説明

融雪装置

【課題】構造躯体を路面下に埋設し、構造躯体に設けた内部空間に温風供給部から空気入口部を経て温風を送り込み、内部空間に送り込まれた温風は内部空間を流動して空気出口部に至り、空気出口部から外部に流出することになり、この温風が内部空間を流動することにより構造躯体は加熱され、構造躯体の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面の融雪がなされ、良好な融雪を行うことができる。
【解決手段】構造躯体1に内部空間Rを設け、構造躯体の内部空間に連通する空気入口部2及び空気出口部3を設け、空気入口部に温風供給部5を接続し、空気出口部を外部に開放してなり、空気入口部及び空気出口部に内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構6・7を設けてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、道路、駐車場等の路面や建築物の屋根面の積雪を温風の熱を利用して融雪する際に用いられる融雪装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種の温風を利用した融雪装置として、路面の掘削部に通風管を配置し、通風管を砂利により埋設し、砂利上面を融雪面とし、通風管に温風を通し、通風管を介して砂利を暖める構造や、路面に貫通穴を有するコンクリート製のブロックを複数個隣接配置し、貫通穴に温風を送風し、ブロック表面を融雪面とした構造や、既設の屋根の上面に樹脂フィルムを被せ、樹脂フィルム上面を融雪面とし、樹脂フィルム内に温風を通す構造のものが知られている。
【特許文献1】実開平5−71212号公報
【特許文献2】特開2003−129694号公報
【特許文献3】特開平5−332052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながらこれら従来構造の場合、各融雪部分に供給された温風は入口部から流れ易い出口部へと停留せずに流出することがあり、このため、融雪領域内での融雪効果に不揃いが生ずることがあり、均一な融雪ができないことがあり、又、融雪領域内に積雪が残っている部分があるにも拘わらず、路面が露呈した部分から熱が外部へと無駄に放射され、融雪効率の低下が生ずることがあるという不都合を有している。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、構造躯体に内部空間を設け、該構造躯体の該内部空間に連通する空気入口部及び空気出口部を設け、該空気入口部に温風供給部を接続し、該空気出口部を外部に開放してなり、上記空気入口部及び空気出口部に上記内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置にある。
【0005】
又、請求項2記載の発明にあっては、構造躯体に内部空間を設け、該構造躯体の該内部空間に連通する空気入口部及び空気出口部を設け、該空気入口部及び該空気出口部を温風循環部に接続してなり、上記空気入口部及び空気出口部に内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置にある。
【0006】
又、請求項3記載の発明は、構造躯体内に通気管路を設け、該通気管路の空気入口部及び空気出口部を温風循環部に接続してなり、上記空気入口部及び空気出口部に通気管路内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置にある。
【0007】
又、請求項4記載の発明は、構造躯体に通気管路を設け、該通気管路の空気入口部を温風供給部に接続し、該空気出口部を外部に開放してなり、上記空気入口部及び上記空気出口部に上記通気管路内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置にある。
【0008】
又、請求項5記載の発明は、上記構造躯体はコンクリートからなることを特徴とするものであり、又、請求項6記載の発明は、上記構造躯体は通気性をもつ粒状固結体からなることを特徴とするものであり、又、請求項7記載の発明は、上記通気管路は管材からなり、該管材に空気吹出孔を複数個形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項8記載の発明は、構造躯体の各位置の表面温度を検出する温度センサを設け、該温度センサからの温度検出信号により上記弁機構を制御する制御部を設けてなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、構造躯体を路面下に埋設し、構造躯体に設けた内部空間に温風供給部から空気入口部を経て温風を送り込み、内部空間に送り込まれた温風は内部空間を流動して空気出口部に至り、空気出口部から外部に流出することになり、この温風が内部空間を流動することにより構造躯体は加熱され、構造躯体の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面の融雪がなされ、この際、上記空気入口部及び空気出口部に上記内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けているから、内部空間内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風は即座に流出せずに内部空間の隅部分に届くまで停留し、構造躯体の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0010】
