説明

製袋機

【課題】プラスチック袋を製造する製袋機において、その長さを減少させ、設置スペースの問題がないようにする。
【解決手段】プラスチックフィルム供給部2が製袋ライン部1の幅方向一方側に設けられ、原反ロール3からプラスチックフィルム4が供給され、第1ガイド機構5によってプラスチックフィルム4が案内され、プラスチックフィルム4が製袋ライン部1の一端部に導かれる。さらに、第2ガイド機構9によってプラスチックフィルム4が案内され、方向変換される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、プラスチック袋を製造する製袋機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開平6−170989号公報)に示されているように、プラスチック袋を製造する製袋機では、そのフレームに細長いものが使用され、原反ロールがフレームの一端部に支持され、原反ロールからプラスチックフィルムが供給されることが多い。さらに、繰り出しローラ、スリット刃およびプラスチックフィルムガイド板がフレームの所定位置に設けられ、繰り出しローラによってプラスチックフィルムが連続送りされ、これがスリット刃およびプラスチックフィルムガイド板に供給され、スリット刃によってプラスチックフィルムがスリットされ、分割され、プラスチックフィルムガイド板によって分割されたフィルムが案内され、方向変換され、各フィルムが2層に重ね合わされる。さらに、ダンサローラ、送りローラおよびヒートシール装置がフレームの所定位置に設けられ、プラスチックフィルムがダンサローラを通り、送りローラに導かれ、駆動モータによって送りローラが駆動され、回転し、プラスチックフィルムがヒートシール装置を通り、フレームの他端部に向かって間欠送りされる。さらに、プラスチックフィルムの間欠送り毎に、駆動モータによってヒートシール装置が駆動され、プラスチックフィルムがその長さ方向および幅方向にヒートシールされる。さらに、カッタがフレームの他端部に設けられ、プラスチックフィルムの間欠送り毎に、駆動機構によってカッタが駆動され、プラスチックフィルムがその幅方向にクロスカットされる。
【0003】
この場合、フレームの長さ方向において、繰り出しローラ、スリット刃、プラスチックフィルムガイド板、ダンサローラ、送りローラおよびヒートシール装置を順次配置する必要がある。さらに、プラスチックフィルムの間欠送り毎に、プラスチックフィルムをその長さ方向および幅方向にヒートシールするには、ヒートシール装置として縦シール装置および横シール装置を使用し、フレームの長さ方向において、各シール装置を互いに間隔を置いて配置する必要がある。しかも、原反ロールをフレームの一端部に支持する必要があり、製袋機に相当の長さをもたさねばならず、その設置スペースの問題がある。特に、製袋機にオプション装置が組み込まれることがあり、たとえば、特許文献1のものでは、プラスチック袋は底ガセット部を有する。底ガセット部は細幅のフィルムからなる。したがって、オプション装置をフレームの所定位置に配置し、細幅のフィルムをプラスチックフィルムに供給せねばならない。オプション装置がフレームの所定位置に配置され、ジッパ材がプラスチックフィルムに供給され、プラスチック袋にジッパ部が形成されることもある。細幅のフィルムがプラスチックフィルムに供給され、プラスチック袋にサイドガセット部が形成されることもある。この場合、オプション装置によって製袋機が大型化され、その長さが増大し、問題が深刻化する。製袋機を工場内に収納することができないという事態も考えられる。
【0004】
さらに、フレームの幅方向一方側において、オペレータがヒートシール装置および他の要素を監視し、製袋機を操作することが多いが、原反ロールはフレームの一端部に支持されることは前述したとおりである。このため、オペレータから原反ロールが見えず、原反ロールのプラスチックフィルムが減少したとき、原反ロールを適時交換することができないという問題もある。原反ロールの位置が遠く、交換のとき、オペレータが長距離移動せねばならないという問題もある。
【0005】
したがって、この発明の目的は、プラスチックフィルムを製造する製袋機において、その長さを減少させ、設置スペースの問題がないようにすることにある。
【0006】
