説明

自動原稿読取装置および画像形成装置

【課題】安価で、かつ、適正なシェーディング補正をすることができる自動原稿読取装置を提供する。
【解決手段】自動原稿読取装置12は、原稿に光を照射し、その反射光のデータから原稿の画像データを読取るCIS22と、原稿をCIS22まで搬送する下ガイド部材28bとを備える。下ガイド部材28bは、着脱可能に装着され、CIS22に原稿を案内するガイド板29を含む。ここで、ガイド板29には、CIS22によって読取り可能な位置に、シェーディング補正の基準となる白色領域が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動原稿読取装置および画像形成装置に関し、特に、原稿に光を照射し、その反射光から原稿の画像データを読取る自動原稿読取装置およびこのような自動原稿読取装置を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置には、たとえば、複写しようとする原稿を、ADF(Auto Document Fieder)等の搬送部材で読取りセンサまで搬送し、搬送された原稿の画像データを読取りセンサで読取る自動原稿読取装置が備えられているものがある。読取りセンサは、原稿に対してランプから光を照射し、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)等により受光して、画像データを読取る。
【0003】
ここで、反射光の基準となる白色の基準データを一定の値として規定すると、ランプ光量の不安定、センサ感度の劣化等の観点から、画像データを精度よく読取ることができない。したがって、画像データを精度よく読取るためには、反射光の基準となる白基準を設け、画像データを読取る際に、その都度、この白基準からの反射光のデータを白色の基準データとし、この値を用いて画像の反射光のデータを適正な値に補正するシェーディング補正が行われる。このようなシェーディング補正に関する技術が、特開平9−325535号公報(特許文献1)や特開平8−237452号公報(特許文献2)に開示されている。
【0004】
特許文献1によると、白基準(白色マイラ)を、搬送ローラに対向コロを押し付ける付勢部材の取り付けられている取付部材とは異なる部材に取り付けている。これにより、取付部材が変形しても、変形の影響を受けずに、白色マイラの反射光を適切に読取ることができるようにしている。
【特許文献1】特開平9−325535号公報(段落番号0026〜0040、図1、図2)
【特許文献2】特開平8−237452号公報(段落番号0014〜0017、図4等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によると、白色マイラは、搬送される原稿と接触するため、白基準となる部分が汚れたり、ゴミが付着したりする。そうすると、適正な白基準とすることができない。適正な白基準を維持するためには、白色マイラが汚れる度に、白色マイラを交換または洗浄する必要がある。ここで、白色マイラは、取付け部材に取り付けられているため、容易に交換等をすることができない。
【0006】
一方、特許文献2によると、白基準(白基準体)を原稿と接触しない位置に設け、画像読取り部を180度回転させることにより、白基準体と原稿の画像を読取ることにしている。このように構成すると、白基準体は原稿と接触することはないため、白基準体が汚れることはない。
【0007】
しかし、特許文献2においては、画像読取り部を回転させる機構を自動原稿読取装置に設けなければならず、構造が複雑となり、コスト等の面において、十分なものではなかった。
【0008】
この発明の目的は、安価で、かつ、適正なシェーディング補正をすることができる自動原稿読取装置を提供することである。
【0009】
この発明の他の目的は、安価で、かつ、長期間高画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係る自動原稿読取装置は、原稿に光を照射し、その反射光のデータから原稿の画像データを読取る読取りセンサと、原稿を読取りセンサまで搬送する搬送部材とを備える。搬送部材は、着脱可能に装着され、読取りセンサに原稿を案内するガイド板を含む。ここで、ガイド板には、読取りセンサによって読取り可能な位置に、シェーディング補正の基準となる白色領域が設けられている。
【0011】
好ましくは、白色領域は、読取りセンサに密着している。
【0012】
さらに好ましくは、白色領域は、ガイド板の表面および裏面の全面に設けられている。
【0013】
さらに好ましくは、ガイド板は、弾性を有する。
【0014】
さらに好ましくは、ガイド板には、係合爪が設けられており、ガイド板は、搬送部材に設けられた係合穴に係合爪を係合させることにより、着脱可能に装着される。
【0015】
さらに好ましくは、ガイド板の形状は、少なくとも一つの軸に対して、対称である。
【0016】
