表現型を決定するためのエキソソームの使用方法およびそのシステム
診断的、治療関連、もしくは予後的方法のためのバイオマーカーの検出にエキソソームを使用して、病態または疾患、例えば、疾患の病期もしくは進行等の表現型を同定することができる。生理的状態のプロファイリングまたは表現型の決定において、起始細胞のエキソソームを使用することができる。起始細胞に特異的なエキソソームからのバイオマーカーまたはマーカーを使用して、疾患、病態、病期、および病態の段階に対する治療計画を決定することができ、治療効果を決定することもできる。また、起始細胞に特異的なエキソソーム由来のマーカーを使用して、未知の起源の疾患の病態を同定することもできる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における表現型を特徴付ける方法であって、
i) 前記対象からの生体試料中の1つ以上のエキソソームのバイオシグネチャーを決定する工程と、
ii) 前記バイオシグネチャーに基づいて、前記対象における表現型を特徴付ける工程と、を含み、
前記バイオシグネチャーに基づく前記表現型の前記特徴付けが、少なくとも70%の感度を有する、方法。
【請求項2】
対象における表現型を特徴付ける方法であって、
i) 前記対象からの生体試料中の1つ以上のエキソソームのバイオシグネチャーを決定する工程と、
ii) 前記バイオシグネチャーを用いて前記1つ以上のエキソソームの量を決定する工程と、
iii) 前記量に基づいて、前記対象における表現型を特徴付ける工程と、を含み、
前記特徴付けが、少なくとも70%の感度を有する、方法。
【請求項3】
感度が、少なくとも80%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
感度が、少なくとも90%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
特異度が、少なくとも80%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
特異度が、少なくとも100%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記生体試料が、体液試料である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
前記試料の体積が、2mL未満である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記体液が、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液(CSF)、痰、唾液、骨髄、滑液、眼房水、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液、カウパー液もしくは射精前液、女性射精液(female ejaculate)、汗、糞便、毛髪、涙、嚢胞液、胸水および腹水、囲心腔液、リンパ液、糜粥(chyme)、乳糜(chyle)、胆汁、間質液、月経分泌物、膿、皮脂、嘔吐物、膣分泌物、粘膜からの分泌物、水便、膵液、鼻腔からの洗浄液、気管支肺吸引物、胚盤胞腔液、または臍帯血である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記エキソソームが、約30nm〜約800nmの直径を有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
前記エキソソームが、約30nm〜約200nmの直径を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記エキソソームが、サイズ排除クロマトグラフィー、密度勾配遠心分離法、分画遠心分離法、ナノ膜限外濾過、免疫吸着での捕捉、親和性精製、マイクロ流体分離、またはこれらの組み合わせによって単離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項13】
前記生体試料が、前記バイオシグネチャーを決定する工程の前に、エキソソームを濃縮されていない、請求項1または2に記載の方法。
【請求項14】
前記エキソソームが、起始細胞に特異的なエキソソームである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項15】
前記起始細胞が、腫瘍または癌細胞である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記起始細胞が、肺、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、結腸直腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、または胎児の細胞である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記エキソソームが、尿中のエキソソームである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項18】
前記バイオシグネチャーが、バイオマーカーの発現レベル、存在、不在、突然変異、コピー数多様性(copy number variation)、切断、複製、挿入、修飾、配列多様性、または分子会合を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項19】
前記バイオシグネチャーが、単離されたエキソソームの定量化、エキソソームの半減期における変動の時間的評価、循環エキソソームの半減期、エキソソームの代謝半減期、またはエキソソームの活性を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項20】
前記バイオマーカーが、核酸、ペプチド、タンパク質、脂質、抗原、炭水化物、およびプロテオグリカンからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記核酸が、DNAまたはRNAである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記核酸が、増幅される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記DNAが、二本鎖DNA、一本鎖DNA、相補的DNA、および非コードDNAからなる群より選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記RNAが、mRNA、miRNA、snoRNA、snRNA、rRNA、tRNA、siRNA、hnRNA、およびshRNAからなる群より選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記バイオマーカーが、図1から選択される抗原である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記バイオマーカーが、図3〜60に列記される表から選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記バイオマーカーが、臨床的に明確な腫瘍型またはサブタイプと関連する、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
前記miRNAが、let−7a、miR−15b、miR−16、miR−19b、miR−21、miR−26a、miR−27a、miR−92、miR−93、miR−320、およびmiR−20からなる群より選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記miRNAが、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記バイオマーカーが、EGFR、BRAF、Kras、TMPRSS2−ERG、PCA−3、PSA、ヘプシジン、およびこれらの変異体からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項32】
前記EGFR変異体が、EGFRvIIIである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記バイオマーカーが、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、およびB7H3からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項34】
前記バイオシグネチャーが、少なくとも2つのバイオマーカーを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも2つのバイオマーカーが、EpCam、CD9、PSCA、CD63、CD81、PSMA、およびB7H3からなる群より選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
少なくとも3つのバイオマーカーが選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項33、35、または36に記載の方法。
【請求項38】
前記少なくとも2つのバイオマーカーが、EpCam、CD9、CD63、およびCD66からなる群より選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記表現型が、結腸癌である、請求項33または38に記載の方法。
【請求項40】
前記バイオシグネチャーが、結合物質を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項41】
前記結合物質が、抗原、DNA分子、RNA分子、抗体、抗体フラグメント、アプタマー、ペプトイド、zDNA、ペプチド核酸(PNA)、ロックされた核酸(LNA)、レクチン、ペプチド、デンドリマー、または化合物である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記結合物質が、図2から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記バイオマーカーが、HIVタンパク質、HCVタンパク質、プリオンタンパク質、またはこれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項44】
前記バイオマーカーが、マイクロアレイ解析、PCR、対立遺伝子特異的プローブによるハイブリダイゼーション、酵素による突然変異検出、ライゲーション連鎖反応(LCR)、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ(OLA)、フローサイトメトリーヘテロ二本鎖分析、ミスマッチの化学的切断、質量分析、核酸配列決定、一本鎖DNA高次構造多型法(SSCP)、変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)、温度勾配ゲル電気泳動(TGGE)、制限フラグメント多型、連続的遺伝子発現解析(SAGE)、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項45】
前記バイオマーカーが、イメージサイトメトリー、qRT−PCR、リアルタイムPCR、PCR、フローサイトメトリー、質量分析、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項46】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、
iii) 酵素結合二次抗体を、前記検出抗体と反応させる工程と、
iv) 検出試薬を添加する工程と、
v) 前記試薬と前記酵素結合二次抗体との間の反応を検出する工程と、によって検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項47】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、によって検出される方法であって、
前記検出抗体が、直接標識される、請求項18に記載の方法。
【請求項48】
前記一次抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項46または47に記載の方法。
【請求項49】
前記検出抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項46または47に記載の方法。
【請求項50】
前記一次抗体が、基質に付着される、請求項46または47に記載の方法。
【請求項51】
前記基質が、アレイ、ウェル、または粒子である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記粒子が、磁性を帯びている、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記粒子が、内因的に標識される、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記粒子が、2つ以上の標識を用いて標識される、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記表現型が、黒色腫であり、前記一次抗体が、抗Rab 5bであり、かつ前記検出抗体が、抗CD63または抗カベオリン−1である、請求項46または47に記載の方法。
【請求項56】
前記表現型が、癌、炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、心血管疾患、神経系疾患、感染症、または妊娠に関連した病態である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項57】
前記表現型が、図3〜60に列記される表から選択される表現型である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項58】
前記表現型が、腫瘍または癌である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項59】
前記表現型が、膠芽細胞腫、前立腺癌、黒色腫、または結腸癌である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記表現型が、代謝性疾患または病態である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項61】
前記代謝性疾患または病態が、糖尿病、炎症、周産期の病態であるか、または病態が、鉄代謝に関連する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記表現型が、臓器拒絶反応、臓器障害、または移植後の病態の評価である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項63】
