説明

蒸し機への蒸気供給方法及びシステム

【課題】フラッシュタンクにおいて発生するフラッシュ蒸気を、高圧状態においての安定供給を可能にすることで蒸し機に導入して使用することを可能にした、蒸し機への蒸気供給方法及びシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】蒸した麺を油揚げするフライヤー1に付設される熱交換器2と、自動圧力調整弁3を介して熱交換器2に接続されるフラッシュタンク4と、フラッシュタンク4と蒸し機5とを結び、フラッシュタンク4内において発生するフラッシュ蒸気を蒸し機5に導入するためのフラッシュ蒸気配管6とから成り、フラッシュタンク4はタンク内の圧力を検出する圧力センサー9を備えていて、自動圧力調整弁3は、圧力センサー9から送出される検出信号に対応してフラッシュタンク4内の圧力を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸し機への蒸気供給方法及びシステム、より詳細には、即席麺製造工程における蒸し工程において用いる蒸し機に供給する蒸気として、フライヤーに付設される熱交換機から出る高圧ドレン及び一部残留蒸気をフラッシュタンクに導いて発生させたフラッシュ蒸気を利用する、蒸し機への蒸気供給方法及びその方法を実施するためのシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般の即席麺の製造工程においては、圧延して製造された麺帯は、切刃で切られて麺線とされ、ウエーブが付けられた後蒸し機51において蒸され、食するに適するようにα化される。蒸し機51内にはスパージパイプ52が配設され、蒸気主管53から供給される蒸気がスパージパイプ52から供出されることにより、麺線が蒸される。
【0003】
蒸し機51を経た麺線は、味付け処理後定量づつカットされてフライヤー54の枠コンベア内に収められ、その状態でフライヤー54を通過することにより油揚げされる。フライヤー54には油を加熱するための熱交換器55が付設されていて、熱交換器55には蒸気主管56から熱交換用(油加熱用)の高圧蒸気が供給される。
【0004】
また、熱交換器55には、高圧側スチームトラップ57を介してフラッシュタンク58が接続され、高圧側スチームトラップ57の作用で、熱交換器55から一部残留蒸気を含む高圧ドレンが出されてフラッシュタンク58に導入される。フラッシュタンク58においては、フラッシュタンク58内において高温高圧のドレンから発生するフラッシュ蒸気が分離回収され、そのまま排気されるか利用に供される。
【0005】
この従来の熱交換器55の場合、蒸気供給開始時には温度差が大きいために熱交換率が非常によいが、稼働時間が長くなって熱交換器本体の温度が上昇してくると、供給される蒸気が凝縮しにくくなってドレンにならず、また、一部のドレンは熱交換器55より熱を再吸収して蒸気となってスチームトラップ57の一時側に滞留する。
【0006】
スチームトラップ57は元来、ドレンを検出して初めてドレン排出動作をするものであるので、このように蒸気が滞留しても動作せず、上記蒸気の滞留によって蒸気障害を引き起こす。このように蒸気障害が発生してドレンの排出が行われないと、熱交換率が低下して熱交換器55の処理能力の低下を招く。かかる障害は、熱交換器55内部の温度が高温になればなる程起こりやすくなる。
【0007】
このように熱交換率が低下する結果、フライヤー54の油温度が規定温度にまで上昇しないという問題が起こる。また、フラッシュタンク58において発生するフラッシュ蒸気は非常に低圧であり、且つ、その発生が不安定であるため、その利用範囲(装置及び場所)はごく限られたものとなる(実際には、手洗い用の温水加熱用等として用いられている位である。)。
【0008】
更に、熱交換器55の使用停止後、熱交換器55の内部及び配管は空気が充満した状態となるが、従来のシステムにおいてはその充満空気の排出手段が備わっていなかったので、その状態において蒸気を再供給した場合には、熱交換器55の昇温に時間がかかり、また、熱効率の低下の原因ともなっている。
【0009】
【特許文献1】特開2001−299258号公報
【特許文献2】特許第3741941号公報
【特許文献3】特開2008−194199号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来の製麺システムにおいては、フライヤーの熱交換器に接続されるフラッシュタンクにおいて発生するフラッシュ蒸気は、非常に低圧であり、また、その発生が不安定であるために利用範囲が限定されていたことに鑑みてなされたものであって、上記フラッシュタンクにおいて発生するフラッシュ蒸気の高圧状態での安定供給を可能にし、以て、蒸し機に導入して使用することを可能にした、蒸し機への蒸気供給方法及びシステムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、製麺プラントにおける蒸し機に蒸気を供給するための方法であって、蒸した麺を油揚げするフライヤーに付設される熱交換器のドレン配管上に、自動圧力調整弁を介して圧力センサーを備えたフラッシュタンクを接続し、前記フラッシュタンク内において発生させたフラッシュ蒸気を、前記圧力センサーにより検出される前記フラッシュタンク内の圧力に対応して動作する前記自動圧力調整弁の作用で所定圧に保持した上で、前記蒸し機に導入することを特徴とする蒸し機への蒸気供給方法である。
