説明

複数モード位置決定方法およびシステム

方法、装置、および/又はシステムは、アイテムが大体静止していない場合に位置決定装置を用いて第1モード位置決定プロセスを選択的に開始し、アイテムが大体静止している場合に位置決定装置を用いて第2モード位置決定プロセスを少なくとも選択的に開始するために提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ここに示された主題は、電子位置検出、特に異なる位置検出モードにおいて選択的に動作してもよい位置検出方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムは、ディジタル情報場において、高速に最も優勢な技術の1つとなっている。携帯電話および他の類似の通信システムは、現在、全世界に広がっている。さらに、様々なタイプおよびサイズの新たな無線システム(例えば、ネットワーク)が日々加えられ、固定したおよび携帯の両方の、有り余るほどの装置間の接続性を提供している。これらの無線システムの多くは、情報の共有および通信を促進するために、リソースおよび他の通信システムによってともに連結される。
【0003】
別の良く知られ、ますます重要な無線技術は、例えば、全地球測位システム(GPS)のような衛星測位システム(SPS)を含み、様々な装置が受信した無線信号に基づいてあるレベルの精度を備えた地理的位置を決定することを可能にする。GPS受信器は、例えば、複数の周回軌道衛星によって送信された信号に基づいて、近似の、速度、高度、地理的位置を決定してもよい。
【発明の概要】
【0004】
ある典型的な実施例では、方法、装置、および/またはシステムは、アイテムが大体静止していないという決定に、少なくとも一部が基づいた位置決定装置を使用する第1位置決定プロセスを選択的に開始し、アイテムが大体静止しているという決定に、少なくとも一部が基づいた位置決定装置を使用する第2モード位置決定プロセスを先手区的に開始してもよいと規定されてもよい。
【0005】
あるさらなる実施例では、例えば、方法、装置、および/または、システムは、アイテム識別情報に少なくとも一部が基づいて、アイテムが大体制ししていることを決定してもよい。ここでは、例えば、アイテム識別情報は、検出された動作情報に少なくとも一部が基づいて決定され、および/または、プログラマブルコントローラに格納されてもよい。ある典型的な実施例では、方法およびシステムは、位置情報を決定し、少なくとも1つの通信リンクを通して信号中の位置情報の少なくとも一部を送信してもよい。
【0006】
限定されず、網羅されない態様は、別段の定めがない限り、参照番号が様々な図を通した部分を参照するように、次の図を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】図1は、複数モードの位置決定装置を有する典型的なシステムを説明するブロック図である。
【図2】図2は、例えば図1に示すように、複数モードの位置決定装置を有するシステムにおいて実行され得る典型的な方法を説明するフローチャートである。
【図3A】図3Aは、例えば図1に示すように、複数モードの位置決定装置を有するシステムにおいて実行され得る第1モード位置決定プロセスに関連し得る信号検索オペレーションを示す典型的な例示の時系列である。
【図3B】図3Bは、例えば図1に示すように、複数モードの位置決定装置を有するシステムにおいて実行され得る第2モード位置決定プロセスに関連すし得る信号検索オペレーションを示す典型的な例示の時系列である。
【詳細な説明】
【0008】
典型的な位置決定装置は、少なくとも1つの遠隔装置によって送信された受信無線信号の少なくとも1つに基づいたあるレベルの精度のために、少なくともその地理的位置を決定するのに適応した回路類を含んでいてもよい。
【0009】
ここに示されるようなある態様に従って、ある位置決定装置は位置決定装置が動いているか静止している(すなわち少なくとも大体静止している)かどうかに基づいてその位置を決定することを試みる場合に異なるモードにおいて選択的に作動するのに適しているかもしれない
弱い信号あるいは封鎖状態において、そのような複数モード位置決定装置の1つの潜在的な利点は、位置決定装置がそれは静止であり得ると決定する場合、より感知可能なオペレーションモードが選択され、一方位置決定装置がそれは動いているかもしれないと決定する場合、それほど感知可能でないオペレーションモードが選択されることかもしれない。装置の静止の性質の効果を利用する作動モード選択は、位置決定装置の信号検出性能を改善するために用いられ得る。例えば、ある実施例では、静止した位置決定装置は、静止した位置検出装置は、弱すぎた、そうでなければそれほど感知可能でない検索モードにより検出されなかった無線通信の使用および/又は受信を許可し得るより感知可能な検出モードにおいて作動する。反対に、ある実施例では、動いている位置検出装置は、もし可能であればより強い無線信号の使用および/又は受信を許可し得るそれほど感知可能でない検索モードにおいて作動し得る。ここで、例えば、それほど感知可能でない検索モードは処置がより速く、そのような迅速さは位置決定装置の移動を与えられ望ましいかもしれない。さらに、それほど感知可能でない検出モードは電力消費を削減し得、ある位置決定装置には有益かもしれない。
【0010】
更に、ある実施例では、いくつかの位置決定装置は動き得るあるいは様々な位置間を移動されるあるアイテムとの使用に適合されてもよく、例えばSPS衛星に基づいた送信器からの、ある位置での無線信号は、本質的に減じられ、反射され、および/又は、そうでなければある方法で妨げられるかもしれない。より感知可能な検索モードの選択により、例えば、複数モードの位置決定装置はその位置を決定可能かもしれず、あるいは、高度に危険にさらされた信号環境でさえその位置決定の精度を改善することができるかもしれない。例えば、より感知可能な検索モードは、そのような複数モードの位置決定装置が過去の検出されなかった信号を検出することにより、および/又は、より早く信号を検出することにより、その位置決定の精度を改善する、あるいは、その位置を決定することを可能にしてもよい。しかしながら、より感知可能な検索モードは位置決定プロセスを終えるために必要とされる期間を拡張してもよい。
【0011】
