説明

自動車補修用水性塗料の調色のための比色用塗り板作成方法

【課題】自動車の補修塗装に水性塗料を使用する場合においても比色用塗り板を極めて短時間で効率的に作成することができる、比色塗り板の作成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】比色するために調合された自動車補修用水性塗料を準備するステップと、前記調合された塗料を平坦な基板上に滴下するステップと、アプリケーターにより、前記滴下された塗料を前記基板上で予め定められた膜厚のウェットフィルムへ展延するステップと、乾燥機により、前記ウェットフィルムを強制乾燥するステップと、そして乾燥後の前記フィルム上にクリヤー塗料を吹付塗装するステップと、からなる自動車補修用水性塗料の調色のための比色用塗り板の作成方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車、特に乗用車の補修塗装に水性塗料を使用する場合、調色した塗料が既に施されてある塗装色とマッチングするか否かを判定するための比色用塗り板を短時間でかつ効率的に作成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
環境に悪影響を及ぼすVOCの大気中への放出を減らすため、溶剤型塗料に代わって水性塗料が普及しつつある。また、補修用を含む自動車用塗料においても溶剤型塗料から水性塗料へ代替されつつある。
【0003】
自動車の補修塗装は、使用中、剥がれたり傷付いたりした塗装部分を同じ色の補修用塗料を用いて元の状態に復元する作業である。メーカーはそれぞれの車種について指定した特定の標準色を持っており、補修塗料メーカーはその色見本を入手することができる。したがって、出荷されるすべての車の塗装色が標準色どおりであれば、提供された色見本を基準として予め車種毎に調色配合を決定し修理業者にその配合を提供して、その配合による塗料を実際の作業に使用することができるであろう。
【0004】
しかしながら、実際には新車に塗装される塗料はロット毎にまたは諸条件により微妙なバリエーションが発生することが避けられないから、補修塗装は、補修すべき車毎に既に施されている実車の塗装色にマッチングするように補修用塗料を調色しなければならない。このため、調色された塗料を小面積に塗装した比色用塗り板を作成し、実車の塗装色と比較して肉眼で違いが認められなくなるまで調色作業を反復する必要がある。
【0005】
ところが、水性塗料は溶剤型塗料と比較して乾燥時間が長いため、下地の色相を完全に隠蔽し必要な膜厚が得られるまでスプレー塗装と乾燥を繰り返したのでは、1枚の比色用塗り板の作成に少なくとも20分以上の時間を要し、調色作業全体の所要時間が極めて長くなるという問題があった。
【0006】
また、一般に水性塗料を一度に厚膜に塗装すると乾燥時にひび割れやピンホールを生じ易く、また、樹脂成分の微細分散により白濁していた水分の蒸発により透明になることから、ウェット状態の塗膜とドライ状態の塗膜での色相が大きく変化し易なるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平8−127743号公報
【特許文献2】特開平9−179498号公報
【特許文献3】特開平11−335598号公報
【特許文献4】特開2002−371206号公報
【特許文献5】特開2004−224966号公報
【特許文献6】特開2008−307477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このため、水性塗料における厚膜塗装の問題を克服し、もし水性塗料を使用した比色用塗り板の作成に要する時間を短縮することができれば、補修塗装全体に要する作業時間の大幅な短縮が可能となり、補修作業の効率が飛躍的に向上することが期待される。そこで、本発明は、自動車の補修塗装に水性塗料を使用する場合においても比色用塗り板を極めて短時間で効率的に作成することができる、比色用塗り板作成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明においては、所望の膜厚が得られるまでスプレー塗装および乾燥を繰り返すこれまでの比色用塗り板の作成方法とは異なり、塗装にスプレーガンを使用しない。その代わりとして、本発明においては、平坦な基板上に置いた時、基板との間で予め定められた一定のギャップを形成するアプリケーターを使用する。
【0010】
そして、基板上へ滴下された適量の調色された水性塗料を、アプリケーターを用いて予め定められた膜厚のウェットフィルムへ展延し、乾燥後、クリヤー塗装を施すことによって1回の塗装で比色用塗り板を作成する。なお、この時ウェットフィルムの膜厚を制御するアプリケーターのギャップは、水性塗料の塗装により下地の色相を完全に隠蔽するのに必要な膜厚に基づき決定される。
【0011】
