血管新生因子を含む組成物およびその使用方法
本発明は、血管新生因子を含む組換えリステリア株、PEST様配列を含むポリペプチドに作動可能に連結された血管新生因子を含む組換えポリペプチド、該組換えポリペプチドをコードする組換えヌクレオチド分子、関連するワクチン、ならびにそれらを用いる免疫原性的および治療的方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
血管新生因子を発現する組換えリステリア株であって、前記血管新生因子は、血管内皮増殖因子受容体−2(VEGFR2)ポリペプチド、エンドグリン、またはそれらの免疫原性断片である、組換えリステリア株。
【請求項2】
前記VEGFR2断片は、胎児肝臓キナーゼ1(Flk1)−E1、Flk1−E2、Flk1−I1、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項3】
前記VEGFR2断片は、配列番号5〜7から選択される、請求項2に記載の組換えリステリア株。
【請求項4】
前記エンドグリン断片は、配列番号59〜60から選択される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項5】
前記血管新生因子は、hlyプロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項6】
前記血管新生因子は、prfAプロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項7】
前記血管新生因子は、actAプロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項8】
前記血管新生因子は、p60プロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項9】
前記血管新生因子は、エピソームベクターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項10】
前記血管新生因子は、リステリア染色体から発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項11】
前記血管新生因子は、前記断片の前記免疫原性を高めるポリペプチドとの融合ペプチドである、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項12】
前記ポリペプチドは、PEST様配列を含む、請求項8に記載の組換えリステリア株。
【請求項13】
前記ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチドである、請求項9に記載の組換えリステリア株。
【請求項14】
前記ポリペプチドは、N末端ActAポリペプチドである、請求項9に記載の組換えリステリア株。
【請求項15】
前記ポリペプチドは、PEST様配列からなる、請求項8に記載の組換えリステリア株。
【請求項16】
腫瘍抗原をさらに含む、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項17】
前記腫瘍抗原は、PEST含有ポリペプチドとの融合ポリペプチドとして発現される、請求項13に記載の組換えリステリア株。
【請求項18】
前記PEST含有ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチド、N末端ActAポリペプチド、またはPEST配列である、請求項14に記載の組換えリステリア株。
【請求項19】
前記組換えリステリア株は、組換えリステリア・モノサイトゲネス株である、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項20】
前記組換えリステリア株は、動物宿主で継代されている、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項21】
前記組換えリステリア株は、1つ以上の抗血管新生因子の放出を誘導する、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項22】
請求項1に記載の組換えリステリア株と、アジュバントと、を含む、ワクチン。
【請求項23】
対象において抗VEGFR2免疫応答を誘導する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項24】
対象において抗エンドグリン免疫応答を誘導する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項25】
対象において癌を治療する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項26】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記癌は、乳癌である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
対象において癌を阻害または抑制する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項31】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記癌は、乳癌である、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項30に記載の方法。
【請求項35】
対象において腫瘍の再発を予防する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項36】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
対象において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項41】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
PEST様配列を含むポリペプチドに作動可能に連結された血管新生因子を含む、組換えポリペプチド。
【請求項46】
前記血管新生因子は、血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)ポリペプチドまたはその免疫原性断片である、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項47】
前記血管新生因子は、エンドグリンまたはその免疫原性断片である、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項48】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチドである、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項49】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドは、N末端ActAポリペプチドである、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項50】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドは、PEST様配列からなる、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項51】
前記VEGFR2断片は、Flk1−E1、FLK1−E2、FLK1−I1、またはそれらの組み合わせである、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項52】
前記VEGFR2断片は、配列番号5〜7から選択される、請求項46に記載の組換えポリペプチド。
【請求項53】
前記エンドグリン断片は、配列番号59〜60から選択される、請求項47に記載の組換えポリペプチド。
【請求項54】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドに作動可能に連結された腫瘍抗原をさらに含む、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項55】
前記PEST含有ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチド、N末端ActAポリペプチド、またはPEST配列である、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項56】
前記組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子を翻訳するステップを含むプロセスによって作られる、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項57】
前記VEGFR2ポリペプチドを含むポリペプチドを、前記PEST様配列を含む前記ポリペプチドに化学的にコンジュゲートさせるステップを含むプロセスによって作られる、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項58】
前記組換えポリペプチドは、1つ以上の抗血管新生因子の放出を誘導する、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項59】
前記抗血管新生因子は、インターフェロンγである、請求項58に記載の組換えポリペプチド。
【請求項60】
請求項45に記載の組換えポリペプチドと、アジュバントと、を含む、ワクチン。
【請求項61】
請求項45に記載の組換えポリペプチドをコードする、組換えワクチンのベクター。
【請求項62】
対象において抗VEGFR2免疫応答を誘導する方法であって、請求項46に記載の組換えポリペプチドを含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項63】
対象において抗エンドグリン免疫応答を誘導する方法であって、請求項46に記載の組換えポリペプチドを含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項64】
対象において癌を治療する方法であって、請求項46に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項65】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項61に記載の方法。
【請求項66】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項61に記載の方法。