前記特徴付けが、前記表現型に対する診断、予後診断、薬物の有効性の決定、状態のモニタリング、または治療の選択である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項64】
前記対象が、現在の治療に応答しない、請求項1または2に記載の方法。
【請求項65】
前記現在の治療が、癌治療である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
対象における、表現型を特徴付ける方法であって、
i) 生体試料中のエキソソームのバイオシグネチャーを決定する工程と、
ii) 前記バイオシグネチャーに基づいて、前記対象における表現型を特徴付ける工程と、を含み、
前記バイオシグネチャーが、複数個のバイオマーカーを含み、
前記バイオシグネチャーが、前記複数個のバイオマーカー未満の検出と比較して、前記表現型の特徴付けにおいて、より高い感度または特異度を提供する、方法。
【請求項67】
前記生体試料が、体液試料である、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記試料の体積が、2mL未満である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記体液が、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液(CSF)、痰、唾液、骨髄、滑液、眼房水、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液、カウパー液もしくは射精前液、女性射精液、汗、糞便、毛髪、涙、嚢胞液、胸水および腹水、囲心腔液、リンパ液、糜粥、乳糜、胆汁、間質液、月経分泌物、膿、皮脂、嘔吐物、膣分泌物、粘膜からの分泌物、水便、膵液、鼻腔からの洗浄液、気管支肺吸引物、胚盤胞腔液、または臍帯血である、請求項66に記載の方法。
【請求項70】
前記エキソソームが、約30nm〜約800nmの直径を有する、請求項66に記載の方法。
【請求項71】
前記エキソソームが、約30nm〜約200nmの直径を有する、請求項66に記載の方法。
【請求項72】
前記エキソソームが、サイズ排除クロマトグラフィー、密度勾配遠心分離法、分画遠心分離法、ナノ膜限外濾過、免疫吸着での捕捉、親和性精製、マイクロ流体分離、またはこれらの組み合わせによって単離される、請求項66に記載の方法。
【請求項73】
前記生体試料が、前記バイオシグネチャーを決定する工程の前に、エキソソームを濃縮されていない、請求項66に記載の方法。
【請求項74】
前記エキソソームが、起始細胞に特異的なエキソソームである、請求項66に記載の方法。
【請求項75】
前記起始細胞が、腫瘍または癌細胞である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記起始細胞が、肺、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、結腸直腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、または胎児の細胞である、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記エキソソームが、尿中のエキソソームである、請求項66に記載の方法。
【請求項78】
前記複数個のバイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、核酸、ペプチド、タンパク質、脂質、抗原、炭水化物、およびプロテオグリカンからなる群より選択される、請求項66に記載の方法。
【請求項79】
前記核酸が、DNAまたはRNAである、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記核酸が、増幅される、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記DNAが、二本鎖DNA、一本鎖DNA、相補的DNA、および非コードDNAからなる群より選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
前記RNAが、mRNA、miRNA、snoRNA、snRNA、rRNA、tRNA、siRNA、hnRNA、およびshRNAからなる群より選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
前記バイオマーカーが、図1から選択される抗原である、請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記バイオマーカーが、図3〜60に列記される表から選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項85】
前記バイオマーカーが、臨床的に明確な腫瘍型またはサブタイプと関連する、請求項78に記載の方法。
【請求項86】
前記miRNAが、let−7a、miR−15b、miR−16、miR−19b、miR−21、miR−26a、miR−27a、miR−92、miR−93、miR−320、およびmiR−20からなる群より選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
前記miRNAが、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項88】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記バイオマーカーが、EGFR、BRAF、Kras、TMPRSS2−ERG、PCA−3、PSA、ヘプシジン、およびこれらの変異体からなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項90】
前記EGFR変異体が、EGFRvIIIである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、およびB7H3からなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項92】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、HIVタンパク質、HCVタンパク質、プリオンタンパク質、もしくはこれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項93】
前記複数個が、2個のバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項94】
前記複数個が、少なくとも3個のバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項95】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、EpCam、CD9、PSCA、CD63、CD81、PSMA、およびB7H3からなる群より選択される少なくとも2つのバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項96】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項91または95に記載の方法。
【請求項97】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、EpCam、CD9、CD63、およびCD66からなる群より選択される少なくとも2つのバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項98】
前記表現型が、結腸癌である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項99】
前記バイオマーカーが、マイクロアレイ解析、PCR、対立遺伝子特異的プローブによるハイブリダイゼーション、酵素による突然変異検出、ライゲーション連鎖反応(LCR)、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ(OLA)、フローサイトメトリーヘテロ二本鎖分析、ミスマッチの化学的切断、質量分析、核酸配列決定、一本鎖DNA高次構造多型法(SSCP)、変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)、温度勾配ゲル電気泳動(TGGE)、制限フラグメント多型、連続的遺伝子発現解析(SAGE)、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項78に記載の方法。
【請求項100】
前記バイオマーカーが、イメージサイトメトリー、qRT−PCR、リアルタイムPCR、PCR、フローサイトメトリー、質量分析、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項78に記載の方法。
【請求項101】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、
iii) 酵素結合二次抗体を、前記検出抗体と反応させる工程と、
iv) 検出試薬を添加する工程と、
v) 前記基質と前記酵素結合二次抗体との間の反応を検出する工程と、によって検出される、請求項78に記載の方法。
【請求項102】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、によって検出される方法であって、
前記検出抗体が、直接標識される、請求項78に記載の方法。
【請求項103】
前記一次抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項101または102に記載の方法。
【請求項104】
前記検出抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項101または102に記載の方法。
【請求項105】
前記一次抗体が、基質に付着される、請求項101または102に記載の方法。
【請求項106】
前記基質が、アレイ、ウェル、または粒子である、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記粒子が、磁性を帯びている、請求項105に記載の方法。
【請求項108】
前記粒子が、内因的に標識される、請求項105に記載の方法。
【請求項109】
前記粒子が、2つ以上の標識を用いて標識される、請求項105に記載の方法。
【請求項110】
前記表現型が、黒色腫であり、前記一次抗体が、抗Rab 5bであり、かつ前記検出抗体が、抗CD63または抗カベオリン−1である、請求項101または102に記載の方法。
【請求項111】
前記表現型が、癌、炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、心血管疾患、神経系疾患、感染症、または妊娠に関連した病態である、請求項66に記載の方法。
【請求項112】
前記表現型が、図3〜60に列記される表から選択される表現型である、請求項66に記載の方法。
【請求項113】
前記表現型が、腫瘍または癌である、請求項66に記載の方法。
【請求項114】
前記表現型が、膠芽細胞腫、前立腺癌、黒色腫、または結腸癌である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記表現型が、代謝性疾患または病態である、請求項66に記載の方法。
【請求項116】
前記代謝性疾患または病態が、糖尿病、炎症、周産期の病態であるか、または病態が、鉄代謝に関連する、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記表現型が、臓器拒絶反応、臓器障害、または移植後の病態の評価である、請求項66に記載の方法。
【請求項118】
前記特徴付けが、前記表現型についての診断、予後診断、薬物の有効性の決定、状態のモニタリング、または治療の選択である、請求項66に記載の方法。
【請求項119】
前記対象が、現在の治療に応答しない、請求項66に記載の方法。
【請求項120】
前記現在の治療が、癌治療である、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
以下の工程を含む、複数個のエキソソームの多重分析のための方法:
i) 前記複数個のエキソソームを複数個の基質に適用する工程であって、
各基質が、1つ以上の捕捉剤に結合され、かつ
前記複数個の基質の各サブセットが、前記複数個の基質の別のサブセットとは異なる捕捉剤または捕捉剤の組み合わせを含む、工程、
ii) 前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブユニットを捕捉する工程、および
iii) 前記捕捉したエキソソームの1つ以上のバイオマーカーを検出する工程。
【請求項122】
前記複数個の基質の各サブセットが、前記複数個の基質の別のサブセットとは差別的に標識される、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記複数個の基質の少なくとも1つのサブセットが、内因的に標識される、請求項121に記載の方法。
【請求項124】
前記複数個の基質の少なくとも1つのサブセットが、2つ以上の標識を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項125】
前記基質が、粒子またはビーズである、請求項121に記載の方法。
【請求項126】
以下の工程を含む、複数個のエキソソームの多重分析のための方法:
i) 前記複数個のエキソソームを平面基質に適用する工程であって、前記基質が、複数個の捕捉剤を含む、工程、
ii) 前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブユニットを捕捉する工程、および
iii) 前記捕捉したエキソソームの1つ以上のバイオマーカーを検出する工程。
【請求項127】
エキソソームの少なくとも2つの異なる集団が、捕捉される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項128】
1つ以上のバイオマーカーを検出する前記工程が、表現型を特徴付けるために使用される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項129】
前記表現型が、癌、炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、心血管疾患、神経系疾患、感染症、または妊娠に関連した病態である、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記表現型が、図3〜60に列記される表から選択される表現型である、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
前記表現型が、腫瘍または癌である、請求項128に記載の方法。
