説明

表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム

【課題】 複数のファイルが分類されるグループごとに表示対象のファイルを切り替えるときに、多数の画像の表示がスキップされてしまうことを防ぐ。
【解決手段】 複数のファイルの所定の順序に従って、グループごとに表示対象のファイルを切り替えるときに、表示対象となっている第1のファイルから、新たな表示対象のグループに含まれている第2のファイルまでのファイルの数が所定の数以上の場合には、当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の少なくとも1つのファイルの内容を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置にファイルの内容を表示させる表示制御装置、表示制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラで撮影した画像をメモリカードなどの記憶媒体に画像ファイルとして記憶させる技術が普及している。記憶媒体に記録された画像は、閲覧、編集、印刷といった目的でデジタルカメラ、PC、プリンタなどの各種の装置で出力される。またデジタルカメラの普及と並行して、デジタルカメラにより撮影された画像を記憶する記憶媒体の大容量化が進んでいる。そのため、ユーザが所望の画像を早く検索するための方法が求められている。
【0003】
特許文献1には、記憶媒体内の複数の画像ファイルを複数のグループに分類して、グループ単位で画像送りを行う方法が示されている。この方法では、グループ内の代表画像を表示画面に表示させて、ユーザの指示を入力すると、当該グループの次または前のグループの代表画像を表示させる。そして、ユーザは、表示画面に表示される代表画像の内容を確認することで、所望のグループを指定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−71168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、1つのグループに含まれているファイルの数に関わらず、ユーザの指示を入力したときには、現在表示されているグループの次のグループまたは前のグループに含まれている、1つのファイルを表示させる。よって、1つのグループに多数のファイルが含まれている場合には、多数のファイルの表示がスキップされて、表示対象のファイルが切り替わってしまう。すると、ユーザは、多数のファイルの表示がスキップされていることを認識することができずに、所望のファイルが含まれているグループを把握できない場合がある。
【0006】
上記の課題を鑑みて本発明は、ユーザの指示により表示対象として新たに決定されるグループのファイルを表示させる場合に、多数のファイルの表示がスキップされてしまうことを防ぐことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のグループに分類される複数のファイルの内容を表示装置に表示させる表示制御装置であって、前記複数のグループに含まれている複数のファイルのうちの表示対象のファイルを、当該複数のファイルの所定の順序に従って切り替えることによって、当該複数のグループのいずれかに含まれているファイルの内容を表示装置に表示させる表示制御手段と、ユーザによる指示に応じて、前記複数のグループから、前記表示制御手段による表示対象となるグループを決定する決定手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記表示装置への表示対象となっている第1のファイルから、前記決定手段により表示対象として新たに決定されるグループに含まれている第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、所定の数以上の場合には、表示対象のファイルを当該第1のファイルから当該第2のファイルに切り替えて当該第2のファイルの内容を表示させるまでに、当該所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の少なくとも1つのファイルの内容を表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、ユーザの指示により表示対象として新たに決定されるグループのファイルを表示させる場合に、多数のファイルの表示がスキップされてしまうことを防ぐことができる
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】表示制御装置101の構成を示す図である。
【図2】表示部105、操作部106の構成を示した図である。
【図3】ユーザが所望の画像を選択するときの液晶画面101の表示例を示す図である。
【図4】グループごとに画像送りを行った場合の表示例を示す図である。
【図5】実施例1に係る表示制御により画像を表示させた場合の表示例を示す。
【図6】実施例1によるグループごとの画像送り処理を示すフローチャートである。
【図7】図6のS608の処理を示すフローチャートである。
【図8】実施例2において画像を表示させた場合の表示例を示している。
【図9】実施例3において画像を表示させた場合の表示例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
(実施例1)
図1は、表示制御装置101の構成を示す図である。表示制御装置101は、CPU102、RAM103、ROM104、表示部105、操作部106、カードインターフェース107を構成要素として含む。また、これらの構成要素はバス配線109を介して互いに接続されている。
【0012】
CPU102は、表示制御装置101全体を制御する。RAM103は、揮発性の半導体メモリであり、プログラム制御変数等を格納し、またデータを一時的に格納する各種ワーク用バッファ領域を提供する。ROM104は、不揮発性の半導体メモリであり、CPU102が実行する制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。CPU102は、ROM104に格納されている各種のプログラムをRAM103に読み出して実行することにより、表示制御装置101を制御するための各種の処理を実行することができる。
【0013】
表示部105は、液晶ディスプレイ等の表示出力装置であり、CPU102の指示に従って様々な情報を画面内に表示する。操作部106は、各種キーを含み、ユーザからの指示を入力する。カードインターフェース107は、表示制御装置101に装着されたメモリカード108にアクセスして、メモリカードに108に記録されているデータを読み込み、またメモリカード108へのデータの書き込みやデータの消去等を行う。
【0014】
上記の構成により、CPU102は、操作部106が入力したユーザの指示に応じて、カードインターフェース107を介してメモリカード108に記憶されているファイルにアクセスして、そのファイルの内容を、表示部105に表示させることができる。
【0015】
図2は表示部105、操作部106の構成を示した図である。表示部105は、液晶画面201を有し、操作部106は、POWERキー202、OKキー203、左右キー204、上下キー205、回転キー206、ファンクションキー207、STOPキー208を含む。
【0016】
液晶画面201には、メモリカード108に記憶されているファイルの内容や、表示制御装置101のステータス情報などが表示される。POWERキー202は、表示制御装置101の電源をON/OFFするためのキーである。OKキー203は、液晶画面201に表示される各種の選択候補から、いずれかの選択候補を選択するためのキーである。例えば、画像ファイルの画像が液晶画面201に表示されるときに、ユーザがOKキー203を押下すると、表示されている画像が、ユーザにより選択された画像として決定される。
【0017】
左右キー204、上下キー205、および回転キー206は、液晶画面201に表示されている画像の変更、またメニューの項目等の選択を行うためのキーである。ファンクションキー207は、液晶画面201に表示されている画面に対応した機能を実行させるためのキーである。STOPキー208は、表示制御装置101が現在実行している動作を停止させるためのキーである。