具体的には、本発明によれば、比色するために調合された自動車補修用水性塗料を準備するステップと、前記調合された塗料を平坦な基板上に滴下するステップと、アプリケーターにより、前記滴下された塗料を前記基板上で予め定められた膜厚のウェットフィルムへ展延するステップと、乾燥機により、前記ウェットフィルムを強制乾燥するステップと、そして乾燥後の前記フィルム上にクリヤー塗料を吹付塗装するステップと、からなる自動車補修用水性塗料の調色のための比色用塗り板の作成方法が提供される。
【0012】
本発明で用いられる補修用塗料は、市販品の水性塗料を使用することができる。これらは、エマルジョンタイプのソリッドまたはメタリックベースの塗料である。補修塗装には80℃以上の高温焼付けを必要とする塗料は使用できないので、好ましくは常乾ないし80℃より低い温度で硬化する低温硬化型の樹脂、典型的にはポリウレタンディスパージョン樹脂を使用した塗料が用いられる
【0013】
このため、本発明において、ひび割れやピンホールを生じさせることなく乾燥時間を最短化するのに適した乾燥温度は、乾燥機により50〜70℃の温度で強制乾燥することが好ましい。
【0014】
本発明において比色すべき調色配合された水性塗料は、希釈することなく基板へ塗装することができる。なぜなら、本発明において基板への塗装は粘度の調整が必要なスプレーガンを使用するのではなく、滴下された塗料をウェットフィルム状に展延するアプリケーターを使用するからである。また、塗り板には、補修塗装を施す実車の下地と同じ色相を有する基板を使用することが好ましく、白およびグレー若しくはそれらの組合せよりなる隠蔽試験紙を使用することもできる。
【0015】
アプリケーターは、平坦な基板上に置いた時、基板との間で予め定められた一定のギャップを形成する方式のアプリケーターを使用することができ、このような方式のアプリケーターとしては、ベーカー式アプリケーター、ブレード式アプリケーター、バーコーターなどが広く知られている。これらのアプリケーターは、基板上に滴下された塗料を徐々にかつ滑らかにウェットフィルム状へ展延するので、乾燥時のひび割れやピンホールを生じることなく水性塗料の厚膜塗装を可能にする。
【0016】
また、補修塗料はその色相の違いなどにより同じ膜厚でも下地の隠蔽力が異なってくることから、アプリケーターには複数の異なるギャップを有し、そのため、予め定められた複数の異なる膜厚でウェットフィルム状に塗装することができるベーカー式アプリケーターを用いることが好ましい。この場合、種々の塗装色に応じて塗装すべきフィルムの膜厚を選択することができるようになる。
【0017】
比色する補修塗装を施さない部分にクリヤー塗膜が形成されている場合、実際の補修部分も調色配合された水性塗料を用いて着色塗膜を形成した後、クリヤー塗膜形成することが好ましい。したがって、比色用塗り板を作成する段階においても、基板上へ補修用着色塗料を塗装した後、さらにクリヤー塗装を施して最終的な色調の確認など実車との比色を行うことが好ましい。この場合、クリヤー塗料には、例えば補修塗装を施さない部分のクリヤー塗膜を形成するのに使用した塗料と同様の組成および性質を有するクリヤー塗料や、室温又は比較的低温で硬化するタイプのクリヤー塗料などを使用することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明による比色用塗り板の作成方法によれば、従来は20分程度掛かっていた1枚の比色用塗り板の作成時間を8分程度で完了させることができる。したがって、補修用水性塗料をスプレーガンによる塗装に適した粘度に希釈して、かつスプレー塗装および乾燥を繰り返さなければならなかったこれまでの比色用塗り板の作成方法に比べて、塗り板の作成に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0019】
また、水性塗料による実際の補修塗装は、決定された調色配合の塗料をスプレー塗装に適した粘度に希釈して実施される。このため、希釈工程を必要とせず、決定された調色配合の塗料をそのまま使用できる本発明による比色用塗り板の作成方法は、実際の補修塗装をより正確にシミュレートする、塗り板を短時間で作成可能な塗り板作成方法であるといえる。
【0020】
この結果、本発明によれば、自動車の補修塗装に水性塗料を使用する場合においても、調色した塗料が既に施されてある塗装色とマッチングするか否かを判定するための比色用の塗り板を極めて短時間でかつ効率的に作成することができる比色用塗り板の作成方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明による実施例で使用したベーカー式アプリケーターの(a)正面図および(b)側面図である。
【図2】本発明による比色用塗り板作成方法における各工程の所要時間を示したフロー図である。
【図3】従来法による比色用塗り板作成方法における各工程の所要時間を示したフロー図である。