従って、ある実施例において、試みられるより感知可能な検索モードのための時間を許可するために、設けられたアイテムが十分に静止しているかどうか決定する位置決定装置に役立つかもしれない。ここに示されたある態様に従って、位置決定装置は、アイテムが1以上の異なるオペレーションモード(例えば、拡張された検索オペレーティングモード)のために試みられることを許可するために十分少なくとも大体静止しているかどうか決定するためにしようされ得る1以上の検出回路を含み得る、そうでなければ効果的につながれ得る。
【0012】
制限されない方法の例により、ある典型的な実施例では、検出回路は、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、走行記録計、速度計、車輪センサ、レーダー、ソナー、および/又は、他の類似のモーション検出センサ、装置、あるいは機構のような、アイテムの実際の又は知覚された動きあるいは移動を検出するセンサを含み、そうでなければ、効果的につながれてもよい。
【0013】
ある実施例では、ドップラーあるいはSPS衛星からの信号による他の類似の測定が、アイテムの動きを検出するために、少なくとも部分的に用いられてもよい。例えば、それは、ドップラーにおける検出された変化、信号遅延、および/又は、先に存在する無線信号からの信号強度の、少なくとも一部に基づいてアイテムが静止しているか否か決定するかもしれない。
【0014】
限定されない方法の例により、ある典型的な実施例では、検出回路はメモリ、あるいは、ある方法でアイテムが少なくとも大体静止していることを識別するそうでなければ示す他の類似のコンピュータ可読媒体を含む又は効果的につながれてもよい。例えば、「アイテム識別情報」(たとえばデータ、信号、等)は、「アイテム」の静止状態あるいは動きのいずれかを示す検出回路によりある方法で読まれ、受信され、そうでなければアクセスされるかもしれない。そのようなアイテム識別情報は、例えば、アイテム、状況、予期された使用又は位置、あるいは類似の考察に依存して、ダイナミックに確立されてもよく、予め確立され(例えばプリプログラムされ、等)てもよい。
【0015】
例えば、アイテムが自動車である場合、そのような関連したアイテム識別情報は、例えば、車輪センサ、走行記録計、速度計、および/又は、他の内蔵されたセンサ又はコンピュータからの信号の少なくとも一部に基づいてダイナミックに確立されてもよい。したがって、そのような自動車が駐車される場合、例えば、SPS無線信号に干渉する駐車複合施設では、自動車は「大体静止である」と決定されてもよい。自動車が続いて移動される場合、アイテム識別情報はアイテムが動いていると反射してもよい。
【0016】
自動車はしばしば動き回ることを目指していてもよいが、確かに移動可能な間に、それほどしばしば移動しないことを目指しており、従ってダイナミックな運動センサを要求してもよい他のアイテムがあってもよい。例えば、アイテムがキッチンに納められる設計の冷蔵庫である場合、アイテム識別情報は、例えば、いつも(輸送中でさえ)「大体静止である」アイテムであるとして、メモリ回路かその他類似のものにプログラムされ、プリセットされてもよい。
【0017】
あるアイテムへ複数モードの位置決定装置を設けることの可能なある利益はアセット追跡を考慮に入れることかもしれない。したがって、この理由他で、通信インタフェースを含むこと、あるいは、1以上の他の装置のためのその位置および/又は他の類似情報を位置決定装置が報告することを可能にすることに適合し得るようなことはそのような位置決定装置にとって有益かもしれない。例えば、そのような位置決定装置を備えた冷蔵庫は、例えば、有線および/又は無線通信リンク上で別の装置と通信することに適合してもよい。従って、冷蔵庫が盗まれあるいはそうでなければ意図しない場所へ輸送された場合、所有者は、冷蔵庫に取り付けられ、あるいはそうでなければ冷蔵庫に含まれた位置決定装置により確立され、アセット追跡装置あるいはサービスに送信された位置又は他の類似情報に基づいたその位置を決定することが可能である。さらに、一度位置が検出されると、アイテムが移動されるまで又は移動されないならば、そのような位置は格納され、および/又は、再決定されることを必要とせず、例えば消費電力低減を支援するためにそのようなことは有益であろう。
【0018】
図1に注目すると、図1はアイテム102、位置決定装104、位置システム140、および、外部装置150を備え得る典型的なシステム100を示すブロック図である。アタッチメント134によって表されるように、位置決定装置104はある方法でアイテム102に取り付けられ、あるいはそうでなければ配置されてもよい。
【0019】
ここで、アイテム102は1つの位置から別の位置へ移動された任意のアイテムを表すように意図されている。いくつかの初期の例は、自動車と冷蔵庫のようないくつかの装置を含んでいた。他の例は、他のタイプの機械、エンタテイメント装置(例えば、テレビ、ラジオ、楽器、等)のような様々な設備あるいは装置、コンピューティング装置(例えば、デスクトップ、ラップトップ、サーバ、あるいは。他の類似のコンピュータ、等)様々な通信装置(例えば、携帯電話、ポータブルディジタルアシスタント、パーソナル位置あるいは追跡装置、SPS関連装置、等)および、財産目録あるいは商品の様々な物品を含む。アイテム102は電子部品かシステムを含んでよく、したがって、集積回路か回路基板などの形式をとってもよい。アイテム102は、例えば、船、飛行機、鉄道車両、コンテナ、パレット、箱、等を介して輸送され得る、例えば、様々な部分、供給、商品、あるいは他の類似のリソースを含んでもよい。確かに、アイテム102は、例えば、船、飛行機、鉄道車両、コンテナ、パレット、箱、あるいは他の類似の輸送リソースを含んでもよい。これらはしかし少数の例である。
【0020】
ある実施例では、位置決定装置104は、装置、装置のサブシステム、1以上の集積回路あるいはその部分、回路基板等に含まれ、および/又は、これらの形式をとる。位置決定装置104の全て又は部分は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、コンピュータ可読媒体および命令等、および/又はそれらの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0021】
