薬剤としてのアゼピン誘導体
受容体の活性を調節するための、及び受容体の活性に関連する病気又は疾病の1つ以上の症状を治療、予防、又は改善するための、化合物、組成物、及び方法が提供される。核内受容体の活性を調節するための薬学的組成物に使用される化合物及び方法が提供される。特に、ファルネソイドX受容体、及び/又はオーファン核内受容体の活性を調節するための組成物と方法に使用する化合物が提供される。1つの態様において、本発明により提供される化合物は、ファルネソイドX受容体のアゴニスト(作用薬、作用物質)である。別の態様において、本発明により提供される化合物はファルネソイドX受容体のアンタゴニスト(拮抗薬、拮抗物質)である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)を有する化合物であって、
【化1】
Xは、NR9、O、又はS(O)t(tは0〜2)、
Yは、CR30又はN、
Zは、CR31又はN、
R30とR31は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R30とR31は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたシクロアルケニル環、随意に置換されたシクロアルキニル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたヘテロアリール環、又は随意に置換されたアリール(但し、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチルを除く)を形成し、
R32、R33、R34、R35、及びR36は下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択され、
R1とR2は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R17)N(R15)R16、−N(R17)N(R15)S(O)2R23、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23からなる群より選択され、
R3は、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)R12、−C(O)N(R11)S(O)2R23、−C(O)N(R13)N(R11)R12、−C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)R10、−N(R13)C(O)N(R11)R12、−N(R13)C(O)N(R11)S(O)2R23、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)R12、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)OR10、−P(O)OR10、又は−P(O)(OR19)OR12であり、
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−S(O)2R14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R15)C(O)R23、−C(O)R18、−C(O)OR20、−C(O)N(R21)R22、−C(O)N(R21)S(O)2R23、−C(O)N(R24)N(R21)R22、及び−C(O)N(R24)N(R21)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R6とR7は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R4とR5は前記の通りであり、
R4とR5は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R6とR7は前記の通りであり、
R4とR5、又はR4とR6、又はR4とR7、又はR5とR6、又はR5とR7、又はR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、又は一緒に二重結合を形成し、R4、R5、R6、及びR7のうちのそれ以外は、前記の通りであり、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、及びR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR20、又は−S(O)2R23であり、
R10、R11、R12、R13、及びR19は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R10、R11、R12、R13、及びR19は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキル、
(b)R11とR12又はR12とR19は、それらが結合する原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R10、R11、R12、R13、及びR19のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、下記の(a)又は(b)のように選択され
(a)R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R15とR16は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R14、R15、R16、R17、及びR18のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R20、R21、R22、及びR24は、下記の(a)又は(b)のように選択され
(a)R20、R21、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R21とR22は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R20、R21、R22、及びR24のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R1〜R24とR31〜R38の各々は、置換される場合、それぞれQ1から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され、
各々のQ1は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ1基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、あるいは、
各々のQ1は、Q2からそれぞれ独立して選択された1つ以上の置換基で独立して置換され又は置換されず、
各々のQ2は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ2基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、
各々のJは、独立して、O、S、又は−NR70であり、
各々のR60は、独立して、直接結合又はアルキレンであり、
各々のR70は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、又はヘテロアラルキルであり、
各々のR71は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、−OR72、又は−N(R73)R74であり、
R72、R73、及びR74は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R73とR74は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R75とR76は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、あるいは、
R75とR76は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
各々のR77は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R78は、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、−OR79、又は−N(R80)R81であり、
R79は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R80とR81は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R80とR81は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R82は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、又はOR83であり、及び
各々のR83は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
単一異性体、異性体混合物、又は異性体のラセミ混合物としての、又は溶媒和物もしくは多形体としての、又はプロドラッグとしての、又はそれらの薬学的に受容可能な塩としての化合物。
【請求項2】
R1が、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、又は−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23であり、
R14、R15、R16、R17、及びR23が請求項1に記載のものである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R3が、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、又は−C(O)N(R11)R12であり、かつ
R10、R11、及びR12が請求項1に記載のものである請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、又は随意に置換されたアルキニルである請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R4、R5、R6、及びR7が、下記のa)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、及びi)から選択される請求項4に記載の化合物:
a)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、R6とR7は、随意に置換されたアルキルである;
b)R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、R4とR5は、随意に置換されたアルキルである;
c)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ随意に置換されたアルキルである;