【0018】
ユーザは左右キー204を押下することにより、メモリカード108に記憶されている画像のうちの、液晶画面201に表示される画像を切り替えることができる。例えば、右キーを押すと、メモリカードに記憶されている画像の所定の順序に従って、表示対象の画像を変更することができる。また左キーを押すと、上記の所定の順序において戻るように、表示対象の画像を変更することができる。このように、ユーザは、左右キー204を用いて画像送りを行い、所望の画像を表示部105に表示させることができる。
【0019】
そして、ユーザは、所望の画像が表示部105に表示されている状態で、OKキー203を押下することにより、表示部105に表示されている画像を、出力対象の画像として選択することができる。すると、CPU102は、メモリカード108に記憶されている出力対象の画像を、カードインターフェース107を介して読み出して出力する。出力方法として、例えば、ユーザが選択した画像を不図示の印刷装置に出力して印刷させることができる。または、ユーザが選択した画像を、表示制御装置101の内部または外部のメモリに記憶させる場合であってもよいし、ネットワークを介して画像を外部装置に送信する場合であってもよい。
【0020】
ところで、上記のようにユーザが画像送りを行うときには、所定の順序に従って表示対象の画像を1枚ずつ切り替えていく場合に限らず、様々な方法で画像送りを行うことができる。例えば、左右キー204の押下に応じて、所定の枚数の画像をスキップするように所定の枚数ごとに画像を表示させることができる。更に、メモリカードに記憶されている画像を複数のグループに分類して、分類されたグループごとに表示対象の画像を切り替えることもできる。なお、グループごとに画像を表示させる場合には、各グループの代表となる1つの代表画像を表示させる。
【0021】
本実施例においては特に、グループごとに表示対象の画像を切り替える方法について説明する。本実施例では、1つのグループに含まれている画像の数が閾値以上の場合には、そのグループの代表画像以外の画像をスキップせずに表示できるようにする。これにより、ユーザは、グループごとに表示対象の画像を切り替える方法が選択されている場合であっても、1つのグループが多数の画像を含む場合には、そのグループ内で代表画像以外の画像を選択することができる。本実施例の処理内容については、図5〜図7を用いて後述する。
【0022】
次に、ユーザが所望の画像を選択するときの画面表示と操作方法について説明する。図3は、ユーザが所望の画像を選択するときの液晶画面201の表示例を示す図である。図3の表示画面では、ユーザが左右キー204を押下すると、画像表示領域301に表示される画像が変更される。
【0023】
図3のアイコン302〜305は、ユーザが左右キー204を押下したときに、表示対象とする画像を決定するための条件を示す。ユーザは上下キー205を押下してアイコン302〜305のいずれかを選択することで、上記の条件を選択することができる。
【0024】
アイコン302が選択されると、複数の画像を画像の属性に従ってグループに分類して、グループごとに代表画像を表示させる方法が選択される。図3に示す例では、アイコン302は画像の撮影日を示し、ユーザがアイコン302を選択すると、CPU102は、メモリカード108に記憶されている画像を撮影日ごとに分類する。そして、ユーザが左右キー204を押下するごとに、表示対象の画像が切り替わって、各撮影日に撮影された画像のうちの代表画像が順次表示される。また本実施例においては、代表画像として、各撮影日に撮影された画像のうちの、最も撮影時刻の早い画像(先頭画像)を代表画像とするものとする。
【0025】
また図3のアイコン303が選択されると、メモリカード108において各画像が格納されているフォルダごとに、画像をグループに分類する。そして、ユーザが左右キー204を押下するごとに、表示対象の画像がフォルダごとに切り替わり、各フォルダに格納されている代表画像が順次表示される。
【0026】
さらに、ユーザがアイコン304、305を選択したときには、表示対象の画像を、所定の数ごとに切り替えて表示させる処理が選択される。アイコン304が選択されているときには、表示対象の画像を10枚ごとに切り替える処理が選択されて、ユーザの指示に応じて、9枚の画像をスキップして画像を表示させる。一方、アイコン305が選択されているときには、表示対象の画像を1枚ずつ切り替える処理が選択される。
【0027】
上記のように、ユーザがアイコン302、またはアイコン303を選択すると、画像ファイルをグループに分類して、分類されたグループごとに画像送りを行う処理が選択される。ただし、本実施例では、アイコン302、303が選択されている場合であっても、1つのグループに含まれる画像の数が多数である場合には、そのグループ内の複数の画像が表示対象となる。詳細については後述する。
【0028】
なお、アイコン302が選択されて、複数の画像を撮影日ごとにグループに分類する場合、CPU102は、画像の撮影時刻を示す時間情報に従って、画像の分類を行う。なお、CPU102は、画像ファイルから上記の時間情報を取得することができる。例えば、画像ファイルがExif(Exchangeable Image File Format)形式に準拠している場合、画像ファイルのヘッダに、画像の撮影日時と撮影時刻を示す時間情報が記載されている。CPU102は、メモリカード108内の画像ファイルのヘッダに記載されている時間情報を取得して、この時間情報に基づき画像を撮影日に分類することができる。なお、画像ファイルに対応する時間情報は撮影時刻に限らず、画像ファイルの作成日時や更新日時であってもよい。これらの時間情報は画像ファイルのヘッダに記載されているので、CPU102は、画像ファイルの作成日や更新日に従って、画像を分類することもできる。
【0029】
また、画像をグループに分類するときに、画像の時間情報に従って分類する場合に限らず、画像ファイルのサイズや、ファイルの識別子、画像の撮影場所などの各種の属性に従って画像をグループに分類することもできる。
【0030】
一方、アイコン303が選択されて、複数の画像ファイルをフォルダに対応するグループに分類する場合、メモリカード108に記憶されている各画像ファイルにアクセスするためのファイルパス情報に従って、画像ファイルを分類する。
【0031】
なお、上記のように、メモリカード108に記憶されている複数の画像ファイルを、フォルダや撮影日に従ってグループに分類する場合、ファイルリストを利用することにより、画像ファイルを分類することができる。
【0032】
このファイルリストは、画像ファイルの特性に応じた、画像ファイルの順序を示し、メモリカード108が表示制御装置101に装着されたときに、CPU102によりRAM103上に作成される。
【0033】
例えば、複数の画像ファイルのそれぞれが作成された作成日時や、画像が撮影された撮影日時に従って、上記の複数の画像ファイルの順序を決定して、決定された順序を示すファイルリストを作成する。そして、CPU102は、アイコン302が選択されて複数の画像ファイルを日付ごと分類する場合、上記のファイルリストにおいて画像ファイルに対応する日付(作成日、撮影日)により、画像ファイルを日付毎に分類することができる。
【0034】
また、ファイルリストは、メモリカード108に記憶されている各画像ファイルにアクセスするためのファイルパス情報を含む。よって、CPU102は、アイコン303が選択された場合、ファイルリストに含まれるファイルパス情報に従って、画像ファイルが格納されているフォルダを特定する。これにより、複数の画像ファイルを、メモリカード108において当該複数の画像ファイルが格納されているフォルダごとに分類することができる。
【0035】
なお、ファイルパス情報に応じて画像ファイルの順序を決定する場合には、フォルダ名の次に、画像ファイルのファイル名により決定される。即ち、ファイルリストにおいては、まずフォルダ名ごとに画像ファイルの順序が決まり、さらに各フォルダにおいては、画像ファイルのファイル名に従って画像ファイルの順序が決まる。よって、各フォルダにおける先頭画像も、画像ファイルのファイル名により決定される。なお、各フォルダにおける画像ファイルの順序は、ファイル名に従って決定されるものに限らず、ファイルのサイズ等の各種の属性に従って決定してもよい。
