説明

航空機用電気ハウジング

【課題】重量が低減された航空機用電気ハウジングを提供する。
【解決手段】ハウジング100は、航空機の電気機器を収容するための囲まれた空間150を画定している1つまたは複数のパネル110を含む。ハウジング100はまた、電気機器に電力を供給する少なくとも1つの電気母線130を含む。少なくとも1つの電気母線130は、ハウジング100に構造支柱をもたらすように構成されている。母線130自体がハウジング100に構造支柱をもたらすハウジング100を提供することにより、本発明の種々の態様および実施形態は、重量が低減された電気ハウジング100が航空機内に設けられることを可能にする。また、そのようなハウジング100は、その製造工程および組立工程中にボルト、リベット等の使用の必要性がより低い可能性があるので、従来のハウジングに比べて、製造がより容易でより短時間である可能性がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全般的に、航空機用電気ハウジングに関する。さらに詳細には、本発明は、電気母線を使用して電気機器に電気を供給する航空機の電気機器を収容するためのハウジングに関する。
【背景技術】
【0002】
配電システムを環境汚染から防護し、人を感電死から防護する電気ハウジングが、一般に既知である。いくつかのそのようなシステムでは、例えば繊維複合材料および強化用ガラス繊維から作製されている複合材料を使用して、絶縁部品を設ける可能性がある。さらに、また、複合材料を使用して、種々の配電設備のためのハウジング全体を設けることが既知である。
【0003】
しかし、家庭用電気機器を収容するための多数のハウジングが既知であるが、航空機で使用するためのハウジングの設備には、特にそれらが(例えば、三相415ボルト電源を提供するタイプの)主要配電設備を収容するのに使用される場合、そのようなハウジングに関する厳密な技術要件が課される。そのような技術要件は、様々な航空機関により課される可能性がありかつ/または製造の観点から望ましい可能性がある。
【0004】
例えば、様々な航空機関の絶縁要件、遮蔽要件、振動要件、衝撃要件、耐火要件、冷却調整要件等を満たす従来のハウジングは、そのようなハウジングを製造するのに必要とされる付加的な構造支柱のため、重量である可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2009/178821号明細書
【特許文献2】米国特許第2,766,405号明細書
【特許文献3】米国特許第3,761,780号明細書
【特許文献4】米国特許第5,811,734号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2008/0100993号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2007/0053142号明細書
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】DO160E standard requirements relating to panel vibration and thermal aspects and DO254 standard relating to design assurance guidance for airborne electronic hardware both available from http://www.rtca.org/downloads/DEC%202004%20−%2005−01−06.htm
【非特許文献2】ANSI C37.20 standard relating to busbar thermal aspects available from http://webstore.ansi.org/RecordDetail.aspx?sku=ANSI/IEEE%20C37.20.1−2002
【非特許文献3】Advanced Composites Group Limited, Composites House, Sinclair Close, Heanor, Derbyshire DE75 7SP, United Kingdom, http://www.advanced−composites.co.uk
【非特許文献4】Grade UTR laminate available from Roechling Glastic(registered trademark) Composites, 4321 Glenridge Road, Cleveland, Ohio, OH 44121, USA, www.glastic.com