又、請求項2記載の発明にあっては、構造躯体を路面下に埋設し、構造躯体に設けた内部空間に温風循環部より空気入口部を経て温風を送り込み、内部空間に送り込まれた温風は内部空間を流動して空気出口部に至り、空気出口部から温風循環部に戻流し、この循環がなされることになり、この温風が内部空間を流動することにより構造躯体は加熱され、構造躯体の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面の融雪がなされることになり、この際、上記空気入口部及び空気出口部に上記内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けているから、内部空間内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風は即座に流出せずに内部空間の隅部分に届くまで停留し、構造躯体の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0011】
又、請求項3記載の発明にあっては、構造躯体を路面下に埋設し、構造躯体内に設けた通気管路の空気入口部に温風循環部より温風を送り込み、通気管路に送り込まれた温風は通気管路を流動して空気出口部に至り、空気出口部から温風循環部に戻流し、この循環がなされることになり、この温風が通気管路を流動することにより構造躯体は加熱され、構造躯体の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面の融雪がなされることになり、この際、上記空気入口部及び空気出口部に上記通気管路内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けているから、通気管路内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風は即座に流出せずに通気管路内が定圧力になる状態で停留し、構造躯体の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0012】
又、請求項4記載の発明にあっては、構造躯体を路面下に埋設し、構造躯体内に設けた通気管路の空気入口部に温風供給部より温風を送り込み、通気管路に送り込まれた温風は通気管路を流動して空気出口部に至り、空気出口部から外部に流出することになり、この温風が通気管路を流動することにより構造躯体は加熱され、構造躯体の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面の融雪がなされ、上記空気入口部及び空気出口部に上記通気管路内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けているから、通気管路内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風は即座に流出せずに通気管路内が定圧力になる状態まで停留し、構造躯体の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0013】
又、請求項5記載の発明にあっては、上記構造躯体はコンクリートからなるので、コンクリートの蓄熱性により一層融雪効率を高めることができ、又、請求項6記載の発明にあっては、上記構造躯体は通気性をもつ粒状固結体からなので、温風の熱は通気性をもつ粒状固結体を介して構造躯体上に放出することになり、良好な融雪を行うことができ、又、請求項7記載の発明にあっては、上記通気管路は管材からなり、管材に空気吹出孔を複数個形成してなるから、通気管路を流動する温風は空気吹出孔から流出し、粒状固結体を介して構造躯体上に放出することになり、路面上への温風の放出による融雪を併せ持つことになり、良好な融雪を行うことができ、又、請求項8記載の発明にあっては、上記構造躯体の各位置の表面温度を検出する温度センサを設け、温度センサからの温度検出信号により上記弁機構を制御する制御部を設けてなるから、構造躯体の各位置の表面温度により弁機構を開閉制御することにより内部空間内の温風圧力を随時任意の定圧力に保持することができ、構造躯体の融雪領域を良好に均一に加熱することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1乃至図9は本発明の実施の形態例を示し、図1乃至図3は第一形態例、図4、図5は第二形態例、図6、図7は第三形態例、図8、図9は第四形態例である。
【0015】
図1乃至図3の第一形態例において、1は構造躯体であって、コンクリートにより形成され、路面Gの下に埋設され、構造躯体1内に内部空間Rが形成され、構造躯体1の内部空間Rに連通する空気入口部2及び空気出口部3を設け、空気入口部2に空気放出溝口部4aを有する空気放出管4を設け、この空気入口部2に温風供給部5を接続し、この空気出口部3を外部に開放して構成している。
【0016】
この場合、温風供給部5は、空気取入口部5a、送風機からなる空気送出部5b、ヒータからなる空気加熱部5cからなり、この空気加熱部5cに上記構造躯体1の内部空間Rに連通する空気入口部2を管路5dを介して接続し、管路5dに温度計T及び圧力計Eを接続して構成している。
【0017】
6・7は弁機構であって、上記空気入口部2及び空気出口部3にそれぞれ設けられ、例えば、設定圧力以上になると開口すると共に設定圧力以下では閉口する構造のボール及びバネからなる逆止弁構造や電流の大小により開閉制御可能な比例制御弁等が用いられ、例えば、逆止弁構造を採用した場合、空気入口部2に設けた弁機構6は設定圧力以上の温風Hが供給されたとき開口して温風の通過を許容すると共に温風の逆流を防ぎ、空気出口部3に設けた弁機構7は内部空間R内が設定圧力以上の温風で満たされたとき開口して温風Hの外部放出の通過を許容すると共に外部からの空気の逆流を防ぎ、この弁機構6・7の相互作用により上記内部空間R内の温風圧力を定圧制御することになる。
【0018】
