説明

蒸気タービンエンジンの低圧セクション用の蒸気タービン回転動翼

【課題】蒸気タービンエンジン(10)の低圧セクション用の蒸気タービン回転動翼(20)を開示する。
【解決手段】本蒸気タービン回転動翼(20)は、翼形部(42)を含む。根元部(44)が、翼形部(42)の一端に取付けられる。タブテール部(40)が、根元部(44)から突出したダブテール部(40)であって斜め軸方向挿入式ダブテールを含む。先端部(46)が、根元部(44)と反対側の端部において翼形部(42)に取付けられる。カバー(48)が、先端部(46)の一部として一体に形成される。本動翼(20)は、約30.5ft2(2.83m2)以上の出口環状空間面積を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広義には蒸気タービン用の回転動翼に関し、具体的には、蒸気タービンの低圧セクションの後段で用いるための作動速度の向上が可能な幾何形状をもつ回転動翼に関する。
【背景技術】
【0002】
蒸気タービンの蒸気流路は概して固定ケーシングとロータとで形成される。このような構成では、何枚かの固定静翼が周方向列の形態で蒸気流路に内向きに延在するようにケーシングに取付けられる。同様に、何枚かの回転動翼が周方向列の形態で蒸気流路に外向きに延在するようにロータに取付けられ。固定静翼と回転動翼は交互に列をなすように配置され、静翼列及び直ぐ下流の動翼列は段を形成する。静翼は蒸気の流れが下流の動翼列に正しい角度で流入するように、蒸気の流れを導く働きをする。動翼の翼形部は、蒸気からエネルギーを抽出してロータ及び該ロータに取付けられた負荷を駆動するのに必要な動力を発生させる。
【0003】
蒸気が蒸気タービンを流れると、その圧力は各段毎に所望の吐出圧に達するまで順次降下する。従って、温度、圧力、速度及び水分量のような蒸気特性は、蒸気が流路を通って膨張する際に列毎に異なる。その結果、各動翼列には、その列に付随した蒸気条件に対して最適化された翼形状の動翼が用いられる。
【0004】
蒸気条件に加えて、動翼は、作動時に経験する遠心荷重を考慮に入れて設計される。具体的には、ロータの高回転速度のため動翼には高い遠心荷重が加わり、動翼に応力を生じさせる。動翼での応力集中を低減することは設計上の課題であり、蒸気タービンの低圧セクションの後方の列の動翼では、動翼が大型でそのため重量も大きく、蒸気流の水分による応力腐食にも付されるので、課題も大きい。
【0005】
タービンの低圧セクション用回転動翼の設計に関するこのような課題は、動翼に加わる力、動翼の機械的強度、動翼の共振周波数及び動翼の熱力学的性能が一般に動翼の翼形状で決まるというため、一段と困難になる。これらの考慮事項は、動翼の翼形状の選択に制約を加える。従って、所定の列の動翼の最適翼形状は、その形状に関する機械的特性と空気力学的特性との妥協によるものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第4260331号公報
【特許文献2】米国特許第5067876号公報
【特許文献3】米国特許第5174720号公報
【特許文献4】米国特許第5267834号公報
【特許文献5】米国特許第5277549号公報
【特許文献6】米国特許第5299915号公報
【特許文献7】米国特許第5393200号公報
【特許文献8】米国特許第5480285号公報
【特許文献9】米国特許第5494408号公報
【特許文献10】米国特許第5531569号公報
【特許文献11】米国特許第5829955号公報
【特許文献12】米国特許第6142737号公報
【特許文献13】米国特許第6435833号公報
【特許文献14】米国特許第6435834号公報
【特許文献15】米国特許第6568908号公報
【特許文献16】米国特許第6575700号公報
【特許文献17】米国特許第6652237号公報
【特許文献18】米国特許第6682306号公報
【特許文献19】米国特許第6814543号公報
【特許文献20】米国特許第6846160号公報
【特許文献21】米国特許第6893216号公報
【特許文献22】米国特許第7097428号公報
【特許文献23】米国特許第7195455号公報
【特許文献24】米国特許出願公開第2007/0292265号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】AMIR MUJEZINOVIC, "Bigger Blades Cut Costs", Modern Power Systems, Feb. 2003, p.25, 27.
【非特許文献2】MICHAEL BOSS, "Steam Turbine Technology Heats Up", PEI Magazine, April 2003, p.77, 79, 81.