【請求項132】
前記表現型が、膠芽細胞腫、前立腺癌、黒色腫、または結腸癌である、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記表現型が、代謝性疾患または病態である、請求項128に記載の方法。
【請求項134】
前記代謝性疾患または病態が、糖尿病、炎症、周産期の病態、または鉄代謝の病態である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記表現型が、臓器拒絶反応、臓器障害、または移植後の病態の評価である、請求項128に記載の方法。
【請求項136】
前記特徴付けが、前記表現型についての診断、予後診断、薬物の有効性の決定、前記表現型の状態のモニタリング、または治療の選択である、請求項128に記載の方法。
【請求項137】
少なくとも5、10、15、または20個の異なる捕捉剤が使用される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項138】
前記1個以上の捕捉剤が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択される標的に結合する、請求項121または126に記載の方法。
【請求項139】
前記1つ以上のバイオマーカーが、核酸、ペプチド、タンパク質、脂質、抗原、炭水化物、およびプロテオグリカンからなる群より選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項140】
前記核酸が、DNAまたはRNAである、請求項138に記載の方法。
【請求項141】
前記核酸が、増幅される、請求項138に記載の方法。
【請求項142】
前記DNAが、二本鎖DNA、一本鎖DNA、相補的DNA、および非コードDNAからなる群より選択される、請求項140に記載の方法。
【請求項143】
前記RNAが、mRNA、miRNA、snoRNA、snRNA、rRNA、tRNA、siRNA、hnRNA、およびshRNAからなる群より選択される、請求項140に記載の方法。
【請求項144】
前記1つ以上のバイオマーカーが、図1から選択される抗原である、請求項121または126に記載の方法。
【請求項145】
前記1つ以上のバイオマーカーが、図3〜60に列記される表から選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項146】
前記1つ以上のバイオマーカーが、臨床的に明確な腫瘍型またはサブタイプと関連する、請求項121または126に記載の方法。
【請求項147】
前記miRNAが、let−7a、miR−15b、miR−16、miR−19b、miR−21、miR−26a、miR−27a、miR−92、miR−93、miR−320、およびmiR−20からなる群より選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項148】
前記miRNAが、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項149】
1つ以上のバイオマーカーを検出する前記工程が、前立腺癌を特徴付けるために使用される、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記1つ以上のバイオマーカーが、EGFR、BRAF、Kras、TMPRSS2−ERG、PCA−3、PSA、ヘプシジン、およびこれらの変異体からなる群より選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項151】
前記EGFR変異体が、EGFRvIIIである、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
前記1つ以上のバイオマーカーが、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、PSM、5T4、EpCam、PSMA、CD59、B7H3、CD66、およびこれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項153】
少なくとも2つ、3つ、4つ、または5つのバイオマーカーが検出される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項154】
前記少なくとも2つのバイオマーカーが、EpCam、CD9、PSCA、CD63、CD81、PSMA、およびB7H3からなる群より選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記1つ以上の捕捉剤が、EpCamを標的とし、かつ前記1つ以上のバイオマーカーが、CD9およびCD63である、請求項121または126に記載の方法。
【請求項156】
前記1つ以上の捕捉剤が、PCSAを標的とし、かつ前記1つ以上のバイオマーカーが、B7H3およびPSMAである、請求項121または126に記載の方法。
【請求項157】
前記1つ以上の捕捉剤が、CD63を標的とし、かつ前記1つ以上のバイオマーカーが、CD81、CD83、またはCD9である、請求項121または126に記載の方法。
【請求項158】
前記1つ以上のバイオマーカーが、CD81である、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
前記1つ以上のバイオマーカーが、CD63またはCD9である、請求項157に記載の方法。
【請求項160】
前記1つ以上のバイオマーカーを検出する工程が、前立腺癌を特徴付けるために使用される、請求項155、156、157、または158に記載の方法。
【請求項161】
前記1つ以上のバイオマーカーを検出する工程が、結腸癌を特徴付けるために使用される、請求項157または159に記載の方法。
【請求項162】
前記複数個のエキソソームが、生体試料から得られる、請求項121または126に記載の方法。
【請求項163】
前記生体試料が、体液試料である、請求項162に記載の方法。
【請求項164】
前記試料の体積が、2mL未満である、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
前記体液が、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液(CSF)、痰、唾液、骨髄、滑液、眼房水、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液、カウパー液もしくは射精前液、女性射精液、汗、糞便、毛髪、涙、嚢胞液、胸水および腹水、囲心腔液、リンパ液、糜粥、乳糜、胆汁、間質液、月経分泌物、膿、皮脂、嘔吐物、膣分泌物、粘膜からの分泌物、水便、膵液、鼻腔からの洗浄液、気管支肺吸引物、胚盤胞腔液、または臍帯血である、請求項163に記載の方法。
【請求項166】
前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブセットが、約30nm〜約800nmの直径を有する、請求項121または126に記載の方法。
【請求項167】
前記エキソソームが、約30nm〜約200nmの直径を有する、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
前記複数個のエキソソームが、サイズ排除クロマトグラフィー、密度勾配遠心分離法、分画遠心分離法、ナノ膜限外濾過、免疫吸着での捕捉、親和性精製、マイクロ流体分離、またはこれらの組み合わせによって単離される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項169】
前記生体試料が、前記バイオシグネチャーを決定する工程の前に、エキソソームを濃縮されていない、請求項162に記載の方法。
【請求項170】
前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブセットが、起始細胞に特異的なエキソソームを含む、請求項121または126に記載の方法。
【請求項171】
前記起始細胞が、腫瘍または癌細胞である、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
前記起始細胞が、肺、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、結腸直腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、または胎児の細胞である、請求項170に記載の方法。
【請求項173】
前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブセットが、尿中のエキソソームを含む、請求項121または126に記載の方法。
【請求項174】
以下の工程を含む、表現型を特徴付けるための方法:
i) 対象からの試料中のエキソソームの量を決定する工程、
ii) 前記試料中の起始細胞に特異的なエキソソームの量を決定する工程、ならびに
iii) 前記エキソソームの量および前記起始細胞に特異的なエキソソームの量を、参照値に対して比較することによって、前記表現型を特徴付ける工程。
【請求項175】
工程(a)の前記エキソソームの量が、1つ以上のエキソソームバイオマーカーを検出することによって決定される、請求項174に記載の方法。
【請求項176】
工程(b)の前記起始細胞に特異的なエキソソームの量が、1つ以上の起始細胞に特異的なバイオマーカーを検出することによって決定される、請求項174に記載の方法。
【請求項177】
前記表現型が、癌である、請求項174に記載の方法。
【請求項178】
癌に固有の1つ以上のバイオマーカーを含むエキソソームの量を検出する工程をさらに含む、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
1つ以上のバイオマーカーを含む単離されたエキソソームであって、
i) 乳房細胞に由来し、ETV6−NTRK3、ならびに乳癌に対する図3および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
ii) 卵巣細胞に由来し、CD24、ならびに卵巣癌に対する図4および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
iii) 肺細胞に由来し、ミッドカイン、RLF−MYCL1、TGF−ALK、CD74−ROS1、ならびに肺癌に対する図5および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
iv) 結腸細胞に由来し、結腸癌に対する図6および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
v) 腺腫に由来し、図7、図9[結腸直腸癌もしくはCRC]、または図10のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
vi) 腸細胞に由来し、図8[過敏性腸症候群またはIBD対正常]または図10[IBD対CRC]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
vii) 結腸、直腸、または虫垂細胞に由来し、図11[CRCデュークスBおよびCRCデュークスC〜D]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
viii) 腸細胞に由来し、図12[低悪性度の異形成を伴う腺腫および高悪性度の異形成を伴う腺腫]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
ix) 腸細胞に由来し、図13[潰瘍性大腸炎(UC)対クローン病(CD)]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
x) 過形成ポリープに由来し、図14のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xi) 腸細胞に由来し、図15[低悪性度の異形成を伴う腺腫と正常との間]または図16[腺腫と正常を識別する]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xii) 腸細胞に由来し、図17[CRCと正常を識別する]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xiii) 前立腺細胞に由来し、BPHに対する図18および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xiv) 前立腺細胞に由来し、ACSL3−ETV1、C15ORF21−ETV1、FLJ35294−ETV1、HERV−ETV1,TMPRSS2−ERG、TMPRSS2−ETV1/4/5、TMPRSS2−ETV4/5、SLC5A3−ERG、SLC5A3−ETV1、SLC5A3−ETV5もしくはKLK2−ETV4、ならびに前立腺癌に対する図19、60、および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xv) 黒色腫細胞に由来し、黒色腫に対する図20および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xvi) 膵臓細胞に由来し、膵臓癌に対する図21および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xvii) 神経細胞に由来し、GOPC−ROS1、脳癌に対する図22および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xviii) 乾癬を特徴付けるためのものであり、乾癬に対する図23および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xix) 心臓細胞に由来し、図24のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xx) 