【請求項67】
前記癌は、乳癌である、請求項61に記載の方法。
【請求項68】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項61に記載の方法。
【請求項69】
対象において癌を阻害または抑制する方法であって、請求項45に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項70】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項69に記載の方法
。
【請求項71】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
前記癌は、乳癌である、請求項69に記載の方法。
【請求項73】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項69に記載の方法。
【請求項74】
対象において腫瘍の再発を予防する方法であって、請求項45に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項75】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項74に記載の方法。
【請求項78】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項74に記載の方法。
【請求項79】
対象において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項45に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項80】
前記対象は、血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
請求項45に記載の組換えポリペプチドをコードする、ヌクレオチド分子。
【請求項85】
請求項84に記載のヌクレオチド分子と、アジュバントと、を含む、ワクチン。
【請求項86】
請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む、組換えワクチンのベクター。
【請求項87】
対象において抗VEGFR2免疫応答を誘導する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項88】
対象において抗エンドグリン免疫応答を誘導する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項89】
対象において癌を治療する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項90】
前記対象は、血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項89に記載の方法。
【請求項92】
前記癌は、乳癌である、請求項89に記載の方法。
【請求項93】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項89に記載の方法。
【請求項94】
対象において癌を阻害または抑制する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項95】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
前記癌は、乳癌である、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項94に記載の方法。
【請求項99】
対象において腫瘍の再発を予防する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項100】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項99に記載の方法。
【請求項102】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項99に記載の方法。
【請求項103】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項99に記載の方法。
【請求項104】
対象において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項105】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項104に記載の方法。
【請求項1】
血管新生因子を発現する組換えリステリア株であって、前記血管新生因子は、血管内皮増殖因子受容体−2(VEGFR2)ポリペプチド、エンドグリン、またはそれらの免疫原性断片である、組換えリステリア株。
【請求項2】
前記VEGFR2断片は、胎児肝臓キナーゼ1(Flk1)−E1、Flk1−E2、Flk1−I1、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項3】
前記VEGFR2断片は、配列番号5〜7から選択される、請求項2に記載の組換えリステリア株。
【請求項4】
前記エンドグリン断片は、配列番号59〜60から選択される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項5】
前記血管新生因子は、hlyプロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項6】
前記血管新生因子は、prfAプロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項7】
前記血管新生因子は、actAプロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項8】
前記血管新生因子は、p60プロモーターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項9】
前記血管新生因子は、エピソームベクターから発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項10】
前記血管新生因子は、リステリア染色体から発現される、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項11】
前記血管新生因子は、前記断片の前記免疫原性を高めるポリペプチドとの融合ペプチドである、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項12】
前記ポリペプチドは、PEST様配列を含む、請求項8に記載の組換えリステリア株。
【請求項13】
前記ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチドである、請求項9に記載の組換えリステリア株。
【請求項14】
前記ポリペプチドは、N末端ActAポリペプチドである、請求項9に記載の組換えリステリア株。
【請求項15】
前記ポリペプチドは、PEST様配列からなる、請求項8に記載の組換えリステリア株。
【請求項16】
腫瘍抗原をさらに含む、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項17】
前記腫瘍抗原は、PEST含有ポリペプチドとの融合ポリペプチドとして発現される、請求項13に記載の組換えリステリア株。
【請求項18】
前記PEST含有ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチド、N末端ActAポリペプチド、またはPEST配列である、請求項14に記載の組換えリステリア株。
【請求項19】
前記組換えリステリア株は、組換えリステリア・モノサイトゲネス株である、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項20】
前記組換えリステリア株は、動物宿主で継代されている、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項21】
前記組換えリステリア株は、1つ以上の抗血管新生因子の放出を誘導する、請求項1に記載の組換えリステリア株。
【請求項22】
請求項1に記載の組換えリステリア株と、アジュバントと、を含む、ワクチン。
【請求項23】
対象において抗VEGFR2免疫応答を誘導する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項24】
対象において抗エンドグリン免疫応答を誘導する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項25】
対象において癌を治療する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項26】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記癌は、乳癌である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
対象において癌を阻害または抑制する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項31】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記癌は、乳癌である、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項30に記載の方法。
【請求項35】
対象において腫瘍の再発を予防する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項36】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
対象において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項1に記載の組換えリステリア株を含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項41】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
PEST様配列を含むポリペプチドに作動可能に連結された血管新生因子を含む、組換えポリペプチド。
【請求項46】
前記血管新生因子は、血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)ポリペプチドまたはその免疫原性断片である、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項47】