【図4】塗装膜厚別の本発明による比色用塗り板の作成結果を示した写真である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の一実施形態に係る比色用塗り板の作成方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
【実施例】
【0023】
1.実施例(本発明による比色用塗り板作成方法)
自動車補修用水性塗料を用いた本発明による比色用塗り板の作成方法は、以下のような方法により実施することができる。
【0024】
[作成手順]
(1)比色するために調合された自動車補修用水性塗料を準備する。
(2)調合された塗料を平坦な基板上に滴下する。
(3)アプリケーターにより、滴下された塗料を基板上で予め定められた膜厚のウェットフィルムへ展延する。
(4)乾燥機により、展延されたウェットフィルムを強制乾燥する。
(5)乾燥後の前記フィルム上にクリヤー塗料を吹付塗装する。
以上の(1)から(5)の工程により、本発明の塗り板作成方法による実施例の比色用塗り板を作成した。
【0025】
[作成条件]
本発明で使用する自動車補修用水性塗料は、市販品を使用することができる。これらは、エマルジョンタイプのソリッドまたはメタリックベースの塗料である。補修塗装には、80℃以上の高温焼付けを必要とする塗料は使用しないので、常乾ないし80℃より低い温度で硬化する低温硬化型の樹脂の使用が好ましく、本発明の実施例ではポリウレタンディスパージョン樹脂を使用した塗料(イエロー)を使用した。
【0026】
アプリケーターは、平坦な基板上に置いた時、基板との間で予め定められた一定のギャップを形成するアプリケーターを使用することが好ましく、本発明の好ましい実施例では、4つの異なるギャップを有し、そのため、予め定められた4つの異なる膜厚でウェットフィルム状に塗装することができるベーカー式アプリケーターを使用した。したがって、この場合、調色の過程において、4つの異なるギャップから塗装色に応じて基板上の色相を完全に隠蔽することができるフィルムの膜厚を予め選択することができる。
【0027】
具体的には、本発明の実施例で使用するベーカー式アプリケーターは、図1に示されるように直径3cm弱×長さ5cmの円筒形のアプリケーター本体と、アプリケーター本体を両側から支持するための縦3cm×横3cm×厚み1cmの直方体からなる2つの支持ブロックとから構成される。そして、アプリケーター本体の中心軸が2つの支持ブロックの中心に対し偏心して固定されているので、アプリケーターを平坦な基板上に置いた時、150μm、200μm、250μmおよび300μmの4つのギャップが円筒形のアプリケーター本体と基板との間に選択的に形成される。
【0028】
塗り板には、補修塗装を施す実車の下地と同じ色相を含む、グレー/マルチグレーを単体または配合した複数の色相が表現されている隠蔽紙(「ライトシェード塗り板」、イサム塗料株式会社製)を使用した。
【0029】
また、アプリケーターにより基板上へ展延されたウェットフィルムの乾燥は、乾燥機中で、フィルムの膜厚によらず、すべて60℃×8分の同一条件で強制乾燥を行った。
【0030】
2.比較例(従来法による比色用塗り板作成方法)
本発明による比色用塗り板の作成方法と比較するため、本発明の実施例と同じ組成に調合した水性塗料および同じ隠蔽紙(「ライトシェード塗り板」、イサム塗料株式会社製)を用いて、以下のように、スプレー塗装を用いた従来法による比色用塗り板を作成した。
【0031】
[作成手順]
(1)比色するために調合された自動車補修用水性塗料を準備し、さらに該水性塗料に希釈剤を添加してスプレー塗装に適した粘度に調整する。
(2)調合および希釈された塗料をスプレーガンへ充填し、基板上の色相を完全に隠蔽するまでスプレー塗装を継続する。
(3)エアーブローにより、塗装面を予備乾燥する。
(4)上記(2)および(3)の工程を、エアーブローによる予備乾燥後の塗装面が基板上の色相を完全に隠蔽するまで繰り返す。
(5)エアーブローによる予備乾燥後の塗装面が基板上の色相を完全に隠蔽した場合、乾燥機により該塗装面が完全に乾くまで強制乾燥する。
(6)乾燥後の前記フィルム上にクリヤー塗料を吹付塗装する。
以上(1)から(6)の工程により、従来法による比較例の比色用塗り板を作成した。
【0032】
[作成条件]
比較例では、本発明による実施例において使用された塗料と同じ組成の自動車補修用水性塗料を使用した。したがって、比較例においても、常乾ないし80℃より低い温度で硬化する低温硬化型のポリウレタンディスパージョン樹脂を使用した塗料(イエロー)を用いている。なお、従来法による比較例の場合、決定された調色配合の塗料をスプレーガンによる塗装に適した粘度に調整してスプレー塗装を実施しなければならないので、該塗料に希釈剤を添加してスプレー塗装に適した粘度に調整するという工程を要する。
【0033】