この例に示すように、位置決定装置104は制御回路106、メモリ108、位置検出器116、検出回路120、通信インタフェース126、および電源装置130を含んでもよい。目的の説明のために、これらの典型的な要素は、より電気的、磁気、工学、および/又は、論理的結合、および/又は、位置決定装置104を実施するために使用され得る他の類似のコンポーネントの代表であるバス132により効果的にともにつながれるように示されている。さらに、位置決定装置104内の1以上の典型的な要素はアイテム102に供給される要素に効果的に接続されてもよい。例えば、結合136はアイテム102に提供され得るいくつかの典型的な要素へのカップリングバス132に示される。限定されない方法の例により、アイテム102は、任意に選択され以降のセクションにおいてより詳細に説明される、電源装置130´、他の回路138、および/又はアイテム識別情報114´、を含んでもよい。
【0022】
付加的な効果的な結合は、位置決定装置104の位置検出器116と位置システム140との間の無線信号により図1に説明されている。ここで、例えば、SPS送信器144および/又は他の送信器146は、位置決定装置104の位置の評価および/又はそのような評価(例えば、時間)の計算に用いられ得る情報のような、位置情報を決定する位置決定装置104により用いられ得る1以上の無線信号を送信してもよい。例えば、位置検出器116は、そのような位置情報を決定することの試み又は決定から、SPS信号を受信するSPS受信器118を含んでもよい。
【0023】
ここで、例えば、位置検出器116は、モードとして言及される異なる位置決定プロセスを選択的に実行してもよい。例えば、位置検出器116は、アイテム120が動作を検出し、無線通信信号142が受信されたことが検出された場合、第1モード位置決定プロセスを実行してもよい。そのような第1モード位置決定プロセスは、例えば、コヒーレント積分期間がおよそ80msを超えない複数のコヒーレント期間、および/又は、およそ32秒以下の総信号積分期間を有するSPS信号検索オペレーションを含んでもよい。
【0024】
SPS信号検索オペレーションは、例えば、SPS信号を得て、コード位相検出を行うことを試みること、および/又は、そうでなければSPS信号から擬似距離測定を決定することを試みることを含んでもよい。位置検出器116は、アイテム120が少なくとも大体静止していると決定された場合、選択的に第2モード位置決定プロセスを実行してもよい。そのような第2モード位置決定プロセスは、例えば、少なくとも1つのコヒーレント積分期間がおよそ80msを超える複数のコヒーレント積分期間を含む、および/又は、およそ32秒よりも大きい総信号積分期間を有するSPS信号検索オペレーションを含んでもよい。
【0025】
ある典型的な実施例では、(同じモードのあるいは異なるモードの)複数の位置決定プロセスは実施されてもよく、そこからのいくつかの結果の全てあるいは部分は、ある方法で組み合わせられてもよく、あるいはそうでなければ、フィルタリング、平均、および/又は、他の類似のデータ処理および/又は統計的解析技術によって、位置決定(例えば、おそらくより正確である)の確立にある方法で使用されてもよい。
【0026】
これらはしかし少数の例であり、ここで供給された典型的な技術が他の位置検出器およびまたは位置決定装置が選択的に1以上の他の異なるモードの位置決定プロセスを行うことを可能にすることは明らかであるべきである。
【0027】
位置検出器116は、例えば、制御回路106により命令されたとき、および/又は、制御のもとで、あるモードの位置決定プロセス間で選択的に切り替えてもよい。位置検出器116は、例えば、制御回路106により命令されたとき、および/又は、制御のもとで、選択されたモード位置決定プロセスを選択的に実行してもよい。制御かリオ106は、例えば、希望モードを決定すること、および/又は、位置検出器116へのモードあるいは希望モードに関連したパラメータおよび/又は希望モードを示すことに適合していてもよい。希望モードあるいはモードは、例えば、SPS受信器118のオペレーションをある方法で修正してもよい。例えば、希望モードは、SPS受信器118によって実施された1以上の積分期間に影響してもよい。例えば、希望モードは、感度パラメータ、および/又は、SPS受信器118の特徴又は選択可能あるいは調整可能なオペレーティングパラメータのような他のものに影響してもよい。例えば、希望モードは、パワーレベル、および/又は、ゲインパラメータおよび/又はSPS受信器118の特徴又は選択可能あるいは調整可能なオペレーティングパラメータのような他のものに影響してもよい。例えば、希望モードは、アンテナ関連のパラメータおよび/又はSPS受信器118の特徴又は選択可能あるいは調整可能なオペレーティングパラメータのような他のものに影響してもよい。これらはしかし少数の例である。当業者は、1以上のそのようなパラメータあるいは特徴のような他のものは影響されてもよく、設計から設計へ変化するだろうことを認識するだろう。
【0028】
さらに、および/又は任意に、ある典型的な実施例では位置決定装置104は2以上の位置検出器を含んでいてもよく、それぞれはある希望モードあるいはモードに従って作動することに適合可能である。同様におよび/又は任意に、ある典型的な実施例では位置検出器116は2以上の異なるSPS受信器を含んでいてもよく、それぞれはある希望モードあるいはモードに従って作動することに適合可能である。確かに、ある典型的な実施例では、位置検出器116は異なる位置システム、そして希望モードあるいはモードのための異なる複数の受信器を含んでいてもよい。
【0029】
制御回路106は、例えば、この例においてメモリ108に格納されるように示され、それらへアクセス可能である、第1モード110、第2モード112、および/又は、アイテム識別情報114に関連した情報および/又は命令に反応してもよい演算処理装置などを含んでいてもよい。第1モード110は、例えば、上述された典型的な第1モード位置決定プロセスのある方法で関連したデータおよび/又は命令を含んでいてもよい。第2モード112は、例えば、上述されたような典型的な第2モード位置決定プロセスにある方法で関連したデータおよび/又は命令を含んでいてもよい。
【0030】
アイテム識別情報114は、例えば、「大体静止である」アイテムとしてプリセットされてもよいアイテムにある方法で関連したデータおよび/又は命令を含んでいてもよい。ある実施例では、例えば、アイテム識別情報114´は、アイテム102において提供されるものとして代替されおよび/又は付加されてもよい。制御回路106は、例えば、位置検出器116の複数のモードあるいはモードを開始するあるいはそうでなければ制御するアイテム識別情報114および/又は114´の一方に応答してもよい。
【0031】