【0036】
このように、メモリカード108に記憶されているファイルの順序を示すファイルリストに従って、複数の画像ファイルをグループに分類することができる。そして、本実施例において表示対象のグループを切り替える場合、ファイルリストが示す画像ファイルの順序に従って、各グループの先頭画像を表示させる。即ち、ファイルリストに従って、表示対象のグループや表示対象の画像ファイルを決定することができる。詳細は図4を用いて説明する。
【0037】
なお、表示対象のグループやファイルを決定する場合に、CPU102が作成したファイルリストを用いる場合に限らず、例えばメモリカード108に、ファイルの順序やグループを示す情報が記憶されていれば、これを利用してもよい。
【0038】
次に、メモリカード108に記憶されている画像をグループに分類して、分類したグループごとに画像を表示させた場合の表示画面について具体的に説明する。本実施例における表示方法を説明するために、まず図4を用いて、グループごとに表示対象の画像を切り替える表示方法を説明する。
【0039】
図4は、グループごとに画像送りを行った場合の表示例を示す。このとき図4(a)に示す画像ファイル401〜408がメモリカード108に記憶されている。なお、この図4(a)に示す画像ファイルの順序は、CPU102により作成された、ファイルリストに対応している。そして、このファイルリストが示す順序において、画像ファイル401〜408は、画像の撮影日ごとに分類されている。即ち、グループA(画像ファイル401〜404)、グループB(画像ファイル405、406)、グループC(画像ファイル407)、グループD(画像ファイル408)の4つのグループに分類されている。
【0040】
この場合、各撮影日の先頭画像(画像ファイル401、405、407、408)の4つの画像が、グループごとの代表画像として、画像送りにおける表示対象となる。そして、ユーザが左右キー204を押下して表示対象のグループを切り替えると、図4(b)に示すように、グループを切り替わって、各グループの先頭画像が表示される。なお、画像ファイル401が表示されているときにユーザが左キーを押すと、画像ファイル408の画像を表示させる。また、画像ファイル408が表示されているときにユーザが右キーを押すと、画像ファイル401を表示させる。このように、ユーザは左右キー204を押下することにより、各グループの先頭画像を切り替えて表示させることができる。
【0041】
しかしながら、図4(b)に示したようにグループごとに表示対象の画像を切り替えた場合、グループに含まれる画像の数に関わらず、グループ単位で画像送りが実行されてしまう。また、メモリカード108に記憶されている画像が複数のグループに分類されたときには、各グループに含まれている画像の数は、画像の属性や、画像の分類のために用いた条件によって異なる。よって、ユーザは、画像が複数のグループに分類されたときに、各グループに含まれる画像の数を把握することはできない。
【0042】
即ち、図4(b)で示した表示例のように、グループごとに表示対象を切り替えた場合には、所定の枚数の画像をスキップさせる場合とは異なり、ユーザは表示対象が切り替わったときにスキップされた画像の数を把握することができない。従って、ユーザが意図せずに多数の画像の表示が省略されてしまい、所望の画像がスキップされたことをユーザが認識できない場合がある。
【0043】
例えば、図4(b)に示した表示例では、画像ファイル401が表示されている状態で右キーが押下されて、右方向に画像送り指示があった場合、グループ内の画像の数に関わらず、次のグループの画像である画像ファイル405の画像を表示させる。このとき、ユーザは、画像ファイル402〜404の3つの画像がスキップされたことを把握することができない。よって、ユーザは、グループに含まれる画像の数が多数であっても、そのことを認識しないまま、グループの画像送りを行うことになる。
【0044】
そこで、本実施例では、グループの切り替えにより表示が省略される画像の数が閾値以上の場合には、グループごとの画像送りが選択されている場合であっても、代表画像以外の画像の表示を全て省略しないようにする。つまり、グループごとの画像送りでは本来スキップされるはずであった画像も、表示対象として表示させる。
【0045】
特に、本実施例では、表示対象のグループを切り替えた場合に、グループの先頭画像を表示させるため、1つのグループに記憶されている画像の数が、グループの切り替えにより、本来表示が省略される画像の数となる。よって、以下の説明では、グループに含まれる画像の数と、閾値とを比較することにする。
【0046】
図5は、実施例1に係る表示制御により画像を表示させた場合の表示例を示している。なお、このとき上記の閾値を4に設定して、グループ内に含まれる画像の数が4未満の場合にグループの先頭画像のみを表示して、グループ内に含まれる画像の数が4以上の場合に、先頭画像に加えて、グループ内の他の画像も表示するようにする。
【0047】
図5において、画像ファイル401が表示されている状態で右方向に画像送り指示があった場合、画像ファイル401が撮影された撮影日に対応する画像は4つであるため、画像ファイル401が含まれるグループ内の画像を表示対象とする。そのため、画像ファイル402の画像を表示対象として表示させる。また、図5において画像ファイル402が表示されているときに、右方向に画像送りの指示があった場合には、同様に画像ファイル403や画像ファイル404の画像も表示対象として表示させる。その後、さらに右方向に画像送りの指示があった場合には、次のグループの先頭画像である画像ファイル405の画像を表示させる。
【0048】
一方、画像ファイルの405の画像が表示されているときに、右方向に画像送りの指示があった場合には、画像ファイル405が撮影された撮影日に対応する画像は2つであるため、画像ファイル406の表示を省略して、画像ファイル407を表示させる。
【0049】
このように、グループごとに表示対象の画像を切り替える処理が選択されている場合であっても、グループ内の画像が多い場合には、グループ内の画像をスキップせずに表示対象とする。そのためユーザは、多くの画像を含むグループに関しては、グループ内の代表画像以外の画像も確認することができる。
【0050】
なお、上記のように、1つのグループ内で画像ファイル402〜404の画像を表示させている場合であっても、ユーザが画像ファイル405の画像に、表示対象を切り替えたい場合がある。そこで、本実施例では、グループ内の代表画像以外の画像を表示させているときであっても、次グループまたは前グループの先頭画像を表示させるためのグループ送り指示を受け付けて、当該グループ内の画像をスキップして、表示対象の画像を切り替える。また、上記のグループ送り指示を行うために、ユーザは所定の操作を行うが、その所定の操作として、例えば右キーが所定時間より長く押下されたときには、グループ送り指示を入力するものとする。
【0051】
次に、本実施例においてグループごとに画像送りを行うときの処理手順について説明する。図6は、実施例1によるグループごとの画像送り処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートに示す処理は、CPU102が、図6に示すフローチャートに対応するプログラムを、ROM104からRAM103に読み出して実行することにより実現することができる。
【0052】
また図6に示すフローチャートは、ユーザにより図3に示したアイコン302やアイコン303が選択されて、グループごとの画像送りがユーザにより指示されると開始される。なお、このときメモリカード108に記憶されている画像が、既に複数のグループに分類されているものとする。また、グループ内の代表画像として、グループの先頭画像を表示させるものとする。
【0053】
