説明

衝突音発生回避構造を備えた蛍光管用コネクタ装置

【課題】フローティング機構を備えた蛍光管用コネクタ装置に、衝突音の発生を回避する構造を設ける。
【解決手段】蛍光管の長さ方向において該蛍光管の動きに応じて可動とされた可動ハウジングと、可動ハウジングを長さ方向にフローティング可能に支持する固定ハウジングと、を備える。固定ハウジングの一部である、フローティングの方向に延びる自由端に、可動ハウジング側に突出して設けられ、可動ハウジングと接触して、可動ハウジングを固定ハウジングから引き離す方向に力を与える付勢部材が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光管用コネクタ装置、特に、衝突音発生回避構造を備えた蛍光管用コネクタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビジョン受像機のような液晶表示装置(液晶ディスプレイ)のバックライト光源として、熱陰極管(HCFL)や冷陰極管(CCFL)のような蛍光管(線状光源)が広く利用されている。これらの蛍光管は両端にリード線(導線)を有し、各リード線は蛍光管用コネクタ装置を介してバックライト背面板などの基板に支持される。
【0003】
図7、図8に、特開2005−259370号公報に開示された従来の蛍光管用コネクタ装置201の一例を示す。図7は、この従来例に開示された蛍光管用コネクタ装置201の一部を縦断面図で示したもの、図8は、図7に示す基板202と端子207のみを示す斜視図である。この蛍光管用コネクタ装置201は、蛍光管203を支持し、或いは、蛍光管203に電源を供給する働きを有し、主に、端子207と、ハウジング204、更に、これら端子207とハウジング204に対して回動可能なアクチュエータ205から成る。端子207は、蛍光管203の導線218を挟持する接点部210を有し、この接点部210は、アクチュエータ205の開閉動作に連動して導線218を導入可能な開状態と、導線218を挟持する閉状態を採ることができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−259370号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、バックライト使用時に、蛍光管は、自身から発せられる熱等の影響によってその長さ方向に延びるリード線に沿って伸縮し得る。導線の被挟持部には、このような伸縮に伴う応力が加わりやすく、例えば、導線218を挟持する接点部210と導線218との衝突等によって、導線218が切断されてしまう危険がある。この問題を解決するため、蛍光管の熱伸縮に応答して、蛍光管用コネクタ装置の一部をフローティングさせることも考えられるが、このようなフローティング構造を採用すると、部材間のガタつきによって部材同士が衝突し、不快な衝突音が発生してしまう恐れがあった。
【0006】
本願発明は、このような従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、特に、フローティング機構を備えた蛍光管用コネクタ装置に、衝突音の発生を回避する構造を設けることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、蛍光管の長さ方向において該蛍光管の動きに応じて可動とされた可動ハウジングと、前記可動ハウジングを前記長さ方向にフローティング可能に支持する固定ハウジングと、を備え、前記可動ハウジング又は前記固定ハウジングの一方に、他方の一部と接触して前記可動ハウジングを前記固定ハウジングから引き離す方向に力を与える付勢部材が設けられていることを特徴とする蛍光管用コネクタ装置が提供される。
上記装置において、前記固定ハウジングの一部である、前記フローティングの方向に延びる自由端に、前記可動ハウジング側に突出して設けられ、前記可動ハウジングと接触して、前記可動ハウジングを前記固定ハウジングから引き離す方向に力を与える付勢部材が設けられていてもよい。
【0008】
また、上記装置において、前記付勢部材は、前記装置の前側に設けられていてもよい。また、上記装置において、前記可動ハウジングに取り付けられて前記蛍光管のリード線を端子に固定する働きをもつ取付部材を更に備えていてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好適な一実施形態によるフローティング制御機構を備えた蛍光管用コネクタ装置の一例を説明する。