この発明の他の局面においては、画像形成装置は、上記したいずれかの自動原稿読取装置と、画像形成部とを含む。
【発明の効果】
【0017】
この発明によると、シェーディング補正の基準となる白色領域を設けられたガイド板が原稿と接触して、白色領域が汚れたり、白色領域にゴミが付着しても、ガイド板は搬送部材に着脱可能に装着されているため、白色領域を設けられたガイド板のみの交換や洗浄が容易である。したがって、安価で、かつ、適正なシェーディング補正を行うことができる。
【0018】
また、このような自動原稿読取装置と画像形成部とを含む画像形成装置は、安価で、かつ、適正なシェーディング補正をすることができるため、安価な構成で、高画質の画像を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置の模式図である。図1を参照して、画像形成装置11は、セットされた原稿を自動的に搬送して、原稿の画像データを読取る自動原稿読取装置12と、画像形成装置11におけるユーザとのインターフェイスとなる操作・表示部を備えたスキャナ部13と、スキャナ部13の下部に設けられ、スキャナ部13や自動原稿読取装置12で読取られた画像データから、その画像を形成する画像形成部14と、画像形成部14の下部に設けられ、出力時に使用される各サイズの用紙を収納する複数の用紙収納部15a、15b、15cとを備える。画像形成部14は、スキャナ部13や自動原稿読取装置12で読取られた画像データを基に、感光体(図示せず)上に静電潜像を形成し、トナー等の現像剤により可視化して、用紙収納部15a等から搬送された用紙に出力する。
【0020】
次に、画像形成装置11に含まれる自動原稿読取装置12の具体的な構成について説明する。図2は、自動原稿読取装置12を示す概略断面図である。図2を参照して、自動原稿読取装置12は、原稿に光を照射し、その反射光のデータから原稿の画像データを読取る読取りセンサと、原稿を読取りセンサまで搬送する搬送部材とを備える。
【0021】
読取りセンサは、スキャナ部13に備えられ原稿の一方の面(表面)側の画像を読取るCCD21と、自動原稿読取装置12に備えられ原稿の他方の面(裏面)側の画像を読取るCIS(Contact Image Sensor:密着型イメージセンサ)22とを含む。CIS22には、読取りガラス30が設けられている。CIS22は、読取りガラス30の読取り面35に対して光を照射し、原稿の裏面からの反射光を受光することにより、原稿の裏面の画像データを読取る。CCD21には、ランプ31によって読取りガラス32を介して原稿の表面に光を照射し、反射光を受光することにより、原稿の表面の画像データを読取る。
【0022】
搬送部材は、載置台37に載せられ、セットされた原稿を順次供給するピックアップローラ23と、読取られる原稿を一枚ごとに分離する分離ローラ24と、原稿をCCD21での読取り部およびCIS22での読取り部まで搬送する搬送ローラ25、26、27a、27bと、読取られた原稿を排紙する排紙ローラ33と、搬送ローラ25等によって搬送された原稿をCIS22に案内する上ガイド部材28a、下ガイド部材28bおよび下ガイド部材28bに着脱可能に装着されるガイド板29とを含む。
【0023】
ガイド板29の表面34a、すなわち、読取りガラス30の読取り面35と対向する側の面は、全面がシェーディング補正の基準となる白色で構成されている。つまり、ガイド板29の表面34aには、CIS22によって読取り可能な位置に、シェーディング補正の基準となる白色領域が設けられている。
【0024】
次に、ガイド板29を装着した下ガイド部材28bの構成について説明する。図3は、ガイド板29を装着した下ガイド部材28bの概略斜視図である。図2および図3を参照して、下ガイド部材28bは、ガイド板29を下部側から支持する支持面36を有する。ガイド板29は、その裏面34bの一部を、支持面36に密着させるようにして、下ガイド部材28bに着脱可能に装着される。
【0025】
このようにガイド板29が装着された下ガイド部材28bを、CIS22の下部側に配置する。ここで、ガイド板29の表面34aの一部が、CIS22に設けられた読取りガラス30の読取り面35に密着するように配置する。この場合、表面34aの全面に白色領域が設けられているため、容易に、CIS22によって読取り可能な位置に白色領域を配置させることができる。
【0026】
次に、ガイド板29を下ガイド部材28bに装着する方法について説明する。まず、ガイド板29の具体的な構成について説明する。図4は、ガイド板29の平面図である。図4を参照して、ガイド板29は、略長方形状であり、一方の長辺41a側には、長辺41a側から外方向、すなわち、図4中の矢印Aの方向に突出した複数の係合爪43が設けられている。複数の係合爪43のうち、長手方向の最も端側、すなわち、短辺42a、42b側に位置する係合爪43a、43bには、表面34aから裏面34bに貫通した貫通穴45a、45bが設けられている。貫通穴45a、45bのうち、一方の貫通穴45aは丸穴状であり、他方の貫通穴45bは長穴状である。また、両方の短辺42a、42b側には、図4中の矢印Bの方向またはその逆の方向に突出した係合爪44a、44bが設けられている。なお、読取られる原稿は、図4中の矢印Aと逆の方向に搬送される。