まずS601では、先頭グループに含まれる先頭画像を表示部105に表示させる。次にS602では、グループごとの画像送りが、ユーザにより指示されたか確認する。なお、この指示は、アイコン302やアイコン303が選択されている状態で、左右キー204がユーザにより押下されることで入力される。
【0054】
S602で、グループごとの画像送りを行わせるための指示が入力された場合には、S603に進み、現在ユーザにより選択されているグループと、ユーザにより指定されたグループ送り方向をRAM103に記憶させる。後述するS605、S606の画像枚数の算出処理、S610、S611の先頭画像の表示処理は、RAM103に記憶されている情報に従って、現在選択されているグループを特定することにより実行される。
【0055】
また、グループを示す情報として、例えばグループの先頭画像の、ファイルリストにおけるファイル番号であってもよいし、グループに含まれる全てのファイルを示す情報であってもよい。さらに、グループの送り方向を示す情報として、例えば、グループ送り方向が次のグループであるか否かを示すフラグを記憶する。そして、フラグが1を示す場合には次のグループ、0を示す場合には前グループをユーザが指定しているものと判断する。
【0056】
次にS604では、RAM103に記憶されている情報に従って、ユーザにより指示されたグループ送りの送り方向が、次のグループを表示させるものであるか、前グループを表示させるものであるか判断する。
【0057】
S604において、ユーザにより指示された画像送り方向が次のグループであると判断された場合、S605に進む。そして、S605では、現在ユーザにより選択されているグループに含まれる画像の数を取得する。具体的には、ファイルリストにおいて、現在表示部105に表示されている先頭画像から次のグループの先頭画像までの画像枚数を計算し、画像送り枚数Nに代入する。
【0058】
この画像送り枚数Nは、グループごとに画像送りを行ったときに表示が省略される画像の枚数を示し、グループごとに画像送りを行ったときにはN−1枚の画像の表示が省略される。なお、この画像送り枚数Nは、RAM103に記憶される。
【0059】
一方、S604で、ユーザにより指示された画像送りの送り方向が、前のグループを表示させるものである場合、S606に進む。そして、S606では、現在ユーザにより選択されているグループの、前のグループに含まれる画像の数を特定する。その特定のために、S605と同様に、ファイルリストにおいて、現在表示部105に表示されている画像から、前のグループの先頭画像までの画像枚数を計算して、画像送り枚数Nに代入する。
【0060】
なお、S605、S606では、ユーザが選択したグループが次のグループか、前のグループかに応じて、グループに対応したフラグをRAM103に記憶させる。
【0061】
次にS607において、S605またはS606で求めた画像送り枚数Nが閾値以上か判定する。この判定結果により、表示対象のグループを次グループまたは前グループに切り替えたときに、表示が省略される画像の数(N−1)が、閾値以上であるか判定することができる。そして、この判定結果により、次に表示対象とする画像を決定する。
【0062】
なお、図6の説明では、画像送り枚数Nを閾値と比較しているが、表示対象のグループを切り替えたときに表示が省略される画像の数(N−1)を閾値と比較する場合であってもよい。
【0063】
S607において画像送り枚数Nが閾値以上と判定された場合は、S608に進む。このS608における処理については、図7を用いて後述する。また同様に、S615、S616における処理についても後述する。
【0064】
S607において画像送り枚数Nが閾値より少ないと判定された場合は、S609に進む。S609では、RAM103に記憶されている情報に従って、ユーザにより指示されたグループ送りの送り方向が次のグループを表示させるものであったか前のグループを表示させるものであったか確認する。なお、S609では、S605またはS606で、RAM103に記憶されたフラグを確認することによって、ユーザが指示したグループを確認することができる。
【0065】
ユーザにより指示されたグループ送りの送り方向が次のグループである場合はS610に進み、次のグループの先頭画像を表示部105に表示させる。一方、ユーザにより指示されたグループ送りの送り方向が前のグループである場合、S611に進み、前のグループの先頭画像を表示部105に表示させる。S610またはS611において、次グループの先頭画像または前グループの先頭画像を表示させると、S612に進む。
【0066】
S612では、S610またはS611において先頭画像が表示されているグループを、現在ユーザにより選択されているグループとして、新たに特定する。なお、現在ユーザにより選択されているグループが特定されると、当該グループを示す情報がRAM103に新たに記憶される。また、上述したS605、S606の画像枚数の算出処理、S610、S611の先頭画像の表示処理は、RAM103に記憶されている上記の情報に従って、現在選択されているグループを特定することにより実行される。
【0067】
S613では、グループを選択するためのユーザによる指示が入力されたか確認する。ユーザによるグループ選択が確認された場合には、S614に進む。S614においては、S612で更新された情報が示すグループを、現在ユーザが選択したグループとして特定し、このグループに含まれる画像を出力対象として出力する。
【0068】
なお、このS614における出力には、種々の出力方法を採用できる。例えば、ユーザが選択したグループに含まれる画像を表示対象として表示部105に出力して、画像送りを行ってもよい。このとき、ユーザが左右キー204を押下すると、ユーザが選択したグループ内において、画像が一枚ずつ切り替わる。これにより、ユーザは、所望の画像が含まれるグループを選択して、さらにその選択したグループ内において所望の画像を選択することができる。
【0069】
S614における出力方法としては他にも、ユーザが選択したグループ内の全ての画像を表示部105に出力して一覧表示させ、ユーザに所望の画像を選択させてもよい。または、ユーザが選択したグループ内の画像を印刷装置に出力し、インデックスプリントを行わせてもよい。
【0070】
一方、S613において、グループを選択する指示の入力が確認されなかった場合には、S602に戻り、ユーザが左右キーを押下して、グループごとの画像送りを指示するのを待つ。
【0071】
以上の図6が示すフローチャートに従って画像を表示させた場合、ユーザはグループごとに先頭画像を表示させることができる。例えば、複数の画像が撮影日ごとに分類されていた場合には、各撮影日の先頭画像の内容を確認することができる。
【0072】
しかしながら、1つの撮影日に多数の画像が撮影されていた場合には、ユーザが認識しないまま多くの画像がスキップされて、表示対象の画像が切り替わる。このとき、ユーザは、選択すべきグループを判断することができない場合がある。
【0073】
そこで、図6のS607で画像送り枚数Nが閾値以上(ユーザが指示したグループ送りでスキップされる画像の数が閾値以上)であると判断された場合には、S608に進む。即ち、表示対象のグループを切り替えたときに、表示が省略されるファイルが多数であると判断された場合には、S608の処理が実行されることになる。このS608では、次グループまたは前グループに含まれる1枚の代表画像のみを表示対象とするのではなく、グループ内の代表画像以外の画像を、画像送りにおける表示対象の画像とする。S608における処理については、図7を用いて説明する。
【0074】
なお、S607において用いる閾値は、予め決められた固定の値であってもよいし、ユーザにより任意の値を設定できるものであってもよい。また、メモリカード108内に記憶されている画像の数や、画像が分類されたグループの数等により閾値を決定してもよい。さらに、各グループに含まれている画像の数により閾値を決定してもよい。例えば複数のグループのそれぞれに含まれる画像の数の、当該複数のグループにおける平均値や中間値を、S607で用いる閾値としてもよい。
【0075】
また、本実施例では、表示画面には1つの画像が表示される例について説明したが、表示画面に複数の画像が表示される場合であってもよい。そのとき、表示画面に表示される画像の数に応じて、S607で用いる閾値を決めてもよい。