ある他の典型的な実施例において、制御回路106は、アイテム識別情報114および/又は114´を考慮して、および/又は、位置検出器116の複数のモードあるいはモードを開始するあるいはそうでなければ制御する制御回路106へ動作情報を確立するおよび/又は提供してもよい検出回路120に同様に応答してもよい。ここで、例えば、検出回路120は少なくとも1つのセンサ122に基づいた動作情報124を確立してもよい。センサ122は、例えば、実際の又は知覚されたアイテム102の移動あるいは動作を検出し、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、走行記録計、速度計、車輪センサ、レーダー、および/又は他の類似の動作検出センサ、装置、あるいは機構を含んでいてもよい。
【0032】
位置検出器116は、例えば、オペレーションの1以上のモードを通して位置情報を確立してもよい。少なくとも位置情報160の一部は、図1に示すように、外部装置150のような別の装置へアクセス可能になる、あるいはそうでなければ、送信されてもよい。ここで、例えば、通信インタフェース126は、通信リンク152に渡って位置情報160を共有することに適合した少なくとも1つの送信器あるいはトランシーバを含んでいてもよい。図示されるように、リンク152は有線および/又は無線であってもよい。ある実施例において、トランシーバ128はモデムあるいは他の類似の装置を含んでもよく、リンク152は電話、インターネット、あるいは他の類似の有線又は無線通信システムおよび/又は情報がそれを通して共有される他の類似のリソースを含んでもよく、外部装置は例えば計算あるいはその他の類似の装置を含んでいてもよい。
【0033】
ここに記載された場所決定技術は、無線広域ネットワーク(WWAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)などのような様々な無線通信ネットワークに用いられてもよい。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば交換可能に使用される。WWANは、符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク、時分割多重アクセス(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重アクセス(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)ネットワーク、などかもしれない。CDMAネットワークは、cdma2000、Wideband-CDMA (W-CDMA)などのような1以上のラジオアクセス技術(RATs)を実施してもよい。cdma2000は、IS-95、IS-2000、および、IS-856標準を含んでいる。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、ディジタルアドバンスド携帯電話システム(D−AMPS)、あるいはいくつかの他のRATを実施してもよい。GSM(登録商標)およびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」 (3GPP)と題されたコンソーシアムから文書に記載される。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と題されたコンソーシアムから文書に記載される。3GPPと3GPP2とは公に利用可能である。WLANは、IEEE 802.11xネットワークであってもよく、WPANはブルートゥースネットワーク、IEEE 802.15xあるいはいくつかの他のタイプのネットワークであってもよい。技術は、WWAN、WLANおよび/又はWPANの任意の組み合わせに使用されてもよい。
【0034】
さらに、電源装置130および130´も典型的なシステム100に描かれている。これらの典型的な電源装置のそれぞれは、アイテム102に効果的につながれたあるいはそうなければアイテム102に供給され得る位置決定装置104および/又は可能な回路138あるいは他の類似の回路/装置により使用される電源装置の代表であるかもしれない。したがって、ある実施例では、位置決定装置104は電源装置130によって供給されるローカル電源および/又は電源装置130´により供給される外部電源を使用してもよい。これら電源装置は、電力供給の任意の適用可能な代表である。
【0035】
ここで使用されたように、衛星測位システムSPSは無線信号142を送信するように構成された1以上の装置を指す。限定されない方法の例により、位置システム140は全地球測位システム(GPS)、ガリレオ、GLONASS、NAVSTAR、Beidou、QZNSS、これらのシステムの組み合わせからの衛星を使用するシステムあるいは今後開発される任意のSPSを含んでいてもよい。
【0036】
更に、ここで使用されたように、位置システム140は、「擬似衛生」システムを含んでいてもよい。擬似衛星システムは、例えば、GPS時間と同期し得るLバンド(あるいは他の周波数)搬送波上で変調された他の範囲コード(GPSあるいはCDMAのセルラー信号に似ている)あるいはPNコードを放送し得る他の送信器146のような、地上の送信器を備えていてもよい。そのような送信器のそれぞれは、例えば、モバイル端末108のような遠隔受信器により同定を許可するようにユニークなPNコードを割り当てられてもよい。そのような擬似衛星システムは、例えば、トンネル、鉱山、ビルディング、都市の谷間あるいは他の囲まれたエリア内のように、周回軌道衛星からのGPS信号が利用不可能かもしれない場面で役立つかもしれない。
【0037】
ここに記述された方法論は、アプリケーションに依存する様々な手段により実行され得る。例えば、これらの方法論は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはそれらの組み合わせにおいて実行され得る。ハードウェア実施例について、制御回路106は、例えば、1以上の特定用途向け集積回路(ASICs)、ディジタル信号プロセッサ(DSPs)、ディジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLDs)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子機器、ここに記述された作用を処理するように設計された他の電子ユニット、あるいは、それらの組み合わせを含み得る、1以上の演算処理装置180内で実行されてもよい。
