説明

複合材料、その生産方法及びそのパッケージ材料としての使用法

本発明はキャリヤ層(2)とシーリング層(3)を有する複合材料(1)に関しており、該キャリヤ層は該シーリング層に分離可能に結合されている。本発明に依れば、該キャリヤ層とシーリング層の間に分離領域(5)が形成され、該シーリング層(3)に接する該キャリヤ層(2)の少なくとも表面領域(2’)が無極性の物質を有し、該キャリヤ層(2)に接する該シーリング層(3)の少なくとも表面領域(3’)が有極性の物質を有するか、又は該シーリング層(3)に接する該キャリヤ層(2)の少なくとも表面領域(2’)が有極性の物質を有し、該キャリヤ層(2)に接する該シーリング層(3)の少なくとも表面領域(3’)が無極性の物質を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はキャリヤ層とシーリング層を、該キャリヤ層が該シーリング層に分離可能に結合されて、具備する複合材料に関する。同様に、本発明は本発明の該複合材料の生産方法に関する。更に、本発明は本発明の該複合材料のパッケージング材料としての使用法に関する。
【0002】
前述の種類の複合材料は一連の応用、特に、食料容器の様なパッケージをシールするのに好適である。従来、ヨーグルトカップの様な食料容器は単一箔、いわゆるカバープレートでシールされている。この関係では、該カバープレートはシーリング層により容器エッジに接合される。開く時は、該カバープレートが該容器から一緒に除去されるよう、該カバープレートと該容器エッジの間のシール力に打ち勝つことが必要である。この開き機構は比較的固体状の被パッケージ材料では容易に進展するが、逆に、乳漿飲料の様な液体状の被パッケージ材料はこぼれ易い。従って、キャリヤ層とシーリング層を有する2層カバープレートを利用可能にする推移があった。もしこれら2層が相互から分離されるなら、被パッケージ材料の取り除きを容易にする開口部が形成される。何れにせよ、この形式のパッケージングでは、一方で該層の相互からの分離可能性(剥がし可能性)と、他方で容器エッジからのシーリング層の分離可能性(剥がし可能性)の間の妥協が見出されねばならない。
【0003】
従って、本発明の目的は、キャリヤ層とシーリング層を、該キャリヤ層が該シーリング層に分離可能に結合されて、具備するが、該シーリング層が、該分離とその実行時の印加力とに拘わらず、該容器エッジに付着し続ける様な、複合材料を入手可能にすることである。
【0004】
本発明に依れば、該キャリヤ層と該シーリング層の間に分離のゾーンを形成するために、該シーリング層に接する該キャリヤ層の少なくとも表面領域が無極性の物質を有し、該キャリヤ層に接する該シーリング層の少なくとも表面領域が有極性の物質を有するか、又は該シーリング層に接する該キャリヤ層の少なくとも表面領域は有極性の物質を有し、該キャリヤ層に接する該シーリング層の少なくとも表面領域は無極性の物質を有する、ことを特徴とする前述の種類の複合材料が提案される。本発明の物質のこの選出は、異なる極性に基づき、一方でキャリヤ層の、他方でシーリング層の、物質間に限られた両立性があることに帰着する。これは、例えば該キャリヤ層を該シーリング層から剥がす時、力を印加することにより今度は分離される複合材料をもたらす。該層は分離のゾーン内で相互に分離されるので、力印加時、一方のキャリヤ層と他方のシーリング層の間で、はっきりした分離が起こり、使用材料が破られたり、シーリング層が容器エッジから早まって分離されることは無い。
【0005】
本発明の複合材料の他の実施例は従属請求項で開示される。かくして、該キャリヤ層は接着剤の層と分離層とから成る外側層を有する。この実施例では、該分離層は有極性又は無極性の物質を有する。
【0006】
本発明の複合体を作る本発明の1つの方法の変型は、該シーリング層が積層、ラッカー塗り又は押し出しによりキャリヤ層に付けられることにある。
【0007】
もう1つの可能な方法の変型は、該キャリヤ層がキャリヤ材料と外側層から成る予備複合体として形成され、該外側層は接着剤層及び分離層で形成されることにある。その時、該シーリング層は積層、ラッカー塗り又は押し出しにより該外側層に付けられる。ここで
は、該シーリング層上に、予め決められた破砕点がパンチングイン、表面パンチング、シーリング圧力又はレーザーにより作られてもよい。