血液細胞癌に由来し、TTL−ETV6、CDK6−MLL、CDK6−TLX3、ETV6−FLT3、ETV6−RUNX1、ETV6−TTL、MLL−AFF1、MLL−AFF3、MLL−AFF4、MLL−GAS7、TCBA1−ETV6、TCF3−PBX1、TCF3−TFPT、BCL11B−TLX3、IL2−TNFRFS17、NUP214−ABL1、NUP98−CCDC28A、TAL1−STIL、またはETV6−ABL2、ATIC−ALK、KIAA1618−ALK、MSN−ALK、MYH9−ALK、NPM1−ALK、TGF−ALKもしくはTPM3−ALK、BCR−ABL1、BCR−JAK2、ETV6−EVI1、ETV6−MN1、ETV6−TCBA1、CBFB−MYH11、CHIC2−ETV6、ETV6−ABL1、ETV6−ABL2、ETV6−ARNT、ETV6−CDX2、ETV6−HLXB9、ETV6−PER1、MEF2D−DAZAP1、AML−AFF1、MLL−ARHGAP26、MLL−ARHGEF12、MLL−CASC5、MLL−CBL、MLL−CREBBP、MLL−DAB21P、MLL−ELL、MLL−EP300、MLL−EPS15、MLL−FNBP1、MLL−FOXO3A、MLL−GMPS、MLL−GPHN、MLL−MLLT1、MLL−MLLT11、MLL−MLLT3、MLL−MLLT6、MLL−MYO1F、MLL−PICALM、MLL−SEPT2、MLL−SEPT6、MLL−SORBS2、MYST3−SORBS2、MYST−CREBBP、NPM1−MLF1、NUP98−HOXA13、PRDM16−EVI1、RABEP1−PDGFRB、RUNX1−EVI1、RUNX1−MDS1、RUNX1−RPL22、RUNX1−RUNX1T1、RUNX1−SH3D19、RUNX1−USP42、RUNX1−YTHDF2、RUNX1−ZNF687、TAF15−ZNF−384、CCND1−FSTL3、FLIP1−PDGFRA、FLT3−ETV6、KIAA1509−PDGFRA、PDE4DIP−PDGFRB、NIN−PDGFRB、TP53BP1−PDGFRB、またはTPM3−PDGFRB、ならびに血液細胞癌に対する図25および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxi) 血液細胞癌に由来し、BCL3−MYC、MYC−BTG1、BCL7A−MYC、BRWD3−ARHGAP20もしくはBTG1−MYC、ならびに図26のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxii) B細胞に由来し、図27のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxiii) B細胞に由来し、CITTA−BCL6、CLTC−ALK、IL21R−BCL6、PIM1−BCL6、TFCR−BCL6、IKZF1−BCL6、SEC31A−ALK、および図28のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxiv) バーキットリンパ腫細胞に由来し、IGH−MYC、LCP1−BCL6、および図29のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxv) 肝細胞に由来し、肝細胞癌に対する図30および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxvi) 子宮頸部細胞に由来し、子宮頸癌に対する図31および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxvii) 子宮内膜細胞に由来し、子宮内膜癌に対する図32および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxviii) 頭部または頸部細胞に由来し、CHCHD7−PLAG1、CTNNB1−PLAG1、FHIT−HMGA2、HMGA2−NFIB、LIFR−PLAG1、TCEA1−PLAG1、ならびに頭頸部癌に対する図33および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxix) 腸細胞に由来し、IBDに対する図34および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxx) 膵臓細胞に由来し、糖尿病に対する図35および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxi) 食道細胞に由来し、バレット食道に対する図36および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxii) 線維筋痛に対する図37および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxiii) 脳卒中に対する図38および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxiv) 多発性硬化症に対する図39および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxv) パーキンソン病に対する図40および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxvi) リウマチ性疾患に対する図41および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxvii) アルツハイマー病に対する図42および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxviii) プリオン病に対する図43および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxix) 敗血症に対する図44のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xl) 慢性神経因性疼痛に対する図45および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xli) 末梢性神経因性疼痛に対する図46および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlii) 統合失調症に対する図47および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xliii) 双極性障害に対する図48のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xliv) うつ病に対する図49のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlv) 消化管間質腫瘍(GIST)に対する図50および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlvi) 腎細胞に由来し、ALPHA−TFEB、NONO−TFE3、PRCC−TFE3、SFPQ−TFE3、CLTC−TFE3、MALAT1−TFEB、腎細胞癌に対する図51および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlvii) 肝硬変に対する図52および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlviii) 食道細胞に由来し、食道癌に対する図53および図1中から選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlix) 胃腸管細胞に由来し、胃癌に対する図54のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
l) 自閉症に対する図55および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
li) 臓器移植拒絶反応に対する図56のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lii) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する図57のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
liii) 不安定プラークに対する図58および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
liv) 自己免疫疾患に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lv) 結核(TB)に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lvi) HIVに対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lvii) 喘息に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lviii) 狼瘡に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lix) 甲状腺細胞に由来し、AKAP9−BRAF、CCDC6−RET、ERC1−RETM、GOLGA5−RET、HOOK3−RET、HRH4−RET、KTN1−RET、NCOA4−RET、PCM1−RET、PRKARA1A−RET、RFG−RET、RFG9−RET、Ria−RET、TGF−NTRK1、TPM3−NTRK1、TPM3−TPR、TPR−MET、TPR−NTRK1、TRIM24−RET、TRIM27−RETもしくはTRIM33−RET、PAX8−PPARy、および甲状腺癌に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lx) 発癌遺伝子である図59のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lxi) 前立腺細胞に由来し、PFKFB3、RHAMM(HMMR)、cDNA FLJ42103、ASPM、CENPF、NCAPG、アンドロゲン受容体、EGFR、HSP90、SPARC、DNMT3B、GART、MGMT、SSTR3、およびTOP2Bから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、または、
lxii) 前立腺細胞に由来し、図60のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含む、エキソソーム。
【請求項180】
CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCAM、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCAM、PSMA、CD59、CD66、CD24、およびB7H3からなる群より選択される1つ以上のバイオマーカーをさらに含む、請求項179に記載の単離されたエキソソーム。
【請求項181】
B7H3、PSCA、MFG−E8、Rab、STEAP、PSMA、PCSA、5T4、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択されるバイオマーカーを含む、単離されたエキソソーム。
【請求項182】
Bcl−XL、ERCC1、ケラチン15、上皮に固有の抗原(ESA)、および脂肪細胞キマーゼからなる群より選択される1つ以上のバイオマーカーを含む、単離されたエキソソーム。
【請求項183】
実質的に濃縮されたエキソソームの集団を含む組成物であって、前記濃縮されたエキソソームの集団が、1つ以上の特徴について少なくとも30%均質である、組成物。
【請求項184】
前記1つ以上の特徴が、同じバイオマーカー、実質的に同様もしくは同一のバイオシグネチャー、同一の細胞型に由来、特定の大きさのエキソソームの存在、のうちの1つ以上、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項183に記載の組成物。
【請求項185】
前記エキソソームが、請求項179、180、181、または182に記載の単離されたエキソソームである、請求項183に記載の組成物。
【請求項186】
第2の濃縮されたエキソソームの集団をさらに含み、前記第2の濃縮されたエキソソームの集団が、1つ以上の特徴について、少なくとも30%均質である、請求項183に記載の組成物。
【請求項187】
前記エキソソームが、2つ以上のバイオマーカーを標的とする2つ以上の結合物質を用いることによって得られる、請求項186に記載の組成物。
【請求項188】
前記濃縮されたエキソソームの集団が、前記組成物の全エキソソーム集団の少なくとも30%を構成する、請求項183に記載の組成物。
【請求項189】
前記組成物が由来した生体試料のエキソソーム濃度と比較して、少なくとも2倍のエキソソーム濃度を含む、請求項183に記載の組成物。
【請求項190】
細胞残屑、細胞、非エキソソームタンパク質、ペプチド、核酸、またはこれらの任意の組み合わせが実質的に存在しない、請求項183に記載の組成物。
【請求項1】
対象における表現型を特徴付ける方法であって、
i) 前記対象からの生体試料中の1つ以上のエキソソームのバイオシグネチャーを決定する工程と、
ii) 前記バイオシグネチャーに基づいて、前記対象における表現型を特徴付ける工程と、を含み、
前記バイオシグネチャーに基づく前記表現型の前記特徴付けが、少なくとも70%の感度を有する、方法。
【請求項2】
対象における表現型を特徴付ける方法であって、
i) 前記対象からの生体試料中の1つ以上のエキソソームのバイオシグネチャーを決定する工程と、
ii) 前記バイオシグネチャーを用いて前記1つ以上のエキソソームの量を決定する工程と、
iii) 前記量に基づいて、前記対象における表現型を特徴付ける工程と、を含み、
前記特徴付けが、少なくとも70%の感度を有する、方法。
【請求項3】
感度が、少なくとも80%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
感度が、少なくとも90%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
特異度が、少なくとも80%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
特異度が、少なくとも100%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記生体試料が、体液試料である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
前記試料の体積が、2mL未満である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記体液が、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液(CSF)、痰、唾液、骨髄、滑液、眼房水、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液、カウパー液もしくは射精前液、女性射精液(female ejaculate)、汗、糞便、毛髪、涙、嚢胞液、胸水および腹水、囲心腔液、リンパ液、糜粥(chyme)、乳糜(chyle)、胆汁、間質液、月経分泌物、膿、皮脂、嘔吐物、膣分泌物、粘膜からの分泌物、水便、膵液、鼻腔からの洗浄液、気管支肺吸引物、胚盤胞腔液、または臍帯血である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記エキソソームが、約30nm〜約800nmの直径を有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