【0038】
ファームウェアおよび/又はソフトウェア実施例について、方法論は、例えば、ここに記載された作用を実施するモジュール(例えば、手順、関数、など)で実行されてもよい。明確に命令を具体化する任意の機械あるいはコンピュータ可読媒体も、ここに記載された方法論の実施に用いられてもよい。例えば、ソフトウェアコードあるいは命令、および、他のデータはメモリ、例えばメモリ108に格納されてもよく、位置決定装置104内の制御回路106あるいは他の類似の回路によって実行されてもよい。ある実施例において、例えば、コンピュータ可読媒体182は、そのようなソフトウェアコード、命令、および/又は他の類似のデータを備えてもよい。コンピュータ可読媒体182は、例えば、そのようなソフトウェアコード、命令、および/又は他の類似のデータを1以上の演算処理装置180に供給することに適合してもよい。
【0039】
ここで使用されたように、用語「メモリ」は、長期記憶、短期記憶、揮発性、不揮発性、あるいは、他のメモリの任意のタイプを指し、任意の特定のメモリのタイプ、メモリ数、あるいは、情報が格納される媒体のタイプに限定されることはない。
【0040】
ある典型的な実施例において、ここに記載された作用はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいは、それらの任意の組み合わせにおいて実行され得る。ソフトウェアにおいて実行される場合、作用はコンピュータ可読媒体182において1以上の命令あるいはコードとして格納されるあるいは送信されてもよい。コンピュータ可読媒体はある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶装置媒体との両方を含む。記憶媒体はコンピュータによってアクセス可能なあらゆる利用可能な媒体であり得る。限定されない方法の一例により、そのようなコンピュータ可読媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは、他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、あるいは他の磁気記憶装置、あるいは、コンピュータによりアクセス可能であり、データ構造あるいは命令のフォームで希望されたプログラムコードを格納あるいは運ぶために使用することができる任意の他の媒体を備えることができる。さらに、任意の結合は適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、あるいは他の遠隔リソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、ディジタル加入者線(DSL)、あるいは、赤外線、ラジオ、および、マイクロ波のような無線技術を用いて送信された場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは、赤外線、ラジオ、および、マイクロ波のような無線技術は媒体の定義に含まれている。ディスクとディスクは、ここに用いられるようにディスクがレーザーでデータを光学的に再生する間に、ディスクが通常磁気的にデータを再生するブルーレイディスクとフロッピィディスク、ディジタルバーサタイル・ディスク(DVD)、光学ディスク、レーザディスク、コンパクトディスク(CD)を含む。上記の組み合わせは、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれているべきである。
【0041】
図1に示すように、例えば、複数モードの位置決定装置を有するシステムにおいて実行される典型的な方法200を示すフロー図である図2に注目する。例えば、アイテムは、アイテム識別情報および/又は検出された動作情報に基づいて大体静止していると決定されてもよい。
【0042】
ブロック202でアイテムが大体静止していると決定される。例えば、アイテムはアイテム識別情報および/又は検出された動作情報に基づいて大体静止していると決定されても良い。
【0043】
ブロック204でアイテムが大体静止していないと決定された場合、ブロック206で第1モード位置決定プロセスは開始されあるいはそうでなければ行われてもよい。反対に、ブロック204でアイテムが大体静止ししていると決定された場合、ブロック208で第2モード位置決定プロセスが開始されあるいはそうでなければ行われてもよい。
【0044】
ある実施例において、1以上のブロック206、208、210、および/又は。214で、複数の位置決定プロセスが開始されあるいはそうでなければ行われ、結果がある方法で組み合わせられて位置情報を確立する。例えば、ブロック206は複数の第1モード位置決定プロセスを含み、ブロック208は複数の第2モード位置決定プロセスを含み、ブロック210は複数の位置決定プロセスの結果に基づいた決定、および/又はブロック214は複数の位置決定プロセスに基づいて位置情報を確立することを含んでいてもよい。当業者は、この例において示されるような第1および第2モードを超えた追加のおよび/又は他のモードの位置決定プロセスをサポートすることに適合していてもよい。
【0045】
ブロック210でブロック206の第1モード位置決定プロセスあるいはブロック208の第2モード位置決定プロセスのいずれかを介して適用可能な信号が受信される場合、ブロック214でアイテムの位置情報は確立されてもよい。ブロック216で、位置情報の少なくとも一部は、例えば、外部装置へ送信されてもよい。
【0046】
しかしながら、ブロック210の後で、ブロック206の第1モード位置決定プロセスあるいはブロック208の第2モード位置決定プロセスのいずれかを介して適用可能な信号が受信された場合、方法200はブロック202へ戻ってもよい。任意に、例えば、ブロック206の第1モード位置決定プロセスを介して適用可能な信号が受信されなかった場合、破線矢印212によって、方法200はブロック208によって第2モード位置決定プロセスへ切り替えることを含んでいてもよい。しかしながら、ブロック208の第2モード位置決定プロセスを介して適用可能な信号が受信されなかった場合、方法200はブロック202へ戻ることを含んでいてもよい。
【0047】
この例において、第1および第2モード位置決定プロセスはより早い例に対応し、第2モードはある方法により第1モードよりもより感知可能であることにより適合している。
【0048】
