説明

血液サンプルを溶血させその少なくとも1つのパラメータを測定する装置

血液サンプルを溶血させその少なくとも1つのパラメータを測定する装置(100)は、血液サンプルを収容するサンプルチャンバ(102)を備える。サンプルチャンバは、第1の側壁(104)および反対にある第2の側壁(106)を有する。装置は、第1の側壁と第2の側壁の間にもたらされる血液サンプルを溶血させるように第1の側壁および第2の側壁に超音波を発生させる超音波手段(120、122)をさらに備える。さらに、装置は、溶血された血液サンプルが第1の側壁と第2の側壁の間にもたらされるとき、その溶血された血液サンプルの少なくとも1つのパラメータを測定する、光学測定手段(142、144)を備える。装置の超音波手段は、第1の側壁に超音波を発生させる第1の超音波手段(120)、および第2の側壁に超音波を発生させる第2の超音波手段(122)を備える

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液サンプルを溶血させその少なくとも1つのパラメータを測定する装置に関する。装置は、第1の側壁および反対にある第2の側壁を有する血液サンプルを収容するサンプルチャンバ、第1の側壁と第2の側壁の間にもたらされる血液サンプルを溶血させるように第1の側壁および第2の側壁に超音波を発生させる超音波手段、および溶血された血液サンプルが第1の側壁と第2の側壁の間にもたらされるとき溶血された血液サンプルの少なくとも1つのパラメータを測定する光学測定手段を備える。
【背景技術】
【0002】
血液サンプルのパラメータを測定するためにそれを溶血させることは既知である。そうした一例は米国特許第3,972,614号で知ることができる。前記明細書で開示される装置は、血液サンプルを収容する管路および超音波を発生させる1つの超音波手段を含むハウジングを有する。管路は、2つの対向する窓部材を含み、第1の窓部材は超音波手段と接触し、一方第2の窓部材はアンビルの形の裏当て部材に吊るされるばねと接触する。超音波手段がシステムに超音波を発生させると、波は、前記第1の窓には直接伝えられ、他方の窓にはハウジングおよびアンビルを介して間接的に伝えられる。したがって、第2の窓における超音波は、窓に直接発生されるのではなく、アンビルの周期振動(oscillation)応答によって生じる。このシステムには、サンプル管路の片側だけから発生される超音波が管路を横切る波の不均一な伝搬だけでなく管路の制御されない周期振動も引き起こす恐れがある、という欠点がある。これは、アンビルしたがって第2の窓の所望の周期振動を得るようにアンビルを適切に設計することが困難な作業であるという理由からである。不均一な伝搬および制御されない周期振動は、最終的に漏出の恐れがある管路の劣化をもたらす恐れがある。したがって、管路の使用可能寿命が本質的に減少される恐れがある。さらに、この従来技術の装置は、比較的大きい。というのも、超音波手段が1つだけある構成は、血液サンプルを溶血させるのに必要な周波数の周期振動を得るのに比較的大きな質量のシステムを必要とするからである。このシステムの質量を低減することは、おそらく、サンプルの溶血が不十分になるほど高い周波数の周期振動をもたらすことになる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、前述した類の装置であって、超音波手段が第1の側壁に超音波を発生させる第1の超音波手段および第2の側壁に超音波を発生させる第2の超音波手段を備える装置に関する。
【0004】
本発明の1つの利点は、装置が、サンプルチャンバの第1の側壁および第2の側壁の両方に直接的に超音波を活発に発生させそれによってサンプルチャンバに対する側壁のよく制御された横方向の往復運動が確立される超音波手段を有することである。周期振動が両方の側壁から制御されるので、システムの自由度の数がより限られる。それによって、より高次のモードまたは望ましくない共鳴が回避され得る。また、超音波の単一発生(single generation)に対して特定の応答を行うように設計される必要があるシステム内の構成部品がより少なくなる。さらに、振動(vibration)の観点から、よく制御された周期振動(oscillation)を有することが望ましい。というのも、チャンバに損傷を与えることができるようなやり方でサンプルチャンバが周期振動することがこうして回避され得るからである。一方の側壁における超音波の発生は、本質的に、他方の側壁における超音波の発生から独立している。一方の側壁に発生される超音波が他方の側壁に伝えられることは完全には回避され得ないが、伝えられる波の影響は、他方の側壁に直接発生される波の影響に比べてわずかばかりである。本発明による装置では、第1の超音波手段および第2の超音波手段は、互いに独立して動作可能であってよい。
【0005】
さらに、本発明による装置の場合、従来の装置に比べて今度は装置を非常に小さくすることができる。
血液サンプルを収容するチャンバは、実質的に平行に互いに対向して配置される、すなわち2つの壁が互いに向き合う、第1の側壁および第2の側壁を備える。チャンバの容積は、0.1〜20μlの範囲、好ましくは1μlであってよい。第1の側壁と第2の側壁の間の距離は、0.05〜0.3mm、好ましくは0.1mmであってよい。
【0006】