【発明の概要】
【0007】
したがって、明らかに、航空機の電気機器を収容するためのハウジングの重量低減が望ましいと考えられる。
【0008】
したがって、本発明は、航空機に使用される場合の電気機器用ハウジングに関する上記の欠点を念頭において考案されている。
【0009】
本発明の態様によれば、したがって、航空機の電気機器を収容するためのハウジングが提供されている。該ハウジングは、電気機器を収容するための囲まれた空間を画定している1つまたは複数のパネルを含む。ハウジングはまた、電気機器に電力を供給する少なくとも1つの電気母線を含む。少なくとも1つの電気母線は、ハウジングに構造支柱をもたらすように構成されている。
【0010】
母線自体がハウジングに構造支柱をもたらすハウジングを提供することにより、本発明の種々の態様および実施形態は、重量が低減された電気ハウジングが航空機内に設けられることを可能にする。さらに、また、そのようなハウジングは、製造工程および組立工程中にボルト、リベット等の使用の必要性がより低い可能性があるので、従来のハウジングに比べて、より容易により短時間で製造することができる。
【0011】
本発明の種々の態様および実施形態が、ここで、添付図面に関連して記載される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】従来の航空機の電気ハウジングの後面図である。
【図2】本発明の実施形態による、航空機の電気機器を収容するためのハウジングの後面図である。
【図3】図2のハウジングで使用するための三相母線の図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、従来の航空機の電気ハウジング10の後面図を示す。電気ハウジング10は、囲まれた空間50を画定しているアルミニウムの筐体20を含む。アルミニウムの背板40が、筐体20に取り付けられており、銅のほぼE形の母線30を支持している。母線30は、外部電源ユニット(図示せず)に電気的に接続されており、囲まれた空間50の内部に収容されている電気構成要素(図示せず)に電力を供給するのに使用される。
【0014】
また、電気構成要素は、背板40に取り付けられていてもよく、それにより、航空機の電気ハウジング10に対する機械的支持を付加的にもたらす。さらに、航空機の電気ハウジング10に対する機械的支持は、横方向に配置されている強化バー80によりもたらされる。航空機の電気ハウジング10は、組立て済みの航空機の電気ハウジング10を航空機の機体(図示せず)に固定する4つの取付けブラケット60を付加的に含む。
【0015】
図2は、本発明の実施形態による、航空機の電気機器を収容するためのハウジング100の後面図を示す。ハウジング100は、パネル110の各対向するパネル対として設けられている4枚のパネル110を含み、それらは、全体で、ほぼ長方形の横断面形状を有する囲まれた空間150を画定している。また、一旦ハウジング100が航空機内に設置されると囲まれた空間150への接近を防止するために、付加的な前面パネル(図示せず)が設けられていてもよい。
【0016】
例えば高出力電気機械スイッチ(図示せず)などの種々の電気機器が、囲まれた空間150の内部に収容されていてもよい。そのような電気機器は、例えば、適宜設けられる背板(図示せず)上に取り付けられてもよい。
【0017】
また、アルミニウムの母線130が、囲まれた空間150の内部に設けられていてもよい。母線130は、各パネル−母線インターフェース132において一対の対向するパネル110間に接続されている三相母線(例えば、以下の図3を参照)である。そのような構成により、追加の構造支柱構成要素を設けることを要さずに、ハウジング100の機械的強度および剛性が強化される。このことにより、特にアルミニウムの(または他の軽量導電性材料の)母線130および複合材料を使用して作製された1つまたは複数のパネル110と共に使用される場合、比較的軽量のハウジング100を設けることが可能になる。例えば、1つまたは複数のパネル110は、炭素繊維、ガラス繊維、樹脂等を使用して構成されていてもよい。また、そのような複合材料には、囲まれた空間150の内部に電磁(EMC:electromagnetic)遮蔽を実現するために、1つまたは複数の導体素子(例えば、ワイヤグリッド、金属粒子等)が備え付けられていてもよい。
【0018】