他の目的は、オペレータから原反ロールが見え、原反ロールが適時交換され、交換のとき、オペレータが長距離移動しなくてもよいようにすることにある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−170989号公報
【発明の概要】
【0008】
この発明によれば、細長い製袋ライン部にプラスチックフィルム供給部が組み合わされ、プラスチックフィルム供給部が製袋ライン部の幅方向一方側に設けられる。製袋ライン部は一端部および他端部を有し、プラスチックフィルム供給部は原反ロールおよび第1ガイド機構を有する。そして、原反ロールからプラスチックフィルムが供給され、第1ガイド機構によってプラスチックフィルムが案内され、プラスチックフィルムが製袋ライン部の一端部に導かれる。さらに、第2ガイド機構が製袋ライン部の一端部に設けられ、第2ガイド機構によってプラスチックフィルムが案内され、方向変換される。さらに、送り機構およびヒートシール装置が製袋ライン部の所定位置に設けられ、プラスチックフィルムの方向変換後、プラスチックフィルムが製袋ライン部の他端部に向かって間欠送りされ、プラスチックフィルムの間欠送り毎に、プラスチックフィルムがその長さ方向および幅方向にヒートシールされる。
【0009】
好ましい実施例では、カッタが製袋ライン部の他端部に設けられ、プラスチックフィルムの間欠送り毎に、プラスチックフィルムがその幅方向にクロスカットされる。
【0010】
プラスチックフィルム供給部は一端部および他端部を有し、製袋ライン部に平行にのびる。さらに、その一端部が製袋ライン部の一端部に対応する位置に配置され、第1ガイド機構がプラスチックフィルム供給部の一端部に設けられ、原反ロールがプラスチックフィルム供給部の他端部に支持される。そして、プラスチックフィルムがプラスチックフィルム供給部の一端部に供給され、第1ガイド機構によってプラスチックフィルムが案内され、方向変換される。
【0011】
プラスチックフィルム供給部は製袋ライン部よりも短い。
【0012】
さらに、スリット刃が製袋ライン部の一端部に設けられ、スリット刃によってプラスチックフィルムがスリットされ、分割される。そして、分割されたフィルムが第2ガイド機構に導かれ、第2ガイド機構によって各フィルムが案内され、方向変換され、各フィルムが2層に重ね合わされ、送り機構によって各フィルムが間欠送りされる。
【0013】
さらに、プラスチックフィルムがスリットされ、分割されるとき、その幅方向は垂直方向であり、第2ガイド機構は一対の傾斜辺を有する。さらに、各傾斜辺が製袋ライン部の幅方向垂直面に沿って配置され、水平面に対し45°の角度をもって、互いに逆方向に傾斜し、各傾斜辺によって各フィルムが案内され、方向変換され、各フィルムが2層に重ね合わされるとき、その幅方向は水平方向である。
【0014】
さらに、原反ロールが水平方向に配置され、支持され、原反ロールからプラスチックフィルムが供給されるとき、その幅方向は水平方向であり、第1ガイド機構は単一の傾斜辺を有する。さらに、単一の傾斜辺がプラスチックフィルム供給部の幅方向垂直面に沿って配置され、水平面に対し45°の角度をもって傾斜し、単一の傾斜辺によってプラスチックフィルムが案内され、方向変換され、プラスチックフィルムが方向変換されたとき、その幅方向は垂直方向である。そして、それが製袋ライン部の一端部に導かれる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1はこの発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図2は図1の製袋ライン部全体の側面図である。
【図3】図3は図1の製袋ライン部およびプラスチックフィルム供給部の一端部の斜視図である。
【図4】図4は図3とは異なる方向の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0017】
図1はこの発明にかかる製袋機を示す。この製袋機はプラスチック袋を製造するためのもので、細長い製袋ライン部1を有する。そして、プラスチックフィルム供給部2が製袋ライン部1の幅方向一方側に設けられている。さらに、製袋ライン部1は一端部および他端部を有し、プラスチックフィルム供給部2は原反ロール3および第1ガイド機構を有する。そして、原反ロール3からプラスチックフィルム4が供給され、第1ガイド機構によってプラスチックフィルム4が案内され、プラスチックフィルム4が製袋ライン部1の一端部に導かれる。