第1の側壁および第2の側壁は、光学手段からサンプルに発せされる放射を透過する材料から作製され得る。あるいは、側壁は、本質的に、非透過性材料から作製されるが、放射線を透過する1つまたは複数の領域を有することもできる。その透過領域は、ガラス材料および/またはポリスチレン、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)もしくは環状オレフィン共重合体(COC)、好ましくはTopas Advanced Polymers社のTopasなどのプラスチック材料を含むことができる。
【0007】
本発明による装置の光学測定手段は、血液サンプルの少なくとも1つのパラメータを測定するように構成され得る。好ましくは、パラメータは、いわゆる酸素測定パラメータである、ctHb、sO、FOHb、FCOHb、FMetHb、FHHb、FHbF、ctBil、のグループから選ばれるが、pCO、pO、cGlu、cUrea、アルブミンおよびコレステロールなどのパラメータも測定され得る。さらに、患者の血液中の診断用色素含有量ならびにたんぱく質含有量が装置の光学手段によって測定され得る。光学測定手段は、血液サンプルの溶血の前および/または後にパラメータの含有量を測定するのに使用され得る。上記のパラメータのいくつかは、測定前に血液サンプルを溶血させる必要があり、他のパラメータは、溶血前でも測定可能であるが、より正確な結果は溶血後に得ることができる。さらに、いくつかのパラメータでは、溶血前に細胞内の含有量がどれ程であったかを測定する必要があり得る。これは、溶血前と後の両方にパラメータを測定することによって測定され、いくつかのパラメータについては、細胞内の含有量は溶血後のみ測定可能であり得る。この場合、装置は、血液の溶血前および血液サンプルの溶血後に光学測定手段が動作されるように制御され得る。光学測定手段は、サンプルチャンバ内のサンプルに放射を発する光学放射源、サンプルを透過するまたはサンプルによって反射される光量を測定する光学検出器を備える。光学システム内で伝搬される放射は、好ましくは紫外線から赤外線の領域であり、より好ましくは約400〜700nmの領域である。光学放射源は、好ましくは白色LEDであり、検出器は、Si検出器である。
【0008】
超音波手段は、サンプルチャンバの側壁に当接するように配置され得る。別法として、第2の超音波手段が側壁の一部を形成してもよい。
好ましくは、第1の超音波手段および第2の超音波手段は、同相で動作されるように構成される。第1の超音波手段および第2の超音波手段は、同時にまたは互いに独立して動作されるように構成されてもよい。本発明の文脈において、「同相」という用語は、第1の超音波手段および第2の超音波手段の活動化が、ゼロおよび最大値が同時に起こる第1の側壁および第2の側壁の同じ周波数での周期振動をもたらすことであると理解されよう。最も効果的な溶血を得るために、往復運動のとき、側壁が反対方向、つまり互いに近づくか遠ざかるかのどちらかに動くことがさらに好ましい。好ましくは、超音波手段は、システムにおいて、20〜100kHzの領域、より好ましくは血液サンプルの溶血に効率がよいとされる周波数領域である30kHzの周波数の周期振動を得るように動作される。
【0009】
一実施形態では、超音波手段は、第1の側壁および第2の側壁にそれぞれ接続される第1の圧電素子および第2の圧電素子を備える。圧電素子の使用には、それによって超音波手段の活動化がよく制御できるようになるという利点がある。さらに、圧電素子は、比較的安価であり、非常に効率的である。本発明による装置に使用する圧電素子は、印加される電位に対して大きな運動をもたらすことが好ましい。
【0010】
他の実施形態では、第1の超音波手段は、第1の側壁と接触する第1の電極を備え、第2の超音波手段は、第2の側壁と接触する第2の電極を備え、交流電流が、側壁に超音波を発生させるように第1の電極および第2の電極に印加される。AC電圧源によって2つの電極が接続されると、電極に印加された電圧が側壁に往復運動をもたらす。側壁の周期振動の周波数は、電極に印加される電位の周波数によって決まり、周期振動の振幅は、電位によって決まることになる。
【0011】
超音波手段は、好ましくは1〜5秒、より好ましくは2秒間動作される。超音波手段の動作のとき、側壁の往復運動からのエネルギのいくらかは、熱としてサンプルに伝えられることになる。動作時間は、サンプルの過熱を回避できるだけ短いことが確実にされなければならず、そうでないとサンプルの性質を変えてしまうことになりかねない。
【0012】
好ましい一実施形態では、第1の側壁および第2の側壁、ならびに第1の超音波手段および第2の超音波手段は、サンプルチャンバまわりに対称的に配置される。この配置の利点は、側壁の対称的な往復運動を得るのがはるかに容易であることである。超音波手段が2つの電極を備える上述の実施形態を例にとってみる。選択されたAC電位を印加すると、周期振動の交点においてサンプルチャンバを有する側壁の周期振動を得ることができ、したがって結果的に側壁が互いに近づくか遠ざかるかのどちらかに往復運動するようになる。
【0013】
サンプルチャンバの側壁は、一体の要素として作製されても、または別個の複数の要素から作製されてもよい。場合によっては、多くの製造工程を回避するためにサンプルチャンバを一体の要素から形成することが必要とされ得る。あるいは、個々の複数の要素からチャンバを形成することも有利であり、したがって強度、周囲部分に対する気密度などの要求から、異なる要素を選ぶことができる。