【0076】
図7は、図6のS608の処理を示すフローチャートであり、図6のS607において画像送り枚数Nが閾値以上と判断された場合に実行される。
まずS701において、RAM103に記憶されている情報に従って、ユーザにより指示されたグループ送りの送り方向が、次のグループの画像を表示させるためのものか、前のグループの画像を表示させるためのものかを確認する。
【0077】
S701において、ユーザにより指示されたグループ送りの送り方法が、次のグループであると判断された場合には、S702に進む。このS702では、現在表示されている画像の、ファイルリストにおける次の画像を特定し、S703に進む。
【0078】
S703では、S702で特定された次の画像が、次のグループの先頭画像かどうかを判断する。例えば、図4(a)に示す画像ファイル404の画像が現在表示されている場合には、画像ファイル405の画像が、次のグループの先頭画像であるか判断する。S703で、現在表示されている画像の次の画像は、次のグループの先頭画像ではないと判断された場合には、S704に進む。このS704では、次の画像を表示部105に表示させる。
【0079】
一方、S701において、ユーザにより指示されたグループ送りの送り方法が、前のグループであると判断された場合には、S705に進む。このS705では、現在表示されている画像の前の画像を特定し、S706では、前の画像が、前のグループの先頭画像かどうかを判定する。S706で、現在表示されている画像の前の画像は、前のグループの先頭画像ではないと判断された場合には、S707に進む。このS707では、前の画像を表示部105に表示させる。
【0080】
S704またはS707において画像を表示させると、S708に進む。S708では、画像を1枚ずつ切り替えて表示させるためのユーザの指示が入力されたか判定する。本実施例においては、表示部105に画像が表示されている状態で、ユーザが左右キーを押下すると、画像を1枚ずつ切り替える画像送りが指示される。
【0081】
S708において、次の画像を表示させるための指示が入力されたと判定された場合には、S702に戻る。一方、S708において、前の画像を表示させるための指示が入力されたと判定された場合には、S705に戻る。
【0082】
また、S703またはS706で、表示対象となる次の画像または前の画像が、グループの先頭画像であると判定された場合には、図7(b)に示すフローチャートの処理に進む。図7(b)の処理については後述する。
【0083】
また、S708において、画像を1枚ずつ切り替える画像送りが指示されていないと判断された場合には、S709に進む。S709では、表示部105に表示されている画像を選択するための、ユーザによる指示が入力されたか判定する。本実施例においては、OKキー203が押下されたか判定する。S709において、画像を選択するためのユーザによる指示が入力されたと判定されると、S710に進む。
【0084】
S710では、ファイルリストに含まれるファイルパス情報に従って、S709で選択された画像をメモリカード108から読み出して出力する。なお、画像の出力は任意の出力方法を採用することができる。例えば、印刷装置に画像を出力して印刷を行わせてもよいし、表示装置に出力して表示させてもよいし、さらに、表示制御装置101の内部、または外部のメモリに画像を記憶させる場合であってもよい。
【0085】
S709において、画像を選択するためのユーザによる指示の入力が確認できなかった場合、S711に進む。S711では、グループ送り指示が入力されたか確認する。S711でグループ送り指示が入力されたと判定された場合には、図7(b)に示す処理に進む。一方、グループ送り指示の入力が確認されなかった場合には、S708に戻る。
【0086】
図7(b)に示すフローチャートは、グループの先頭画像が表示対象の画像となった場合に、実行される。即ち、図7(a)のS708において入力した指示によりグループの先頭画像が表示対象となった場合に、S703、S706の判定処理によって、図7(b)の処理が実行される。また、S711における判定処理でも同様に、ユーザによるグループ送り指示が入力されて、グループの先頭画像を表示させるときに、図7(b)に示す処理に進む。
【0087】
図7(b)のフローチャートでは、まずS712において、表示対象となっている先頭画像のグループが、次のグループであるか、前のグループであるか、または現在選択されているグループであるか判定する。
【0088】
S712において、次のグループの先頭画像が表示対象となっていると判定された場合には、S713に進む。S713では、グループ送りの送り方向が次のグループであることを示す情報を、RAM103に記憶する。一方、S712において、次のグループの先頭画像が表示対象となっていると判定された場合には、S714に進む。S714では、グループ送りの送り方向が前のグループであることを示す情報を、RAM103に記憶する。
【0089】
さらに、S712において、現在選択されているグループの先頭画像が表示対象となっていると判定された場合には、S715に進む。S715では、グループ送りを行わずに現在選択されているグループの先頭画像を表示させるための情報を、RAM103に記憶する。なお、S713〜S715で記憶させる情報は、種々の方法を採用することができ、次グループ、前グループ、現在のグループの3通りを示すフラグをRAM103に設定して、S713〜S715においてこのフラグを更新してもよい。
【0090】
この図7(b)に示す処理により、グループの先頭画像を表示させるときの、表示対象のグループを決定することができる。そして、図7(b)に示す処理を終了すると、図6に示したフローチャートに戻って、S615の処理を行う。
【0091】
S615では、先頭画像を表示させる表示対象のグループが、現在選択されているグループであるか判定する。S615において、現在選択されているグループが表示対象であると判定されると、S616に進む。S616では、現在選択されているグループの先頭画像を表示させ、S602に戻り、ユーザによるグループ送り指示の待機状態となる。
【0092】
一方、S615において、先頭画像を表示させる表示対象のグループが、現在選択されているグループでない(次のグループまたは前のグループ)と判定されると、S609に進む。S609では、前述したように、RAM103に記憶されている情報によりグループ送りの送り方向が確認されて、S610またはS611において、ユーザにより指定されている送り方向のグループの先頭画像が表示される。
【0093】
このように図6、図7に示した処理を実行することにより、グループごとの画像送りが実行されている場合であっても、表示対象の切り替えの際にスキップされる画像の数が閾値以上の場合には、グループ内の代表画像以外の画像を表示するようにする。
【0094】
これによりユーザは、グループ送りを選択している場合であっても、多数の画像を含むグループに関しては、そのグループ内の画像を確認することができる。よって、新たなグループが表示対象として決定されたときに、ユーザが認識しないまま多数の画像がスキップされて、表示対象の画像が切り替わってしまうことを防ぐことができる。
【0095】
また、本実施例では、グループ単位の画像送りのモードにおいて、グループの切り替えのために左右キーが押下されたときに、自動的にグループ内の画像送りのモードに変更される。従って、ユーザは、グループごとに画像を切り替えて表示させているときに、モードの切り替えを意識せずに、グループ内の画像送りにモードを変更することができる。
【0096】
なお、上述した図5の表示例では、グループの代表画像と、代表画像以外の画像とを同様の形式で表示させていたが、両者を区別できるように表示してもよい。例えば代表画像に対しては、代表画像であることを示すフレームやアイコンを付加してもよい。または、代表画像以外の画像を表示させるときには、画像を表示させる代わりに、画像の撮影時刻などの画像情報や、画像ファイルのファイル名、ファイル作成時刻等のファイル情報を表示させるようにしてもよい。
【0097】