【0010】
図1に、本発明による蛍光管用コネクタ装置1の斜視図、図2に、その正面図、図3に、その側面図を、それぞれ示し、更に、図4、図5に、蛍光管2の取付工程の一部を斜視図で示す。
【0011】
装置1は、全体として略左右対称形状を成す。この装置1は、主に、蛍光管2(図4、図5に示されている)の長さ方向(図示矢印「ア」方向)において蛍光管2の動きに応じて可動とされた可動ハウジング40と、可動ハウジング40を蛍光管2の長さ方向にフローティング可能に支持する固定ハウジング70と、可動ハウジング40に対して回動可能に枢支された蓋部材(取付部材)20と、可動ハウジング40と固定ハウジング70に一部露出状態で配置され、蛍光管2から長さ方向に延びる2本のリード線5A、5B(図4に点線で示されている)と電気的に接続される端子90から成る。
【0012】
装置1を使用することにより、例えば、所定長さを有する蛍光管2の一方の側を、バックライト背面板(図示されていない)の一方の板面側において、バックライト背面板から離間した状態で配置することができ、また、バックライト背面板のもう一方の板面側に取り付けたインバータ基板(図示されていない)から蛍光管2へ信号を伝達させ、或いは、そこへ電気を供給できる。尚、実際の使用時には、蛍光管2の長さ方向(図示矢印「ア」方向)において、蛍光管2の各端部に蛍光管用コネクタ装置1がそれぞれ配置され、また、これら蛍光管2と各端部に設けた2つの蛍光管用コネクタ装置を1つの組みとした複数の組みが並列に配列される。これにより、様々な大きさのテレビのバックライトをサポートできる。
【0013】
装置1をバックライト背面板に固定するため、固定ハウジング70の一部を、インバータ基板案内面87によって案内させつつ、バックライト背面板の穴に貫通させ、そこに係止する。このとき、ベース部80より下側は、バックライト背面板の穴に挿入され、その他の部分は、バックライト背面板の上部に現れる。本体86前面の左右対向位置に対称配置された弾性作用を有する基板取付片84は、中心方向に弾性変位可能であって、変位状態でバックライト背面板の穴に挿入された後、図示の状態に復帰することにより、係合部85にてバックライト背面板の穴の縁にパチン止めされる。更に言えば、バックライト背面板は、その厚み方向において、係合部85と、ベース部80の底面81との間に、所定の力で挟み込まれて、各穴に固定される。装置1を固定した後、装置1にインバータ基板を取り付ける。インバータ基板は、一方の側縁に設けた各突出部を、固定ハウジング70の底部前側に設けた各基板挿入孔71に一括挿入することによって取り付けることができる。各基板挿入孔71に各突出部を挿入したとき、基板挿入孔71内に露出状態で設けた端子90の一部(接触片131)が、インバータ基板と接触し、これにより、インバータ基板と装置1を電気的に接続できる。
【0014】
リード線5は、蓋部材20と可動ハウジング40等との協働作用によって端子90に固定される。端子90は、可動ハウジング40と固定ハウジング70の両者を貫通した状態で、蛍光管用コネクタ装置1の内部に設けられており、可動ハウジング40から露出したその一部(リード支持固定部91)においてリード線5A、5B(図4に示されている)を支持、固定し得る。リード線5を介して可動ハウジング40に固定された蛍光管2は、例えば、蛍光管2に発生した熱の影響等によって膨張し、長さ方向「ア」に沿ってその長さを変化させることがある。この長さの変化は、蛍光管2の根元付近、特に、蛍光管2のリード線5と端子90との間の接続状態に、好ましくない影響を与える。この長さの変化を許容するため、可動ハウジング40は、固定ハウジング70に対して、蛍光管2の長さ方向「ア」に沿ってフローティング可能としてある。
【0015】