又、上記弁機構6・7として、例えば、比例制御弁を採用し、上記構造躯体1の各位置の表面温度を直接又は間接的に検出する温度センサ8・・・を設け、温度センサ8・・・からの温度検出信号により上記弁機構6・7を制御する制御部9を設けて構成し、しかして、温度センサ8・・・からの温度検出信号により上記弁機構6・7を開閉又は開閉量制御し、弁機構6・7の相互作用により上記内部空間R内の温風圧力を設定可能な圧力で定圧制御するように構成することもある。
【0019】
この実施の第一形態例は上記構成であるから、構造躯体1を路面G下に埋設し、構造躯体1に設けた内部空間Rに温風供給部5から空気入口部2を経て温風Hを送り込み、内部空間Rに送り込まれた温風Hは内部空間Rを流動して空気出口部3に至り、空気出口部3から外部に流出することになり、この温風Hが内部空間Rを流動することにより構造躯体1は加熱され、構造躯体1の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面Gの融雪がなされることになる。
【0020】
この際、上記空気入口部2及び空気出口部3に上記内部空間R内の温風圧力を定圧制御する弁機構6・7を設けているから、内部空間R内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風Hは即座に流出せずに内部空間Rの隅部分に届くまで停留し、構造躯体1の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0021】
又、上記構造躯体1はコンクリートからなるので、コンクリートの蓄熱性により一層融雪効率を高めることができる。
【0022】
又、この際、上記構造躯体1の各位置の表面温度を検出する温度センサ8・・・を設け、温度センサ8からの温度検出信号により上記弁機構6・7を制御する制御部9を設けてなるから、構造躯体1の各位置の表面温度により弁機構6・7を開閉制御することにより内部空間R内の温風圧力を随時任意の定圧力に保持することができ、構造躯体1の融雪領域を良好に均一に加熱することができる。
【0023】
図4、図5の第二形態例において、1は構造躯体であって、コンクリートにより製作され、路面Gの下に埋設され、構造躯体1内に内部空間Rが形成され、該構造躯体1の内部空間Rに連通する空気入口部2及び空気出口部3を設け、空気入口部2に分岐管2a及び空気出口部3に分岐管3aを設け、空気入口部2及び空気出口部3を温風循環部10に接続して構成している。
【0024】
この温風循環部10は、空気補充部10a、送風機からなる空気送出部10b、ヒータからなる空気加熱部10c及び空気回収部10dからなり、この空気加熱部10cに上記構造躯体1の内部空間Rに連通する空気入口部2を管路10eを介して接続し、管路10eに温度計T及び圧力計Eを接続し、この空気回収部10dに上記構造躯体1の内部空間Rに連通する空気出口部3を管路10fを介して接続し、管路10fに真空弁Fを接続して構成している。
【0025】
6・7は弁機構であって、上記空気入口部2及び空気出口部3にそれぞれ設けられ、弁機構6・7の構造は上記各種の構造が用いられ、弁機構6・7の相互作用により上記内部空間R内の温風圧力を定圧制御することになる。
【0026】
この実施の第二形態例は上記構成であるから、構造躯体1を路面G下に埋設し、構造躯体1に設けた内部空間Rに温風循環部10より空気入口部2を経て温風Hを送り込み、内部空間Rに送り込まれた温風Hは内部空間Rを流動して空気出口部3に至り、空気出口部3から温風循環部10に戻流し、この循環がなされることになり、この温風Hが内部空間Rを流動することにより構造躯体1は加熱され、構造躯体1の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面Gの融雪がなされることになり、この際、上記空気入口部2及び空気出口部3に上記内部空間R内の温風圧力を定圧制御する弁機構6・7を設けているから、内部空間R内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風Hは即座に流出せずに内部空間Rの隅部分に届くまで停留し、構造躯体1の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0027】
図6、図7の第三形態例において、1は構造躯体であって、コンクリートにより製作され、路面Gの下に埋設され、構造躯体1内に管材11aからなる通気管路11を設け、通気管路11の空気入口部2及び空気出口部3を温風循環部10に接続して構成している。
【0028】
この温風循環部10は、上記第二形態例と同様な構造となっており、又、弁機構6・7も上記第一、第二形態例と同様な構造となっている。
【0029】
この実施の第三形態例は上記構成であるから、構造躯体1を路面G下に埋設し、構造躯体1内に設けた通気管路11の空気入口部2に温風循環部10より温風Hを送り込み、通気管路11に送り込まれた温風Hは通気管路11を流動して空気出口部3に至り、空気出口部3から温風循環部10に戻流し、この循環がなされることになり、この温風Hが通気管路11を流動することにより構造躯体1は加熱され、構造躯体1の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面Gの融雪がなされることになり、この際、上記空気入口部2及び空気出口部3に上記通気管路11内の温風圧力を定圧制御する弁機構6・7を設けているから、通気管路11内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風Hは即座に流出せずに通気管路11内が定圧力になる状態で停留し、構造躯体1の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0030】