これによりユーザは、表示部105の表示画面を見ることで、現在の画像送りが、グループごとに表示対象の画像を切り替えるものであるか、またはグループ内で表示対象の画像を切り替えるものであるか区別することができる。
【0098】
以上のように、本実施例では、表示対象のグループを切り替えることにより表示が省略される画像の数が閾値より少ない場合には、新たなグループの代表画像を表示させる。また、上記の画像の数が閾値以上の場合には、代表画像に加えて、本来表示が省略されるはずであった画像も表示できるようにする。これにより、ユーザが表示対象のグループを切り替えたときに、表示が省略される画像の数が多数の場合には、表示対象のグループの切り替えに伴い表示が省略されるはずであった画像も表示対象となる。よって、ユーザが認識しないまま、多数の画像の表示が省略されることを防ぐことができる。
【0099】
なお、図7の説明では、表示が省略されるはずであった全ての画像が表示対象となる例を示した。しかしこれに限らず、所定数の画像をスキップして、表示が省略されるはずであった複数の画像の一部を表示するようにしてもよい。
【0100】
また、表示対象のグループの切り替えにより表示が省略されるはずであった画像を表示させる場合に、その画像の数に応じて、表示対象とする画像の数を異ならせてもよい。例えば、グループ送りにより表示が省略されるはずであった画像の数が、第1の閾値以上であり第2の閾値未満の場合には、先頭画像以外の画像も表示対象とする。そして、表示が省略されるはずであった画像の数が第2の閾値以上の場合には、さらに多くの画像が表示対象となるようにしてもよい。
【0101】
さらに、以上の実施例では、表示対象のグループを切り替えたときに、新たに表示対象として決定されたグループの先頭画像を表示させていた。そのため、グループの切り替えにより表示がスキップされる画像を算出するために、現在表示対象となっているグループの次のグループを表示させるとき(順方向の画像送り)には、現在のグループの画像枚数Nを算出した。また、前のグループを表示させるとき(逆方向の画像送り)には、前のグループの画像枚数Nを算出した。
【0102】
しかしながら、表示対象のグループを切り替えたときに、新たに表示対象として決定されたグループの後端の画像を表示させるようにしてもよい。この場合、グループの切り替えにより表示がスキップされる画像を算出するために、順方向の画像送りの場合には、次のグループの画像枚数Nを算出する。また、逆方向の画像送りの場合には、現在表示対象となっているグループの画像枚数Nを算出する。
【0103】
他にも、表示対象のグループを切り替えたときに、新たに表示対象となったグループにおける画像の順序において、中心となる画像を表示させるようにしてもよい。例えば、画像を撮影日ごとのグループに分類する場合に、各撮影日における撮影時刻に従った画像の順序において中心の画像を代表画像としてもよい。または、画像ファイルのヘッダ情報や、画像を解析した結果に基づき、画像ファイルの特性に応じて、新たに表示対象となったグループにおける代表画像を決定してもよい。なお、このように各グループにおける代表画像を種々の方法で決定する場合には、ファイルリストにおいて代表画像を特定して、2つのグループの代表画像の間にあるファイルの数を算出する。これにより、表示対象のグループを切り替えたときの画像送り枚数Nを求めることができる。
【0104】
(実施例2)
実施例1では、グループ内で画像送りを行う場合、ユーザの指示に応じて表示対象の画像を切り替えていた。実施例2では、所定時間ごとに、表示対象の画像を切り替える例を示す。
【0105】
図8は、実施例2において画像を表示させた場合の表示例を示している。図8において、画像ファイル401の画像が表示部105に表示されているときに、ユーザが右キーを押下すると、画像ファイル402の画像が表示される。そして、画像ファイル402の画像を表示させた後、所定時間が経過すると、画像ファイル403の画像を表示させる。その後、画像を表示させた後に所定時間が経過するごとに、グループ内の画像を自動的に順次表示させる。
【0106】
このように、実施例2では、グループごとに画像を切り替えて表示させるための操作をユーザが行っているときに、グループ内の画像の数が多数である場合には、そのグループ内の画像が自動的に順次表示される。よって、ユーザは、グループ内の画像送りのための特別な操作を行わなくとも、グループ内の画像の内容を確認することができる。
【0107】
また、グループ内の画像が自動的に順次表示されているときに、ユーザによる画像を選択するための指示を入力するようにしてもよい。これにより、ユーザは、表示部105に自動的に順次表示される画像の内容を確認して、所望の画像が表示されているときにOKキー203を押下することで、所望の画像を選択して出力させることができる。
【0108】
なお、上述のように1つのグループ内で自動的に画像送りをするときに、メモリカード108に記憶されている画像を表示させる代わりに、その画像の撮影時刻等の画像情報を表示させるようにしてもよい。
【0109】
(実施例3)
実施例1、実施例2では、1つのグループに含まれている画像の数が閾値以上である場合に、そのグループ内の画像を特定した後に、特定された画像を表示してユーザに画像を選択させていた。実施例3では、画像情報などの、画像を特定するための情報を表示してユーザに選択させた後に、その情報に対応する画像を特定する例を示す。
【0110】
図9は、実施例3において画像を表示させた場合の表示例を示している。図9に示すように、ユーザが右キーを押下するたびに、表示部105に表示される画像情報が切り替わる。そして、画像情報が表示されているときに、ユーザがOKキー203を押下して画像情報を選択する。すると、CPU102が、メモリカード108に記憶されている画像のうちの、ユーザが選択した画像情報に対応する画像を特定し、特定された画像を表示部105に表示させる。
【0111】
例えば図9の例では、3時間毎の時刻を示す画像情報を順次表示させる。そして、ユーザが画像情報のいずれかを選択すると、選択された画像情報が示す時間に撮影された画像が特定される。例えば「9:00」を示す画像情報が表示されているときにユーザがOKキー203を押下すると、9時00分から、11時59分までに撮影された画像が特定される。同様に、「12:00」を示す画像情報が表示されているときにユーザがOKキー203を押下すると、12時00分から、14時59分までに撮影された画像が特定される。
【0112】
よって、図9の例では、「9:00」の画像情報を選択すると、画像ファイル402、403の画像が特定される。また、「12:00」を示す画像情報を選択すると、画像ファイル404の画像が特定される。また、「9:00」の画像情報が選択された場合のように、複数の画像が特定されたときには、その複数の画像のいずれかが表示される。そして、ユーザが左右キー204を押下することで、表示部105に表示される画像を切り替える。または、複数の画像が特定されたときに、その複数の画像を表示部105に一覧表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。
【0113】
以上のように、実施例3では、画像情報などの画像を特定するための情報を表示して、ユーザに選択させた後に、ユーザが選択した情報に対応する画像を特定して、表示させる。これにより、1つのグループに多数の画像が含まれていたとしても、ユーザは所望の画像情報を選択することによって、表示対象の画像を容易に絞り込むことができる。例えば、1日に膨大な数の画像が撮影されていた場合であっても、ユーザが所望の画像が撮影された時刻を認識していれば、撮影時刻に応じて画像情報を選択することができる。これによって表示対象とする画像を絞り込むことができるので、ユーザは、グループ内の先頭画像から画像送りを行わなくても、所望の画像を容易に選択することができる。
【0114】
なお、上記の例では、画像を撮影日ごとに分類して、撮影時刻を画像情報として表示させていた。このように、画像をグループに分類したときの画像の属性よりも、詳細な情報を表示させることによって、ユーザは容易に画像の絞り込みを行うことができる。ただし、画像をグループに分類したときの画像の属性とは異なる属性を画像情報として表示させてもよい。例えば、画像を撮影日ごとのグループに分類して、グループ内においては、画像の撮影場所を画像情報として表示させるようにしてもよい。