リード線5は、可動ハウジング40に設けた挿入空間53A、53Bに、それらの上方から挿入される。各挿入空間53A、53Bには、端子90の一部(固定片92と可動片94)によって隙間が形成されており、これら隙間は、蓋部材20を図示矢印「イ1」方向に回動させたときに、蓋部材20の一部(干渉面27)と端子90の一部(可動片94の中間折曲部97)との接触を通じて狭まるようになっている。蓋部材20を図示矢印「イ1」方向に回動させることにより、端子90間の隙間が狭められ、この結果、リード線5A、5Bを、端子90に固定することができる。尚、蓋部材20の内面によって形成された干渉面27と端子90の一部(可動片94の中間折曲部97)との接触がスムーズになるよう、干渉面27に連続するテーパー状の誘い込み部28を設けてもよい。このように、装置1によれば、蓋部材20を図4に示す「開」状態から、図5に示す「閉」状態とすることによって、リード線5を可動ハウジング40に簡単に取付けることができる。逆に、蓋部材20を図示矢印「イ2」方向に回動させることにより、リード線5A、5Bは、可動ハウジング40から取り外すこともできる。
以下、各部品の構成をより詳細に説明する。
【0016】
固定ハウジング70は、主に、立方形状の本体86と、この本体86の上部に形成されたフランジ状のベース部80から成る。ベース部80は中心付近に穴(図示されていない)を有し、全体として略ロ字状の平板とされている。尚、特に図示しないが、可動ハウジング40のフローティング量は、この穴に可動ハウジング40の突出部を遊嵌することにより設定される。本体86の内部には空間(図示されていない)が形成されており、端子90の上部を穴から突出させた状態で設置できるようになっている。ベース部80の穴から突出した端子90の一部は、実質的に可動ハウジング40に収容される。
【0017】
可動ハウジング40の左右の運動を規制し、且つ、可動ハウジング40をスライド可能に支持するため、ベース部80上部の左右各側に、一対の側壁73が設けてある。これらの各側壁73は、可動ハウジング40のフローティング方向(図示矢印「ア」方向)に沿って延びており、可動ハウジング40の一部(ベース部42)を左右各側から挟み込むように支持する。側壁43の上縁部には、フローティング方向に沿って、可動ハウジング40の保持側に延出されたスライド係止片74が形成されており、この結果、可動ハウジング40の上方向からの抜け落ちは防止される。
【0018】
可動ハウジング40の底部41を支持するため、ベース部80上の側壁73の内側に、自由端形成部77がフローティング方向(図示矢印「ア」方向)に沿って形成してある。可動ハウジング40は、一端75で固定された、この自由端形成部77上に、フローティング可能な状態で支持される。図6に、図2のA−A線断面図を示す。但し、ここでは、蓋部材20を「開」状態ではなく、「閉」状態として示している。この図に示すように、自由端形成部77の固定側とは反対側の端部には、付勢部材78が設けてある。付勢部材78は、可動ハウジング40側に突出し、可動ハウジング40の底部41と接触するように設定されており、可動ハウジング40を固定ハウジング70から引き離す方向(ここでは上方)に常時付勢する。この付勢部材78を設けたことにより、可動ハウジング40は、常に、固定ハウジング70から引き離される方向に力を受けるため、固定ハウジング70のスライド係止片74に常時押し付けられる。この結果、フローティング部材である可動ハウジング40とコネクタ本体を密着させ、それらの間の隙間(ガタつき)をなくし、フローティング時などにおける固定ハウジング70と可動ハウジング40との衝突音の発生が抑制できる。
【0019】
可動ハウジング40は、主に、略平板状のベース部42と、ベース部42の上部に設けた、蓋を載置するための蓋載置台45と、蓋載置台45を挟み込むように左右それぞれに対向配置された一対のロック片47と、更に、ロック片47よりも図示矢印「ア」に沿って後側に配置された軸受49から成る。
【0020】
蓋載置台45の前側には、端子90のリード支持固定部91を一部露出状態で配置する可動片支持部54と固定片支持部56が垂設される。可動片支持部54は、左右に切った可動片挿入空間55を有し、この可動片挿入空間55に、可動片94が左右に可動な状態で挿入されるようになっている。一方、固定片支持部56には、固定片92が埋め込まれて固定される凹状の固定片固定溝57が形成される。固定片92と可動片94の隙間に対応して形成された、可動片支持部54と固定片指示部56の隙間によって、図示矢印「ア」方向において、蛍光管2のリード線5が挿通される挿入空間53A、53Bが形成される。蓋部材20が開状態にあるとき、長さ方向「ア」において、端子90の一部(中間折曲部97付近)が、可動片支持部54の外面から多少突出した状態とされている点に注意していただきたい。蓋部材20を図示矢印「イ1」方向に回動させたとき、この突出部(中間折曲部97)は、誘い込み部28と滑らかに接触し、更に、蓋部材20の干渉面27との接触を通じて中心側に押し付けられる。この結果、リード線90を挟み込んでいる、固定片92と可動片94の隙間が狭くなり、リード線5A、5Bを、それらの間で固定されることになる。