d)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成する;
e)R4とR5は、随意に置換されたアルキルであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成する;
f)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである;
g)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルである;
h)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成する;
i)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである。
【請求項6】
Yは、CR30であり、かつ
R30は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、又は−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23であり、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ、
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R1は、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23であり、
R2は、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、
R3は、−C(O)R10であり、
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、又は
R4とR5は、それぞれ、随意に置換されたアルキルであり、
R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、又は
R6とR7は、それぞれ、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、又は−S(O)2R23であり、
R10は、随意に置換されたアリール又は随意に置換されたヘテロアリールであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R30は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、又は−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23である、
式(II)を有する請求項6に記載の化合物、又はその薬学的に受容可能な誘導体。
【化2】
【請求項8】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R30は、水素、ハロ、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
前記化合物が、6−(4−フルオロ−ベンゾイル)−3,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[4,5−d]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステルである請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項7に記載の化合物。
【請求項11】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
R30は、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より「選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)である請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Zは、CR31であり、かつ
R31は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より独立して選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ、
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項15】
Zは、CR31であり、かつ
R31は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアラルキル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より独立して選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ、
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
XがO又はS(O)t(tは0〜2)である請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R30は、水素、ハロ、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−5,6−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−8−カルボン酸エチルエステルである請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項16に記載の化合物。
【請求項20】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R30は、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23から選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)であり、かつ
R3は、−C(O)R10であり、R10は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−4,4−ジメチル−5,6−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−8−カルボン酸エチルエステルである請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
Xは、NR9であり、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、又は−S(O)2R23であり、R18とR23は、それぞれ独立して、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項25】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
請求項26に記載の化合物であって、
R30は、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルである;
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、化合物。
【請求項28】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)であり、かつ
R3は、−C(O)R10であり、R10は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−4,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピロロ[2,3−d]アゼピン−2,8−ジカルボン酸ジエチルエステル、及び6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−4,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピロロ[2,3−d]アゼピン−2,8−ジカルボン酸2−エチルエステル8−イソプロピルエステルからなる群より選択された請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R30は、水素、ハロ、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−1,4,4−トリメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピロロ[2,3−d]アゼピン−2,8−ジカルボン酸2−エチルエステル8−イソプロピルエステルである請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Yは、CR30であり、
Zは、CR31であり、かつ
R30とR31は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたシクロアルケニル環、随意に置換されたシクロアルキニル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたヘテロアリール環、又は随意に置換されたアリール環を形成した(但し、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチルを除く)、請求項5に記載の化合物。
【請求項33】
前記随意に置換されたシクロアルキル環が、随意に置換されたシクロペンチル、随意に置換されたシクロヘキシル、随意に置換されたシクロヘプチル、又は随意に置換されたシクロオクチルである請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式(V)を有する化合物、又はその薬学的に受容可能な誘導体であって、
【化3】
nは、0〜8であり、
R1とR2は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R17)N(R15)R16、−N(R17)N(R15)S(O)2R23、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23からなる群より選択され、
R3は、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)R12、−C(O)N(R11)S(O)2R23、−C(O)N(R13)N(R11)R12、−C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)R10、−N(R13)C(O)N(R11)R12、−N(R13)C(O)N(R11)S(O)2R23、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)R12、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)OR10、−P(O)OR10又は−P(O)(OR19)OR12であり、