【0115】
また、ユーザによる指示に応じて表示部105に表示される画像情報を切り替えるのではなく、実施例2に記載されているように、表示対象の画像情報を所定時間毎に自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0116】
さらに、図9に示した例では、ユーザによるグループ送りの指示を入力したときに、撮影日により分類されたグループにおいて、グループに含まれる画像の撮影時刻により、さらに複数のサブグループに分類していた。このように、1つのグループに含まれる画像をサブグループに分類する場合、図9で示したように、グループ送りの指示を入力した後にサブグループを設定してもよいが、複数の画像をグループに分類するときにサブグループを設定しておいてもよい。
【0117】
即ち、複数の画像をグループに分類するときに、1つのグループに含まれる画像の数が閾値以上の場合には、そのグループをメイングループとして、メイングループに含まれる画像を、さらにサブグループに分類する。例えば、複数の画像を撮影日ごとにグループに分類する場合に、1つの撮影日に多数の画像が含まれていた場合には、その撮影日における画像の撮影時刻の時分ごとに、サブグループに分類しておく。
【0118】
そして、ユーザの指示に応じて表示対象のグループを切り替えるときには、サブクレームを1つのグループとして、メイングループと同様に、サブグループの代表画像を表示させる。
【0119】
この方法では、表示対象のグループを切り替えるときには既にサブグループが設定されているため、各グループの代表画像を表示させることにより、グループ送りのときに特別な処理を行わなくても、多数の画像の表示がスキップされることを防ぐことができる。また複数のサブグループに含まれている複数の代表画像を表示させたときには、ユーザは、メイングループの分類よりも詳細な情報で分類されていることを認識することができる。そのため、その複数のサブグループが含まれているメイングループに、多数の画像が含まれていることを認識することができる。
【0120】
以上の実施例によれば、表示対象のグループを切り替えることにより表示が省略される画像の数が閾値以上の場合には、代表画像に加えて、本来表示が省略されるはずであった画像も表示できるようにする。これにより、ユーザが表示対象のグループを切り替えたときに、表示が省略される画像の数が多数の場合には、表示対象のグループの切り替えに伴い表示が省略されるはずであった画像も表示対象となる。よって、ユーザが認識しないまま、多数の画像の表示がスキップされることを防ぐことができる。
【0121】
また、以上の実施例では、表示制御装置101が表示部105を構成要素として含む例について説明したが、表示制御装置に接続されている外部の表示装置の表示画面に表示を行う場合であってもよい。また、表示制御装置101が操作部106を構成要素として含む場合に限らず、マウスやキーボード等の外部の操作デバイスをユーザが操作して、表示制御装置が、それらの操作デバイスからユーザの指示を入力する場合であってもよい。
【0122】
さらに、操作デバイスとしてタッチパネルを採用してもよい。この場合、タッチパネルの表示画面にファイルに含まれている画像を表示させ、またユーザが指やタッチペンでタッチパネルに接触することにより、表示対象の画像を切り替えるようにしてもよい。
【0123】
なお、ユーザがタッチパネルを用いて操作するときには、タッチパネルに接触したまま、タッチパネル上をスライドさせるドラッグ操作により、表示対象の画像を切り替えることができる。このようにドラッグ操作により表示対象の画像を切り替えるときに、ドラッグ操作の距離に応じた枚数の画像が表示されるようにしてもよい。
【0124】
そこで、以上の実施例にドラッグ操作を適用して、ドラッグ操作に応じてグループ送りを行うようにしてもよい。このとき、1つのグループに含まれている画像の数が多い場合には、ドラッグ操作により表示される画像の枚数が、より多くなるようにしてもよい。
【0125】
例えば、ユーザがドラッグ操作をしたときに、表示対象のグループに含まれている画像の数が所定の数よりも少ない場合には、代表画像1枚のみを表示させる。一方、表示対象のグループに含まれている画像の数が所定の数以上の場合には、上記のドラッグ操作と同様の操作であっても、代表画像以外の画像も表示対象として、複数の画像を表示するようにしてもよい。
【0126】
するとユーザは、複数のグループに対して同じ距離のドラッグ操作を行ったとしても、表示対象のグループに含まれている画像の数が多数の場合には、表示される画像の数が多くなる。よって、ユーザがドラッグ操作を行って表示対象の画像を切り替えるときに、意図せずに多数の画像がスキップされてしまうことを防ぐことができる。
【0127】
また、表示対象の画像を切り替える別の方法として、タッチパネル上で指やタッチペンをスライドさせるフリック操作がある。ユーザがこのフリック操作を行ったときに、複数の画像をフリック操作が行われた方向に自動的に移動させて、表示対象の画像を切り替える。そして、このようにユーザが上記のフリック操作を行って画像を移動させるときに、グループごとに画像を移動させるようにしてもよい。即ち、フリック操作に応じて、各グループに含まれる画像をタッチパネル上で自動的に移動させ、新たに表示対象となったグループに含まれる代表画像が表示されているときに、画像が停止するようにする。これにより、フリック操作がユーザにより行われるたびに各グループの代表画像が表示されるため、表示対象のグループを切り替えることができる。この場合、代表画像については、停止している状態で表示されるため、ユーザが画像の内容を確認することができる。
【0128】
しかしながら、各グループに含まれる代表画像以外の画像については、フリック操作に応じて移動しているときにしか表示されず、画像が停止している状態での表示がスキップされてしまう。よって、1つのグループに多数の画像が含まれているときにユーザがフリック操作を行った場合、多数の画像が画面上で移動していることをユーザが認識できずに、ユーザが意図せずに多数の画像の表示がスキップされてしまうことがある。
【0129】
そこで、ユーザによるフリック操作に応じて画像を移動させる場合にも本実施例を適用してもよい。即ち、フリック操作により表示対象のグループを切り替えるときに、表示がスキップされる画像が所定の数以上の場合には、代表画像以外の画像が表示されているときにも、画像の移動を停止する。これにより、ユーザによるフリック操作により、多数の画像の表示がスキップされてしまうのを防ぐことができる。
【0130】
また、フリック操作により表示対象のグループを切り替えるときに、表示がスキップされる画像の数が所定の数以上であるか否かにより、表示画面で移動中の画像をユーザが選択できるか否かを切り替えるようにしてもよい。このとき、表示がスキップされる画像の数が所定の数以上の場合には、表示画面で移動中の画像の選択できるようにする。これにより、1つのグループに多数の画像が含まれる場合には、グループ送り処理を行っているときであっても、ユーザが所望の画像を選択することができる。
【0131】
さらに、表示がスキップされる画像の数に関わらず、表示画面で移動中の画像もユーザが選択できるようにしてもよい。このときに、表示がスキップされる画像の数が所定の数以上の場合には、その所定の数より少ない場合に比べて、画像が移動する速度を遅くするようにしてもよい。これにより、ユーザは、1つのグループに多数の画像が含まれる場合に、表示画面内で移動している画像を容易に選択することができる。
【0132】
なお、上記のドラッグ操作やフリック操作は、ユーザがタッチパネルを用いて行う場合に限らず、マウス等の各種の操作デバイスを用いてドラッグ操作やフリック操作を行う場合であってよい。
【0133】
また、以上の実施例では、画像ファイルに基づき画像を表示させる例について説明したが、画像ファイルに限らず、テキストファイル等の各種のファイルの内容を表示させる場合に適用できるものである。
【0134】