【0014】
往復運動質量の慣性を増大させるために、装置は、第1の超音波手段および第2の超音波手段にそれぞれ結合される第1の質量要素および第2の質量要素を備えることができる。往復運動質量を増大させる1つの利点は、より規則正しい往復運動が達成され得ることである。質量要素は、所望の周波数の超音波周期振動を得るように要素の質量が調整されるのであればどんな材料でも含むことができる。
【0015】
小型のシステムを得るために、光学システムの光度測定放射源が第1の質量要素内に配置され、光度測定検出器が第2の質量要素内に配置されることが好ましい。
好ましい一実施形態では、装置は、サンプルチャンバならびに第1の超音波手段および第2の超音波手段を収容するハウジングをさらに備え、そこにおいて第1の質量要素および第2の質量要素のそれぞれが、各質量要素をハウジングに弾性的に固定する1つまたは複数のばね要素を有する。ばね要素は、質量要素が超音波手段と一緒に往復運動することができるようにする一方で質量要素の運動を限定する。
【0016】
ばね要素は、質量要素の一部を形成することができる。一例として、質量要素の少なくとも1つは、その外面から延在するフランジの形のばね要素を備えることができる。質量要素のうちの1つまたは複数のものは、複数のばね要素を備えることができる。一実施形態では、質量要素のそれぞれは、そこから径方向に延在するフランジの形の2つのばね要素を備える。少なくとも2つのばね要素を設けることによって、質量要素は、往復運動の所期方向に対して例えばその2つの端部である2つの位置で吊るされ、したがって質量要素の他の方向における運動が回避され得る。好ましい一実施形態では、ハウジング内でのばね要素による吊りによって、サンプルチャンバの側壁が互いにゆがめられることになる。
【0017】
好ましくは、質量要素は、アルミニウム製またはベリリウム銅製であり、重さはそれぞれ1〜10g、好ましくは6gである。
図面を参照してこれから本発明を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明による装置の断面の等角図である。
【図2】血液サンプルを収容するチャンバの断面図である。
【図3】本発明による装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1、3は、血液サンプルを溶血させその少なくとも1つのパラメータを測定する装置100を示す。装置100は、端部部分150、152によって閉じられるハウジング130に収容される。ハウジングは、縦約30mm、横約20mmである。装置100は、図2も参照して、血液サンプルを収容するチャンバ102を備える。チャンバ102は、図2を参照して、第1の側壁104および第2の側壁106によって画成される。側壁104、106は両方ともガラス製であり、厚さは2mmである。側壁間の距離は約0.1mmである。チャンバ102は、矢印114で示されるように血液サンプルがそこを通ってチャンバ102に入れられる入口112を備える。さらに、チャンバ102は、矢印118で示されるようにチャンバ102に収容されている血液サンプルがそこを通ってチャンバ102の外に出され得る出口116を画成する。入口112および出口116は、さらに、血液サンプルの除去後、チャンバ清浄化するようにチャンバ102を洗い流すのにも使用され得る。ポンプ(図示せず)は、チャンバ102に出入りする任意のサンプルおよび他の流体を吸入排出するのに設けられ得る。サンプルチャンバの容積は約1μlである。
【0020】
装置100は、第1の超音波手段120および第2の超音波手段122をさらに備える。超音波手段は両方とも圧電素子の形をとる。第1の超音波手段120の片側は第1の側壁104に当接し、それによって第1の超音波手段120によって引き起こされる超音波振動が第1の側壁104に伝えられるようになる。同様に、第2の超音波手段122は第2の側壁106に当接し、それに超音波振動を伝える。そうした振動は、チャンバ102に収容される血液サンプルに伝えられると理解されよう。
【0021】
第1の超音波手段120の反対側には、第1の質量要素124が第1の超音波手段120に当接するように配置される。当接により、第1の超音波手段120の活動化により第1の質量要素124が動かされる。第1の質量要素124は、装置の使用中に往復運動する質量を増大させるように設けられる。第1の質量要素124は、近位ばね要素126および遠位ばね要素128によって吊るされる。ばね要素126、128のそれぞれは、第1の質量要素124から径方向に延在するフランジの形で設けられる。フランジは第1の質量要素124に取り付けられる別個の要素であってよいと理解されよう。あるいは、フランジ126、128は、第1の質量要素124の一部をなす。後者の実施形態では、質量要素124およびフランジ126、128は、一体構造の要素、すなわちフランジ126、128と質量要素124の間の移行部に継ぎ目がない単一の要素を画成することができる。
【0022】
フランジ126、128は、ハウジング130の壁部に当接するように構成され得る。ハウジング130内での収容およびフランジ126、128の形状により、質量要素124は、主に、サンプルチャンバ120の延長に対して横方向に、すなわち図3の線cに沿って動くことになる。フランジ126、128とハウジング130の間の当接により、線cを横切る方向の運動は実質的に防止される。