【0008】
しかしながら、該予め決められた破砕点は、本発明の該複合材料がシール用ツールにより容器上にシールされる時、最終製品上に作られてもよい。シーリング層で使われる物質の制御された選択で、高められた圧力と高められた温度を適用することにより、該キャリヤ層が該シーリング層から剥がされる時、該シール用ツールの寸法で指定される規定された取り除き開口部が形成されるよう、制御された仕方で該物質がシーリングツールのシーリング顎(sealing jaws)の領域で切り抜かれることが可能である。
【0009】
本発明の方法の他の有利な実施例は従属請求項により開示される。
【0010】
本発明は更に、本発明の複合材料の、特に容器をシールするためのパッケージング材料としての使用に関する。この場合、該複合材料は該シーリング層により容器に接合される。該キャリヤ層は消費者に面し、オプションでは、タブの様な、裂き外しエイドを有してもよい。この裂き外しエイドにより、消費者は該キャリヤ層をシーリング層から分離する(剥がす)ので、該2層は、分離ゾーン内の材料の点で、相互にクリーンに分離される。印加される力は予め決められた破砕点に沿ってシーリング層を裂くので、被パッケ−ジ材料の取り除き用の開口部が形成される。
【0011】
更に、本発明の複合材料は同様に、例えば、チョコレート用にラップパッケージングとして使われてもよい。この使用法では、予め決められた破砕点が、該チョコレートパッケージのシール用領域内にエッジ裂きストリップの形で存在するので、消費者に容易な開口部が保証される。
【0012】
本発明は本発明の実施用の可能な実施例に基づき下記で詳細に提示される。これらの可能な実施例は図1から5で示される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】キャリヤ層及びシーリング層から成る本発明の複合材料を示す。
【図2−4】該キャリヤ層及び該シーリング層用の可能な複合構造を逆に示す。
【図5】本発明の複合材料の1つの可能な使用法を示す。
【実施例1】
【0014】
図1に基づき詳細に説明される実施例1に依れば、該キャリヤ層2は単一材料(monomaterial)、例えば、概略40マイクロメートルの厚さを有するアルミニウム、から成る。この実施例で、その表面領域2’内のキャリヤ層は、酸化アルミニウムがそこに存在するので、従って有極性の性質を有する。該酸化アルミニウムは、例えば、予備加熱及び/又はコロナ処理による様な、アルミニウム箔の対応する予備処理により凝縮される。
【0015】
この実施例に依れば、シーリング層3は無極性の性質を有する。この目的用には、ポリエチレン又はポリプロピレンの様な、無極性の重合体が使われる。表面領域2’及びシーリング層3内の異なる極性に基づき、該物質の両立性は、分離ゾーン5が力の印加により形成されるよう、限定される。勿論、対応する変性又は予備処理により無極性の特性を該表面領域3’内のみに調節することが考えられる。どんな場合でも、分離ゾーン5が形成されるよう、該有極性及び無極性の特性が、少なくとも該表面2’又は3’上に存在する
ことが決定的である。
【実施例2】
【0016】
実施例2が図2に基づき詳細に説明されるが、そこではキャリヤ層2の形成用に、外側にプリント用プライマーラッカー10を備えたアルミニウム箔がキャリヤ材料9として選ばれた。このプリント用プライマーラッカーはプリント用ラッカー11とキャリヤ材料9の間の接着材として使われる。該プリント用ラッカー11は、例えばオフセット印刷の様な従来の方法により付けられ、消費者に被パッケージ材料の種類と含有量についての情報を提供するため使われる。外側層6を形成するため、接着剤7は、例えばラッカー塗り(lacquering)により該キャリャ材料9の未プリント側に付けられるが、該接着剤の上にスチレンブタジエンの分離層8が、同様にラッカー塗りにより付けられる。該有極性の特性は個別分子グループの整合又は凝縮によるか、又は分離ゾーン5が形成されるよう主に表面領域8’内に添加剤を添加することにより作られる。これと関係なく、外側層6はアルミニウムのキャリヤ材料9を起こり得る腐食に対し保護すべきである。シーリング層3の無極性の特性は該領域3’内に作られ、該領域内ではこの例に依れば、変性ポリプロピレンが複合層13として存在する。該複合層13は、接着剤層により、バリヤ層13’、例えばポリアミドに接し、該バリヤ層はもう1つの接着剤層7により、変性ポリプロピレンの第2複合層13に接する。複合材料の貯蔵では、従来のスムーズなシーリング層は、例えばアンローリング又はアンスタッキングの様な、更に進んだ取り扱いを、いわゆるガラスパン効果により難しくするので、該シーリング層3は、例えば、印刷模様の形でのスペーサー12を従来備える。