限定されない方法の例により、第2モードは、第1モードよりも長い期間に渡ってSPS信号を検索することに適合してもよく、第2モードは第1モード以上に信号を増幅することに適合していてもよく、第2モードは第1モードよりもより高いアンテナ利得を採用し、および/又は、第2モードにとってより感知可能で、第1モードよりもSPS信号で減じられたあるいはそうでなければ妨害された弱いものを受信可能にし得る性能特徴あるいは拡張のような他のものを採用することに適合していてもよい。ある実施例において、モードにおける感度の差は、例えば、ある方法処理(例えば、コード位相データ処理、ドップラーデータ処理)での異なる信号比(例えば、信号対ノイズ比(SNR)、信号対干渉比(SIR)、等)に対する許容範囲、オペレーティング期間(例えば、積分、取得、検出期間)、および/又は、SPS信号受信および/又は処理に関連した類似のものに影響してもよい。
【0049】
従って、アイテムが静止していないときに第1モードはブロック206で選択的に用いられ、第1モードがブロック210で無線信号を十分に受信することに失敗し、および/又は、ブロック202でアイテムが少なくとも大体静止ししていると決定された場合に選択的に用いられてもよい。
【0050】
ある他の典型的な実施例において、方法200はブロック218を含んでいてもよく、複数モードの位置オペレーションが許される場合にそれが決定される。例えば、ある実施例では、複数モードの位置オペレーションが許されるかどうか指定するように、位置決定装置および/又はアイテムはあるポイントで構成されてもよい。図2に示されるように、複数モードの位置オペレーションが許される場合、方法200は例えばブロック202へ進んでもよい。複数モードの位置オペレーションが許されていない場合、方法200は、例えば、ブロック206へ進み第1モード位置決定プロセスを開始してもよい。さらに矢印220によって示されるように、複数モードの位置オペレーションが許されていないとき一旦信号がブロック206で受信され、方法200はブロック214を直接続けてもよい。
【0051】
図3Aは、複数モードの位置決定装置、例えば図1の位置決定装置を有するシステムにおいて実行される、例えば図2のブロック206での第1モード位置決定プロセスに関連した信号検索オペレーションを示す、典型的に説明する時系列300である。ここで、この例では、第1モード位置決定プロセスは、およそ32秒以下の継続時間である総信号積分期間304を有する衛星測位システム(SPS)信号検索オペレーションを含んでいてもよく、複数のコヒーレント積分期間302のそれぞれはおよそ80ms以下の継続時間である。したがって、図3Aは、32秒以下の信号積分期間および/又は80ms以下のコヒーレント積分間隔で、あるいは典型的に検索モードを変えることからなることを含み得る「ダイナミック検索モード」例えば、検索オペレーション、を表してもよい。
【0052】
図3Bは複数モードの位置決定装置、例えば図1の位置決定装置を有するシステムにおいて実行され得る、第2モード位置決定プロセス、例えば図2に示すブロック208に関連し得る信号検索オペレーションを示す、典型的に説明する時系列320である。ここで、この例において、第2モード位置決定プロセスは、およそ32秒の継続期間よりも大きい総信号積分期間324を有するSPS信号検索オペレーションを含んでいてもよく、および/又は、複数のコヒーレント積分期間322の少なくとも1つがおよそ80msの継続時間よりも大きい。したがって、図3Bは、GPS信号積分(例えば32秒を超える)のより長い総期間および/又はコヒーレント積分のより長い期間(例えば、>コヒーレント積分の80ms)の組み合わせを含み得る典型的な「ウルトラ−ディープモード」を表してもよい。ここで、例えば、アイテムが大体静止している場合、得により高いスピードのレートでそのアイテムが動いている場合よりも、周波数検索窓、衛星移動等はアイテムと比較して予測可能であり得るため、より長い積分時間および/又はより長いコヒーレント積分が実施される。
【0053】
様々な方法およびシステムを用いて、ある典型的な技術がここに記載されおよび示されたが、様々な他の修正が成され、等価物は請求された主題の事項から外れない限り代用されてもよいことは当業者によって理解されるべきである。さらに、多くの修正がここに記述された中心のコンセプトから外れない限り、請求された主題の事項の教示に特別の状況を適用させてもよい。したがって、請求された主題の事項は開示された特定の例に限定されず、しかし、そのような請求された主題の事項は付された請求項の範囲内にある全ての実施例およびそれらの等価物を含んでいてもよいことは意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイテムが大体静止していないという決定に、少なくとも部分的に、基づく位置決定装置を使用する第1モード位置決定プロセスを選択的にはじめることと、
前記アイテムが大体静止しているという決定に、少なくとも部分的に、基づく前記位置決定装置を使用する第2モード位置決定プロセスを少なくとも選択的にはじめることと、
を備える方法。
【請求項2】
前記位置決定装置は、衛星測位システム(SPS)受信器を備える、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第1モード位置決定プロセスは、32秒以下の信号積分期間の全てを有する信号検索オペレーションを備える、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記第1モード位置決定プロセスは、コヒーレント積分期間が80msを超えない複数のコヒーレント積分期間を備える総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記第2モード位置決定プロセスは、32秒よりも大きい総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記第2モード位置決定プロセスは少なくとも1つのコヒーレント積分期間が80msを超える複数のコヒーレント積分期間を備える総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項1記載の方法。
【請求項7】
アイテム識別情報の少なくとも一部に基づいて、前記アイテムが大体静止していると決定することをさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記アイテム識別情報はプログラマブルメモリに格納された請求項7記載の方法。