【0012】
一実施形態においては、前記フラッシュ蒸気は、蒸気主管から供給される蒸気と混合させて前記蒸し機へ導入する。また、前記蒸し機へは、前記フラッシュ蒸気のみを供給することもある。
【0013】
上記課題を解決するための請求項4に記載の発明は、製麺プラントにおける蒸し機に蒸気を供給するためのシステムであって、蒸した麺を油揚げするフライヤーに付設される熱交換器と、前記熱交換器のドレン配管上に設置される自動圧力調整弁を介して前記熱交換器に接続されるフラッシュタンクと、前記フラッシュタンクから延びて、前記フラッシュタンク内において発生するフラッシュ蒸気を前記蒸し機に導入するフラッシュ蒸気配管とを含んで構成され、前記フラッシュタンクはタンク内の圧力を検出する圧力センサーを備えていて、前記自動圧力調整弁は、前記圧力センサーから送出される検出信号に対応して前記フラッシュタンク内の圧力を制御することを特徴とする、蒸し機への蒸気供給システムである。
【0014】
好ましい実施形態においては、前記フラッシュ蒸気配管は、蒸気ヘッダーを介して前記蒸し機に連結される。そして、前記蒸気ヘッダーは、蒸気主管から延びる枝管が接続されたものとされる。また、好ましい実施形態においては、前記フラッシュタンクに自動空気抜き弁が設置される。
【発明の効果】
【0015】
本発明は上述したとおりであって、本発明に係る蒸し機への蒸気供給方法及びシステムにおいては、フラッシュタンクにタンク内の圧力を検出する圧力センサーが備え付けられていて、熱交換器とフラッシュタンクとの間に配置される自動圧力調整弁が、この圧力センサーからの送出信号に基づいて、フラッシュタンク内の圧力を制御するように作用するので、フラッシュタンクにおいて発生するフラッシュ蒸気を、常に所定の高圧状態に保持することが可能となり、以て高圧状態のフラッシュ蒸気を蒸し機に、たとえそれがフラッシュタンクから離れた位置にあったとしても、安定供給することが可能となる効果があり、しかも、システム全体を簡易化できて省エネ効果を期待できる、非常に有用なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面に依拠して説明する。本発明に係る蒸し機への蒸気供給方法は、製麺プラントにおける蒸し機に蒸気を供給するための方法であって、蒸した麺を油揚げするフライヤーに付設される熱交換器に、そのドレン配管上に設置される自動圧力調整弁を介し、圧力センサーを備えたフラッシュタンクを接続し、前記フラッシュタンク内において発生させたフラッシュ蒸気を、前記圧力センサーにより検出される前記フラッシュタンク内の圧力に対応して動作する前記自動圧力調整弁の作用で所定圧に保持した上で、前記蒸し機に導入することを特徴とするものである。
【0017】
本発明に係る蒸し機への蒸気供給システムは、上記本発明に係る蒸し機への蒸気供給方法を実施するためのもので、該システムは、蒸した麺を油揚げするフライヤー1に付設される熱交換器2と、熱交換器2に、そのドレン配管に設置した自動圧力調整弁3を介して接続されるフラッシュタンク4と、フラッシュタンク4から延びて、フラッシュタンク4において発生するフラッシュ蒸気を蒸し機5に導入するためのフラッシュ蒸気配管6とを含んで構成される。
【0018】
熱交換器2には、温度調整弁8を経て蒸気主管から延びる枝管7が接続されていて、常時枝管7から高圧蒸気が供給され、以て、熱交換器2内を通流して循環するフライヤー1の油が一定温度に加温されるようになっている。
【0019】
自動圧力調整弁3を介して熱交換器2に接続されるフラッシュタンク4は、タンク内の圧力を検出する圧力センサー9を備えていて、自動圧力調整弁3は、この圧力センサー9から送出されるタンク内の圧力データ信号に対応して動作し、フラッシュタンク4内の圧力が所定圧に維持されるように、高温高圧ドレンの流量を制御する。フラッシュタンク4には、安全弁10及び自動空気抜き弁11が設置され、また、スチームトラップ12を介してドレン回収ポンプ13が設置される。
【0020】
自動空気抜き弁11は、蒸気を検出することにより動作して空気をタンク外に排出するものである。即ち、フラッシュタンク4内にドレンが導入されて蒸気が発生する際、タンク内には空気が充満しているが、この空気を排出しないと空気が蒸気中に混入し、蒸気の凝縮時において、本来蒸気が占めるべきところに滞留してしまい、効率低下を招く。また、空気が存在することにより、タンク内の圧力と温度に影響が及ぶ。従って、事前に空気抜きをする必要があるのである。