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一つの態様では、蒸気タービン回転動翼を提供する。本回転動翼は、翼形部を含む。翼形部の一端には根元部が設けられている。根元部からタブテール部が突出しているが、タブテール部は軸方向挿入式ダブテールを含んでいる。翼形部の根元部とは反対側の端部に先端部が設けられている。先端部の一部としてカバーが一体に形成されている。本動翼は、約30.5ft2(2.83m2)以上の出口環状空間面積を含む。
【0009】
本発明の別の態様では、蒸気タービンの低圧タービンセクションを提供する。本発明のこの態様では、複数の後段蒸気タービン動翼が、タービンロータホイールの周りに配置される。複数の後段蒸気タービン動翼の各々は、18.5インチ(46.99cm)以上の長さを有する翼形部を含む。翼形部の一端には根元部が設けられている。根元部からタブテール部が突出しているが、タブテール部は軸方向挿入式ダブテールを含んでいる。翼形部の根元部とは反対側の端部に先端部が設けられている。先端部の一部としてカバーが一体に形成されている。複数の後段蒸気タービン動翼は、約30.5ft2(2.83m2)以上の出口環状空間面積を含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】蒸気タービンの一部切欠き斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る蒸気タービン回転動翼の斜視図。
【図3】図2に示す本発明の一実施形態に係る動翼の軸方向挿入式ダブテールの拡大斜視図。
【図4】図2に示す本発明の一実施形態に係るカバーの拡大図を示す側面斜視図。
【図5】本発明の一実施形態に係る隣接カバーの相互関係を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、蒸気タービンに関する用途及び作動を例にとって、本発明の1以上の実施形態について説明する。さらに、以下では、公称規模及び公称寸法の組を参照して、本発明の1以上の実施形態について説明する。ただし、本発明が適宜どのようなタービン及び/又はエンジンにも同様に応用できることは、本明細書の教示内容に接した当業者には明らかであろう。さらに、本発明が様々なスケールの公称規模及び/又は公称寸法に同様に適用できることも本明細書の教示内容に接した当業者には明らかであろう。
【0012】
図面を参照すると、図1は、蒸気タービン10の一部切欠き斜視図を示す。蒸気タービン10は、シャフト14及び複数の軸方向に離隔したロータホイール18を備えたロータ12を含む。複数の回転動翼20が、各ロータホイール18に対して機械的に結合される。具体的には、動翼20は各ロータホイール18の周方向の列として配置される。複数の固定静翼22がシャフト14の周方向に配置され、軸方向には隣接動翼20列の間に位置する。固定静翼22は動翼20と協働してタービン段を形成し、タービン10を通る蒸気流路の一部を形成する。
【0013】
作動中に、蒸気24は、タービン10の入口26に流入しかつ固定タービン22を通して送られる。静翼22は蒸気24を下流の動翼20に向ける。蒸気24は残りの段を通過し、動翼20に力を与えてシャフト14を回転させる。タービン10の少なくとも一端は軸方向にロータ12と遠位方向に延在していてもよく、特に限定されないが、発電機その他のタービンのような負荷又は機械(図示せず)に取付けることができる。従って、大型蒸気タービン装置は実際にすべて同一のシャフト14に同軸に結合した複数のタービンを備えていることがある。かかる装置には、例えば高圧タービンが中圧タービンに結合し、中圧タービンが低圧タービンに結合したものがある。
【0014】
図1に示す本発明の一実施形態では、タービン10は、L0、L1、L2、L3及びL4として示す5つの段を含む。段L4は第1段であって5段のうちで最小(半径方向に)のものである。段L3は、第2段であって軸方向における次の段である。段L2は、第3段であって5段のうちの中央に位置するものとして示す。段L1は、第4段であって最後から2番目の段である。段L0は、最終段であって最大(半径方向に)のものである。5つの段は一例にすぎず、低圧タービンの段の数は4以下でも、6以上でもよい。
【0015】
図2は、本発明の一実施形態に係る蒸気タービン回転動翼20の斜視図である。動翼20は正圧面30と負圧面32とを有しており、それらは前縁34と後縁36でつながっている。動翼の翼弦長は、半径方向長さ38のある地点での後縁36から前縁34まで測定した距離である。例示的な実施形態では、半径方向長さ38つまり動翼長さは、約18.5インチ(46.99cm)である。この例示的な実施形態における動翼長さは、約18.5インチ(46.99cm)であるが、本明細書の教示内容がこの公称寸法の様々な縮尺に適用できることが当業者には明らかであろう。例えば、当業者は、1.2、2及び2.4のような縮尺係数で動翼20を拡大して、それぞれ22.20インチ(56.39cm)、37.0インチ(93.98cm)及び44.4インチ(112.78cm)の動翼長さを形成することができる。
【0016】