【0021】
端子90は、互いに対称形状の左右2つ(端子90A、90B)の組から成る。これら2つの端子90A、90Bは、それぞれ、1枚の金属板を打ち抜き、折り曲げることによって形成され、互いに離間され、電気的、物理的に、何ら接続されていない。これらは、それぞれが別々の信号又は電源を伝達するために使用され、この意味で、装置1は、いわゆる2極タイプのコネクタ装置ということができる。勿論、端子を1つとして、或いは、端子90Aと90Bを互いに接続するようにして1極タイプとしてもよい。
【0022】
端子90は、上部に、固定片92と可動片94とから成るリード支持固定部91を有し、更に、図示されていない伸縮吸収部を介して接続された基板接触部130を含む。これらのうち、リード支持固定部91のみ、固定ハウジング70の外部、更に言えば、可動ハウジング40に支持され、その他の部分は、固定ハウジング70の内部に配置される。端子90は、その一部のみが可動ハウジング40や固定ハウジング固定ハウジング70から露出された状態で収容される。
【0023】
基板接触部130は、固定ハウジング70の基板挿入口71に露出状態で配置され、インバータ基板を端子90に接続するために使用される。基板接触部130の先端付近には、内方に向かって軽く折り曲げることによって接触片131が形成されており、インバータ基板の所定部分を所定の力で支持できるようになっている。固定ハウジング70の下部に設けた基板挿入口71からインバータ基板が挿入されたとき、接触片131はインバータ基板の所定部分と接触することによって変位し、所定の力でインバータ基板に接触し得る。
【0024】
リード支持固定部91を構成する固定片92と可動片94は、蓋部材20と協働して、蛍光管2のリード線5を支持、固定する。これらは下端部で互いに接続されているが、固定片92は、可動ハウジング40の所定位置(固定片支持部56に設けた固定片固定溝57)に埋め込むことにより固定して使用され、可動片94は、可動ハウジング40の所定位置(可動片支持部54の中間位置に設けた可動片挿入空間55)に挿入して使用される。特に、可動片94は、フローティング方向(図示矢印「ア」方向)と直交する左右方向において、可動片挿入空間55に可動状態で設けてある。可動片94は、フローティング方向(図示矢印「ア」方向)に沿って、固定片92A(B)と固定片92A’(B’)との中間に位置付けられているため、これら固定片92A(B)、固定片92A’(B’)、可動片94は、リード線5の軸方向に沿って千鳥状に対向配置されていることになる。この結果、リード線5は、これら固定片92A(B)、固定片92A’(B’)、可動片94によって形成された隙間に、3つの部分による3つの支点で、平面的に安定して支持され得る。
【0025】
特に、可動片94の中間折曲部97付近は、フローティング方向(図示矢印「ア」方向)において、可動片挿入空間55から左右外側に多少突出した状態とされている点に注意していただきたい。蓋部材20が「開」状態から「閉」状態にされたとき、中間折曲部97の外部側面は、閉じられつつある蓋部材20の干渉面27によって挟み込まれるようにそこに衝突し、可動片94は可動片挿入空間55へ押し込まれてリード線5側に変位する。この変位作用によって、リード線5を支持する隙間は弾性的に狭められ、固定片92と可動片94の間に支持したリード線5はそこに挟持、固定される。
【0026】
蓋部材20は、可動ハウジング40に蓋をするともに、リード線5を固定する。蓋部材20は、前面と底面で開放され、左右側面21、上面22、及び背面23で閉じた、略箱状体とされている。側面21の背面側底部付近の左右対向側には、外方に突出した2本の軸58が設けてある。蓋部材20の底側エッジ部18を可動ハウジング40の平坦面52上に支持した状態で、これらの軸58を可動ハウジング40の軸受49の穴59によって枢支することにより、蓋部材20は、図示矢印「イ」方向において、約90度回動可能とされている。更に、閉じた蓋部材20を可動ハウジング40に係止するため、側面21の前側の左右対向側に、外方に突出した2個の外方突出部25が設けてある。これら外方突出部25を可動ハウジング40のロック片47に押し込んで係止させることにより、蓋部材20は可動ハウジング40に対して閉状態で保持される。尚、可動ハウジング40を蓋部材20によって閉じる際、蓋部材20の外方突出部25がロック片47にスムーズに案内されるよう、外方突出部25の外面はテーパー状としておくのが好ましい。また、蓋部材20の開操作を容易にするため、側面21の上部対向側に外側に張り出す引っ掛け部17を設けておくのが好ましい。これらの引っ掛け部17に手の爪を引っ掛ける等して蓋部材20の開閉操作を容易にできる。
