説明

腫瘍壊死因子レセプター関連因子

【課題】 新規な融合ポリペプチドを提供する
【解決手段】 本発明の課題は、天然のTNF−R2の細胞内ドメイン配列と転写アクチベーターのDNA結合ドメインの融合物を含むポリペプチドにより解決する。本発明はまた天然のTNF−R2の細胞内ドメインに特異的に結合する因子を同定する方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然のTNF−R2の細胞内ドメイン配列と転写アクチベーターのDNA結合ドメインの融合物を含むポリペプチド
【請求項2】
転写アクチベーターが酵母GAL4である請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のポリペプチドをコードする核酸分子。
【請求項4】
請求項3に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項5】
(a)天然TNF−R2の細胞内ドメイン配列と転写アクティベーターのDNA結合ドメインとの融合物、および、候補ポリペプチド因子と転写アクティベーターの活性化ドメインとの融合物を含むポリペプチドをコードしている核酸分子を、リポーター遺伝子を有する単一の宿主細胞で発現させ;
(b)該リポーター遺伝子によりコードされている分子のシグナルを検出することにより、候補因子とTNF−R2の細胞内ドメインとの結合をモニターする、
ことを含む、天然TNF−R2の細胞内ドメインに特異的に結合できる因子を同定するための方法。
【請求項6】
(a)天然TNF−R2の細胞内ドメイン配列と転写アクティベーターのDNA結合ドメインとの融合物、および、候補因子と転写アクティベーターの活性化ドメインとの融合物を含むポリペプチドをコードしている核酸分子を、該TNF−R2に特異結合できるポリペプチド因子をコードしている核酸、およびリポーター遺伝子をコードしている核酸でトランスフェクトした、単一の宿主細胞で発現させ;
(b)該リポーター遺伝子によりコードされているポリペプチドのシグナルを検出することにより、該候補因子とTNF−R2との、または該TNF−R2に特異結合できる該ポリペプチド因子との結合をモニターする、
ことを含む、天然TNF−R2の細胞内ドメインと特異的に結合できる因子を同定するための検定。
【請求項7】
薬剤の製造におけるポリペプチドをコードする核酸分子の使用であって、該ポリペプチドは、
(a)配列番号2のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(g)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(h)CD40に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(i)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(j)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるるポリペプチド;
(k)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(n)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、CD40に結合できるポリペプチド;
(o)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(p)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(q)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(r)配列番号2の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(s)配列番号4の残基272−501のtRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(t)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40に結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択される使用。
【請求項8】
薬剤の製造におけるポリペプチドの使用であって、該ポリペプチドは、
(a)配列番号2のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(g)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(h)CD40に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(i)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(j)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるるポリペプチド;
(k)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(n)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、CD40に結合できるポリペプチド;
(o)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(p)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(q)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(r)配列番号2の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(s)配列番号4の残基272−501のtRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(t)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40に結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択される使用。
【請求項9】
薬剤の製造における抗体の使用であって、該抗体は、
(a)配列番号2のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(g)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(h)CD40に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(i)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(j)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるるポリペプチド;
(k)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(n)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、CD40に結合できるポリペプチド;
(o)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(p)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(q)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(r)配列番号2の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(s)配列番号4の残基272−501のtRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(t)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40に結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択されるポリペプチドに結合する使用。
【請求項10】
薬剤がTNF発現に関連する病理学的状態の処置に用いる請求項7,または請求項8,または請求項9に記載の使用。
【請求項11】
処置すべき病理学的状態がエンドトキシンショックまたはリウマチ性関節炎(RA)である請求項7,または請求項8,または請求項9に記載の使用。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11a】
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【図11b】
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【図12a】
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【図12b】
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【図13】
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【図14a】
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【図14b】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−55172(P2006−55172A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−275994(P2005−275994)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【分割の表示】特願平8−501036の分割
【原出願日】平成7年5月25日(1995.5.25)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】