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−S(O)2R14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R15)C(O)R23、−C(O)R18、−C(O)OR20、−C(O)N(R21)R22、−C(O)N(R21)S(O)2R23、−C(O)N(R24)N(R21)R22、及び−C(O)N(R24)N(R21)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R4とR5、又はR4とR6、又はR4とR7、又はR5とR6、又はR5とR7、又はR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、又は一緒に二重結合を形成し、R4、R5、R6、及びR7のうちのそれ以外は、前記の通りであり、あるいは、R6とR7は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R4とR5は前記の通りであり、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、又は−S(O)2R23であり、
R10、R11、R12、R13、及びR19は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R10、R11、R12、R13、及びR19は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキル、
(b)R11とR12又はR12とR19は、それらが結合する原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R10、R11、R12、R13、及びR19のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R15とR16は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R14、R15、R16、R17、及びR18のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R20、R21、R22、及びR24は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R20、R21、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R21とR22は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R20、R21、R22、及びR24のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R1〜R24の各々は、置換される場合、それぞれQ1から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され、
各々のQ1は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ1基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、あるいは、
各々のQ1は、Q2からそれぞれ独立して選択された1つ以上の置換基で独立して置換され又は置換されず、
各々のQ2は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ2基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、
各々のJは、独立して、O、S、又は−NR70であり、
各々のR60は、独立して、直接結合又はアルキレンであり、
各々のR70は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、又はヘテロアラルキルであり、
各々のR71は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、−OR72、又は−N(R73)R74であり、
R72、R73、及びR74は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R73とR74は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R75とR76は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、あるいは、
R75とR76は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環、又はヘテロアリール環を形成し、
各々のR77は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R78は、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、−OR79、又は−N(R80)R81であり、
R79は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R80とR81は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R80とR81は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環、又はヘテロアリール環を形成し、
R82は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、又はOR83であり、及び
各々のR83は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルである、化合物、又はその薬学的に受容可能な誘導体。
【請求項35】
R3が、−C(O)R10であり、R10が、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R1が、−C(O)R18、−C(O)OR14、又は−C(O)N(R15)R16であり、R14とR15が、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたシクロアルキル、又は随意に置換されたヘテロシクリルであり、R16が水素であり、及びR18が随意に置換されたアルキルである請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
R2は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、又は随意に置換されたヘテロアラルキルである請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、R9が、水素又は随意に置換されたアルキルである請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
a)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつR6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、
b)R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつR4とR5は、随意に置換されたアルキルであり、
c)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ随意に置換されたアルキルであり、
d)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
e)R4とR5は、随意に置換されたアルキルであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
f)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、
g)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、
h)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、及び
i)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである、R4、R5、R6、及びR7が、上記のa)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、及びh)から選択される請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)であり、かつ
R3は、−C(O)R10であり、R10は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
前記化合物が、3−(4−フルオロ−ベンゾイル)−1,1−ジメチル−1,2,3,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−アゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボン酸エチルエステルである請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである請求項39に記載の化合物。
【請求項45】
前記化合物が、3−(4−フルオロ−ベンゾイル)−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10−デカヒドロ−アゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボン酸エチルエステル、又は3−(4−フルオロ−ベンゾイル)−1,2,3,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−アゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボン酸エチルエステルである請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
式(I)を有する化合物を含む薬学的組成物であって、
【化4】
Xは、NR9、O、又はS(O)t(tは0〜2)、
Yは、CR30又はN、
Zは、CR31又はN、
R30とR31は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R30とR31は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたシクロアルケニル環、随意に置換されたシクロアルキニル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたヘテロアリール環、又は随意に置換されたアリール(但し、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチルを除く)を形成し、