【0027】
蓋載置台45の後側には、蓋部材20を載置する平坦面52を形成する。平坦面52に載置された蓋部材20の軸58(図6によく示されている)は、軸受49に設けた穴59に回動可能に枢支される。蓋部材20が閉状態とされたとき、蓋部材20の外方突出部25は、蓋載置台45の前側の左右対向側に設けたロック片47を乗り越えて、係止面26においてロック片47と係合され、蓋部材20を係止する。尚、蓋部材20が閉状態とされた後にリード線が抜け出ることを防止するため、可動片支持部54の前側位置に抜止部材24を設けておいてもよい。
【0028】
尚、上の実施形態では、固定ハウジング70の一部である、フローティングの方向に延びる自由端形成部77の一端に、可動ハウジング40側に突出して設けられて、可動ハウジング40と接触して、可動ハウジング40を固定ハウジング70から引き離す方向に力を与える付勢部材78を設けることとしたが、付勢部材は可動ハウジング又は固定ハウジングの一方に、他方の一部と接触して可動ハウジング40を固定ハウジング70から引き離す方向に力を与えるものであれば足りる。よって、必ずしも付勢部材を固定ハウジングの一部として設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明による蛍光管用コネクタ装置の斜視図である。
【図2】本装置の正面図である。
【図3】本装置の側面図である。
【図4】蛍光管の取付工程の一部を示す斜視図である。
【図5】蛍光管の取付工程の一部を示す斜視図である。
【図6】図2のA−A線断面図を示す。
【図7】従来例に示された蛍光管用コネクタ装置の一部を縦断面図で示す図である。
【図8】図7の基板と端子だけを示した斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
1 蛍光管用コネクタ装置
2 蛍光管
5 リード線
20 蓋部材(取付部材)
24 抜止部材
40 可動ハウジング
42 ベース部
45 蓋載置台
47 ロック片
53 挿入空間
54 可動片支持部
55 可動片挿入空間
56 固定片支持部
57 固定片固定溝
70 固定ハウジング
77 自由端形成部
78 付勢部材
80 ベース部
90 端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛍光管の長さ方向において該蛍光管の動きに応じて可動とされた可動ハウジングと、
前記可動ハウジングを前記長さ方向にフローティング可能に支持する固定ハウジングと、を備え、
前記可動ハウジング又は前記固定ハウジングの一方に、他方の一部と接触して前記可動ハウジングを前記固定ハウジングから引き離す方向に力を与える付勢部材が設けられていることを特徴とする蛍光管用コネクタ装置。
【請求項2】
前記固定ハウジングの一部である、前記フローティングの方向に延びる自由端に、前記可動ハウジング側に突出して設けられ、前記可動ハウジングと接触して、前記可動ハウジングを前記固定ハウジングから引き離す方向に力を与える付勢部材が設けられている請求項1に記載の蛍光管用コネクタ装置。
【請求項3】
前記付勢部材は、前記装置の前側に設けられている請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記可動ハウジングに取り付けられて前記蛍光管のリード線を端子に固定する働きをもつ取付部材を更に備える請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−164006(P2009−164006A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−1369(P2008−1369)
【出願日】平成20年1月8日(2008.1.8)
【出願人】(390005049)ヒロセ電機株式会社 (383)
【Fターム(参考)】