【0023】
第1の質量要素124と同様に、第2の質量要素132が、第2の超音波手段122に当接するように配置される。この場合も、第2の質量要素132は、それを第2の超音波手段122に当接させる近位ばね要素134および遠位ばね要素136を備える。さらに、近位ばね要素134および遠位ばね要素136は、第2の質量要素132を装置100のハウジング130内で保持する。質量要素124、132のそれぞれはベリリウム銅製であり、重さは約6gである。
【0024】
質量要素124、132のそれぞれは、図面の実施形態では光放射源142および光検出器(図示せず)に接続される光ファイバ144を備える測定手段を収容するキャビティを画成する。光放射源142は、約400〜700nmの範囲の波長の光を発する白色LEDであり、検出器はSi検出器である。
【0025】
血液サンプルの測定が実施されるとき、サンプルはサンプルチャンバ102に入れられる。次いで、圧電素子120、122が、約2秒間、周波数約30kHzで活動化され、それによって側壁104、106の周期振動が引き起こされる。この周期振動は、チャンバ102内のサンプルに伝えられ、そしてサンプルが溶血される。溶血後、光放射源142が活動化され、放射がサンプルチャンバ102内の約0.1μlのサンプルを通って伝搬される。次いで放射は光ファイバ144を介して検出器まで伝送され、検出された信号はサンプルの要求パラメータの含有量を表す数値に変換される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
血液サンプルを溶血させその少なくとも1つのパラメータを測定する装置であって、
前記血液サンプルを収容し、第1の側壁および反対にある第2の側壁を有する、サンプルチャンバと、
前記第1の側壁と前記第2の側壁の間にもたらされる前記血液サンプルを溶血させるように、前記第1の側壁および前記第2の側壁に超音波を発生させる、超音波手段と、
前記溶血された血液サンプルが前記第1の側壁と前記第2の側壁の間にもたらされるとき、前記溶血された血液サンプルの少なくとも1つのパラメータを測定する、光学測定手段と
を備え、
前記超音波手段が、前記第1の側壁に超音波を発生させる第1の超音波手段と、前記第2の側壁に超音波を発生させる第2の超音波手段を備えることを特徴とする、
装置。
【請求項2】
前記第1の超音波手段および前記第2の超音波手段が同相で動作されるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記超音波手段のそれぞれが圧電素子を備える、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の超音波手段が、前記第1の側壁と接触する第1の電極を備え、前記第2の超音波手段が、前記第2の側壁と接触する第2の電極を備え、交流電流が、前記側壁に超音波を発生させるように前記第1の電極および前記第2の電極に印加される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
前記第1の側壁および前記第2の側壁ならびに前記第1の超音波手段および前記第2の超音波手段が、前記サンプルチャンバまわりに対称的に配置される、前記請求項のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記サンプルチャンバの前記側壁が、個別の要素である、前記請求項のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記サンプルチャンバの前記側壁が、一体の要素として作製される、請求項1から5のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記第1の超音波手段が第1の質量要素を備え、前記第2の超音波手段が第2の質量要素を備える、前記請求項のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記光学測定手段が、前記第1の質量要素内に配置される光度測定光放射源と、前記第2の質量要素内に配置される光度測定検出器を備える、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記サンプルチャンバと、前記第1の超音波手段と、前記第2の超音波手段とを収容するハウジングをさらに備え、前記第1の質量要素および前記第2の質量要素のそれぞれが、前記各質量要素を前記ハウジングに弾性的に固定する1つまたは複数のばね要素を有する、請求項8または9に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−528105(P2011−528105A)
【公表日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517749(P2011−517749)
【出願日】平成21年7月10日(2009.7.10)
【国際出願番号】PCT/DK2009/000167
【国際公開番号】WO2010/006603
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(500554782)ラジオメーター・メディカル・アー・ペー・エス (20)
【Fターム(参考)】