前記エキソソームが、約30nm〜約200nmの直径を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記エキソソームが、サイズ排除クロマトグラフィー、密度勾配遠心分離法、分画遠心分離法、ナノ膜限外濾過、免疫吸着での捕捉、親和性精製、マイクロ流体分離、またはこれらの組み合わせによって単離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項13】
前記生体試料が、前記バイオシグネチャーを決定する工程の前に、エキソソームを濃縮されていない、請求項1または2に記載の方法。
【請求項14】
前記エキソソームが、起始細胞に特異的なエキソソームである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項15】
前記起始細胞が、腫瘍または癌細胞である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記起始細胞が、肺、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、結腸直腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、または胎児の細胞である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記エキソソームが、尿中のエキソソームである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項18】
前記バイオシグネチャーが、バイオマーカーの発現レベル、存在、不在、突然変異、コピー数多様性(copy number variation)、切断、複製、挿入、修飾、配列多様性、または分子会合を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項19】
前記バイオシグネチャーが、単離されたエキソソームの定量化、エキソソームの半減期における変動の時間的評価、循環エキソソームの半減期、エキソソームの代謝半減期、またはエキソソームの活性を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項20】
前記バイオマーカーが、核酸、ペプチド、タンパク質、脂質、抗原、炭水化物、およびプロテオグリカンからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記核酸が、DNAまたはRNAである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記核酸が、増幅される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記DNAが、二本鎖DNA、一本鎖DNA、相補的DNA、および非コードDNAからなる群より選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記RNAが、mRNA、miRNA、snoRNA、snRNA、rRNA、tRNA、siRNA、hnRNA、およびshRNAからなる群より選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記バイオマーカーが、図1から選択される抗原である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記バイオマーカーが、図3〜60に列記される表から選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記バイオマーカーが、臨床的に明確な腫瘍型またはサブタイプと関連する、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
前記miRNAが、let−7a、miR−15b、miR−16、miR−19b、miR−21、miR−26a、miR−27a、miR−92、miR−93、miR−320、およびmiR−20からなる群より選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記miRNAが、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記バイオマーカーが、EGFR、BRAF、Kras、TMPRSS2−ERG、PCA−3、PSA、ヘプシジン、およびこれらの変異体からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項32】
前記EGFR変異体が、EGFRvIIIである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記バイオマーカーが、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、およびB7H3からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項34】
前記バイオシグネチャーが、少なくとも2つのバイオマーカーを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも2つのバイオマーカーが、EpCam、CD9、PSCA、CD63、CD81、PSMA、およびB7H3からなる群より選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
少なくとも3つのバイオマーカーが選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項33、35、または36に記載の方法。
【請求項38】
前記少なくとも2つのバイオマーカーが、EpCam、CD9、CD63、およびCD66からなる群より選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記表現型が、結腸癌である、請求項33または38に記載の方法。
【請求項40】
前記バイオシグネチャーが、結合物質を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項41】
前記結合物質が、抗原、DNA分子、RNA分子、抗体、抗体フラグメント、アプタマー、ペプトイド、zDNA、ペプチド核酸(PNA)、ロックされた核酸(LNA)、レクチン、ペプチド、デンドリマー、または化合物である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記結合物質が、図2から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記バイオマーカーが、HIVタンパク質、HCVタンパク質、プリオンタンパク質、またはこれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項44】
前記バイオマーカーが、マイクロアレイ解析、PCR、対立遺伝子特異的プローブによるハイブリダイゼーション、酵素による突然変異検出、ライゲーション連鎖反応(LCR)、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ(OLA)、フローサイトメトリーヘテロ二本鎖分析、ミスマッチの化学的切断、質量分析、核酸配列決定、一本鎖DNA高次構造多型法(SSCP)、変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)、温度勾配ゲル電気泳動(TGGE)、制限フラグメント多型、連続的遺伝子発現解析(SAGE)、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項45】
前記バイオマーカーが、イメージサイトメトリー、qRT−PCR、リアルタイムPCR、PCR、フローサイトメトリー、質量分析、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項46】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、
iii) 酵素結合二次抗体を、前記検出抗体と反応させる工程と、
iv) 検出試薬を添加する工程と、
v) 前記試薬と前記酵素結合二次抗体との間の反応を検出する工程と、によって検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項47】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、によって検出される方法であって、
前記検出抗体が、直接標識される、請求項18に記載の方法。
【請求項48】
前記一次抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項46または47に記載の方法。
【請求項49】
前記検出抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項46または47に記載の方法。
【請求項50】
前記一次抗体が、基質に付着される、請求項46または47に記載の方法。
【請求項51】
前記基質が、アレイ、ウェル、または粒子である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記粒子が、磁性を帯びている、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記粒子が、内因的に標識される、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記粒子が、2つ以上の標識を用いて標識される、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記表現型が、黒色腫であり、前記一次抗体が、抗Rab 5bであり、かつ前記検出抗体が、抗CD63または抗カベオリン−1である、請求項46または47に記載の方法。
【請求項56】
前記表現型が、癌、炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、心血管疾患、神経系疾患、感染症、または妊娠に関連した病態である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項57】
前記表現型が、図3〜60に列記される表から選択される表現型である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項58】
前記表現型が、腫瘍または癌である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項59】
前記表現型が、膠芽細胞腫、前立腺癌、黒色腫、または結腸癌である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記表現型が、代謝性疾患または病態である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項61】
前記代謝性疾患または病態が、糖尿病、炎症、周産期の病態であるか、または病態が、鉄代謝に関連する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記表現型が、臓器拒絶反応、臓器障害、または移植後の病態の評価である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項63】
前記特徴付けが、前記表現型に対する診断、予後診断、薬物の有効性の決定、状態のモニタリング、または治療の選択である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項64】
前記対象が、現在の治療に応答しない、請求項1または2に記載の方法。
【請求項65】
前記現在の治療が、癌治療である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
対象における、表現型を特徴付ける方法であって、
i) 生体試料中のエキソソームのバイオシグネチャーを決定する工程と、
ii) 前記バイオシグネチャーに基づいて、前記対象における表現型を特徴付ける工程と、を含み、
前記バイオシグネチャーが、複数個のバイオマーカーを含み、
前記バイオシグネチャーが、前記複数個のバイオマーカー未満の検出と比較して、前記表現型の特徴付けにおいて、より高い感度または特異度を提供する、方法。
【請求項67】
前記生体試料が、体液試料である、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記試料の体積が、2mL未満である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記体液が、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液(CSF)、痰、唾液、骨髄、滑液、眼房水、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液、カウパー液もしくは射精前液、女性射精液、汗、糞便、毛髪、涙、嚢胞液、胸水および腹水、囲心腔液、リンパ液、糜粥、乳糜、胆汁、間質液、月経分泌物、膿、皮脂、嘔吐物、膣分泌物、粘膜からの分泌物、水便、膵液、鼻腔からの洗浄液、気管支肺吸引物、胚盤胞腔液、または臍帯血である、請求項66に記載の方法。
【請求項70】
前記エキソソームが、約30nm〜約800nmの直径を有する、請求項66に記載の方法。
【請求項71】
前記エキソソームが、約30nm〜約200nmの直径を有する、請求項66に記載の方法。
【請求項72】
前記エキソソームが、サイズ排除クロマトグラフィー、密度勾配遠心分離法、分画遠心分離法、ナノ膜限外濾過、免疫吸着での捕捉、親和性精製、マイクロ流体分離、またはこれらの組み合わせによって単離される、請求項66に記載の方法。
【請求項73】
前記生体試料が、前記バイオシグネチャーを決定する工程の前に、エキソソームを濃縮されていない、請求項66に記載の方法。
【請求項74】
前記エキソソームが、起始細胞に特異的なエキソソームである、請求項66に記載の方法。
【請求項75】
前記起始細胞が、腫瘍または癌細胞である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記起始細胞が、肺、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、結腸直腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、または胎児の細胞である、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記エキソソームが、尿中のエキソソームである、請求項66に記載の方法。
【請求項78】