【0018】
この実施例では、プラスチックフィルム供給部2は一端部および他端部を有し、製袋ライン部1に平行にのびる。さらに、その一端部が製袋ライン部1の一端部に対応する位置に配置され、製袋ライン部1の一端部に近い位置に配置されている。製袋ライン部1はフレームからなる。プラスチックフィルム供給部2もフレームからなり、製袋ライン部1よりも短い。この実施例では、プラスチックフィルム供給部2は製袋ライン部1の1/3程度の長さである。そして、その一端部が製袋ライン部1の一端部に対応する位置に配置され、製袋ライン部1の一端部に近い位置に配置されているものである。
【0019】
さらに、第1ガイド機構に第1ガイド板5が使用され、これがプラスチックフィルム供給部2の一端部に設けられ、原反ロール3がプラスチックフィルム供給部2の他端部に支持されている。そして、プラスチックフィルム4がプラスチックフィルム供給部2の一端部に供給され、第1ガイド板5によってプラスチックフィルム4が案内され、方向変換され、プラスチックフィルム4が製袋ライン部1の一端部に導かれる。この実施例では、プラスチックフィルム供給部2の他端部において、原反ロール3が水平方向に配置され、取り外し可能に取り付けられ、支持されている。したがって、原反ロール3からプラスチックフィルム4が供給されるとき、その幅方向は水平方向である。さらに、繰り出しローラ6がプラスチックフィルム供給部2の所定位置に設けられ、取り付けられており、繰り出しローラ6によってプラスチックフィルム4が連続送りされ、これがプラスチックフィルム供給部2の一端部に供給される。一方、図3に示すように、第1ガイド板5は単一の傾斜辺7を有し、プラスチックフィルム供給部2の一端部に設けられ、取り付けられている。さらに、単一の傾斜辺7がプラスチックフィルム供給部2の幅方向垂直面に沿って配置され、水平面に対し45°の角度をもって傾斜しており、プラスチックフィルム4が単一の傾斜辺7に係合し、単一の傾斜辺7によってプラスチックフィルム4が案内され、方向変換される。プラスチックフィルム供給部2の幅方向垂直面とは、プラスチックフィルム供給部2の幅方向にのびる垂直面のことである。したがって、プラスチックフィルム4が方向変換されるとき、プラスチックフィルム4が斜めに折り曲げられ、方向変換されたとき、その幅方向は垂直方向である。そして、それが製袋ライン部1の一端部に導かれるものである。この実施例では、複数のガイドローラ8がプラスチックフィルム供給部2の一端部に設けられ、取り付けられており、方向変換後、プラスチックフィルム4がガイドローラ8を通り、製袋ライン部1の一端部に導かれる。
【0020】
さらに、第2ガイド機構に第2ガイド板9が使用され、これが製袋ライン部1の一端部に設けられ、第2ガイド板9によってプラスチックフィルム4が案内され、方向変換される。この実施例では、複数のガイドローラ10が製袋ライン部1の一端部に設けられ、取り付けられている。さらに、図4に示すように、スリット刃11が製袋ライン部1の一端部に設けられ、取り付けられており、プラスチックフィルム4が製袋ライン部1の一端部に導かれ、ガイドローラ10を通り、スリット刃11に導かれ、スリット刃11によってプラスチックフィルム4がスリットされ、分割され、分割されたフィルム4が第2ガイド板9に導かれる。プラスチックフィルム4はその長さ方向中心線に沿ってスリットされ、分割される。そして、第2ガイド板9によって各フィルム4が案内され、方向変換され、各フィルム4が2層に重ね合わされる。さらに、プラスチックフィルム4がスリットされ、分割されるとき、その幅方向は垂直方向であり、第2ガイド板9は一対の傾斜辺12を有し、製袋ライン部1の一端部に設けられ、取り付けられている。さらに、各傾斜辺12が製袋ライン部1の幅方向垂直面に沿って配置され、水平面に対し45°の角度をもって、互いに逆方向に傾斜しており、各フィルム4が各傾斜辺12に係合し、各傾斜辺12によって各フィルム4が案内され、方向変換される。製袋ライン部1の幅方向垂直面とは、製袋ライン部1の幅方向にのびる垂直面のことである。