さらに、本実施例は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、本発明は、1つのプロセッサにより処理が実行されるものに限らず、複数のプロセッサが連携して処理を行う場合であってもよい。
【符号の説明】
【0135】
101 表示制御装置
102 CPU
103 RAM
104 ROM
105 表示部
106 操作部
107 カードインターフェース
108 メモリカード
109 システムバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のグループに分類される複数のファイルの内容を表示装置に表示させる表示制御装置であって、
前記複数のグループに含まれている複数のファイルのうちの表示対象のファイルを、当該複数のファイルの所定の順序に従って切り替えることによって、当該複数のグループのいずれかに含まれているファイルの内容を表示装置に表示させる表示制御手段と、
ユーザによる指示に応じて、前記複数のグループから、前記表示制御手段による表示対象となるグループを決定する決定手段と、を有し、
前記表示制御手段は、前記表示装置への表示対象となっている第1のファイルから、前記決定手段により表示対象として新たに決定されるグループに含まれている第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、所定の数以上の場合には、表示対象のファイルを当該第1のファイルから当該第2のファイルに切り替えて当該第2のファイルの内容を表示させるまでに、当該所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の少なくとも1つのファイルの内容を表示させることを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記第1のファイルから前記第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、前記所定の数より少ない場合には、前記所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間のファイルの内容を表示させずに表示対象のファイルを当該第1のファイルから当該第2のファイルに切り替えて、当該第2のファイルの内容を表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記決定手段により新たな表示対象としてグループが決定された場合に、当該グループに含まれている前記所定の順序における先頭のファイルの内容を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記決定手段により前記表示装置への表示対象となっているグループの次のグループが表示対象として決定された場合に、表示対象となっている前記グループに含まれているファイルの数を、前記第1のファイルから前記第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数として、前記所定の数と比較することを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記決定手段により前記表示装置への表示対象となっているグループの前のグループが表示対象として決定された場合に、前記前のグループに含まれているファイルの数を、前記第1のファイルから前記第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数として、前記所定の数と比較することを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記表示制御手段によるファイルの内容の表示に基づくユーザによる指示に応じて、前記複数のファイルから、出力対象のファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたファイルを出力する出力手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記表示制御手段によるファイルの内容の表示に基づくユーザによる指示に応じて、前記複数のグループからいずれかのグループを特定する特定手段を有し、
前記選択手段は、前記特定手段により特定されたグループに含まれるファイルから、出力対象のファイルを選択することを特徴とする請求項6に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記第1のファイルから前記第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、前記所定の数以上の場合に、当該所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の少なくとも1つのファイルの属性を示すファイル情報を表示させて、ユーザの指示により選択されたファイル情報に対応するファイルの内容を、前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記第1のファイルから前記第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、前記所定の数以上の場合に、ユーザによる指示に応じて、当該所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の複数のファイルのうちの表示対象のファイルを切り替えることによって、当該複数のファイルの内容を表示させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項10】
前記表示制御手段は、前記第1のファイルから前記第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、前記所定の数以上の場合に、当該所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の複数のファイルのうちの表示対象のファイルを所定時間毎に切り替えることによって、当該複数のファイルの内容を表示させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項11】
複数のファイルを、当該複数のファイルの属性に基づき、複数のグループに分類する分類手段を有し、
前記表示制御手段は、前記分類手段により分類された複数のグループのいずれかに含まれているファイルの内容を表示させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項12】
複数のグループに分類される複数のファイルの内容を表示装置に表示させる表示制御方法であって、
前記複数のグループに含まれている複数のファイルのうちの表示対象のファイルを、当該複数のファイルの所定の順序に従って切り替えることによって、当該複数のグループのいずれかに含まれているファイルの内容を表示装置に表示させる表示制御工程と、
ユーザによる指示に応じて、前記複数のグループから、前記表示制御工程における表示対象となるグループを決定する決定工程と、を有し、
前記表示制御工程では、前記表示装置への表示対象となっている第1のファイルから、前記決定工程において表示対象として新たに決定されるグループに含まれている第2のファイルまでの前記所定の順序におけるファイルの数が、所定の数以上の場合には、表示対象のファイルを当該第1のファイルから当該第2のファイルに切り替えて当該第2のファイルの内容を表示させるまでに、当該所定の順序における当該第1のファイルと当該第2のファイルの間の少なくとも1つのファイルの内容を表示させることを特徴とする表示制御方法。
【請求項13】
請求項12に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−69120(P2013−69120A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−207267(P2011−207267)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】