R32、R33、R34、R35、及びR36は(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択され、
R1とR2は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R17)N(R15)R16、−N(R17)N(R15)S(O)2R23、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23からなる群より選択され、
R3は、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)R12、−C(O)N(R11)S(O)2R23、−C(O)N(R13)N(R11)R12、−C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)R10、−N(R13)C(O)N(R11)R12、−N(R13)C(O)N(R11)S(O)2R23、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)R12、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)OR10、−P(O)OR10、又は−P(O)(OR19)OR12であり、
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−S(O)2R14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R15)C(O)R23、−C(O)R18、−C(O)OR20、−C(O)N(R21)R22、−C(O)N(R21)S(O)2R23、−C(O)N(R24)N(R21)R22、及び−C(O)N(R24)N(R21)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R6とR7は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R4とR5は前記の通りであり、
R4とR5は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R6とR7は前記の通りであり、
R4とR5、又はR4とR6、又はR4とR7、又はR5とR6、又はR5とR7、又はR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、又は一緒に二重結合を形成し、R4、R5、R6、及びR7のうちのそれ以外は、前記の通りであり、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、及びR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR20、又は−S(O)2R23であり、
R10、R11、R12、R13、及びR19は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R10、R11、R12、R13、及びR19は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキル、又は(b)R11とR12又はR12とR19は、それらが結合する原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R10、R11、R12、R13、及びR19のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、あるいは、(b)R15とR16は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R14、R15、R16、R17、及びR18のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R20、R21、R22、及びR24は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R20、R21、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、あるいは、(b)R21とR22は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R20、R21、R22、及びR24のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R1〜R24とR31〜R38の各々は、置換される場合、それぞれQ1から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され、
各々のQ1は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ1基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、あるいは、
各々のQ1は、Q2からそれぞれ独立して選択された1つ以上の置換基で独立して置換され又は置換されず、
各々のQ2は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ2基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、
各々のJは、独立して、O、S、又は−NR70であり、
各々のR60は、独立して、直接結合又はアルキレンであり、
各々のR70は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、又はヘテロアラルキルであり、
各々のR71は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、−OR72、又は−N(R73)R74であり、
R72、R73、及びR74は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R73とR74は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R75とR76は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、あるいは、
R75とR76は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
各々のR77は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R78は、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、−OR79、又は−N(R80)R81であり、
R79は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R80とR81は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R80とR81は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R82は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、又はOR83であり、及び
各々のR83は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
前記化合物は、単一異性体、異性体混合物、又は異性体のラセミ混合物としての、又は溶媒和物もしくは多形体としての、又はプロドラッグとしての、又はそれらの薬学的に受容可能な塩としての化合物である、薬学的組成物。
【請求項47】
ファルネソイドX受容体が関与する疾患又は障害の1つ以上の症状を治療、予防、又は改善する方法であって、請求項1〜46に記載のいずれか1項に記載の化合物の有効量を、それを必要とする対象者に投与することを含む、方法。
【請求項48】
疾患又は障害が、高脂質血症、高コレステロール血症、トリグリセルド過剰血、異常脂質血症、リポジストロフィー、アステローム性動脈硬化症、アステローム性動脈硬化性疾患、アステローム性動脈硬化発症、アステローム性心循環器疾患、シンドロームX、真性糖尿病、II型糖尿病、インスリン不感症、高血糖症、胆汁鬱滞、及び肥満から選択される請求項47に記載の方法。
【請求項1】
式(I)を有する化合物であって、
【化1】
Xは、NR9、O、又はS(O)t(tは0〜2)、
Yは、CR30又はN、
Zは、CR31又はN、
R30とR31は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R30とR31は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたシクロアルケニル環、随意に置換されたシクロアルキニル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたヘテロアリール環、又は随意に置換されたアリール(但し、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチルを除く)を形成し、
R32、R33、R34、R35、及びR36は下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択され、
R1とR2は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R17)N(R15)R16、−N(R17)N(R15)S(O)2R23、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23からなる群より選択され、
R3は、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)R12、−C(O)N(R11)S(O)2R23、−C(O)N(R13)N(R11)R12、−C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)R10、−N(R13)C(O)N(R11)R12、−N(R13)C(O)N(R11)S(O)2R23、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)R12、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)OR10、−P(O)OR10、又は−P(O)(OR19)OR12であり、
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−S(O)2R14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R15)C(O)R23、−C(O)R18、−C(O)OR20、−C(O)N(R21)R22、−C(O)N(R21)S(O)2R23、−C(O)N(R24)N(R21)R22、及び−C(O)N(R24)N(R21)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R6とR7は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R4とR5は前記の通りであり、