前記血管新生因子は、エンドグリンまたはその免疫原性断片である、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項48】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチドである、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項49】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドは、N末端ActAポリペプチドである、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項50】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドは、PEST様配列からなる、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項51】
前記VEGFR2断片は、Flk1−E1、FLK1−E2、FLK1−I1、またはそれらの組み合わせである、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項52】
前記VEGFR2断片は、配列番号5〜7から選択される、請求項46に記載の組換えポリペプチド。
【請求項53】
前記エンドグリン断片は、配列番号59〜60から選択される、請求項47に記載の組換えポリペプチド。
【請求項54】
PEST様配列を含む前記ポリペプチドに作動可能に連結された腫瘍抗原をさらに含む、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項55】
前記PEST含有ポリペプチドは、非溶血性リステリオリシン(LLO)ポリペプチド、N末端ActAポリペプチド、またはPEST配列である、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項56】
前記組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子を翻訳するステップを含むプロセスによって作られる、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項57】
前記VEGFR2ポリペプチドを含むポリペプチドを、前記PEST様配列を含む前記ポリペプチドに化学的にコンジュゲートさせるステップを含むプロセスによって作られる、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項58】
前記組換えポリペプチドは、1つ以上の抗血管新生因子の放出を誘導する、請求項45に記載の組換えポリペプチド。
【請求項59】
前記抗血管新生因子は、インターフェロンγである、請求項58に記載の組換えポリペプチド。
【請求項60】
請求項45に記載の組換えポリペプチドと、アジュバントと、を含む、ワクチン。
【請求項61】
請求項45に記載の組換えポリペプチドをコードする、組換えワクチンのベクター。
【請求項62】
対象において抗VEGFR2免疫応答を誘導する方法であって、請求項46に記載の組換えポリペプチドを含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項63】
対象において抗エンドグリン免疫応答を誘導する方法であって、請求項46に記載の組換えポリペプチドを含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項64】
対象において癌を治療する方法であって、請求項46に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項65】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項61に記載の方法。
【請求項66】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項61に記載の方法。
【請求項67】
前記癌は、乳癌である、請求項61に記載の方法。
【請求項68】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項61に記載の方法。
【請求項69】
対象において癌を阻害または抑制する方法であって、請求項45に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項70】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項69に記載の方法
。
【請求項71】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
前記癌は、乳癌である、請求項69に記載の方法。
【請求項73】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項69に記載の方法。
【請求項74】
対象において腫瘍の再発を予防する方法であって、請求項45に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項75】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項74に記載の方法。
【請求項78】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項74に記載の方法。
【請求項79】
対象において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項45に記載の組換えポリペプチドを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項80】
前記対象は、血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
請求項45に記載の組換えポリペプチドをコードする、ヌクレオチド分子。
【請求項85】
請求項84に記載のヌクレオチド分子と、アジュバントと、を含む、ワクチン。
【請求項86】
請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む、組換えワクチンのベクター。
【請求項87】
対象において抗VEGFR2免疫応答を誘導する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項88】
対象において抗エンドグリン免疫応答を誘導する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項89】
対象において癌を治療する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項90】
前記対象は、血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項89に記載の方法。
【請求項92】
前記癌は、乳癌である、請求項89に記載の方法。
【請求項93】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項89に記載の方法。
【請求項94】
対象において癌を阻害または抑制する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項95】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記癌によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
前記癌は、乳癌である、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
前記癌は、Her−2/neuを発現する癌である、請求項94に記載の方法。
【請求項99】
対象において腫瘍の再発を予防する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項100】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項99に記載の方法。
【請求項102】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項99に記載の方法。
【請求項103】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項99に記載の方法。
【請求項104】
対象において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項84に記載のヌクレオチド分子を含む免疫原性組成物を前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項105】
前記対象は、前記血管新生因子に対する免疫応答を開始する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記対象は、エピトープスプレッディングを介して前記腫瘍によって発現される腫瘍抗原に対する免疫応答を開始する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
前記腫瘍は、乳腺腫瘍である、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
前記腫瘍は、Her−2/neuを発現する腫瘍である、請求項104に記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図1B】
【図1C】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公表番号】特表2012−519490(P2012−519490A)
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553117(P2011−553117)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/026257
【国際公開番号】WO2010/102140
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/026257
【国際公開番号】WO2010/102140
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【Fターム(参考)】
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