動翼20には、タブテール部40と翼形部42とそれらの間に延在する根元部44が形成される。翼形部42は、根元部44から先端部46まで半径方向外向きに延在する。カバー48が先端部46の一部として一体に形成され、それらの移行部にはフィレット半径50が設けられる。図2に示すように、カバー48は、V字形であり、かつ正圧面30にオーバハングした第1の部分52と負圧面32にオーバハングした第2の部分54とを有する。V字形カバー48は、カバー48の第1の部分52と第2の部分54が接触している頂部56を含む。頂部56は、前縁34から後縁36まで延在する。例示的な実施形態では、タブテール部40、翼形部42、根元部44及びカバー48はすべて12%クロムステンレス鋼材料で単体構造部品として製作される。この例示的な実施形態では、動翼20は、タブテール部40を介してタービンロータホイール18(図1に示す)に結合しロータホイール18から半径方向外向きに延在する。
【0017】
図3は、図2に示す本発明の一実施形態に係る動翼のタブテール部40の拡大斜視図である。この実施形態では、タブテール部40は、約25°のスキュー角度を有しかつタービンロータホイール18(図1に示す)内に形成された嵌合スロットと係合する斜め軸方向挿入式ダブテールを含む。一実施形態では、この斜め軸方向挿入式ダブテールは、タービンロータホイール18(図1に示す)と係合するように構成された6つの接触面を有する3フック設計を含む。斜め軸方向挿入式ダブテールは、平均及び局所応力の分布、過速度状態時における保護、並びに適切な低サイクル疲労(LCF)マージンが得られるとともに翼形根元部44に適合するようにするのが好ましい。図3はタブテール部40が動翼20の軸方向移動を防止する軸方向保持フック41を含むことも示している。斜め軸方向挿入式ダブテールに含まれるフックの数が4以上であっても、2以下であってもよいことは当業者には自明であろう。本願出願人による2007年11月16日付け出願の「DOVETAIL ATTACHMENT FOR USE WITH TURBINE ASSEMBLIES AND METHODS OF ASSEMBLING TURBINE ASSEMBLIES」と題する米国特許出願番号第11/941751号(GE社整理番号226002)には、軸方向挿入式ダブテールに関するさらに詳細な説明が記載されている。
【0018】
図3には、タブテール部40の細部だけでなく、根元部44からタブテール部40が突き出ている移行部の拡大図も示している。具体的には、図3は、根元部44がタブテール部40のプラットフォーム60へと移行する位置でのフィレット半径58を示している。
【0019】
図4は、図2に示す本発明の一実施形態に係るカバー48の拡大図を有する側面斜視図を示す。上述のように、カバー48は、第1の部分52が正圧面30にオーバハングし、第2の部分54が負圧面32にオーバハングしたV字形である。第1の部分52及び第2の部分54は、頂部56で隣接する。図4に示すように、第1の部分52は傾斜面を含み、第2の部分54は平坦(フラット)面を含む。具体的には、第1の部分52の傾斜面は、正圧面30に対して下向きに傾斜しており、一方、第2の部分54の平坦面は負圧面32に対して平坦(フラット)である。図4はカバー48が隣接カバーとの間で全く接触していない非接触面62と隣接カバーとの間で接触している接触面64とを含む。さらに、高応力が発生するのを防止する応力緩和(逃し)グルーブ66が、頂部56上に設置される。
【0020】
図5は、本発明の一実施形態に係る隣接カバー48の相互関係を示す斜視図である。一般に、カバー48は、最初の組立て時及び/又は速度ゼロの状態で、隣接カバー間の非接触面62での間隙又は干渉と接触面64での接触とを生じるように設計される。応力緩和グルーブ66が、カバー間に高応力が発生するのを防止する。タービンロータホイール(図1に示す)18が回転すると、動翼20は、捩れが低減するように移動し始める。動翼20の毎分回転数(rpm)が作動レベルに近づくと、動翼は、遠心力によって捩れが低減するように移動し、接触面64での間隙が閉じて互いに整列して、隣接カバーとの間に名目干渉を生じる。その結果、動翼は、単一の連続結合構造体を形成する。この相互連結カバーによって、動翼剛性の向上、動翼減衰性の向上及び動翼20の外側半径方向位置でのシール作用の向上が得られる。
【0021】
例示的な実施形態では、動翼20の作動レベルは3600rpmであるが、本明細書の教示内容がこの公称規模の様々なスケールに適用できることは当業者には自明であろう。例えば、当業者は、1.2、2及び2.4のような縮尺係数で作動レベルを拡大して、それぞれ3000rpm、1800rpm及び1500rpmで作動する動翼を製作することができる
本発明の一実施形態に係る動翼20は、好ましくは蒸気タービンの低圧セクションの最後から2番目の段つまりL1段で使用される。ただし、動翼はその他の段又はセクション(例えば、高圧又は中圧セクション)でも同様に使用できる。上述のように、動翼20における好ましい動翼長さは、約18.5インチ(46.99cm)である。この動翼長さは、約30.5ft2(2.83m2)のL1段出口環状空間面積をもたらすことができる。この広く改良された出口環状空間面積は、蒸気が最後から2番目の段L1動翼から出る際の運動エネルギーの損失を低減させることができる。この損失の低減によって、タービン効率が向上する。
【0022】
上述の通り、動翼長さを別の動翼長さに拡大すると、出口環状空間面積も拡大することは当業者には自明であろう。例えば、1.2、2及び2.4のようなスケール係数を使用して、それぞれ22.20インチ(56.39cm)、37.0インチ(93.98cm)及び44.4インチ(112.78cm)の動翼長さを形成すると、それぞれ約43.88ft2(4.08m2)、121.89ft2(11.32m2)及び175.52ft2(16.31m2)の出口環状空間面積が得られる。
