に記載の単離された抗体と接触させる工程;
(b)該抗体の結合を検出する工程;ならびに
(c)該試験細胞および対照細胞に対する抗体の相対的結合を決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項45】
前記試験細胞におけるTAT188ポリペプチドのレベルが、前記対照細胞におけるTAT188ポリペプチドのレベルよりも大きい、請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記方法が、試験細胞を含有する組織、または試験細胞が含有されていた組織における癌を診断する、請求項45記載の方法。
【請求項47】
(a)図37(配列番号37)に示されるヌクレオチド配列;および
(b)(a)の相補体、
に対して、少なくとも80%配列同一性を有するアミノ酸に結合するTAT結合干渉性RNA(siRNA)であって、
ここで、該siRNAはTAT188の発現を低下させる、siRNA。
【請求項48】
請求項47記載のsiRNAを含む、発現ベクター。
【請求項49】
前記siRNAが、前記ベクターでトランスフェクトされた宿主細胞によって認識される制御配列に操作可能に連結された、請求項48記載の発現ベクター。
【請求項50】
請求項49記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項51】
(a)請求項1記載の抗体、または
(b)請求項47記載のsiRNA;
を、キャリアと組み合わせて含む、組成物。
【請求項52】
前記キャリアが、薬学的に受容可能なキャリアである、請求項51記載の組成物。
【請求項53】
(a)容器;および
(b)該容器内に含有される請求項51記載の組成物;
を含む、製品。
【請求項54】
癌の治療的処置、または癌の診断検出のための前記組成物の使用に言及する、前記容器に付着されたラベル、または該容器に含まれた添付文書をさらに含む、請求項53記載の製品。
【請求項55】
図115(配列番号115)に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するポリペプチドを発現する癌細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該癌細胞を、該癌細胞において該アミノ酸をコードする核酸に結合するsiRNAと接触させ、それにより、該癌細胞の増殖を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項56】
前記核酸が図37(配列番号37)に示される配列を有する、請求項55記載の方法。
【請求項57】
前記ポリペプチドの発現のレベルの検出が、免疫組織化学分析において抗体を使用する工程を包含する、請求項44記載の方法。
【請求項58】
図115(配列番号115)に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するポリペプチドの増大した発現または活性に関連する細胞増殖性障害を治療または予防する方法であって、該方法は、有効量のTAT188ポリペプチドのアンタゴニストを、そのような治療を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項59】
前記アンタゴニストが、請求項1ないし21および23ないし28いずれか1項に記載の単離された抗−TAT188ポリペプチド抗体である、請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記細胞増殖性障害が癌である、請求項59記載の方法。
【請求項61】
前記癌が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される、請求項60記載の方法。
【請求項1】
(a)図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されるポリペプチド;
(b)その関連するシグナルペプチドを欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチド;
(c)その関連するシグナルペプチドを持つ、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメイン;
(d)その関連するシグナルペプチドを欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメイン;
(e)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列によってコードされるポリペプチド;または
(f)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列の全長コーディング領域によってコードされるポリペプチド;
に対して少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するポリペプチドに結合する、単離された抗体。
【請求項2】
(a)図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたアミノ酸配列;
(b)その関連するシグナルペプチド配列を欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたアミノ酸配列;
(c)その関連するシグナルペプチド配列を持つ、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;
(d)その関連するシグナルペプチド配列を欠く、図79ないし154(配列番号79ないし154)のいずれか1つに示されたポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;
(e)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列によってコードされたアミノ酸配列;または
(f)図1ないし78AないしB(配列番号1ないし78)のいずれか1つに示されたヌクレオチド配列の全長コーディング領域によってコードされたアミノ酸配列;
を有するポリペプチドに結合する、単離された抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1記載の抗体。
【請求項4】
抗体断片である、請求項1記載の抗体。
【請求項5】
キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項1記載の抗体。
【請求項6】
成長阻害剤に結合体化された、請求項1記載の抗体。
【請求項7】
細胞傷害性剤に結合体化された、請求項1記載の抗体。
【請求項8】
前記細胞傷害性剤が、トキシン、抗体、放射性同位体およびヌクレオ溶解性酵素よりなる群から選択される、請求項7記載の抗体。
【請求項9】
前記細胞傷害性剤がトキシンである、請求項7記載の抗体。
【請求項10】
前記トキシンが、アウリスタチン、メイタンシノイドおよびカリケアミシンよりなる群から選択される、請求項9記載の抗体。
【請求項11】
前記トキシンがメイタンシノイドである、請求項9記載の抗体。
【請求項12】
細菌において生産される、請求項1記載の抗体。
【請求項13】
CHO細胞において生産される、請求項1記載の抗体。
【請求項14】
結合する細胞の死滅を誘導する、請求項1記載の抗体。
【請求項15】
検出可能に標識される、請求項1記載の抗体。
【請求項16】