図8、図9の第四形態例において、1は構造躯体であって、砂利や小石等を固結剤により通気間隙を存して結合して、この通気間隙により通気性をもつ粒状固結体からなり、路面Gの下に埋設され、構造躯体1内に管材11aからなる通気管路11を設け、管材11aに空気吹出孔11bを複数個形成し、通気管路11の空気入口部2に温風供給部5を接続し、通気管路11の空気出口部3を外部に開放して構成している。
【0031】
この温風供給部5は上記第一形態例と同様な構造となっており、又、弁機構6・7も上記第一、第二、第三形態例と同様な構造となっている。
【0032】
この実施の第四形態例は上記構成であるから、構造躯体1を路面G下に埋設し、構造躯体1内に設けた通気管路11の空気入口部2に温風供給部5より温風Hを送り込み、通気管路11に送り込まれた温風Hは通気管路11を流動して空気出口部3に至り、空気出口部3から外部に流出することになり、この温風Hが通気管路11を流動することにより構造躯体1は加熱され、構造躯体1の熱によりコンクリートやアスファルト等の路盤材の路面Gの融雪がなされ、上記空気入口部2及び空気出口部3に上記通気管路11内の温風圧力を定圧制御する弁機構6・7を設けているから、通気管路11内の温風圧力は設定された定圧力に保持され、このため、温風Hは即座に流出せずに通気管路11内が定圧力になる状態まで停留し、構造躯体1の融雪領域を均一に加熱することができ、不均一積雪により生ずる融雪効率の低下を防ぐことができ、良好な融雪を行うことができる。
【0033】
この場合、上記構造躯体1は通気性をもつ粒状固結体からなるので、温風の熱は通気性をもつ粒状固結体を介して構造躯体上に放出することになり、良好な融雪を行うことができ、又、この場合、上記通気管路11は管材11aからなり、管材11aに空気吹出孔11bを複数個形成してなるから、通気管路11を流動する温風Hは空気吹出孔11bから流出し、粒状固結体を介して構造躯体1上に放出することになり、路面G上への温風Hの放出による融雪を併せ持つことになり、良好な融雪を行うことができる。
【0034】
尚、本発明は上記実施の形態例に限られものではなく、例えば、上記第四形態例の空気吹出孔11bを形成しない構造とすることもでき、又、構造躯体1の構造や形態、弁機構6・7の構造、通気管路11の構造等は適宜設計して変更されるものであり、又、上記構造躯体1は路面に埋設される地下躯体となっているが、建築物の屋根躯体に適用したり、その他の建築物の躯体に適用し、各種の融雪にも適用することができる。
【0035】
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施の第一形態例の平断面図である。
【図2】本発明の実施の第一形態例の側断面図である。
【図3】本発明の実施の第一形態例の使用状態の平面図である。
【図4】本発明の実施の第二形態例の平断面図である。
【図5】本発明の実施の第二形態例の側断面図である。
【図6】本発明の実施の第三形態例の平断面図である。
【図7】本発明の実施の第三形態例の側断面図である。
【図8】本発明の実施の第四形態例の平断面図である。
【図9】本発明の実施の第四形態例の側断面図である。
【符号の説明】
【0037】
G 路面
R 内部空間
H 温風
1 構造躯体
2 空気入口部
3 空気出口部
5 温風供給部
6 弁機構
7 弁機構
8 温度センサ
9 制御部
10 温風循環部
11 通気管路


【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造躯体に内部空間を設け、該構造躯体の該内部空間に連通する空気入口部及び空気出口部を設け、該空気入口部に温風供給部を接続し、該空気出口部を外部に開放してなり、上記空気入口部及び空気出口部に上記内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置。
【請求項2】
構造躯体に内部空間を設け、該構造躯体の該内部空間に連通する空気入口部及び空気出口部を設け、該空気入口部及び該空気出口部を温風循環部に接続してなり、上記空気入口部及び空気出口部に内部空間内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置。
【請求項3】
構造躯体内に通気管路を設け、該通気管路の空気入口部及び空気出口部を温風循環部に接続してなり、上記空気入口部及び空気出口部に通気管路内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置。
【請求項4】
構造躯体に通気管路を設け、該通気管路の空気入口部を温風供給部に接続し、該空気出口部を外部に開放してなり、上記空気入口部及び上記空気出口部に上記通気管路内の温風圧力を定圧制御する弁機構を設けてなることを特徴とする融雪装置。
【請求項5】
上記構造躯体はコンクリートからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の融雪装置。
【請求項6】
上記構造躯体は通気性をもつ粒状固結体からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の融雪装置。
【請求項7】
上記通気管路は管材からなり、該管材に空気吹出孔を複数個形成してなることを特徴とする請求項6記載の融雪装置。
【請求項8】
上記構造躯体の各位置の表面温度を検出する温度センサを設け、該温度センサからの温度検出信号により上記弁機構を制御する制御部を設けてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の融雪装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−57239(P2006−57239A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−236977(P2004−236977)
【出願日】平成16年8月17日(2004.8.17)
【出願人】(304037681)
【Fターム(参考)】