R4とR5は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R6とR7は前記の通りであり、
R4とR5、又はR4とR6、又はR4とR7、又はR5とR6、又はR5とR7、又はR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、又は一緒に二重結合を形成し、R4、R5、R6、及びR7のうちのそれ以外は、前記の通りであり、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、及びR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR20、又は−S(O)2R23であり、
R10、R11、R12、R13、及びR19は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R10、R11、R12、R13、及びR19は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキル、
(b)R11とR12又はR12とR19は、それらが結合する原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R10、R11、R12、R13、及びR19のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、下記の(a)又は(b)のように選択され
(a)R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R15とR16は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R14、R15、R16、R17、及びR18のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R20、R21、R22、及びR24は、下記の(a)又は(b)のように選択され
(a)R20、R21、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R21とR22は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R20、R21、R22、及びR24のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R1〜R24とR31〜R38の各々は、置換される場合、それぞれQ1から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され、
各々のQ1は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ1基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、あるいは、
各々のQ1は、Q2からそれぞれ独立して選択された1つ以上の置換基で独立して置換され又は置換されず、
各々のQ2は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ2基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、
各々のJは、独立して、O、S、又は−NR70であり、
各々のR60は、独立して、直接結合又はアルキレンであり、
各々のR70は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、又はヘテロアラルキルであり、
各々のR71は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、−OR72、又は−N(R73)R74であり、
R72、R73、及びR74は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R73とR74は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R75とR76は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、あるいは、
R75とR76は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
各々のR77は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R78は、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、−OR79、又は−N(R80)R81であり、
R79は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R80とR81は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R80とR81は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R82は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、又はOR83であり、及び
各々のR83は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
単一異性体、異性体混合物、又は異性体のラセミ混合物としての、又は溶媒和物もしくは多形体としての、又はプロドラッグとしての、又はそれらの薬学的に受容可能な塩としての化合物。
【請求項2】
R1が、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、又は−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23であり、
R14、R15、R16、R17、及びR23が請求項1に記載のものである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R3が、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、又は−C(O)N(R11)R12であり、かつ
R10、R11、及びR12が請求項1に記載のものである請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、又は随意に置換されたアルキニルである請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R4、R5、R6、及びR7が、下記のa)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、及びi)から選択される請求項4に記載の化合物:
a)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、R6とR7は、随意に置換されたアルキルである;
b)R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、R4とR5は、随意に置換されたアルキルである;
c)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ随意に置換されたアルキルである;
d)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成する;
e)R4とR5は、随意に置換されたアルキルであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成する;
f)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである;
g)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルである;
h)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成する;
i)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである。
【請求項6】
Yは、CR30であり、かつ
R30は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、又は−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23であり、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ、
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R1は、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23であり、
R2は、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、
R3は、−C(O)R10であり、
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、又は
R4とR5は、それぞれ、随意に置換されたアルキルであり、
R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、又は
R6とR7は、それぞれ、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、又は−S(O)2R23であり、
R10は、随意に置換されたアリール又は随意に置換されたヘテロアリールであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R30は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、又は−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23である、
式(II)を有する請求項6に記載の化合物、又はその薬学的に受容可能な誘導体。
【化2】
【請求項8】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R30は、水素、ハロ、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
前記化合物が、6−(4−フルオロ−ベンゾイル)−3,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[4,5−d]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステルである請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項7に記載の化合物。