【0027】
ガイド板29に設けられた係合爪43、43a、44a等の形状は、長手方向の中央線46を軸として、長手方向に対称である。すなわち、係合爪43、44a等の位置や大きさが、長手方向の中央線46を軸として、対称である。
【0028】
ガイド板29は、弾性を有し、縦方向および横方向に撓ませることができる。したがって、図2に示すように下ガイド部材28bを、CIS22の下部側に配置する際、ガイド板29を撓ませて、容易に読取り面35と密着させることができる。また、ガイド板29の裏面34bについても同様に、全面がシェーディング補正の基準となる白色で構成されている。したがって、装着時において、表裏の方向性を確認する必要はない。なお、このようなガイド板29は、樹脂や板金を白色に塗装したものから構成される。
【0029】
図5は、下ガイド部材28bの一部を示す概略斜視図である。図5を参照して、下ガイド部材28bは、ガイド板29に設けられた複数の係合爪43等と対応する位置に設けられた複数の係合穴47と、同じくガイド板29に設けられた貫通穴45a等に係合する突起部48とを有する。突起部48は、丸穴状の貫通穴45aに係合する形状の突起であり、図5中の下向きに突出している。
【0030】
ガイド板29の裏面34bの一部を、下ガイド部材28bの支持面36に密着させ、ガイド板29に設けられた複数の係合爪43等を、下ガイド部材28bに設けられた複数の係合穴47に差し込むようにして、ガイド板29を下ガイド部材28bに装着する。この場合、ガイド板29は、下ガイド部材28bと長手方向および短手方向で係合しているため、確実にガイド板29を下ガイド部材28bに装着することができる。
【0031】
このようにして、係合爪43等を係合穴47に差し込むことにより、容易に、下ガイド部材28bにガイド板29を装着することができる。一方、係合穴47から係合爪43等を引き抜くことにより、容易に、下ガイド部材28bからガイド板29を取り外すことができる。したがって、容易に、下ガイド部材28bからガイド板29を着脱可能とすることができる。また、ガイド板29は弾性を有するため、装着時において、縦方向および横方向にガイド板29を撓ませることにより、大きな力を要することなく、下ガイド部材28bに装着することができる。
【0032】
さらに、突起部48を、貫通穴45a、45bに係合させることにより、ガイド板29の装着を、さらに確実にすることができる。この場合、突起部48と係合する一方の貫通穴45aは丸穴状であり、他方の貫通穴45bは長穴状であるため、容易に突起部48と貫通穴45a、45bを係合させることができる。
【0033】
次に、原稿の裏面の画像を読取る方法について説明する。図6は、CIS22周辺を示す拡大断面図であり、図2中のVIで示す部分に対応する。図6を参照して、まず、原稿が搬送される前に、ガイド板29の表面34aに設けられた白色領域に光を当て、CIS22により、その反射光のデータを読み取る。その後、搬送ローラ27a、27bにより搬送された原稿は、図6中の矢印Bで示すように、上および下ガイド部材28a、28b、ガイド板29によってCIS22まで搬送される。ここで、読取りガラス30の読取り面35に対し光を当て、反射光から画像データを読取る。その後、予め読取った白色領域における反射光のデータを用いて、画像データのシェーディング補正を行う。
【0034】
ガイド板29の表面34aは、搬送される原稿との接触等により汚れ、白基準として適正ではなくなる場合がある。ここで、ガイド板29と下ガイド部材28bとは、係合爪43等を係合穴47に差し込むようにして装着されているため、ドライバー等の工具を要することなく、容易に着脱することができる。したがって、白色領域の汚れたガイド板29のみの交換や洗浄を、容易に行うことができる。
【0035】
その結果、安価で、かつ、適正なシェーディング補正を行うことができる。また、このような自動原稿読取装置12と画像形成部14とを含む画像形成装置11は、安価で、かつ、適正なシェーディング補正をすることができるため、安価な構成で、高画質の画像を形成することができる。
【0036】
この場合、ガイド板29は読取りガラス30の読取り面35に密着しており、ピントがずれることがないため、白色領域からの反射光を、より適正なシェーディング補正の基準値とすることができる。
【0037】
なお、表面34aに設けられた白色領域が汚れた場合、表面34aと裏面34bとを反転させることにより、シェーディング補正の基準となる白色で構成された裏面34bを白基準とすることができる。この場合、ガイド板29は、長手方向に対称であるため、係合爪43等を係合穴47に差し込んで、裏面34bを読取りガラス30に対向するように装着することができる。こうすることにより、一つのガイド板29を長期間使用することができる。