【請求項9】
検出された動作情報の少なくとも一部に基づいて前記アイテムは大体静止していると決定することをさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項10】
検出された動作情報の少なくとも一部に基づいて前記アイテムは大体静止していると決定することは、前記アイテムに備えられた検出回路を用いる前記検出された動作情報を生成することを備える請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記検出回路は、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、走行記録計、速度計、車輪センサ、レーダー、および/又はソナーの少なくとも1つを備える動作検出装置を備える請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記位置決定装置を使用する前記アイテムの決定された位置に関連した位置情報を決定することと、
有線通信リンクおよび/又は無線通信リンクの少なくとも1つを備える少なくとも1つの通信リンクを通して信号中の前記位置情報の少なくとも部分を送信することと、をさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記アイテムが大体静止ししていると決定することの少なくとも一部に基づいた前記位置決定装置を用いる前記第2モード位置決定プロセスを少なくとも選択的に開始することは、複数のモードの位置決定プロセスを選択的に開始することをさらに備えている請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記複数のモードの位置決定プロセスの少なくとも一部に関連する位置情報の少なくとも一部に基づいた位置決定を確立することをさらに備える請求項13記載の方法。
【請求項15】
アイテムが大体静止しているかどうか決定する手段と、
前記アイテムの位置を決定する手段と、
第2モード位置プロセス、第1モード位置決定プロセスを少なくとも備える複数の位置決定プロセス、および、前記アイテムの前記位置を決定する前記手段のための複数の位置決定プロセスの少なくとも1つを選択的に開始する手段と、を備える装置であって、
前記複数の位置決定プロセスの前記少なくとも1つを選択的に開始する手段は、前記アイテムが大体静止していないと決定された場合に、前記第1モード位置決定プロセスを開始し、前記アイテムが大体静止している場合に前記第2モード位置決定プロセスを少なくとも開始する装置。
【請求項16】
前記第1モード位置決定プロセスは32秒以下の総信号積分期間を有する衛星測位システム(SPS)信号検索オペレーションを備え、前記第2モード位置決定プロセスは32秒を超える拡張された総信号積分期間を有する拡張された衛星測位システム(SPS)信号検索オペレーションを備える請求項15記載の装置。
【請求項17】
前記第1モード位置決定プロセスはコヒーレント積分期間が80msを超えない複数のコヒーレント積分期間を備える総信号積分期間を有する衛星測位システム(SPS)信号検索オペレーションを備え、前記第2モード位置決定プロセスは少なくとも1つの拡張されたコヒーレント積分期間の長さが80msを超える複数の拡張されたコヒーレント積分期間を備える拡張された総信号積分期間を有する拡張された衛星測位システム(SPS)信号検索オペレーションを備える請求項15記載の装置。
【請求項18】
前記アイテムが前記大体静止である場合に決定する前記手段は、検出された動作情報および/又はアイテム識別情報の少なくとも1つを備える情報の少なくとも1つのタイプの少なくとも一部に基づいて前記アイテムが前記大体静止であるかどうか決定することに適合される。
【請求項19】
前記アイテムの前記位置を決定する前記手段は、前記アイテムのための位置情報を確立することに適合され、
前記装置は、有線通信リンクおよび/又は無線通信リンクの少なくとも1つを備える少なくとも1つの通信リンクを通して信号内の前記位置情報の少なくとも一部を送信する手段を更に備える請求項15記載の装置。
【請求項20】
前記アイテムの前記位置を決定する前記手段は、前記複数のモードの位置決定プロセスの少なくとも2つに関連した位置情報の少なくとも一部を用いることの少なくとも一部に基づいて前記アイテムの前記位置を決定する請求項15記載の装置。
【請求項21】
少なくとも1つのアイテムと、
前記少なくとも1つのアイテムに設けられた位置決定装置と、を備え、
前記位置決定装置は、前記アイテムが大体静止しているかどうか少なくとも決定することに適合した検出回路と、衛星測位システム(SPS)受信器と、効果的に前記SPS受信器と前記検出回路とにつながれ、前記アイテムが大体静止している場合に前記SPS受信器を用いて第1モード位置決定プロセスを選択的に開始することおよび前記アイテムが大体静止している場合に前記SPS受信器を用いて少なくとも第2モード位置決定プロセスを選択的に開始することに適合された制御回路と、を備えるシステム。
【請求項22】
前記第1モード位置決定プロセスは32秒以下の総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備え、前記第2モード位置決定プロセスは32秒を超える拡張された総信号積分期間を有する拡張された信号検索オペレーションを備える請求項21記載のシステム。
【請求項23】
前記第1モード位置決定プロセスは、コヒーレント積分期間は80msを超えない複数のコヒーレント積分期間を備える総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備え、前記第2モード位置決定プロセスは、少なくとも1つの拡張されたコヒーレント積分期間が80msを超える複数の拡張されたコヒーレント積分期間を備える拡張された総信号積分期間を有する拡張された信号検索オペレーションを備える請求項21記載のシステム。
【請求項24】
前記SPS受信器は前記アイテムの位置情報を確立することに適合され、前記位置決定装置は、少なくとも前記制御回路と効果的につながれ、無線通信リンクおよび/又は有線通信リンクの少なくとも1つを備える少なくとも1つの通信リンクを通じて信号内の前記位置情報の少なくとも一部を送信することに適合された送信器を更に備える請求項21記載のシステム。
【請求項25】
前記制御回路は、前記アイテムが大体静止していると決定された場合に前記SPS受信器を用いて複数のモードの位置決定プロセスを選択的に開始することに適合される請求項21記載のシステム。