【請求項11】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
R30は、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より「選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)である請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Zは、CR31であり、かつ
R31は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より独立して選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ、
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項15】
Zは、CR31であり、かつ
R31は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアラルキル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より独立して選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ、
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
XがO又はS(O)t(tは0〜2)である請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R30は、水素、ハロ、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
ここで、R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−5,6−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−8−カルボン酸エチルエステルである請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項16に記載の化合物。
【請求項20】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R30は、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23から選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)であり、かつ
R3は、−C(O)R10であり、R10は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−4,4−ジメチル−5,6−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−8−カルボン酸エチルエステルである請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
Xは、NR9であり、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、又は−S(O)2R23であり、R18とR23は、それぞれ独立して、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項25】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
請求項26に記載の化合物であって、
R30は、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルである;
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、化合物。
【請求項28】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)であり、かつ
R3は、−C(O)R10であり、R10は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−4,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピロロ[2,3−d]アゼピン−2,8−ジカルボン酸ジエチルエステル、及び6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−4,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピロロ[2,3−d]アゼピン−2,8−ジカルボン酸2−エチルエステル8−イソプロピルエステルからなる群より選択された請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R30は、水素、ハロ、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、かつ
R32、R33、R34、R35、及びR36は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物が、6−(3,4−ジフルオロ−ベンゾイル)−1,4,4−トリメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピロロ[2,3−d]アゼピン−2,8−ジカルボン酸2−エチルエステル8−イソプロピルエステルである請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Yは、CR30であり、
Zは、CR31であり、かつ
R30とR31は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたシクロアルケニル環、随意に置換されたシクロアルキニル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたヘテロアリール環、又は随意に置換されたアリール環を形成した(但し、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチルを除く)、請求項5に記載の化合物。
【請求項33】
前記随意に置換されたシクロアルキル環が、随意に置換されたシクロペンチル、随意に置換されたシクロヘキシル、随意に置換されたシクロヘプチル、又は随意に置換されたシクロオクチルである請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式(V)を有する化合物、又はその薬学的に受容可能な誘導体であって、
【化3】
nは、0〜8であり、
R1とR2は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R17)N(R15)R16、−N(R17)N(R15)S(O)2R23、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23からなる群より選択され、
R3は、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)R12、−C(O)N(R11)S(O)2R23、−C(O)N(R13)N(R11)R12、−C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)R10、−N(R13)C(O)N(R11)R12、−N(R13)C(O)N(R11)S(O)2R23、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)R12、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)OR10、−P(O)OR10又は−P(O)(OR19)OR12であり、
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−S(O)2R14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R15)C(O)R23、−C(O)R18、−C(O)OR20、−C(O)N(R21)R22、−C(O)N(R21)S(O)2R23、−C(O)N(R24)N(R21)R22、及び−C(O)N(R24)N(R21)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R4とR5、又はR4とR6、又はR4とR7、又はR5とR6、又はR5とR7、又はR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、又は一緒に二重結合を形成し、R4、R5、R6、及びR7のうちのそれ以外は、前記の通りであり、あるいは、R6とR7は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R4とR5は前記の通りであり、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、又は−S(O)2R23であり、
R10、R11、R12、R13、及びR19は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R10、R11、R12、R13、及びR19は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキル、
(b)R11とR12又はR12とR19は、それらが結合する原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R10、R11、R12、R13、及びR19のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R15とR16は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R14、R15、R16、R17、及びR18のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R20、R21、R22、及びR24は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R20、R21、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R21とR22は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R20、R21、R22、及びR24のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R1〜R24の各々は、置換される場合、それぞれQ1から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され、