前記トキシンは、MMAE(モノ−メチルアウリスタチンE)、MMAFおよびAEVB(アウリスタチンEバレリルベンジルヒドラゾン)、およびAFP(アウリスタチンFフェニレンジアミン)よりなる群から選択される、請求項9記載の抗体。
【請求項17】
前記トキシンがリンカーによって抗体に共有結合した、請求項9記載の抗体。
【請求項18】
前記リンカーが、マレイミドカプロイル(MC)、バリン−シトルリン(val−cit,vc)、シトルリン(2−アミノ−5−ウレイドペンタン酸)、PAB(p−アミノベンジルカルバモイル)、Me(N−メチル−バリンシトルリン)、MC(PEG)6−OH(マレイミドカプロイル−ポリエチレングリコール)、SPP(4−(2−ピリジルチオ)ペンタン酸N−スクシンイミジル)、SMCC(N−スクシンイミジル4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1カルボキシレート)、およびMC−vc−PABよりなる群から選択される、請求項17記載の抗体。
【請求項19】
前記トキシンがMMAEである、請求項16記載の抗体。
【請求項20】
前記トキシンがMMAFである、請求項16記載の抗体。
【請求項21】
前記リンカーがMC−vc−PABである、請求項19または20記載の抗体。
【請求項22】
前記抗体がTAT188ポリペプチドに結合する、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体。
【請求項23】
前記抗体が、TAT188を発現する細胞の増殖を阻害するか、または該細胞の細胞死滅を誘導する、請求項22記載の抗体。
【請求項24】
前記細胞が癌細胞である、請求項23記載の抗体。
【請求項25】
前記癌細胞が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚、および肝臓よりなる群から選択される請求項24記載の抗体。
【請求項26】
TAT188ポリペプチドのエピトープとの結合に競合する単離された抗体であって、該TAT188ポリペプチドは、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産された抗体によって結合されている、抗体。
【請求項27】
3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体の生物学的活性を有する単離された抗体であって、ここで、該生物学的活性が、TAT188を発現する細胞における細胞増殖の阻害または細胞死滅の促進である、抗体。
【請求項28】
3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体のCDRの少なくとも1、2、3、4、5または6のアミノ酸配列の少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%を有するアミノ酸配列を、対応する相補性決定領域(CDR)において含む、単離された抗体。
【請求項29】
前記抗体が、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体のCDRの少なくとも1、2、3、4、5または6のアミノ酸配列の少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%を有するアミノ酸配列を、対応する相補性決定領域(CDR)において含む、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体。
【請求項30】
前記抗体が、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産される抗体の生物学的活性を呈し、ここで、該生物学的活性は、TAT188を発現する細胞における細胞増殖の阻害または細胞死滅の促進である、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体。
【請求項31】
前記細胞が癌細胞である、請求項30記載の抗体。
【請求項32】
前記癌細胞が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される、請求項31記載の方法。
【請求項33】
TAT188を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該細胞を請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項34】
前記細胞が癌細胞である、請求項33記載の方法。
【請求項35】
前記癌細胞が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される、請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記癌細胞が哺乳動物細胞である、請求項35記載の方法。
【請求項37】
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である、請求項36記載の方法。
【請求項38】
TAT188を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該細胞を、請求項1ないし21いずれか1項に記載の抗体と接触させる工程を包含し、ここで、該抗体は、3B5.1(ATCC受託番号PTA−6193)、12B9.1(ATCC受託番号PTA−6194)および12G12.1(ATCC受託番号PTA−6195)よりなる群から選択されるハイブリドーマによって生産された抗体のCDRの少なくとも1、2、3、4、5または6のアミノ酸配列の少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%を有するアミノ酸配列を、対応する相補性決定領域(CDR)において含む、方法。
【請求項39】
試験細胞で発現されるTAT188ポリペプチドのレベルを検出する方法であって、該方法は、以下:
(a)試験細胞および対照細胞を、請求項26記載の単離された抗−TAT188抗体と接触させる工程;
(b)該抗体の結合を検出する工程;ならびに
(c)該試験細胞および対照細胞への抗体の相対的結合を決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項40】
前記試験細胞および対照細胞が溶解される、請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記試験細胞が組織である、請求項39記載の方法。
【請求項42】
前記組織が腫瘍組織である、請求項41記載の方法。
【請求項43】
前記腫瘍組織が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される請求項42記載の方法。
【請求項44】
対照細胞に対する、試験細胞における、TAT188ポリペプチドまたは図115(配列番号115)に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドのレベルを検出する方法であって、該方法は、以下:
(a)試験細胞および対照細胞を、請求項1ないし5、12ないし15、および26ないし28いずれか1項に記載の単離された抗体と接触させる工程;
(b)該抗体の結合を検出する工程;ならびに
(c)該試験細胞および対照細胞に対する抗体の相対的結合を決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項45】