塗り板には、本発明による実施例において使用した基板と同じ、実車の下地と同じ色相を含む、グレー/マルチグレーを単体または配合した複数の色相が表現されている隠蔽紙(「ライトシェード塗り板」、イサム塗料株式会社製)を使用した。
【0034】
エアーブローによる予備乾燥は、塗装面にひび割れやピンホールを生じることなく次工程におけるスプレー塗装が可能な程度に塗装面が乾燥すればよいので、常温×3分の条件で乾燥を行った。
【0035】
また、乾燥機による強制乾燥は、本発明による実施例と同じ乾燥温度の60℃×5分の条件で乾燥を行った。なお、比較例における乾燥時間が本発明における乾燥時間より短くなっているのは、比較例の場合、スプレー塗装毎にエアーブローによる予備乾燥を行っており、塗膜内の水分が乾燥機による強制乾燥の前にある程度蒸発していることを考慮したからである。
【0036】
3.比色用塗り板作成結果
本発明による実施例の比色用塗り板作成結果(作成工程、作成時間)および従来法による比較例の比色用塗り板作成結果をまとめたフロー図を、図2および図3に示す。また、本発明および従来法による比色用塗り板作成結果の比較を表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
図2,3および表1より明らかなように、基板上の色相を完全に隠蔽し1枚の比色用塗り板を作成するのに要する時間は、従来法による比較例の場合は20分程度掛かる。一方、これに対し本発明による実施例の場合は8分程度で完了させることができ、したがって、補修用水性塗料をスプレーガンによる塗装に適した粘度に希釈して、かつスプレー塗装および乾燥を繰り返さなければならなかったこれまでの比色用塗り板の作成方法に比べて、塗り板の作成時間を大幅に短縮することができる。
【0039】
また、本発明による実施例および従来法による比較例のいずれの方法においても、オフラインにてベーカー式アプリケーター若しくはスプレーガンの洗浄作業が必要となる。この場合、スプレーガンの洗浄は1分程度掛かるのに対し、ベーカー式アプリケーターの洗浄は拭き取り作業で済むため、10秒程度で極めて短時間で完了させることができるというメリットもある。
【0040】
図4は、上述の塗料(イエロー)を、ベーカー式アプリケーターを用いて隠蔽紙(「ライトシェード塗り板」、イサム塗料株式会社製)上へ150μm、200μm、250μmおよび300μmの4つの膜厚を有するフィルムへ塗り分けた場合の本発明による実施例の比色用塗り板作成結果を示している。図4の写真より、一般的に隠蔽性に劣るといわれるイエロー系の塗料においても実施例で使用する自動車補修用水性塗料の場合は、300μmの膜厚で1回塗装すれば完全に基板の色相を隠蔽した比色用塗り板を作成することができることが判る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
比色するために調合された自動車補修用水性塗料を準備するステップと、
前記調合された塗料を平坦な基板上に滴下するステップと、
アプリケーターにより、前記滴下された塗料を前記基板上で予め定められた膜厚のウェットフィルムへ展延するステップと、
乾燥機により、前記ウェットフィルムを強制乾燥するステップと、そして
乾燥後の前記フィルム上にクリヤー塗料を吹付塗装するステップと、
からなる自動車補修用水性塗料の調色のための比色用塗り板の作成方法。
【請求項2】
前記アプリケーターは、ベーカー式アプリケーターである請求項1に記載の比色用塗り板の作成方法
【請求項3】
前記ベーカー式アプリケーターは、複数の異なるギャップを含んでいることを特徴とする請求項2に記載の比色用塗り板の作成方法。
【請求項4】
前記水性塗料は、常温ないし80℃以下の温度で硬化する低温硬化型の樹脂を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の比色用塗り板の作成方法。
【請求項5】
前記低温硬化型の樹脂は、ポリウレタンディスパージョン樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の比色用塗り板の作成方法。
【請求項6】
前記乾燥温度は、50〜70℃であることを特徴とする請求項1に記載の比色用塗り板の作成方法。
【請求項7】
前記基板は、白およびグレー若しくはそれらの組合せよりなる隠蔽試験紙である請求項1に記載の比色用塗り板の作成方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2010−240613(P2010−240613A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−94520(P2009−94520)
【出願日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(591242405)イサム塗料株式会社 (6)
【Fターム(参考)】