前記複数個のバイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、核酸、ペプチド、タンパク質、脂質、抗原、炭水化物、およびプロテオグリカンからなる群より選択される、請求項66に記載の方法。
【請求項79】
前記核酸が、DNAまたはRNAである、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記核酸が、増幅される、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記DNAが、二本鎖DNA、一本鎖DNA、相補的DNA、および非コードDNAからなる群より選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
前記RNAが、mRNA、miRNA、snoRNA、snRNA、rRNA、tRNA、siRNA、hnRNA、およびshRNAからなる群より選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
前記バイオマーカーが、図1から選択される抗原である、請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記バイオマーカーが、図3〜60に列記される表から選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項85】
前記バイオマーカーが、臨床的に明確な腫瘍型またはサブタイプと関連する、請求項78に記載の方法。
【請求項86】
前記miRNAが、let−7a、miR−15b、miR−16、miR−19b、miR−21、miR−26a、miR−27a、miR−92、miR−93、miR−320、およびmiR−20からなる群より選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
前記miRNAが、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項88】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記バイオマーカーが、EGFR、BRAF、Kras、TMPRSS2−ERG、PCA−3、PSA、ヘプシジン、およびこれらの変異体からなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項90】
前記EGFR変異体が、EGFRvIIIである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、およびB7H3からなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項92】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、HIVタンパク質、HCVタンパク質、プリオンタンパク質、もしくはこれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項93】
前記複数個が、2個のバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項94】
前記複数個が、少なくとも3個のバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項95】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、EpCam、CD9、PSCA、CD63、CD81、PSMA、およびB7H3からなる群より選択される少なくとも2つのバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項96】
前記表現型が、前立腺癌である、請求項91または95に記載の方法。
【請求項97】
前記バイオマーカーの少なくとも1つのサブセットが、EpCam、CD9、CD63、およびCD66からなる群より選択される少なくとも2つのバイオマーカーを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項98】
前記表現型が、結腸癌である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項99】
前記バイオマーカーが、マイクロアレイ解析、PCR、対立遺伝子特異的プローブによるハイブリダイゼーション、酵素による突然変異検出、ライゲーション連鎖反応(LCR)、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ(OLA)、フローサイトメトリーヘテロ二本鎖分析、ミスマッチの化学的切断、質量分析、核酸配列決定、一本鎖DNA高次構造多型法(SSCP)、変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)、温度勾配ゲル電気泳動(TGGE)、制限フラグメント多型、連続的遺伝子発現解析(SAGE)、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項78に記載の方法。
【請求項100】
前記バイオマーカーが、イメージサイトメトリー、qRT−PCR、リアルタイムPCR、PCR、フローサイトメトリー、質量分析、またはこれらの組み合わせによって検出される、請求項78に記載の方法。
【請求項101】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、
iii) 酵素結合二次抗体を、前記検出抗体と反応させる工程と、
iv) 検出試薬を添加する工程と、
v) 前記基質と前記酵素結合二次抗体との間の反応を検出する工程と、によって検出される、請求項78に記載の方法。
【請求項102】
前記バイオマーカーが、
i) 一次抗体を用いて前記エキソソームを捕捉する工程と、
ii) 検出抗体を用いて前記捕捉したエキソソームを検出する工程と、によって検出される方法であって、
前記検出抗体が、直接標識される、請求項78に記載の方法。
【請求項103】
前記一次抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項101または102に記載の方法。
【請求項104】
前記検出抗体が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択されるタンパク質または抗原に対する抗体である、請求項101または102に記載の方法。
【請求項105】
前記一次抗体が、基質に付着される、請求項101または102に記載の方法。
【請求項106】
前記基質が、アレイ、ウェル、または粒子である、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記粒子が、磁性を帯びている、請求項105に記載の方法。
【請求項108】
前記粒子が、内因的に標識される、請求項105に記載の方法。
【請求項109】
前記粒子が、2つ以上の標識を用いて標識される、請求項105に記載の方法。
【請求項110】
前記表現型が、黒色腫であり、前記一次抗体が、抗Rab 5bであり、かつ前記検出抗体が、抗CD63または抗カベオリン−1である、請求項101または102に記載の方法。
【請求項111】
前記表現型が、癌、炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、心血管疾患、神経系疾患、感染症、または妊娠に関連した病態である、請求項66に記載の方法。
【請求項112】
前記表現型が、図3〜60に列記される表から選択される表現型である、請求項66に記載の方法。
【請求項113】
前記表現型が、腫瘍または癌である、請求項66に記載の方法。
【請求項114】
前記表現型が、膠芽細胞腫、前立腺癌、黒色腫、または結腸癌である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記表現型が、代謝性疾患または病態である、請求項66に記載の方法。
【請求項116】
前記代謝性疾患または病態が、糖尿病、炎症、周産期の病態であるか、または病態が、鉄代謝に関連する、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記表現型が、臓器拒絶反応、臓器障害、または移植後の病態の評価である、請求項66に記載の方法。
【請求項118】
前記特徴付けが、前記表現型についての診断、予後診断、薬物の有効性の決定、状態のモニタリング、または治療の選択である、請求項66に記載の方法。
【請求項119】
前記対象が、現在の治療に応答しない、請求項66に記載の方法。
【請求項120】
前記現在の治療が、癌治療である、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
以下の工程を含む、複数個のエキソソームの多重分析のための方法:
i) 前記複数個のエキソソームを複数個の基質に適用する工程であって、
各基質が、1つ以上の捕捉剤に結合され、かつ
前記複数個の基質の各サブセットが、前記複数個の基質の別のサブセットとは異なる捕捉剤または捕捉剤の組み合わせを含む、工程、
ii) 前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブユニットを捕捉する工程、および
iii) 前記捕捉したエキソソームの1つ以上のバイオマーカーを検出する工程。
【請求項122】
前記複数個の基質の各サブセットが、前記複数個の基質の別のサブセットとは差別的に標識される、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記複数個の基質の少なくとも1つのサブセットが、内因的に標識される、請求項121に記載の方法。
【請求項124】
前記複数個の基質の少なくとも1つのサブセットが、2つ以上の標識を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項125】
前記基質が、粒子またはビーズである、請求項121に記載の方法。
【請求項126】
以下の工程を含む、複数個のエキソソームの多重分析のための方法:
i) 前記複数個のエキソソームを平面基質に適用する工程であって、前記基質が、複数個の捕捉剤を含む、工程、
ii) 前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブユニットを捕捉する工程、および
iii) 前記捕捉したエキソソームの1つ以上のバイオマーカーを検出する工程。
【請求項127】
エキソソームの少なくとも2つの異なる集団が、捕捉される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項128】
1つ以上のバイオマーカーを検出する前記工程が、表現型を特徴付けるために使用される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項129】
前記表現型が、癌、炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、心血管疾患、神経系疾患、感染症、または妊娠に関連した病態である、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記表現型が、図3〜60に列記される表から選択される表現型である、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
前記表現型が、腫瘍または癌である、請求項128に記載の方法。
【請求項132】
前記表現型が、膠芽細胞腫、前立腺癌、黒色腫、または結腸癌である、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記表現型が、代謝性疾患または病態である、請求項128に記載の方法。
【請求項134】
前記代謝性疾患または病態が、糖尿病、炎症、周産期の病態、または鉄代謝の病態である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記表現型が、臓器拒絶反応、臓器障害、または移植後の病態の評価である、請求項128に記載の方法。
【請求項136】
前記特徴付けが、前記表現型についての診断、予後診断、薬物の有効性の決定、前記表現型の状態のモニタリング、または治療の選択である、請求項128に記載の方法。
【請求項137】
少なくとも5、10、15、または20個の異なる捕捉剤が使用される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項138】
前記1個以上の捕捉剤が、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCam、PSMA、CD59、CD66、B7H3、およびこれらのフラグメントからなる群より選択される標的に結合する、請求項121または126に記載の方法。
【請求項139】
前記1つ以上のバイオマーカーが、核酸、ペプチド、タンパク質、脂質、抗原、炭水化物、およびプロテオグリカンからなる群より選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項140】
前記核酸が、DNAまたはRNAである、請求項138に記載の方法。
【請求項141】
前記核酸が、増幅される、請求項138に記載の方法。
【請求項142】
前記DNAが、二本鎖DNA、一本鎖DNA、相補的DNA、および非コードDNAからなる群より選択される、請求項140に記載の方法。
【請求項143】
前記RNAが、mRNA、miRNA、snoRNA、snRNA、rRNA、tRNA、siRNA、hnRNA、およびshRNAからなる群より選択される、請求項140に記載の方法。
【請求項144】
前記1つ以上のバイオマーカーが、図1から選択される抗原である、請求項121または126に記載の方法。
【請求項145】
前記1つ以上のバイオマーカーが、図3〜60に列記される表から選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項146】
前記1つ以上のバイオマーカーが、臨床的に明確な腫瘍型またはサブタイプと関連する、請求項121または126に記載の方法。
【請求項147】
前記miRNAが、let−7a、miR−15b、miR−16、miR−19b、miR−21、miR−26a、miR−27a、miR−92、miR−93、miR−320、およびmiR−20からなる群より選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項148】
前記miRNAが、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項149】