【0017】
スペーサ12の代わりに、該シーリング層は又加熱され、形と寸法でスペーサー12に対応する浮き彫りブリッジ12’が形成されるよう、特に浮き彫りをされてもよい。該浮き彫りブリッジ12’間で空気を囲むことにより、複合材料のアンスタッキングは大いに容易化される。
【0018】
被パッケージ材料の部分的取り除きを容易化するために、表面パンチングは予め決められた破砕点4を提供する。
【実施例3】
【0019】
実施例3は図3に基づき詳細に説明される。図3に示す本発明の複合材料を作るために、7−50マイクロメートル、例に依れば、36マイクロメートルの層厚さの、ポリエステル、特定的にはポリエチレンテレフタレートが、キャリヤ層2を形成するキャリヤ材料9として使われる。このキャリヤ材料は、該キャリヤ層2が形成されるよう、その内側、すなわち本質的には、シーリング層3に面する側に、プリント用プライマーラッカー10及び積層用ラッカー11を備える。この場合、ラッカーシステムは分離層8として使用され、該分離層は今度はその有極性の性質により、分離ゾーン5を形成するために、例えば無極性のシーリング層3との、本発明により望まれる、相互作用を引き起こす。この目的で、分離層8と接着剤層7とから成る外側層6が形成される。無極性のシーリング層3はポリプロピレンから成り、アンスタッキングを容易化するために、再びスペーサー12又は浮き彫りブリッジ12’を有するのが有利である。図解される予め決められた破砕点4は、該複合材料を使用時、カバー要素として作られてもよく、それにより該複合材料がカップ上にシールされる時、該予め決められた破砕点4が形成されるよう、特別なシール用ツールの結果として、該ポリプロピレン層内で材料変位が起こる。
【実施例4】
【0020】
実施例4に依れば、キャリヤ層2を形成するために、複合材料は、キャリヤ材料9として使われ、そして該複合材料はポリエチレンテレフタレート膜9’、積層用セメント9”そしてペーパー層9’”から成る。外部へ横たわる側では、該ポリエチレンテレフタレー
ト層9’はプリント用プライマーラッカー10を備え、該ラッカー上には該プリント用ラッカー11を使って情報用印刷模様が付けられる。該ペーパー層9’”は接着剤7を備え、該接着剤上には無極性の分離層8、例えばポリエチレンコーティングが付けられ、外側層6が形成される。この実施例に依れば、該シーリング層3は、複合体、特定的には、変性ポリエチレン共重合体層14と未変性ポリエチレン共重合体層15とから成る。ここで、該シーリング層の有極性の特性は層14内に用いられる該変性ポリエチレン共重合体によりもたらされ、それによりスペーサー12又は浮き彫りブリッジ12’が層15に付けられる。
【0021】
前記実施例に関係なく、更に、該シーリング層3とキャリヤ層2の有極性の特性を添加剤を添加することにより調整することは可能である。これらの添加剤は主に、無極性の端部と有極性の端部とを有する低分子量化合物である。もしこの様な添加剤、例えば、オレイン酸アミド又はエルカ酸アミド、が無極性のポリエチレンと混合されるなら、該無極性の添加剤は該ポリエチレン内に固定されて留まり、逆に該有極性の端部は、そのポリエチレンとの非両立性のために、より高度に該表面に付けられ、かくして接着力を低下させる。例えば、ケイ酸の様な粘着防止剤の添加も、該シーリング層3とキャリヤ層2のそれぞれのプラスチック間の両立性に影響する。
【0022】
更に、火炎処理又はコロナ処理の様な表面変性により、該キャリヤ層2とシーリング層3の有極性の特性を調節することが可能である。両過程では、エネルギーを付加することにより、例えばより良い接着を引き起こす酸化過程が、該プラスチック表面上で起こされる。
【0023】