種々の実施形態では、ハウジング100は、航空機内で主要電力を供給するために使用される。パネル110は、例えばDO160E内に明示されているものなどの一連の環境条件に対応するために、機械的荷重および静電放電から構成部品を物理的かつ電気的に防護する、必然的に対流冷却式の軽量小型の設計を実現するように設計することができる。例えば、パネルのそれぞれは、ハウジング100の内部を冷却するのに効果的な所定の気流パターンをもたらす様々な下部通気孔112、上部通気孔114および/または側部通気孔116を含んでいてもよい。また、通気孔112、114、116のいくつかを通して配線および外部接続を設けることができる。さらに、そのような通気孔112、114、116のいくつかまたはすべてが遮蔽されて、ハウジング100内への異物侵入の防止を助けてもよい。
【0019】
出願人により構成され、試験された一実施形態では、主要電力の供給のために複合パネルを使用する可能性が調査された。航空機で使用するためのボリュームパッケージング要件は、予備含浸材料(プリプレグ)の使用および手動レイアップ工程に役立つことが分かった。パネル設計における炭素繊維複合材料の使用により、従来の製造され、機械加工され、共にリベット留めされるアルミニウムの構成要素を取り換える実現可能性を考査するために調査された軽量「モノコック」構造が実現された。
【0020】
パネル110は、Advanced Composite Group Limitedにより供給されるMTM(登録商標)系からの予備含浸炭素繊維複合材料を使用して組み立てられた。繊維強化複合材料は、別の材料の繊維形態で強化されている一種類の材料の母材を含む構造系であり、この例では、2つの構成物質はエポキシ樹脂および炭素繊維である。
【0021】
選択されたMTM(登録商標)46複合材料は、中程度の性能レベルを有しており、オートクレーブの使用を要さずに、比較的低温(80℃)で硬化した。MTM(登録商標)46材料は、具体的には、低圧工程を用いて高品質薄板を製造するために開発された。但し、本特定の実施形態はこの特定の材料を使用したが、一般に、プリプレグ複合材は、状況に応じた機械的性能および熱的性能に最適化されることが可能であり、所望に応じて母材の内部で高い繊維含有量が達成可能である。
【0022】
複合パネル110を製造するために、プリプレグ材料が雌の金型表面内に手でレイアップされ、真空バッグをかけられ、次いで120℃まで加熱された。これにより、樹脂は最初にリフローし、最終的に硬化することが可能になった。樹脂は、室温でほとんど固体であり、プリプレグは、樹脂に対して軽度のネバネバ/べとべと感を有しており、それが、金型内への層のレイアップにおいて助けとなった。
【0023】
レイアップは7層のプリプレグで構成されており、各層は、隣接する層に対して45°で配置されていた。高強度用途では、繊維の配向が、荷重条件に合わせた高強度を実現するように設計されてもよい。典型的な50%の繊維量を有するパネル110の密度は、約1.51グラム毎立方センチメートルであった(繊維密度が1.77グラム毎立方センチメートル、樹脂密度が1.25グラム毎立方センチメートルであった)。
【0024】
パネル110が使用されて、30インチ(約75cm)の(母線130の最長寸法と実質的に等しい)高さ寸法、20インチ(約50cm)の幅寸法、および10インチ(約25cm)の(母線130を含む平板に対して垂直な軸に沿って画定されている)深さ寸法を有する囲まれた空間150を伴うハウジング100を実現した。
【0025】
図3は、図2に示されているハウジング100内で使用するための三相母線130を示す。実際に作製されている母線130は、航空機内で主要高圧(HT)電力を供給するのに使用されるように設計されている高出力母線である。
【0026】
母線130は、積層配置で設けられている第1の導体136と、第2の導体138と、第3の導体140とを使用して形成されている。各導体136、138、140は、三相デルタ電源(図示せず)の各電力層を分けるように設けられている。母線130は、ハウジング100内に設置されると、機械的強化を付加的にもたらす。
【0027】
第1の導体136、第2の導体138および第3の導体140は、各アルミニウムの切抜きに粉末塗装することおよびそれらを焼いて絶縁被覆を形成することにより作製されている。粉末塗装された導体136、138、140の間には、次いで、接着結合された形状の熱硬化性繊維ガラスDELMARシート(図示せず)が差し入れられ、一緒に挟み込まれる(例えば、非特許文献3参照)。保持ボルト(図示せず)が適宜または代替的に使用されて、導体136、138、140が互いに対して空間的に固定されたままであるように、母線130を固定してもよい。導体136、138、140を粉末塗装しかつ雲母、繊維ガラスまたは他の電気的絶縁シーティングを使用してそれらを分離することにより、例えば、二重絶縁母線装置がもたらされる。