そして、一方のフィルム4が上向きに方向変換され、他方のフィルム4は下向きに方向変換される。したがって、各フィルム4が方向変換されるとき、各フィルム4が斜めに折り曲げられ、方向変換されたとき、その幅方向は水平方向である。スリット刃11および第2ガイド板9は一般に使用されているところのものである。さらに、第2ガイド板9の上方および下方にガイドローラ13が設けられており、各フィルム4がガイドローラ13を通り、下向きおよび上向きに方向変換される。その後、図2に示すように、各フィルム4がガイドローラ14に導かれ、2層に重ね合わされる。各フィルム4が2層に重ね合わされるとき、その幅方向は水平方向であることは当然である。
【0021】
さらに、送り機構として送りローラ15が使用され、ヒートシール装置として縦シール装置16および横シール装置17が使用され、ダンサローラ18、送りローラ15、縦シール装置16、冷却装置19、横シール装置17および冷却装置20が製袋ライン部1の所定位置に設けられ、製袋ライン部1の長さ方向において、各シール装置16,17が互いに間隔を置いて配置されている。そして、プラスチックフィルム4の重ね合わせ後、プラスチックフィルム4がダンサローラ18を通り、送りローラ15に導かれ、駆動モータによって送りローラ15が駆動され、回転し、プラスチックフィルム4が縦シール装置16、冷却装置19、横シール装置17および冷却装置20を通り、製袋ライン部1の他端部に向かって間欠送りされる。さらに、プラスチックフィルム4の間欠送り毎に、駆動モータによって縦シール装置16および冷却装置19が駆動され、プラスチックフィルム4がその長さ方向にヒートシールされ、冷却される。したがって、プラスチックフィルム4に縦シール線21が形成される。さらに、プラスチックフィルム4の間欠送り毎に、駆動モータによって横シール装置17および冷却装置20が駆動され、プラスチックフィルム4がその幅方向にヒートシールされ、冷却される。したがって、プラスチックフィルム4に横シール線22が形成される。
【0022】
さらに、カッタ23が製袋ライン部1の他端部に設けられており、プラスチックフィルム4の間欠送り毎に、駆動機構によってカッタ23が駆動され、プラスチックフィルム4がその幅方向にクロスカットされる。これによってプラスチック袋が製造されるものである。さらに、この実施例では、スリット刃24が製袋ライン部1の所定位置に設けられており、プラスチックフィルム4がスリット刃24を通り、長さ方向中心線に沿ってスリットされる。その後、カッタ23によってプラスチックフィルム4がクロスカットされ、プラスチック袋が2つずつ製造される。さらに、コンベヤなどの排出機構25がカッタ23に近い位置に配置され、排出機構25によってプラスチック袋が排出される。
【0023】
したがって、この製袋機の場合、原反ロール3をプラスチックフィルム供給部2の他端部に支持すればよく、製袋ライン部1の一端部に支持する必要はない。さらに、繰り出しローラ6をプラスチックフィルム供給部1の所定位置に設ければよく、製袋ライン部1の所定位置に設ける必要はない。しかも、プラスチックフィルム供給部2は製袋ライン部1の幅方向一方側に設けられており、製袋機の長さに影響しない。したがって、プラスチックフィルム供給部2によって製袋機の長さを減少させることができ、設置スペースの問題はない。
【0024】
さらに、プラスチックフィルム供給部2は製袋ライン部1の幅方向一方側に設けられ、製袋ライン部1に平行にのびる。そして、その一端部が製袋ライン部1の一端部に対応する位置に配置されるが、プラスチックフィルム供給部2は製袋ライン部1よりも短い。したがって、その長さの差によって作業スペースを確保することができ、製袋ライン部1の幅方向一方側において、オペレータがヒートシール装置16,17および他の要素を監視し、製袋機を操作することに問題はない。プラスチックフィルム供給部2を製袋ライン部1から間隔を置いて配置し、両者間に作業スペースを形成することもできる。しかも、原反ロール3はプラスチックフィルム供給部2の一端部ではなく、他端部に支持される。したがって、オペレータから原反ロール3が見え、原反ロール3のプラスチックフィルム4が減少したとき、原反ロール3を適時に交換することができる。さらに、原反ロール3の位置が近く、交換のとき、オペレータは短距離移動すればよく、長距離移動する必要はない。
