説明

表示装置の製造方法、及び表示装置の検査装置

【課題】視野角制御パネルのダミーパターンを正確且つ容易に検査する。
【解決手段】表示装置1の製造方法は、表示パネルと視野角制御パネルとを積層して非検査パネル15を形成する第1工程と、非検査パネル15の表示状態を検査する第2工程と、検査済みの非検査パネル15から表示装置を製造する第3工程とを有する。第2工程では、非検査パネル15をステージ40に配置すると共に、非検査パネル15の視野角制御パネルと検査員との間に光学フィルタ44を介在させることにより、視野角制御パネルの正面方向からダミーパターンの表示状態を検査する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視野角制御パネルを有する表示装置の製造方法、及びその表示装置の検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話やPDA等に利用されている表示装置は、その画面サイズが大きくなるに従って広視野角化が要求されている。
【0003】
ところが、携帯電話やPDA等に利用されている表示装置には、例えばメール等のようにプライバシー性やセキュリティ性の高い情報が表示される場合が多い。したがって、表示装置の表示が広視野角化されていると、使用者の近くにいる第三者に表示画面の情報が覗き見られてしまう虞がある。そこで、プライバシー等の保護の観点から、視野角を特定の範囲に制御する必要性が高まってきている。
【0004】
これに対し、例えば特許文献1に開示されているように、表示パネルに視野角制御パネルを積層して表示装置を構成し、表示画面の主視野角方向である正面方向からの視認に対しては、表示画面に表示された情報を良好に視認可能とする一方、左右方向からの視認に対しては、表示画面の全領域においてダミーパターンを表示し、真の表示情報の視認を困難にすることが知られている。
【特許文献1】特開2007−148278号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記表示装置の製造工程では、真の表示画像及びダミーパターンのそれぞれについて、表示不良の有無が検査される。真の表示画像については、ステージ上に設置した表示装置を正面から視認することで検査することが可能である。
【0006】
ところで、ダミーパターンについては、側面図である図5に示すように、表示装置100をステージ101の表面に沿って設置した状態で、斜め45°の方向から視認する検査方法が考えられる。また、側面図である図6に示すように、表示装置100をステージ101の表面に対して斜め45°に傾斜させた状態で固定して、ステージ101の正面から視認する検査方法も考えられる。
【0007】
しかし、上記検査方法では、ダミーパターンを視認できる角度(例えば表示装置の表面に対して45°の角度)に、検査員の目を正確に位置付けたり、ステージ101に対する角度を45°に正確に固定することは難しく、正確且つ容易に検査することはできないという問題がある。
【0008】
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ダミーパターンを正確且つ容易に検査しようとすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明に係る表示装置の製造方法は、表示パネルと、該表示パネルに積層された視野角制御パネルとを備え、該視野角制御パネルの正面方向に所定の視野角で上記表示パネルの表示画像が視認される一方、上記所定の視野角の外側において上記視野角制御パネルのダミーパターンが視認されるように構成された表示装置を製造する方法であって、上記表示パネルと上記視野角制御パネルとを積層して非検査パネルを形成する第1工程と、上記非検査パネルの表示状態を検査する第2工程と、検査済みの上記非検査パネルから上記表示装置を製造する第3工程とを有し、上記第2工程では、上記非検査パネルをステージに配置すると共に、上記非検査パネルの視野角制御パネルと検査員との間に光学フィルタを介在させることにより、上記視野角制御パネルの正面方向から上記ダミーパターンの表示状態を検査する。
【0010】
上記光学フィルタは、複数のプリズム部を有していることが好ましい。
【0011】
上記表示パネルは、液晶表示パネルであってもよい。
【0012】
上記視野角制御パネルは、液晶表示素子により構成されていてもよい。
【0013】
また、本発明に係る表示装置の検査装置は、表示パネルと、該表示パネルに積層された視野角制御パネルとを備え、該視野角制御パネルの正面方向に所定の視野角で上記表示パネルの表示画像が視認される一方、上記所定の視野角の外側において上記視野角制御パネルのダミーパターンが視認されるように構成された表示装置を検査する装置であって、互いに積層された上記表示パネル及び上記視野角制御パネルを有する非検査パネルが配置されるステージと、上記ステージに配置された非検査パネルに検査信号を供給して、該非検査パネルを点灯させる制御回路と、上記ステージに配置された非検査パネルと、該非検査パネルにおける上記視野角制御パネルの正面方向に配置された検査員との間に介在される光学フィルタとを備え、上記光学フィルタは、上記ステージ上の上記視野角制御パネルからダミーパターンが視認される角度に出射した光が入射され、該光を上記視野角制御パネルの正面方向に出射させるように構成されている。
【0014】
上記光学フィルタは、複数のプリズム部を有していることが好ましい。
【0015】
上記表示パネルは、液晶表示パネルであってもよい。
【0016】
上記視野角制御パネルは、液晶表示素子により構成されていてもよい。
【0017】