各々のQ1は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ1基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、あるいは、
各々のQ1は、Q2からそれぞれ独立して選択された1つ以上の置換基で独立して置換され又は置換されず、
各々のQ2は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ2基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、
各々のJは、独立して、O、S、又は−NR70であり、
各々のR60は、独立して、直接結合又はアルキレンであり、
各々のR70は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、又はヘテロアラルキルであり、
各々のR71は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、−OR72、又は−N(R73)R74であり、
R72、R73、及びR74は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R73とR74は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R75とR76は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、あるいは、
R75とR76は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環、又はヘテロアリール環を形成し、
各々のR77は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R78は、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、−OR79、又は−N(R80)R81であり、
R79は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R80とR81は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R80とR81は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環、又はヘテロアリール環を形成し、
R82は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、又はOR83であり、及び
各々のR83は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルである、化合物、又はその薬学的に受容可能な誘導体。
【請求項35】
R3が、−C(O)R10であり、R10が、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R1が、−C(O)R18、−C(O)OR14、又は−C(O)N(R15)R16であり、R14とR15が、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたシクロアルキル、又は随意に置換されたヘテロシクリルであり、R16が水素であり、及びR18が随意に置換されたアルキルである請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
R2は、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、又は随意に置換されたヘテロアラルキルである請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、R9が、水素又は随意に置換されたアルキルである請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
a)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつR6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、
b)R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつR4とR5は、随意に置換されたアルキルであり、
c)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ随意に置換されたアルキルであり、
d)R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
e)R4とR5は、随意に置換されたアルキルであり、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
f)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、
g)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、
h)R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、かつ
R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、及び
i)R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである、R4、R5、R6、及びR7が、上記のa)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、及びh)から選択される請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R4とR5は、それぞれ独立して、水素又はハロであり、かつ
R6とR7は、随意に置換されたアルキルであり、又は
R6とR7は、それらが結合する炭素と一緒に、独立して、随意に置換されたシクロアルキル環を形成した、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R2が、水素、ハロ、又は随意に置換されたアルキルであり、かつ、R9が水素である請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
R1は、−C(O)OCH2CH3、−C(O)OCH3、−C(O)OCH(CH3)2、−C(O)OH、−C(O)OCH2CH2CH3、−C(O)NHCH3、−C(O)NHCH2CH3、−C(O)NHCH(CH3)2、−C(O)NH(シクロプロピル)、−C(O)NH(シクロペンチル)、−C(O)NCH(CH3)(CH2CH3)、又は−C(O)N(CH3)(シクロプロピル)であり、かつ
R3は、−C(O)R10であり、R10は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたアルキル、又は随意に置換されたアラルキルである、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
前記化合物が、3−(4−フルオロ−ベンゾイル)−1,1−ジメチル−1,2,3,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−アゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボン酸エチルエステルである請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素又はハロである請求項39に記載の化合物。
【請求項45】
前記化合物が、3−(4−フルオロ−ベンゾイル)−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10−デカヒドロ−アゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボン酸エチルエステル、又は3−(4−フルオロ−ベンゾイル)−1,2,3,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−アゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボン酸エチルエステルである請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
式(I)を有する化合物を含む薬学的組成物であって、
【化4】
Xは、NR9、O、又はS(O)t(tは0〜2)、
Yは、CR30又はN、
Zは、CR31又はN、
R30とR31は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR32、−SR32、−N(R33)R34、−N(R33)S(O)2R23、−N(R35)N(R33)R34、−N(R35)N(R33)S(O)2R23、−C(O)R36、−C(O)OR32、−C(S)OR32、−C(O)SR32、−C(O)N(R33)R34、−C(S)N(R33)R34、−C(O)N(R33)S(O)2R23、−C(S)N(R33)S(O)2R23、−C(O)N(R35)N(R33)R34、−C(S)N(R35)N(R33)R34、及び−C(O)N(R35)N(R33)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R30とR31は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたシクロアルケニル環、随意に置換されたシクロアルキニル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたヘテロアリール環、又は随意に置換されたアリール(但し、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチルを除く)を形成し、
R32、R33、R34、R35、及びR36は(a)又は(b)のように選択され、
(a)R32、R33、R34、R35、及びR36は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
(b)R33とR34は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R32、R33、R34、R35、及びR36の他のものは前記(a)のように選択され、
R1とR2は、それぞれ独立して、ハロ、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R17)N(R15)R16、−N(R17)N(R15)S(O)2R23、−C(O)R18、−C(O)OR14、−C(S)OR14、−C(O)SR14、−C(O)N(R15)R16、−C(O)N(R15)S(O)2R23、−C(O)N(R15)N=R16、−C(O)N(R17)N(R15)R16、及び−C(O)N(R17)N(R15)S(O)2R23からなる群より選択され、