【0021】
フラッシュタンク4内において発生するフラッシュ蒸気は、熱交換器2のドレン配管に設置されるスチームトラップ14から排出され、フラッシュタンク4内に供給される一部残留蒸気を含む高温高圧のドレンが、タンク内の低圧雰囲気に晒されることによって自然発生するものである。このフラッシュ蒸気は、フラッシュ蒸気配管6を通してフラッシュタンク4から蒸し機5に向けて流出し、蒸し機5に供給される。
【0022】
図示された実施形態においては、フラッシュ蒸気配管6は途中で二手に分かれ、その一方は前段蒸気ヘッダー16に連結され、他方は後段蒸気ヘッダー17に連結される。また、蒸気主管から延びる枝管15も途中で二手に分かれ、その一方は前段蒸気ヘッダー16に連結され、他方は後段蒸気ヘッダー17に連結される。前段蒸気ヘッダー16は、自動圧力調整弁18と圧力センサー19とを介して蒸し機5内の前段スパージパイプ22に連結され、後段蒸気ヘッダー17は、自動圧力調整弁20と圧力センサー21とを介して蒸し機5内の後段スパージパイプ23に連結される。
【0023】
かくして、前段スパージパイプ22には、前段蒸気ヘッダー16内においてミックスされた、蒸気主管から送られる蒸気とフラッシュタンク4から送られるフラッシュ蒸気の混合蒸気が供給され、後段スパージパイプ23には、後段蒸気ヘッダー17内においてミックスされた、蒸気主管から送られる蒸気とフラッシュタンク4から送られるフラッシュ蒸気の混合蒸気が供給される。
【0024】
蒸し機5内への蒸気の供給は上記した方法に限らず、例えば、前段スパージパイプ22と後段スパージパイプ23の一方には蒸気主管から送られる蒸気のみを供給し、他方にはフラッシュタンク4から送られるフラッシュ蒸気のみを供給する方法、あるいは、前段スパージパイプ22と後段スパージパイプ23の一方には蒸気主管から送られる蒸気のみを供給し、他方には蒸気主管から送られる蒸気とフラッシュタンク4から送られるフラッシュ蒸気との混合蒸気を供給する方法、あるいは、前段スパージパイプ22と後段スパージパイプ23の一方にはフラッシュ蒸気のみを供給し、他方には蒸気主管から送られる蒸気とフラッシュタンク4から送られるフラッシュ蒸気との混合蒸気を供給する方法、更には、双方共に、フラッシュタンク4から送られるフラッシュ蒸気のみを供給する方法(この場合は枝管15は不要となる)も可能である。
【0025】
なお、図1において符号24はフラッシュ蒸気減圧弁を、25は高圧側減圧弁を、26〜28はスチームトラップをそれぞれ示す。
【0026】
上記構成のシステムの作用について説明すると、熱交換器2においては、従来のシステムの場合と同様に、蒸気主管から枝管7を経て供給される高温蒸気により、フライヤー1の油の加熱が行われる。そして、熱交換機2からスチームトラップ14を通して排出される高温高圧のドレンが、低圧のフラッシュタンク4内に導入されることにより、フラッシュタンク4内においてフラッシュ蒸気が発生する。
【0027】
本発明に係るシステムにおいては、フラッシュタンク4に圧力センサー9が設置されていて、常時フラッシュタンク4内の圧力の計測がなされている。この圧力センサー9からの出力信号は、熱交換器2とフラッシュタンク4との間のドレン配管に配置されている自動圧力調整弁3に送られ、これを受信した自動圧力調整弁3はその圧力データに応じて動作し、即ち、フラッシュタンク4内の圧力が設定値よりも低い場合には、自動圧力調整弁3がドレン流路を広げて高温高圧ドレンの流量を増加させ、更に上記の流入を促進して圧力を上昇させ、逆に、フラッシュタンク4内の圧力が設定値よりも高い場合には、自動圧力調整弁3がドレン流路を縮めて高温高圧ドレンの流量を減少させ、また、蒸気の流入を制限するように動作する。
【0028】
このようにしてフラッシュタンク4内の圧力が所定圧に保たれるために、蒸し機5に供給して使用するのに十分な高圧フラッシュ蒸気をタンク内に確保することが可能となるのである。また、フラッシュ蒸気をこのように高圧状態に保持できるために、工場内における配置上、蒸し機5がフラッシュタンク4から離れた場所に位置する場合においても対応可能となる。
【0029】
図1に示した実施形態においては、フラッシュタンク4内の高圧フラッシュ蒸気はフラッシュ蒸気配管6に流出し、フラッシュ蒸気減圧弁24によって減圧された後二手に分かれ、一方は前段蒸気ヘッダー16に流入し、他方は後段蒸気ヘッダー17に流入する。そして、蒸気主管から延びる枝管15も、減圧弁24によって減圧された後二手に分かれ、一方は前段蒸気ヘッダー16に流入し、他方は後段蒸気ヘッダー17に流入して、それぞれフラッシュ蒸気とミックスされて混合蒸気とされた後、前段スパージパイプ22又は後段スパージパイプ23に送出される。