【0028】
第1の導体136および第3の導体140には、その各端部に取付け用貫通孔134が設けられている。第2の導体138は、諸導体が最終的な組立て済みの母線130に揃えられた時、そのどの部分も第1の導体136の貫通孔134と第3の導体140の貫通孔134との間にないような大きさに作製されている。この配置により、母線130の各端部に各凹部144が設けられ、その凹部内に、各対向するパネル110上に形成されている各リップ部146を入れることが可能である。そのようなリップ部146は、自身に、第1の導体136の各貫通孔134および第3の導体140の各貫通孔134と揃っている貫通孔を設けて、各ボルト(図示せず)が通過してもよい経路を形成することができる。該経路には、その中に絶縁グロメット(図示せず)が設けられていてもよく、各ナット(図示せず)を使用してボルトを定位置に固定して、ハウジング100のパネル−母線インターフェース132をもたらすことができる。この構造では、貫通孔134に最も近接している第2の導体138の端部は、付加的な機械的支持をもたらすために、各リップ部146に当接していることが好ましい。
【0029】
また、様々な横方向アーム142が、各それぞれの導体136、138、140上に設けられている。これらは、複雑な配線を必要とせずかつ各電気相に必要な配線間に最大限の物理的分離を維持しながら、種々の電気構成要素が異なる電気相に接続されてもよいように、各導体136、138、140間で垂直方向にずらして配置されていることが好ましい。したがって、このことは、任意の配線の故障が電力相間の短絡に繋がる機会を最小限にすることを助ける。
【0030】
母線130は、例えば銅などの種々の導電性材料を使用して作製されてもよい。しかし、(例えば銅と比較して)より大量の材料が必要であるが、同一出力定格を実現している場合には全体的な重量低減が得られることを出願人が知ったため、好適な実施形態ではアルミニウムが使用される。それにも関わらず、導体としての銅は、空間要件が最重要要素であるより小さいハウジング内での使用に依然として好適である可能性がある。
出願人の実施形態と従来のハウジングとの比較
複合材料を使用するハウジングおよびアルミニウムの母線を、前述の通り製造した。これを、同一寸法を有しかつ銅の母線を使用している従来のハウジングと比較した。例えば図1参照。両設計は、DO160E、DO254およびANSI C37.20の要件を満たした。
【0031】
従来のハウジングは、僅か3.6kgの重さの実施形態と比較して、11kgの重さがあった。通常、3つのそのようなハウジングが任意の一機の航空機において使用される可能性があるので、本発明の実施形態を使用することにより、航空機一機当たり22.2kg以上低減することができる可能性がある。明らかに、このことは、特に航空機の長い運転耐用年数を考慮した場合、燃料効率および排出削減の両方の観点から有利である。
【0032】
さらに、航空機用の従来の電気ハウジングと比較した場合、本発明の種々の実施形態が、簡易化された構造を有する。さらに、種々の構成要素に穴を開け、リベット留めをし、部品を一緒にボルト留めする必要が減るので、ハウジングの製造を迅速化することができる。したがって、本発明のあるハウジング実施形態の簡易化された構造は、従来のハウジングより製造がより速く、より軽量である。
【0033】
当業者はまた、本発明の多数の実施形態が提供され得ることに気付くであろう。例えば、パネルは、互いに結合された複数の個々のパネルとしてではなく、単一の統合構造として提供されることが可能であると考えられる。ある実施形態では、ハウジングは、モノコック構造またはセミモノコック構造を実現する可能性がある。様々な母線−ハウジング機械的強化装置が提供され得る。
【0034】