【0023】
以上、本発明の好ましい実施形態を参照して本発明を例示し説明してきたが、当業者は様々な変更及び改良を想到し得るであろう。従って、特許請求の範囲は、本発明の技術思想の範囲に属するあらゆる改良及び変更を包含する。
【符号の説明】
【0024】
10 蒸気タービン
12 ロータ
14 シャフト
18 ロータホイール
20 回転動翼
22 静翼
24 蒸気
26 入口
30 正圧面
32 負圧面
34 前縁
36 後縁
38 半径方向長さ
40 タブテール部
41 軸方向保持フック
42 翼形部
44 根元部
46 先端部
48 カバー
50 カバーと先端部との間のフィレット半径
52 カバーの第1の部分
54 カバーの第2の部分
56 カバーの頂部
58 ロータセクションとタブテール部との間のフィレット半径
60 プラットフォーム
62 非接触面
64 接触面
66 応力緩和グルーブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
翼形部(42)と、
翼形部(42)の一端に設けられた根元部(44)と、
根元部(44)から突出したダブテール部(40)であって斜め軸方向挿入式ダブテールを含むタブテール部(40)と、
翼形部(42)の根元部(44)とは反対側の端部に設けられた先端部(46)と、
先端部(46)の一部として一体に形成されたカバー(48)と
を備える蒸気タービン回転動翼(20)であって、
当該動翼(20)が約30.5ft2(2.83m2)以上の出口環状空間面積を含む、蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項2】
斜め軸方向挿入式ダブテール(40)が25°のスキュー角度を有する、請求項1記載の蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項3】
斜め軸方向挿入式ダブテール(40)が、動翼(20)の軸方向移動を防止する軸方向保持フック(41)を含む、請求項1記載の蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項4】
カバー(48)がV字形であり、V字形カバー(48)が、翼形部(42)の正圧面(30)にオーバハングした第1の部分(52)と翼形部(42)の負圧面(32)にオーバハングした第2の部分(54)とを有していて、V字形カバー(48)の第1の部分(52)と第2の部分(54)とが接触していカバー(48)の頂部(56)が、翼形部(42)の前縁(34)から翼形部(42)の後縁(36)まで延在する、請求項1記載の蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項5】
第1の部分(52)が傾斜面を含んでおり、第2の部分(54)が平坦面を含んでおり、第1の部分(52)の傾斜面が正圧面(30)に対して下向きに傾斜していて、第2の部分(54)の平坦面が負圧面(32)に対して平坦である、請求項4記載の蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項6】
第1の部分(52)が、蒸気タービン動翼(20)の段の隣接カバー(48)と接触するように構成された接触面(64)を含んでおり、第2の部分(54)が蒸気タービン動翼(20)の段の隣接カバー(48)と接触しないように構成された非接触面(62)を含む、請求項4記載の蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項7】
カバー(48)が、頂部(56)上に設けられ高応力の発生を防止する応力緩和部(66)を含む、請求項4記載の蒸気タービン回転動翼(20)。
【請求項8】
タービンロータ(18)の周りに配置された複数の後段蒸気タービン動翼(20)を備える、蒸気タービン(10)の低圧タービンセクションであって、複数の後段蒸気タービン動翼(20)の各々が、
18.5インチ(46.99cm)以上の長さを有する翼形部(42)と、
翼形部(42)の一端に設けられた根元部(44)と、
根元部(44)から突出したダブテール部(40)であって斜め軸方向挿入式ダブテールを含むタブテール部(40)と、
翼形部(42)の根元部(44)とは反対側の端部に設けられた先端部(46)と、
先端部(46)の一部として一体に形成されたカバー(48)と
を備えており、複数の後段蒸気タービン動翼(20)が約30.5ft2(2.83m2)以上の出口環状空間面積を含む、低圧タービンセクション。
【請求項9】
複数の後段蒸気タービン動翼(20)が約1500rpm〜約3600rpmの範囲内の速度で作動する、請求項8記載の低圧タービンセクション。
【請求項10】
複数の後段蒸気タービン動翼(20)のカバー(48)が隣接カバー(48)との間に公称間隙をもって組立てられる、請求項8記載の低圧タービンセクション。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−65685(P2010−65685A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−203204(P2009−203204)
【出願日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】