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
【0018】
上記表示装置を検査する場合には、第1工程において、表示パネルと視野角制御パネルとを積層して非検査パネルを形成する。次に、第2工程において、非検査パネルの表示状態を検査する。この第2工程では、非検査パネルをステージに配置すると共に、非検査パネルの視野角制御パネルと検査員との間に光学フィルタを介在させる。このことにより、非検査パネルの視野角制御パネルから出射したダミーパターンを表示する光は、光学フィルタによって進路が変更され、当該光学フィルタから視野角制御パネルの正面方向へ出射される。そうして、検査員が視野角制御パネルの正面方向からダミーパターンの表示状態を検査する。
【0019】
上記検査装置によって表示装置を検査する場合には、互いに積層された表示パネルと視野角制御パネルとを有する非検査パネルをステージに配置する。次に、ステージ上の非検査パネルにおける視野角制御パネルと、その正面方向の検査員との間に、光学フィルタを介在させる。そうして、制御回路により非検査パネルに検査信号を供給して、その非検査パネルを点灯させる。このとき、光学フィルタは、ステージ上の視野角制御パネルからダミーパターンが視認される角度に出射した光が入射され、該光を視野角制御パネルの正面方向に出射させる。したがって、検査員は、視野角制御パネルの正面方向からダミーパターンを視認することが可能になる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、視野角制御パネルの正面に光学フィルタを設けるようにしたので、視野角制御パネルから正面の所定の視野角の外側に出射されるダミーパターンの光の進路を、当該光学フィルタにより視野角制御パネルの正面方向に変化させることができる。したがって、ダミーパターンを正確且つ容易に検査できることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、表示装置の一例として、液晶表示装置について説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0022】
《発明の実施形態1》
図1〜図4は、本発明の実施形態1を示している。
【0023】
図1は、本実施形態の検査装置の外観を示す概略斜視図である。図2は、検査時におけるダミーパターンの光の進路を示す側面図である。図3は、光学フィルタの一部を拡大して示す断面図である。図4は、液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【0024】
まず、液晶表示装置1について、図4を参照して説明する。
【0025】
液晶表示装置1は、表示パネルとしての液晶表示パネル11と、液晶表示パネル11に積層された視野角制御パネル12と、液晶表示パネル11の上記視野角制御パネル12と反対側に配置された照明装置としてのバックライトユニット13とを備えている。
【0026】
そして、液晶表示装置1は、視野角制御パネル12の正面方向に所定の視野角(主視野角とも称する)で液晶表示パネル11の表示画像が視認される一方、上記所定の視野角の外側(言い換えれば、主視野角以外の方向)において視野角制御パネル12のダミーパターンが視認されるように構成されている。
【0027】
すなわち、本実施形態の視野角制御パネル12は、例えばパッシブ型の液晶表示素子により構成され、図4で方向Xを含む主視野角方向において、液晶表示パネル11により表示される真の表示画像が視認される一方、図4で方向Yを含む主視野角以外の方向において、ダミーパターンが視認されるように、外部からの電気信号により透過率や色が変化する領域を有している。
【0028】
上記視野角制御パネル12は、図4に示すように、第1透明基板21と、第1透明基板21に対向すると共に第1透明基板21の液晶表示パネル11側に配置された第2透明基板22とを有している。第1透明基板21及び第2透明基板22の内側表面には、図示省略の第1電極及び第2電極がそれぞれ形成されると共に、図示省略のダミー表示用のパターンが形成されている。
【0029】
上記第1電極及び第2電極は、視野角制御パネル12の正面方向から見て、互いに交差するように形成されている。また、ダミー表示用のパターンとしては、例えば、連続して配列された任意の文字や、同じ模様を連続させて配列させたパターンなどを例示することができる。
【0030】
上記第1電極及び第2電極は、それぞれ各電極間に印加される電圧に応じて液晶分子の配向を制御する配向膜(図示省略)が形成されている。そして、第1透明基板21及び第2透明基板22は、各配向膜が対向するように配置され、その間に液晶層17が枠状のシール材(図示省略)によって封入されている。
【0031】
上記第1透明基板21及び第2透明基板22は、それぞれ透光性の材料である例えばガラスや合成樹脂等によって形成することができる。また、上記第1電極及び第2電極は、透光性の導電膜である例えばITO等によって形成することができる。また、前記視野角制御パネル12の両面側には、それぞれ偏光板18が配設されている。
【0032】
なお、視野角制御パネル12は、バックライトユニット13と液晶表示パネル11との間に配設することも可能である。
【0033】
液晶表示パネル11は、例えばアクティブマトリクス型の液晶表示素子により構成されている。すなわち、TFT基板31と、TFT基板31に対向して配置された対向基板32と、対向基板32及びTFT基板31の間に設けられた液晶層33とを備えている。また、液晶表示パネル11の両面側には偏光板19がそれぞれ設けられている。
【0034】