【0038】
また、原稿の搬送方向前側は、原稿とあまり接触しないため、ほとんど汚れることはない。ここで、ガイド板29のうち、他方の長辺41b側にも係合爪等を設け、短手方向に対称とする。すなわち、短手方向の中央線を軸として対称とすることにより、原稿の搬送方向前側と後側とを逆転させて、ガイド板29を装着することができる。したがって、一つのガイド板29で、さらに複数回使用することができ、非常に安価に、かつ、適正なシェーディング補正をすることができる。
【0039】
なお、上記した実施の形態においては、ガイド板29の表面34aおよび裏面34bの全面を白色とし、白基準となる白色領域とすることにしたが、これに限らず、ガイド板29の表面34aおよび裏面34bのうち、CIS22によって読取られる位置に対応する部分のみ、白色部分を設け、この部分を白色領域とすることにしてもよい。
【0040】
また、上記の実施の形態においては、係合爪43や係合穴47等により、下ガイド部材28bに装着することにしていたが、これに限らず、たとえば、ガイド板29を粘着テープ等によって、着脱可能に下ガイド部材28bに装着することにしてもよい。こうすることにより、係合爪43等を設ける必要はなくなるため、より安価にガイド板29等を製造することができる。
【0041】
なお、上記の実施の形態においては、読取りセンサとして、原稿の表面を読取るCCD21と原稿の裏面を読取るCIS22とを設けることにしたが、これに限らず、いずれか一方であってもよい。この場合、レジストローラ等を用いて原稿を反転させることにより、両面の画像を、たとえば、CIS22によって読取ることができる。このように構成することにより、一つの読取りセンサで両面の画像データを読取ることができる。
【0042】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】画像形成装置に含まれる自動原稿読取装置を示す概略断面図である。
【図3】ガイド板を装着した下ガイド部材の概略斜視図である。
【図4】ガイド板の平面図である。
【図5】下ガイド部材の一部を示す概略斜視図である。
【図6】CIS周辺を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0044】
11 画像形成装置、12 自動原稿読取装置、13 スキャナ部、14 画像形成部、15a,15b,15c 用紙収納部、21 CCD、22 CIS 23 ピックアップローラ、24 分離ローラ、25,26,27a,27b 搬送ローラ、28a 上ガイド部材、28b 下ガイド部材、29 ガイド板、30,32 読取りガラス、31 ランプ、33 排紙ローラ、34a 表面、34b 裏面、35 読取り面、36 支持面、37 載置台、41a,41b 長辺、42a,42b 短辺、43,43a,43b,44a,44b 係合爪、45a,45b 貫通穴、46 中央線、47 係合穴、48 突起部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿に光を照射し、その反射光のデータから前記原稿の画像データを読取る読取りセンサと、
前記原稿を前記読取りセンサまで搬送する搬送部材とを備える自動原稿読取装置であって、
前記搬送部材は、着脱可能に装着され、前記読取りセンサに前記原稿を案内するガイド板を含み、
前記ガイド板には、前記読取りセンサによって読取り可能な位置に、シェーディング補正の基準となる白色領域が設けられている、自動原稿読取装置。
【請求項2】
前記白色領域は、前記読取りセンサに密着している、請求項1に記載の自動原稿読取装置。
【請求項3】
前記白色領域は、前記ガイド板の表面および裏面の全面に設けられている、請求項1または2に記載の自動原稿読取装置。
【請求項4】
前記ガイド板は、弾性を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の自動原稿読取装置。
【請求項5】
前記ガイド板には、係合爪が設けられており、
前記ガイド板は、前記搬送部材に設けられた係合穴に前記係合爪を係合させることにより、着脱可能に装着される、請求項1〜4のいずれかに記載の自動原稿読取装置。
【請求項6】
前記ガイド板の形状は、少なくとも一つの軸に対して、対称である、請求項1〜5のいずれかに記載の自動原稿読取装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の自動原稿読取装置と、
画像形成部とを含む、画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−208434(P2007−208434A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−22656(P2006−22656)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】