R3は、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−C(O)R10、−C(O)OR10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)R12、−C(O)N(R11)S(O)2R23、−C(O)N(R13)N(R11)R12、−C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)R10、−N(R13)C(O)N(R11)R12、−N(R13)C(O)N(R11)S(O)2R23、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)R12、−N(R10)C(O)N(R13)N(R11)S(O)2R23、−N(R13)C(O)OR10、−P(O)OR10、又は−P(O)(OR19)OR12であり、
R4、R5、R6、及びR7は、それぞれ独立して、水素、ハロ、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアラルキル、−OR14、−SR14、−S(O)2R14、−N(R15)R16、−N(R15)S(O)2R23、−N(R15)C(O)R23、−C(O)R18、−C(O)OR20、−C(O)N(R21)R22、−C(O)N(R21)S(O)2R23、−C(O)N(R24)N(R21)R22、及び−C(O)N(R24)N(R21)S(O)2R23からなる群より選択され、又は
R6とR7は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R4とR5は前記の通りであり、
R4とR5は、一緒に、オキソ、チオキソ、随意に置換されたイミノ、随意に置換されたオキシム、又は随意に置換されたヒドラゾンを形成し、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換された環外二重結合を形成し、R6とR7は前記の通りであり、
R4とR5、又はR4とR6、又はR4とR7、又はR5とR6、又はR5とR7、又はR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、又は一緒に二重結合を形成し、R4、R5、R6、及びR7のうちのそれ以外は、前記の通りであり、あるいは、R4とR5は、それらが結合する炭素原子と一緒に、及びR6とR7は、それらが結合する炭素原子と一緒に、随意に置換されたシクロアルキル環、随意に置換されたヘテロシクリル環、又は随意に置換されたシクロアルケニル環を形成し、
R9は、水素、随意に置換されたアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR20、又は−S(O)2R23であり、
R10、R11、R12、R13、及びR19は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R10、R11、R12、R13、及びR19は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキル、又は(b)R11とR12又はR12とR19は、それらが結合する原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R10、R11、R12、R13、及びR19のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R14、R15、R16、R17、及びR18は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R14、R15、R16、R17、及びR18は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、あるいは、(b)R15とR16は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R14、R15、R16、R17、及びR18のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R20、R21、R22、及びR24は、下記の(a)又は(b)のように選択され、
(a)R20、R21、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、あるいは、(b)R21とR22は、それらが結合する窒素原子と一緒に、随意に置換されたヘテロシクリル環又は随意に置換されたヘテロアリール環を形成し、R20、R21、R22、及びR24のうちのそれ以外は、前記(a)において選択した通りであり、
R23は、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアルケニル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、又は随意に置換されたヘテロアラルキルであり、
R1〜R24とR31〜R38の各々は、置換される場合、それぞれQ1から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され、
各々のQ1は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ1基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、あるいは、
各々のQ1は、Q2からそれぞれ独立して選択された1つ以上の置換基で独立して置換され又は置換されず、
各々のQ2は、ハロ、擬ハロ、オキソ、チオキソ、シアノ、チオシアノ、イソシアノ、ニトロ、アジド、アルキル、ハロアルキル、1〜2の二重結合を有するアルケニル、1〜2の三重結合を有するアルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、ハロスルホニル、−OR70、−SR70、−R60−C(J)R71、−R60−N(R70)C(J)R71、−OC(O)R71、−R60−N(R75)(R76)、−N+(R77)3、−P(R78)2、−P(O)(R78)2、−OP(O)(R78)2、−N(R70)S(O)2R71、−S(O)2R71、−S(O)R82、−OS(O)R83、−OS(O)2R83、又は−Si(R83)3から独立して選択され、
1,2又は1,3の位置で原子を置換する2つのQ2基は、それらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキル環、シクロアルケニル環、シクロアルキニル環、又はヘテロシクリル環を形成し、
各々のJは、独立して、O、S、又は−NR70であり、
各々のR60は、独立して、直接結合又はアルキレンであり、
各々のR70は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、又はヘテロアラルキルであり、
各々のR71は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、−OR72、又は−N(R73)R74であり、
R72、R73、及びR74は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R73とR74は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R75とR76は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、あるいは、
R75とR76は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
各々のR77は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R78は、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、−OR79、又は−N(R80)R81であり、
R79は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
R80とR81は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、あるいは、
R80とR81は、それらが結合する窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル環又はヘテロアリール環を形成し、
R82は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、又はOR83であり、及び
各々のR83は、独立して、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、又はヘテロアラルキルであり、
前記化合物は、単一異性体、異性体混合物、又は異性体のラセミ混合物としての、又は溶媒和物もしくは多形体としての、又はプロドラッグとしての、又はそれらの薬学的に受容可能な塩としての化合物である、薬学的組成物。
【請求項47】
ファルネソイドX受容体が関与する疾患又は障害の1つ以上の症状を治療、予防、又は改善する方法であって、請求項1〜46に記載のいずれか1項に記載の化合物の有効量を、それを必要とする対象者に投与することを含む、方法。
【請求項48】
疾患又は障害が、高脂質血症、高コレステロール血症、トリグリセルド過剰血、異常脂質血症、リポジストロフィー、アステローム性動脈硬化症、アステローム性動脈硬化性疾患、アステローム性動脈硬化発症、アステローム性心循環器疾患、シンドロームX、真性糖尿病、II型糖尿病、インスリン不感症、高血糖症、胆汁鬱滞、及び肥満から選択される請求項47に記載の方法。
【公表番号】特表2006−528637(P2006−528637A)
【公表日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521272(P2006−521272)
【出願日】平成16年7月23日(2004.7.23)
【国際出願番号】PCT/US2004/023745
【国際公開番号】WO2005/009387
【国際公開日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(504236617)エックス−セプター セラピューティクス, インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月23日(2004.7.23)
【国際出願番号】PCT/US2004/023745
【国際公開番号】WO2005/009387
【国際公開日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(504236617)エックス−セプター セラピューティクス, インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
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