【請求項26】
前記位置決定装置は、前記SPS受信器とつながれ、前記複数のモードの位置決定プロセスの少なくとも一部に関連した前記アイテムの位置情報の少なくとも一部の、少なくとも一部に基づいた位置決定を確立することに適合される位置検出器をさらに備える請求項25記載のシステム。
【請求項27】
前記位置決定装置、あるいは前記アイテムの少なくとも1つに設け、アイテム識別情報の少なくとも一部に前記アイテムが基づいて大体静止していないあるいは大体静止しているかどうかを決定することに適合された前記検出回路、を更に備える請求項21記載のシステム。
【請求項28】
前記検出回路は前記アイテム識別情報を格納することに適合したプログラマブルメモリを備える請求項27記載のシステム。
【請求項29】
前記検出回路は少なくとも1つのモーション検出装置を備え、前記検出された動作情報を生成することに適合した少なくとも1つのモーション検出装置である請求項27記載のシステム。
【請求項30】
前記少なくとも1つのモーション検出装置は、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、走行記録計、速度計、車輪センサ、レーダーおよびソナーの少なくとも1つを備える請求項29記載のシステム。
【請求項31】
アイテムが大体静止していないという決定の少なくとも一部に基づいた位置決定装置を用いる第1モード位置決定プロセスを選択的に開始し、
前記アイテムが大体静止しているという決定の少なくとも一部に基づいた前記位置決定装置を用いる第2モード位置決定プロセスを少なくとも選択的に開始する、1以上の演算処理装置に適応された場合に格納されたコンピュータ実行可能な命令を備えたコンピュータ可読媒体。
【請求項32】
前記位置決定装置は衛星測位システム(SPS)受信器を備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項33】
前記第1モード位置決定プロセスは32秒以下の総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項34】
前記第1モード位置決定プロセスは、コヒーレント積分期間が80msを超えない複数のコヒーレント積分期間を備える総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項33記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項35】
前記第2モード位置決定プロセスは、32秒を超える総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項36】
前記第2モード位置決定プロセスは、少なくとも1つのコヒーレント積分期間が80msを超える複数のコヒーレント積分期間を備える総信号積分期間を有する信号検索オペレーションを備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項37】
アイテム識別情報の少なくとも一部に基づいて前記アイテムが大体静止しているという決定を開始する、前記1以上の演算処理装置に適応された場合に格納されたコンピュータ実施可能な命令をさらに備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項38】
前記アイテム識別情報はプログラマブルメモリに格納される請求項37記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項39】
検出された動作情報の少なくとも一部に基づいて前記アイテムが大体静止しているという決定を開始する、前記1以上の演算処理装置に適応された場合に格納されたコンピュータ実施可能な命令をさらに備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項40】
実行された場合、前記1以上の演算処理装置が前記検出された動作情報の少なくとも一部に基づいて前記アイテムが大体静止していると決定する前記更なるコンピュータ実行可能な命令は、前記アイテムに設けられた検出回路を用いて前記検出された動作情報を生成することを備える請求項39記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項41】
前記検出回路は、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、走行記録計、速度計、車輪センサ、レーダーおよびソナーの少なくとも1つを備える請求項40記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項42】
前記位置決定装置を用いる前記アイテムの決定された位置と関連した位置情報の決定を開始し、
少なくとも1つの通信リンクを通じて信号内の前記位置情報の少なくとも一部の送信を開始する、前記1以上の演算処理装置に適合された場合に格納されたコンピュータ実行可能な命令を更に備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項43】
実行された場合に、前記1以上の演算処理装置が複数のモードの位置決定プロセスを選択的に開始する、格納されたコンピュータ実行可能な命令を更に備える請求項31記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項44】
実行された場合に、前記1以上の演算処理装置は前記複数のモードの位置決定プロセスの少なくとも一部に関連した位置情報の少なくとも一部に基づいた位置決定の決定を開始する、格納されたコンピュータ実行可能な命令を更に備える請求項43記載のコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2011−523463(P2011−523463A)
【公表日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−511718(P2011−511718)
【出願日】平成21年5月20日(2009.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2009/044644
【国際公開番号】WO2009/143225
【国際公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】