同様に、300℃より上の温度でポリエチレンの様なプラスチックを処理することが可能である。押し出しノズルから溶融膜が現れると、充分にある大気酸素との反応に基づく高温度で酸化が起こるので、ポリエチレンは接着剤無しでアルミニウムに付着する。この様な場合、該アルミニウム表面は有極性の酸化物層を有し(この点について実施例1参照)、該層に酸化ポリエチレンが結合又はリンクする。
【0024】
本発明の該複合材料1の更に進んだ使用法については、孔の形でシーリング層内に材料分離部として存在する、予め決められた破砕点4を、該シーリング層3上にレーザーにより作ることが今や可能である。
【0025】
次いで、図5で示す様に、本発明の複合材料1は容器17をシールするカバープレート16として使われてもよい。この関係では、例えば、ヨーグルトの様な被パッケージ材料で容器17を充たした後、該カバープレート16はホットシーリングにより該容器エッジに接合される。このシール過程については、該容器に接合される層、特にシーリング層3は、強い、分離出来ない結合を産み出すことが保証されねばならない。しかしながら、同時に、分離ゾーン5の領域では、該キャリヤ層2はシーリング層3から引き離されることが可能であるべきである。これが起こるのは、消費者が該タブ19の領域でカバープレート16を把持し、力を印加することにより、矢印Fの方向にそれを引き離す、ことに於いてである。本発明の該複合材料1は実施例で説明される様に、その生産時に、予め決められた破砕点4を既に備えるので、取り除き開口部18は今度は該印加力により作られ得る。該取り除き開口部18に対応する被分離領域18’は逆にキャリヤ層2に付着し続ける。かくして、レーザーにより作られ得る予め決められた破砕点4の領域で、ユーザーがその全部を、又は部分的にだけ、被パッケージ材料を取り除き得ることを容易にする様な取り除き開口部18が形成される。
【0026】
この場合、本発明の有極性の又は無極性の物質の材料選択は、キャリヤ層がシーリング層から除去されるが、該シーリング層はカップのエッジに付着し続けるように、行われね
ばならない。
【0027】
抄録すると、本発明の複合材料は、有極性の又は無極性の物質の特定の選択に基づき、材料の期間は相互から分離され、生産時そして使用時も、強い材料複合体を構成する2層から成るが、この材料複合体は力、いわゆる剥がし力が印加されると容易に分離され得て、該力により、該キャリヤ層はもう1つの層、該シール層か又は分離層か何れか、から除去され得る、と表明することが出来る。無極性の、又は有極性の層材料として機能の1つを取る分離層があると、該シーリング層の予め決められた破砕点は連続層により保護されるので、キャリヤ材料、例えばアルミニウム、は腐食に対し保護されることが追加的に保証される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリヤ層2がシーリング層3に分離可能に結合された、キャリヤ層2とシーリング層3を具備する複合材料において、該キャリヤ層2と該シーリング層3の間に分離ゾーン5を形成するために、該シーリング層3に接する該キャリヤ層2の少なくとも表面領域2’が無極性の物質を有し、該キャリヤ層2に接する該シーリング層3の少なくとも表面領域3’が有極性の物質を有するか、又は該シーリング層3に接する該キャリヤ層2の少なくとも表面領域2’が有極性の物質を有し、該キャリヤ層2に接する該シーリング層3の少なくとも表面領域3’が無極性の物質を有することを特徴とする複合材料。
【請求項2】
該キャリヤ層2を形成するキャリヤ材料9が、7−150マイクロメートル、好ましくは20−70マイクロメートル、の層厚さを有する単一材料として存在することを特徴とする請求項1記載の複合材料。
【請求項3】
該キャリヤ層2を形成するキャリヤ材料9が、20−150マイクロメートル、好ましくは50−70マイクロメートル、の層厚さを有する複合体として存在することを特徴とする請求項1記載の複合材料。
【請求項4】
該キャリヤ層9が1つの及び/又は両方の側にプリントされることを特徴とする請求項1から3の1つに記載の複合材料。
【請求項5】
該シーリング層3が15−150マイクロメートル、好ましくは30−70マイクロメートル、の層厚さを有する単一材料として存在することを特徴とする請求項1から4の1つに記載の複合材料。
【請求項6】
該シーリング層3が20−250マイクロメートル、好ましくは30−70マイクロメートル、の合計厚さを有する複合体として存在することを特徴とする請求項1から4の1つに記載の複合材料。