1つ以上のバイオマーカーを検出する前記工程が、前立腺癌を特徴付けるために使用される、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記1つ以上のバイオマーカーが、EGFR、BRAF、Kras、TMPRSS2−ERG、PCA−3、PSA、ヘプシジン、およびこれらの変異体からなる群より選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項151】
前記EGFR変異体が、EGFRvIIIである、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
前記1つ以上のバイオマーカーが、Rab 5b、CD63、カベオリン−1、CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCam、Rab、CD81、STEAP、PCSA、PSM、5T4、EpCam、PSMA、CD59、B7H3、CD66、およびこれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項153】
少なくとも2つ、3つ、4つ、または5つのバイオマーカーが検出される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項154】
前記少なくとも2つのバイオマーカーが、EpCam、CD9、PSCA、CD63、CD81、PSMA、およびB7H3からなる群より選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記1つ以上の捕捉剤が、EpCamを標的とし、かつ前記1つ以上のバイオマーカーが、CD9およびCD63である、請求項121または126に記載の方法。
【請求項156】
前記1つ以上の捕捉剤が、PCSAを標的とし、かつ前記1つ以上のバイオマーカーが、B7H3およびPSMAである、請求項121または126に記載の方法。
【請求項157】
前記1つ以上の捕捉剤が、CD63を標的とし、かつ前記1つ以上のバイオマーカーが、CD81、CD83、またはCD9である、請求項121または126に記載の方法。
【請求項158】
前記1つ以上のバイオマーカーが、CD81である、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
前記1つ以上のバイオマーカーが、CD63またはCD9である、請求項157に記載の方法。
【請求項160】
前記1つ以上のバイオマーカーを検出する工程が、前立腺癌を特徴付けるために使用される、請求項155、156、157、または158に記載の方法。
【請求項161】
前記1つ以上のバイオマーカーを検出する工程が、結腸癌を特徴付けるために使用される、請求項157または159に記載の方法。
【請求項162】
前記複数個のエキソソームが、生体試料から得られる、請求項121または126に記載の方法。
【請求項163】
前記生体試料が、体液試料である、請求項162に記載の方法。
【請求項164】
前記試料の体積が、2mL未満である、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
前記体液が、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液(CSF)、痰、唾液、骨髄、滑液、眼房水、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液、カウパー液もしくは射精前液、女性射精液、汗、糞便、毛髪、涙、嚢胞液、胸水および腹水、囲心腔液、リンパ液、糜粥、乳糜、胆汁、間質液、月経分泌物、膿、皮脂、嘔吐物、膣分泌物、粘膜からの分泌物、水便、膵液、鼻腔からの洗浄液、気管支肺吸引物、胚盤胞腔液、または臍帯血である、請求項163に記載の方法。
【請求項166】
前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブセットが、約30nm〜約800nmの直径を有する、請求項121または126に記載の方法。
【請求項167】
前記エキソソームが、約30nm〜約200nmの直径を有する、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
前記複数個のエキソソームが、サイズ排除クロマトグラフィー、密度勾配遠心分離法、分画遠心分離法、ナノ膜限外濾過、免疫吸着での捕捉、親和性精製、マイクロ流体分離、またはこれらの組み合わせによって単離される、請求項121または126に記載の方法。
【請求項169】
前記生体試料が、前記バイオシグネチャーを決定する工程の前に、エキソソームを濃縮されていない、請求項162に記載の方法。
【請求項170】
前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブセットが、起始細胞に特異的なエキソソームを含む、請求項121または126に記載の方法。
【請求項171】
前記起始細胞が、腫瘍または癌細胞である、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
前記起始細胞が、肺、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、結腸直腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、または胎児の細胞である、請求項170に記載の方法。
【請求項173】
前記複数個のエキソソームの少なくとも1つのサブセットが、尿中のエキソソームを含む、請求項121または126に記載の方法。
【請求項174】
以下の工程を含む、表現型を特徴付けるための方法:
i) 対象からの試料中のエキソソームの量を決定する工程、
ii) 前記試料中の起始細胞に特異的なエキソソームの量を決定する工程、ならびに
iii) 前記エキソソームの量および前記起始細胞に特異的なエキソソームの量を、参照値に対して比較することによって、前記表現型を特徴付ける工程。
【請求項175】
工程(a)の前記エキソソームの量が、1つ以上のエキソソームバイオマーカーを検出することによって決定される、請求項174に記載の方法。
【請求項176】
工程(b)の前記起始細胞に特異的なエキソソームの量が、1つ以上の起始細胞に特異的なバイオマーカーを検出することによって決定される、請求項174に記載の方法。
【請求項177】
前記表現型が、癌である、請求項174に記載の方法。
【請求項178】
癌に固有の1つ以上のバイオマーカーを含むエキソソームの量を検出する工程をさらに含む、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
1つ以上のバイオマーカーを含む単離されたエキソソームであって、
i) 乳房細胞に由来し、ETV6−NTRK3、ならびに乳癌に対する図3および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
ii) 卵巣細胞に由来し、CD24、ならびに卵巣癌に対する図4および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
iii) 肺細胞に由来し、ミッドカイン、RLF−MYCL1、TGF−ALK、CD74−ROS1、ならびに肺癌に対する図5および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
iv) 結腸細胞に由来し、結腸癌に対する図6および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
v) 腺腫に由来し、図7、図9[結腸直腸癌もしくはCRC]、または図10のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
vi) 腸細胞に由来し、図8[過敏性腸症候群またはIBD対正常]または図10[IBD対CRC]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
vii) 結腸、直腸、または虫垂細胞に由来し、図11[CRCデュークスBおよびCRCデュークスC〜D]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
viii) 腸細胞に由来し、図12[低悪性度の異形成を伴う腺腫および高悪性度の異形成を伴う腺腫]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
ix) 腸細胞に由来し、図13[潰瘍性大腸炎(UC)対クローン病(CD)]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
x) 過形成ポリープに由来し、図14のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xi) 腸細胞に由来し、図15[低悪性度の異形成を伴う腺腫と正常との間]または図16[腺腫と正常を識別する]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xii) 腸細胞に由来し、図17[CRCと正常を識別する]のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xiii) 前立腺細胞に由来し、BPHに対する図18および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xiv) 前立腺細胞に由来し、ACSL3−ETV1、C15ORF21−ETV1、FLJ35294−ETV1、HERV−ETV1,TMPRSS2−ERG、TMPRSS2−ETV1/4/5、TMPRSS2−ETV4/5、SLC5A3−ERG、SLC5A3−ETV1、SLC5A3−ETV5もしくはKLK2−ETV4、ならびに前立腺癌に対する図19、60、および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xv) 黒色腫細胞に由来し、黒色腫に対する図20および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xvi) 膵臓細胞に由来し、膵臓癌に対する図21および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xvii) 神経細胞に由来し、GOPC−ROS1、脳癌に対する図22および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xviii) 乾癬を特徴付けるためのものであり、乾癬に対する図23および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xix) 心臓細胞に由来し、図24のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xx) 血液細胞癌に由来し、TTL−ETV6、CDK6−MLL、CDK6−TLX3、ETV6−FLT3、ETV6−RUNX1、ETV6−TTL、MLL−AFF1、MLL−AFF3、MLL−AFF4、MLL−GAS7、TCBA1−ETV6、TCF3−PBX1、TCF3−TFPT、BCL11B−TLX3、IL2−TNFRFS17、NUP214−ABL1、NUP98−CCDC28A、TAL1−STIL、またはETV6−ABL2、ATIC−ALK、KIAA1618−ALK、MSN−ALK、MYH9−ALK、NPM1−ALK、TGF−ALKもしくはTPM3−ALK、BCR−ABL1、BCR−JAK2、ETV6−EVI1、ETV6−MN1、ETV6−TCBA1、CBFB−MYH11、CHIC2−ETV6、ETV6−ABL1、ETV6−ABL2、ETV6−ARNT、ETV6−CDX2、ETV6−HLXB9、ETV6−PER1、MEF2D−DAZAP1、AML−AFF1、MLL−ARHGAP26、MLL−ARHGEF12、MLL−CASC5、MLL−CBL、MLL−CREBBP、MLL−DAB21P、MLL−ELL、MLL−EP300、MLL−EPS15、MLL−FNBP1、MLL−FOXO3A、MLL−GMPS、MLL−GPHN、MLL−MLLT1、MLL−MLLT11、MLL−MLLT3、MLL−MLLT6、MLL−MYO1F、MLL−PICALM、MLL−SEPT2、MLL−SEPT6、MLL−SORBS2、MYST3−SORBS2、MYST−CREBBP、NPM1−MLF1、NUP98−HOXA13、PRDM16−EVI1、RABEP1−PDGFRB、RUNX1−EVI1、RUNX1−MDS1、RUNX1−RPL22、RUNX1−RUNX1T1、RUNX1−SH3D19、RUNX1−USP42、RUNX1−YTHDF2、RUNX1−ZNF687、TAF15−ZNF−384、CCND1−FSTL3、FLIP1−PDGFRA、FLT3−ETV6、KIAA1509−PDGFRA、PDE4DIP−PDGFRB、NIN−PDGFRB、TP53BP1−PDGFRB、またはTPM3−PDGFRB、ならびに血液細胞癌に対する図25および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxi) 血液細胞癌に由来し、BCL3−MYC、MYC−BTG1、BCL7A−MYC、BRWD3−ARHGAP20もしくはBTG1−MYC、ならびに図26のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxii) B細胞に由来し、図27のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxiii) B細胞に由来し、CITTA−BCL6、CLTC−ALK、IL21R−BCL6、PIM1−BCL6、TFCR−BCL6、IKZF1−BCL6、SEC31A−ALK、および図28のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxiv) バーキットリンパ腫細胞に由来し、IGH−MYC、LCP1−BCL6、および図29のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxv) 肝細胞に由来し、肝細胞癌に対する図30および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxvi) 子宮頸部細胞に由来し、子宮頸癌に対する図31および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxvii) 子宮内膜細胞に由来し、子宮内膜癌に対する図32および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxviii) 頭部または頸部細胞に由来し、CHCHD7−PLAG1、CTNNB1−PLAG1、FHIT−HMGA2、HMGA2−NFIB、LIFR−PLAG1、TCEA1−PLAG1、ならびに頭頸部癌に対する図33および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxix) 腸細胞に由来し、IBDに対する図34および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxx) 