【符号の説明】
【0025】
1 製袋ライン部
2 プラスチックフィルム供給部
3 原反ロール
4 プラスチックフィルム
5 第1ガイド板
7 傾斜辺
9 第2ガイド板
11 スリット刃
12 傾斜辺
15 送りローラ
16 縦シール装置
17 横シール装置
23 カッタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチック袋を製造する製袋機であって、
一端部および他端部を有する細長い製袋ライン部と、
前記製袋ライン部の幅方向一方側に設けられ、原反ロールおよび第1ガイド機構を有し、前記原反ロールからプラスチックフィルムが供給され、前記第1ガイド機構によって前記プラスチックフィルムが案内され、前記プラスチックフィルムが前記製袋ライン部の一端部に導かれるようにするプラスチックフィルム供給部と、
前記製袋ライン部の一端部に設けられ、前記プラスチックフィルムを案内し、方向変換する第2ガイド機構と、
前記製袋ライン部の所定位置に設けられ、方向変換後、前記プラスチックフィルムを前記製袋ライン部の他端部に向かって間欠送りする送り機構と、
前記製袋ライン部の所定位置に設けられ、前記プラスチックフィルムの間欠送り毎に、前記プラスチックフィルムをその長さ方向および幅方向にヒートシールするヒートシール装置とからなる製袋機。
【請求項2】
さらに、前記製袋ライン部の他端部に設けられ、前記プラスチックフィルムの間欠送り毎に、前記プラスチックフィルムをその幅方向にクロスカットするカッタを備えた請求項1に記載の製袋機。
【請求項3】
前記プラスチックフィルム供給部は一端部および他端部を有し、前記製袋ライン部に平行にのび、その一端部が前記製袋ライン部の一端部に対応する位置に配置され、前記第1ガイド機構が前記プラスチックフィルム供給部の一端部に設けられ、前記原反ロールが前記プラスチックフィルム供給部の他端部に支持されており、前記プラスチックフィルムが前記プラスチックフィルム供給部の一端部に供給され、前記第1ガイド機構によって前記プラスチックフィルムが案内され、方向変換されるようにした請求項1に記載の製袋機。
【請求項4】
前記プラスチックフィルム供給部は前記製袋ライン部よりも短い請求項3に記載の製袋機。
【請求項5】
さらに、スリット刃が前記製袋ライン部の一端部に設けられ、前記スリット刃によって前記プラスチックフィルムがスリットされ、分割され、分割されたフィルムが前記第2ガイド機構に導かれ、前記第2ガイド機構によって各フィルムが案内され、方向変換され、前記各フィルムが2層に重ね合わされ、その後、前記送り機構によって前記各フィルムが間欠送りされるようにした請求項3に記載の製袋機。
【請求項6】
前記プラスチックフィルムがスリットされ、分割されるとき、その幅方向は垂直方向であり、前記第2ガイド機構は一対の傾斜辺を有し、前記各傾斜辺が前記製袋ライン部の幅方向垂直面に沿って配置され、水平面に対し45°の角度をもって、互いに逆方向に傾斜し、前記各傾斜辺によって前記各フィルムが案内され、方向変換され、前記各フィルムが2層に重ね合わされるとき、その幅方向は水平方向である請求項5に記載の製袋機。
【請求項7】
前記原反ロールが水平方向に配置され、支持され、前記原反ロールから前記プラスチックフィルムが供給されるとき、その幅方向は水平方向であり、前記第1ガイド機構は単一の傾斜辺を有し、前記単一の傾斜辺が前記プラスチックフィルム供給部の幅方向垂直面に沿って配置され、水平面に対し45°の角度をもって傾斜し、前記単一の傾斜辺によって前記プラスチックフィルムが案内され、方向変換され、前記プラスチックフィルムが方向変換されたとき、その幅方向は垂直方向であり、これが前記製袋ライン部の一端部に導かれるようにした請求項6に記載の製袋機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−111123(P2010−111123A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2009−276180(P2009−276180)
【出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【出願人】(000110192)トタニ技研工業株式会社 (31)
【Fターム(参考)】