上記対向基板32には、図示省略のカラーフィルタ、共通電極及びブラックマトリクス等が形成されている。一方、TFT基板31には、複数の画素(図示省略)がマトリクス状に配置されている。各画素には、スイッチング素子としてのTFT(図示省略)と、このTFTに接続された画素電極(図示省略)とがそれぞれ設けられている。そうして、各画素毎に液晶層33を駆動することによって所望の表示を行うようになっている。
【0035】
次に、上記液晶表示装置1の検査装置Sについて、図1を参照して説明する。
【0036】
検査装置Sは、図1に示すように、ステージ40を有する装置本体41と、装置本体41に接続された制御回路42と、装置本体41に回動可能に取り付けられると共に複数の光学フィルタ44を有するカバー部43とを備えている。
【0037】
ステージ40は、傾斜面により構成され、互いに積層された液晶表示パネル11と視野角制御パネルと、バックライトユニット13とを有する非検査パネル15が配置されるようになっている。図1では、例えば3つの非検査パネル15が、所定の間隔でステージ40上に配置された例を示している。また、非検査パネル15は、バックライトユニット13がステージ40の表面側を向くと共に、視野角制御パネル12が正面方向を向くように配置される。
【0038】
制御回路42は、ステージ40に配置された非検査パネル15に検査信号を供給して、非検査パネル15を点灯させるように構成されている。このとき、非検査パネル15は、液晶表示パネル11による所定の表示画像と、視野角制御パネル12によるダミーパターンとが表示される。
【0039】
カバー部43は、ステージ40の端部において装置本体41にヒンジ部46を介して取り付けられている。そうして、ステージ40を覆うように閉じた閉位置と、ステージ40から離隔して開いた開位置と間で、ヒンジ部を軸として回動するように構成されている。
【0040】
また、カバー部43は、閉位置へ回動した状態で、ステージ40上の非検査パネル15に対向する領域に光学フィルタ44が設けられており、この光学フィルタ44を通って光が透過するように構成されている。すなわち、光学フィルタ44は、ステージ40に配置された非検査パネル15と、この非検査パネル15における視野角制御パネル12の正面方向に配置された検査員との間に介在されている。
【0041】
光学フィルタ44は、図2及び図3に示すように、複数のプリズム部45を有するシート状に形成されている。光学フィルタ44は、例えば、アクリル樹脂等の樹脂によって形成することが可能である。プリズム部45は、断面三角形状の凸条によって形成されている。図3に示すように、例えば、プリズム部45の断面は、頂角Aが90°であり、他の2つの角度Bが45°である二等辺三角形状に形成されている。角度Bは、視野角制御パネル12の表面に対するダミーパターンの光の出射角度(言い換えれば、視野角制御パネル12の表面に対し、ダミーパターンが視認される角度)に規定されている。
【0042】
そうして、光学フィルタ44は、ステージ40上の視野角制御パネル12からダミーパターンが視認される角度(例えば、視野角制御パネル12の表面に対して45°の角度)に出射した光が入射され、その光を視野角制御パネル12の正面方向に出射させるように構成されている。
【0043】
−検査方法−
次に、上記液晶表示装置1の検査方法について説明する。
【0044】
まず、予め液晶表示パネル11、視野角制御パネル12、及びバックライトユニット13をそれぞれ形成しておく。そして、第1工程において、これら液晶表示パネル11、視野角制御パネル12、及びバックライトユニット13を互いに積層して、非検査パネル15を形成する。
【0045】
次に、第2工程では、非検査パネル15の表示状態(つまり、液晶表示パネル11による表示状態、及び視野角制御パネル12によるダミーパターンの表示状態)が正常であるか否かを検査する。
【0046】
すなわち、まず、検査装置Sのステージ40に非検査パネル15を配置して、装置本体41に接続する。続いて、カバー部43を開位置から閉位置へ回動させて、光学フィルタ44を非検査パネル15に対向配置させる。言い換えれば、光学フィルタ44を、非検査パネル15の視野角制御パネル12と、その正面方向に配置されている検査員との間に介在させる。
【0047】
その後、制御回路42から検査信号を非検査パネル15へ供給することによって、この非検査パネル15を点灯させる。そうすると、視野角制御パネル12から例えば45°斜め方向に出射したダミーパターンを表示する光は、光学フィルタ44に入射して視野角制御パネル12の正面方向の検査員に向かって出射する。このことにより、視野角制御パネル12の正面方向からダミーパターンの表示状態を検査する。
【0048】
次に、第3工程において、正常な表示状態が確認された検査済みの非検査パネル15から、上記液晶表示装置1を製造する。
【0049】
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、視野角制御パネル12の正面に光学フィルタ44を設けて、視野角制御パネル12からその正面方向の所定視野角の外側(主視野角以外の方向)に出射されるダミーパターンの光の進路を、視野角制御パネル12の正面方向(主視野角の方向)に変化させるようにしたので、ステージ40の正面方向から検査員が正確且つ容易にダミーパターンの表示状態を検査することができる。
【0050】
すなわち、本実施形態によれば、ダミーパターンを視認できる角度(例えば視野角制御パネル12の表面に対して45°の角度)に、検査員の目を正確に位置付けたり、視野角制御パネル12表面のステージ40に対する角度を45°に正確に固定する必要がなくなる。