母線はまた、複数の電気的に分離された導電性素子を使用して形成されてもよいか、または1つの単相導電性素子を含むことができると考えられる。そのような母線は、所望に応じて、ハウジングに付加的な機械的支持をもたらすために、パネルの少なくとも1つに完全にまたは部分的に埋め込まれてもよい。さらに、概してある平面内に延在しており、絶縁材料により分離されている3本の積層板形状のほぼ平坦な/平面的なバーを含む三相母線を参照して母線の実施形態が記載されているが、種々の代替的装置が可能である。例えば、様々な形状を有する単相母線が使用されてもよい(例えば、ロッド形状、平面等)。そのような母線は、ハウジングの所要電力に従って選択または設計されてもよく、該所要電力は高い可能性がある。例えば>100ボルト、>30アンペア、>3kW、>5kW、>10kW等でACおよび/またはDC電流を供給する、高電圧母線、高圧母線および/または高電流母線が設けられてもよい。例えば、三相星形またはデルタ構成、三相AC415ボルト/一相当たり400アンペア、三相270ボルト、単相270または450ボルトAC、270ボルトDC等の電源が使用されてもよい。
【0035】
さらに、本発明の実施形態が複合材料に関連して記載されているが、当業者は、例えば機械加工されたブラケットで強化されたシートメタルアルミニウムの筐体で構成されている標準的な主要配電筐体を製造するための従来の製造方法もまた使用されてもよいことに気付くと考えられる。そのような筐体は、例えば機械強度、熱伝導特性、EMC保護特性等の、その製造材料の性質に固有の利点を役立てるように設けられてもよい。さらに、また、合金密度が低減した種々の材料(例えば、焼結材料)および/または新規の構造概念が使用されて、本発明による実施形態を提供することができると考えられる。
【符号の説明】
【0036】
10 (従来の航空機の)電気ハウジング
20 筐体
30、130 (電気)母線
40 背板
50、150 囲まれた空間
60 取付けブラケット
80 強化バー
100 ハウジング
110 パネル
112 下部通気孔
114 上部通気孔
116 側部通気孔
132 パネル−母線インターフェース
134 貫通孔
136 第1の導体
138 第2の導体
140 第3の導体
142 横方向アーム
144 凹部
146 リップ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機の電気機器を収容するためのハウジングであって、航空機の電気機器を収容するための囲まれた空間を画定している1つまたは複数のパネルを含み、前記電気機器に電力を供給する少なくとも1つの電気母線であり、さらに、前記ハウジングに構造支柱をもたらすように構成されている、少なくとも1つの電気母線をさらに含む、ハウジング。
【請求項2】
前記1つまたは複数のパネルは複合材料で作製されている、請求項1記載のハウジング。
【請求項3】
前記少なくとも1つの電気母線は、銅およびアルミニウムの1つまたは複数を含む、請求項1乃至2のいずれか記載のハウジング。
【請求項4】
前記母線は高出力母線である、請求項1乃至3のいずれか記載のハウジング。
【請求項5】
前記母線は三相母線である、請求項1乃至4のいずれか記載のハウジング。
【請求項6】
前記三相母線は、絶縁材料により分離されている3本の平板形状のバーを含む、請求項5記載のハウジング。
【請求項7】
前記囲まれた空間は、約50cmから約150cmまでの高さ寸法、約40cmから約150cmまでの幅寸法、および約10cmから約50cmまでの深さ寸法を有する、請求項1乃至6のいずれか記載のハウジング。
【請求項8】
前記パネルの少なくとも1つは、前記囲まれた空間の内部に電磁(EMC)遮蔽を実現するために、1つまたは複数の導電性素子を組み込んでいる、請求項1乃至7のいずれか記載のハウジング。
【請求項9】
前記パネルの少なくとも1つは、モノコック構造またはセミモノコック構造を実現する、請求項1乃至8のいずれか記載のハウジング。
【請求項10】
前記少なくとも1つの母線は、前記パネルの少なくとも1つに完全にまたは部分的に埋め込まれる、請求項1乃至9のいずれか記載のハウジング。
【請求項11】
添付図面に関連して実質的に本明細書に前述されている、航空機の電気機器を収容するためのハウジング。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−153359(P2012−153359A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−12803(P2012−12803)
【出願日】平成24年1月25日(2012.1.25)
【出願人】(509133300)ジーイー・アビエイション・システムズ・リミテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】GE AVIATION SYSTEMS LIMITED
【Fターム(参考)】