前記試験細胞におけるTAT188ポリペプチドのレベルが、前記対照細胞におけるTAT188ポリペプチドのレベルよりも大きい、請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記方法が、試験細胞を含有する組織、または試験細胞が含有されていた組織における癌を診断する、請求項45記載の方法。
【請求項47】
(a)図37(配列番号37)に示されるヌクレオチド配列;および
(b)(a)の相補体、
に対して、少なくとも80%配列同一性を有するアミノ酸に結合するTAT結合干渉性RNA(siRNA)であって、
ここで、該siRNAはTAT188の発現を低下させる、siRNA。
【請求項48】
請求項47記載のsiRNAを含む、発現ベクター。
【請求項49】
前記siRNAが、前記ベクターでトランスフェクトされた宿主細胞によって認識される制御配列に操作可能に連結された、請求項48記載の発現ベクター。
【請求項50】
請求項49記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項51】
(a)請求項1記載の抗体、または
(b)請求項47記載のsiRNA;
を、キャリアと組み合わせて含む、組成物。
【請求項52】
前記キャリアが、薬学的に受容可能なキャリアである、請求項51記載の組成物。
【請求項53】
(a)容器;および
(b)該容器内に含有される請求項51記載の組成物;
を含む、製品。
【請求項54】
癌の治療的処置、または癌の診断検出のための前記組成物の使用に言及する、前記容器に付着されたラベル、または該容器に含まれた添付文書をさらに含む、請求項53記載の製品。
【請求項55】
図115(配列番号115)に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するポリペプチドを発現する癌細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該癌細胞を、該癌細胞において該アミノ酸をコードする核酸に結合するsiRNAと接触させ、それにより、該癌細胞の増殖を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項56】
前記核酸が図37(配列番号37)に示される配列を有する、請求項55記載の方法。
【請求項57】
前記ポリペプチドの発現のレベルの検出が、免疫組織化学分析において抗体を使用する工程を包含する、請求項44記載の方法。
【請求項58】
図115(配列番号115)に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するポリペプチドの増大した発現または活性に関連する細胞増殖性障害を治療または予防する方法であって、該方法は、有効量のTAT188ポリペプチドのアンタゴニストを、そのような治療を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項59】
前記アンタゴニストが、請求項1ないし21および23ないし28いずれか1項に記載の単離された抗−TAT188ポリペプチド抗体である、請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記細胞増殖性障害が癌である、請求項59記載の方法。
【請求項61】
前記癌が、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肺、卵巣、皮膚および肝臓よりなる群から選択される、請求項60記載の方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32A】
【図32B】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61A】
【図61B】
【図62A】
【図62B】
【図63A】
【図63B】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78A】
【図78B】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100−1】
【図100−2】
【図101−1】
【図101−2】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110A−1】
【図110A−2】
【図110B】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127−1】
【図127−2】
【図128】
【図129−1】
【図129−2】
【図130】
【図131】
【図132】
【図133】
【図134】
【図135】
【図136】
【図137】
【図138】
【図139】
【図140】
【図141】
【図142】
【図143】
【図144】
【図145】
【図146】
【図147−1】
【図147−2】
【図148−1】
【図148−2】
【図149】
【図150】
【図151】
【図152】
【図153】
【図154−1】
【図154−2】
【図155】
【図156】
【図157】
【図158】
【図159】
【図160】
【図161】
【図162】
【図163】
【図164】
【図165】
【図166】
【図167】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32A】
【図32B】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61A】
【図61B】
【図62A】
【図62B】
【図63A】
【図63B】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78A】
【図78B】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100−1】
【図100−2】
【図101−1】
【図101−2】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110A−1】
【図110A−2】
【図110B】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127−1】
【図127−2】
【図128】
【図129−1】
【図129−2】
【図130】
【図131】
【図132】
【図133】
【図134】
【図135】
【図136】
【図137】
【図138】
【図139】
【図140】
【図141】
【図142】
【図143】
【図144】
【図145】
【図146】
【図147−1】
【図147−2】
【図148−1】
【図148−2】
【図149】
【図150】
【図151】
【図152】
【図153】
【図154−1】
【図154−2】
【図155】
【図156】
【図157】
【図158】
【図159】
【図160】
【図161】
【図162】
【図163】
【図164】
【図165】
【図166】
【図167】
【公表番号】特表2008−512121(P2008−512121A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−531286(P2007−531286)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/031798
【国際公開番号】WO2006/029183
【国際公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/031798
【国際公開番号】WO2006/029183
【国際公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]