【請求項7】
該シーリング層3が、染料及び/又は充填剤の様な添加剤を有することを特徴とする請求項1から6の1つに記載の複合材料。
【請求項8】
該シーリング層3が表面パンチ、スルーパンチ又は孔の形の予め決められた破砕点4を有することを特徴とする請求項1から7の1つに記載の複合材料。
【請求項9】
該シーリング層3が、その外側に、粗い表面を有するスペーサー12を備えることを特徴とする請求項1から8の1つに記載の複合材料。
【請求項10】
該シーリング層3が、その外側に、浮き彫りブリッジ12’を有することを特徴とする請求項1から8の1つに記載の複合材料。
【請求項11】
該キャリヤ材料9が分離層8を有する外側層6を備えることを特徴とする請求項1から10の1つに記載の複合材料。
【請求項12】
該キャリヤ層2を形成するために、該分離層8が接着剤7により該キャリヤ材料9に結合されることを特徴とする請求項11記載の複合材料。
【請求項13】
シーリング層3に接する少なくとも表面領域8’の該分離層8が無極性の物質から成り、該分離層8に接する少なくとも表面領域3’の該シーリング層3が有極性の物質から成ることを特徴とする請求項11又は12記載の複合材料。
【請求項14】
シーリング層に接する少なくとも表面領域8’内の該分離層8が有極性の物質から成り、該分離層8に接する少なくとも表面領域3’の該シーリング層3が無極性の物質から成ることを特徴とする請求項11又は12記載の複合材料。
【請求項15】
無極性の物質として、ポリエチレン、ポリプロピレン、そしてそれらの無極性の共重合体及び無極性の誘導体が選択されることを特徴とする請求項1から14の1つに記載の複合材料。
【請求項16】
有極性の物質として、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドそしてアルミニウムが選択されることを特徴とする請求項1から15の1つに記載の複合材料。
【請求項17】
該シーリング層3が該キャリヤ層2に、ラッカー塗り及び/又は積層及び/又は押し出しにより付けられることを特徴とする請求項1から16の1つに記載の複合材料を作る方法。
【請求項18】
該キャリヤ層2が、該キャリヤ材料9と外側層6から成る予備複合体として形成され、該外側層6は接着剤層7と分離層8とから形成されており、そして次いで該シーリング層3が積層、ラッカー塗り又は押し出しにより該外側層6に付けられることを特徴とする請求項1から16の1つに記載の複合材料を作る方法。
【請求項19】
該シーリング層3内に、予め決められた破砕点4が、パンチングイン、パンチングスルーにより、又はレーザーにより作られることを特徴とする請求項17又は18記載の方法。
【請求項20】
該予め決められた破砕点4が圧力及び高められた温度を使い、シール用ツールにより作られ、該シーリング層の材料変位が該予め決められた破砕点の領域で起こることを特徴とする請求項17又は18記載の方法。
【請求項21】
パッケージング材料の製作のための請求項1から16の1つに記載の複合材料の使用法。
【請求項22】
該パッケージング材料がヨーグルト容器の様な容器17をシールするためのカバープレート16であることを特徴とする請求項21記載の使用法。
【請求項23】
分離ゾーン5が該キャリヤ層2とシーリング層3の間に作られ、該予め決められた破砕点4が取り除き開口部18を形成するべく裂けるように、該カバープレート16は開口機構が始動されるタブ19を備えることを特徴とする請求項22記載の使用法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2009−542479(P2009−542479A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518671(P2009−518671)
【出願日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際出願番号】PCT/AT2007/000337
【国際公開番号】WO2008/006123
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(509013345)タイヒ・アクチエンゲゼルシヤフト (1)
【Fターム(参考)】