膵臓細胞に由来し、糖尿病に対する図35および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxi) 食道細胞に由来し、バレット食道に対する図36および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxii) 線維筋痛に対する図37および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxiii) 脳卒中に対する図38および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxiv) 多発性硬化症に対する図39および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxv) パーキンソン病に対する図40および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxvi) リウマチ性疾患に対する図41および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxvii) アルツハイマー病に対する図42および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxviii) プリオン病に対する図43および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xxxix) 敗血症に対する図44のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xl) 慢性神経因性疼痛に対する図45および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xli) 末梢性神経因性疼痛に対する図46および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlii) 統合失調症に対する図47および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xliii) 双極性障害に対する図48のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xliv) うつ病に対する図49のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlv) 消化管間質腫瘍(GIST)に対する図50および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlvi) 腎細胞に由来し、ALPHA−TFEB、NONO−TFE3、PRCC−TFE3、SFPQ−TFE3、CLTC−TFE3、MALAT1−TFEB、腎細胞癌に対する図51および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlvii) 肝硬変に対する図52および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlviii) 食道細胞に由来し、食道癌に対する図53および図1中から選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
xlix) 胃腸管細胞に由来し、胃癌に対する図54のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
l) 自閉症に対する図55および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
li) 臓器移植拒絶反応に対する図56のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lii) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する図57のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
liii) 不安定プラークに対する図58および図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
liv) 自己免疫疾患に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lv) 結核(TB)に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lvi) HIVに対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lvii) 喘息に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lviii) 狼瘡に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lix) 甲状腺細胞に由来し、AKAP9−BRAF、CCDC6−RET、ERC1−RETM、GOLGA5−RET、HOOK3−RET、HRH4−RET、KTN1−RET、NCOA4−RET、PCM1−RET、PRKARA1A−RET、RFG−RET、RFG9−RET、Ria−RET、TGF−NTRK1、TPM3−NTRK1、TPM3−TPR、TPR−MET、TPR−NTRK1、TRIM24−RET、TRIM27−RETもしくはTRIM33−RET、PAX8−PPARy、および甲状腺癌に対する図1のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lx) 発癌遺伝子である図59のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、
lxi) 前立腺細胞に由来し、PFKFB3、RHAMM(HMMR)、cDNA FLJ42103、ASPM、CENPF、NCAPG、アンドロゲン受容体、EGFR、HSP90、SPARC、DNMT3B、GART、MGMT、SSTR3、およびTOP2Bから選択される1つ以上のバイオマーカーを含むか、または、
lxii) 前立腺細胞に由来し、図60のバイオマーカーから選択される1つ以上のバイオマーカーを含む、エキソソーム。
【請求項180】
CD9、PSCA、TNFR、CD63、MFG−E8、EpCAM、Rab、CD81、STEAP、PCSA、5T4、EpCAM、PSMA、CD59、CD66、CD24、およびB7H3からなる群より選択される1つ以上のバイオマーカーをさらに含む、請求項179に記載の単離されたエキソソーム。
【請求項181】
B7H3、PSCA、MFG−E8、Rab、STEAP、PSMA、PCSA、5T4、miR−9、miR−629、miR−141、miR−671−3p、miR−491、miR−182、miR−125a−3p、miR−324−5p、miR−148b、およびmiR−222からなる群より選択されるバイオマーカーを含む、単離されたエキソソーム。
【請求項182】
Bcl−XL、ERCC1、ケラチン15、上皮に固有の抗原(ESA)、および脂肪細胞キマーゼからなる群より選択される1つ以上のバイオマーカーを含む、単離されたエキソソーム。
【請求項183】
実質的に濃縮されたエキソソームの集団を含む組成物であって、前記濃縮されたエキソソームの集団が、1つ以上の特徴について少なくとも30%均質である、組成物。
【請求項184】
前記1つ以上の特徴が、同じバイオマーカー、実質的に同様もしくは同一のバイオシグネチャー、同一の細胞型に由来、特定の大きさのエキソソームの存在、のうちの1つ以上、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項183に記載の組成物。
【請求項185】
前記エキソソームが、請求項179、180、181、または182に記載の単離されたエキソソームである、請求項183に記載の組成物。
【請求項186】
第2の濃縮されたエキソソームの集団をさらに含み、前記第2の濃縮されたエキソソームの集団が、1つ以上の特徴について、少なくとも30%均質である、請求項183に記載の組成物。
【請求項187】
前記エキソソームが、2つ以上のバイオマーカーを標的とする2つ以上の結合物質を用いることによって得られる、請求項186に記載の組成物。
【請求項188】
前記濃縮されたエキソソームの集団が、前記組成物の全エキソソーム集団の少なくとも30%を構成する、請求項183に記載の組成物。
【請求項189】
前記組成物が由来した生体試料のエキソソーム濃度と比較して、少なくとも2倍のエキソソーム濃度を含む、請求項183に記載の組成物。
【請求項190】
細胞残屑、細胞、非エキソソームタンパク質、ペプチド、核酸、またはこれらの任意の組み合わせが実質的に存在しない、請求項183に記載の組成物。
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図6d】
【図7】
【図8】
【図9a】
【図9b】
【図9c】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図12c】
【図12d】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19a】
【図19b】
【図19c】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図21a】
【図21b】
【図22】
【図23a】
【図23b】
【図24a】
【図24b】
【図24c】
【図25】
【図26a】
【図26b】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30a】
【図30b】
【図31】
【図32】
【図33a】
【図33b】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40a】
【図40b】
【図41】
【図42a】
【図42b】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51a】
【図51b】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59a】
【図59b】
【図59c】
【図59d】
【図59e】
【図59f】
【図59g】
【図59h】
【図59i】
【図60a】
【図60b】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64A】
【図64B】
【図65A】
【図65B】
【図66】
【図67A】
【図67B】
【図68A】
【図68B】
【図68C】
【図68D】
【図69A】
【図69B】
【図69C】
【図70A】
【図70B】
【図71A】
【図71B】
【図71C】
【図71D】
【図71E】
【図71F】
【図72A】
【図72B】
【図72C】
【図72D】
【図72E】
【図72F】
【図73A】
【図73B】
【図73C】
【図73D】
【図73E】
【図74A】
【図74B】
【図74C】
【図74D】
【図74E】
【図74F】
【図75A】
【図75B】
【図75C】
【図76A】
【図76B】
【図77】
【図78】
【図79】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図6d】
【図7】
【図8】
【図9a】
【図9b】
【図9c】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図12c】
【図12d】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19a】
【図19b】
【図19c】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図21a】
【図21b】
【図22】
【図23a】
【図23b】
【図24a】
【図24b】
【図24c】
【図25】
【図26a】
【図26b】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30a】
【図30b】
【図31】
【図32】
【図33a】
【図33b】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40a】
【図40b】
【図41】
【図42a】
【図42b】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51a】
【図51b】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59a】
【図59b】
【図59c】
【図59d】
【図59e】
【図59f】
【図59g】
【図59h】
【図59i】
【図60a】
【図60b】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64A】
【図64B】
【図65A】
【図65B】
【図66】
【図67A】
【図67B】
【図68A】
【図68B】
【図68C】
【図68D】
【図69A】
【図69B】
【図69C】
【図70A】
【図70B】
【図71A】
【図71B】
【図71C】
【図71D】
【図71E】
【図71F】
【図72A】
【図72B】
【図72C】
【図72D】
【図72E】
【図72F】
【図73A】
【図73B】
【図73C】
【図73D】
【図73E】
【図74A】
【図74B】
【図74C】
【図74D】
【図74E】
【図74F】
【図75A】
【図75B】
【図75C】
【図76A】
【図76B】
【図77】
【図78】
【図79】
【公表番号】特表2012−508577(P2012−508577A)
【公表日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−536326(P2011−536326)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/006095
【国際公開番号】WO2010/056337
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(511107212)カリス ライフ サイエンシズ ルクセンブルク ホールディングス (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/006095
【国際公開番号】WO2010/056337
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(511107212)カリス ライフ サイエンシズ ルクセンブルク ホールディングス (3)
【Fターム(参考)】
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