【0051】
さらに、光学シートを検査員と視野角制御パネル12との間に介在させるだけであるため、検査装置Sの構成を簡単にすることが可能になる。
【0052】
《その他の実施形態》
上記実施形態では、表示パネルが液晶表示素子である液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、表示パネルが有機EL表示パネルである有機EL表示装置等の他の表示装置についても、同様に適用することができる。
【0053】
また、視野角制御パネル12を液晶表示素子により形成したが、本発明はこれに限らず、他の表示素子によって視野角制御パネル12を構成してもよい。また、光学フィルタ44は、断面三角形状のプリズム部以外の構成によって、ダミーパターンの光の進路を変更する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0054】
以上説明したように、本発明は、視野角制御パネルを有する表示装置の製造方法、及びその表示装置の検査装置について有用である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】図1は、本実施形態の検査装置の外観を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、検査時におけるダミーパターンの光の進路を示す側面図である。
【図3】図3は、光学フィルタの一部を拡大して示す断面図である。
【図4】図4は、液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図5】図5は、従来の表示装置のダミーパターンを検査する工程を説明する側面図である。
【図6】図5は、従来の表示装置のダミーパターンを検査する工程を説明する側面図である。
【符号の説明】
【0056】
S 検査装置
1 液晶表示装置
11 液晶表示パネル
12 視野角制御パネル
15 非検査パネル
40 ステージ
42 制御回路
44 光学フィルタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルと、該表示パネルに積層された視野角制御パネルとを備え、該視野角制御パネルの正面方向に所定の視野角で上記表示パネルの表示画像が視認される一方、上記所定の視野角の外側において上記視野角制御パネルのダミーパターンが視認されるように構成された表示装置を製造する方法であって、
上記表示パネルと上記視野角制御パネルとを積層して非検査パネルを形成する第1工程と、
上記非検査パネルの表示状態を検査する第2工程と、
検査済みの上記非検査パネルから上記表示装置を製造する第3工程とを有し、
上記第2工程では、上記非検査パネルをステージに配置すると共に、上記非検査パネルの視野角制御パネルと検査員との間に光学フィルタを介在させることにより、上記視野角制御パネルの正面方向から上記ダミーパターンの表示状態を検査する
ことを特徴とする表示装置の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載された表示装置の製造方法において、
上記光学フィルタは、複数のプリズム部を有している
ことを特徴とする表示装置の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載された表示装置の製造方法において、
上記表示パネルは、液晶表示パネルである
ことを特徴とする表示装置の製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載された表示装置の製造方法において、
上記視野角制御パネルは、液晶表示素子により構成されている
ことを特徴とする表示装置の製造方法。
【請求項5】
表示パネルと、該表示パネルに積層された視野角制御パネルとを備え、該視野角制御パネルの正面方向に所定の視野角で上記表示パネルの表示画像が視認される一方、上記所定の視野角の外側において上記視野角制御パネルのダミーパターンが視認されるように構成された表示装置を検査する装置であって、
互いに積層された上記表示パネル及び上記視野角制御パネルを有する非検査パネルが配置されるステージと、
上記ステージに配置された非検査パネルに検査信号を供給して、該非検査パネルを点灯させる制御回路と、
上記ステージに配置された非検査パネルと、該非検査パネルにおける上記視野角制御パネルの正面方向に配置された検査員との間に介在される光学フィルタとを備え、
上記光学フィルタは、上記ステージ上の上記視野角制御パネルからダミーパターンが視認される角度に出射した光が入射され、該光を上記視野角制御パネルの正面方向に出射させるように構成されている
ことを特徴とする表示装置の検査装置。
【請求項6】
請求項5に記載された表示装置の検査装置において、
上記光学フィルタは、複数のプリズム部を有している
ことを特徴とする表示装置の検査装置。
【請求項7】
請求項5に記載された表示装置の検査装置において、
上記表示パネルは、液晶表示パネルである
ことを特徴とする表示装置の検査装置。
【請求項8】
請求項5に記載された表示装置の検査装置において、
上記視野角制御パネルは、液晶表示素子により構成されている
ことを特徴とする表示装置の検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−101969(P2010−101969A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−271293(P2008−271293)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】