【0030】
他の実施形態においては、混合蒸気は前段蒸気ヘッダー16と後段蒸気ヘッダー17の一方においてのみ作られるようにされ、あるいは、前段蒸気ヘッダー16と後段蒸気ヘッダー17の双方にフラッシュ蒸気のみが供給されることとされる。なお、前段スパージパイプ22及び後段スパージパイプ23への蒸気の送出量は、それぞれの蒸気配管に配設された圧力センサー19、21からの出力信号に基づいて動作する、自動圧力調整弁18、20によって制御される。
【0031】
本発明に係る蒸し機への蒸気供給方法及びシステムは上記のとおりであって、これによれば、フラッシュタンク4にタンク内の圧力を検出する圧力センサー9が備え付けられていて、熱交換器2とフラッシュタンク4との間に配置される自動圧力調整弁3が、この圧力センサー9からの送出信号に基づいて動作して、フラッシュタンク4内の蒸気圧力を制御する。そのため、フラッシュタンク4において発生するフラッシュ蒸気を、常時蒸し機5で使用するのに適する高圧状態に維持しておくことが可能となり、また、その高圧状態のフラッシュ蒸気を蒸し機5に安定供給することが可能となるのである。
【0032】
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る蒸し機への蒸気供給システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】従来の蒸し機への蒸気供給システムの全体構成を示す概略図である。
【符号の説明】
【0034】
1 フライヤー
2 熱交換器
3 自動圧力調整弁
4 フラッシュタンク
5 蒸し機
6 フラッシュ蒸気配管
7 枝管
8 温度調整弁
9 圧力センサー
10 安全弁
11 自動空気抜き弁
12 スチームトラップ
13 ドレン回収ポンプ
14 スチームトラップ
15 枝管
16 前段蒸気ヘッダー
17 後段蒸気ヘッダー
18 自動圧力調整弁
19 圧力センサー
20 自動圧力調整弁
21 圧力センサー
22 前段スパージパイプ
23 後段スパージパイプ
24 フラッシュ蒸気減圧弁
25 高圧側減圧弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製麺プラントにおける蒸し機に蒸気を供給するための方法であって、蒸した麺を油揚げするフライヤーに付設される熱交換器に、そのドレン配管上に設置される自動圧力調整弁を介し、圧力センサーを備えたフラッシュタンクを接続し、前記フラッシュタンク内において発生させたフラッシュ蒸気を、前記圧力センサーにより検出される前記フラッシュタンク内の圧力に対応して動作する前記自動圧力調整弁の作用で所定圧に保持した上で、前記蒸し機に導入することを特徴とする、蒸し機への蒸気供給方法。
【請求項2】
前記フラッシュ蒸気は、蒸気主管から供給される蒸気と混合させて前記蒸し機へ導入する、請求項1に記載の蒸し機への蒸気供給方法。
【請求項3】
前記蒸し機へは、前記フラッシュ蒸気のみを供給する、請求項1に記載の蒸し機への蒸気供給方法。
【請求項4】
製麺プラントにおける蒸し機に蒸気を供給するためのシステムであって、
蒸した麺を油揚げするフライヤーに付設される熱交換器と、前記熱交換器のドレン配管上に設置される自動圧力調整弁を介して前記熱交換器に接続されるフラッシュタンクと、前記フラッシュタンクから延びて、前記フラッシュタンク内において発生するフラッシュ蒸気を前記蒸し機に導入するフラッシュ蒸気配管とを含んで構成され、
前記フラッシュタンクはタンク内の圧力を検出する圧力センサーを備えていて、前記自動圧力調整弁は、前記圧力センサーから送出される検出信号に対応して前記フラッシュタンク内の圧力を制御することを特徴とする、蒸し機への蒸気供給システム。
【請求項5】
前記フラッシュ蒸気配管は、蒸気ヘッダーを介して前記蒸し機に連結される、請求項4に記載の蒸し機への蒸気供給システム。
【請求項6】
前記蒸気ヘッダーは、蒸気主管から延びる枝管が接続されたものである、請求項5に記載の蒸し機への蒸気供給システム。
【請求項7】
前記フラッシュタンクには、自動空気抜き弁が設置されている、請求項4乃至6のいずれかに記載の蒸し機への蒸気供給システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−104298(P2010−104298A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−280152(P2008−280152)
【出願日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(399131677)トーキョーメンキ株式会社 (5)
【出願人】(508272293)株式会社ケーエスケー (2)
【Fターム(参考)】